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JP6216974B2 - 偽造防止印刷物 - Google Patents

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JP6216974B2
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Description

本発明は、偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物の分野において、反射光下で視認されていた画像が透過光下で消失する偽造防止印刷物に関わるものである。
近年のスキャナ、プリンタ、カラーコピー機等のデジタル機器の進展により、貴重印刷物の精巧な複製物を容易に作製することが可能となっている。そのため、前述したような複製や偽造を防止するため、プリンタやコピー機では再現不可能な様々な偽造防止技術が必要とされている。
この偽造防止技術の一つとして、用紙の薄厚や繊維の粗密によって模様を形成して透過光下で視認させる、いわゆる透かし技術が存在する。この透かし技術は、一定量以上の光さえ存在すれば、あらゆる環境下で真偽判別が可能な技術であり、また、知名度も抜群に高いことから、古くから存在する古典的な技術であるにも関わらず、今なお世界中の銀行券で用いられている。
透かし技術は、用紙の製造段階で形成する必要があることから、用紙メーカでなければ製造不可能であり、加えて用紙メーカが製造した場合でも製造コストが高くなるという問題があることから、これを擬似的に再現する方法として、印刷工程で特殊な浸透型インキを用いて、この透かしに相当する透過画像を印刷で形成する偽造防止技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、浸透型インキを用いて印刷された透かしに相当する透過画像を認証する偽造防止技術に関しては、浸透型インキ自体が多くのメーカから市販されており、一般人であっても容易に入手可能であることから、偽造者にとっても作製が容易であるという問題があった。
このような問題を解決するために、本出願人は、浸透型インキに色材を混合した有色浸透型インキと、この有色浸透型インキと対を成す通常の着色インキをペアインキとして、特殊で複雑な網点構成によって画像を形成する印刷物であって、反射光下で観察できる画像と透過光下で観察できる画像とが全く相関のない異なる画像であることを特徴とする透過潜像印刷物をすでに出願している(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−228900号公報 特開2012−223905号公報
特許文献2に記載の技術は、浸透成分を有する浸透型インキに色材を加えた有色浸透型インキを用い、可視光下でも視認できる濃度を有した画像を発明の一構成として形成した技術である。この技術において、有色浸透型インキで形成した画像は、透過光下で色彩が淡く変化する効果を発揮する。しかしながら、特許文献2の技術に用いられた有色浸透型インキで形成した画像は、色彩が淡く変化するものの、画像そのものが完全に消失する効果を得るまでには至っていない。
画像が見える、あるいは見えないという有無の状態は言語化が容易であって、かつ、万人が容易に判断できるが、画像の色彩がどの程度淡い、濃いという濃淡の度合い(明度の高低)は適切に言語化することが難しい。濃淡を反射濃度や明度等の絶対量で示すには専用の測定器が必要である。このため、特許文献2の技術においては、有色浸透型インキで形成した画像の透過光下での濃淡の変化自体を真偽判別の基準とはせず、ペアインキ間の透過光下での濃淡差を相対化する方法によって潜像画像を出現させ、潜像画像が出現するか否かを真偽判別の基準としている。以上のように、特許文献2の技術では有色浸透型インキ自体の性能が低いため、確実な真偽判別の基準とするためには、複雑な網点構成と高度な刷り合わせが必要であるという問題があった。
また、特許文献2の技術において有色浸透型インキを用いて形成する画像は、有意情報を表した情報部と、その背景を取り囲んだ背景部を必要とするものであり、反射光下では背景部の存在が情報部のコントラストを低下させ、視認性が低くなるという問題があった。
