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JP6176607B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キー検出スイッチを備えた車輌用のステアリングロック装置に関する。
車輌用のステアリングロック装置としては次の構成のものが広く知られている。(第1従来例)
中空のボディ内の前寄りに筒状のホルダが固定され、そして、このホルダ内には、キーの挿入によって回転可能となる円柱状のキーシリンダが設けられている。
また、前記ボディ内の中程から後寄りの間には、上記したキーシリンダと一体的に回動するカムシャフトが延設され、このカムシャフトに設けられたカムによってキーシリンダの回動軸に対して直交動作するロックボルトを進退移動させる。
したがって、ロックボルトがキーシリンダの回動に応じて進退移動してステアリングシャフトの凹溝に係脱し、ステアリングシャフトの回転をロックまたはアンロックする。
また、前記ボディの後端には、イグニッションスイッチが備えられている。
このイグニッションスイッチは、キーシリンダの回動力がカムシャフトを介して伝達されスイッチ動作するエンジン始動スイッチとなっている。
一方、上記した第1従来例のステアリングロック装置は、車輌の前後方向に伸びたステアリングシャフトに対し、その下面側に配置されている。
つまり、ドライバーがステアリングホイールを通してメータ等を見え易くする関係で、ステアリングシャフトの上面側には配置されていない。
しかしながら、ステアリングロック装置をステアリングシャフトの下面側に配置した場合、車輌が衝突した時などには、ドライバーの膝などがステアリングロック装置に強くぶつかり傷害を受けることがあるため、ステアリングロック装置には、このような傷害に対する安全対策構造を設ける必要があり、コストアップする要因となっている。
そこで、上記のような傷害の問題を解決するため、ステアリングロック装置をステアリングシャフトの片側側方に配置させる構成としたステアリングロック装置が提案されている。(第2従来例)
すなわち、このステアリングロック装置は、ボディの前寄りにシリンダアウタを固定し、このシリンダアウタ内にキーの挿入によって回動可能となるキーシリンダを設け、また、ボディの後端には、キーシリンダと一体的に回動するカムを備え、該カムによってキーシリンダの回動軸方向に沿って進退移動し、ステアリングシャフトをロックまたはアンロックするロック部材を備え、さらに、ボディの後寄りの側部にはイグニッションスイッチが設けられている。
このように構成した第2従来例のステアリングロック装置は、ステアリングシャフトの片側側方に配置されるので、車輌が衝突した場合でも、ドライバーの膝などがステアリングロック装置にぶつかることがない。
したがって、上記したような傷害の問題を解決したステアリングロック装置となる。
一方、上記したようなステアリングロック装置には、キー検出スイッチを備えたものがある。
このキー検出スイッチは、キーシリンダにキーが差し込まれているか否かを検出するもので、キーシリンダにキーを挿入したままドアを開いた場合に警報を発し、車内へのキーの閉じ込めを防止する警報装置となっている。
特開平7−32973号公報 特開2006−111124号公報
上記したステアリングロック装置のように、イグニッションスイッチとキー検出スイッチとを別々に備えた場合、車輌の制御装置に接続するための配線やコネクタなどがそれぞれ必要になるため、部品点数が増加する上、組み込み作業も煩雑となる。
そこで、本発明では、上記した実情にかんがみ、ドライバーの膝などの衝突による傷害を防止することができ、さらに、イグニッションスイッチとキー検出スイッチの結線や組み付け作業の容易化を計ることができるステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では、第1の発明として、ボディ内の前寄りに設けられ、キーの挿入によって回動可能となるキーシリンダと、前記キーシリンダの回動に応動してステアリングシャフトの回動をロックまたはアンロックするロック機構と、前記キーシリンダの回動に応動してスイッチ動作するイグニッションスイッチと、前記キーシリンダへのキーの挿入を検出するキー検出スイッチとを備えたステアリングロック装置において、前記ロック機構は、そのロックボルトが前記ボディの後寄りにおいて前記キーシリンダの回動軸心と直交するボディ側方向に沿って進退移動可能に設け、前記イグニッションスイッチは、第1スイッチと第2スイッチとを