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JP6224705B2 - 無段変速機用金属ベルト - Google Patents

無段変速機用金属ベルト Download PDF

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JP6224705B2
JP6224705B2 JP2015521327A JP2015521327A JP6224705B2 JP 6224705 B2 JP6224705 B2 JP 6224705B2 JP 2015521327 A JP2015521327 A JP 2015521327A JP 2015521327 A JP2015521327 A JP 2015521327A JP 6224705 B2 JP6224705 B2 JP 6224705B2
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Description

本発明は、ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて前記両プーリ間で駆動力を伝達する金属ベルトが、左右方向に並置された一対の金属リング集合体と、前記一対の金属リング集合体に前後方向に積層した状態で係止された多数の金属エレメントとを備える無段変速機用金属ベルトに関する。
V形ブロック(金属エレメント)のロッキングエッジをV形ブロックの高さ方向においてレベルが異なる2段階に形成し、これらロッキングエッジのうち下段のロッキングエッジと、無終端バンド(金属リング集合体)の内周面が当接するバンド組付け溝(リングスロット)内のバンド巻き掛け面(サドル面)とを、V型ブロックの高さ方向において同レベルに位置させたものが、下記特許文献1により公知である。
この構成により、無終端バンドのプーリ巻き付き域と直線域との間において、隣接するV形ブロックがバンド巻き掛け面での走行方向相対位置を不変に保つようにして摩擦損失を防ぐととともに、レベルが異なる2段階に形成したロッキングエッジにより、無終端バンドのプーリ巻き掛け径が大径、中径、小径と変化したときも、これに合わせて隣接するV形ブロック間の相対傾斜位置が変化可能となり、変速に伴うプーリ間の無終端バンドの芯ずれ量を小さく抑えることができる。
また隣接して相互に当接するエレメントの回転中心となるロッキングエッジが、エレメントのサドル面よりも内周側に離れた位置に形成されている伝動ベルト(金属ベルト)において、環状に配列された複数のエレメントを結束するサブリングを収容する少なくとも1つのスリット部が、リングの径方向においてサドル面よりも径方向内側に形成されたものが、下記特許文献2により公知である。
この構成により、サドル面上に積層した積層リング(金属リング集合体)に加えて、スリット部に挿入したサブリングによってもエレメントを結束できるので、エレメントを結束するリングの総数を少なくとも1枚多くすることができ、そのために伝動ベルトのトルク容量や耐久性を向上させることができる。またスリット部に挿入したサブリングは他の積層リングよりもロッキングエッジに近い位置に配置されるので、そのサブリングとスリット部との摩擦が少なく、リングの数を増大させることによる摩擦や、それに伴う動力損失あるいは動力伝達効率の低下を防止もしくは抑制することができる。
またエレメントのロッキングエッジとサドル面と一致させ、打ち抜き加工等のプレス加工によりエレメントを成形する際に、シャープエッジを形成できる側の面にロッキングエッジを設けるものが、下記特許文献3により公知である。
この構成により、エレメントのロッキングエッジを、プレス加工の際の「だれ」の影響を受けないシャープエッジに形成することができるので、例えばエレメントにリングが巻き掛けられる際に、リングの内周面が当接する面とロッキングエッジとをエレメントの高さ方向におけるほぼ同じ位置に形成することが可能となる。その結果、リングの内周面とロッキングエッジとの間の相対滑りを低減することができ、その相対滑りによる摩擦損失を低減して伝動ベルト(金属ベルト)の伝達効率を向上させることができる。
日本特許第3695216号公報 国際公開第WO2012/131841号公報 日本特許第4424376号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものは、無終端バンドをV形ブロックの中央部に配置しているため、プーリのV面に当接するV形ブロックのプーリ当接面の高さが高くなり、V形ブロックの径方向の移動可能距離が制限されてレシオレンジが小さくなる問題があるだけでなく、ロッキングエッジが2段階に形成されるためにV形ブロックの製造が面倒になってコストが上昇する問題がある。