また、特許文献2の技術において使用する有色浸透型インキは、浸透型インキに一定の割合の色材を混合して作製する必要があった。このような有色浸透型インキは市販されてないため、インキ作製の知見と設備を有する者しか作製することは不可能であり、インキ作製が難しいという問題があった。
本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、従来の有色浸透型インキを用いて形成する画像のように透過光下で画像の明度が高く変化するだけでなく、画像が基材の色彩と完全に等色となって消失することで真偽判別性に優れ、特殊な有色浸透型インキを用いることなく市販のインキを用いることで製造が可能であって、反射光下での画像の視認性も高いことを特徴とする偽造防止印刷物を提供することを目的とする。
本発明の偽造防止印刷物は、光透過性を有する基材の少なくとも一部に、反射光下において基材と同じ色相、かつ、基材の色彩よりも明度の低い色彩を有する第一の印刷領域を備えた印刷画像が形成され、第一の印刷領域は、浸透成分を含むインキで形成された浸透画像と、浸透成分を含まない有色インキで形成された有色画像が積層されて成り、第一の印刷領域は、反射光下において、基材との明度の差によって視認され、透過光下において、基材と等色となって視認できないことを特徴とする。
また、本発明の偽造防止印刷物は、印刷画像は、第一の印刷領域に隣接し、かつ、浸透成分を含まないインキによって第一の印刷領域と反射光下において等色に形成された第二の印刷領域を有し、透過光下において、第一の印刷領域は基材と等色となって視認できず、基材と第二の印刷領域の透過光量の差により、第二の印刷領域のみ視認されることを特徴とする。
また、本発明の偽造防止印刷物は、第一の印刷領域の明度L*が、70以上90以下であることを特徴とする。
本発明の偽造防止印刷物における印刷画像は、透かした場合に画像が完全に消失する。「画像が有る(消失していない)」「画像が無い(消失している)」という「有無」の判定は、濃淡のような「量」の判定とは異なり、万人が測定器を必要とすることなく判定できる基準であり、説明も容易である。そのため、単純に一つの印刷模様で形成した画像であるにも関わらず、透過光下での「画像の有無」を基準とすることで、真偽判別の基準として用いることができる。
本発明の偽造防止印刷物における印刷画像は、特許文献2の背景部のように、有意情報を表す情報部を取り囲む構造を必要とせず、表現したい有意情報のみで画像を構成することができる。このため、反射光下での画像の視認性を高く保つことができる。
本発明の偽造防止印刷物における印刷画像は、特別な機能性顔料を用いずに、一般的な印刷方法で形成した画像である。画像を構成するにあたって、一般的な偽造防止技術では必要となるデザインの制限も面積率の制限も基材の凹凸等も必要なく、艶に関する違和感もないため、反射光下では印刷の専門家が観察しても通常のインキで構成された画像と見分けがつかない。以上のように、偽造防止技術であるにも関わらず、デザイン上の自由度も、他の意匠との親和性も格段に高く、セキュリティ印刷物の中に違和感なく配置することができる。
偽造防止印刷物における第一の印刷領域を形成するために必要となる二つのインキは、一般的に市販されているため、作製にあたってインキの製造に関する一定の知識が必要なく、従来の特別な有色浸透型インキを用いて作製する偽造防止技術と比較して製造が容易である。
以上の手法で形成した偽造防止印刷物は、最新のデジタル機器を用いたとしても効果の再現は不可能であることから、偽造防止効果に優れ、印刷方式の中では最も生産性の高いオフセット印刷方式で形成可能であることからコストパフォーマンスが高い。
本発明における偽造防止印刷物を示す。 本発明における第一の印刷領域の構成を示す。 本発明における偽造防止印刷物の効果を示す。 本発明における第一の印刷領域の構成要件を示す。 本発明における偽造防止印刷物の適正な観察条件を示す。 第二の実施の形態の偽造防止印刷物を示す。 第二の実施の形態の印刷画像の構成を示す。 第二の実施の形態の偽造防止印刷物の効果を示す。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
(第一の実施の形態)
図1に、本発明における偽造防止印刷物(1)を示す。偽造防止印刷物(1)は、基材(2)の上に、基材(2)と異なる色彩を有する印刷画像(3)が形成されて成る。
