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JP6166039B2 - 機械式駐車装置及び機械式駐車装置の可動部の制御方法 - Google Patents

機械式駐車装置及び機械式駐車装置の可動部の制御方法 Download PDF

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JP6166039B2 JP2012287622A JP2012287622A JP6166039B2 JP 6166039 B2 JP6166039 B2 JP 6166039B2 JP 2012287622 A JP2012287622 A JP 2012287622A JP 2012287622 A JP2012287622 A JP 2012287622A JP 6166039 B2 JP6166039 B2 JP 6166039B2
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Description

本発明は、機械式駐車装置及び機械式駐車装置の可動部の制御方法に関するものである。
従来から、限られた空間を効率的に利用して、より多くの車両を入庫することを可能とするために、入庫車両を装置内部で移動させるための可動部を有する、機械式駐車装置が実用化されている。その一例として、図1に示されるような、いわゆるピット昇降式駐車装置が挙げられる。
この形式の機械式駐車装置10は、複数のパレット12、13、14が上下一列に固定されてなる、可動部としてのパレット昇降体16が、地表面GLを掘り下げて形成されたピット18内に、左右(入出庫面の幅方向)に隣接して複数配置されている(図示の例では、3機のパレット昇降体161、162、163が示されている。)。そして、各パレット昇降体161、162、163を、上下に昇降させるための昇降機構が各々設けられており、独立して上下に昇降可能である。又、パレット昇降体16の操作盤20が、ピット18に隣接する位置に、装置内部と外部との境界部分に面して配置されている。
この機械式駐車装置10に対して、車両22の入出庫を行う際には、操作者が操作盤20のスイッチを操作して、目的のパレットを、車両22の入出庫面である地表面GLに呼び出し、車両22の入出庫を行うものである。通常は、図示のパレット昇降体162、163の如く、上段のパレット12が入出庫面GLにある状態が、待機状態における定位置である。そして、中段のパレット13及び下段のパレット14に対して車両22の入出庫を行う場合には、パレット昇降体16を昇降させるものである。図示のパレット昇降体161は、下段のパレット14が、入出庫面まで上昇した状態となっている。そして、入出庫を完了した後、定位置へとパレット昇降体16を復帰させるまでの一連の操作が、操作者によって行われる。
なお、パレット昇降体16の昇降機構についての詳しい説明は省略するが、電動モータや油圧等を動力源とし、パレット昇降体16を昇降させるための動力伝達手段として、チェーン等が用いられるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−164780号公報
ところで、可動部を有する機械式駐車装置10は、その構造に応じた安全装備がなされており、従来、図1に示されるピット昇降式駐車装置の場合には、装置内外を仕切る柵等の設置は任意とされていた。一方、近年では、装置の運用上の安全性を高める観点から、車両22の入出庫を阻害することなく、装置内外を仕切る手段を設置すべきとの要請が、機械式駐車装置10の新設時のみならず、既存の設備に対しても高まっている。
本発明は課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、機械式駐車装置に対する車両の入出庫や操作の利便性の低下を来たすことなく、装置内外を仕切る手段を提供し、機械式駐車装置の安全性の、より一層の向上を図ることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)装置内部で入庫車両を移動させるための可動部を有する機械式駐車装置であって、車両の入出庫面に配置され装置内外を前記入出庫面の幅方向に横切るようにして仕切る防護索体と、該防護索体の少なくとも一端を着脱自在に保持する保持部と、該保持部に対し前記防護索体が正規に装着された状態でのみ、前記可動部の動作を許容する安全装置とが設けられている機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、限られた空間を効率的に利用して、より多くの車両を入庫することを可能とするべく、入庫車両を装置内部で移動させるための可動部を有するものである。