備えて前記ロックボルトの進出移動方向とは異なるボディの側部に配置し、前記第1スイッチはロータリースイッチからなる主スイッチ、前記第2スイッチは前記ロータリースイッチのロータ回転軸に移動自在に設けた駆動シャフトによって押動してスイッチ動作させるプッシュスイッチからなるキー検出スイッチとして構成し、さらに、前記キーシリンダの回動駆動力を、前記キーシリンダの回転軸心方向から直交方向に変換して前記ロータリースイッチのロータに伝達するギア機構と、キーの挿入による前記キーシリンダの後退によって前記駆動シャフトを移動させるスイッチ用カム機構とを備えたことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のステアリングロック装置において、前記ギア機構は、キーシリンダに連結したカムシャフトに設けた第1かさ歯車と、この第1かさ歯車に連結させ、かつ、当該第1かさ歯車の回転軸に対し直交方向の回転軸で回転させる第2かさ歯車とを設け、該第2かさ歯車を前記ロータスイッチのロータに連結した構成とし、前記カム機構は、前記した駆動シャフトを押動する前記カムシャフトに設けたカムから構成したことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第2の発明のステアリングロック装置において、
前記第1かさ歯車を、前記カムシャフトと同軸に配置したことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第4の発明としては、上記した第1または第2の発明のステアリングロック装置において、前記ロック機構は、ステアリングシャフトに係脱可能なロックボルトと、前記キーシリンダの回動に応じて前記ロックボルトを動作させるロック用カムとを備え、前記キーシリンダに連結したカムシャフトに、前記ロック用カムと前記スイッチ用カム機構のカムとを設けたことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第5の発明としては、上記した第1または第2の発明のステアリングロック装置において、前記スイッチ用カム機構のカムは、前記カムシャフトの軸方向への移動によって前記駆動シャフトを移動させる傾斜部と、前記カムシャフトの回動時に、前記駆動シャフトを移動位置に保持する円形頂部とを設けたことを特徴とするステアリングロック装置を提案する。
第1の発明のステアリングロック装置は、ボディの後寄りにおいてキーシリンダの回動軸心と直交するボディ側方向に沿って進退移動可能としたロックボルトを備えたので、ボディが略L字形状のものとなり、そして、イグニッションスイッチについてはロックボルトの進出移動方向と異なるボディの側部に配置した構成となっているので、装置後端からイグニッションスイッチが突出しない。
したがって、ステアリングロック装置がステアリングシャフトの側部の狭い取付けスペースにおいても装着することができる。
この結果、ドライバーの安全性を確保することができる他、ステアリングシャフト周りの狭いスペースでも装着可能なステアリングロック装置となる。
また、このステアリングロック装置によれば、キー検出スイッチがボディ側部に設けたイグニッションスイッチと一体的に構成することができるので、これらイグニッションスイッチとキー検出スイッチの結線や組み込み作業が容易となる。
第2の発明のステアリングロック装置は、キーシリンダの回動駆動力をイグニッションスイッチに伝達する手段としてギア機構を、キーシリンダへのキーの挿入をキー検出スイッチに伝達する手段としてスイッチ用カム機構をそれぞれ採用したので、構成が簡単となり、装置の小型化が実現できる。
第3の発明のステアリングロック装置は、カムシャフトと第1かさ歯車とを集約的に配置することができ、装置の小型化に有利となる。
第4の発明のステアリングロック装置は、ロック機構を動作させるカムと、キー検出スイッチを動作させるカムとを一つのカムシャフトに設けたので、部品点数を削減でき、製造コストを低減することができる。
第5の発明のステアリングロック装置は、スイッチ用カム機構のカムとして、駆動シャフトを移動させる傾斜部と、駆動シャフトを移動位置に保つ円形頂部とを設けたので、このスイッチ用カム機構による簡単な構成によってキー検出スイッチをオン、オフさせることができる。