また上記特許文献1の段落[0011]には、「V形ブロックの基部とバンド組付け溝との境界部にロッキングエッジを設けようとしても、当該境界部の位置では隣り合ったV形ブロックも基部とバンド組付け溝との境界部であるため、ロッキングエッジが隣り合ったV形ブロックのバンド組付け溝に落ちて、V形ブロックがその高さ方向に相対位置ずれしてしまうことになり、抜本的な解決にはなり得ないことを確かめた。」と記載されているが、このことは、反対にロッキングエッジが隣り合ったV形ブロックのバンド組付け溝に落ちても問題のない構造にすれば、問題が解決されることを示唆している。
また上記特許文献2に記載されたものは、スリット部に挿入したサブリングをロッキングエッジに近い位置に配置しても、他の積層リングはロッキングエッジから遠い位置に配置されてしまうため、サドル面と積層リングとの間に摩擦力が発生するのを避けられないという問題がある。
また上記特許文献3に記載されたものは、上記特許文献1に課題として記載されているように、ロッキングエッジが隣り合ったエレメントのバンド組付け溝に落ちてしまい、エレメントが高さ方向に位置ずれしてしまう虞がある。しかも形状の異なる第1エレメントおよび第2エレメントを交互に積層するので、それらの積層順序の管理が面倒になって組み立て性が悪化する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、無段変速機用金属ベルトの金属エレメントのサドル面とロッキングエッジとを径方向のほぼ同じ位置に形成したものにおいて、金属エレメントの径方向の位置ずれおよび回転方向の位置ずれを許容できるようにすることで、駆動力の伝達効率の低下を最小限に抑えることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて前記両プーリ間で駆動力を伝達する金属ベルトが、左右方向に並置された一対の金属リング集合体と、前記一対の金属リング集合体に前後方向に積層した状態で係止された多数の金属エレメントとからなり、前記金属エレメントは、前記一対の金属リング集合体が係合する一対のリングスロットと、前記一対のリングスロット間に位置するネック部と、前記ネック部の径方向内側に連なって前記一対の金属リング集合体の内周面を支持するサドル面が形成されたボディ部と、前記ネック部の径方向外側に連なって前記一対の金属リング集合体の外周面に対向するイヤー部とを備え、前記金属エレメントがピッチングする支点となるロッキングエッジが前記ボディ部の前面の径方向外端に設けられた無段変速機用金属ベルトであって、前記イヤー部、前記ネック部、および前記ボディ部の前面に、前記イヤー部から前記ボディ部に跨がる第1の凹部が、前記ネック部の幅方向全体に亘って延びるようにして形成され、前記ロッキングエッジの径方向内側の前記ボディ部の前面は、径方向内側に行くにつれて後面側に傾斜する傾斜面となっており、前記傾斜面は、前記両プーリ間で駆動力を伝達する際に、隣接する前方の金属エレメントにおける前記サドル面の後端を押すことを第1の特徴とする無段変速機用金属ベルトが提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記ネック部および前記ボディ部の後面に、前記ネック部から前記ボディ部に跨がる第2の凹部が形成されることを第2の特徴とする無段変速機用金属ベルトが提案される。
また本発明によれば、ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて前記両プーリ間で駆動力を伝達する金属ベルトが、左右方向に並置された一対の金属リング集合体と、前記一対の金属リング集合体に前後方向に積層した状態で係止された多数の金属エレメントとからなり、前記金属エレメントは、前記一対の金属リング集合体が係合する一対のリングスロットと、前記一対のリングスロット間に位置するネック部と、前記ネック部の径方向内側に連なって前記一対の金属リング集合体の内周面を支持するサドル面が形成されたボディ部と、前記ネック部の径方向外側に連なって前記一対の金属リング集合体の外周面に対向するイヤー部とを備え、前記金属エレメントがピッチングする支点となるロッキングエッジが前記ボディ部の前面の径方向外端に設けられた無段変速機用金属ベルトであって、前記ネック部および前記ボディ部の前面に、前記ネック部から前記ボディ部に跨がる第1の凹部が形成され、前記第1の凹部は前記ネック部の一部および前記ボディ部に跨がるように形成され、前記ネック部および前記ボディ部の後面に、前記ネック部の一部から前記イヤー部に跨がる第3の凹部が形成され、前記第1の凹部および前記第3の凹部は前後方向に見たときにオーバーラップしない位置にあることを第3の特徴とする無段変速機用金属ベルトが提案される。