本発明における偽造防止印刷物(1)を形成する基材(2)は、紙のように光を透過する特性、いわゆる光透過性を有する必要がある。このような基材(2)としては、上質紙、コート紙があるが、これ以外にも光透過性を有する紙であれば特に限定されるものではない。なお、基材(2)の色彩については特に制約はない。
第一の実施の形態においては、印刷画像(3)中には第一の印刷領域(10)しか含まれないため、印刷画像(3)と第一の印刷領域(10)は同じである。印刷画像(3)は、基材(2)と同じ色相で、かつ、基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩の第一の印刷領域(10)を備えて成る。また、第一の印刷領域(10)は、一定の明度以下に形成される必要があるが、詳細については後述する。図1において、第一の印刷領域(10)は「桜の花びら」を表して形成された例を示しているが、第一の印刷領域(10)が表す画像は、これに限定されるものではなく、マークや文字でも良いし、複数の階調を有する多階調画像であっても良い。
図2に第一の印刷領域(10)の構成を示す。第一の印刷領域(10)は、有色画像(4)と浸透画像(5)が重ね合わさって成る。有色画像(4)は、顔料、染料等の色材を含んだ有色インキによって形成され、浸透画像(5)は浸透成分を含んだ浸透型インキによって形成されて成る。それぞれの画像における網点面積率の制約は特になく、重ね合わせた場合に形成される第一の印刷領域(10)が一定の明度以下に形成されていれば良い。ただし、本発明の透過光下で画像が消失する効果を高めるためには、浸透型インキの転移量は多いことが望ましいことから浸透画像(5)については高い網点面積率を有することが望ましい。また、有色画像(4)の色彩が、基本的には第一の印刷領域(10)の色彩の主成分となることから、有色画像(4)は、基材(2)と同じ色相で、かつ、基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩である必要がある。
ここで有色画像(4)の形成に用いる有色インキと、浸透画像(5)の形成に用いる浸透型インキについて説明する。なお、特許文献2のような従来の発明の中で用いられている有色浸透型インキとは、基材(2)に印刷した場合に、反射光下では、はっきりと視認できる色彩を有した画像を形成できる一方、透過光下では、その画像を極端に淡く変化させる効果を有する。言い換えると、通常の着色インキと比較して、「透かすと画像がより淡く見える」効果を有したインキである。有色浸透型インキは、浸透成分と色材とを含んで構成され、浸透成分が基材内部の光の散乱を抑制することで生じさせる透過率の上昇によって、画像が淡く見える効果を実現している。
本発明では特許文献2に記載の色材と浸透成分を一つのインキ中に混合した有色浸透型インキを用いるのではなく、色材を含んだ有色インキと浸透成分を含んだ浸透型インキを重ね合わせて形成する。すなわち、拡散反射光下で画像を可視化する色材の働きと、透過光下で画像を消失させる浸透成分の働きをそれぞれ別のインキによって担保した構造を有する。これによって、特殊な有色浸透型インキを用いることなく、有色浸透型インキと同様な効果を実現する。
本発明の偽造防止印刷物(1)の効果を図3に示す。図3(a)に示すような反射光下の観察において、観察者(7)には第一の印刷領域(10)が表す桜の花びらが一定のコントラストを有して視認される。一方、図3(b)に示すような透過光下の観察において、桜の花びらの色彩が基材(2)の色彩と同化し、観察者(7)には桜の花びらが消失したように視認される。
本発明の効果が生じる原理について説明する。反射光下の観察においては、色材を含んだ有色インキによって形成された有色画像(4)が視認されることに加え、有色画像(4)に重畳された浸透画像(5)は、油染みのように第一の印刷領域(10)の反射濃度をわずかに上昇させる働きを成す。以上のことから、有色画像(4)と浸透画像(5)のそれぞれの画像を減法混色した色彩で第一の印刷領域(10)が可視化される。
