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JP6209061B2 - 取付器具と浴室 - Google Patents

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JP6209061B2
JP6209061B2 JP2013233982A JP2013233982A JP6209061B2 JP 6209061 B2 JP6209061 B2 JP 6209061B2 JP 2013233982 A JP2013233982 A JP 2013233982A JP 2013233982 A JP2013233982 A JP 2013233982A JP 6209061 B2 JP6209061 B2 JP 6209061B2
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和久 白石
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圭太 松下
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Description

本発明は、浴室等の天井や壁面等の取付面における被取付部に取り付け可能な照明器具等の取付器具と、照明器具を取り付けた浴室とに関する。
従来、浴室等の天井に取り付ける照明器具やスピーカ等の各種の取付器具は、ねじ等で天井の被取付部に固定する構造のものや、板バネ等で固定する構造のもの等が知られている。
前者の例として、特許文献1に記載された取り付け装置は、天井にスピーカを取り付けるものである。この取り付け装置は、スピーカ本体の下部に設けたフランジ部に取り付けねじを設け、スピーカ本体を天井の取付穴に嵌め込む。そして、天井の下側である室内側から取り付けねじを回すことで、取り付けねじに設けたストッパーを下方に移動させ、フランジ部とストッパーとで天井を挟んでスピーカを固定するようにしている。
また、後者の例として、特許文献2に記載された照明装置は、照明装置本体を天井に取り付けるものである。この照明装置は照明装置本体の周縁部に例えば3本の板バネを所定間隔で取り付けてあり、各板バネを照明装置本体側に畳んだ状態で天井の取付穴に挿入し、その後、板バネがその付勢力によって広がることで取付穴に板バネを係止させて保持することができるようにしている。
実公平7−31667号公報 特許第4558053号公報
しかしながら、特許文献1に記載された取り付け装置では、取り付けねじの締め付け力によって締め付け強度のバラツキが発生し、締め付け力が弱いと天井に取り付けたスピーカにガタが生じてしまい、パッキンによる止水ができなくなるおそれもあった。締め付け力が強すぎるとスピーカや天井が破損する恐れがあった。特に、近年の天井は石膏ボードを用いているものが多いため、締め付け力が強すぎると天井が損傷する恐れがあった。
また、特許文献2に記載された照明装置では、取り付け性を考慮すると板バネを長く設定する必要が生じ、取り付けスペースを広くとる必要があった。また、照明装置が大型化すると取り付ける板バネの数を増やす必要が生じ、1人で多数の板バネを折り畳みながら照明装置を天井の取付穴に挿入して取り付け作業を行うことは困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、安定した所定の荷重で容易に取付面の被取付部に取り付けできるようにした取付器具と浴室を提供することを目的とする。
本発明による取付器具は、取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、器具本体に設けた受け部と、受け部との間で被取付部を挟むストッパー部と、器具本体に設けられていてストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、ストッパー部は被取付部に当接する押圧部が板バネであり、軸部と一体にストッパー部を回転させて受け部との間で被取付部を挟持して固定するようにしたことを特徴とする。
本発明による取付器具は、天井や壁面等の取付面の被取付部に器具本体を設置して受け部を当接させた状態で、軸部を中心にストッパー部を回転させることで、取付面の被取付部を受け部とストッパー部とで挟んで取付器具を固定することができる。そのため、ねじによる締め付けを要しないために取付器具の取り付け力が一定であり、板バネ等を用いないために取り付け作業が容易である。
また、本発明は、取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、前記器具本体に設けた受け部と、前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、ストッパー部は、受け部との間で被取付部を押圧する突出位置で器具本体に設けた第一係止部に係合する係合具を備えることを特徴とする