本発明の第1の特徴によれば、ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて両プーリ間で駆動力を伝達する金属ベルトの金属エレメントは、一対のリングスロットと、ネック部と、ボディ部と、イヤー部とを備える。金属エレメントがピッチングする支点となるロッキングエッジがボディ部の前面の径方向外端(サドル面の前端)に設けられるので、金属エレメントがピッチングしても、金属エレメントのボディ部のサドル面と金属リング集合体の内周面との間に滑りが発生することが防止され、金属ベルトの動力伝達効率が高められる。
イヤー部、ネック部、およびボディ部の前面に、イヤー部からボディ部に跨がる第1の凹部が、ネック部の幅方向全体に亘って延びるようにして形成されるので、前側の金属エレメントに対して後側の金属エレメントが径方向外側に位置ずれしたとき、後側の金属エレメントのロッキングエッジが前側の金属エレメントのリングスロット内に進入し、後側の金属エレメントが前側の金属エレメントに接近するように移動することで、後側の金属エレメントのボディ部の傾斜面が左右方向の全長で前側の金属エレメントにおけるサドル面の後端に当接し、両プーリ間で駆動力を伝達する際に、隣接する前方の金属エレメントの後端を押すことになる。その結果、ネック部がボディ部に接続する部分に加わる曲げ荷重が減少してネック部の曲げが抑制されることで、動力伝達効率の低下が最小限に抑えられる。
また前側および後側の金属エレメントが前後方向の軸線まわりに相対回転すると、前側の金属エレメントのボディ部の後面(サドル面の後端)と後側の金属エレメントのボディ部の前面(傾斜面)との間に空間が発生するため、金属エレメント間の押し力で前記空間を詰めるようにボディ部が曲げ変形して強度低下および動力伝達効率低下の原因となる。しかしながら、金属エレメントの第1の凹部は、ネック部の幅方向全体に亘って延びるようにしてイヤー部からボディ部に跨がって形成されるので、前記空間の始点が第1の凹部により移動して該空間の左右方向の長さが延長されることで、前記空間を詰めるために必要なボディ部の曲げ応力(または相対変形量)が減少し、強度低下および動力伝達効率低下が最小限に抑えられる。
また本発明の第2の特徴によれば、ネック部およびボディ部の後面に、ネック部からボディ部に跨がる第2の凹部が形成されるので、第2の凹部が第1の凹部と同様に機能することで、前後の金属エレメントが径方向あるいは回転方向の位置ずれしても、動力伝達効率の低下が最小限に抑えられる。
また本発明の第3の特徴によれば、第1の凹部はネック部の一部およびボディ部に跨がるように形成され、ネック部およびボディ部の後面に、ネック部の一部からイヤー部に跨がる第3の凹部が形成され、第1の凹部および第3の凹部は前後方向に見たときにオーバーラップしない位置にあるので、第1の凹部により、前側の金属エレメントおよび後側の金属エレメントが径方向あるいは回転方向の位置ずれしても、動力伝達効率の低下が最小限に抑えられるだけでなく、前側の金属エレメントのネック部の後面(第3の凹部が形成されていない部分)と、後側の金属エレメントのネック部の前面(第1の凹部が形成されていない部分とが当接することで、金属エレメントの姿勢を安定させて駆動力を効率的に伝達することができる。
図1は無段変速機用金属ベルトの一部を示す斜視図である。(第1の実施の形態) 図2は金属エレメントの形状を示す図である。(第1の実施の形態) 図3は金属エレメントの径方向の位置ずれ時の作用説明図である。(第1の実施の形態) 図4は金属エレメントの回転方向の位置ずれ時の作用説明図である。(第1の実施の形態) 図5は金属エレメントの形状を示す図である。(第2の実施の形態) 図6は金属エレメントの径方向の位置ずれ時の作用説明図である。(第2の実施の形態) 図7は金属エレメントの回転方向の位置ずれ時の作用説明図である。(第2の実施の形態) 図8は金属エレメントの形状を示す図である。(第3の実施の形態) 図9は金属エレメントの径方向の位置ずれ時の作用説明図である。(第3の実施の形態) 図10は金属エレメントの形状を示す図である。(比較例) 図11は金属エレメントの径方向の位置ずれ時の作用説明図である。(比較例)
11 金属ベルト
13 金属リング集合体
14 金属エレメント
