JP6232724B2 - 音声合成装置及び言語辞書登録方法 - Google Patents
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Description
上記の一般的な記述及び下記の詳細な記述の何れも、例示的かつ説明的なものであり、請求項のように、本発明を限定するものではないことを理解されたい。
最初に、図1を参照しつつ、音声合成の対象として入力されたテキストデータに対して誤って生成される中間表記の例を説明する。
さらにまた、入力部2は、テキストデータを通信ネットワークを介して音声合成装置1と接続された他の機器から取得してもよい。この場合、入力部2は、音声合成装置1を通信ネットワークに接続するためのインターフェース回路を有する。
そして入力部2は、入力されたテキストデータを処理部4へ渡す。
記憶部3は、音声合成処理に用いられるデータとして、例えば、韻律モデルと、音声波形辞書を記憶する。さらに記憶部3は、言語処理に用いられるデータとして、テキストデータ中に出現すると想定される様々な単語について、その単語の漢字仮名表記、中間表記、品詞及び活用形などを格納した言語辞書を記憶する。さらに記憶部3は、ユーザにより登録された単語について、その単語の漢字仮名表記、中間表記、品詞及び活用形などを格納したユーザ辞書を記憶する。なお、ユーザ辞書も、言語辞書の一例である。
また出力部5は、合成音声信号を、通信ネットワークを介して音声合成装置1と接続された他の装置へ出力してもよい。この場合、出力部5は、その通信ネットワークに音声合成装置1と接続するためのインターフェース回路を有する。なお、入力部2も通信ネットワークを介してテキストデータを取得する場合、入力部2と出力部5は一体化されていてもよい。
図3は、処理部4の機能ブロック図である。処理部4は、言語処理部10と、音声合成部11と、辞書登録部12とを有する。
処理部4が有するこれらの各部は、例えば、処理部4が有するプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、処理部4が有するこれらの各部は、その各部の機能を実現する一つの集積回路として音声合成装置1に実装されてもよい。
言語処理部10は、生成した形態素読み表記及び中間表記などを記憶部3に一時的に記憶する。
例えば、音声合成部11は、音素ごとに、目標韻律の音素長及びピッチ周波数に最も近い音声波形を、例えばパターンマッチングにより音声波形辞書に登録されている複数の音声波形の中から選択する。そのために、音声合成部11は、記憶部3から音声波形辞書を読み込む。音声波形辞書は、複数の音声波形及び各音声波形の識別番号を記録する。また音声波形は、例えば、一人以上のナレータが様々なテキストを読み上げた様々な音声を録音した音声信号から、音素単位で取り出された波形信号である。
さらに、音声合成部11は、音素ごとに選択された音声波形を目標韻律に沿って接続できるようにするため、それら選択された音声波形と目標韻律に示された対応する音素の波形パターンとのずれ量を、波形変換情報として算出してもよい。
音声合成部11は、音素ごとに選択された音声波形の識別番号を含む波形生成情報を作成する。波形生成情報は、波形変換情報をさらに含んでもよい。
音声合成部11は、合成音声信号を出力部5へ出力する。
そして編集部21は、入力部2のキーボード等から編集対象の中間表記の一部、例えば、一部の単語の読みまたはアクセントの位置などを修正する操作信号を受け取ると、その操作信号に従って、中間表記を修正する。そして編集部21は、修正された中間表記を記憶部3に一時的に記憶する。
また編集部21は、ユーザが自分で修正した内容を把握できるようにするために、修正後の中間表記をディスプレイに表記させてもよい。さらに、編集部21は、修正後の中間表記を音声合成部11に入力することにより、修正後の中間表記に対して実際に生成される合成音声をスピーカ6から出力させることで、ユーザに修正内容を確認させてもよい。
通常、形態素のグループが名詞でない場合、その形態素のグループの形態素の種別は、非活用自立語、活用自立語、付属語に大別されるが、いずれも中間表記の読み修正がほぼ発生しない。極稀に、動詞「通った(とおった、かよった)」、「行った(いった、おこなった)」などの同表記異読語が存在するが、形態素単位では、語幹部分のみが読み修正の対象となり、活用語尾には読み修正が発生しない。すなわち、活用語尾は形態素単位で必ず一致する。このことから、事実上、グループに複数の形態素が含まれるケースは、その形態素が名詞である場合以外にない。したがって、複数形態素で構成されるグループとしては、名詞のみが考慮されればよい。
