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JP6222899B2 - 情報処理装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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JP6222899B2 JP2012153674A JP2012153674A JP6222899B2 JP 6222899 B2 JP6222899 B2 JP 6222899B2 JP 2012153674 A JP2012153674 A JP 2012153674A JP 2012153674 A JP2012153674 A JP 2012153674A JP 6222899 B2 JP6222899 B2 JP 6222899B2
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Description

本発明は、スキャナを制御可能な情報処理装置、その制御方法およびプログラムに関する。
従来、画像入力装置の一つであるイメージスキャナ(以下、スキャナ)では、スキャン動作の開始希望を知らせるイベントをスキャナに接続されている情報処理装置に通知し、その情報を元に情報端末装置からの指示でスキャンを行うものが知られている。この場合、スキャナの操作部からユーザが読み取りの操作をすることでスキャナによるスキャンが実行され、スキャナに接続された情報端末装置にスキャンによって得た画像データを転送する(特許文献1参照)。
情報処理装置では、スキャナの操作部からユーザが読み取りの操作を行ったことを知るために、スキャナのボタンイベントを定期的に監視するボタン監視プログラムを備えている。そして、ボタン監視プログラムはスキャナから読み取り開始等のボタンが押されたイベントを受け取ると情報処理装置において所定のアプリケーションを起動して、スキャナドライバ経由で画像データの取得を行う。アプリケーションは、TWAIN(Technology Without An Interesting Name)やWIA(Windows Image Acquisition)などの規格に準拠したAPI(Application Program Interface)を介してスキャナドライバにスキャン処理を実行させて画像データを取得する。また、スキャナの操作部で設定した読取設定を情報処理装置からの指示によるスキャンに反映させるため、スキャナの操作部で設定した読取設定情報をボタン監視プログラムが情報端末装置の共有メモリに保存する。そして、ボタン監視プログラムにより起動されたアプリケーションが共有メモリにアクセスして読取設定情報を解釈し、この読取設定情報に従ったスキャンをスキャナドライバに指示する。
特開平11−355481号公報
ところで、情報処理装置のオペレーティングシステム(OS)によっては、システムが不正に操作されるのを防止するために、サンドボックス技術を適用したものがある。このようなシステムでは、アプリケーションやデバイスドライバをサンドボックス化し、セキュリティの高いシステムを提供するものである。しかしながら、アプリケーションをサンドボックス化するとシステムで保護された領域内での動作に制限されてしまうため、起動後は上記の読取設定情報にアクセスできなくなってしまう。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、スキャナでなされた読取設定に従ってスキャナに読取を実行させ、アプリケーションで読取画像を取得する際、柔軟な運用が可能な情報処理装置、その制御方法及びプログラムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、スキャナを制御する情報処理装置であって、記スキャナにおいてなされた読取指示及び読取設定を検出する検出手段と、前記検出手段により前記読取指示が検出された場合に、アプリケーションを起動するための処理を実行する起動手段と、前記検出手段により検出された前記読取指示の発生時間に対応する情報を取得する第1の取得手段と、前記起動手段により前記アプリケーションが起動された起動時間に対応する情報を取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段により取得された前記発生時間に対応する情報と前記第2の取得手段により取得された前記起動時間に対応する情報とに基づいて、前記検出手段により検出された前記読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行する処理手段とを有し、前記処理手段は、前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内である場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行し、前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内でない場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行しないことを特徴とする。
本発明によれば、スキャナでなされた読取設定に従ってスキャナに読取を実行させ、アプリケーションで読取画像を取得する際、柔軟な運用が可能となる。
本発明の実施形態におけるスキャナの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるPCの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるスキャナとPCを含むシステムの概略構成を示す図である。 図1に示したMFP100の操作パネルの構成を示す図である。 プッシュスキャンを行う際に選択可能な保存先とそれに応じた原稿種類の例を示す図である。 プッシュスキャンを行う際の原稿種類に応じた読取設定の例を示す図である。 図2に示したPC200のソフトウェア構成を示す図である。 MFP100のプッシュイベントで起動するアプリケーションを選択するダイアログボックスの例を示す図である。 プッシュスキャンを行う際のシーケンスを含むフローチャートである。 プッシュスキャンのイベント情報に含まれるスキャン設定の例を示す図である。 スキャンアプリケーションが指定するスキャン設定の例を示す図である。 実施形態2におけるMFPのプッシュイベントで起動するアプリケーションを選択するダイアログボックスの例を示す図である。 実施形態2におけるプッシュスキャンを行う際のシーケンスを含むフローチャートである。 実施形態3におけるプッシュスキャンを行う際のシーケンスを含むフローチャートである。 実施形態3に係るスキャンアプリケーションがプッシュスキャンのイベントを発生させたデバイスを識別する処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態3に係るプッシュスキャンのイベント情報に含まれるスキャン設定の例を示す図である。 実施形態4におけるプッシュスキャンでスキャン設定が異なる場合に表示する画面例を示す図である。 実施形態4におけるプッシュスキャンを行う際のシーケンスを含むフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
図1は本実施形態に係るスキャナの一例であるMFPの概略構成を示すブロック図である。MFP(Multi Function Peripheral )100は、プリンタ機能、スキャナ機能及びストレージ機能を備えており、ネットワークやUSBを経由してそれぞれの機能を外部装置に対して提供することができる。