ストッパー部を回転させて突出位置で取付面の被取付部を受け部との間で挟んだ状態で、ストッパー部の係合具を器具本体の第一係止部と係止できるため、取付器具を確実に被取り付け部に固定保持できる。
また、本発明は、取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、前記器具本体に設けた受け部と、前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、器具本体は、ストッパー部を器具本体内に後退させた格納位置で係止する第二係止部を備えることを特徴とする。
格納位置に後退したストッパー部を係止させる第二係止部を器具本体に設けることで、取付器具を運搬したり保管したり、或いは取付面の被取付部に取り付ける際、ストッパー部が外れたり飛び出したりすることがないため、運搬や取り付け作業等が容易で確実に行える。
また、本発明は、取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、前記器具本体に設けた受け部と、前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、器具本体は平面視略四角形状に形成され、その各角部にストッパー部と軸部が設けられていて、ストッパー部は隣接する角部で互いに逆方向に回転して被取付部に突出するように設置することを特徴とする。
器具本体の各角部に設けたストッパー部を隣接する角部間で互いに逆方向に回転して被取付部に突出させるようにしたため、器具本体の四隅でストッパー部の占有面積を小さくできるので邪魔にならず、照明装置として用いた場合に照明光の影になる部分が少なくバランス良く照明できる。
また、ストッパー部は軸部に沿って高さ位置を調整可能としてもよい。
被取付部の厚さに応じて受け部との間で被取付部を押圧するストッパー部の高さを調整して挟持できる。
また、本発明は、取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、前記器具本体に設けた受け部と、前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、器具本体のストッパー部と反対側の面において、器具本体は第一指示部を備え、軸部は第二指示部を備え、ストッパー部が受け部との間で被取付部を挟む位置で、第一指示部と第二指示部が対向する位置にあることを特徴とする
軸部を回転させてストッパー部が受け部との間で被取付部を挟む位置で、器具本体に設けた第一指示部と軸部に設けた第二指示部を対向させることで、ストッパー部と反対側の面から被取付部を挟持したことを確認できる。
本発明による浴室は、天井の被取付部に取り付け可能な照明器具と、照明器具に設けた受け部と、受け部との間で天井の被取付部を挟むストッパー部と、照明器具に設けられていてストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、前記ストッパー部は被取付部に当接する押圧部が板バネであり、軸部と一体にストッパー部を回転させて受け部との間で被取付部を挟持して固定するようにしたことを特徴とする。
本発明による浴室は、天井の被取付部に照明器具を設置して受け部を当接させた状態で、軸部を中心にストッパー部を回転させることで、取付面の被取付部を受け部とストッパー部とで挟んで照明器具を取り付けることができる。
本発明による取付器具と浴室によれば、ストッパー部を回転させて取付面の被取付部を受け部とストッパー部とで安定した荷重で挟んで器具本体や照明器具を取り付けることができるため、器具本体や照明器具の取り付け力が一定である上に取り付け作業が容易である。
本発明の実施形態による照明器具を背面側から見た斜視図である。 照明器具のフランジ部とストッパー部とで天井の被取付部を挟んだ状態を示す図1のA−A線破断図である。 図1に示す照明器具の平面図である。 照明器具を電球側から見た図である。 照明器具の角部に設けたストッパー部を格納位置に後退させた状態を示す要部斜視図である。 照明器具の角部に設けたストッパー部を突出位置に突出させた状態を示す要部平面図である。 ストッパー部と軸部の分解斜視図である。 照明器具の角部を浴室の室内側から見た要部斜視図である。 (a)、(b)はストッパー部の傾斜部の変形例を示す図である。 (a)、(b)は照明器具の変形例を略図で示す平面図である。
以下、本発明の実施形態による照明器具とその取付機構について図1乃至図8に基づいて説明する。
