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JP6219197B2 - シート貼付装置および貼付方法 - Google Patents

シート貼付装置および貼付方法 Download PDF

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JP6219197B2
JP6219197B2 JP2014036027A JP2014036027A JP6219197B2 JP 6219197 B2 JP6219197 B2 JP 6219197B2 JP 2014036027 A JP2014036027 A JP 2014036027A JP 2014036027 A JP2014036027 A JP 2014036027A JP 6219197 B2 JP6219197 B2 JP 6219197B2
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Description

本発明は、シート貼付装置および貼付方法に関する。
従来、半導体製造工程において、半導体ウエハ(以下、単にウエハという場合がある)に接着シートを貼付するシート貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシート貼付装置は、シート供給装置(供給手段)によって帯状の接着シートを供給し、下部ケース側の第1空間と上部ケース側の第2空間との圧力差により、押圧手段の変形許容部をウエハ(被着体)側に変形させて中央から外周に向かって当該接着シートを被着体に貼付するように構成されている。
特開2008−66597号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の装置では、真空雰囲気を作り出す機構や押圧手段を挟んだ第2空間にエアを供給したり排出したりする機構を設ける必要があり、装置が大型化したり、制御が複雑化したりするという不都合がある。
そこで、このような不都合を解消するために、被着体に点接触可能または線接触可能な頂部を有するテーパ部が接着面の長手方向に沿って複数形成された帯状の接着シートを採用し、1のテーパ部の頂部を被着体に当接させた状態から、そのまま接着シートを被着体に押圧して貼付することが考えられる。
しかしながら、このようなテーパ部を設けた帯状の接着シートでは、当該テーパ部を被着体の所定の位置に位置決めして貼付することができないという不都合がある。
本発明の目的は、テーパ部が接着面の長手方向に沿って複数形成された帯状の接着シートであっても、1の当該テーパ部を確実に被着体に対して位置決めして貼付することができるシート貼付装置および貼付方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のシート貼付装置は、第1接着面を備えて帯状に形成され、第1被着体に点接触可能または線接触可能な第1頂部を有する第1テーパ部が前記第1接着面の長手方向に沿って複数設けられた接着シートを供給する供給手段と、前記供給手段で供給された接着シートの前記第1頂部を第1被着体に当接させ、押圧面によって前記第1被着体方向に押圧力を付与して当該接着シートを前記第1被着体に貼付する押圧手段と、前記第1頂部を検知可能な検知手段とを備え、前記供給手段は、前記検知手段で検知した1の前記第1頂部を前記第1被着体の所定の位置に位置決め可能に設けられている、という構成を採用している。
この際、本発明のシート貼付装置では、前記接着シートにおける前記第1接着面の反対側の第2接着面には、第2被着体に点接触可能または線接触可能な第2頂部を有する第2テーパ部が当該接着シートの長手方向に沿って複数設けられ、前記押圧手段の前記押圧面には、前記第2テーパ部の形状を維持可能なテーパ形状維持手段が設けられている、ことが好ましい。
また、本発明のシート貼付装置では、前記押圧手段の前記押圧面には、前記接着シートにおける前記第1接着面の反対側の第2接着面を変形させ、第2被着体に点接触可能または線接触可能な第2頂部を有する第2テーパ部を形成可能なテーパ形状形成手段が設けられている、ことが好ましい。
さらに、本発明のシート貼付装置では、前記第2接着面における前記第2テーパ部と前記押圧面とで形成される領域を減圧可能な減圧手段を備えている、ことが好ましい。
一方、本発明のシート貼付方法は、第1接着面を備えて帯状に形成され、第1被着体に点接触可能または線接触可能な第1頂部を有する第1テーパ部が前記第1接着面の長手方向に沿って複数設けられた接着シートを供給する工程と、前記第1頂部を検知する工程と、検知した1の前記第1頂部を前記第1被着体の所定の位置に位置決めし、押圧面によって前記第1被着体方向に押圧力を付与して前記接着シートを前記第1被着体に貼付する工程とを備えている、という構成を採用している。