MFP100において、プリンタ機能はプリンタ部101で、スキャナ機能はスキャナ部102で、ストレージ機能はメモリカード装着部103及びメモリカード104で実現する。プリンタ部101は、外部から受信したプリントデータやメモリカード104に格納されている画像データなどを、インクジェット方式や電子写真方式などによって印刷媒体上に画像としてプリントする。スキャナ部102は、原稿台にセットされた、あるいは自動原稿給送装置(ADF)から給送される原稿を光学的に読み取って画像データに変換する。スキャナ部102によって得た画像データは、指定されたファイル形式に変換してネットワークやUSB(Universal Serial Bus)経由で外部装置に送信したり、メモリに保存することが可能である。またMFP100はスキャナ部102で読み取って生成した画像データをプリンタ部101へ転送してプリンタ部101が印刷媒体にその画像データに基づく画像をプリントするコピーも可能である。またMFP100はメモリカード104に格納されているファイルを、ネットワークやUSBを経由して接続された外部装置が読み出したり、外部装置からメモリカード内にファイルを格納することなどが可能である。
更に、MFP100はMFP各部を制御するための中央演算装置(CPU)105、CPU105が実行するプログラムコードなどを格納するROMなどのプログラムメモリ106を備える。また、CPU105による各処理の実行時に画像データなどを一時格納したり、バッファリングしたりするためのRAMなどのワークメモリ107を備える。また、ユーザに提示する情報を表示する表示部108、後述する各キーを備える操作部109を備える。なお、表示部108と操作部109とは、それぞれを兼用したタッチパネル形式の操作部としてもよい。
また、MFP100は、ネットワークを介して通信を行うためのネットワーク通信部110と、MFP100をネットワークに接続するためのネットワーク接続部111を備える。ネットワーク通信部110は有線LAN(Local Area Network)と無線LANのうち、少なくともいずれかに対応する。有線LAN対応の場合、ネットワーク接続部111は有線LANのケーブルをMFP100に接続するためのコネクタであり、無線LAN対応の場合、ネットワーク接続部111は無線通信用アンテナである。
また更に、MFP100はMFP100が取得したり、ユーザにより入力された種々の情報を格納するためのフラッシュメモリ112を備える。
また更に、MFP100はUSBインターフェースを介してUSB規格に従って外部装置と通信するためのUSB通信部114を備え、USBを介して通信する外部装置とはUSBコネクタなどによるUSB接続部115により接続する。なお、MFP100はネットワーク接続部111またはUSB接続部115のいずれかによって外部装置と接続可能であればよい。また、USBに代えて他のローカルインターフェースを介して外部装置と接続するものであってもよい。
以上説明したMFP100の各部は信号線113により接続される。なお、ここではスキャナとしてスキャナ機能だけでなく、プリンタ機能、ストレージ機能を有するものを示したが、プリンタ機能、ストレージ機能を有さないものとしてもよいし、他の機能を有するものとしてもよい。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置の一例であるパーソナルコンピュータ(PC)の概略構成を示すブロック図である。
図2において、CPU201はPC200の各部を制御する。ディスク装置202はCPU201が実行するアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)、スキャナドライバなどのプログラム、各種ファイルなどをディスク形式の記憶媒体に記憶する。ディスク装置202をディスク形式以外の記憶媒体を扱う装置とすることも可能である。外部ディスク読み取り装置203はCD−ROMなどのディスク形式の外部記憶媒体(着脱可能)に記憶されている内容を読み出す。外部ディスク読み取り装置203をディスク形式以外の外部記憶媒体の読み取り装置としてもよい。メモリ204はCPU201が必要に応じてデータの一時的格納、バッファリング等を行うためのものである。表示装置205はユーザに提供する情報などの表示を行うものであり、PCに内蔵のものや外付けのものなどを採用可能である。操作部206はキーボードやマウスなど、ユーザによる操作を受け付ける。ネットワーク通信部207はPC200をネットワークに接続して各種通信を行い、ネットワーク接続部208はPC200をネットワークに接続する。
ネットワーク通信部207とネットワーク接続部208は、有線LANと無線LANの内、少なくともいずれかに対応する。ネットワーク通信部207及びネットワーク接続部208は対応LANに応じて必要な機能及び形態をとる。USB通信部210は各種周辺装置とUSBインターフェースを介してUSB規格に従って通信する。USB接続部211はUSBコネクタなどで構成される。なお、PC200はネットワーク接続部208またはUSB接続部211のいずれかを介して周辺装置と接続可能であればよい。また、USBに代えて他のローカルインターフェースを介して周辺装置と接続するものとしてもよい。以上の各部は信号線209を介して接続される。
図3は、図1に示したMFP100と図2に示したPC200とをネットワークを介して接続させたシステムの概略構成を示すブロック図である。図3に示すように本システムにおいては、有線LAN300にMFP100がネットワーク接続部111を介して、PC200がネットワーク接続部208を介して接続される。
図3及び以降の説明では、有線LAN300を介してMFP100とPC200とが接続される例について述べるが、MFP100とPC200とが無線、USBなどのローカルインターフェース、FireWireを介して接続されるものであっても同様である。尚、図3では1台のPC、1台のMFPのみを図示しているが、複数のPCおよび複数のMFP(あるいはスキャナ専用機)、さらには他の装置を同一LAN上に接続可能である。
図4は図1に示したMFP100の表示部108と操作部109とを含む操作パネル400のレイアウト構成の例を示す図である。
図4において、表示部401は表示部108であり、ユーザに提供すべき情報を文字や図形などに表示する。操作キー402〜412は操作部109に対応し、ユーザが種々の指示を行うために押下する。
電源キー402はMFP100の電源ON/OFFを選択指示するためのキーである。コピーキー403はスキャナ部102とプリンタ部101を用いたコピーを実行させるためのキーである。スキャンキー404はスキャナ部102によるプッシュスキャン(疑似プッシュスキャン)を要求(読取指示)するためのキーである。
プッシュスキャンとは、MFP100の操作をトリガとして、スキャナ部102により原稿上の画像を読み取って得られたスキャンデータを、指定したPCに送信するサービスのことをいう。ユーザは例えばスキャンデータをどこに保存するか、原稿の種類は何であるか、どのような読取設定でスキャンを行うかなどを、表示部401を見ながら後述する矢印キー410及び決定キー412を操作することにより選択可能である。なお、本実施形態ではスキャンキー404が操作されたときに、この操作が行われたことをPC200に伝え、PC200からの指示でスキャンを実行させる疑似プッシュスキャンを行うものである。
また、メモリカードキー405はメモリカード装着部103にメモリカード104が装着されている場合に、そのカードに格納されている画像ファイルの処理を実行させるためのキーである。メモリカードキー405はメモリカード104内の画像ファイルを表示部401に表示させ、指定された画像をプリントさせる(以下、メモリカードプリント)際に用いられる。
カラースタートキー406はコピー、プッシュスキャン、メモリカードプリントなどをカラーで実行開始させるためのキーである。コピーキー403、スキャンキー404、メモリカードキー405により処理の内容が選択された後、カラースタートキー406を押下することによりカラーによる処理が実行される。モノクロスタートキー407はコピー、プッシュスキャン、メモリカードプリントなどをモノクロで実行開始させるためのキーである。中止キー408は実行開始させたコピー、プッシュスキャン、メモリカードプリントなどを中止させるためのキーである。
