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JP6213374B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シート骨格をなすシートフレームと、シートフレームに支持されるシートパッド(乗員を弾性的に支持する部材)を備えた乗物用シートに関する。
この種の乗物用シートとして、シートクッションと、シートクッションから起立するシートバックを備えた乗物用シートが公知である(特許文献1を参照)。公知技術では、シートクッションとシートバックが、各々、シート骨格をなすシートフレームと、シート外形をなすシートパッドを備える。シートフレームは、略矩形の枠体(典型的に金属製)である。またシートパッドは、乗員を弾性的に支持する略矩形の部材(典型的に発泡樹脂製)であり、裏面側が、不織布などの裏材で覆われる。そしてシートパッド(着座側)の中央は平坦とされており(天板部が形成されており)、シート幅方向の端部側が中央に比して着座側に突出する(土手部が形成される)。公知技術では、シートパッドをシートフレーム上に配置するに際して、天板部を、シートフレーム内に配置しつつ、土手部の裏面側を、シートフレームに当接させてそれに支持させる。こうすることでシートパッドが、土手部の裏面側でシートフレームに掛け止められた状態とされる。
特開2010−29276号公報
ところで上述のシート構成では、乗員の乗降時などに、例えばシートバックの土手部が、乗員との接触によりシート外側から内方に向けて押圧されることがある。このとき公知技術では、土手部の裏面側が、シートフレームに当接して掛け止められた状態とされる。このため土手部をなすシートパッドの端部側(着座側に突出する端部側)が、シートフレームとの当接箇所を起点としてシート内方でつぶれるように(過度に)撓み変形する。こうして公知技術の構成では、乗降動作のたびに土手部の端部側(特定箇所)が繰り返し撓み変形するなどして破損するおそれがあった。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、土手部の特定箇所のみが過度に撓み変形することを好適に回避することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の乗物用シートは、シート骨格をなす枠状のシートフレームと、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、シートパッドに一体化されてその裏面を覆う面状の裏材とを備える。そしてシートパッドが、乗員の着座可能な天板部と、天板部よりもシート外側に配置して着座側に突出する土手部とを有するとともに、土手部は、シート内側の部分をなす天板サイド部と、シート外側の部分をなすかまち部とを有し、シートフレームが、枠の外形をなす枠体部と、枠体部からシート内に突出している板状の支持部とを有する。本発明では、シートパッドをシートフレーム上に配置するに際して、天板部を、シートフレーム内に配置しつつ、土手部の天板サイド部の裏面側を、シートフレームの支持部に当接させてそれに支持させる。そしてかまち部側から土手部が押圧されることで、土手部をなすシートパッドの端部側が、支持部との当接箇所を起点として天板部側に向けてつぶれるように撓み変形しようとする。この種のシート構成では、土手部の特定箇所のみが過度に撓み変形することを好適に回避できることが望ましい。
そこで本発明では、裏材に比して硬い面状の当接部材を、天板サイド部の裏側に配置されている裏材の支持部を臨む側に相対移動可能に設けて、支持部に当接部材を押し当てて掛け止めながらシートパッドをシートフレーム上に配置する。そしてかまち部側から土手部が押圧されることで、土手部をなすシートパッドと裏材が、支持部に当接する当接部材部分に対してつぶれ方向に相対移動する構成とした。本発明では、土手部をなすシートパッドと裏材が全体的につぶれ方向に相対移動することで、土手部の特定箇所のみが過度に撓み変形することを好適に回避することができる。
本発明によれば、土手部の特定箇所のみが過度に撓み変形することを好適に回避することができる。
乗物用シートの斜視図である。 シートパッド一部の裏面図である。 シートバック一部の断面図である。 撓み変形時のシートバック一部の断面図である。 変形例にかかる裏材と当接部材の斜視図である。 変形例にかかる裏材と当接部材の断面図である。 変形例にかかるシートバック一部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、適宜、乗物用シート前方に符号F、乗物用シート後方に符号B、乗物用シート上方に符号UP、乗物用シート下方に符号DWを付す。図1の乗物用シート2は、シートクッション4と、シートバック6を有する。これらシート構成部材は、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S)を有する。ここでシートクッション4の後部には、シートバック6(詳細後述)が起倒可能に連結しており、シートバック6(起立状態)の上部中央が側部に比して上方に突出する(ヘッドレストが形成される)。