以上のような本発明によれば、(第1)テーパ部が(第1)接着面の長手方向に沿って複数形成された帯状の接着シートであっても、1の当該(第1)テーパ部を確実に(第1)被着体に対して位置決めして貼付することができる。
この際、テーパ形状維持手段または、テーパ形状形成手段を押圧手段の押圧面に設ければ、第2テーパ部を保護しながらまたは、第2テーパ部を形成しながら接着シートを被着体に貼付することができる。
また、第2テーパ部と押圧面とで形成される領域を減圧可能な減圧手段を設ければ、第2接着面の接着剤をテーパ形状維持手段やテーパ形状形成手段内に引き込むことができる。
本発明の第1実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 本発明の第2実施形態に係るシート貼付装置の要部の側面図。 本発明の第3実施形態に係るシート貼付装置の動作説明図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、各実施形態での同様の構成および動作については、詳細な説明を省略する。
また、以下において、基準となる図を挙げることなく、例えば、上、下、左、右、または、手前、奥といった方向を示した場合は、全て図1を正規の方向(付した番号が適切な向きとなる方向)から観た場合を基準とし、上、下、左、右方向が紙面に平行な方向であり、前が紙面に直交する手前方向、後が紙面に直交する奥側方向とする。
図1において、シート貼付装置10は、第1接着面FA1を備えて帯状に形成され、第1被着体WF1に点接触可能または線接触可能な第1頂部TT1を有する第1テーパ部TK1が第1接着面FA1の長手方向に沿って複数設けられた接着シートASを供給する供給手段20と、供給手段20で供給された接着シートASの第1頂部TT1を第1被着体WF1の被着面WA1に当接させ、押圧面42によって第1被着体WF1方向に押圧力を付与して当該接着シートASを第1被着体WF1に貼付する押圧手段40と、接着シートASを所定形状に切断することで貼付用シートAS1(図3(C)参照)を形成する切断手段50と、光学センサや超音波センサや磁力センサや赤外線センサ等の非接触型センサ、リミットスイッチ等の接触型センサ、圧力センサ、カメラ等の撮像手段により構成され、第1頂部TT1を検知可能な検知手段60とを備え、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって第1被着体WF1を支持する支持面72を有するテーブル71を備えた支持手段70の上方に配置されている。
なお、第1接着面FA1を形成する接着剤AD層の反対側の面は、第2接着面FA2とされ、当該第2接着面FA2には、基材シートまたは剥離シートとなる基材BSが仮着されている。また、第1テーパ部TK1は、底面視で円形形状とされ、当該第1テーパ部TK1間には、第1平坦部TF1が形成されている。
供給手段20は、接着シートASの第1接着面FA1が帯状の剥離シートRL上に仮着された原反RSを支持する支持ローラ21と、原反RSを案内する複数のガイドローラ22と、剥離シートRLを折り返し当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段としての剥離板23と、駆動機器としての回動モータ24によって駆動する駆動ローラ25との間に剥離シートRLを挟み込むピンチローラ26と、図示しない駆動機器によって駆動し、剥離シートRLを回収する第1回収ローラ27と、駆動機器としてのリニアモータ28のスライダ28Aに支持された駆動機器としての回動モータ29によって回動する駆動ローラ30と、駆動ローラ30との間に接着シートASを挟み込むピンチローラ31と、ガイドローラ32と、駆動機器としての回動モータ33によって回動し、貼付用シートAS1の形成により生じた不要接着シートUSを回収する第2回収ローラ34とを備え、検知手段60で検知した第1頂部TT1を第1被着体WF1の所定の位置に位置決め可能に設けられている。
ここで、剥離シートRLには、図1中符号AAで示すように、第1テーパ部TK1の形状に対応した凹部RRが設けられている。
基材BS、接着剤AD層および剥離シートRLとしては、何ら制限はなく、基材BSは、例えば紙、樹脂、ゴム、木材、金属、陶器、硝子、石材などが例示でき、接着剤AD層は、アクリル系、ゴム系、シリコーン系の粘着剤などが例示できる。
剥離シートRLは、帯状または枚葉状に形成されていてもよく、上記基材BSで例示したものや、上記基材BSで例示したものに、シリコーン系剥離剤、アルキルペンダント系剥離剤、縮合ワックス系剥離剤、フッ素系剥離剤、ポリエステル系剥離剤などの剥離剤を積層したものや、シリコーン樹脂、アルキルペンダント樹脂、縮合ワックス樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂などそのものからなるものが例示できる。