矢印キー410は表示部401に表示された処理メニューやメモリカード104内のプリントまたは表示したいファイルを選択する際に用いるキーである。戻るキー411は表示部401のメニュー画面を一画面前に戻す場合などに使用するためのキーである。決定キー412は表示部401においてカーソル表示されている項目を決定するためのキーである。
図5はユーザがプッシュスキャンを行う際に選択可能な保存先とそれに応じた原稿種類の例である。例えば、スキャンキー404が押されると、表示部401に、まず保存先のリスト「パソコン/メールに添付/メモリカード/USBメモリ」を表示して、どこに保存したいかをユーザに選択させる。その後、スキャンを行う原稿種類を選択させることで、さらに原稿種類に応じた読取設定を可能にする。
ここで、保存先として「パソコン」や「メールに添付」を選択した場合には、USB接続されているPCか、または複数のネットワーク上に接続されているPCのうちどれに対してスキャンをするかを選択する必要がある。そのため、表示部401上に接続方式やPCの名称またはPCにログインしているユーザの名称等を表示し、ユーザに選択させることで、適切な宛先へスキャンによって得た画像データを送信可能である。
ここで、保存先として「メモリカード」が選択された場合には、MFP100のメモリカード装着部103に装着したメモリカード104に対してスキャンによって得た画像データの保存を行う。そのため、PC200との通信は必要なく、MFP100内部の処理のみでスキャン動作か完了する。ここでは、メモリカードを例にとって説明したが、USBメモリ装着部とそこに装着したUSBメモリに対しても、同じように直接画像の保存を行うことが可能である。同じようにCDやDVD、HDD等の書き込み可能なメディアに対して、MFP100がこれらと直接接続されていれば、保存先のリストに表示して保存を行わせることができる。
図6はユーザがプッシュスキャンを行う際の原稿種類に応じた読取設定の例である。 ユーザは、上記のように保存先及び原稿種類が選択された後に表示部401に表示される読取設定を確認しながら、希望の読取設定を行うことが可能である。読取サイズでは、A4、L判、2L判、はがき、KG、名刺、レターサイズ、オートクロップ等のサイズ選択が可能である。オートクロップとは、原稿台上の所定領域(例えば、全面)をスキャンして、原稿のサイズに応じたクロップを行う機能である。保存形式では、JPEG、TIFF、PDF等のファイル形式を選択可能である。ここでPDFやJPEGの圧縮率等をあわせて設定できるようにしてもよい。解像度では、75dpi、150dpi、300dpi、600dpi、1200dpi、2400dpi、4800dpi等の解像度を選択可能である。この解像度のリストは、原稿種類に応じて選択可能な(表示させる)解像度を変更するようにしてもよい。ADF原稿向きでは、ADFにセットする原稿が縦長画像か横長画像かの選択が可能である。この選択により、スキャンした画像を適切な方向に回転して出力することが可能である。ADFの両面読取では、ADFにセットされた原稿の両面を読み取るか、片面のみを読み取るかを設定する。裏写り低減では、両面原稿の裏面の写りこみを低減するような画像処理を行うかどうかを設定する。モアレ低減では、雑誌等のスキャン時に発生するモアレを低減させるための画像処理を行うかどうかを設定する。輪郭強調では、画像の輪郭を強調するための画像処理を行うかどうかを設定する。
次に、図7を用いて、PC200の機能的な構成(PC200にインストールされるソフトウェア構成)の一例について説明する。尚、各種機能部は、例えば、CPU201がメモリ204をワークエリアとしてディスク装置202に記憶された(インストールされた)プログラムを読み込み実行することで実現される。
PC200にインストールされるソフトウェアは、所定の画像通信規格に準拠したスキャンアプリケーション500と、OS600と、スキャナドライバ700とに大きく分けられる。
OS600は、表示装置205への出力や操作部206からの入力などを制御する入出力機能、ディスク装置202のメモリ管理機能、など多くのアプリケーションに基本的な機能を提供し、PC200全体を管理する。
また、OS600は、スキャンアプリケーション500やスキャナドライバ700を制御するスキャンライブラリ601を備えている。スキャンライブラリ(SL)601は、所定の画像通信規格に従ってスキャンアプリケーション500とスキャナドライバ700との通信を実現するAPIを提供する。
更に、OS600は、デバイス検出部602やスキャナドライバ起動制御部603を備えている。デバイス検出部602は、MFP100などの周辺装置がネットワークやUSBなどのローカルインターフェースを介して接続された(通信可能となった)ことを検出する。スキャナドライバ起動制御部603は、検出された周辺装置がスキャナであり、これに対応したスキャナドライバが存在すれば、当該スキャナドライバの起動を行う。また、ネットワークやローカルインターフェースなどを介したスキャナとの接続が解除された場合に当該スキャナのスキャナドライバが既に起動していれば当該スキャナドライバの終了を行う。
更に、OS600は、アプリケーション登録部604やアプリケーション起動制御部605を備えている。アプリケーション登録部604は、MFP100などの周辺装置で発生したイベント情報に関連付けて起動するアプリケーションを登録する。登録に際しては周辺装置の種類、関連付けるイベント情報の種類、登録するアプリケーションをユーザが選択する画面などを表示装置205に表示させ、この画面で選択されたアプリケーションを登録する。アプリケーション起動制御部605は、イベントが発生した場合に関連付けられたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに対し、発生したイベントの詳細情報をパラメータとして渡すAPIを提供する。
スキャンアプリケーション500は、画像データを処理するソフトウェアである。スキャンアプリケーション500は、スキャンライブラリ601を介して、所定の画像通信規格に準拠したスキャナドライバから画像データを取得することが可能である。そして、取得した画像データの補正や編集を行った後、表示装置205へ表示させたり、また、画像ファイルとしてディスク装置202に格納したりすることが可能である。スキャンアプリケーションとしては、例えば、画像データを編集する画像編集ソフトウェアや、画像データに含まれる文字を認識して文字コード化するOCRソフトウェア等が挙げられる。
スキャンアプリケーション500は、SL通信制御部501、起動パラメータ判別部502、スキャン設定合成部503を備える。
SL通信制御部501は、SL601を介してスキャナドライバ700と所定の画像通信規格に準拠したコマンド群の授受を行う。起動パラメータ判別部502は、アプリケーション起動時に呼び出し元のプログラムが何かを判別したり、起動時に渡されるパラメータの内容を判別したりする。スキャン設定合成部503は、スキャナドライバ700にスキャン要求を行う際にスキャン設定の各種情報を追加したり編集したりする。
スキャナドライバ700は、MFP100のスキャナ機能に対応したデバイスドライバである。スキャナドライバ700は、MFP100のスキャナ部102を制御するコマンドの送信を行ったり、画像データやMFP100の状態を表すデータの受信等を行ったりする。尚、コマンドの送信や画像データの受信は、インターフェース制御部707を介して行われる。また、スキャナドライバ700は、SL通信制御部701と、画像データ取得部702とを備える。
SL通信制御部701は、スキャンライブラリ601を介してスキャンアプリケーション500と所定の画像通信規格に準拠したコマンド群の授受を行う。SL通信制御部701は、読取解像度、カラーモード、原稿サイズ等の設定を受け付けたり、スキャン要求に対して読み取った画像データを指定されたフォルダに保存したりする。
画像データ取得部702は、MFP100のスキャナ部102により原稿の画像を読み取って得られた画像データを、インターフェース制御部707を介して取得する。また、取得した画像データをメモリ(例えば、ディスク装置202)に格納する。
