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JP6228407B2 - 清掃用具および清掃用具の製造方法 - Google Patents

清掃用具および清掃用具の製造方法 Download PDF

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JP6228407B2
JP6228407B2 JP2013182520A JP2013182520A JP6228407B2 JP 6228407 B2 JP6228407 B2 JP 6228407B2 JP 2013182520 A JP2013182520 A JP 2013182520A JP 2013182520 A JP2013182520 A JP 2013182520A JP 6228407 B2 JP6228407 B2 JP 6228407B2
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

本発明は、清掃対象を清掃するための清掃用具に関する。
特開2007−159612号公報には、把手に取り付けられて使用される清掃用物品が開示されている。清掃用物品は、繊維層と、把手挿入部とを有している。把手挿入部は、繊維層に設けられた融着部分により形成されている。すなわち、一対の繊維層の所定領域を融着させることにより融着部分を形成するとともに、この一対の繊維層における融着部分同士を対向させることにより、把手挿入部が形成される。
一方、特開2007−159612号に記載された清掃用物品は、把手挿入部が一対の繊維層に形成された融着部分同士を対向させて形成されていたため、設計自由度が低かった。
特開2007−159612号公報
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における清掃用具は、清掃シートと、清掃シートを保持する保持具とを有する。
清掃シートは、当該清掃シートに保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向の双方に延在するように構成されている。
保持具は、清掃シートを保持するための保持部と、保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有する。
さらに、清掃シートは、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、刷毛部が接続されるとともに長手方向における長さが刷毛部よりも短い不織布により形成された基部と、刷毛部と基部の間に形成されるとともに保持部が挿入される挿入部とを有する。
挿入部を形成する刷毛部における長手方向の領域には、硬化部が形成される。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、刷毛部は繊維構成体により形成される。
この繊維構成体は、所定の方向に配向性を有する複数の繊維による、繊維集合体により形成することができる。また、繊維構成体は、不織布により形成することができる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、繊維構成体は熱溶着性を有する繊維により形成することができる。この際、硬化部は、繊維構成体における熱溶着性繊維を溶着することにより形成することができる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、硬化部は、繊維構成体に含浸された含浸体が硬化することにより形成されることもできる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、長手方向において、刷毛部の端部と基部の端部に亘る領域内に形成された硬化部は、刷毛部における硬化部が形成されていない領域に比して高い剛性を有する高剛性部を形成することができる。
この場合、高剛性部は、保持部に保持されていない刷毛部領域の垂れ下がりを防止することができる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、高剛性部における前記長手方向上の端部を含む領域である高剛性端部領域は、清掃対象に当接される掻き出し部を形成することができる。この掻き出し部によって、ユーザは、清掃対象の汚れ、塵芥等を掻き出すことが可能となる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、長手方向において、基部の両端部間に亘る領域内に形成された硬化部は、基部に比して低い摩擦係数を有する低摩擦部を形成することができる。この低摩擦部により、挿入空間に対する保持部の挿入がスムーズとなる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、刷毛部は、硬化部が形成された第1刷毛領域と、硬化部が形成されていない第2刷毛領域とを有することができる。
特に、刷毛部が繊維集合体により形成されている場合には、第1刷毛領域と、第2刷毛領域とにおけるそれぞれの繊維集合体の絡みつきを低減させることができる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、刷毛部は、基部の一方の側に設けることができる。
また本発明に係る清掃用具における解決手段の一態様として、刷毛部は、基部の一方の側および他方の側に設けることができる。
また、上記課題を解決するため、本発明における清掃用具の製造方法は、清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有し、清掃シートは、当該清掃シートに保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向の双方に延在するように構成され、保持具は、清掃シートを保持するための保持部と、保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、清掃シートは、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、刷毛部が接続されるとともに長手方向における長さが刷毛部よりも短い不織布により形成された基部と、刷毛部と基部の間に形成されるとともに保持部が挿入される挿入部とを有し、挿入部を形成する刷毛部における長手方向の領域には、硬化部が形成される清掃用具の製造方法に関し、刷毛部に硬化部を形成する工程と、刷毛部に基部を接続する工程と、刷毛部と基部の間に、保持部を挿入するための挿入部を形成する工程とを有する。
また本発明に係る清掃用具の製造方法における解決手段の一態様として、刷毛部は繊維構成体により形成することができる。繊維構成体は、特定の方向に配向性を有する複数の繊維による繊維集合体により形成することができる。また、繊維構成体は、不織布により形成することができる。
また本発明に係る清掃用具の製造方法における解決手段の一態様として、繊維構成体は熱溶着性を有する繊維により形成することができる。この際、硬化部は、繊維構成体における熱溶着性繊維を溶着することにより形成することができる。
また本発明に係る清掃用具の製造方法における解決手段の一態様として、硬化部は、繊維構成体に含浸された含浸体が硬化することにより形成することができる。
本発明によれば、清掃用具に関する一層合理的な構築技術を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る清掃用具の全体構成を示す斜視図である。 清掃ホルダの平面図である。 清掃体の各構成要素を示す分解斜視図である。 清掃面側から見た清掃体の平面図である。 保持面側から見た清掃体の平面図である。 清掃ホルダを清掃体に係合させた状態を示す図である。 清掃体ホルダと清掃体の関係を示す説明図である。 図6のI−I線における断面図である。 図6のII−II線における断面図である。 図6のIII−III線における断面図である。 繊維の状態を示す説明図である。 繊維の状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る第1製造工程を示すフローチャートである。 第1製造工程の第1工程を示す説明図である。 第1製造工程の第2工程を示す説明図である。 第1製造工程の第3工程を示す説明図である。 第1製造工程の第4工程を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る第2製造工程を示すフローチャートである。 第2製造工程の第1工程を示す説明図である。 第2製造工程の第2工程を示す説明図である。 第2製造工程の第3工程を示す説明図である。 第2製造工程の第4工程を示す説明図である。 本発明の第1変形例に係る清掃体の説明図である。 図23のIV−IV線における断面図である。 本発明の第2変形例に係る清掃体の説明図である。 本発明の第3変形例に係る清掃体の説明図である。 本発明の第4変形例に係る清掃体の説明図である。 本発明の第5変形例に係る清掃体の説明図である。 本発明の第6変形例に係る清掃体の説明図である。 本発明の第6変形例に係る清掃体の説明図である。 図29のV−V線における断面図である。 本発明の第7変形例に係る清掃体の説明図である。 本発明の第8変形例に係る清掃体の説明図である。