なお、これら基材BS、接着剤AD層および剥離シートRLの厚みは、技術常識に照らし合わせてどのような厚みでもよい。また、第1テーパ部TK1の第1頂部TT1から第1平坦部TF1までの高低差や、凹部RRの深さは、1μm〜5mmのものが例示できるが、剥離シートRLの厚みを考慮してそれ以上でもよいしそれ以下でもよい。
また、接着剤AD層は、第1被着体WF1や第2被着体に押圧するときに流動性があることが好ましく、押圧するときに、当該接着剤AD層のテーパ形状が押し均されて厚みが略一様(略均等)になるとよい。なお、接着剤AD層は、加熱や冷却等の外力を加えることで流動性を発揮するものや流動性が向上するものでもよい。また、被着面側が変形可能なものである場合、接着剤AD層は、被着体に押圧するときに流動性が低くてもよいし流動性がなくてもよい。
押圧手段40は、駆動機器としての直動モータ43の出力軸43Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段に接続された押圧面42を有する押圧プレート41を備えている。
切断手段50は、押圧プレート41の側面に沿って設けられたレール51上を図示しない駆動機器によって移動するスライダ52と、スライダ52に設けられ、図示しない駆動機器によって昇降可能に設けられた切断刃53とを備えている。
以上のシート貼付装置10において、第1被着体WF1に接着シートASを貼付する手順を説明する。
先ず、図1に示すように、スライダ28Aが右方の二点鎖線で示す初期位置にある状態で、作業者が原反RSを同図に示すようにセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して運転開始の信号を入力すると、シート貼付装置10がスタンバイ状態となる。
次いで、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が支持手段70の支持面72上に第1被着体WF1を載置すると、支持手段70が図示しない減圧手段を駆動し、第1被着体WF1を吸着保持した後、供給手段20が回動モータ24および図示しない駆動機器を駆動し、原反RSを繰り出し、それに同期させて回動モータ29をロックさせた状態で、リニアモータ28および回動モータ33を駆動し、スライダ28Aを左方へ移動させる。これにより、第2回収ローラ34で不要接着シートUSを巻き取りつつ、接着シートASが剥離シートRLから剥離されて引き出される。そして、接着シートASの第1接着面FA1の第1頂部TT1が検知手段60に検知されると、その検知結果を基に、供給手段20が回動モータ24、図示しない駆動機器、リニアモータ28および回動モータ33の駆動時間や移動距離をカウントし、所定のカウントが完了した時点でそれらの駆動を停止する。これにより、第1頂部TT1が第1被着体WF1中央の上方所定位置で停止する。
次に、押圧手段40が直動モータ43を駆動し、図1中実線で示す初期位置にある押圧プレート41を下降させ、当該押圧プレート41で接着シートASを第1被着体WF1に押圧して貼付する。この際、第1頂部TT1を第1被着体WF1に当接させ、そのまま接着シートASを第1被着体WF1に押圧するという1の動作によって、第1接着面FA1と第1被着体WF1との貼付領域を第1頂部TT1から徐々に外縁側に広げ、空気を押し出すようにして第1接着面FA1と第1被着体WF1との接着界面に気泡が形成されないように貼付することができる。
その後、切断手段50が図示しない駆動機器を駆動し、図1中符号BBで示すように、切断刃53を下降させた後、図示しない駆動機器を駆動し、スライダ52をレール51に沿って移動させることで接着シートASを第1被着体WF1の外縁に沿って切断し、貼付用シートAS1を形成する。次いで、切断手段50が図示しない駆動機器を駆動し、切断刃53を上昇させるとともに、押圧手段40が直動モータ43を駆動し、押圧プレート41を初期位置に復帰させる。
次に、供給手段20が回動モータ29およびリニアモータ28を駆動し、駆動ローラ30を回転させながらスライダ28Aを初期位置に移動させることで、不要接着シートUSを支持面72から剥離する。その後、支持手段70が図示しない減圧手段の駆動を停止し、人手または図示しない搬送手段が支持手段70の支持面72上から貼付用シートAS1が貼付された第1被着体WF1を取り去り、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、第1テーパ部TK1が第1接着面FA1の長手方向に沿って複数形成された帯状の接着シートASであっても、1の当該第1テーパ部TK1を確実に第1被着体WF1に対して位置決めして貼付することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図2において、シート貼付装置10Aは、第1実施形態のシート貼付装置10に対し、接着シートASの代わりに接着シートASAを貼付する点と、押圧手段40の代わりに押圧手段80を設けた点と、減圧手段90を新たに設けた点とが相違する。