本発明の一実施形態であり、キーシリンダの回動軸線方向に沿って切断したステアリングロック装置の断面図である。 ボディを省略し、上記ステアリングロック装置の内部部品を示した分解斜視図である。 キーを差し入れた動作状態を示す図1同様の断面図である。 キーを回転操作したときの動作を示す図1同様の断面図である。 図3において円形の2点鎖線Qで示すキー検出スイッチ部分を拡大して示す部分図である。 図6(A)はキー検出スイッチを構成するスライドピンの側面図、図6(B)は図6(A)上のA―A線断面図、図6(C)は図6(B)上のB―B線断面図である。 ステアリングシャフトに取り付けた状態を示す上記ステアリングロック装置の平面図である。 ボディに対するイグニッションスイッチの取り付け可能範囲を示したステアリングロック装置の正面図である。
次に、本発明に係る車輌用ステアリングロック装置の一実施形態について図面に沿って説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態のステアリングロック装置100は、例えば、亜鉛などの金属材で一体形成した中空のボディ10内に、シリンダ錠11、カムシャフト12、ロックボルト13などの各部品が収納してあり、さらに、図1において、ボディ10の下側部にはイグニッションスイッチ14が固着してある。
シリンダ錠11は、ボディ10内の前寄り(図1の右寄り)に固定したホルダ15と、キーの挿入によってホルダ15内で回動可能となるキーシリンダ16とより形成してある。
具体的には、キーの挿入によってキーシリンダ16に設けたタンブラーがホルダ15の凹条溝より脱出し、キーシリンダ16の回動が可能となる公知の構成となっている。
ボディ10内の中程に設けたカムシャフト12は、キーシリンダ16の後端に連結され、キーシリンダ16の回動軸線と同軸上を、キーシリンダ16と一体的に回動する。
このカムシャフト12には、イグニッションスイッチ14に駆動力を伝達するための第1かさ歯車17が摺動可能として一体的に回動するように軸支してあり、さらに、このカムシャフト12には、イグニッションスイッチ14に併設したキー検出スイッチ18を動作させるスイッチ用カム19と、ロックボルト13を進退移動させるロック用カム20とが一体形成してある。
スイッチ用カム19は、略円錐状であり、後方側から前方に向かって径方向外側に向かって傾斜する傾斜部19aと、該傾斜部19aに連続して前方側に位置する円筒状の円形頂部19bを備える。
なお、上記したキーシリンダ16とカムシャフト12は、ボディ10内の後端(図1において左端)に設けたスプリング21によって前方向(図1において右方向)への押動力が与えてある。
一方、ロックボルト13は、ボディ10に一体形成した連結筒部10a内に摺動可能に設けてあり、ロック用カム20、ハンガー22、スプリング23等と共にステアリングシャフトのロック機構を形成している。
具体的には、ロックボルト13は、キーシリンダ16の回動軸線と直交するボディ側方向に沿って進退移動可能に設けられる。
ロックボルト13は、カムシャフト12のロック用カム20が回動することで、ハンガー22がスプリング23のバネ勢力に抗して下降することから、ロックボルト13が下方向に移動してステアリングシャフトの凹溝(図示省略)から脱出し、アンロックとなる。
また、上記した連結筒部10a先端には、円弧状の取付部10bが設けてある。
この取付部10bは後述するように、ブラケットを使用してステアリングコラムを挟持しステアリングロック装置100を装着するものである。
なお、上記のロック機構のハンガー22には、アンロック状態を保持するピン24とスプリング25とが設けてあるが、これは運転中にステアリングシャフトがロックされる危険性を防止するものである。
他方、イグニッションスイッチ14は、キーシリンダ16の回動軸線を挟んでロックボルト13の進出移動方向とは反対となるボディ側部に、その回転動作軸がキーシリンダ16の回転軸線に対して直交する向きに配置され、スイッチケース26の両側に設けた係止爪26aをボディ10に設けた係止受け部10cに係止させて固着してある。
そして、このイグニッションスイッチ14は、キーシリンダ16がキーによりロック位置からACC位置、オン位置、スタート位置に回動されるにしたがって、ラジオなどのアクセサリーの電源オン、各種インジケータランプの点灯、セルモータ作動によりエンジン始動などを行う公知の主スイッチ(第1スイッチ)27と、既に述べたキー検出スイッチ(第2スイッチ)18とが備えてある。
すなわち、主スイッチ27は、上記した第1かさ歯車17に噛合させて駆動力変換するギア機構を形成する第2かさ歯車28と、この第2かさ歯車28に一体的に連結した樹脂材からなるロータ29とを備え、さらに、当該ロータ29に設けた円盤状のコンタクトプレート30,31と、スイッチケース26に設けた固定接点32、33とを備えて構成してある。