(清掃用具の概略)
以下、本発明の実施形態について、図1〜図22を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明における「清掃用具」の一実施の形態である清掃用具Aの構成につき説明する。この清掃用具Aを用いて清掃される清掃対象としては、一戸建て、マンション、ビル、工場、車両などの室内、室外、屋外における被清掃面(床面、壁面、窓、天井面、外壁面、家具面、衣類、カーテン、寝具、照明、家電品など)や、人体の各構成部位における被清掃面などが挙げられる。これら各種の被清掃面は、平面として構成されてもよいし、或いは曲面、凹凸面、段差面として構成されてもよい。
図1に示すように、清掃用具Aは、清掃体ホルダ200と清掃体100で構成されている。清掃体ホルダ200は、清掃体100に着脱可能であり、清掃体100を保持するように構成されている。この清掃用具Aが本発明における「清掃用具」の一例である。この清掃体ホルダ200が、本発明における「保持具」の一例である。この、清掃体100が、本発明における「清掃シート」の一例である。
清掃体100は、長手方向Yと、長手方向Yと交差する方向によって規定される長手交差方向Xの双方に延在するように構成される。この長手方向Yは、清掃体100に清掃体ホルダ200を挿入する方向と平行な方向により規定される。この清掃体100に清掃体ホルダ200を挿入する方向は、挿入方向Y1とされる。この挿入方向Y1と反対向きの方向は引抜方向Y2とされる。
長手方向Yおよび長手交差方向Xのそれぞれと交差する方向は、厚み方向Zとされる。なお、本発明に係る実施形態の説明において、特別の記載がない限りは、「交差」とは「直交」を意味するものである。
この長手方向Yが、本発明における「長手方向」の一例である。この、長手交差方向Xが、本発明における「長手交差方向」の一例である。
清掃体100は、さらに、長手方向Yと、長手交差方向Xの双方と交差する方向によって規定される方向である厚み方向Zにも延在される。清掃体100は、一方の面100Z1と、一方の面100Z1と対向する他方の面100Z2とを有する。他方の面100Z2は、清掃対象側に向けられる。
(清掃体ホルダの構成)
図2に示すように、清掃体ホルダ200は、ハンドル部210および清掃体保持部220を主体として構成されている。ハンドル部210は、長尺状に形成されており、清掃時にユーザに保持される部材である。ハンドル部210は、ハンドル211とハンドル接合部212を有している。ハンドル接合部212は、清掃体保持部220の連接部230に接合されている。そして、ハンドル211は、ハンドル接合部212から延在する長尺状に形成されている。このハンドル部210が、本発明における「把持部」の一例である。この清掃体保持部220が、本発明における「保持部」の一例である。
清掃体保持部220は、樹脂材料にて成型されており、清掃体100を保持するための部材である。清掃体保持部220は、長尺状に形成された2つの保持部材221、凸部260および押え板270等を主体として構成されている。具体的には、清掃体保持部220は、ポリプロピレン(PP)が使用されている。なお、清掃体保持部220は可撓性を有する樹脂材料を適宜選択することができる。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリエステル系の熱可塑性エラストマーを使用できる。
清掃体保持部220は、第1面220Z1と、第1面220Z1と対向する第2面220Z2とを有する。第2面220Z2は、清掃作業時に清掃対象に向けられる面となる。
保持部材221は、連接部230からハンドル211が延在する方向と反対の方向に向かって延在して形成されている。すなわち、保持部材221は、連接部230と、先端部240と、連接部230から先端部240に向かって延在した中間部250とを有する。2つの保持部材221の先端部240はそれぞれ自由端となっている。
凸部260は、中間部250における外側方向に設けられる。凸部260は、連接部230側に設けられた第1の凸部261と、先端部240側に設けられた第2の凸部262とからなる。
押え板270は、連接部230から突出して形成されている。押え板270は、一対の保持部材221の間に、保持部材221と平行に延在するように形成されている。押え板270は、下方に向けて凸形状となるように湾曲して形成される板状部材として構成され、更に下面に係止突部(図示省略)を備えている。
(清掃体の構成)
次に図3〜図10を参照しつつ、清掃体100について説明する。清掃体100は、清掃対象の塵芥などの汚れを捕集する、汚れ捕集機能を有するシート状の清掃体である。図4〜図7に示すように、清掃体100は、平面視で長方形状に形成されている。
この清掃体100は、一回使用を目安とした使い捨てタイプのものや、清掃対象の被清掃面から除去したごみや埃を保持しつつ複数回の使用を目安として交換を行う使い捨てタイプのものであってもよいし、或いは洗濯などを行ったうえで繰り返し使用することが可能なタイプのものであってもよい。
図3は、本発明の実施形態に係る清掃体100の各構成要素を示す分解斜視図である。
清掃体100において、基部120は不織布により形成されている。基部120は、長手交差方向X上の端部120Xと、長手方向Y上の端部120Yと、一方の面120Cと、他方の面120Dとを有する。この基部120が、本発明における「基部」の一例である。
基部120の他方の面120Bには、刷毛部110が配置される。本実施の形態においては、基部120の一方の面120Aには、何も配置されていない。一方、後述するように基部120の一方の面120Aに刷毛部110を配置することができる。なお、基部120は、長手方向Yにおける長さが刷毛部110よりも短く形成されている。この基部120が、本発明に係る「基部」の一例である。
基部120は不織布により形成されている。基部120を構成する不織布は、いずれも典型的には熱溶融性繊維(熱可塑性繊維)からなるシート状の不織布が使用されている。すなわち、これら基部120は、「不織布シート」とも称呼される。なお、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い不織布を用いるのが好ましい。
なお、この不織布は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成繊維が使用される。また、不織布の形態としては、エアースルー法や、スパンボンド法により形成されたものが使用される。
一方、不織布以外であっても、布帛や、合成樹脂によるフィルム体などを使用することもできる。
刷毛部110は、清掃対象を清掃可能とするために、繊維構成体111により形成される。この発明において、繊維構成体111とは、「繊維」により形成される構造物を示すものである。この発明において、「繊維」とは、典型的な単一の繊維によるものや、典型的な繊維が長さ方向および/または径方向にそろって形成されるもの(撚糸、紡績糸、複数の長繊維が部分的に接続された糸材など)を含むものである。ここで「典型的な繊維」とは、糸、織物などの構成単位であり、太さに比して十分な長さを持つ、細くてたわみやすい形態のものである。具体的には長い連続状の繊維が長繊維(フィラメント)とされ、短い繊維が短繊維(ステープル)とされる。
ここで、本実施形態に係る清掃体100において、繊維構成体111は、所定の方向に配向性を有する複数の繊維113による繊維集合体112により形成される。具体的には、繊維集合体112は長手交差方向Xに配向性を有する繊維113の集合体により形成される。
繊維集合体112は、長手交差方向Xに配向性を有するとともに厚み方向Zに積層された複数の繊維113により形成される。繊維113は柔軟な素材であるため、容易に屈曲、変形される。よって、繊維113の繊維配向方向とは、製品の設計上における繊維配向性のことを示すものである。