(ケース1)形態素のグループに含まれる複数の形態素が全て普通名詞である場合
例えば、グループに含まれる形態素が「羊羹」「最中」である場合がケース1に相当する。この場合、形態素情報設定部22は、その複数の形態素を一つの形態素に統合し、すなわち、複合名詞化する。そして形態素情報設定部22は、不一致部分の形態素の種別を「普通名詞」に設定する。
(ケース2)形態素のグループに含まれる複数の形態素のうちの最後の形態素がサ変名詞(例えば)である場合
例えば、グループに含まれる形態素が「創意」「工夫」である場合がケース2に相当する。この場合、形態素情報設定部22は、その複数の形態素を一つの形態素に統合し、すなわち、複合名詞化する。そして形態素情報設定部22は、不一致部分の形態素の種別を「サ変名詞」に設定する。
(ケース3)形態素のグループに含まれる複数の形態素の種別が上記のケース以外の場合
この場合、形態素情報設定部22は、その複数の形態素を一つの形態素に統合し、すなわち、複合名詞化する。そして形態素情報設定部22は、不一致部分の形態素の種別を「固有名詞」に設定する。一般に、読み誤りは固有名詞(人名、地名など)に多く、確率上、固有名詞で定義することが好ましい。
形態素情報設定部22は、修正後の中間表記から修正後の形態素読み表記を導出する(ステップS101)。そして形態素情報設定部22は、修正前後の形態素読み表記間のマッチングにより一致部分及び不一致部分を特定する(ステップS102)。
一方、形態素情報設定部22は、修正後の形態素読み表記中の不一致部分に対応する形態素は一つか否か判定する(ステップS104)。
不一致部分に対応する形態素が一つである場合(ステップS104−Yes)、形態素情報設定部22は、不一致部分に修正前の形態素読み表記中の対応する形態素の範囲及び種別を設定する(ステップS105)。一方、不一致部分に対応する形態素が複数である場合(ステップS104−no)、形態素情報設定部22は、修正前の形態素読み表記中の不一致部分を連続する同一種別の形態素ごとにグループ化する(ステップS106)。そして形態素情報設定部22は、グループに含まれる形態素は一つか否か判定する(ステップS107)。グループに含まれる形態素が一つである場合(ステップS107−Yes)、形態素情報設定部22は、不一致部分に修正前の形態素読み表記中の対応する形態素の範囲及び種別を設定する(ステップS105)。一方、グループに含まれる形態素が一つでない場合(ステップS107−no)、形態素情報設定部22は、グループに含まれる形態素が全て普通名詞か否か判定する(ステップS108)。
ステップS105、S109、S111またはS112の後、形態素情報設定部22は、形態素情報設定処理を終了する。形態素情報設定部22は、この手順により、修正後の形態素読み表記中の各形態素の品詞を適切に設定できる。
品詞情報設定部23は、ユーザ修正後の中間表記中の各品詞の情報を修正範囲設定部24へ通知する。
さらに、修正前の品詞「ウツクシ%’」について、修正後では「ウツク’シ%」となり、アクセント強を表す韻律記号の位置が修正されている。この場合も、韻律記号だけでなく、矢印904に示されるように、品詞「ウツク’シ%」全体が修正範囲として設定される。
修正範囲設定部24は、設定した修正範囲を登録範囲設定部25へ通知する。
ステップS206、S208またはS209の後、登録範囲設定部25は、登録範囲設定処理を終了する。
形態素情報設定部22は、ユーザ修正後の中間表記からユーザ修正後の形態素読み表記を生成する(ステップS301)。そして形態素情報設定部22は、ユーザ修正後の形態素読み表記に含まれる各形態素の範囲及び種別を設定する(ステップS302)。
その後、処理部4は、辞書登録処理を終了する。
なお、ユーザ辞書及び中間表記辞書は、それぞれ、言語辞書の一例である。
そこで以下では、中間表記辞書と、言語処理部10及び登録部26について説明する。第2の実施形態による音声合成装置のその他の構成要素については、第1の実施形態の対置する構成要素の説明を参照されたい。