又、車両の入出庫面、すなわち、車両が装置内に入庫し、若しくは、駐車装置から出庫するフロア面(通常は地表面)において、防護索体を保持部に張設した状態では、防護索体によって装置内外を入出庫面の幅方向に横切るようにして仕切るものである。そして、装置内への不用意な人の侵入を物理的に妨げ、又は、装置内部への不用意な侵入を防ぐよう注意喚起を促すものである。一方、防護索体の少なくとも一端を保持部から外した状態では、防護索体によって通行が阻害されること無く、車両の入出庫が円滑に行われるものである。そして、保持部に対する防護索体の装着の有無に応じた、安全装置による動作制限を行い、保持部に対し防護索体が正規に装着された状態でのみ、可動部の動作を許容するものである。
なお、本説明において「保持部に対し防護索体が正規に装着された状態」とは、安全装置が、保持部に対して防護索体が装着されていないにもかかわらず、装着されているとの誤認を来たすような、全てのケースを含むものである。例えば、安全装置が、保持部に防護索体が装着されていると誤認するような部材や器具等が、保持部に対し誤って、若しくは意図的に装着された状態が挙げられる。
(2)上記(1)項において、前記安全装置には、前記防護索体に固定され前記保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着可能な専用形状を有するキーと、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたのキー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記可動部の操作盤の電気回路を導通状態とするスイッチを備えるインターロック回路とが含まれ
前記インターロック回路のスイッチは、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて切り換わる接点を、前記スイッチユニット内に有する機械式駐車装置(請求項)。
本項に記載の機械式駐車装置は、保持部のキー孔に装着可能な専用形状を有するキーが、保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着されることによって、操作盤の電気回路を導通状態とするスイッチを備えた、安全装置のインターロック回路が構成されている。又、このキーは防護索体に固定されていることから、キーを介して防護索体の少なくとも一端が、保持部に対して着脱自在に保持される。すなわち、キーが保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着されることで、防護索体が保持部に対し正規に装着された状態となる。この状態において、スイッチユニット内のインターロック回路のスイッチが、各キー孔に対するキーの装着を受けて切り換わることによって、可動部の操作盤の電気回路が導通状態となることで、可動部の動作が許容される。
(3)上記(2)項において、前記可動部の操作盤が、装置内部と外部との境界部分に面して配置され、前記保持部が前記操作盤の近傍に設けられている機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、装置内部と外部との境界部分に面して配置された、可動部の操作盤の近傍に、保持部が設けられていることで、保持部に対する防護索体の着脱作業と、操作盤の操作とを一連の流れで行うものとなる。又、可動部に関する操作盤内の電気回路に、可動部の操作盤の電気回路を導通状態とするスイッチを備える、インターロック回路を組み込むことが容易となる。
(4)上記(2)(3)項において、前記インターロック回路のスイッチは、キーが接触することで機械的に切り換わる接点を有する機械式駐車装置(請求項2)
本項に記載の機械式駐車装置は、インターロック回路のスイッチを構成する接点が、キーの接触を受けて機械的に切り換わるものである。このため、キーを保持部のキー孔に装着する操作を行うことによって、可動部の操作盤の電気回路が導通状態となり、可動部の動作が許容されるものである。
(5)上記(2)から(4)項において、前記キーは、前記保持部のキー孔に対する差込方向の中心線に対して対称形をなしている機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、キーが、保持部のキー孔に対する差込方向の中心線に対して対称形をなしていることにより、保持部のキー孔にキーを差込む際の、キーの向き(表裏面)の如何に関わらず、キーが保持部のキー孔に装着されるものとなる。