繊維集合体112は、典型的にはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、レーヨンなどを材質とし、実用上はトウを開繊することによって得られる長繊維(フィラメント)の集合体が用いられることが好ましい。特には、芯部分がポリプロピレン(PP)或いはポリエチレンテレフタレート(PET)であり、この芯部分の外面を覆う鞘部分がポリエチレン(PE)の複合繊維を用いて繊維集合体112が構成されるのが好ましい。また、この繊維集合体112を形成する繊維の繊度113は、1〜50dtexのものが好ましく、更には2〜10dtexのものが好ましい。
また、清掃時の汚れ捕集機能を向上させるために、繊維集合体112には、油剤が供給される。この油剤は、流動パラフィンを主成分とする。
また、清掃時の掃き出し機能を向上させるためには、剛性の高い繊維113、すなわち繊度が高い繊維113を含む繊維集合体112を用いるのが好ましい。また、繊維集合体112を構成する繊維113は、後述する図11および図12にて示される捲縮繊維が好ましい。捲縮繊維113は、所定の巻き縮み処理が付与されることにより多数の屈曲部113Aが形成される。よって、当該屈曲部113Aにより繊維113同士が絡みやすい構成とされる。また、一方の繊維113における屈曲部113Aと他方の繊維113における屈曲部113Aとが当接した場合には、繊維集合体112として嵩高な状態とされる。よって、捲縮繊維を用いると、更に捲縮部分にごみを取り込み易い構造とされる。本構造は、特にトウ繊維から形成された捲縮繊維を用いることによって実現され得る。
一方、繊維構成体111は、後述するとおり不織布114により形成することもできる。この刷毛部110が、本発明に係る「刷毛部」の一例である。この繊維構成体111が、本発明に係る「繊維構成体」の一例である。この繊維113が、本発明に係る「繊維」の一例である。この繊維集合体112が、本発明に係る「繊維集合体」の一例である。この不織布114が、本発明に係る「繊維構成体を形成する不織布」の一例である。
刷毛部110は、硬化部140が形成された第1刷毛領域110Aと、硬化部140が形成されていない第2刷毛領域110Bとを有する。清掃シート100は、基部120、第1刷毛領域110A、第2刷毛領域110Bの順で積層される。なお、清掃体110は、第2刷毛領域110Bを有さずに、基部120と第1刷毛領域110Aのみからなる構成とすることもできる。
なお、第1刷毛領域110Aを形成する繊維集合体112は、第1繊維集合体112Aとされる。第2刷毛領域110Bを形成する繊維集合体112は、第2繊維集合体112Bとされる。
硬化部140は、繊維構成体111における熱溶着性繊維を溶着することにより形成される。また、硬化部140は、繊維構成体111に含浸された含浸体が硬化することにより形成されてもよい。なお、含浸体とは、製造工程において液状または半液状として塗布可能であり、その後硬化する素材を示す。含浸体の典型的な例としては、接着剤があげられる。
なお、本発明における硬化部140は、繊維構成体111のみを硬化するものである。すなわち、後述するように、刷毛部110と基部120とは接合部150により接続されるものである。この意味において、接合部150も「硬化」自体はされるものである。一方、本発明に係る硬化部140は、このように複数の構成要素を接続する際に生じる硬化を含まないものである。
この硬化部140が、本発明に係る「硬化部」の一例である。この第1刷毛領域110Aが、本発明に係る「第1刷毛領域」の一例である。この第2刷毛領域110Bが、本発明に係る「第2刷毛領域」の一例である。
図4は清掃シート100を清掃面側から見た平面図、図5は清掃シート100を保持面側から見た平面図である。
基部120と刷毛部110とは、接合部150により接合される。この接合部150による接合は、溶着接合とすることが好ましい。一方、接合部150は、接着剤により接合することもできる。
接合部150は、清掃体100の長手方向Yに沿って延在する。ここで、「長手方向に沿う」とは、典型的には長手方向Yと平行ある状態を示す。一方、例えば複数の接合部150が存在する状態において、個々の接合部150は必ずしも長手方向Yとは平行ではないが、個々の接合部150全体として長手方向Yに連続している状態であっても、本発明に係る「長手方向に沿う」を満たすものである。
接合部150は、清掃体100の長手交差方向100Xの中心を通過する長手方向Yに沿って延びるとともに、基部120と第1刷毛領域110A(第1繊維集合体112A)とを接合する第1接合部151を有する。
また、接合部150は、長手交差方向100Xにおいて第1接合部151とは間隔を空けた状態で長手方向Yに沿って延びるとともに、基部120と第1刷毛領域110A(第1繊維集合体112A)とを接合する第2接合部152を有する。第2接合部152は、長手方向Yに沿って間隔を空けた状態で複数個形成される。
また、接合部は、清掃体100の長手交差方向100Xの中心を通過する長手方向Yに沿って延びるとともに、第1刷毛領域110A(第1繊維集合体112A)と第2刷毛領域110B(第2繊維集合体112B)とを接合する第3接合部153を有する。
硬化部140は、第1刷毛領域110Aの長手方向に沿って設けられる。第1接合部151は、基部120と、第1刷毛領域110Aにおける硬化部140とを接合する。一方、第2接合部152は、基部120と、第1刷毛領域110Aにおける硬化部140が形成されていない領域とを接合する。
硬化部140は、前述のとおり第1刷毛領域110Aを溶着もしくは含浸体を含浸させることにより形成される。よって、例えば第1接合部151として熱溶着を行う場合は、基部120と硬化部140とが必ずしも確実に接続されない場合や、接合状態が弱くなる場合がある。一方、第2接合部152は、基部120と、第1刷毛領域110Aにおける硬化部140が形成されていない領域とを接合するため、基部120と第1刷毛領域110Aとを確実に接合することができる。
なお、硬化部140は、長手方向Yにおける一方の端部100Yから他方の端部100Yに亘り形成される。
長手方向Yに沿って延びる一対の第2接合部152の間における、基部120と第1刷毛領域110Aとの間には、保持空間130が形成される。換言すると、保持空間130は、基部120における長手方向Yに沿って延びる所定領域と、第1刷毛領域110Aにおける硬化部140との間に形成されるものである。この保持空間130が、本発明に係る「挿入部」の一例である。
保持空間130には、保持具200における清掃体保持部220が挿入される。保持空間130における硬化部140は、清掃体保持部220に対する低摩擦部131を形成する。一方、保持空間130における基部120の領域は、清掃体保持部220に対する高摩擦部132を形成する。ここで、「低摩擦」と「高摩擦」の定義としては、低摩擦部131は高摩擦部132よりも摩擦係数が低いことを意味する。この低摩擦部131が本発明に係る「低摩擦部」の一例である。
前述した通り、基部120の長手方向Yにおける長さは、刷毛部110の長手方向Yにおける長さよりも短い。よって、刷毛部110は、基部120が配置されていない領域を有する。この刷毛部110における基部120が配置されていない領域は、高剛性部141と低剛性部142とを有する。ここで、高剛性部141とは、硬化部140が形成されている領域であり、低剛性領域142とは、硬化部140が形成されていない領域である。換言すると、長手方向100Yにおいて、刷毛部110の端部と基部120の端部に亘る領域内に形成された硬化部140は、高剛性部141を形成するということができる。ここで、「高剛性」と「低剛性」の定義としては、高剛性領域141は低剛性領域142よりも剛性が高いことを意味する。この高剛性部141が、本発明に係る「高剛性部」の一例である。
高剛性部141において、硬化部140の長手方向Y上の端部140Yを含む領域は高剛性端部領域141Aとされる。この高剛性端部領域141Aにおいて、清掃対象に当接される領域は掻き出し部141Bを形成する。掻き出し部141Bは、高剛性部141(硬化部140における長手方向Y上の端部と、高剛性部141と低剛性部142とが交差する角部141B1を有する。角部141B1は、清掃体100の長手方向Yにおける端部100Yを通過する長手交差方向100Xの仮想線に対し、直角もしくは鋭角を構成する。この高剛性端部領域141Aが本発明に係る「高剛性端部領域」の一例である。この掻き出し部141Bが、本発明に係る「掻き出し部」の一例である。
基部120には、長手交差方向X上の端部120Xから設けられた複数の切込み部171により、複数の短冊部170が形成される。なお、後述するが、刷毛部110を形成する繊維構成体111が不織布114である場合は、この不織布114に対しても切込み部171と短冊片170を形成することができる。なお、清掃体100において、切込み部171はジグザグ形状である。一方、切込み部171の形状は種々の形状を選択することができ、例えば直線状とすることもできる。