更に、スキャナドライバ700は、ボタンイベント監視部703とイベント情報取得部704とスキャン設定生成部705とスキャン設定解析部706とを備える。
ボタンイベント監視部703は、MFP100の操作パネル400上でユーザの操作によって発生したボタンイベントを定期的に監視する。操作パネル400上で読み取り開始等のボタンイベントを検知した場合、イベント情報取得部704により、操作パネル400を用いて入力されたスキャン設定データ(図5、6に示した各種設定)を取得する。スキャン設定生成部705は、イベント情報取得部704で取得したスキャン設定データを基に、スキャンアプリケーション500やSL601が解釈可能な設定値としてスキャン設定情報を生成する。そして、SL通信制御部701により、イベントが発生したことを上記スキャン設定情報とともにスキャンライブラリ601に通知する。スキャン設定解析部706は、スキャンアプリケーション500がスキャン要求時に指定するスキャン設定情報を解析して、MFP100の操作パネル400で入力されたスキャン設定データとの照合を行う。
図8は表示装置205に表示させるMFP100のプッシュイベントに対して起動するアプリケーションを選択する画面例である。図8のデバイス設定ダイアログボックス800は、OS600のアプリケーション登録部604がプリンタやスキャナの各種設定のために提供する画面である。デバイスリスト801にはPC200に接続されているデバイスや以前PC200に接続したデバイスが表示され、ユーザは設定を行いたい、あるいは設定を変更したいデバイスを選択する。ドロップダウンリスト802では、スキャナのボタンイベントが発生したときに起動させるアプリケーションを指定する。ドロップダウンリスト802では、PC200にインストールされているアプリケーションをリスト表示し、その中からユーザが所望のアプリケーションを選択する。なお、ユーザがスキャナドライバやスキャンアプリケーションをインストールしたときに、自動的にアプリケーションを設定してもよい。あるいは、予めインストールされている標準のアプリケーションを初期値として登録してもよい。適用ボタン803はこれがユーザにより押されるとこの画面で設定した内容を確定させる。閉じるボタン804は、これが押されるとデバイス設定ダイアログボックス800を閉じる。
図9はMFP100とPC200を用いて疑似プッシュスキャンを行う際の読取制御シーケンスを含むフローチャートである。PC200のOS600は、サンドボックス技術に対応した高いセキュリティを備えたOSとする。また、スキャンアプリケーション500やスキャナドライバ700は、サンドボックス化したプログラムとする。
サンドボックス化したプログラムは、システムで保護された領域内での動作に制限されてしまうため、共有メモリ上に存在する一般的なファイルにはアクセスできない。但し、ユーザが作成して複数のアプリケーションで共有する目的のファイルは、OSが定めたフォルダに限りアクセスできる。
OS600は、デバイス検出部602によりMFP100が検出されると、MFP100に対応したスキャナドライバ700をスキャナドライバ起動制御部603により起動させる(S901)。そしてOS600はスキャナドライバ700に対し、デバイス接続コマンドを発行してMFP100との接続の確立を要求する(S902)。そして、MFP100でボタンイベントが発生した場合に当該ボタンイベントを受信するためのボタン監視要求コマンドをスキャナドライバ700に対し発行する(S903)。ここでは、デバイスの接続が検出されるとスキャナドライバを起動してボタン監視要求を行うものとしているが、事前にユーザが登録したデバイスのみを対象としてスキャナドライバを起動するようにしてもよい。これにより、ボタンポーリングを行うデバイスを制限することで、ネットワーク上に複数のデバイスが接続される環境においてネットワークトラフィックを軽減することもできる。
スキャナドライバ700は、起動後にボタン監視要求コマンドを受信すると、ボタンイベント監視部703によりMFP100のボタンイベントを監視するための周期的なポーリングを行う。MFP100の操作パネル400上でユーザの操作により読み取り開始を指示するカラースタートキー406やモノクロスタートキー407等が操作されるとスキャナドライバ700のボタンイベント監視部703はこのボタンイベントを検知する。そして、イベント情報取得部704は検知されたボタンイベントに対応したイベント情報を取得し、SL通信制御部701はSL601に取得されたイベント情報を通知する(S904)。イベント情報の設定内容は、例えば、図10に示すようなディクショナリ形式のファイルである。イベント情報にはイベントの種類やユーザが疑似プッシュスキャンを行う際の原稿種類に応じたスキャン設定(図5、6に示した各種設定からユーザに設定されたもの)がSL601やスキャンアプリケーション500が解釈可能な設定値として格納されている。
SL601は、イベント情報の通知を受けると当該イベント情報を起動時のパラメータ(引数)に指定してアプリケーション起動制御部605に所定のアプリケーションの起動を行わせる(S905)。ここで指定されるパラメータは汎用的な形式であり、種々のアプリケーションが解釈可能な形式である。またこのときイベント情報にはどのデバイスからイベントが発生したかを識別するために、SL601がMFP100を示すデバイス情報を追加する。あるいは、スキャナドライバ700がイベント情報にこのデバイス情報を含めるようにしてもよい。ここで起動されるアプリケーションはアプリケーション登録部604でMFP100のボタンイベントと関連付けて登録されたスキャンアプリケーション500である。
スキャンアプリケーション500は、SL601を介して起動されると、起動パラメータ判別部502で起動時のパラメータを参照して該当デバイスであるMFP100に対応したスキャナドライバ700にスキャン設定の取得コマンドを発行する(S906)。取得するスキャン設定の内容は、光学解像度や読取可能領域、ADFやフィルムスキャンのサポート有無などのデバイス性能情報が含まれる。このデバイス性能情報は、例えばプルスキャン(スキャンアプリケーション500からのトリガでスキャンを行う)時にスキャンアプリケーション500が表示するスキャン設定画面に使用されるものである。
スキャンアプリケーション500は、疑似プッシュスキャンを行うために、上記イベント情報を基にスキャン設定合成部503でスキャン設定を合成し、スキャン設定の指定コマンドを発行する(S907)。ここでは操作パネル400で設定されたスキャン設定に、スキャンアプリケーション500においてなされる他の設定が付加される。図11は、スキャン設定の合成の例で、上位7項目は起動時のパラメータであるイベント情報をそのまま設定し、下位3項目はスキャンアプリケーション500が受け取る画像データのファイル形式やファイル名を設定するために追加される。これにより操作パネル400でなされた設定によるスキャンが実行され、このスキャンによって得られた画像データの処理が付加された設定により行わせることが可能である。
スキャンアプリケーション500は上記スキャン設定の指定コマンドに対する成功応答をスキャナドライバ700から受け取ると、スキャン設定合成部503で合成されたスキャン設定によるスキャン要求コマンドを発行する(S908)。スキャナドライバ700はスキャン要求コマンドを受信すると、指定されたスキャン設定を基にMFP100のスキャナ部102にスキャンを実行させる。そしてスキャンによって得た画像データの取得を画像データ取得部702により行い、指定されたファイル形式の画像ファイルを作成する。スキャナドライバ700は、画像ファイルの作成が完了すると、スキャンアプリケーション500にスキャン完了の通知を行うとともにスキャンされた画像ファイルを送信する(S909)。