図1及び図2に示す本実施形態による照明器具1は例えば浴室等の天井2の取付穴3に埋め込むタイプのものである。この照明器具1は図示しない電球を収容する例えば略蒲鉾型の筐体4を照明器具本体として備えている。四角形枠状の支持枠5とグローブ6を接合(接着等)した後で、筐体4の下向きの開口4aにパッキンを介して支持枠5及びグローブ6が取り付けられている。
図3に示すように、筐体4は平面視で例えば長方形等の四角形状であり、その背面側の4つの角部には凹部8が形成されている。これらの凹部8は図4に示す筐体4の開口4a側から見ると内側に突出する凸部8Aを形成する。図4では、筐体4の開口4aに設けた支持枠5とグローブ6は省略されている。
また、筐体4の周囲には略四角形枠状のフランジ部9が受け部として形成されている。天井2とフランジ部9との間にもパッキンが取り付けられている。筐体4の各角部に設けた各凹部8には、照明器具1を天井2の取付穴3に着脱可能に取り付けるための取付機構10が設けられている
次に、取付機構10について説明する。
図3において、筐体4の背面の各角部に設けた凹部8は平面視で角部を頂点とする略三角形で中央に角部に向けて突出する半島部12が形成されている。そのため、凹部8は半島部12で2つの小凹部8a,8bに分けられている。図5及び図6において、一方の小凹部8aには軸部13が植設され、この軸部13は凹部8の壁面に固定された固定板14に回転可能に支持されている。
この軸部13には、筐体4のフランジ部9と天井2の取付穴3近傍の被取付部3aを挟んで照明器具1を固定するためのストッパー部15が支持されている。
ストッパー部15は軸部13を中心に一体回転可能であり、その回転範囲の一方の端部が筐体4の外側に突出してフランジ部9と共に天井2の被取付部3aを挟み、回転範囲の他方の端部で凹部8の他方の小凹部8bに後退して平面視で筐体4内に格納されることになる。ストッパー部15が筐体4の外側に突出した位置を突出位置とし、筐体4内に後退した位置を格納位置というものとする。
ストッパー部15は、図7に示すように、軸部13に嵌合させるDカット穴17aを形成した基部17と基部17から延びるアーム部18と外側に湾曲する凹曲面状の傾斜部19とを備えており、これら基部17、アーム部18及び傾斜部19は側面部20を挟んで対称に一対形成されている。傾斜部19は弾性を有する板バネ部材であり、側面部20側から離間する方向に延びるに従って次第に幅広になると共に外側に湾曲し、しかも先端部はわずかに内側に湾曲または屈曲する当接部19aを形成し、当接部19aで天井2の被取付部3aを押圧可能としている。また、側面部20には切欠を形成して傾斜部19と反対側に突出するフック状の爪部21が係合具として設けられている。
また、軸部13は、図7に示すようにストッパー部15の基部17を取り付ける取付領域13aが断面円形の一部をD型にカットしたD部断面を形成しており、その上下方向位置に複数の溝部13bを形成している。そして、ストッパー部15の基部17のDカット穴17aを軸部13の取付領域13aに挿通させて基部17の上下の溝部13bにEリング23を嵌合させることで固定する。そのため、ストッパー部15は軸部13と一体に回転可能である。また、ストッパー部15は上下反転させて他方の基部17を軸部13に取り付け可能であり、時計回り用と反時計回り用として選択的に用いることができる。
また、図5及び図6において、凹部8における軸部13を取り付けた一方の小凹部8aには、突出位置にあるストッパー部15の爪部21を係止させるための断面略円弧状の係合突部25が上下方向に延びている。しかも、爪部21と係合突部25を断面円弧状に形成することで係合時にクリック感を作業者に与えることができる。
また、凹部8における軸部13を設けない他方の小凹部8bには、格納位置にあるストッパー部15の傾斜部19の当接部19aが弾性変形して係止するように突部形状の回転規制部26が底面に設けられている。そのため、傾斜部19の当接部19aが回転規制部26に係止した状態で、照明器具1を天井2から着脱したり運搬したりする際に、ストッパー部15が揺動したり凹部8から外れたりすることがない。
なお、係合突部25をストッパー部15の第一係止部とし、回転規制部26を同じく第二係止部というものとする。
また、図8に示すように、軸部13は筐体4の凹部8の底部を貫通して筐体4の開口4a側(浴室の室内側)の凸部8Aに突出するものとし、開口4a側に突出した軸部13の先端面には、例えばマイナスドライバー等の工具で軸部13を回転させるための直線状の凹溝28が形成されている。マイナスドライバーで軸部13を正逆回転させることで、ストッパー部15を突出位置と格納位置とに選択的に位置させることができる。図8に示す例では、凹部8を開口4a側から見た場合に凸部8Aとして現れるので、開口4a側の凸部8Aの面を表面29として、ストッパー部15が突出位置にある場合に、表面29に設けた突起や目印等の第一指示部30と軸部13の先端面に設けた突起や目印等の第二指示部31とが対向するように設定されている。或いは、またはこれに加えて、第一指示部30と第二指示部31は格納位置で対向するように設定してもよい。