15 ボディ部
15a サドル面
15b 傾斜面
16 ネック部
17 イヤー部
18 リングスロット
19 ロッキングエッジ
20 第1の凹部
20′ 第2の凹部
20″ 第3の凹部
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
第1の実施の形態
先ず、図1〜図4に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、ベルト式無段変速機のドライブプーリおよびドリブンプーリ間に巻き掛けられて駆動力を伝達する金属ベルト11は、複数枚の金属リング12…を積層してなる一対の金属リング集合体13,13と、一対の金属リング集合体13,13に支持された多数の金属エレメント14…とで構成される。
本明細書において、前後方向とは金属ベルト11の進行方向を前方とし、それと逆方向を後方として定義される。また径方向とは、前後方向に直交する方向であって、金属ベルト11が巻き付くプーリの外周側を外側とし、中心側を内側として定義される。また左右方向とは、前後方向および径方向に直交する方向であって、一対の金属リング集合体13,13が並置される方向として定義される。
図1および図2に示すように、金属エレメント14は、金属板をプレス加工により打ち抜いたもので、径方向内側の略台形状のボディ部15と、ボディ部15の左右方向中央から径方向外側に延びるネック部16と、ネック部16の径方向外側に連なって左右方向両側に延びる三角形状のイヤー部17とを備える。ボディ部15の径方向外縁、ネック部16の左右方向外縁およびイヤー部17の径方向内縁に挟まれた位置に、左右方向外側に開放して一対の金属リング集合体13,13を収容する一対のリングスロット18,18が形成される。
リングスロット18,18に臨むボディ部15の径方向外面には、金属リング集合体13,13の内周面が当接するサドル面15a,15aが形成される。ボディ部15の前面には、径方向外側から径方向内側に向かって厚さが減少するようにテーパーする傾斜面15bが形成されており、傾斜面15bの径方向外端がサドル面15a,15aの前端と交差する位置に、左右方向に直線状に延びるロッキングエッジ19が形成される。ボディ部15の左右方向両端には、プーリのV面に当接可能な一対のプーリ当接面15c,15cが形成される。
金属エレメント14の前面には、ネック部16の全域と、イヤー部17の左右方向中央部と、ボディ部15の左右方向中央部とに跨がる第1の凹部20が形成される。第1の凹部20は、基本的に平坦面である金属エレメント14の前面の一部を一定深さに窪ませたものであり、その角部は直角に切り立った段差となっている。ただしボディ部15の前面は傾斜面15bとなっているため、第1の凹部20の径方向内縁20aはロッキングエッジ19の径方向内側において傾斜面15bになだらかに連続している。
イヤー部17の中央前面には前方に向かって突出する円錐台状のノーズ17aが形成され、イヤー部17の中央後面には後方に向かって開放してノーズ17aが嵌合可能なホール17bが形成される。ノーズ17aおよびホール17bは若干の隙間をもって嵌合しており、よって隣接する前後の金属エレメント14,14は、前記隙間の範囲で相対的な平行移動および前後方向の軸回りの相対的な回転が許容される。イヤー部17の左右方向両端部には、第1の凹部20を挟むように一対の平坦部17c,17cが形成される。平坦部17c,17cの高さは、ボディ部15の後面の高さと面一である。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられた金属ベルト11は、ドライブプーリからドリブンプーリに向かって直線状に延びる弦部の押し力により駆動力を伝達する。弦部では金属エレメント14…が相互に平行に整列するのに対し、金属ベルト11がプーリに巻き付く巻き付き部では、金属エレメント14…がプーリの軸線を中心とする放射状に姿勢を変更するため、隣接する金属エレメント14…の径方向外端の間隔が広がり、径方向内端の間隔が狭まるように相対的に揺動する。その際に、前側の金属エレメント14の後面に当接する後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19が支点となり、前後の金属エレメント14,14がノーズ17aおよびホール17b間の隙間の範囲で相対的にピッチング(前後方向の揺動)することで、前記姿勢を変更が許容される。
