JP6178133B2 - 蓋体及びこれを備えた容器、並びに蓋体の製造方法 - Google Patents
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Description
図2は容器本体1の斜視図、図3は容器本体1の側方断面図である。図2及び図3に示すように、容器本体1は、上部が開放した有底の直方体状である。上部の開口S1を規定する容器本体1の上端部である環状の周縁部1aは、平面視において全体が矩形状であるが、四隅が円弧状に形成されている。すなわち、容器本体1は、四隅が円弧状で全体が矩形状の平板状の底面部11と、底面部11の外周縁から上方へ起立する筒状の側壁部12とを有する。
図4は容器100の平面図、図5は蓋体2の底面図、図6は図4のVI−VI線断面図、図7は図4のVII−VII線断面図、図8は図4のVIII−VIII線断面図、図9は図4のIX−IX線断面図、図10は図4のX−X線断面図、図11はフラップ部30を開いた状態を示す拡大斜視図である。図4及び図5に示すように、蓋体2は、容器本体1の開口S1を覆うための板状の本体部20と、本体部20の外側面に配置される外枠部60と、その反対側の内側面に配置されるシール部40とを有する。なお、本体部20の「内側面」とは、容器本体1の内部空間に面する面を意味し、本体部20の「外側面」とは、その反対側の面を意味する。また、外枠部60には、フラップ部30が連続している。以下、これらの部位について、詳細に説明する。
以下、上記した蓋体2の成形方法について説明する。まず、本体部20及び固定部50を連結した形状の空洞を有する第1の金型を用意し、これに溶融したポリプロピレン等の樹脂の原料を流し込み、冷却硬化させる。その後、第1の金型から成形済みの本体部20及び固定部50を取り出す。
続いて、この容器100の使用方法について説明する。まず、食品を容器本体1に収容し、蓋体2を取り付ける。このとき、容器本体1の上端の周縁部1aが蓋体2のシール部40の下面の環状溝S3に挿入されるように、蓋体2を取り付ける。これにより、容器本体1の周縁部1aは、縦断面視において逆U字形のシール部40に内側及び外側の両側からしっかりと挟まれて、これに密着する。また、ここからさらに手で力を加えて、シール部40の弾性力に抗して蓋体2を容器本体1側に押し込めば、シール部40は容器本体1の周縁部1aに押圧され、両者の密着度が増すことになる。その結果、容器本体1からの食品の漏れを確実に防止することができる。
上記実施形態では、パッキンの役割を果たすシール部40が、蓋体2の本体部20とは異なる材料から形成されているにも関わらず、蓋体2の本体部20の内側面(容器本体の内部に面する面)に一体化されている。従って、本体部20とシール部40との間に水や汚れの入り込む隙間がなく、また、シール部40の存在による部品点数の増加もない。一方、蓋体2の本体部20の外側面(容器本体の内部に面する内側面の反対面)にも、蓋体2の本体部20とは異素材の外枠部が一体化されており、これらの間にも水や汚れの入り込む隙間がなく、また、外枠部60の存在による部品点数の増加もない。さらに、外枠部60及びシール部40は比較的軟質の材料から形成されるものの、比較的硬質の本体部20と一体化されているため、使用を重ねても変形の虞が少ない。さらに、外枠部60とフラップ部30とが同じ材料により一体的に形成されているため、フラップ部30の存在による部品点数の増加もない。すなわち、ここでは、本体部20、外枠部60、シール部40及びフラップ部30が一部品からなるため、部品点数が少なく、洗浄に有利である。以上をまとめると、ここでは、外枠の変形の虞が低減されるとともに、部品の紛失の虞が少なく、洗浄が容易である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
貫通孔S4は1つだけであってもよい。
<6−2>
上記実施形態では、通気孔S5が形成される水平面部23を本体部20の一部としたが、外枠部60の一部としてもよいし、本体部20の一部と外枠部60の一部を組み合わせたものであってもよい。
上記実施形態では、栓体30aはフラップ部30と同じ材料により一体的に成形されていたが、別体の栓体30aをフラップ部30に取り付けるようにしてもよい。この場合においては、勿論、栓体30aは、フラップ部30とは異なる材質から形成されるものであってもよい。
固定部50は、本体部20と異素材であってもよい。また、固定部50を省略し、シール部40の圧着によってのみ、蓋体2が容器本体1に固定されるようにしてもよい。
外枠部60、フラップ部30及びシール部40が透明又は半透明であってもよいし、これに代えて又は加えて、本体部20及び固定部50が不透明であってもよい。また、本体部20と、外枠部60、フラップ部30及びシール部40とは、同じ色彩及び/又は同じ透明度であってもよい。
1a 周縁部
2 蓋体
20 本体部
22 外周部
30 フラップ部
40 シール部
50 固定部
100 容器
S1 開口