(6)上記(2)から(5)項において、前記保持部は、前記キー孔に対する前記キーの差込操作に連動して前記キーを保持し、かつ、前記保持部による前記キーの保持状態を一操作によって解除するキーロック機構を備える機械式駐車装置(請求項3)。
本項に記載の機械式駐車装置は、キーロック機構により、キー孔に対するキーの差込操作に連動した、保持部によるキーの保持と、一操作(例えば、操作ボタン若しくはキー自体を、押す、回す等の一つの操作)によるキーの保持状態の解除とがなされるものである。そして、保持部のキーロック機構によるキーの保持状態では、キーに固定された防護索体の重量や、キーの引き抜き方向の外力を、キーロック機構によって受け、インターロック回路のスイッチに荷重が加わることを回避する。
(7)上記(6)項において、前記キーロック機構として、前記キーに形成されたラッチ溝と、前記保持部に設けられた、前記キーのラッチ溝に係合して前記キーの抜け方向の移動を阻止するラッチと、該ラッチを前記ラッチ溝から開放する開放操作部とを備える機械式駐車装置(請求項4)。
本項に記載の機械式駐車装置は、キーに形成されたラッチ溝と、保持部に設けられた、キーのラッチ溝に係合してキーの抜け方向の移動を阻止するラッチとにより、キーロック機構の、キー孔に対するキーの差込操作に連動したキーの保持がなされるものである。又、開放操作部を一操作することにより、ラッチをラッチ溝から開放することで、キーの保持状態の解除がなされるものである。
(8)上記(1)から(7)項において、前記防護索体はロープである機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、防護索体に、ポリエチレン等、非金属製のロープを用いることにより、防護索体の重量を軽減する。そして、保持部に対する防護索体の着脱操作性を高めるものである。
(9)上記(1)から(8)項において、前記保持部は一対設けられ、前記防護索体の両端に前記キーが設けられている機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、必要に応じて、防護索体の両端に設けられたキーのいずれか一方を、一対設けられた保持部の一方に対して着脱することにより、車両の入出庫面において装置内外を仕切るものである。
(10)上記(1)から(9)項において、前記保持部のキー孔に対する前記キーの装着を妨げることなく、前記スイッチを覆うカバーを備える機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、カバーによってスイッチが覆われることで、雨や雪等によるスイッチの誤検知を防ぐものである。
(11)上記(1)から(10)項において、前記可動部としての、複数のパレットが上下一列に固定されてなるパレット昇降体と、該パレット昇降体を上下に昇降させる昇降機構と、該昇降機構を制御する制御装置と、該制御装置に対する操作指令を入力する操作盤とを備える機械式駐車装置。
本項に記載の機械式駐車装置は、操作者が操作盤のスイッチを操作して、制御装置に対する操作指令を入力し、昇降機構によりパレット昇降体を昇降させる。そして、パレット昇降体の目的のパレットを、車両の入出庫面に呼び出し、車両の入出庫を行うものである。又、入出庫を完了した後、操作者が操作盤のスイッチを操作して、制御装置に対する操作指令を入力し、定位置へとパレット昇降体を復帰させるものである。
(12)装置内部で入庫車両を移動させるための可動部と、車両の入出庫面に装置内外を前記入出庫面の幅方向に横切るようにして仕切る防護索体と、該防護索体の少なくとも一端を着脱自在に保持する保持部と、該保持部に対し前記防護索体が正規に装着された状態でのみ、前記可動部の動作を許容する安全装置とを含む機械式駐車装置において、前記保持部に対し前記防護索体が正規に装着された状態でのみ、前記可動部の動作を許容することを特徴とする機械式駐車装置の可動部の制御方法であって、
前記安全装置を、前記防護索体に固定され、前記保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着可能な専用形状を有するキーと、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記可動部の操作盤の電気回路を導通状態とするスイッチを備えるインターロック回路とで構成し、
前記インターロック回路のスイッチとして、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて切り換わる接点を、前記スイッチユニット内に設け、