一方、透過光下においては、第一の印刷領域(10)の色彩自体は変化しないが、浸透画像(5)の浸透成分によって第一の印刷領域(10)の明度が大きく上昇する。浸透型インキに含まれる浸透成分は用紙を構成するセルロース繊維の屈折率(1.49)に近い樹脂で構成されており、基材(2)に印刷された場合に基材(2)内部のセルロース繊維間の空隙を埋めて浸透成分(樹脂)で充たす働きを成す。このように用紙内部に屈折率の変化の無い一様な空間が形成されることで、それまでセルロース繊維と空隙の間の境界で屈折されていた光が直進して透過することが可能となり、結果として透過する光の量が増え、明るく見える効果が生じる。一方、有色インキの中には色材が含まれている。この色材は光を吸収する働きを成す。光は吸収されることで用紙を透過することができなくなり、結果として入射して透過する光の量が減り、暗く見える効果が生じる。
浸透成分によって透過光量が増える光の量と、色材によって透過光量が減る光の量とはそれぞれ制御してバランスを調整することができるため、第一の印刷領域(10)を通過する透過光量と基材(2)を通過する透過光量と一致させ、基材(2)と印刷画像(3)の明度と等しくすることができる。従来の有色浸透型インキは、基材(2)の色相と、印刷画像(3)の色相が異なっているため、明度が一致したとしても色相の違いによって印刷画像(3)を基材(2)と等色化することはできず、透過光下で画像が完全に消失する効果を得ることはできなかった。本発明においては、基材(2)の色相と、第一の印刷領域(10)の色相を同じ色相としたことで、透過光下で第一の印刷領域(10)と基材(2)の明度を一致させた場合に基材(2)と同じ色彩となって、第一の印刷領域(10)が目視上消失する効果が生じる。本発明においては、以上の原理によって、第一の印刷領域(10)の消失効果を実現している。
なお、基材(2)が仮に白色であった場合、有色インキは基材(2)と同じ白色の色相(本明細書中では白や黒の無彩色も一つの色相とする)を有し、かつ、基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩、すなわち灰色(極端に明度が下がれば黒色)とすれば良い。また、第一の印刷領域(10)の色彩は単に基材(2)の色彩より明度が低ければよいわけではなく、浸透成分による透過率の上昇の割合に合わせて適正な明度に調整する必要がある。一例を挙げると、浸透成分としてオフセット印刷において一般的な性能の浸透型インキを用いて第一の印刷領域(10)を形成した場合、明度L*で60以下、反射濃度で0.5以上の第一の印刷領域(10)は、透過光下で完全には消失しなくなるため、これ以下の明度とすることは避けなければならない。望ましくは明度L*で70以上、反射濃度で0.3以下とするのが良い。また、あまりに淡いと反射光下で視認可能な画像を形成できないため、明度L*95以下、反射濃度で0.05以上とする必要があり、望ましくは明度L*で90以下、反射濃度で0.1以上とするのが良い。
また、第一の印刷領域(10)の色彩は、色材を含む有色インキで形成される有色画像(4)の色彩のみで決定されるわけではなく、浸透画像(5)の色彩も加味する必要がある。浸透型インキ自体は基本的に無色透明であるものの、印刷した場合には基材(2)にインキ中の浸透成分が浸透することによって基材(2)の色彩を暗くした色彩の油染みが形成される。この油染みは、淡い色彩であるものの、基材(2)と比較して目視可能な程度の色差を有しているため、第一の印刷領域(10)の色彩に目視できる程度の影響を与える。具体的には有色画像(4)と浸透画像(5)を重ねることで、有色画像(4)単体の色彩よりも明度がわずかに低くなる。このため、第一の印刷領域(10)の色彩を厳密に設定する場合には、必ず有色画像(4)の色彩と浸透画像(5)の色彩とを減法混色することで得られる色彩をベースに考える必要がある。仮に、第一の印刷領域(10)を反射濃度0.15で設計したい場合、浸透画像(5)の反射濃度が0.02程度に達するのであれば、有色画像(4)の色濃度は0.13に止めるような色設計をする必要がある。
ここで、第一の印刷領域(10)の具体的な定義について説明する。図4に示すように、有色インキで形成された画像(4A)と浸透型インキで形成された画像(5A)が全く異なる形状の画像であって、二つの画像が一部で重なり合った領域を有する場合、二つの画像が重なった領域を第一の印刷領域(10)と見なすことができる。そして、有色インキで形成された画像(4A)のうち、この第一の印刷領域(10)を形成している画像を有色画像(4)とし、浸透型インキで形成された画像(5A)のうち、この第一の印刷領域(10)を形成している画像を浸透画像(5)とする。なお、重なり合わなかった画像(4A)と画像(5A)については、第一の印刷領域(10)に隣接した修飾部と見なす。加えて、当然のことながら、第一の印刷領域(10)は、基材(2)と同じ色相であって、かつ、基材(2)より明度が低いという構成と、透過光下で不可視となるといった効果を満たす必要がある。