なお、主スイッチ27のロータ29の回転動作軸と一致する第2かさ歯車28の回転軸が、キーシリンダ16の回動軸線に対して直交するように、第2かさ歯車28がボディ10内に回転可能に配置されている。
また、キー検出スイッチ18は、第2かさ歯車28の軸筒部内に摺動自在に設けた駆動シャフト34を備え、この駆動シャフト34がカムシャフト12のスイッチ用カム19によって下降駆動(図1において下方向駆動)されることから、樹脂材からなるスライドピン35が駆動シャフト34によって押動され、図1において下方向に移動し、図5に示す拡大部分図から分かる通り、スライドピン35に取り付けられた可動接点36が第1固定接点37に接触することで、スイッチオンとなる構成となっている。
上記した可動接点36は、図6に示す如く、左右に伸びた羽部36aと、脚部36bを有する導電板材から形成し、脚部36bをスライドピン35の長溝35aに挿入してあり、そして、脚部36bに設けた孔部36c内にスライドピン35に設けた突起35bが突入している。
したがって、可動接点36はスライドピン35に対し移動可能となっている。
しかし、可動接点36はスプリング38aによって常時押圧され、長溝35aより抜け出る方向のバネ勢力を受けているが、孔部36cの孔縁が突起35bに当接することから図1、図6に示す状態を保持している。
そして、可動接点36が第1固定接点37に接触すると、可動接点36が、可動接点36と第2固定接点39との間に設けた導電スプリン38bを介して第2固定接点39に対して電気的に接続し、第1固定接点37と第2固定接点39とが導通することで、キー検出スイッチ18がスイッチオンとなる構成としてある。(図5に示す部分拡大図参照)
さらに、第1固定接点37と第2固定接点39は、スイッチケース26のコネクタ部26bに設けた端子37a、39aと一体形成してあり、これら端子37a、39aがキー検出スイッチ回路に接続してある。
次に、上記の如く構成したステアリングロック装置100の動作について説明する。
キーがキーシリンダ16に挿入されていない図1の状態では、キーシリンダ16とカムシャフト12がスプリング21のバネ勢力で前端側に移動しているため、ロックボルト13がスプリング23のバネ勢力を受けて進出移動し、その先端部がステアリングシャフトの凹溝に突入してロックの状態となっている。
また、キーがキーシリンダ16に挿入されていない場合は、第1かさ歯車17が回動しないため、イグニッションスイッチ14の主スイッチ27は動作しない。
さらに、イグニッションスイッチ14に併設したキー検出スイッチ18は、図1に示す通り、駆動シャフト34がスイッチ用カム19のカム作用を受けないため、スライドピン35が図1において上昇移動しており、したがって、可動接点36が第1固定接点37には非接触となっており、スイッチオフとなっている。
キー40をキーシリンダ16に挿入したときには、図3に示すように、キーシリンダ16の前端側に配置されたシャッタ16a(図4参照)が開放すると共に、タンブラーがキーシリンダ16内に没入し、キーシリンダ16が回動可能となる。
また、キー40をキーシリンダ16に挿入すると、シャッタ16aが回転し、その一端がホルダ15内部の前端部に当接することで、キーシリンダ16とカムシャフト12がスプリング21のバネ勢力に抗してボディ10内の後端方向に移動するため、イグニッションスイッチ14の駆動シャフト34の先端部がスイッチ用カム19の傾斜部19aを登り上がり円形頂部19bに乗り上がる。
すなわち、駆動シャフト34がスイッチ用カム19のカム作用を受けて後退移動(図1において下降移動)し、スライドピン35を同方向に移動させる。
したがって、可動接点36がスプリング38aのバネ勢力で第1固定接点37に接触するため、第1固定接点37と第2固定接点39とが可動接点36と導電スプリング38bを介して電気接続する。
この結果、キー検出スイッチ18のスイッチオンにしたがってキー検出回路が動作し、キー挿入の状態を報知する。
なお、キー40を挿入しただけでは、第1かさ歯車17とロック用カム20とが非回動であるので、ロックボルト13はロック状態のままとなり、また、イグニッションスイッチ14の主スイッチ27も非動作のままとなっている。
図3の状態でキー40を回動操作すると、キーシリンダ16の回動に連動したカムシャフト12が回動するので、図4に示す動作状態となる。
すなわち、キー40をキー挿入位置から、ACC位置に回動操作すれば、ロック用カム20の回動にしたがってハンガー22が下降するため、ロックボルト13が後退移動し、その先端部がステアリングシャフトの凹溝から脱出し、アンロックとなる。