(清掃体ホルダと清掃体の係合)
次に図6〜図10を参照しつつ、清掃体ホルダ200と清掃体100の係合について説明する。図6に示すように、保持部材221はそれぞれ、保持空間130に挿入が可能とされている。保持部材221が挿入方向Y1に沿って保持空間130に挿入されることで、清掃体100が清掃体ホルダ200に保持される。一方、係合している清掃体ホルダ200と清掃体100とを分離するためには、清掃体ホルダ200を、引抜方向Y2に沿って保持空間130から引き抜く。
清掃体ホルダ200と清掃体100の係合状態においては、凸部260は、隣接する第2の接合部152同士の間に配置される。これにより、清掃体ホルダ200と清掃体100の係合状態が確実に維持される。
また、押え板270は、保持部材221とともに基部120を挟持する。
図7は、清掃体100と保持具200の構成要素同士の関係を示す説明図である。清掃体100は、長手方向Yにおける両端部100Y同士の間を結んだ直線において、最も短い長さを有する直線により規定される距離D100を形成する。なお、距離D100は、清掃体100に形成されるとしたが、刷毛部110に形成されるということもできる。
基部120は、長手方向Yにおける両端部120Y同士の間を結んだ直線において、最も短い長さを有する直線により規定される距離D200を有する。長手方向Yにおいて、基部120は、刷毛部110よりも短く形成されている。そして、基部120は、長手方向Yにおいて刷毛部110の中央領域に配置されている。よって、清掃体100(刷毛部110)において、基部120が形成されていない領域には、距離D300が形成される。距離D300は、清掃体100における長手方向Y上の一方の端部100Y側と、他方の端部100Y側とにそれぞれ形成される。なお、距離300Dは、基部120における長手方向Y上の端部120Yと、清掃体100(刷毛部110)における長手方向Y上の端部100Yとを結んだ直線において、最も短い長さを有する直線により規定されるということもできる。
保持具200は、長手方向Yにおける保持部材221の根本部分と、先端部240とを結んだ直線において、最も短い長さを有する直線により規定される距離D400を形成する。
本発明における実施形態においては、距離D400の長さは、距離D200と一方の距離D300とを合計した長さよりも短く形成される。すなわち、清掃体100における保持部材221の先端部240側の領域においては、保持部材221が配置されない領域が形成される。本発明における実施形態においては、距離D400は、距離D200よりも若干長く形成されている。よって、清掃体100における保持部材221が配置されない領域は、保持部材221の先端部240と、清掃体100の長手方向Y上における端部100Yとを結んだ直線において、最も短い長さを有する直線により規定される距離D500を形成する。距離D500の長さは、距離D300の長さよりも短くなる。
距離D500が存在する領域においては、清掃体100は保持部材221により支持されない。一方、距離D500が存在する領域においては、高剛性領域141Aが形成されている。よって、ユーザが清掃用具Aを使用した場合であっても、距離D500が存在する領域が大きく垂れ下がることはない。
図8は図6におけるI−I線の断面を示す図であり、図9は図6におけるII-II線の断面を示す図である。第2刷毛領域110B(第2繊維集合体112B)は、硬化部140と対向する硬化部対向領域160を有する。硬化部対向領域160は、硬化部140と対向しているため、第1繊維集合体112Aの繊維113とは絡みにくい構成となる。すなわち、第1繊維集合体112Aと第2繊維集合体112Bは絡みにくい構成となる。
よって、ユーザによる清掃作業により、清掃体100により捕捉された塵芥が、繊維集合体112の奥の方(第2繊維集合体112Bからみて、第1繊維集合体112Aの方向)に移動しやすくなる。よって、より多くの塵芥を捕捉できることとなる。
(作用)
本発明の実施形態に係る清掃用具Aの作用につき、図10に基づき説明する。
まず、ユーザは、ハンドル部210のハンドル211を把持し、清掃体100の挿入空間130に保持部材221を挿入する。この際、保持部材221の先端部240が、挿入空間130における硬化部140に当接される。挿入空間130の硬化部140は、低摩擦部131を形成している。すなわち、ユーザは、保持部材221の先端部240を低摩擦131に当接しつつ挿入することができる。よって、保持具200と清掃体100の装着作業が容易となる。
次に、ユーザは、ハンドル部210のハンドル211を把持し、清掃体100を清掃対象へ当接させる。これにより、刷毛部110にて、清掃対象の塵芥を刷毛部110に捕集することや、払うことが可能となる。
この際、硬化部140と、硬化部対向領域160とにより、刷毛部110における第1繊維集合体112Aと第2繊維集合体112Bとが絡みにくい構成となっている。よって、清掃体100は、塵芥を効率的に捕捉することができる。
また、ユーザが清掃作業を行っている場合は、清掃体100の他方の面100Z2が清掃対象に押し付けられる。これにより、清掃体保持部220の第1面220Z1が高摩擦部132に押し付けられる。よって、清掃中における保持具200と清掃体100との離脱を防止することができる。
なお、清掃用具Aの先端方向(ハンドル部210と対向する方向)における硬化部140は、高剛性部141を形成している。よって、清掃体100の先端方向が、下方(清掃対象に向かう方向)に垂れ下がることを防止することができる。
また、清掃用具Aの先端方向における硬化部140は、掻き出し部141Bを有する。さらに、掻き出し部141Bは、角部141B1を有する。よって、ユーザは、掻き出し部141Bや角部141B1を清掃対象に当接し、塵芥を掻き出すことが可能となる。
一方、ユーザが清掃用具Aにおける清掃体100を交換する場合は、保持具200を清掃体100から引き抜く。この際も、ユーザは、保持部材221の先端部240を低摩擦131に当接しつつ引き抜くことができる。よって、保持具200と清掃体100の離脱作業が容易となる。
(製造工程)
つぎに、図11〜図22において、本発明に係る実施形態の清掃用具Aの製造方法を説明する。まず、具体的な製造工程の説明をする前に、本発明に係る繊維集合体112を形成する繊維113の説明を行う。
図11は、繊維集合体112を形成する繊維113である。なお、図11に係る繊維113は、外力がかかっていない静止状態を示す。繊維113は、捲縮繊維であるため、複数の屈曲部113Aを有し、ジグザグ状とされている。この屈曲部113Aはクリンプ部とも呼ばれる。
繊維113は、屈曲部113Aを有することにより、伸縮が可能となっている。図12は、静止状態の繊維113の両端部に対し、それぞれ対向する方向へ外力(張力)を加えた状態を示す。このように、繊維113は、屈曲部113A間の距離が離間することにより延びることが可能となる。一方、この外力を解除した状態においては、繊維113は、図12に示す延ばされた状態から、図11に示す静止状態へと復帰する。
図13は、第1製造工程を示すフローチャートである。製造工程は、第1刷毛領域110Aに硬化部140を形成する工程である第1工程S11と、第1刷毛領域110Aに基部120を積層するとともに、第1刷毛領域110Aと基部120とを接合部151および接合部152により接続する工程である第2工程S12と、第1刷毛領域110Aに第2刷毛領域110Bを積層するとともに、第1刷毛領域110Aと第2刷毛領域110Bとを接合部153により接続する工程である第3工程S13と、積層された基部120と、第1刷毛領域110Aと、第2刷毛領域110Bとを所定の位置にて切断することにより清掃体100を得る工程である第4工程S14とを有する。
図14は、第1工程S11を示す。第1工程S11では、第1刷毛領域110Aとなる第1刷毛資材110A1が供給される。第1刷毛資材110A1は繊維集合体112により形成される。第1刷毛資材110A1は、所定の領域が加熱される。これによって、繊維集合体112を構成する繊維113が溶着することにより硬化部140が形成される。この第1工程S11が、本発明に係る「前記刷毛部に硬化部を形成する工程」の一例である。
なお、本発明の製造工程においては、各資材は支持ロールRにより支持されるとともに、図示しない駆動機構により、機械方向Mに移送される。
なお、繊維集合体112における繊維配向方向は、機械方向Mとおおよそ一致する。