登録部26は、設定された登録範囲内の修正内容が、読み、区切り位置及びアクセント位置のうちの何れかの修正か否か判定する(ステップS401)。修正内容が、読み、区切り位置及びアクセント位置の何れでもない場合(ステップS401−No)、登録部26は、中間表記辞書を選択する(ステップS402)。登録部26は、ユーザ修正後の中間表記から、登録範囲に前置された品詞の漢字仮名表記及び登録範囲に後置された品詞の漢字仮名表記を抽出する(ステップS403)。なお、後置された品詞が助詞である場合、その助詞に後続する品詞も抽出してもよい。そして登録部26は、登録範囲の修正後の中間表記及び漢字仮名表記と、前置漢字仮名表記及び後置漢字仮名表記とを中間表記辞書に登録する(ステップS404)。一般に、読み及びアクセント位置以外の修正は、合成音声信号における、「アクセント強弱」、「音程高低」、「抑揚大小」、「話速緩急」、「音量大小」及び「区切り」のうちの何れかの修正である。これらの修正は、合成音声の聴感上の前後のつながりを考慮して行われる。そのため、登録範囲の前後の単語も合わせて登録されることが好ましい。
ステップS404またはS407の後、登録部26は、辞書選択処理を終了する。
(付記1)
テキストデータから生成した、該テキストデータの読み及び韻律を表す韻律記号を含む中間表記に基づいて合成音声信号を生成する音声合成装置であって、
前記テキストデータを取得する入力部と、
少なくとも単語の漢字仮名表記と該単語の読み及び前記韻律記号を含む中間表記とが登録され、前記テキストデータから前記中間表記を生成するために利用される言語辞書を記憶する記憶部と、
前記中間表記が修正された修正後中間表記における修正範囲に含まれる単語が所定の品詞である場合、当該修正範囲に含まれる単語の前後に連続する、当該単語の品詞と同じ品詞の単語まで含むように、前記言語辞書に登録する登録範囲を拡張する登録範囲設定部と、
前記修正後中間表記中の前記登録範囲に含まれる部分を一つの単語として、少なくとも該単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記言語辞書に登録する登録部と、
を有する音声合成装置。
(付記2)
前記所定の品詞は名詞であり、前記登録範囲設定部は、前記修正範囲に含まれる単語が名詞である場合、当該修正範囲の前後に連続する名詞まで含むように前記登録範囲を拡張する、付記1に記載の音声合成装置。
(付記3)
前記所定の品詞は活用自立語の語幹であり、前記登録範囲設定部は、前記修正範囲に含まれる単語が活用自立語の語幹である場合、当該修正範囲に後続する活用自立語の語尾まで含むように前記登録範囲を拡張する、付記1に記載の音声合成装置。
(付記4)
前記登録部は、前記登録範囲に含まれる単語の品詞を、該単語の漢字仮名表記と中間表記とともに前記言語辞書に登録する、付記1〜3の何れか一項に記載の音声合成装置。
(付記5)
前記修正後中間表記から前記韻律記号を除去することにより、修正後の前記テキストデータの読みを表す修正後形態素読み表記を生成し、前記中間表記から前記韻律記号を除去した形態素読み表記と前記修正後形態素読み表記との間のマッチングにより、前記修正後形態素読み表記に含まれる各品詞の範囲及び種別を求める形態素情報設定部と、
前記修正後形態素読み表記に含まれる各形態素について、前記修正後中間表記のうちで当該形態素の読みと一致する部分を、それぞれ、当該形態素と同一の品詞に設定する品詞情報設定部と、
前記修正後中間表記と前記中間表記間で異なる部分を抽出し、該異なる部分を含む品詞全体を前記修正範囲に設定する修正範囲設定部と、
をさらに有する、付記1〜4の何れか一項に記載の音声合成装置。
(付記6)
前記形態素情報設定部は、前記修正後形態素読み表記と前記形態素読み表記間で一致する部分と一致しない部分とを抽出し、前記修正後形態素読み表記中の一致する部分には、前記形態素読み表記における対応する品詞と同一の品詞を設定し、前記修正後形態素読み表記中の一致しない部分に、前記形態素読み表記のうちの一つの品詞が対応している場合、当該一致しない部分に、前記形態素読み表記のうちの対応する部分の品詞を設定する、付記5に記載の音声合成装置。
(付記7)
前記形態素情報設定部は、前記修正後形態素読み表記中の一致しない部分に、前記形態素読み表記の連続する複数の普通名詞が対応している場合、当該一致しない部分の品詞を普通名詞とする、付記6に記載の音声合成装置。
(付記8)
前記形態素情報設定部は、前記修正後形態素読み表記中の一致しない部分に、前記形態素読み表記の連続する複数の名詞が対応し、かつ該複数の名詞のうちの最後尾の名詞がサ変名詞である場合、当該一致しない部分の品詞をサ変名詞とする、付記6に記載の音声合成装置。
(付記9)
前記形態素情報設定部は、前記修正後形態素読み表記中の一致しない部分に、前記形態素読み表記の連続する複数の名詞が対応し、該複数の名詞のうちの最後尾の名詞がサ変名詞でなく、かつ、該複数の名詞の何れかが普通名詞でない場合、当該一致しない部分の品詞を固有名詞とする、付記6に記載の音声合成装置。
(付記10)