また本実施の形態の金属エレメント14は、そのロッキングエッジ19がサドル面15a,15aの前端に形成されており、ロッキングエッジ19の径方向高さとサドル面15a,15aの径方向高さとが一致しているため、巻き付き部で金属エレメント14…がピッチングしたときに、隣接する金属エレメント14,14のサドル面15a,15aどうしが前後方向に離間することが防止され、サドル面15a,15aと金属リング集合体13,13の内周面との間に滑りが発生して動力伝達効率が低下することが回避される。仮に、ロッキングエッジ19がサドル面15a,15aよりも径方向内側に設けられていると、巻き付き部で金属エレメント14…がピッチングしたときに、隣接する金属エレメント14,14のサドル面15a,15aどうしが前後方向に離間するため、サドル面15a,15aと金属リング集合体13,13の内周面との間に滑りが発生するだけでなく、金属リング集合体13,13が引き伸ばされるために動力伝達効率が低下することになる。
ところで、隣接する金属エレメント14,14は、後側の金属エレメント14のノーズ17aが前側の金属エレメント14のホール17bに嵌合し、かつサドル面15a,15aを径方向内側に押圧する金属リング集合体13,13の張力で位置を規制されているが、ノーズ17aおよびホール17b間には隙間があるため、弦部において金属エレメント14…が径方向に位置ずれすることが避けられない。
図10には、前面に第1の凹部20を持たない比較例の金属エレメント14の形状が示される。図11は、比較例の金属エレメント14が径方向に位置ずれしたときの作用を示すものである。図10のP−P線断面図およびQ−Q線断面図にそれぞれ対応する図11(A)、(B)は、後側の金属エレメント14が前側の金属エレメント14に対して径方向内側に位置ずれした状態を示しており、この場合には、後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19の全長が前側の金属エレメント14のボディ部15の後面に当接するため、駆動力の伝達が効率的に行われる。
しかしながら、図10のP−P線断面図およびQ−Q線断面図にそれぞれ対応する図11(C)、(D)に示すように、後側の金属エレメント14が前側の金属エレメント14に対して径方向外側に位置ずれした場合には、後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19の左右方向中央部は前側の金属エレメント14のネック部16の後面に当接することができるが、後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19の左右方向両端部は前側の金属エレメント14のリングスロット18,18に対向してしまい、ロッキングエッジ19と前側の金属エレメント14の後面との間に隙間が発生してしまう。その結果、ロッキングエッジ19の一部(左右方向中央部)だけが駆動力を伝達することになり、ネック部16がボディ部15に接続する部分に曲げ荷重が発生してしまい、強度が低下したり駆動力の伝達が効率的に行われなくなったりする問題がある。
図3は本実施の形態の金属エレメント14が径方向に位置ずれしたときの作用を示すものである。図3(A)、(B)は後側の金属エレメント14が前側の金属エレメント14に対して径方向内側に位置ずれした状態を示しており、この場合には第1の凹部20は機能しないが、図11(A)、(B)の比較例と同様に後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19の全長が前側の金属エレメント14のボディ部15の後面に当接するため、ネック部16の曲げは発生せず、駆動力の伝達効率が低下することはない。
一方、図3(C)、(D)に示すように、後側の金属エレメント14が前側の金属エレメント14に対して径方向外側に位置ずれした場合には、後側の金属エレメント14の前面におけるネック部16の下端のロッキングエッジ19は、そこに形成された第1の凹部20によって消滅しているため、後側の金属エレメント14のボディ部15の傾斜面15bが、前側の金属エレメント14のサドル面15a,15aの後端に摺接しながら、後側の金属エレメント14は径方向外側に移動しつつ、前側の金属エレメント14に接近するように前方に移動することができる。
このように、後側の金属エレメント14が径方向外側に移動しながら前側の金属エレメント14に接近するように前方に移動することで、後側の金属エレメント14の傾斜面15b,15bと、前側の金属エレメント14のサドル面15a,15aの後端との当接が維持されるため、傾斜面15b,15bの左右方向全長で駆動力を伝達することが可能になり、ネック部16がボディ部15に接続する部分に加わる曲げ荷重が減少してネック部16の曲げが抑制されることで、強度低下および駆動力の伝達効率低下が最小限に抑えられる。