図3に示す筐体4の背面側の各角部に設けた凹部8に、上述したストッパー部15がそれぞれ設置されている。ここで、筐体4の各角部に設けた凹部8と取付機構10の配列について説明すると、隣り合う角部間で小凹部8aと8bとが左右逆に形成されて凹部8が形成されており、各小凹部8aに軸部13とストッパー部15が設置されている。そのため、筐体4の対角線上に対向する角部には凹部8とストッパー部15が回転対称の位置に設置され、隣り合う角部では線対称の位置に設置されている。
図4において、筐体4を開口4a側から見た場合、各角部の凹部8は凸部8Aとして開口4aの各角部に突出して現れる。図4において、筐体4の開口4aの各角部に現れる凸部8Aは上下方向と左右方向で互いに線対称に現れるから、各軸部13は仮想の四角形の各角部またはその近傍に位置することになり、照明器具1をバランスよく天井2の被取付部3aに固定することができる。そして、筐体4の各角部でストッパー部15を突出位置に配置して、各ストッパー部15の当接部19a同士を仮想の直線で結ぶことで四角形、特に正方形となるように設置すると、天井2への照明器具1の取り付け強度が高くバランスするため、好ましい。
しかも、図4において、凸部8A(凹部8)を開口4aの各角部のできるだけ隅に寄せて設置することで、電球を照射した際にグローブ6の光がバランスよく浴室内に照射され、開口4aにおける一部の角部に設けた凸部8Aがアンバランスに暗くなる遮蔽物となることを防止できる。仮に、ストッパー部15をねじで固定すると、締め付けの回転方向が全て反時計回りになるため、凸部8Aの位置と占有面積が隣接する角部間で回転対称の位置に変化してしまい、照明光の影がアンバラスになる欠点が生じる
本実施形態による照明器具1は上述の構成を備えており、次に天井2への取り付け方法について説明する。
まず、図1及び図3に示すように、照明器具1の筐体4の背面における四隅の各凹部8内でストッパー部15を回転規制部26に係止させた格納位置において、ストッパー部15は筐体4の外側に突出していないから、筐体4を浴室内から天井2の取付穴3に嵌め込むことができる。そして、片手で筐体4を抑えながらマイナスドライバーを一の軸部13の先端面の凹溝28に差し込んで一方向、例えば時計回りに回転させる。
これによって、軸部13と一体にストッパー部15が回転するから、傾斜部19の当接部19aが回転規制部26から外れ、フランジ部9を超えて天井2の被取付部3a上の突出位置に至る。ストッパー部15が突出位置に至ると、傾斜部19は当接部19aで天井2の被取付部3aを押圧してフランジ部9との間で被取付部3aを挟持する。そして、ストッパー部15の回転完了時に、ストッパー部15に設けた爪部21が小凹部8aに設けた係合突部25に係合することでクリック感を認識できる。
次に、筐体4の隣接する角部において、同様にマイナスドライバーを軸部13の先端面の凹溝28に差し込んで上記の場合とは逆方向に回転させることで軸部13を例えば反時計回りに回転させる。これによって格納位置のストッパー部15を回転規制部26から外して反時計回りに回転させ、傾斜部19の当接部19aがフランジ部9との間で天井2の被取付部3aを押圧して挟持する突出位置に至る。しかも、ストッパー部15の爪部21が係合突部25に係合することでクリック感を認識できる。
このように、4つの角部において、図3で矢印で示すように、軸部13を順次逆方向に回転させることで、各角部に設けたストッパー部15を突出位置に回動させて、天井2の被取付部3aを四角形の角部をなすように4箇所で押圧挟持して、照明器具1の取付を完了する。
なお、照明器具1を天井2から取り外すには、各軸部13を取り付け時と逆方向に順次回転させることで、各ストッパー部15を天井2の被取付部3aから後退させて、筐体4の小凹部8bに設けた回転規制部26に傾斜部19の当接部19aを当接させて弾性変形させることで、格納位置に係止できる。この状態で、各ストッパー部15は平面視で筐体4内に位置するから、照明器具1を天井2の取付穴3から外すことができる。
上述のように本実施形態による照明器具1によれば、筐体4の背面の4つの角部に凹部8と軸部13にストッパー部15を設けた取付機構10をそれぞれ設置し、ねじを用いることなく軸部13の正逆回転でストッパー部15を突出位置と格納位置との間で回転できる。そのため、隣合う角部間で線対称となるように凹部8と取付機構10を設置できるので、各角部の小さい占有スペースによって照明器具1を天井2に着脱することができる。そして、ストッパー部15の突出位置で、4個のストッパー部15が四角形の各角部に相当する位置で被取付部3aを押圧固定するので照明器具1を強固に固定できる上に、グローブ6の各端部までバランスよく照明することができ、一部の凸部8Aがアンバランスに暗い影をつくる遮蔽物にならない。