図15は、第2工程S12を示す。第2工程S12では、基部120を形成する基部資材1201が、第1刷毛資材110A1に対し供給される。そして、基部資材1201と第1刷毛資材110A1とが接合部150により接合される。接合部150は、基部資材1201と硬化部140とを接合する第1接合部151と、基部資材121と硬化部140を有さない第1刷毛資材110A1の所定領域とを接合する一対の第2接合部152とが設けられる。接合部150の形成にあっては、接合部150が形成される領域が加熱される。これによって、基部資材1201と硬化部140、および基部資材1201と第1刷毛資材110A1とが溶着される。この結果、機械方向Mに離間する一対の第2接合部152の間における、基部資材1201と第1刷毛資材110A1との間には保持空間130が形成される。
この、基部資材1201と第1刷毛資材110A1とに対し第2接合部152を形成する工程が、本発明に係る「前記刷毛部に前記基部を接続する工程と、前記刷毛部と前記基部の間に、前記保持部を挿入するための挿入部を形成する工程と、」の一例である。
図16は、第3工程S13を示す。第3工程S13では、第1刷毛資材110A1における基部資材120が配置されていない面に対して、第2刷毛領域110Bとなる第2刷毛資材110B1が供給される。第2刷毛資材110B1は、繊維集合体112により形成される。そして、接合部150として、第2刷毛資材110B1と、硬化部140とが第3接合部153により接合される。この第3接合部153は、第2刷毛資材110B1と硬化部140の所定領域を加熱することによる熱溶着により形成される。
図17は、第4工程S14を示す。第4工程S14では、積層されるとともに溶着された、基部資材1201と、第1刷毛資材110A1と、第2刷毛資材110B1とが所定領域にて切断される。
このようにして、本発明に係る清掃用具Aの清掃体100が製造される。
図18は、第2製造工程を示すフローチャートである。製造工程は、第1刷毛領域110Aに硬化部140を形成する工程である第1工程S21と、第1刷毛領域110Aに基部120を積層するとともに、第1刷毛領域110Aと基部120とを接合部152により接続する工程である第2工程S22と、第1刷毛領域110Aに第2刷毛領域110Bを積層するとともに、第1刷毛領域110Aと第2刷毛領域110Bとを接合部151および接合部153により接続する工程である第3工程S23と、積層された基部120と、第1刷毛領域110Aと、第2刷毛領域110Bとを所定の位置にて切断することにより清掃体100を得る工程である第4工程S24とを有する。
図19は、第1工程S21を示す。第1工程S21は、第1製造方法における第1工程S11と同様であるため説明を省略する。
図20は、第2工程S22を示す。第2工程S22では、基部120を形成する基部資材1201が、第1刷毛資材110A1に対し供給される。そして、基部資材1201と第1刷毛資材110A1とが接合部150により接合される。すなわち、接合部150として、基部資材121と、硬化部140を有さない第1刷毛資材110A1の所定領域とを接合する一対の第2接合部152が設けられる。接合部150の形成にあっては、接合部150が形成される領域が加熱される。これによって、基部資材1201と第1刷毛資材110A1とが溶着される。この結果、機械方向Mに離間する一対の第2接合部152の間における、基部資材1201と第1刷毛資材110A1との間には保持空間130が形成される。
この、基部資材1201と第1刷毛資材110A1とに対し第2接合部152を形成する工程が、本発明に係る「前記刷毛部に前記基部を接続する工程と、前記刷毛部と前記基部の間に、前記保持部を挿入するための挿入部を形成する工程と、」の一例である。
図21は、第3工程S23を示す。第3工程S23では、第1刷毛資材110A1における基部資材120が配置されていない面に対して、第2刷毛領域110Bとなる第2刷毛資材110B1が供給される。第2刷毛資材110B1は、繊維集合体112により形成される。そして、接合部150として、基部資材1201と硬化部140とを接合する第1接合部151と、第2刷毛資材110B1と硬化部140とを接合する第3接合部153とが設けられる。第1接合部151および第3接合部153は、第2刷毛資材110B1と硬化部140の所定領域を加熱することによる熱溶着により形成される。
なお、第1接合部151および第3接合部153は、単一の熱溶着装置により設けられる。よって、第1接合部151と第3接合部153とを同時に形成することが可能となるため、安定した生産スピードを保つことが可能となる。
図22は、第4工程S24を示す。第4工程S24では、積層されるとともに溶着された、基部資材1201と、第1刷毛資材110A1と、第2刷毛資材110B1とが所定領域にて切断される。
このようにして、第2製造方法においても、本発明に係る清掃用具Aの清掃体100が製造される。
なお、上述した図14〜図17および図19〜図22においては、刷毛部110を形成する繊維構成体111として繊維集合体112を使用した例を説明した。一方、繊維構成体111として不織布114を用いることができる。
さらに、上述した図14〜図17および図19〜図22においては、硬化部140が熱溶着により形成される例を説明した。一方、硬化部140を、繊維構成体111に含浸された含浸体を硬化させることにより形成することもできる。
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。
以下、上記実施形態の変形例につき説明を行うが、上記実施形態における清掃用具Aと同一の構成にあっては、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
(第1変形例)
図23〜図24に基づき第1変形例を説明する。なお、第1変形例に係る清掃用具A1は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである。
すなわち、第1変形例に係る清掃体101は、接合部150として第1接合部151を有さないものである。このため、上述の実施形態に係る清掃体101においては、保持空間130が第1接合部151により二つの領域に区分されていたが、第1変形例に係る清掃体101においては、保持空間130は単一の領域を有するものである。
このように保持空間130が単一の領域を有するものであっても、保持空間130と、保持具200の清掃体保持部220との装着においては、上記実施形態の清掃用具Aと同様の作用および効果を奏するものである。
なお、第1変形例に係る清掃用具A1の保持具201は、実施形態Aに係る保持具200と同様の構成を有する。一方、第1変形例に係る清掃体101の保持空間130が単一であることから、保持具201の清掃体保持部220を単一の構成とすることも可能である。
(第2変形例)
図25に基づき第2変形例を説明する。なお、第2変形例に係る清掃用具A2は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである。
すなわち、第2変形例に係る清掃体102は、接合部150として第2接合部152が、基部120と、第1刷毛領域110Aと、第3刷毛領域110Bの全てを溶着するものである。すなわち、清掃体102の他方の面100Z2においては、第2接合部152が存在する箇所と存在しない箇所が形成される。この内、他方の面100Z2における第2接合部152が存在しない箇所において、第2繊維集合体112Bは、第3接合部153に接合された固定端と、自由端とを有する。一方、他方の面100Z2における第2接合部152が存在する箇所において、第2繊維集合体112Bは、第2接合部152に接合された固定端と、自由端とを有する。すなわち、第2変形例に係る清掃用具A2において、第2繊維集合体112Bは、異なる長さの繊維を有する領域が混在することとなる。よって、この異なる長さの繊維を有する領域同士の間等にて塵芥を効果的に捕捉することが可能となる。
(第3変形例)
図26に基づき第3変形例を説明する。なお、第3変形例に係る清掃用具A3は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである。なお、第3変形例に係る保持具203(図示しない)は、実施形態における保持具200と同様の構成を有する。
すなわち、第3変形例に係る清掃体103は、長手方向Yにおける硬化部140の形成領域が、基部120の存在する範囲内である。よって、硬化部140が形成されている領域においては、実施形態における清掃体100と同様に、低摩擦部131と、高摩擦部132と、硬化部対向領域160とを形成するものである。