なお、第一の印刷領域(10)の消失効果は、透過光を利用することから、観察環境の光の状態によって効果が左右される。当然のことながら、透過光として強い光を用いた場合に消失効果は高まるが、光が弱い場合には消失効果が低くなる。加えて、基材(2)に印刷画像(3)が形成された方を表側、その反対を裏側としたときに、第一の印刷領域(10)の消失効果は、透過光として印刷物裏側から入射する光の強さだけに影響を受けるのではなく、印刷物表側に入射する光の強さにも影響も同時に受ける。それぞれの影響を具体的に説明するために、図5に、本発明の偽造防止印刷物(1)を特定の環境下で観察する図を示す。
図5に示すのは、実際のオフィスに準じる環境下において、ライトテーブル(9)を用いて本発明の偽造防止印刷物(1)の効果を視認している図である。仮に偽造防止印刷物(1)中の第一の印刷領域(10)の明度L*が85から80程度であるとすると、本発明の第一の印刷領域(10)は、光源(6R)から偽造防止印刷物(1)の表側に入射する光(8R)が10lx以下の照度で薄暗い環境であれば、ライトテーブル(9)の光源(6T)のテーブルトップにおける透過光(8T)に1000lx以上の照度があれば消失効果が生じる。通常のオフィスの机の上の明るさに準じるような表側に入射する光(8R)が300lx程度の照度の環境の場合、完全に画像を消失させるには透過光(8T)に2000lx以上の照度が必要となる。表側に入射する光(8R)が照度600lxを超えるような非常に明るい環境の場合、完全に画像を消失させるには透過光(8T)に3500lx以上の照度が必要となる。以上のように、表側に入射する光(8R)の照度に応じて、画像を消失させるために必要となる透過光(8T)の照度は変化する。基本的には3500lx以上の照度の光を透過光として用いた場合には、一般的なオフィスに準じる環境下で確実に真偽判別することが可能である。
この3500lxという照度は、市販されているライトテーブルのテーブルトップにおける照度としては一般的な値であり、このようなライトテーブルを用いることで確実な真偽判別が可能である。また、この程度の照度は事務所にある一般的な蛍光灯から20〜30cm程度の距離で得られる照度であり、天井の蛍光等に対して偽造防止印刷物(1)をこの距離まで近づける方法を用いて真偽判別しても良い。天井が高く、蛍光灯までの距離が長くて偽造防止印刷物(1)を近づけることが難しい環境であれば、机の上に一般的な卓上ライトを用意し、偽造防止印刷物(1)を近づけることで確実に真偽判別することができる。
仮に、前述のような条件が充たせない場合、第一の印刷領域(10)の明度をやや高く(反射濃度を低く)設計すれば良い。また、第一の印刷領域(10)の明度の高低と消失効果は比例関係にあるため、充分な照度がない環境であっても第一の印刷領域(10)の明度を高くすることで消失効果を得ることができる。例えば、ある照明環境下において明度85程度で形成した第一の印刷領域(10)が透過光下で消失しない場合でも、第一の印刷領域(10)の明度を明度90程度まで上げれば、ほとんどの場合において第一の印刷領域(10)を透過光下で消失させることができる。
本発明における「反射光下での観察」とは、観察者の視点が、正反射光がほとんど存在しない領域中にあって偽造防止印刷物(1)を可視光下で観察している状況を示しており、本発明における「透過光下での観察」とは、観察者の視点が、透過光下の領域中にあって偽造防止印刷物(1)を観察している状況を示している。
なお、本明細書中でいう明度とは色の明るさを指し、高い場合には明るく、低い場合には暗い。また、彩度とは、色の鮮やかさの度合いを指す。加えて、本発明における「色彩」とは、色相、彩度及び明度の概念を含んで色を表したものであり、また、「色相」とは、赤、青、黄といった色の様相のことであり、具体的には、可視光領域(400〜700nm)の特定の波長の強弱の分布を示すものである。本明細書中では、白や黒も一つの色相とする。本発明における「色相が同じ」とは、二つの色において赤、青、黄といった色の様相が一致し、可視光領域の波長の強弱の分布が二つの色において相関を有することである。このため、本明細書中においては、白、灰色、黒のように無彩色であっても可視光領域の波長の強弱の分布に相関があることから、同じ色相である。