接着シートASAは、第1接着面FA1と第2接着面FA12とを備えて帯状に形成され、第1接着面FA1は、第1実施形態と同様に帯状の剥離シートRL上に仮着されるとともに、第2接着面FA12は、第1頂部TT1および第1テーパ部TK1に表裏の位置関係においてそれぞれ対応する位置に、図示しない第2被着体に点接触可能または線接触可能な第2頂部TT2を有する第2テーパ部TK2が当該接着シートASAの長手方向に沿って複数設けられている。第2テーパ部TK2は、上面視で円形形状とされ、当該第2テーパ部TK2間には、第2平坦部TF2が形成され、その上面にカバーシートCSが仮着されている。
押圧手段80は、第1実施形態の押圧手段40に対し、押圧面42に第2テーパ部TK2の形状を維持可能なテーパ形状維持手段85を備えている。
テーパ形状維持手段85は、第2テーパ部TK2の形状に対応し、第2頂部TT2および第2テーパ部TK2それぞれの形状を維持する頂部維持部85Aおよびテーパ維持部85Bを備えている。テーパ形状維持手段85の高低差は、1μm〜5mmのものが例示できるが、それ以上でもよいしそれ以下でもよい。また、テーパ形状維持手段85は、第2テーパ部TK2の形状を維持可能であればよいので、当該第2テーパ部TK2の形状に対応した形状(同じ形状)でもよいし、対応しない形状(異なる形状)であってもよい。テーパ形状維持手段85が第2テーパ部TK2の形状に対応しない形状の場合、接着シートASAを第1被着体WF1に押圧する際、第2テーパ部TK2と押圧面42とで形成される領域を加圧する加圧ポンプやタービン等の加圧手段を設けてもよい。
減圧手段90は、第2テーパ部TK2と押圧面42とで形成される領域を減圧可能に構成され、テーパ形状維持手段85の頂部維持部85Aに設けられた孔90Aだけで構成されてもよいし、当該孔90Aを介して強制的に減圧する減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧装置90Bを含んで構成されてもよい。なお、減圧手段90を孔90Aだけで構成する場合、当該孔は、有り底でも底なしでもよい。
以上のシート貼付装置10Aにおいて、第1被着体WF1に接着シートASAを貼付する手順は、第1実施形態と同様の動作によって、第1頂部TT1が第1被着体WF1中央の上方で停止すると、押圧手段80が減圧手段90と直動モータ43とを駆動し、押圧プレート41を下降させ、テーパ形状維持手段85内に第2テーパ部TK2を強制的に引き込む。その後も押圧手段80が直動モータ43を駆動し、第1実施形態と同様の動作によって接着シートASAを第1被着体WF1に貼付し、貼付用シートAS1が貼付された第1被着体WF1を取り去り、以降上記同様の動作が繰り返される。なお、減圧手段90を設けない場合は、テーパ形状維持手段85内に第2テーパ部TK2を強制的に引き込むことなく、押圧プレート41の下降に追従して第2テーパ部TK2がテーパ形状維持手段85内に入り込み、上記と同様の貼付が行われる。これにより、第2テーパ部TK2を保護しながら貼付用シートAS1を第1被着体WF1に貼付することができる。なお、第2テーパ部TK2は、カバーシートCSを剥離した後、第2頂部TT2を図示しない第2被着体に当接させ、そのまま接着シートASAまたは貼付用シートAS1を第2被着体に押圧するという1の動作によって、第2接着面FA12と第2被着体との貼付領域を第2頂部TT2から徐々に外縁側に広げ、空気を押し出すようにして第2接着面FA12と第2被着体との接着界面に気泡が形成されないように貼付することができる。
以上のような第2実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図3(A)において、シート貼付装置10Bは、第2実施形態のシート貼付装置10Aに対し、接着シートASAの代わりに接着シートASを貼付する点と、押圧手段80の代わりに押圧手段100を設けた点とが相違する。
押圧手段100は、第2実施形態のテーパ形状維持手段85の代わりに、接着シートASにおける第2接着面FA2を変形させ、図示しない第2被着体に点接触可能または線接触可能な第2頂部TT2を有する第2テーパ部TK12を形成可能なテーパ形状形成手段105を設けた点と、押圧プレート41の内部に設けられ接着シートASの接着剤AD層の変形を促進させる変形促進手段106を新たに設けた点とが相違する。なお、第2テーパ部TK12は、上面視で円形形状とされる。
テーパ形状形成手段105は、基本的にテーパ形状維持手段85と同等である。
変形促進手段106としては、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段、ペルチェ素子やヒートパイプの冷却側等の冷却手段、光照射手段、マイクロ波照射手段、紫外線照射手段、赤外線照射手段、マイクロ波照射手段、X線照射手段、超音波振動装置や偏心モータ等の振動付与装置等、接着剤AD層の特性によって適宜選択することができ、接着剤ADを軟化させたり寄せ集めたりすることで、当該接着剤ADが所定形状に変形することを促進させるものであり、本実施形態では、加熱手段が採用されている。なお、変形促進手段106は、押圧プレート41の外部に設けてもよい。