[シートバック]
そしてシートバック6は、正面視で略矩形の部材であり、基本構成(6F,6P,6S)と、関連構成(裏材20,当接部材30)と、バックボード6Bを有する(各部材の詳細は後述、図1〜図3を参照)。本実施例のシートバック6は、中央(後述の天板部6a)が略平坦とされて乗員の着座が可能である。またシートバック6のシート幅方向の両側(後述の土手部6b)が中央に比して着座側に突出する。そして本実施例では、乗員の乗降時などに、土手部6bが、乗員との接触によりシート外側から内方に向けて押圧されることがある。このとき土手部6bをなすシートパッド6Pの端部側(着座側に突出する端部側)がシート内方でつぶれるように撓み変形するなどして、土手部6bの特定箇所(X)が破損するおそれがあった(図3を参照)。そこで本実施例では、後述の構成にて、土手部6bの特定箇所(X)のみが過度に撓み変形することを好適に回避することとした。以下、各構成について詳述する。
(基本構成)
ここでシートカバー6Sは、シートパッド6Pを被覆可能な面状の部材であり、布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)にて形成できる(図1及び図3を参照)。そして本実施例では、後述するようにシートカバー6Sをシートパッド6Pの着座側に一体化することができる。なおシートカバー6Sの裏面側には、面状のウレタンラミ(シートパッドよりも柔軟な部材)を適宜取付けることができる。
またシートフレーム6Fは、正面視で略矩形の枠体であり、剛性に優れる素材(金属や硬質樹脂等)にて形成できる(図1及び図3を参照)。本実施例のシートフレーム6Fは、上部骨格をなすアッパフレーム11(略逆U字状をなすパイプ状の部材)と、側部骨格をなす一対のサイドフレーム12と、支持部材14を有する。そして一対のサイドフレーム12は、それぞれ平板状の部材であり、シート側部において対面状に配置する。本実施例の各サイドフレーム12は、略横U字状(断面視)をなしており、支持部12aと、枠体部12bを有する(図3を参照)。支持部12aは、各サイドフレーム12の着座側をシート内方に向けて屈曲させてなる平板状の部位であり、後述の土手部6b(天板サイド部6c)の裏面に当接可能である。また枠体部12bは、支持部12aからシート後方に延びる平板状の部位である。本実施例の枠体部12b(断面視)は、シート側部をなす部分が直線状であるとともに、シート後部側でシート内方に向けて屈曲する。そして支持部材14は、各サイドフレーム12よりも着座側でシート上下に伸びる棒材(ワイヤ状)であり、後述する土手部6bの裏面側(天板サイド部6cとかまち部6dの間の箇所)に配設される。なお支持部材14の端部は、アッパフレーム11又はサイドフレーム12に適宜固定できる。
(シートパッド・天板部・土手部)
またシートパッド6Pは、シート外形をなす部材であり、弾性的に伸縮可能な樹脂を素材として形成できる(図2及び図3を参照)。この種の樹脂として、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)等の発泡樹脂を例示できる。本実施例のシートパッド6Pは、略矩形状(正面視)をなしており、天板部6aと、土手部6bを有する。天板部6aは、シートパッド6Pの中央の部位(略平坦)であり、通常走行時等において乗員の着座が可能である。また土手部6bは、天板部6aよりも側方で着座側に突出する部位であり、コーナリング走行時などに乗員側部を支持できる。そして本実施例の土手部6bは、略逆V字状(断面視)をなしており、天板サイド部6c(シート内側の部分)と、かまち部6d(シート外側の部分)に区分けできる。そして後述するように土手部6bを、サイドフレーム12(支持部12aと、枠体部12bの外面)を覆うように配置することができる(図3を参照)。
(裏材・当接部材)
そして本実施例では、シートパッド6Pの裏面(適所)に、裏材20と、当接部材30を取付けることができる(図2及び図3を参照)。裏材20は、シートパッド6P(少なくとも土手部6b)の裏面に取付けられる面材であり、例えばフェルト、布帛又は皮革にて形成できる。また当接部材30は、裏材20に比して硬い(変形しにくい)面状の部材であり、土手部6bの裏材20一部(支持部12aを臨む側の部分)に対面状に取付けることができる。この種の当接部材30(素材)として、裏材20よりも硬い材質(裏材で例示の材質や樹脂など)の面材を用いることができる。また当接部材30と裏材20を同材質の面材で形成する場合には、当接部材30を、裏材20よりも厚くして硬くすることができる。例えば当接部材30と裏材20として、ニードルパンチタイプの不織布(ポリプロピレン製)を用いる。このとき当接部材30の目付け量を適宜変更するなどして、当接部材30を、裏材20よりも厚くする(例えば2〜3倍の厚みにする)ことができる。
[シートパッドの成形作業]