スキャンアプリケーション500は、スキャン完了の通知とともに画像ファイルを受けると当該画像ファイルに対応する画像を表示させる。例えば、画像はスキャンアプリケーション500のメインダイアログボックスにサムネイル画像などとして表示してもよいし、OS標準のファイル管理画面で画像ファイルとして表示してもよい。尚、疑似プッシュスキャン実行時にスキャンの進捗状況やMFP100のステータスをユーザに知らせるために、スキャンアプリケーション500がステータス情報を表示してもよい。SL601は、スキャン完了通知を行ったスキャナドライバ700に対して、ボタンポーリングを再開させるために、ボタン監視要求コマンドを発行する(S910)。
以上のように、本実施形態ではスキャナドライバ700はボタンイベントを検知したときにMFP100の操作パネル400で設定されているイベント情報をOS600に通知する。OS600はこのイベント情報をスキャンアプリケーション500の起動時のパラメータとしてスキャンアプリケーション500に渡す。スキャンアプリケーション500はこのイベント情報に従ってスキャナドライバ700にMFP100によるスキャンを実行させる。スキャンアプリケーション500はOS600から起動時のパラメータとしてMFP100で設定されたスキャン設定を取得しているので、サンドボックス化されていてもスキャン設定を取得可能である。そして、このときのユーザによる操作は、MFP100への読取対象の原稿のセット及びMFP100の操作パネル400による読取開始指示のみである。従って、サンドボックス技術などに対応したOS上であっても、アプリケーション間で共有ファイルを使用しない処理方法により、スキャナの簡単操作での疑似プッシュスキャン機能を汎用的なアプリケーションを使用してユーザに提供することができる。
また、OSがスキャン設定を汎用的なパラメータとした引数によってアプリケーションを起動することによって汎用的なアプリケーションを用いて疑似プッシュスキャンを行わせることができる。即ち、スキャンアプリケーションを、スキャナベンダー固有のスキャン設定を解釈可能なものに限定せず、種々のものとすることができる。これはサンドボックス技術を採用しないOSであっても同様な効果を奏する。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。実施形態1では、スキャナドライバがボタンイベントを受信するとOSに通知して、OSから所定のスキャンアプリケーションが起動され、イベント情報に基づいたスキャンが開始されるものであった。即ち、実施形態1では、スキャナドライバへの画像生成の指示をスキャンアプリケーションが行っているが、実施形態2ではOSが直接行うものとする。尚、実施形態2におけるMFPとPC、構成概略、操作パネルのレイアウト構成は、図1〜図4で説明したものと同様の構成を用いることができるため、ここではその説明については省略する。
また、疑似プッシュスキャンを行う際のスキャン設定、PCにおけるソフトウェア構成は、図5〜図7で説明したものと同様の構成を用いることができるため、それらについての説明も省略する。
ただし、保存先や原稿種類の選択を操作パネル400の1つのキーに割り当て、当該キーの選択により保存先や原稿種類を決定するようにしてもよい。例えば、操作パネル400の写真ボタンが押された場合は原稿種類を「写真」とし、文書ボタンが押された場合は原稿種類を「文書」とし、メールボタンが押された場合は保存先を「メールに添付」とするなどである。なお、保存先が「メールに添付」とはPC200にインストールされている所定の電子メールソフトウェアを起動させ、送信文書作成画面にスキャンによって得た画像ファイルを添付ファイルとして添付した状態とするものである。以下では保存先や原稿種類の選択を操作パネル400に設けられた1つのキーに割り当てたものとして説明するが、これには限らない。矢印キー410で表示部401のメニューを切り替えて、決定キー412を押下した後に、カラースタートキー406やモノクロスタートキー407を操作するものであっても同様である。
図12は表示装置205に表示させるMFP100のプッシュイベントに対して起動するアプリケーションを選択する画面例である。図12では図8が1種類のボタンイベントに対する登録であったのに対し、複数種類のボタンイベントに対する登録としている。ただし、図8に示すように1種類のボタンイベントに対するアプリケーションの登録としてもよい。また、実施形態1が図12に示すように複数種類のボタンイベントのそれぞれに対するアプリケーションの登録としてもよい。
図12のデバイス設定ダイアログボックス1200は、OS600のアプリケーション登録部604がプリンタやスキャナの各種設定のために提供する画面である。デバイスリスト1201にはPC200に接続されているデバイスや以前PC200に接続したデバイスが表示され、ユーザは設定を行いたい、あるいは設定を変更したいデバイスを選択する。ドロップダウンリスト1202〜1204では、スキャナのボタンイベントが発生したときに起動させるアプリケーションを指定する。例えば、スキャナの写真ボタンが押下された場合は所望の画像編集用アプリケーション、文書ボタンが押下された場合は所望の文書編集用アプリケーション、メールボタンが押下された場合は所望の電子メールアプリケーションをそれぞれ設定したりする。これにより、スキャンした画像データを所望のアプリケーションで編集や加工、メール送信といった各種用途に応じたアプリケーションを設定する。また、ユーザがスキャナドライバやアプリケーションをインストールしたときに、自動的にアプリケーションを設定してもよい。あるいは、予めインストールされている標準のアプリケーションを初期値として登録してもよい。適用ボタン1205はユーザが設定変更した内容を反映させるためのものであり、閉じるボタン1206は、デバイス設定ダイアログボックス1200を閉じるためのものである。
図13はMFP100とPC200とで疑似プッシュスキャンを行う際のシーケンスを含むフローチャートである。PC200のOS600は、サンドボックス技術に対応した高いセキュリティを備えたOSとする。また、スキャンアプリケーション500やスキャナドライバ700は、サンドボックス化したプログラムとする。
OS600は、デバイス検出部602によりMFP100が検出されると、MFP100に対応したスキャナドライバ700をスキャナドライバ起動制御部603により起動させる(S1301)。そしてOS600はスキャナドライバ700に対し、デバイス接続コマンドを発行してMFP100との接続の確立を要求する(S1302)。そして、MFP100でボタンイベントが発生した場合に当該ボタンイベントを受信するためのボタン監視要求コマンドをスキャナドライバ700に対し発行する(S1303)。
スキャナドライバ700は、起動後にボタン監視要求コマンドを受信すると、ボタンイベント監視部703によりMFP100のボタンイベントを監視するための周期的なポーリングを行う。MFP100の操作パネル400上でユーザの操作により読み取り開始のためのキーが操作されるとスキャナドライバ700のボタンイベント監視部703はこのボタンイベントを検知する。そして、イベント情報取得部704は検知されたボタンイベントに対応したイベント情報を取得し、SL通信制御部701はSL601にイベント情報を通知する(S1304)。イベント情報の設定内容には、イベントの種類として写真や文書、メールなどの設定値が格納されている。また、スキャナドライバ700は疑似プッシュスキャンを行う際の原稿種類(S1304におけるイベント情報の設定)に応じたスキャン設定を内部的(スキャナドライバ700が参照可能なメモリ204内の領域)に保持する。
SL601は、イベント情報の通知を受けるとスキャナドライバ700にスキャン要求コマンドを発行する(S1305)。スキャナドライバ700はスキャン要求コマンドを受信すると、上記のように内部的に保持したスキャン設定を基にMFP100のスキャナ部102にスキャンを実行させる。そしてスキャンによって得た画像データの取得を画像データ取得部702により行い、指定されたファイル形式の画像ファイルを作成する。MFP100の操作パネル400上で画像データの保存フォルダやファイル名などを設定することができない場合は、スキャナドライバ700の初期値(デフォルト設定)に従って画像ファイルを作成してもよい。そして、スキャナドライバ700は、画像ファイルの作成が完了すると、SL601にスキャン完了の通知を行う(S1306)。