なお、本発明における浸透成分とは、印刷時に用紙内部へと浸透して印刷領域の透過率を上昇させる働きを成す成分のことを指し、具体的には、セルロースの屈折率(1.49)に近い樹脂やワックス、動植物油等を指す。
また、本発明における「浸透型インキ」とは、前述した浸透成分を含み、一般に透かしインキとして販売されているインキを指す。このようなインキとしては、T&K TOKA製ベストワン透かしインキ、T&K TOKA製UV透かしインキ、帝国インキ製ユニマーク、東洋インキ製SMXすかしインキ、合同インキ製E2ニス等が存在する。また、透明で、かつ、低粘度であれば一般的なグロスニスやオーバープリントニスに類するインキであっても一定の透かし効果があるため、浸透型インキとして用いることができる。
また、浸透型インキに脱刷や印刷不良等の発生の有無を見極めることを目的又は真偽判別性の向上を目的として、蛍光顔料や蛍光染料、燐光顔料、蓄光顔料等の発光顔料や発光染料、赤外線吸収材料や赤外反射材料等の機能性材料を添加しても何ら問題ない。
本発明の偽造防止印刷物(1)に形成される印刷画像(3)の印刷方式は、特に限定されるものではなく、オフセット印刷、フレキソ印刷やグラビア印刷、凹版印刷やスクリーン印刷等を用いることができる。
第一の実施の形態では、印刷画像(3)を第一の印刷領域(10)のみで構成したが、この第一の印刷領域(10)と別の画像要素とを組み合わせてより真偽判別性や視認性を高めた偽造防止印刷物(1)を形成しても良い。以下に第二の実施の形態としてその具体的な方法を示す。
(第二の実施の形態)
図6に第二の実施の形態の偽造防止印刷物(1´)を示す。偽造防止印刷物(1´)は、基材(2´)の上に、基材(2´)と異なる色彩を有する印刷画像(3´)が形成されて成る。
図7に印刷画像(3´)の構成の概要を示す。第二の実施の形態における印刷画像(3´)は、消失効果を有する第一の印刷領域(10´)及び第一の印刷領域(10´)と隣接する消失効果を有さない第二の印刷領域(11´)を有する。第二の印刷領域(11´)は浸透型インキを含まずに形成された画像であれば、構成する材料や形成方法における制約はない。二つの画像は、隣接していれば特にその構成に制約はないが、二つの画像の色彩が等色であったり、二つの画像が組み合わさって有意情報を表す構成であった場合には、透過光下で観察した時の効果が判別しやすくなり、真偽判別性が高まるため望ましい。なお、図7に示す印刷画像(3´)を構成する第一の印刷領域(10´)と第二の印刷領域(11´)は、隣接している状態でないが、図7のように、二つの領域の画像が近接して一つの有意情報を表す構成であれば、本明細書では隣接の概念に含まれるものとする。ここでは、第二の実施の形態の一例として印刷画像(3´)を構成する、第一の印刷領域(10´)及び第二の印刷領域(11´)の二つの画像が等色であって、かつ、二つの画像が組み合わさって桜の花びらの情報を表す構成を有する例で説明する。
印刷画像(3´)は、色材を含んだ有色インキで形成される有色画像(4´)及び第二の印刷領域(11´)を有する有色合成画像(12´)と、浸透型インキで形成される浸透画像(5´)を重ね合わせることで形成される。有色画像(4´)と浸透画像(5´)は、同じ形状である。印刷画像(3´)を構成するにあたっては、有色画像(4´)と浸透画像(5´)とが重畳する位置関係で印刷する。
印刷画像(3´)中の第一の印刷領域(10´)及び第二の印刷領域(11´)の二つの画像は等色の関係にあるが、有色合成画像(12´)における有色画像(4´)の色彩と、第二の印刷領域(11´)の色彩とはわずかに異なる。具体的には有色画像(4´)の色彩は、第二の印刷領域(11´)の色彩と比較してわずかに明度を高く設計する必要がある。これは、段落(0034)で説明したように、浸透画像(5´)も一定の濃度を有した画像として可視化されるためであり、浸透画像(5´)を重ね合わせた場合に低下する明度をあらかじめ加味して有色画像(4´)の色彩を設計する必要があるためである。