なお、ハンガー22は下降することで、ピン24がピン収納孔から突出し、このピン24の先端部がロック用カム20の下側に位置するようになる。
したがって、キー40が挿入されている間、すなわち、キーシリンダ16及びカムシャフト12が後端方向に移動している間は、突出したピン24が円盤状のロック用カム20の周囲に当接してハンガー22の復動を阻止するので、ロックボルト13のアンロック状態が確実に保持される。
また、第1かさ歯車17の回動により、第2かさ歯車28を介してロータ29が回動するから、コンタクトプレート30、31が回動し、スイッチ接点の切り換えが行われ、ラジオなどのアクセサリーの電源がオンとなる。
キー40をオン位置またはスタート位置に回動操作する場合にも、主スイッチ27が同様に動作するため、各種インジケータランプの点灯、セルモータ作動によりエンジン始動などが行われる。
他方、キー40を戻し回動操作し、ACC位置からロック位置(キー差し入れ位置)まで回動させると、カムシャフト12も元の位置まで逆転するが、ピン24が円盤状のロック用カム20の周囲に当接している状態は変わらないので、ロックボルト13はアンロック状態に保持された状態のままである。
また、第1かさ歯車17が上記とは逆方向に回動するため、ロータ29が第2かさ歯車28を介して逆方向に回動し、主スイッチ27がスイッチオフとなる。
なお、この動作状態では、駆動シャフト34の先端部がスイッチ用カム19の円形頂部19bに乗り上がっているから、キー検出スイッチ18がスイッチオンとなっており、キー検出回路によってキー挿入状態が報知されている。
キー40をキーシリンダ16から抜き取れば、図1の動作状態に復動する。
つまり、ロックボルト13がロック状態、主スイッチ27がスイッチオフ状態にある他に、キー検出スイッチ18がスイッチオフとなる。
すなわち、キー40のキーシリンダ16からの抜き取りによって、シャッタ16aの回動が解除され、キーシリンダ16とカムシャフト12がスプリング21のバネ勢力で前方に移動する。
これによって、ピン24とロック用カム20の周囲との係合が解除され、ロックボルト13及びハンガー22はスプリング23のバネ勢力を受けて上昇することから、ロックボルト13が進出しロック状態となる。
また、カムシャフト12の前方向への移動により、駆動シャフト34の先端部がスイッチ用カム19の円形頂部19bから傾斜部19aを滑り下り底部に移動し、この駆動シャフト34が導電スプリング38bのバネ勢力で上昇移動するため、スライドピン35の上昇移動に伴い可動接点36が第1固定接点37から離れる。
この結果、第1固定接点37と第2固定接点39との電気接続が断たれ、スイッチオフとなり、キー検出回路のキー挿入状態の報知が止まる。
続いて、上記したステアリングロック装置100の取付けについて説明する。
本実施形態のステアリングロック装置100は、図7に示した通り、その取付部10bと円弧状のブラケット41とでステアリングコラム42を囲み、これら取付部10bとブラケット41とに設けたネジ締め部10d、41aをネジ締めして固着する。
また、このステアリングロック装置100では、キーシリンダ16の回動軸線に対応したイグニッションスイッチ14の配置位置と、キーシリンダ16の回動軸線に対応したロックボルト13の進退方向位置とを可能なるかぎり接近させるようにボディ10側部に設けることができるので、キーシリンダ16の回動軸線方向となる装置形状を短縮することができるステアリングロック装置となる。
すなわち、ステアリングロック装置の小型化が可能となり、よりレイアウト性が向上する。
図示するように、本実施形態では、ロックボルト13を進退可能に設けた連結筒部10aをボディ10の後寄りにおいてキーシリンダ16の回動軸心と直交するボディ側方部に設けると共に、イグニッションスイッチ14を上記の連結筒部10aとは反対側となるボディ側部に配置した構成となっているので、コンビスイッチ装置43とコラム調整装置44との間の距離Dが狭くても装着することができるステアリングロック装置となり、その上、ステアリングシャフト45の下側でなく、その側方にステアリングロック装置100が配置される取付となるので、車輌の衝突などによってドライバーの膝が突き当たることもないステアリングロック装置100となる。
また、本実施形態のステアリングロック装置においては、上記距離Dが狭くても装着することが可能なものなので、衝撃吸収式のステアリング装置に本実施形態のステアリングロック装置を装着した場合には、衝撃時におけるステアリングホイール及びコンビスイッチ装置の前方側への移動量を長くとることができ、コラプスストロークを長く設定することが可能となる。