また第1の凹部20を挟むイヤー部17の前面の左右方向両端の平坦部17c,17cがロッキングエッジ19と同じ高さに整列するため、金属エレメント14…がドライブプーリおよびドリブンプーリ間の弦部にあるとき、前側の金属エレメント14および後側の金属エレメント14はロッキングエッジ19において当接するだけでなく、後側の金属エレメント14はイヤー部17の平坦部17c,17cにおいても前側の金属エレメント14の後面に当接する。その結果、弦部上にあって径方向に位置ずれしていない金属エレメント14…は、イヤー部17の一対の平坦部17c,17cおよびロッキングエッジ19の両方で当接することで、ピッチングすることなく相互に平行に整列して安定した姿勢を維持することができる。
なお、図3(C)、(D)に示すように、後側の金属エレメント14が前側の金属エレメント14に対して径方向外側に位置ずれし、後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19が前側の金属エレメント14のリングスロット18,18内に進入するように前方に移動したとき、後側の金属エレメント14のイヤー部17の平坦部17c,17cは前側の金属エレメント14のイヤー部17の後面と干渉して前方に移動できないため、後側の金属エレメント14の径方向外端が後方に倒れようとする。しかしながら、イヤー部17の平坦部17c,17cは第1の凹部20との接続部において後方に容易に弾性変形可能であるため、後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19の前方への移動に追従し、後側の金属エレメント14のイヤー部17の平坦部17c,17cが後方に弾性変形することで、隣接する前後の金属エレメント14,14は相互に平行な位置関係を維持することができる。
図4(B)は第1の凹部20を持たない比較例の金属エレメント14に対応するもので、隣接する2個の金属エレメント14,14を前面側から見た状態を示しており、手前側の金属エレメント14に対して向こう側の金属エレメント14は、回転中心Oまわりに時計方向に角度θだけ相対回転している。一対の金属エレメント14,14が回転中心Oまわりに相対回転するのは、各金属エレメント14は2本の金属リング集合体13,13により拘束されているため、それら2本の金属リング集合体13,13が当接する左右のサドル面15a,15aの中間位置が回転中心Oになるからである。隣接する金属エレメント14,14はイヤー部17,17に形成されたノーズ17aおよびホール17bで相互に係合しているが、ノーズ17aおよびホール17b間には所定のガタが存在するため、一対の金属エレメント14,14の回転中心Oまわりの相対回転が許容される。
図4(B)の下段は、手前側の金属エレメント14のロッキングエッジ19に沿う断面線で切断した断面図であって、手前側の金属エレメント14は左右のサドル面15a,15aの間に断面線で切断されたネック部16が現れる。一方、向こう側の金属エレメント14は、図中右側のボディ部15は切断されずに図中右側のサドル面15aが現れ、ネック部16および図中左側のボディ部15は断面線で切断されている。ボディ部15の前面にはサドル面15aから径方向内側に向かって傾斜する傾斜面15bが形成されており、ボディ部15の前後方向厚さは径方向内側に向かって次第に薄くなるため、断面線で切断されたボディ部15の厚さは図中左側ほど薄くなり、手前側の金属エレメント14のボディ部15の左端と向こう側の金属エレメント14のボディ部15の左端との間に隙間gが発生することで、手前側の金属エレメント14のボディ部15の後面と向こう側の金属エレメント14のボディ部15の前面(傾斜面15b)との間に回転中心Oを始点とする三角形状の空間αが形成される。
このように、隣接する2個の金属エレメント14,14が回転中心Oまわりに相対回転すると、手前側の金属エレメント14のボディ部15の後面と向こう側の金属エレメント14のボディ部15の前面(傾斜面15b)との間に空間αが発生し、金属エレメント14…間に作用する押し力で前記空間αを詰めるように金属エレメント14が曲げ変形するため、強度低下および動力伝達効率低下が発生する可能性がある。