前記保持部のキー孔に装着可能な専用形状を有するキーを前記防護索体に固定し、前記保持部に対する前記キーの装着動作により、前記可動部の操作盤の電気回路を導通状態へと切り換える(請求項5)。
本項に記載の制御方法は、限られた空間を効率的に利用して、より多くの車両を入庫することを可能とするべく、入庫車両を装置内部で移動させるための可動部を有する、機械式駐車装置の可動部の制御方法である。そして、保持部に対する防護索体の装着の有無に応じた、安全装置による動作制限を行い、保持部に対し防護索体が正規に装着された状態、すなわち、保持部のキー孔に装着可能な専用形状を有するキーが、保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着される状態でのみ、可動部の動作を許容するものである。この状態において、スイッチユニット内のインターロック回路のスイッチが、各キー孔に対するキーの装着を受けて切り換わることによって、可動部の操作盤の電気回路が導通状態となることで、可動部の動作を許容する。
(13)上記(12)項において、前記インターロック回路のスイッチは、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記キーが接触することで機械的に切り換わる接点を有する機械式駐車装置の可動部の制御方法(請求項6)。
本項に記載の制御方法は、インターロック回路のスイッチを構成する接点に、キーの接触を受けて機械的に切り換わるものを用いるものである。このため、キーを保持部のキー孔に装着する操作を行うことによって、可動部の操作盤の電気回路が導通状態となり、可動部の動作を許容するものである。
本発明はこのように構成したので、機械式駐車装置に対する車両の入出庫や操作の利便性の低下を来たすことなく、装置内外を仕切る手段を提供し、機械式駐車装置の安全性の、より一層の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る、機械式駐車装置を概略的に示す立体図である。 本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置の操作盤、保持部及び防護索体を示すものであり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 図2に示される保持部及び防護索体を拡大図示したものであり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置の、安全装置を構成するインターロック回路図である。 本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置の、可動部の入出庫作業及び制御手順を示すフローチャートである。 図5の比較例として、本発明の実施の形態に係る安全装置を備えない場合の、機械式駐車装置の入出庫作業及び制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置10は、図1に示されるように、ピット昇降式駐車装置であり、入出庫面GLの、装置内部と外部との境界部分に面して操作スタンド30が配置されている。そして、可動部であるパレット昇降体16の、昇降操作に係る操作盤20は、この操作スタンド30に設置されている。その他の全体構成は、上述した従来のピット昇降式駐車装置と同様であることから、詳しい説明は省略する。
本実施の形態に掛かる機械式駐車装置10の特徴部分は、車両の入出庫面GLに配置され装置内外を仕切る防護索体24と、防護索体24の少なくとも一端を着脱自在に保持する保持部26と、保持部26に対し防護索体24が正規に装着された状態でのみ、パレット昇降体16の動作を許容する安全装置28(図3、図4)とが設けられている点にある。そして、図2に示されるように、保持部26は、操作スタンド30の、操作盤20の近傍に設けられている。又、本実施の形態では、防護索体24にはロープが用いられている。
又、図3に示されるように、保持部26は、操作スタンド30から突出するように固定されるケース32を有し、ケース32の内壁に、L字状のブラケット34を介してスイッチユニット36が固定されることで、スイッチユニット36はケース32に内包されている。スイッチユニット36は、後述するキー40が係合するための、スリット状のキー孔36aを有し、スイッチユニット36の内部には、図4に示されるインターロック回路38が配置されている。なお、ケース32にも、キー40の挿通が可能な、スリット状のキー孔32a(図3に符号を示す)が形成されている。そして、スイッチユニット36、インターロック回路38及びキー40は、安全装置28の構成要素となっている。