本実施例では、成形型(図示省略)のキャビティ内でシートパッド6Pを発泡成形する(図3を参照)。このときシートパッド6Pの成形と同時に、シートパッド6Pに対してシートカバー6Sと裏材20を一体化できる。例えばキャビティをなす成形型の一方の内面(着座側を形成する部分)にシートカバー6Sをあらかじめ取付ける。この状態でキャビティ内に成形材料を入れてシートパッド6Pを成形することで、シートカバー6Sに成形材料が含浸することにより、シートパッド6Pの着座側にシートカバー6Sを一体化できる。
また本実施例では、上述の成形時において、キャビティをなす成形型の他方の内面(裏側を形成する部分)に裏材20(当接部材30)をあらかじめ配置する(図3を参照)。本実施例では、かまち部6dの裏面側に裏材20を配置する。また天板サイド部6c(シートパッド6P配設時に支持部12aに対面する箇所)の裏面側に裏材20と当接部材30を配置する。そして裏材20と当接部材30を重ねつつ、当接部材30の縁部(配設時に上方に配置する縁部)を裏材20に縫着する(縫合線SEW、図2及び図3を参照)。このとき当接部材30と裏材20の間に適度な隙間(これらを持ち上げたときに裏材に対して当接部材が垂れ下がる程度の隙間)を設けることで、これらを好適に相対移動可能とすることができる。そして上述のとおりシートパッド6Pを成形することで、裏材20に成形材料が含浸することにより、シートパッド6Pの裏面に裏材20(当接部材30)を一体化できる。このとき本実施例では、裏材20の厚み寸法等を適宜調節するなどして、成形材料の含浸を裏材20で止めることにより、当接部材30が、裏材20に対して相対移動可能に配置できる。なお本実施例では、天板部6aの裏面側に裏材20のみを(土手部の裏材から離した状態で)一体化できる。
[シートパッドの配設作業]
図3を参照して、シートパッド6Pを、シートフレーム6F上に配設してシートバック6を形成する。本実施例では、天板部6aを、シートフレーム6F内に配置しつつ、土手部6bの裏面側を、シートフレーム6F(支持部12aの端部側)に当接させてそれに支持させる。このとき本実施例では、土手部6bを、略V字状に屈曲させつつ(着座側に突出させつつ)、支持部材14と支持部12aの上に載せ上げる。そして土手部6b(天板サイド部6c)裏面の当接部材30を支持部12aの端部側に当接させて掛け止める。このとき当接部材30が、支持部12a(シートフレーム)に当接する部分(当接箇所30X)でシートパッド6P側に屈曲(湾曲)しながら掛け止められる。こうして硬い当接部材30にて支持部12aを受け止めることにより、裏材20への支持部12aの食い込みを好適に抑えることができる。そして土手部6bの外側(かまち部6d)を、支持部12aと枠体部12bの外側を覆うように配置する。最後にシートバック6の後側を、ボード状のバックボード6B(典型的に樹脂製)で覆う。なおバックボード6Bは、シート幅方向の端部をシートパッド6Pに食い込ませた状態でシートフレーム6Fなどに固定できる。またシートパッド6Pからはみ出したシートカバー6Sの周縁(後端)は、フック部材(符号省略)などを介してシートフレーム6Fに係止できる。
[乗降動作時のシートバックの挙動]
そしてこの種のシート構成では、乗員の乗降動作などにより、シート外方から土手部6bが押圧されることがある(図3及び図4を参照)。このとき土手部6bをなすシートパッド6Pの端部側(以下、特定箇所Xと呼ぶ)が、シートフレーム6Fに当接する当接部材30部分(当接箇所30X)を起点として内側でつぶれるように撓み変形しようとする。特に本実施例(シートパッドとシートカバーを一体化した構成)では、土手部6bとともに押圧されたシートカバー6Sが、天板サイド部6c側において行き場がなくなる。そして天板サイド部6cの長さL1以上に、シートカバー6Sの折れ量があるため、シートカバー6Sが特定箇所Xで過度に折れて同箇所のシートパッド6Pを内向きにつぶす。そしてシートカバー6Sに折れ癖がつくなどして特定箇所Xで屈曲運動が続くことにより、シートカバー6S(ウレタンラミ)やシートパッド6Pの周長が許容を超えて材料破壊を起こす(ボコボコとなる)。
そこで本実施例では、土手部6bの裏面側に、当接部材30(裏材20に比して硬く変形しにくい面材)を裏材20に対して相対移動可能に設ける。そして上述のとおりシートフレーム6F(支持部12a)に当接部材30を当接させながらシートパッド6Pをシートフレーム6F上に配置することとした。そして本実施例では、乗員の乗降時に、上述のとおり土手部6bが押圧されることで、土手部6bの特定箇所Xがつぶれるように撓み変形しようとする。このとき乗員の押圧を受けたシートパッド6Pと裏材20が、支持部12aと当接部材30の当接箇所30Xに対して下方に(つぶれ方向に)相対移動する。このようにシートパッド6Pが全体的につぶれ方向に移動することにより、特定箇所Xが過度につぶれることを好適に回避できる。特に本実施例では、天板サイド部6cにおけるシートカバー6Sの折れ量を抑えたことで、シートカバー6Sが特定箇所Xで過度に折れることを回避できる。このため本実施例では、シートカバー6Sやシートパッド6Pの材料破壊を極力回避してシートの着座性を好適に維持することができる。