それに対し、図4(A)は第1の凹部20を有する本実施の形態の金属エレメント14に対応するものである。比較例では、三角形状の空間αの始点が金属エレメント14の左右方向中央の回転中心Oに一致しているが、本実施の形態では、向こう側の金属エレメント14の前面に第1の凹部20が形成されているため、三角形状の空間αの始点が第1の凹部20の右端側にずれたO′点となる。その結果、比較例では空間αの始点であるO点から空間αの終点までの距離がL1であるのに対し、本実施の形態では空間αの始点であるO′点から空間αの終点までの距離がL2(>L1)となる。
よって、金属エレメント14…間に作用する押し力で空間αを詰めるように金属エレメント14が曲げ変形するとき、比較例では距離L1の範囲で隙間g分の曲げを吸収する必要があるのに対し、実施の形態では前記L1よりも長いL2の範囲で同じ大きさの隙間g分の曲げを吸収すれば済むため、金属エレメント14のネック部16に連なるボディ部15の曲げ応力(または相対変形量)を低減して強度低下および動力伝達効率低下を最小限に抑えることができる。
第2の実施の形態
次に、図5〜図7に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、金属エレメント14の前面側に第1の凹部20が形成されているが、図5に示すように、第2の実施の形態では、前記第1の凹部20に加えて、金属エレメント14の後面側に更に第2の凹部20′が形成される。第2の凹部20′の左右方向の幅は、第1の凹部20の左右方向の幅と同じであるが、金属エレメント14のボディ部15の後面には傾斜面15bが形成されていないため、第2の凹部20′の径方向内端はボディ部15の径方向内端に達している。
第1の実施の形態で説明したように、金属エレメント14の前面側に第1の凹部20を形成したことにより、前側の金属エレメント14および後側の金属エレメント14が径方向あるいは回転方向に相対移動しても、金属エレメント14の曲げ応力を最小限に抑えて強度低下および動力伝達効率低下を最小限に抑えることができる。図6および図7に示すように、金属エレメント14の後面側に形成された第2の凹部20′も上述した第1の凹部20と同様に機能を発揮するため、第1の凹部20および第2の凹部20′を兼ね備える第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
第3の実施の形態
次に、図8および図9に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
図8に示すように、第3の実施の形態の金属エレメント14は、前面に第1の凹部20を備えるとともに、後面に第3の凹部20″を備えるものである。第1の凹部20は、ネック部16の径方向内端側の一部からボディ部15に跨がるように形成される。また第3の凹部20″は、ネック部16の径方向外端側の一部からイヤー部17に跨がるように形成される。第1の凹部20の左右方向の幅と、第3の凹部20″の左右方向の幅とは同じであり、かつ径方向に一定である。第1の凹部20の径方向外端は、第3の凹部20″の径方向内端よりも径方向内側にあり、前後方向に見たときに第1の凹部20および第3の凹部20″はオーバーラップしていない。
従って、ネック部16の前面には第1の凹部20よりも1段高い平坦部16aが形成され、ネック部16の後面には第3の凹部20″よりも1段高い平坦部16bが形成され、平坦部16a,16bは前後方向に見たときにオーバーラップする。ネック部16の前面の平坦部16aは、ロッキングエッジ19およびイヤー部17の平坦部17c,17cと面一であり、ネック部16の後面の平坦部16bは、第3の凹部20″を除く部分と面一である。
本実施の形態によれば、第1の凹部20によって第1の実施の形態と同様の作用効果を達成することができるだけでなく、以下のような更なる作用効果を達成することができる。即ち、図9(A)〜(F)に示すように、前側の金属エレメント14のイヤー部17の後面に後側の金属エレメント14のイヤー部17の平坦部17c,17cが当接し、かつ前側の金属エレメント14のネック部16の平坦部16bに後側の金属エレメント14のネック部16の平坦部16aが当接することで、金属エレメント14の姿勢を安定させて動力伝達効率の低下を最小限に抑えることができる。
但し、図9(E)、(F)に示すように、後側の金属エレメント14が前側の金属エレメント14に対して径方向外側に位置ずれし、後側の金属エレメント14のロッキングエッジ19が前側の金属エレメント14のリングスロット18,18内に進入するように前方に移動したとき、後側の金属エレメント14のネック部16の平坦部16aが前側の金属エレメント14のネック部16の平坦部16bと干渉して前方に移動できないため、金属エレメント14の径方向外端が後方に倒れようとする。しかしながら、後側の金属エレメント14は、その更に後方の金属エレメント14から押圧力により弾性変形するため、隣接する金属エレメント14,14は相互に平行な位置関係を維持することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では第1の凹部20の径方向内縁20aがボディ部15の傾斜面15bに達しているが、必ずしもその必要はなく、第1の凹部20の径方向内縁20aはネック部16からロッキングエッジ19を跨いでボディ部15の一部へと延びていれば良い。