図8に偽造防止印刷物(1´)の効果を示す。図8(a)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を反射光下で観察した場合、第一の印刷領域(10´)と第二の印刷領域(11´)から成る、桜の花びらを表した印刷画像(3´)が視認される。一方、図8(b)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を透過光下で観察した場合、印刷画像(3´)のうち第一の領域(10´)は基材(2´)と等色化して完全に消失し、消失効果を有さない第二の印刷領域(11´)のみが視認される。以上のように第二の実施の形態における偽造防止印刷物(1´)は、反射光下と透過効果で視認される模様が変化することを特徴とする。
第一の印刷領域(10´)及び第二の印刷領域(11´)を組み合わせて印刷画像(3´)を形成する理由は以下の通りである。第一の印刷領域(10´)は、優れた消失効果を有するものの、前述のように観察環境中の光量の大小によってその効果が変化する。すなわち、観察環境に適切な照度を有する直射日光や、一般的なオフィスにある蛍光灯、ライトテーブルのような光源等が存在する場合、光源に対して透かせば第一の印刷領域(10´)は完全に消失するが、間接照明しかなく、適切な照度が確保できない暗い部屋の中ではその濃度によっては淡く変化するものの、完全に消失しきらない場合がある。このように観察環境の照明条件によって効果が左右される場合に対応するために、第一の印刷領域(10´)とペアとなる第二の印刷領域(11´)を近くに配することによって、効果を相対化することができる。これによって、間接照明しかない暗い部屋の中で仮に第一の印刷領域(10´)が消失しきらなかったとしても、第二の印刷領域(11´)よりも淡い色彩に変化していることを確認することによって、確実な真偽判別が行える。このように、従来の技術のようにペア画像の一部に第一の印刷領域(10´)を用いることもできる。また、このような形態の印刷画像(3´)であっても、従来タイプの有色浸透型インキを用いて形成した印刷画像(3´)と比較して、画像が淡く変化する効果がより高く、効果をより相対化して視覚化することができるため、従来タイプの印刷画像(3´)と比較して、より真偽判別能が高い。
第二の実施の形態では、生産性を高める観点から、有色画像(4´)と第二の印刷領域(11´)を同じインキで形成した例である。一方、有色画像(4´)と第二の印刷領域(11´)を別々のインキで形成しても良い。この場合、第二の印刷領域(11´)は、特に光透過性の低い特性を有すれば、透過時に第一の印刷領域(10´)と第二の印刷領域(11´)とのコントラストが高まり、第一の印刷領域(10´)の消失効果が相対的に強調されるため、より望ましい。
画像の光透過性を低くすることができる材料としては、具体的には、二酸化チタンや酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミ等のような光遮断性の高い金属顔料を含んだインキを用いたり、二酸化ケイ素や炭酸カルシウム等を含んだインキを用いることもできる。あるいは、特殊な金属顔料を含まない一般的なインキを用いて、厚い膜厚で印刷することで光透過性を低くしても良い。
第二の実施の形態の例のように、第一の印刷領域(10´)と第二の印刷領域(11´)の二つの画像を基材(2´)の片側表面に形成する形態だけでなく、基材(2´)の表面に第一の印刷領域(10´)を形成し、基材(2´)の裏面の第一の印刷領域(10´)を挟んだ同じ位置に第二の印刷領域(11´)を形成すれば、反射光下では第一の印刷領域(10´)のみが見え、透過光下では裏面に存在する第二の印刷領域(11´)のみが透けて見える、いわゆる画像のチェンジ効果を備えた形態とすることもできる。この場合、第二の印刷領域(11´)を基材(2´)と同じ色彩とすれば裏面から観察した場合にその存在を知られることがなく、潜像画像として機能することからより望ましい。
以上のように、本発明の印刷画像を備えた偽造防止印刷物の構成は様々な形態を取りうる。以下、前述の発明を実施するための形態にしたがって、具体的に作製した印刷画像を備えた印刷物の実施例について詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