しかも、ストッパー部15は断面コの字形状で、基部17とアーム部18と傾斜部19とを上下方向に対称に一対形成したから、上下反転させて軸部13に嵌合させることで、時計回り回転用と反時計回り回転用のいずれにも用いることができる。
また、天井2を照明器具1のフランジ部9とストッパー部15で挟持する構造であるため、フランジ部9の幅を小さくすることができる。これによって、グローブ6の隅まで照明光が当たり、グローブ6全体で光のムラを無くすことができる。
また、各取付機構10のストッパー部15は軸部13の正逆回転で突出位置と格納位置とに選択的に回動でき、突出位置では傾斜部19の弾性で天井2をフランジ部9に押圧して固定できる上に、爪部21で係合突部25に係合させて作業者がクリック感を認識できる。また、ストッパー部15は、格納位置では筐体4内に納められるため、着脱操作時や運搬時等に邪魔にならない。
しかも、浴室の室内側から照明器具1を天井2の取付穴3に装着する際、開口4a側から各軸部13の凹溝28を回転操作し、軸部13の先端部の第二指示部31を凸部8Aの表面29の第一指示部30に一致させることでストッパー部15が突出位置にあることを確認できる。
なお、本発明による照明器具1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上述した実施形態において、軸部13に2条の溝部13bを設置してEリング23間にストッパー部15の基部17を嵌挿させるようにしたが、図7で一点鎖線で示すように軸部13に溝部13bを3条以上設けて、天井2の厚み等に応じてストッパー部15の高さ位置を調整できるようにしてもよい。この場合、回転規制部26は小凹部8bの底部に設置したため、ストッパー部15の高さの変化に対応することは困難であるが、回転規制部26も爪部21を係合する係合突部25と同様に上下方向に形成すれば、ストッパー部15の高さの変化に対応して格納位置で傾斜部19を係止することができる。
また、ストッパー部15は、側面部20の両側に基部17とアーム部18と傾斜部19を対称に一対形成したが、基部17とアーム部18は一つの部材で形成してもよく、傾斜部19を上下反転しても使用できるように一対設けるようにしてもよい。
また、ストッパー部15の弾性押圧部として、外側に凹曲面状に湾曲形成された傾斜部19を設けたが、弾性押圧部はこのような形状のものに限定されることなく、弾性的に天井2の被取付部3aを押圧できるものであれば、適宜形状を採用できる。例えば、弾性押圧部として、上述した傾斜部19に代えて、側面部20側から離間する方向に向けて外側に平面状に傾斜する板バネ部材を設けてもよい。或いは、図9(a)、(b)に示すように階段状に外側に変化する段付き形状部や、凸曲面状に湾曲する湾曲部等を採用してもよい。
また、上述した実施形態において、ストッパー部15は突出位置でクリック感を得るために爪部21を設けたが、爪部21や係合突部25、そして格納位置における回転規制部26を設けなくてもよく、傾斜部19が天井2の被取付部3aや凹部8の底部に弾性的に当接することによっても突出位置と格納位置で係止保持できる。
また、筐体4の開口4a側から見た軸部13の先端面には、直線の凹溝28に代えて六角溝を形成して六角レンチで回転させてもよく、或いは十字形状の凹溝等を形成してもよい。
なお、上述した実施形態では、浴室の天井に取り付ける照明器具1について説明したが、浴室に限定されることなく、居間等、他の部屋や空間等にも装着することができる。また、照明器具1の取り付け位置は天井2に限定されるものではなく、壁面等にも取り付けることができる。
また、上述した実施形態では、筐体4の各角部に設けた凹部8と取付機構10とを順次線対称になる逆向きの配置にしたが、これに代えて同一の向きに配置してもよい。この場合、筐体4の開口4aから照射される照明光の各凸部8Aの影がアンバランスになるが、軸部13を同一方向に回転させてストッパー部15を突出位置と格納位置に移動できるため、照明器具1の天井2への取り付け強度と取り付けの容易さを確保できる。
また、照明器具1は図10に示すように円形状照明器具1Aであったり長方形状照明器具1Bであってもよい。その場合、略図で示す凹部8と取付機構10は円形状照明器具1Aでは120°間隔に設置してもよく、長方形状照明器具1Bでは4つの角部に加えて長辺の中央にも設けられていてもよい。
また、本発明は、照明器具1に限定されるものではなく、スピーカ等、適宜の取付器具として採用することができる。
1 照明器具
2 天井
3a 被取付部
4 筐体
4a 開口
8 凹部
8a、8b 小凹部
8A 凸部
9 フランジ部
10 取付機構
13 軸部
15 ストッパー部
17 基部
18 アーム部