安全装置28を構成するキー40は、防護索体24が結びつけられることによって、固定されている(具体的には、防護柵体24の端部をキー40の穴に通し環状に結束することにより、防護柵体24とキー40とが結びつけられ、キー40は防護柵体24に対してある程度の自由度を持って固定されている。)。そして、保持部26のケース32に形成されたキー孔32aを通過して、スイッチユニット36のキー孔36aに装着可能な、専用形状を有している。本実施の形態に係るキー40の形状は、スイッチユニット36のキー孔36aに挿入される部分40aについては、スイッチユニット36に対応した専用形状を有している。即ち、キー40に与えられる「専用形状」については、主として、スイッチユニット36のキー孔36aの内部構造に依存するものである。なおかつ、図3に示されるように、キー40に形成されたラッチ溝40bが、長手方向(スイッチユニット36のキー孔36aに対する抜き差し方向)の中心線に対して、対称形をなすように形成されている。なお、ラッチ溝40bについては後述する。
図4に示される、安全装置28を構成するインターロック回路38は、保持部26内のスイッチユニット36のキー孔36aに対する、キー40の装着を受けて、操作盤20の電気回路を導通状態とするスイッチ(安全スイッチ)42を備えている。
図4に例示されるインターロック回路38は、キー40の接触を受けて接続状態(ON)へと機械的に切り換わるメイク接点42aを備えており、かつ、メイク接点42aは、操作盤20の電源スイッチライン(図示省略)に接続されている。又、図示の例では、必要に応じて、キー40の接触を受けて遮断状態(OFF)へと機械的に切り換わるブレーク接点42bを備える、1a1b接点を用いている。そして、ブレーク接点42bに確認ランプ44を接続し、この確認ランプ44をケース32に取り付けている。これにより、メイク接点42aの遮断時即ちキー40が装着されていない状態では、確認ランプ44が点灯して、保持部26に対する防護索体24の装着を促すものとなる。
更に、図3に示されるように、保持部26には、スイッチユニット36のキー孔36aに対するキー40の差込操作に連動して、キー40を保持し、かつ、保持状態を一操作によって解除する、キーロック機構46を備えている。このキーロック機構46は、キー40の外形部に形成されたラッチ溝40bと、保持部26に設けられた、キー40のラッチ溝40bに係合してキー40の抜け方向の移動を阻止するラッチ48と、ラッチ48のラッチ爪48aをキー40のラッチ溝40bから開放する、開放操作部50とを備えている。
図示の例では、キー40のラッチ溝40bは、キー40の外形部に、一対の対称形を成すように形成されている。又、ラッチ48は、キー40のラッチ溝40bの一方に対し、ラッチ爪48aが係合可能となる位置に設けられている。しかしながら、キー40のラッチ溝40bの設置場所については、キー40の外形部に限定されるものではなく、適切な場所に、保持部のキー孔に対する差込方向の中心線に対して対称形状を成す態様で、設置するものとする。
ラッチ48のラッチ爪48aは、スイッチユニット36のキー孔36aに対するキー40の差込み時には、キー40によってラッチ48内部へ向けて押し込まれるための傾斜面を有している。又、一旦キー40のラッチ溝40bに係合した状態では、キー40の抜取りを阻止するように、バネによってキー40のラッチ溝40bに係合する位置へと常時付勢されている。一方、図示の開放操作部50は、押しボタンの押圧動作により、バネの付勢力に反して、ラッチ爪48aをラッチ48内部へと引き込み、キー40のラッチ溝40bに対する係合状態を強制的に解除するための、適切な機構を有している。
なお、図1の例では、防護索体24の一端(左端)が、上述したように保持部26に対して着脱自在に構成され、防護索体24の他端(右端)については、単にポール52に固定されている。しかしながら、適宜、防護索体24の他端についてもキー40を固定し、かつ、操作スタンド30及び保持部26を設けることとしても良い。この場合には、入出庫に係るパレットに近い側の保持部26に対して、防護索体24の着脱作業を行うことが可能となり、操作性を向上させることができる。
ここで、適宜図1〜図4も参照しながら、図5の制御フローに基づき、本発明の実施の形態に係る機械式駐車装置10の入出庫作業及び制御手順について説明する。又、比較例として、本発明の実施の形態に係る安全装置28を備えない場合の入出庫作業及び制御手順を、図6に示す。