一方、硬化部140が形成されていない領域である、刷毛部110において基部120が存在しない領域においては、特に硬化部対向領域160が形成されない。すなわち、硬化部140が形成されていない領域においては、第1繊維集合体112Aと、第2繊維集合体112Bが絡みやすい状況となる。この結果、硬化部140が存在する領域と、硬化部140が存在しない領域とでは、第1繊維集合体112Aと第2繊維集合体112Bとが絡む状況が異なる。よって、硬化部140が存在する領域の繊維集合体112と、硬化部140が存在しない領域の繊維集合体112との間には段差が生じやすい状況となる。この結果、当該段差にて塵芥を捕捉しやすい構造となる。
(第4変形例)
図27に基づき第4変形例を説明する。なお、第4変形例に係る清掃用具A4は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである。なお、第4変形例に係る保持具204(図示しない)は、実施形態における保持具200と同様の構成を有する。
すなわち、第4変形例に係る清掃体104は、長手方向Yにおける硬化部140の形成領域が、基部120の存在しない領域である。よって、硬化部140が形成されている領域においては、実施形態における清掃体100と同様に、高剛性部141と、高剛性端部領域141Aと、掻き出し部141Bと、角部141Bと、硬化部対向領域160とを形成するものである。この場合、基部120が存在しない領域とは、刷毛部110において、清掃体104における長手方向端部100Yと、この長手方向端部100Yと最も近い基部120の長手方向端部120Yとの間と言うこともできる。
一方、硬化部140が形成されていない領域である、刷毛部110において基部120が存在する領域においては、特に硬化部対向領域160が形成されない。すなわち、硬化部140が形成されていない領域においては、第1繊維集合体112Aと、第2繊維集合体112Bが絡みやすい状況となる。この結果、硬化部140が存在する領域と、硬化部140が存在しない領域とでは、第1繊維集合体112Aと第2繊維集合体112Bとが絡む状況が異なる。よって、硬化部140が存在する領域の繊維集合体112と、硬化部140が存在しない領域の繊維集合体112との間には段差が生じやすい状況となる。この結果、当該段差にて塵芥を捕捉しやすい構造となる。
(第5変形例)
図28に基づき第5変形例を説明する。なお、第5変形例に係る清掃用具A5は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである。なお、第5変形例に係る保持具205(図示しない)は、実施形態における保持具200と同様の構成を有する。
すなわち、第5変形例に係る清掃体105は、長手方向Yにおける硬化部140の形成領域が、基部120と刷毛部110の境界である境界領域133を含む領域である。よって、硬化部140が形成されている領域においては、実施形態における清掃体100と同様に、低摩擦部131と、高摩擦部132と、高剛性部141と、硬化部対向領域160とを形成するものである。
一方、硬化部140が形成されていない領域においては、特に硬化部対向領域160が形成されない。すなわち、硬化部140が形成されていない領域においては、第1繊維集合体112Aと、第2繊維集合体112Bが絡みやすい状況となる。この結果、硬化部140が存在する領域と、硬化部140が存在しない領域とでは、第1繊維集合体112Aと第2繊維集合体112Bとが絡む状況が異なる。よって、硬化部140が存在する領域の繊維集合体112と、硬化部140が存在しない領域の繊維集合体112との間には段差が生じやすい状況となる。この結果、当該段差にて塵芥を捕捉しやすい構造となる。
(第6変形例)
図29〜図31に基づき第6変形例を説明する。なお、第6変形例に係る清掃用具A6は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである
すなわち、第6変形例に係る清掃体106は、刷毛部110を形成する繊維構成体111が不織布114により形成されるものである。すなわち、第1刷毛領域110Aは第1不織布114Aにより形成され、第2刷毛領域110Bは第2不織布114Bにより形成されている。なお、第6変形例においては、第1不織布114が一つ、第2不織布114Bが二つの不織布114により形成されているが、その枚数は任意である。また、不織布114は、基部120と同様の構成の不織布を使用することができる。一方、不織布114として基部120とは異なる不織布を使用することもできる。また、第1不織布114Aと第2不織布114Bとは同一の不織布114を用いることができる。一方、第1不織布114Aと第2不織布114Bとは異なる不織布114を用いることができる。
なお、基部120および不織布114には、切込み部171と短冊部170とが形成されている。
清掃体106においても、硬化部140が形成されて。よって、清掃体106は、実施形態における清掃体100と同様に、低摩擦部131と、高摩擦部132と、高剛性部141と、高剛性端部領域141Aと、掻き出し部141Bと、角部141Bと、硬化部対向領域160とを形成するものである。
よって、第6変形例に係る清掃体106においても、実施形態に係る清掃体100と同様の作用および効果を奏するものである。
(第7変形例)
図32に基づき第7変形例を説明する。なお、第7変形例に係る清掃用具A7は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、保持具の構成が異なるものである
すなわち、第7変形例に係る保持具207は、清掃体保持部220の第1面220Z1に抵抗部280を設けたものである。抵抗部280は、高摩擦部132との抵抗を増加させる構成を有する。具体的には、第1面220Z1から突出する凸部により構成されている。さらに、この凸部は先端が尖った頂部を有する。さらに、この頂部はハンドル部210の方向に向けられている。この構成により、ユーザが清掃体保持部220を保持空間130に挿入する際には、大きな抵抗を受けることが無い。また、ユーザが清掃作業を行っている場合には、抵抗部280と高摩擦部132の間に高い摩擦力が発生するため、清掃体107と保持具207が離脱しにくい構成となる。
(第8変形例)
図33に基づき第8変形例を説明する。なお、第8変形例に係る清掃用具A8は、上述の実施形態における清掃用具Aに比して、清掃体の構成が異なるものである
すなわち、第8変形例に係る清掃体108は、清掃体108における一方の面100Z1側に、第3刷毛領域110Cとして第3繊維集合体112Cを設けたものである。第3繊維集合体112Cは、第4接合部154によって基部120に接合される。
第8変形例に係る清掃体108は、実施形態に係る清掃体100が奏する作用および効果を奏するものである。さらに、清掃体108における他方の面100Z2側のみではなく、一方の面100Z1側でも清掃を行うことが可能となる。
本発明に係る清掃用具にあっては、上述した実施形態および第1〜第8変形例に記載した構成にのみ限定されるものではない。すなわち、実施形態および第1〜第8変形例に記載した構成を適宜組み合わせることが可能である。また、さらに他の構成の変形例とすることが可能である。
(実施の形態ないし実施例本発明の各構成要素の対応について)
清掃用具A、A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8は、本発明に係る「清掃用具」の一例である。清掃体100、101、102、103、104、105、106、107、108は、本発明に係る「清掃シート」の一例である。清掃体ホルダ200、201、202、203、204、205、206、207、208は、本発明に係る「保持具」の一例である。長手方向Yは、本発明に係る「長手方向」の一例である。長手交差方向Xは、本発明に係る「長手交差方向」の一例である。清掃体保持部220は、本発明に係る「保持部」の一例である。ハンドル部210は、本発明に係る「把持部」の一例である。基部120は、本発明に係る「基部」の一例である。刷毛部110は、本発明に係る「刷毛部」の一例である。繊維構成体111は、本発明に係る「繊維構成体」の一例である。繊維113は、本発明に係る「繊維」の一例である。繊維集合体112は、本発明に係る「繊維集合体」の一例である。不織布114は、本発明に係る「繊維構成体を形成する不織布」の一例である。保持空間130は、本発明に係る「挿入部」の一例である。硬化部140は、本発明に係る「硬化部」の一例である。第1刷毛領域110Aは、本発明に係る「第1刷毛領域」の一例である。第2刷毛領域110Bは、本発明に係る「第2刷毛領域」の一例である。保持空間130は、本発明に係る「挿入部」の一例である。低摩擦部131は、本発明に係る「低摩擦部」の一例である。高剛性部141は、本発明に係る「高剛性部」の一例である。高剛性端部領域141Aは、本発明に係る「高剛性端部領域」の一例である。掻き出し部141Bは、本発明に係る「掻き出し部」の一例である。第1工程S11は、本発明に係る「前記刷毛部に硬化部を形成する工程」の一例である。基部資材1201と第1刷毛資材110A1とに対し第2接合部152を形成する工程は、本発明に係る「前記刷毛部に前記基部を接続する工程」の一例である。基部資材1201と第1刷毛資材110A1とに対し第2接合部152を形成する工程は、本発明に係る「前記刷毛部に前記基部を接続する工程と、前記刷毛部と前記基部の間に、前記保持部を挿入するための挿入部を形成する工程と、」の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る清掃用具は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有する清掃用具において、