以上説明したとおり本実施例では、土手部6bの押圧時に、シートフレーム6Fに対してシートパッド6Pと裏材20が全体的につぶれ方向に相対移動する。このため本実施例によれば、土手部6bの特定箇所Xの撓み変形量を低減して、特定箇所Xのみが過度に撓み変形することを好適に回避することができる。
[変形例]
ここでシートパッド6Pに対する当接部材30の取付け手法は、上述の構成のほか各種の構成を取り得る。例えば本変形例では、シートパッド6Pを成形したのち、当接部材30と裏材20を取付ける(後付する)ことができる(図5〜図7を参照)。このとき当接部材30と裏材20を重ね合わせたのち、これらの縁部のみを縫合して一体化する(縫合線SEW)。そして裏材20に取付けられた接着材40(テープなど)を介して、シートパッド6P(土手部6b)の裏面側に当接部材30と裏材20を取付けることができる。
本実施形態の乗物用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。例えば本実施形態では、乗員の乗降動作などにより、シート外方から土手部6bが押圧される例を説明した。これとは異なり着座状態の乗員が後方に振り向くことで、土手部をなすシートパッドの端部側が、シートフレームとの当接箇所を起点として外側でつぶれるように撓み変形しようとすることがある。このような乗員の振り向き動作時においても、本実施例の構成を用いることにより、土手部の特定箇所のみが過度に撓み変形することを好適に回避することができる。
本実施形態では、当接部材30と裏材20の構成(形状,寸法,配置位置,配置数など)を例示したが、同部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば当接部材は、シートフレームとの当接箇所に応じて、土手部裏面の適宜の箇所(シート内側や外側)に設けることができる。またシートフレームは、エアバッグなどの付属部材を有することがあるが、当接部材は、シートフレーム(本体又はその付属部材)に当接可能な位置に配置することができる。また当接部材と裏材は、縫合のほか、接着や融着などの各種の手法で一体化できる。
本実施形態では、シート構成部材の基本構成(シートフレーム6F,シートパッド6P,シートカバー6S)を例示したが、これらシート構成部材の基本構成も適宜変更可能である。例えばサイドフレームは、平板状のほか、柱状(中空又は稠密)などの各種の形状を取り得る。またシートカバーは、シートパッドに接着して一体化することができ、またシートパッドに非一体化状態で配設することもできる。すなわちシートカバーで、シートパッドの着座側を覆ったのち、シートカバーの適宜の箇所をシートパッドやシートフレームに係止することができる。なおバックボードは適宜省略可能である。
また本実施形態では、シートバック6を一例として説明したが、本実施例の構成は、シートクッション4にも適用可能である。また本実施形態では、車両や航空機や電車などの乗物用シート全般に適用できる。
2 乗物用シート
4 シートクッション
6 シートバック
6F シートフレーム
6P シートパッド
6S シートカバー
6a 天板部
6b 土手部
11 アッパフレーム
12 サイドフレーム
20 裏材
30 当接部材
30X 当接箇所(シートフレームに当接する当接部材部分)
X (土手部の)特定箇所

Claims (1)

  1. シート骨格をなす枠状のシートフレームと、シート外形をなして乗員を弾性的に支持するシートパッドと、前記シートパッドに一体化されてその裏面を覆う面状の裏材とを備えるとともに、
    前記シートパッドが、乗員の着座可能な天板部と、前記天板部よりもシート外側に配置して着座側に突出する土手部とを有するとともに、前記土手部は、シート内側の部分をなす天板サイド部と、シート外側の部分をなすかまち部とを有し、
    前記シートフレームが、枠の外形をなす枠体部と、前記枠体部からシート内に突出している板状の支持部とを有し、
    前記シートパッドを前記シートフレーム上に配置するに際して、前記天板部を、前記シートフレーム内に配置しつつ、前記土手部の前記天板サイド部の裏面側を、前記シートフレームの前記支持部に当接させてそれに支持させるとともに、かまち部側から前記土手部が押圧されることで、前記土手部をなす前記シートパッドの端部側が、前記支持部との当接箇所を起点として天板部側に向けてつぶれるように撓み変形しようとする構成の乗物用シートにおいて、
    前記裏材に比して硬い面状の当接部材を、前記天板サイド部の裏側に配置されている前記裏材の前記支持部を臨む側に相対移動可能に設けて、前記支持部に前記当接部材を押し当てて掛け止めながら前記シートパッドを前記シートフレーム上に配置し、かまち部側から前記土手部が押圧されることで、前記土手部をなす前記シートパッドと前記裏材が、前記支持部に当接する前記当接部材部分に対してつぶれ方向に相対移動する構成とした乗物用シート。
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