以上のシート貼付装置10Bにおいて、第1被着体WF1に接着シートASを貼付する手順は、基本的に第2実施形態と同様に行われ、テーパ形状形成手段105内に接着シートASを強制的に引き込んだときや、接着シートASを第1被着体WF1に押圧したときに、押圧手段100が変形促進手段106を駆動し、接着シートASの接着剤AD層の変形を促進させて第2接着面FA2に第2頂部TT2を有する第2テーパ部TK2を形成するようになっている。これにより、第2テーパ部TK2を形成しながら貼付用シートAS1を第1被着体WF1に貼付することができる。
以上のような第3実施形態でも、第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、検知手段60は、接着シートAS、ASAの下方、側方、上方または斜め方向から第1頂部TT1を検知する構成とりたり、それら複数の方向から第1頂部TT1を検知する構成としたり、上記で例示した各センサや撮像手段等を適宜組み合わせて第1頂部TT1を検知する構成としたりしてもよい。
また、検知手段は、第2実施形態における第2頂部TT2を検知可能とし、当該検知手段で検知した第2頂部TT2を供給手段20が第1被着体WF1の所定の位置に位置決め可能に設けてもよい。
さらに、第1〜第3実施形態において、押圧プレート41の押圧面42に、接着シートAS、ASAを吸着保持したり、メカ的に保持したりする保持手段を設けてもよい。
また、検知手段は、接着シートAS、ASA上に第1頂部TT1や第2頂部TT2に対応して設けられた所定の印字や孔、刻印等の印を検知することで、間接的に第1頂部TT1や第2頂部TT2を検知するように構成してもよい。
また、切断手段50は、レーザカッタや圧縮エア切断、圧縮水切断等の他の切断手段でもよいし、押圧プレート41の側面に沿わせて回転させることなく、当該押圧プレート41から独立して自由に移動可能な例えば駆動機器としての多関節ロボット等によって切断刃53やレーザカッタ等の切断部材を移動させる構成でもよい。
また、第1、第2実施形態において、変形促進手段106を設けてもよいし、第2、第3実施形態において、減圧手段90を設けなくてもよい。
また、第1〜第3実施形態において、接着シートAS、ASAを第1被着体WF1に貼付する際、図示しない駆動機器を介してテーブル71を上昇させてもよいし、押圧プレート41とテーブル71との両方を移動させて貼付するように構成してもよい。
さらに、第1、第2テーパ部TK1、TK2またはTK12は、底面視または上面視で円形形状でなく例えば、多角形、楕円形等どのような形状であってもよいし、第1被着体WF1または第2被着体の外形に沿う形状であってもよいし、当該外形に沿わない形状であってもよい。
また、接着シートAS、ASAに、第1、第2平坦部TF1、TF2が形成されていなくてもよい。
さらに、第2テーパ部TK2、TK12の高低差は、1μm〜5mmのものが例示できるが、それ以上でもよいしそれ以下でもよい。
さらに、第1頂部TT1の形状と第2頂部TT2との形状は同じであってもよいし、異なっていてもよいし、これらのような構成において一方の面に点接触可能な頂部を設け、他方の面に線接触可能な頂部を設けてもよい。
また、本発明における点接触可能または線接触可能な第1、第2頂部の位置は、第1、第2テーパ部の中心でもよいし、当該中心からずれていてもよい。
さらに、各実施形態において、剥離手段は、丸棒やローラ等で構成してもよい。
また、第1被着体WF1に貼付された接着シートASを他の切断装置や人手で所定形状に切断する場合、切断手段50は設けなくてもよい。
また、支持手段70は、第1被着体WF1をメカチャック等で挟み込んで当該第1被着体WF1を保持する構成でもよい。
さらに、第1頂部TT1を停止させる位置は、第1被着体WF1の中心や当該中心から外れた位置でもよい。
また、第2テーパ部TK2の第2頂部TT2は、1の第2被着体に対して1でもよいし複数でもよい。
さらに、第1頂部TT1および第1テーパ部TK1の位置は、表裏の位置関係において第2頂部TT2および第2テーパ部TK2の位置とずれていてもよい。
また、第1、第2頂部TT1、TT2の位置は、第1、第2被着体に対して何れの位置に当接するものでもよい。
さらに、貼付用シートAS1は、第1被着体WF1の外縁に沿った形状でなく、例えば、第1被着体WF1の外縁よりも内側や外側で切断されてもよく、例えば、円形、多角形、楕円形等どのような形状であってもよい。