SL601は、スキャン完了の通知を受けるとスキャナドライバ700がS1306で作成した画像ファイルを指定して、アプリケーション登録部604でイベントの種類に関連付けられたスキャンアプリケーション500を起動させる(S1307)。これにより起動されたスキャンアプリケーション500には指定された画像ファイルが供給される。起動されたスキャンアプリケーション500は、この画像ファイルを示す画像を表示して、ユーザからの編集や加工、メール送信などの指示を受け付ける。そして、SL601は、スキャン完了通知を行ったスキャナドライバ700に対して、ボタンポーリングを再開するために、ボタン監視要求コマンドを発行する(S1308)。
尚、本実施形態では、スキャナドライバ700がMFP100から取得した画像データに基づき画像ファイルを作成しているが、MFP100において画像ファイルを作成し、スキャナドライバ700がそれを取得するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態ではスキャナドライバ700はボタンイベントを検知したときにMFP100の操作パネル400におけるイベントの内容をOS600に通知するとともに、操作パネル400で設定されているスキャン設定を保持しておく。そして、スキャナドライバ700は保持していたスキャン設定に従ってMFP100によるスキャンを実行させる。イベントの通知を受けたOS600はスキャナドライバ700からスキャンによって得た画像データを取得するとともにイベントに応じたスキャンアプリケーション500を起動し、取得した画像ファイルを渡す。スキャナドライバ700は自身が保持しているスキャン設定でスキャンを実行させればよいので、サンドボックス技術などに対応したOS上であっても、スキャナの簡単操作での疑似プッシュスキャン機能をユーザに提供することができる。
また、スキャナドライバ700へのスキャン要求の指示はOS600のスキャンライブラリが行うため、プッシュイベントで起動するアプリケーションはスキャナドライバに指示する機能を備えなくともよい。従って、ユーザは多くのアプリケーションを利用することができる。
<実施形態3>
次に、実施形態3について説明する。実施形態3では、プッシュスキャンのイベント発生時にOSから起動されたスキャンアプリケーションが、スキャナドライバに対してイベント発生有無を問い合わせて、イベント情報を受け取るものとする。尚、実施形態3におけるMFPとPC、構成概略、操作パネルのレイアウト構成は、図1〜図4で説明したものと同様の構成を用いることができるため、ここではその説明については省略する。
また、スキャン設定、PCにおけるソフトウェア構成、プッシュイベントで起動するアプリケーションの選択などの例は、図5〜図8、12で説明したものと同様の構成を用いることができるため、それらについての説明は省略する。
図14はMFP100とPC200とで疑似プッシュスキャンを行う際のシーケンスを含むフローチャートである。PC200のOS600は、サンドボックス技術に対応した高いセキュリティを備えたOSとする。また、スキャンアプリケーション500やスキャナドライバ700は、サンドボックス化したプログラムとする。
OS600は、デバイス検出部602によりMFP100が検出されると、MFP100に対応したスキャナドライバ700をスキャナドライバ起動制御部603により起動させる(S1401)。そしてOS600はスキャナドライバ700に対し、デバイス接続コマンドを発行してMFP100との接続の確立を要求する(S1402)。そして、MFP100でボタンイベントが発生した場合に当該ボタンイベントを受信するためのボタン監視要求コマンドをスキャナドライバ700に対し発行する(S1403)。
スキャナドライバ700は、起動後にボタン監視要求コマンドを受信すると、ボタンイベント監視部703によりMFP100のボタンイベントを監視するための周期的なポーリングを行う。MFP100の操作パネル400上でユーザの操作により読み取り開始のためのキーが操作されるとスキャナドライバ700のボタンイベント監視部703はボタンイベントを検知する。そして、イベント情報取得部704は検知されたボタンイベントに対応したイベント情報を取得し、SL通信制御部701はSL601にイベント情報を通知する(S1404)。イベント情報の設定内容には、イベントの種類として操作パネル400で設定されたスキャン設定値が格納されている。また、スキャナドライバ700はプッシュスキャンを行う際の原稿種類に応じたスキャン設定(S1404におけるイベント情報の設定)とイベント発生の日時情報(発生時間)を内部的(スキャナドライバ700が参照可能なメモリ204内の領域)に保持する。イベント発生の日時情報はイベント情報を取得する際にMFP100から取得してもよいし、PC200においてイベントを検知したときにPC200内の時計機能から取得してもよい。
SL601は、イベント情報の通知を受けるとアプリケーション起動制御部605により、アプリケーション登録部604で当該イベントと対応付けて登録されているスキャンアプリケーション500を起動させる(S1405)。スキャンアプリケーション500は、SL601から起動されるとスキャナドライバ700に対しデバイスリストの取得コマンドを発行して、スキャナドライバ700で対応しているPC200に接続中のデバイスのリストを取得する(S1406)。このとき、スキャンアプリケーション500は起動時の日時情報(起動時間)を内部的に保持する。日時情報は上記と同様に取得するものとする。そして、デバイスリストから選択したデバイス(ここではMFP100とする)用のスキャナドライバ700にスキャン設定の取得コマンドを発行し、その応答としてスキャン設定を取得する(S1407)。ここで取得されるスキャン設定の内容は、光学解像度や読取設定可能領域、ADFやフィルムスキャンのサポート有無などのデバイス性能情報が含まれる。ここで取得されるスキャン設定には、更に、図16に示すような疑似プッシュスキャンを行う際の原稿種類に応じたスキャン設定とイベント発生の日時情報なども含まれる。なお、スキャン設定の取得コマンドを受けたスキャナドライバ700はS1404でイベント情報を取得していれば、このイベント情報をスキャン設定に付加する。
スキャンアプリケーション500は、S1407で取得したスキャン設定の内容を参照して、図15に示す処理の流れでS1406において取得した情報が示すデバイスがプッシュスキャンのイベントを発生させたデバイスであるか判定する(1450)。まず、スキャンアプリケーション500は、取得したスキャン設定の内容を参照して(S1501)、プッシュスキャンのイベント情報が含まれているかを判定する(S1502)。イベント情報が含まれていない場合は、プッシュスキャンを発生させたデバイスでないと判断して、本判定処理を終了する(S1503)。イベント情報が含まれている場合は、イベント発生時の日時情報を取得し(S1504)、また内部的に保持しておいたアプリケーション起動時の日時情報を取得する(S1505)。そして、イベント発生日時とアプリケーション起動日時とを比較して(S1506)、これらの差が所定時間内であるかを判定する(S1507)。所定時間内でないと判定した場合、例えば1時間以上も前に発生したイベントであった場合などは、プッシュスキャンが発生したデバイスでないと判断して、本判定処理を終了する(S1503)。所定時間内であると判定した場合、例えば1秒前に発生したイベントであった場合などは、プッシュスキャンが発生したデバイスであると判断して、本判定処理を終了する(S1508)。なお、所定時間は固定的に決められたものとしてもよいし、ユーザが適宜決められるようにしてもよい。
イベント判定処理1450で、S1406で取得した情報が示すデバイスがプッシュスキャンを発生させたデバイスであると判断されると(1451のYes)S1408に進む。S1408では、スキャンアプリケーション500は、疑似プッシュスキャン処理を行うために、スキャナドライバ700に対しS1407で取得したスキャン設定の内容を基にスキャン設定の指定コマンドを発行する。