本実施例は、第二の実施の形態で説明した形態の偽造防止印刷物(1´)であり、図6から図8までを用いて説明する。図6に実施例における偽造防止印刷物(1´)を示す。偽造防止印刷物(1´)は、白色の基材(2´)の上に、灰色を有した印刷画像(3´)が形成されて成る。基材(2´)には、一般的な白色上質紙(しらおい 日本製紙株式会社製)を使用した。
印刷画像(3´)は、図7に示すように有色インキと浸透型インキで形成された灰色の第一の印刷領域(10´)と、第一の印刷領域(10´)と等色の灰色の色彩を有する第二の印刷領域(11´)から成る。この印刷画像(3´)は、有色合成画像(12´)と浸透画像(5´)の重ね合わせから成る。有色合成画像(12´)は、有色画像(4´)及び第二の印刷領域(11´)から成り、有色画像(4´)は網点面積率10%とし、第二の印刷領域(11´)は網点面積率20%とした。この有色合成画像(12´)を形成するため、黒インキ(ベストワンパーフェクト墨 M−HS 株式会社T&K TOKA製)をウェットオフセット印刷方式で印刷した。また、浸透画像(5´)は網点面積率100%とし、浸透型インキ(ベストワン透かしインキ 株式会社T&K TOKA製)を用いて有色画像(4´)に重なるように同じくウェットオフセット印刷方式で印刷した。結果、第一の印刷領域(10´)の黒成分の反射濃度は0.16、明度L*は、80、第二の印刷領域(11´)の黒成分の反射濃度は同じく0.16、明度L*は同じく80であった。
以上の構成で作製した偽造防止印刷物(1´)の効果について、図8を用いて以下に説明する。本実施例においては、約1m直上の天井に40Wの一般的な蛍光灯が二本存在する、照度約300lxの一般的なオフィス環境において、テーブルトップの照度3500lxのライトテーブルの上に偽造防止印刷物(1´)を配して観察した。図8(a)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を反射光下で観察した場合、第一の印刷領域(10´)と第二の印刷領域(11´)から成る、灰色の桜の花びらを表した印刷画像(3´)が視認された。一方、図8(b)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を透過光下で観察した場合、印刷画像(3´)のうち第一の印刷領域(10´)は基材(2´)と等色化して完全に消失し、第二の印刷領域(11´)のみが濃い灰色で視認された。以上のように本発明の偽造防止印刷物(1´)は、反射光下と透過効果で視認される模様が変化することが確認できた。
1、1´ 偽造防止印刷物
2、2´ 基材
3、3´ 印刷画像
4、4´ 有色画像
4A 有色インキで形成された画像
5、5´ 浸透画像
5A 浸透型インキで形成された画像
6R、6R´ 光源
6T、6T´ ライトテーブルの光源
7´ 観察者の視点
8R 表側に入射する光
8T 透過光
9 ライトテーブル
10、10´ 第一の印刷領域
11´ 第二の印刷領域
12´ 有色合成画像

Claims (3)

  1. 光透過性を有する基材の少なくとも一部に、反射光下において前記基材と同じ色相、かつ、前記基材の色彩よりも明度の低い色彩を有する第一の印刷領域を備えた印刷画像が形成され、前記第一の印刷領域は、浸透成分を含むインキで形成された浸透画像と、前記浸透成分を含まない有色インキで形成された有色画像が積層されて成り、前記第一の印刷領域は、反射光下において、前記基材との明度の差によって視認され、透過光下において、前記基材と等色となって視認できないことを特徴とする偽造防止印刷物。
  2. 前記印刷画像は、前記第一の印刷領域に隣接し、かつ、前記浸透成分を含まないインキによって前記第一の印刷領域と反射光下において等色に形成された第二の印刷領域を有し、透過光下において、前記第一の印刷領域は前記基材と等色となって視認できず、前記基材と前記第二の印刷領域の透過光量の差により、前記第二の印刷領域のみ視認されることを特徴とする請求項1記載の偽造防止印刷物。
  3. 前記第一の印刷領域の明度L*が、70以上90以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の偽造防止印刷物。
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