前記清掃シートは、当該清掃シートに前記保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、前記長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向の双方に延在するように構成され、
前記保持具は、前記清掃シートを保持するための保持部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、
前記清掃シートは、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、前記刷毛部が接続されるとともに前記長手方向における長さが前記刷毛部よりも短い不織布により形成された基部と、前記刷毛部と前記基部の間に形成されるとともに前記保持部が挿入される挿入部とを有し、
前記挿入部を形成する刷毛部における前記長手方向の領域には、硬化部が形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様2)
態様1に記載された清掃用具であって、
前記刷毛部は繊維構成体により形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様3)
態様2に記載された清掃用具であって、
前記繊維構成体は、所定の方向に配向性を有する複数の繊維による繊維集合体により形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様4)
態様2に記載された清掃用具であって、
前記繊維構成体は、不織布により形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様5)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記繊維構成体は熱溶着性を有する繊維により形成され、前記硬化部は、前記繊維構成体における熱溶着性繊維を溶着することにより形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様6)
態様1〜4のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記硬化部は、前記繊維構成体に含浸された含浸体が硬化することにより形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様7)
態様1〜6のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記長手方向において、前記刷毛部の端部と前記基部の端部に亘る領域内に形成された前記硬化部は、前記刷毛部における前記硬化部が形成されていない領域に比して高い剛性を有する高剛性部を形成することを特徴とする清掃用具。
(態様8)
態様7に記載された清掃用具であって、
前記高剛性部における前記長手方向上の端部を含む領域である高剛性端部領域は、清掃対象に当接される掻き出し部を形成することを特徴とする清掃用具。
(態様9)
態様1〜8のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記長手方向において、前記基部の両端部間に亘る領域内に形成された前記硬化部は、前記基部に比して低い摩擦係数を有する低摩擦部を形成することを特徴とする清掃用具。
(態様10)
態様9に記載された清掃用具であって、
前記長手方向において、前記基部における前記硬化部と対向する領域は、前記低摩擦部に比して高い摩擦係数を有する高摩擦部を形成することを特徴とする清掃用具。
(態様11)
態様1〜10のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記刷毛部は、前記硬化部が形成された第1刷毛領域と、前記硬化部が形成されていない第2刷毛領域とを有することを特徴とする清掃用具。
(態様12)
態様1〜11のいずれか1項に記載された清掃用具において、
前記刷毛部は、前記基部の一方の側に設けられていることを特徴とする清掃用具。
(態様13)
態様1〜11のいずれか1項に記載された清掃用具において、
前記刷毛部は、前記基部の一方の側および他方の側に設けられていることを特徴とする清掃用具。
(態様14)
態様1〜13のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記基部と刷毛部は、接合部により接合されていることを特徴とする清掃用具。
(態様15)
態様14に記載された清掃用具であって、
前記接合部は、前記清掃体の前記長手交差方向の中心を通過する前記長手方向に沿って延びるとともに、前記基部と前記第1刷毛領域とを接合する第1接合部を有することを特徴とする清掃用具。
(態様16)
態様14または15に記載された清掃用具であって、
前記接合部は、前記長手方向に沿って延びるとともに、前記基部と前記第1刷毛領域とを接合する一対の第2接合部を有することを特徴とする清掃用具。
(態様17)
態様16に記載された清掃用具であって、
前記挿入部は、前記長手方向に沿って延びる一対の前記第2接合部の間における、前記基部と前記刷毛部との間に形成されることを特徴とする清掃用具。
(態様18)
態様16または17に記載された清掃用具であって、
前記第2接合部は、前記基部と、前記第1刷毛領域における前記硬化部が形成されていない領域とを接合することを特徴とする清掃用具。
(態様19)
態様14〜18のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記接合部は、前記清掃体の前記長手交差方向の中心を通過する前記長手方向に沿って延びるとともに、前記第1刷毛領域と前記第2刷毛領域とを接合する第3接合部を有することを特徴とする清掃用具。
(態様20)
態様1〜19のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
前記保持部は、前記清掃シートと前記保持具とを装着した状態において基部側に向けられる第1面と、当該第1面と対向する第2面とを有し、
前記第1面は、前記高摩擦部に対して抵抗を生ずるように形成された抵抗部を有することを特徴とする清掃用具。
(態様21)
清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有する清掃用具の製造方法において、
前記清掃シートは、基部と、当該基部に接合された刷毛部を有する構成であって、
前記刷毛部に硬化部を形成する工程と、
前記刷毛部に前記基部を接続する工程と、
前記刷毛部と前記基部の間に、前記保持部を挿入するための挿入部を形成する工程と、
を有することを特徴とする清掃用具の製造方法。
(態様22)
態様21に記載された清掃用具の製造方法であって、
前記刷毛部は繊維構成体により形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
(態様23)
態様22に記載された清掃用具の製造方法であって、
前記繊維構成体は、特定の方向に配向性を有する複数の繊維による繊維集合体により形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
(態様24)
態様22に記載された清掃用具の製造方法であって、
前記繊維構成体は、不織布により形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
(態様25)
態様21〜24のいずれか1項に記載された清掃用具の製造方法であって、
前記繊維構成体は熱溶着性を有する繊維により形成され、前記硬化部は、前記繊維構成体における熱溶着性繊維を溶着することにより形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
(態様26)
態様21〜25のいずれか1項に記載された清掃用具の製造方法であって、