スキャンアプリケーション500はこの指定コマンドに対する成功応答をスキャナドライバ700から受けると、当該スキャン設定に基づくスキャン要求コマンドをスキャナドライバ700に対し発行する(S1409)。スキャナドライバ700はこのスキャン要求コマンドを受信すると、指定されたスキャン設定を基にMFP100から当該スキャン設定に基づき行われたスキャンに対応する画像データの取得を行い、指定されたファイル形式の画像ファイルを作成する。スキャナドライバ700は、画像ファイルの作成が完了すると、スキャンアプリケーション500にスキャン完了の通知を行うとともに画像ファイルの送信を行う(S1410)。
スキャンアプリケーション500は、スキャン完了の通知と画像ファイルを受けるとスキャナドライバ700が作成した画像ファイルを画面表示させる。例えば、画像はスキャンアプリケーション500のメインダイアログボックスにサムネイル画像などとして表示してもよいし、OS標準のファイル管理画面で画像ファイルとして表示してもよい。SL601は、スキャン完了通知を行ったスキャナドライバ700に対して、ボタンポーリングを再開させるために、ボタン監視要求コマンドを発行する(S1411)。
イベント判定処理1450で、S1406で取得した情報が示すデバイスがプッシュスキャンを発生させたデバイスでないと判断されると(1451のNo)、スキャンアプリケーション500はスキャン設定の指定コマンドやスキャン要求コマンドの発行はしない。なお、S1406で取得したデバイスリストに複数のデバイスが含まれていた場合は、各々のデバイスに対して、イベント判定処理を行う。あるいは、事前にユーザが登録したデバイスのみを対象としてイベント判定処理を行ってもよい。
イベント判定処理1450では、イベント発生日時とアプリケーション起動日時を比較しているが、イベント発生時点でスキャンアプリケーション500が既に起動していた場合は、次のようにしてもよい。即ち、アプリケーション起動日時に代え、SL601から再起動などの起動指示の通知を受け取った日時でイベント発生日時と比較してもよい。
以上のように、本実施形態ではスキャナドライバ700はボタンイベントを検知したときにMFP100の操作パネル400におけるイベントの内容と、イベントが発生した日時とを保持する。スキャンアプリケーション500はスキャナドライバ700におけるイベント発生の有無を確認するとともに、イベント発生日時とアプリケーション起動日時または起動指示を受け取った日時とを比較し、これらが所定期間内かを確認する。そして所定期間内であった場合に操作パネル400で指定された内容に従ったスキャンを実行させる。これによって、サンドボックス技術などの高いセキュリティを備えたOS上であっても、スキャナの簡単操作での疑似プッシュスキャン機能を汎用的なアプリケーションを使用してユーザに提供することができる。なお、以上の実施形態において日時情報を用いるものとしたが、日付は考慮せずに、時間情報を用いるようにしてもよい。
<実施形態4>
上記実施形態1では、MFP100の操作パネルで設定されたスキャン設定に従ってそのまま疑似プッシュスキャンを実行するものとした。即ち、図9のS907では、MFP100の操作パネル400で設定されたスキャン設定と、スキャンアプリケーション500におけるスキャン設定とに矛盾がない(不都合が生じない)場合について述べた。しかしながら、場合によっては上記スキャン設定に矛盾が生ずることがある。以下にその場合の例について説明する。
図17は、スキャン設定の指定コマンド(S907)において、MFP100の操作パネル400上でユーザが指定したスキャン設定と異なる設定が指定された場合に表示装置205で表示される画面例である。スキャン設定変更確認ダイアログボックス1700のスキャン設定情報フィールド1701は、MFP100の操作パネル400上で指定したスキャン設定とスキャンアプリケーション500が変更したスキャン設定を表示する。動作選択フィールド1702は、スキャンアプリケーション500の設定を優先するか、MFP100の操作パネル400の設定を優先するかを選択するフィールドである。チェックボックス1703は、次回以降の疑似プッシュスキャンにおいて本ダイアログボックスを表示するか否かを指定するためのものである。OKボタン1704は選択した内容を保持して、動作選択フィールド1702で指定された動作を実行させるためのものである。
図17は、例えば、スキャンアプリケーション500がOCR用ソフトウェアである場合に表示される。OCR用ソフトウェアはスキャンする画像データの解像度は文字認識精度を確保するため、300dpi以上の解像度を要求することがある。仮に、MFP100の操作パネル400で指定した解像度が75dpiであったとしてスキャンアプリケーション500側でスキャン設定を変更しない場合、スキャン後の画像データは75dpiのものがアプリケーションに提供されてしまう。そのためアプリケーションが適切に処理できずにエラーが発生することがあり、これではユーザの利便性を損ねてしまう。そこで、本ダイアログボックスを表示することで、ユーザに変更内容を通知すると同時に次の動作を選択してもらうことで、ユーザの利便性を向上することができる。
スキャン設定変更確認ダイアログボックス1700は、スキャナドライバ700がPCの表示装置205に表示させてもよいし、MFP100の表示部401に表示させてもよい。あるいは、表示装置205と表示部401の両方に表示してもよい。図18は、MFP100の表示部401にスキャン設定変更確認ダイアログボックス1700を表示する際のシーケンスを含むフローチャートである。このフローチャートは図9においてS906までの処理を行った以降の処理を示している。
スキャンアプリケーション500は、疑似プッシュスキャンを行うために、スキャン設定の指定コマンドを発行し(S1801)、当該コマンドの成功応答を受け取ると、スキャン要求コマンドを発行する(S1802)。スキャナドライバ700はスキャン要求コマンドを受信すると、スキャンアプリケーション500から指定されたスキャン設定値とMFP100の操作パネル400上でユーザが指定したスキャン設定値を照合する(1850)。スキャン設定値に変更があると判定されるとMFP100に画面情報指定コマンドを発行して表示内容を指定する(S1803)。さらに、画面表示要求コマンドを発行して(S1804)、MFP100の表示部401にスキャン設定変更確認ダイアログボックス1700を表示させる。
スキャナドライバ700は、ステータス確認コマンドを定期的に発行することで、MFP100の操作パネル400上での操作イベントを問い合わせる(S1805)。ユーザから次の動作の選択指示があった場合、スキャナドライバ700は選択指示の内容により、使用すべきスキャン設定値を決定する。即ち、スキャンアプリケーション500から指定されたスキャン設定値を使用するか、MFP100の操作パネル400上でユーザが指定したスキャン設定値を使用するかを決定する(1851)。スキャナドライバ700は決定したスキャン設定値を基に読取設定コマンドを発行し(S1806)、読取要求コマンドによりMFP100にスキャンをさせて得られる画像データを取得する(S1807)。スキャナドライバ700は指定されたファイル形式の画像ファイルを作成すると、スキャンアプリケーション500にスキャン完了の通知を行う(S1808)。
本実施形態では、操作パネル400で設定されたスキャン設定とスキャンアプリケーション500で設定されているスキャン設定とが異なる場合に限らない。操作パネル400で設定されたスキャン設定での画像取得をスキャンアプリケーション500が行えない場合にも適用可能である。
以上のように本実施形態では、実施形態1で述べた効果に加え、操作パネル400によるスキャン設定とスキャンアプリケーション500での設定とに矛盾がある場合に、適切に処理を行うことが可能となる。