また、第1、第2テーパ部TK1、TK2またはTK12は、2つの面が所定の角度で繋がり、当該繋がり部によって第1被着体WF1に線接触可能な第1頂部TT1を形成してもよく、それら2つの面は側面視で湾曲したり、折れ曲がったりした形状でもよいし、円錐形状や角錐形状などの頂点によって第1被着体WF1に点接触可能な第1頂部TT1を形成してもよく、それら錐面は側面視で湾曲したり、折れ曲がったりした形状でもよい。
さらに、テーパ形状維持手段やテーパ形状形成手段は、2つの面が所定の角度で繋がり、当該繋がり部によって頂部維持部85Aを形成してもよく、それら2つの面は側面視で湾曲したり、折れ曲がったりした形状でもよいし、円錐形状や角錐形状などの頂点によって頂部維持部85Aを形成してもよく、それら錐面は側面視で湾曲したり、折れ曲がったりした形状でもよい。
さらに、本発明における接着シートおよび被着体の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、貼付用シートAS1は、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着シートが採用された場合は、当該接着シートを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプ等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、このような接着シートは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層との間に中間層を有するもの、基材の上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材を接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、供給手段は、第1接着面を備えて帯状に形成され、第1被着体に点接触可能または線接触可能な第1頂部を有する第1テーパ部が前記第1接着面の長手方向に沿って複数設けられた接着シートを供給するものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10、10A、10B…シート貼付装置
20…供給手段
40、80、100…押圧手段
42…押圧面
60…検知手段
85…テーパ形状維持手段
90…減圧手段
105…テーパ形状形成手段
AS、ASA…接着シート
FA1…第1接着面
FA2、FA12…第2接着面
TK1、TK2、TK12…第1、第2、第2テーパ部
TT1、TT2…第1、第2頂部
WA1…被着面
WF1…第1被着体

Claims (5)

  1. 第1接着面を備えて帯状に形成され、第1被着体に点接触可能または線接触可能な第1頂部を有する第1テーパ部が前記第1接着面の長手方向に沿って複数設けられた接着シートを供給する供給手段と、
    前記供給手段で供給された接着シートの前記第1頂部を第1被着体に当接させ、押圧面によって前記第1被着体方向に押圧力を付与して当該接着シートを前記第1被着体に貼付する押圧手段と、
    前記第1頂部を検知可能な検知手段とを備え、
    前記供給手段は、前記検知手段で検知した1の前記第1頂部を前記第1被着体の所定の位置に位置決め可能に設けられていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記接着シートにおける前記第1接着面の反対側の第2接着面には、第2被着体に点接触可能または線接触可能な第2頂部を有する第2テーパ部が当該接着シートの長手方向に沿って複数設けられ、
    前記押圧手段の前記押圧面には、前記第2テーパ部の形状を維持可能なテーパ形状維持手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 前記押圧手段の前記押圧面には、前記接着シートにおける前記第1接着面の反対側の第2接着面を変形させ、第2被着体に点接触可能または線接触可能な第2頂部を有する第2テーパ部を形成可能なテーパ形状形成手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  4. 前記第2接着面における前記第2テーパ部と前記押圧面とで形成される領域を減圧可能な減圧手段を備えていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシート貼付装置。
  5. 第1接着面を備えて帯状に形成され、第1被着体に点接触可能または線接触可能な第1頂部を有する第1テーパ部が前記第1接着面の長手方向に沿って複数設けられた接着シートを供給する工程と、
    前記第1頂部を検知する工程と、
    検知した1の前記第1頂部を前記第1被着体の所定の位置に位置決めし、押圧面によって前記第1被着体方向に押圧力を付与して前記接着シートを前記第1被着体に貼付する工程とを備えていることを特徴とするシート貼付方法。
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