これにより、ドライバーの安全性を向上することができる。
なお、上記実施形態のステアリングロック装置100は、ロックボルト13を内挿させた連結筒部10aをボディ10の一側部に、イグニッションスイッチ14をボディ10の他側部に配置した構成を示したが、本発明は、この実施形態にかぎらず、ロックボルト13の進退方向に直交する軸線48に対し、駆動シャフト34が図8に示した図示点線で示す角度θの範囲内に位置するようにすれば、イグニッションスイッチ14の配置位置は任意に変えて実施しても同様の効果を得ることができる。
キー検出スイッチを備えた車輌用のステアリングロック装置として適用することができる。
10 ボディ
10a 連結筒部
10b 取付部
12 カムシャフト
13 ロックボルト
14 イグニッションスイッチ
15 ホルダ
16 キーシリンダ
17 第1かさ歯車
19 スイッチ用カム
20 ロック用カム
22 ハンガー
26 スイッチケース
27 主スイッチ
28 第2かさ歯車
29 ロータ
30、31 コンタクトプレート
32、33 固定接点
34 駆動シャフト
35 スライドピン
36 可動接点
37 第1固定接点
38b 導電スプリング
39 第2固定接点












Claims (5)

  1. ボディ内の前寄りに設けられ、キーの挿入によって回動可能となるキーシリンダと、前記キーシリンダの回動に応動してステアリングシャフトの回動をロックまたはアンロックするロック機構と、前記キーシリンダの回動に応動してスイッチ動作するイグニッションスイッチと、前記キーシリンダへのキーの挿入を検出するキー検出スイッチとを備えたステアリングロック装置において、
    前記ロック機構は、そのロックボルトが前記ボディの後寄りにおいて前記キーシリンダの回動軸心と直交するボディ側方向に沿って進退移動可能に設け、
    前記イグニッションスイッチは、第1スイッチと第2スイッチとを備えて前記ロックボルトの進出移動方向とは異なるボディの側部に配置し、
    前記第1スイッチはロータリースイッチからなる主スイッチ、前記第2スイッチは前記ロータリースイッチのロータ回転軸に移動自在に設けた駆動シャフトによって押動してスイッチ動作させるプッシュスイッチからなるキー検出スイッチとして構成し、
    さらに、前記キーシリンダの回動駆動力を、前記キーシリンダの回転軸心方向から直交方向に変換して前記ロータリースイッチのロータに伝達するギア機構と、
    キーの挿入による前記キーシリンダの後退によって前記駆動シャフトを移動させるスイッチ用カム機構とを備えたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載したステアリングロック装置において、
    前記ギア機構は、キーシリンダに連結したカムシャフトに設けた第1かさ歯車と、この第1かさ歯車に連結させ、かつ、当該第1かさ歯車の回転軸に対し直交方向の回転軸で回転させる第2かさ歯車とを設け、該第2かさ歯車を前記ロータリースイッチのロータに連結した構成とし、
    前記スイッチ用カム機構は、前記した駆動シャフトを押動する前記カムシャフトに設けたカムから構成したことを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 請求項2に記載したステアリングロック装置において、
    前記第1かさ歯車を、前記カムシャフトと同軸に配置したことを特徴とするステアリングロック装置。
  4. 請求項1または2に記載したステアリングロック装置において、
    前記ロック機構は、ステアリングシャフトに係脱可能なロックボルトと、前記キーシリンダの回動に応じて前記ロックボルトを動作させるロック用カムとを備え、
    前記キーシリンダに連結したカムシャフトに、前記ロック用カムと前記スイッチ用カム機構のカムとを設けたことを特徴とするステアリングロック装置。
  5. 請求項1または2に記載したステアリングロック装置において、
    前記スイッチ用カム機構のカムは、前記カムシャフトの軸方向への移動によって前記駆動シャフトを移動させる傾斜部と、前記カムシャフトの回動時に、前記駆動シャフトを移動位置に保持する円形頂部とを設けたことを特徴とするステアリングロック装置。
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