また実施の形態では第2の凹部20′の径方向内端がボディ部15の径方向内端に達しているが、必ずしもその必要はなく、第2の凹部20′の径方向内端はネック部16からロッキングエッジ19を跨いでボディ部15の一部へと延びていれば良い。

Claims (3)

  1. ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて前記両プーリ間で駆動力を伝達する金属ベルト(11)が、左右方向に並置された一対の金属リング集合体(13)と、前記一対の金属リング集合体(13)に前後方向に積層した状態で係止された多数の金属エレメント(14)とからなり、
    前記金属エレメント(14)は、前記一対の金属リング集合体(13)が係合する一対のリングスロット(18)と、前記一対のリングスロット(18)間に位置するネック部(16)と、前記ネック部(16)の径方向内側に連なって前記一対の金属リング集合体(13)の内周面を支持するサドル面(15a)が形成されたボディ部(15)と、前記ネック部(16)の径方向外側に連なって前記一対の金属リング集合体(13)の外周面に対向するイヤー部(17)とを備え、
    前記金属エレメント(14)がピッチングする支点となるロッキングエッジ(19)が前記ボディ部(15)の前面の径方向外端に設けられた無段変速機用金属ベルトであって、
    前記イヤー部(17)、前記ネック部(16)、および前記ボディ部(15)の前面に、前記イヤー部(17)から前記ボディ部(15)に跨がる第1の凹部(20)が、前記ネック部(16)の幅方向全体に亘って延びるようにして形成され、
    前記ロッキングエッジ(19)の径方向内側の前記ボディ部(15)の前面は、径方向内側に行くにつれて後面側に傾斜する傾斜面(15b)となっており、
    前記傾斜面(15b)は、前記両プーリ間で駆動力を伝達する際に、隣接する前方の金属エレメント(14)における前記サドル面(15a)の後端を押すことを特徴とする無段変速機用金属ベルト。
  2. 前記ネック部(16)および前記ボディ部(15)の後面に、前記ネック部(16)から前記ボディ部(15)に跨がる第2の凹部(20′)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の無段変速機用金属ベルト。
  3. ドライブプーリおよびドリブンプーリに巻き掛けられて前記両プーリ間で駆動力を伝達する金属ベルト(11)が、左右方向に並置された一対の金属リング集合体(13)と、前記一対の金属リング集合体(13)に前後方向に積層した状態で係止された多数の金属エレメント(14)とからなり、
    前記金属エレメント(14)は、前記一対の金属リング集合体(13)が係合する一対のリングスロット(18)と、前記一対のリングスロット(18)間に位置するネック部(16)と、前記ネック部(16)の径方向内側に連なって前記一対の金属リング集合体(13)の内周面を支持するサドル面(15a)が形成されたボディ部(15)と、前記ネック部(16)の径方向外側に連なって前記一対の金属リング集合体(13)の外周面に対向するイヤー部(17)とを備え、
    前記金属エレメント(14)がピッチングする支点となるロッキングエッジ(19)が前記ボディ部(15)の前面の径方向外端に設けられた無段変速機用金属ベルトであって、
    前記ネック部(16)および前記ボディ部(15)の前面に、前記ネック部(16)から前記ボディ部(15)に跨がる第1の凹部(20)が形成され、
    前記第1の凹部(20)は前記ネック部(16)の一部および前記ボディ部(15)に跨がるように形成され、前記ネック部(16)および前記ボディ部(15)の後面に、前記ネック部(16)の一部から前記イヤー部(17)に跨がる第3の凹部(20″)が形成され、
    前記第1の凹部(20)および前記第3の凹部(20″)は前後方向に見たときにオーバーラップしない位置にあることを特徴とする無段変速機用金属ベルト。
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