S4 貫通孔
S5 通気孔
Claims (8)
- 開口を規定する周縁部を有する容器本体に取り付けられる蓋体であって、
前記容器本体の開口を覆い、前記容器本体の内部に面する内側面及びその反対側の外側面を有する板状の部材であり、外周部を有する本体部と、
前記本体部とは異なる材料からなり、前記本体部の前記外周部において前記外側面に一体化された外枠部と、
前記外枠部に連続し、前記外枠部に対して折り曲げ可能であり、前記折り曲げに伴って、前記容器本体の内外を連通させるように前記本体部又は前記外枠部に形成されている通気孔を開閉するフラップ部と、
前記本体部とは異なる材料からなり、前記本体部の前記外周部において前記内側面に一体化されており、前記容器本体の開口を密閉するように、前記容器本体の前記周縁部に密着可能なシール部と
を備え、
前記本体部は、前記外枠部及び前記シール部よりも硬質の材料から形成されており、
前記外枠部及び前記フラップ部は、同じ材料により一体的に形成されており、
前記外周部には、1又は複数の貫通孔が形成されており、
前記シール部、前記外枠部及び前記フラップ部は、前記本体部の成形後に、前記外周部の前記貫通孔を介して前記本体部の前記内側面及び前記外側面の一方の側から他方の側へ流し込まれる材料により一体的に形成される、
蓋体。 - 開口を規定する周縁部を有する容器本体に取り付けられる蓋体であって、
前記容器本体の開口を覆い、前記容器本体の内部に面する内側面及びその反対側の外側面を有する板状の部材であり、外周部を有する本体部と、
前記本体部とは異なる材料からなり、前記本体部の前記外周部において前記外側面に一体化された外枠部と、
前記外枠部に連続し、前記外枠部に対して折り曲げ可能であり、前記折り曲げに伴って、前記容器本体の内外を連通させるように前記本体部又は前記外枠部に形成されている通気孔を開閉するフラップ部と、
前記本体部とは異なる材料からなり、前記本体部の前記外周部において前記内側面に一体化されており、前記容器本体の開口を密閉するように、前記容器本体の前記周縁部に密着可能なシール部と
を備え、
前記本体部は、前記外枠部及び前記シール部よりも硬質の材料から形成されており、
前記外枠部及び前記フラップ部は、同じ材料により一体的に形成されており、
前記外周部には、1又は複数の貫通孔が形成されており、
前記シール部及び前記外枠部は、前記外周部の前記貫通孔を介して連続しており、一体的に形成されている、
蓋体。 - 前記本体部の前記外周部に連結されており、前記外周部に対して回動可能であり、前記回動に伴って、前記容器本体の側壁に対し固定されるロック位置と前記側壁に対しロックされない解除位置との間を移動する固定部
をさらに備える、
請求項1又は2に記載の蓋体。 - 前記固定部は、前記本体部と同じ材料により一体的に形成されている、
請求項3に記載の蓋体。 - 前記外枠部は、不透明であり、
前記本体部は、透明又は半透明であり、平面視において、前記外枠部の内側にのみ配置される、
請求項1から4のいずれかに記載の蓋体。 - 前記本体部は、前記外周部に取り囲まれ、前記外枠部よりも下方に窪んでいる平面部材を有し、
前記本体部又は前記外枠部は、前記平面部材よりも上方に突出しており、前記通気孔を閉じた時に前記フラップ部を受け取るフラップ受け部をさらに有する、
請求項1から5のいずれかに記載の蓋体。 - 開口を規定する周縁部を有する容器本体と、
前記容器本体に取り付けられる請求項1から6のいずれかに記載の蓋体と、
を備える、容器。 - 開口を規定する周縁部を有する容器本体に取り付けられる蓋体の製造方法であって、
前記容器本体の開口を覆うための板状の部材であり、1又は複数の貫通孔が形成されている外周部を有する本体部を成形するステップと、
前記本体部の成形後に、前記本体部の前記外周部の前記貫通孔を介して、前記本体部において前記容器本体の内部に面する内側面及びその反対側の外側面の一方の側から他方の側へ前記本体部とは異なる材料を流し込むことにより、前記外周部において前記外側面に一体化された外枠部、及び前記外枠部に連続するフラップ部を成形するとともに、前記外周部において前記内側面に一体化されたシール部を成形するステップと
を備え、
前記本体部は、前記外枠部、前記フラップ部及び前記シール部よりも硬質の材料で成形され、
前記フラップ部は、前記容器本体の内外を連通させるように前記本体部又は前記外枠部に形成されている通気孔を開閉可能に成形され、
前記シール部は、前記容器本体の開口を密閉するように、前記容器本体の前記周縁部に密着可能に成形される、
蓋体の製造方法。
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JP2013134255A JP6178133B2 (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | 蓋体及びこれを備えた容器、並びに蓋体の製造方法 |
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