前記硬化部は、前記繊維構成体に含浸された含浸体が硬化することにより形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
A、A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8 清掃用具(清掃具)
Y 長手方向
Y1 挿入方向
Y2 引抜方向
X 長手交差方向
Z 厚み方向
100、101、102、103、104、105、106、107、108 清掃シート(清掃体)
100X 端部
100Y 端部
100Z1 一方の面
100Z2 他方の面
110 刷毛部
110A 第1刷毛領域
110A1 第1刷毛資材
110B 第2刷毛領域
110B1 第2刷毛資材
110C 第3刷毛領域
111 繊維構成体
112 繊維集合体
112A 第1繊維集合体
112B 第2繊維集合体
112C 第3繊維集合体
113 繊維
113A 屈曲部
114 不織布
114A 第1不織布
114B 第2不織布
120 基部
1201 基部資材
120Y 端部
120X 端部
120A 一方の面
120B 他方の面
121 保持領域
122 先端領域
130 保持空間(挿入部)
131 低摩擦部
132 高摩擦部
133 境界領域
140 硬化部
140X 端部
140Y 端部
141 高剛性部
141A 高剛性端部領域
141B 掻き出し部
141B1 角部
142 低剛性部
150 接合部
151 第1接合部
152 第2接合部
153 第3接合部
160 硬化部対向領域
170 短冊部
171 切込み部
200、201、202、203、204、205、206、207、208 保持具(清掃体ホルダ)
210 ハンドル部(把持部)
211 ハンドル
212 ハンドル接合部
220 清掃体保持部(保持部)
220Z1 第1面
220Z2 第2面
221 保持部材
230 連接部
240 先端部
250 中間部
260 凸部
261 第1凸部
262 第2凸部
270 押え板
280 抵抗部
S100 第1工程
S200 第2工程
S300 第3工程
D100 距離
D200 距離
D300 距離
D400 距離
D500 距離

Claims (18)

  1. 清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有する清掃用具において、
    前記清掃シートは、当該清掃シートに前記保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、前記長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向の双方に延在するように構成され、
    前記保持具は、前記清掃シートを保持するための保持部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、
    前記清掃シートは、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、前記刷毛部が接続されるとともに前記長手方向における長さが前記刷毛部よりも短い不織布により形成された基部と、前記刷毛部と前記基部の間に形成されるとともに前記保持部が挿入される挿入部とを有し、
    前記挿入部を形成する刷毛部における前記長手方向の領域には、硬化部が形成されることを特徴とする清掃用具。
  2. 請求項1に記載された清掃用具であって、
    前記刷毛部は繊維構成体により形成されることを特徴とする清掃用具。
  3. 請求項2に記載された清掃用具であって、
    前記繊維構成体は、所定の方向に配向性を有する複数の繊維による繊維集合体により形成されることを特徴とする清掃用具。
  4. 請求項2に記載された清掃用具であって、
    前記繊維構成体は、不織布により形成されることを特徴とする清掃用具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
    前記繊維構成体は熱溶着性を有する繊維により形成され、前記硬化部は、前記繊維構成体における熱溶着性繊維を溶着することにより形成されることを特徴とする清掃用具。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
    前記硬化部は、前記繊維構成体に含浸された含浸体が硬化することにより形成されることを特徴とする清掃用具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
    前記長手方向において、前記刷毛部の端部と前記基部の端部に亘る領域内に形成された前記硬化部は、前記刷毛部における前記硬化部が形成されていない領域に比して高い剛性を有する高剛性部を形成することを特徴とする清掃用具。
  8. 請求項7に記載された清掃用具であって、
    前記高剛性部における前記長手方向上の端部を含む領域である高剛性端部領域は、清掃対象に当接される掻き出し部を形成することを特徴とする清掃用具。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
    前記長手方向において、前記基部の両端部間に亘る領域内に形成された前記硬化部は、前記基部に比して低い摩擦係数を有する低摩擦部を形成することを特徴とする清掃用具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載された清掃用具であって、
    前記刷毛部は、前記硬化部が形成された第1刷毛領域と、前記硬化部が形成されていない第2刷毛領域とを有することを特徴とする清掃用具。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載された清掃用具において、
    前記刷毛部は、前記基部の一方の側に設けられていることを特徴とする清掃用具。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載された清掃用具において、
    前記刷毛部は、前記基部の一方の側および他方の側に設けられていることを特徴とする清掃用具。
  13. 清掃シートと、前記清掃シートを保持する保持具とを有し、前記清掃シートは、当該清掃シートに前記保持具を挿入する方向によって規定される長手方向と、前記長手方向と交差する方向によって規定される長手交差方向の双方に延在するように構成され、前記保持具は、前記清掃シートを保持するための保持部と、前記保持部に連結されてユーザに把持される把持部とを有し、前記清掃シートは、清掃対象を清掃可能に構成された刷毛部と、前記刷毛部が接続されるとともに前記長手方向における長さが前記刷毛部よりも短い不織布により形成された基部と、前記刷毛部と前記基部の間に形成されるとともに前記保持部が挿入される挿入部とを有し、前記挿入部を形成する刷毛部における前記長手方向の領域には、硬化部が形成される清掃用具の製造方法において、
    前記刷毛部に硬化部を形成する工程と、
    前記刷毛部に前記基部を接続する工程と、
    前記刷毛部と前記基部の間に、前記保持部を挿入するための挿入部を形成する工程と、を有することを特徴とする清掃用具の製造方法。
  14. 請求項13に記載された清掃用具の製造方法であって、
    前記刷毛部は繊維構成体により形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
  15. 請求項14に記載された清掃用具の製造方法であって、
    前記繊維構成体は、特定の方向に配向性を有する複数の繊維による繊維集合体により形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
  16. 請求項14に記載された清掃用具の製造方法であって、
    前記繊維構成体は、不織布により形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
  17. 請求項13〜16のいずれか1項に記載された清掃用具の製造方法であって、
    前記繊維構成体は熱溶着性を有する繊維により形成され、前記硬化部は、前記繊維構成体における熱溶着性繊維を溶着することにより形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。
  18. 請求項13〜16のいずれか1項に記載された清掃用具の製造方法であって、
    前記硬化部は、前記繊維構成体に含浸された含浸体が硬化することにより形成されることを特徴とする清掃用具の製造方法。

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