なお、以上の実施形態では、PC200に接続されたスキャナを用いて疑似プッシュスキャンを実行させる例について説明したが、PC200とスキャナとが一体化されたものとしてもよい。また、画像データの入力を、原稿上の画像をスキャンするスキャナとしたが、デジタルカメラによる撮影など、他の方式での入力としてもよい。また、以上の実施形態は適宜融合させてもよい。
また、以上の実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。

Claims (11)

  1. スキャナを制御する情報処理装置であって、
    前記スキャナにおいてなされた読取指示及び読取設定を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記読取指示が検出された場合に、アプリケーションを起動するための処理を実行する起動手段と、
    前記検出手段により検出された前記読取指示の発生時間に対応する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記起動手段により前記アプリケーションが起動された起動時間に対応する情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記発生時間に対応する情報と前記第2の取得手段により取得された前記起動時間に対応する情報とに基づいて、前記検出手段により検出された前記読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行する処理手段とを有し、
    前記処理手段は、前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内である場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行し、前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内でない場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行しないことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記アプリケーションにおいて、前記検出手段により検出された前記読取設定を変更する変更手段を有し、
    前記処理手段は、前記変更手段により変更された読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記変更手段は、前記検出手段により検出された前記読取設定と、前記アプリケーションにおいてなされた読取設定とが異なる場合に、前記検出手段により検出された前記読取設定を前記アプリケーションにおいてなされた読取設定に変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段により検出された前記読取設定と、前記アプリケーションにおいてなされた前記読取設定のいずれを優先させるか選択する選択手段を有し、
    前記変更手段は、前記選択手段において前記アプリケーションにおいてなされた前記読取設定を優先させることが選択された場合に、前記検出手段により検出された前記読取設定を前記アプリケーションにおいてなされた前記読取設定に変更することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記アプリケーションにおいて、前記検出手段により検出された前記読取設定に他の設定を付加する付加手段を有し、
    前記処理手段は、前記付加手段により前記他の設定が付加された読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. スキャナを制御し、前記スキャナにおいてなされた読取指示及び読取設定を検出する情報処理装置の制御方法であって、
    記検出された前記読取指示の発生時間に対応する情報を取得し、
    前記読取指示が検出された場合に起動されるアプリケーション起動時間に対応する情報を取得し、
    前記取得された前記読取指示の前記発生時間に対応する情報と前記取得された前記アプリケーションの前記起動時間に対応する情報とに基づいて、前記検出された前記読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行し、
    前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内である場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行され、前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内でない場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行されないことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. スキャナを制御し、前記スキャナにおいてなされた読取指示及び読取設定を検出する情報処理装置において実行され、且つ、前記スキャナにおいてなされた読取指示が検出された場合に起動するプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記検出された前記読取指示の発生時間に対応する情報を取得する第1取得ステップと、
    前記プログラムが起動された起動時間に対応する情報を取得する第2取得ステップと、
    前記取得された前記読取指示の前記発生時間に対応する情報と前記取得された前記プログラムの前記起動時間に対応する情報とに基づいて、前記検出された前記読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理を実行する処理ステップと、を実行させ、
    前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内である場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行され、前記発生時間と前記起動時間の差が所定の時間内でない場合に、前記読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行されないことを特徴とするプログラム。
  8. 前記検出された前記読取設定を変更する変更ステップを前記情報処理装置に更に実行させ、
    前記変更された読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行されることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記検出された前記読取設定と、前記プログラムにおいてなされた読取設定とが異なる場合に、前記検出された前記読取設定が前記プログラムにおいてなされた前記読取設定に変更されることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記検出された前記読取設定と、前記プログラムにおいてなされた前記読取設定のいずれを優先させるか選択する選択ステップを前記情報処理装置に更に実行させ、前記プログラムにおいてなされた前記読取設定を優先させることが選択された場合に、前記検出された前記読取設定が前記プログラムにおいてなされた前記読取設定に変更されることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記検出された前記読取設定に他の設定を付加する付加ステップを前記情報処理装置に更に実行させ、
    前記他の設定が付加された読取設定による読み取りを前記スキャナに実行させるための処理が実行されることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載のプログラム。
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