前記記憶部は、前記言語辞書として、少なくとも単語の漢字仮名表記とともに該単語の中間表記が登録される第1の言語辞書と、少なくとも単語の漢字仮名表記とともに、該単語の中間表記と該単語の前または後に位置する1以上の単語の漢字仮名表記が登録される第2の言語辞書とを記憶し、
前記登録部は、前記修正後中間表記の前記登録範囲においてアクセント位置以外の韻律が変更されている場合、前記登録範囲の前または後に位置する1以上の単語の漢字仮名表記と、前記登録範囲に含まれる単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記第2の言語辞書に登録する、付記1〜9の何れか一項に記載の音声合成装置。
(付記11)
前記登録部は、前記修正後中間表記の前記登録範囲に含まれる単語の品詞が名詞であり、かつ、アクセント位置以外の韻律が変更されていない場合、前記登録範囲に含まれる単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記第1の言語辞書に登録する、付記10に記載の音声合成装置。
(付記12)
前記テキストデータのうち、前記第1の言語辞書に登録されている漢字仮名表記と一致する単語を該単語の中間表記とすることで前記中間表記を生成し、かつ、前記テキストデータのうち、前記第2の言語辞書に登録されている単語の漢字仮名表記と一致し、かつ当該単語の前または後に位置する1以上の単語の漢字仮名表記とも一致する部分に対応する前記中間表記の中間表記を、前記第2の言語辞書に登録されている当該単語の中間表記に書き換える言語処理部をさらに有する、付記10または11に記載の音声合成装置。
(付記13)
テキストデータから合成音声信号を生成するための、該テキストデータの読み及び韻律を表す韻律記号を含む中間表記の作成に利用される言語辞書の登録方法であって、
前記テキストデータを取得し、
プロセッサが、前記中間表記が修正された修正後中間表記における修正範囲に含まれる単語が所定の品詞である場合、当該修正範囲に含まれる単語の前後に連続する、当該単語の品詞と同じ品詞の単語まで含むように、前記言語辞書に登録する登録範囲を拡張し、
前記プロセッサが、前記修正後中間表記中の前記登録範囲に含まれる部分を一つの単語として、該単語の漢字仮名表記と該単語の読み及び前記韻律記号を含む中間表記とを、記憶部に記憶された前記言語辞書に登録する、
ことを含む言語辞書登録方法。
2 入力部
3 記憶部
4 処理部
5 出力部
6 スピーカ
10 言語処理部
11 音声合成部
12 辞書登録部
21 編集部
22 形態素情報設定部
23 品詞情報設定部
24 修正範囲設定部
25 登録範囲設定部
26 登録部
Claims (10)
- テキストデータから生成した、該テキストデータの読み及び韻律を表す韻律記号を含む中間表記に基づいて合成音声信号を生成する音声合成装置であって、
前記テキストデータを取得する入力部と、
少なくとも単語の漢字仮名表記と該単語の読み及び前記韻律記号を含む中間表記とが登録され、前記テキストデータから前記中間表記を生成するために利用される言語辞書を記憶する記憶部と、
前記中間表記が修正された修正後中間表記における修正範囲に含まれる単語が名詞である場合、当該修正範囲に含まれる単語の前後に連続する名詞まで含むように、前記言語辞書に登録する登録範囲を拡張する登録範囲設定部と、
前記修正後中間表記中の前記登録範囲に含まれる部分を一つの単語として、少なくとも該単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記言語辞書に登録する登録部と、
を有する音声合成装置。 - テキストデータから生成した、該テキストデータの読み及び韻律を表す韻律記号を含む中間表記に基づいて合成音声信号を生成する音声合成装置であって、
前記テキストデータを取得する入力部と、
少なくとも単語の漢字仮名表記と該単語の読み及び前記韻律記号を含む中間表記とが登録され、前記テキストデータから前記中間表記を生成するために利用される言語辞書を記憶する記憶部と、
前記中間表記が修正された修正後中間表記における修正範囲に含まれる単語が活用自立語の語幹である場合、当該修正範囲に後続する活用自立語の語尾まで含むように、前記言語辞書に登録する登録範囲を拡張する登録範囲設定部と、
前記修正後中間表記中の前記登録範囲に含まれる部分を一つの単語として、少なくとも該単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記言語辞書に登録する登録部と、