19 傾斜部
19a 当接部
21 爪部
25 係合突部
26 回転規制部
28 凹溝
30 第一指示部
31 第二指示部

Claims (7)

  1. 取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、
    前記器具本体に設けた受け部と、
    前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、
    前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、
    前記ストッパー部は前記被取付部に当接する押圧部が板バネであり、
    前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにしたことを特徴とする取付器具。
  2. 取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、
    前記器具本体に設けた受け部と、
    前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、
    前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、
    前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、
    前記器具本体は第一係止部を備え、前記ストッパー部は前記受け部との間で前記被取付部を押圧する突出位置で前記第一係止部に係合する係合具を備えたことを特徴とする取付器具。
  3. 取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、
    前記器具本体に設けた受け部と、
    前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、
    前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、
    前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、
    前記器具本体は、前記ストッパー部を前記器具本体内に後退させた格納位置で係止する第二係止部を備えたことを特徴とする取付器具。
  4. 取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、
    前記器具本体に設けた受け部と、
    前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、
    前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、
    前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、
    前記器具本体は平面視略四角形状に形成され、その各角部に前記ストッパー部と軸部が設けられていて、前記ストッパー部は隣接する角部で互いに逆方向に回転して前記被取付部に突出するように設置したことを特徴とする記載された取付器具。
  5. 取付面の被取付部に取り付け可能な器具本体と、
    前記器具本体に設けた受け部と、
    前記受け部との間で前記被取付部を挟むストッパー部と、
    前記器具本体に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、
    前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにされており、
    前記器具本体のストッパー部と反対側の面において、前記器具本体は第一指示部を備え、前記軸部は第二指示部を備え、前記ストッパー部が受け部との間で前記被取付部を押圧する位置で、前記第一指示部と第二指示部が対向する位置にあることを特徴とする取付器具。
  6. 前記ストッパー部は前記軸部に沿って高さ位置を調整可能とした請求項1から5のいずれか1項に記載された取付器具。
  7. 天井の被取付部に取り付け可能な照明器具と、
    前記照明器具に設けた受け部と、
    前記受け部との間で前記天井の被取付部を挟むストッパー部と、
    前記照明器具に設けられていて前記ストッパー部を支持して回転可能な軸部とを備え、
    前記ストッパー部は前記被取付部に当接する押圧部が板バネであり、
    前記軸部と一体にストッパー部を回転させて前記受け部との間で前記被取付部を挟持して固定するようにしたことを特徴とする浴室。
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