を有する音声合成装置。 - 前記修正後中間表記から前記韻律記号を除去することにより、修正後の前記テキストデータの読みを表す修正後形態素読み表記を生成し、前記中間表記から前記韻律記号を除去した形態素読み表記と前記修正後形態素読み表記との間のマッチングにより、前記修正後形態素読み表記に含まれる各品詞の範囲及び種別を求める形態素情報設定部と、
前記修正後形態素読み表記に含まれる各形態素について、前記修正後中間表記のうちで当該形態素の読みと一致する部分を、それぞれ、当該形態素と同一の品詞に設定する品詞情報設定部と、
前記修正後中間表記と前記中間表記間で異なる部分を抽出し、該異なる部分を含む品詞全体を前記修正範囲に設定する修正範囲設定部と、
をさらに有する、請求項1または2に記載の音声合成装置。 - 前記形態素情報設定部は、前記修正後形態素読み表記と前記形態素読み表記間で一致する部分と一致しない部分とを抽出し、前記修正後形態素読み表記中の一致する部分には、前記形態素読み表記における対応する品詞と同一の品詞を設定し、前記修正後形態素読み表記中の一致しない部分に、前記形態素読み表記のうちの一つの品詞が対応している場合、当該一致しない部分に、前記形態素読み表記のうちの対応する部分の品詞を設定する、請求項3に記載の音声合成装置。
- 前記形態素情報設定部は、前記修正後形態素読み表記中の一致しない部分に、前記形態素読み表記の連続する複数の名詞が対応し、かつ該複数の名詞のうちの最後尾の名詞がサ変名詞である場合、当該一致しない部分の品詞をサ変名詞とする、請求項4に記載の音声合成装置。
- 前記記憶部は、前記言語辞書として、少なくとも単語の漢字仮名表記とともに該単語の中間表記が登録される第1の言語辞書と、少なくとも単語の漢字仮名表記とともに、該単語の中間表記と該単語の前または後に位置する1以上の単語の漢字仮名表記が登録される第2の言語辞書とを記憶し、
前記登録部は、前記修正後中間表記の前記登録範囲においてアクセント位置以外の韻律が変更されている場合、前記登録範囲の前または後に位置する1以上の単語の漢字仮名表記と、前記登録範囲に含まれる単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記第2の言語辞書に登録する、請求項1〜5の何れか一項に記載の音声合成装置。 - 前記登録部は、前記修正後中間表記の前記登録範囲に含まれる単語の品詞が名詞であり、かつ、アクセント位置以外の韻律が変更されていない場合、前記登録範囲に含まれる単語の漢字仮名表記と中間表記とを前記第1の言語辞書に登録する、請求項6に記載の音声合成装置。
- 前記テキストデータのうち、前記第1の言語辞書に登録されている漢字仮名表記と一致する単語を該単語の中間表記とすることで前記中間表記を生成し、かつ、前記テキストデータのうち、前記第2の言語辞書に登録されている単語の漢字仮名表記と一致し、かつ当該単語の前または後に位置する1以上の単語の漢字仮名表記とも一致する部分に対応する前記中間表記の中間表記を、前記第2の言語辞書に登録されている当該単語の中間表記に書き換える言語処理部をさらに有する、請求項6または7に記載の音声合成装置。
- テキストデータから合成音声信号を生成するための、該テキストデータの読み及び韻律を表す韻律記号を含む中間表記の作成に利用される言語辞書の登録方法であって、
前記テキストデータを取得し、
プロセッサが、前記中間表記が修正された修正後中間表記における修正範囲に含まれる単語が名詞である場合、当該修正範囲に含まれる単語の前後に連続する名詞まで含むように、前記言語辞書に登録する登録範囲を拡張し、
前記プロセッサが、前記修正後中間表記中の前記登録範囲に含まれる部分を一つの単語として、該単語の漢字仮名表記と該単語の読み及び前記韻律記号を含む中間表記とを、記憶部に記憶された前記言語辞書に登録する、
ことを含む言語辞書登録方法。 - テキストデータから合成音声信号を生成するための、該テキストデータの読み及び韻律を表す韻律記号を含む中間表記の作成に利用される言語辞書の登録方法であって、
前記テキストデータを取得し、
プロセッサが、前記中間表記が修正された修正後中間表記における修正範囲に含まれる単語が活用自立語の語幹である場合、当該修正範囲に後続する活用自立語の語尾まで含むように、前記言語辞書に登録する登録範囲を拡張し、
前記プロセッサが、前記修正後中間表記中の前記登録範囲に含まれる部分を一つの単語として、該単語の漢字仮名表記と該単語の読み及び前記韻律記号を含む中間表記とを、記憶部に記憶された前記言語辞書に登録する、
ことを含む言語辞書登録方法。
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