なお、図示の入出庫作業及び制御手順の初期条件として、機械式駐車装置10の可動部であるパレット昇降体16の動力電源はOFFとなっており、かつ、保持部26に対し防護索体24が正規に装着された状態となっていることとする。
S100:操作者によって、操作スタンド30に設置された操作盤20の電源キーをONへと操作する。この電源キーの操作により、パレット昇降体16の動力電源がONとなり、ステップS110へと移行する。
S110:前提条件の通り、保持部26のスイッチユニット36のキー孔36aに、キー40が装着されている場合には、安全スイッチ42のメイク接点42aが接続状態(ON)となり、ステップS120へと移行する。一方、保持部26に対し防護索体24が装着されていない場合には、安全スイッチ42のメイク接点42aが遮断状態(OFF)となり、操作盤20の電源スイッチラインが遮断状態となっていることから、パレット昇降体16が動作することは無い。
S120:操作者によって、操作盤20の上昇ボタンを操作する(ON)。このとき、入出庫に係るパレット昇降体161〜163の、中段のパレット13又は下段のパレット14を選択して、上昇ボタンを押す。一方、操作盤20の上昇ボタンが操作されない限り、装置は電源がONとなった状態で、待機することとなる。
S130:ステップS120において、操作盤20の上昇ボタンが押された時点で、前提条件の通り、保持部26のスイッチユニット36のキー孔36aに、キー40が装着されている場合には、保持部26の安全スイッチ42のメイク接点42aがONとなっていることから、ステップS140へと移行する。一方、保持部26に対し防護索体24が装着されていない場合には、安全スイッチ42のメイク接点42aが遮断状態(OFF)であることから、ステップS170へと移行する。
S140:ステップS130において安全スイッチ42のメイク接点42aがONである場合には、操作スタンド30に設置された操作盤20の、操作者による上昇ボタンの操作を受付け、パレット昇降体16の上昇動作が開始される。
S150:ステップS120で選択された上昇ボタンが押し続けられる間(ON)、パレット昇降体16は上昇動作を継続させる。一方、上昇ボタンの押圧操作が中断した場合には(OFF)、ステップS170へと移行する。
S160:ステップS150において上昇ボタンの操作が継続しており、保持部26の安全スイッチ42のメイク接点42aがONとなっている場合には、ステップS180へと移行する。一方、安全スイッチ42のメイク接点42aがOFFである場合には、ステップS170へと移行する。
S170:インターロック回路38は遮断状態となり、操作盤20の電源スイッチラインが遮断される。よって、パレット昇降体16は動作することは無く、又、動作中であっても停止する。又、前述のような上昇ボタンの押圧操作を中断した場合も、パレット昇降体16の動作が停止する。なお、装置停止の後はステップS120へと復帰する。
S180:ステップS160において安全スイッチ42のメイク接点42aがONである場合には、ステップS120で選択された、入出庫に係るパレット昇降体16の、中段のパレット13又は下段のパレット14が入出庫面GLの高さに到達した場合に(YES)、ステップS190へと移行する。一方、未到達の場合には、ステップS150へと復帰する。
S190:上昇動作中のパレット昇降体16は、目的の停止位置(高さ)で停止する。
S200:入出庫面GLに停止した中段のパレット13又は下段のパレット14に対する車両22の入出庫に先立ち、操作者は、保持部26の開放操作部50を操作して、キーロック機構46によるロック状態を解除する。これにより、防護索体24の一端部は保持部26に対する係合状態から開放される。そして、保持部26からキー40を取り外すことで、防護索体24に阻止されること無く、車両22の入出庫が可能となる。そして、操作者は、中段のパレット13又は下段のパレット14に対し、車両22の入出庫を行う。
S210:ステップS200において、保持部26からキー40を取り外したことにより、安全スイッチ42のメイク接点42aが遮断状態(OFF)となる。又、図4の例のごとく、安全スイッチ42がキー40の接触を受けて遮断状態(OFF)へと機械的に切り換わるブレーク接点42bを備える場合には、保持部26に設置された確認ランプ44が点灯して、操作者に、防護索体24が保持部26から取り外されていることを警告するものとなる。
作業者は、パレット昇降体16を定位置へと下降させるために、車両22の入出庫が完了した時点で、再び、ケース32のキー孔32aにキー40を挿通させ、ケース32内のスイッチユニット36のキー孔36aに、キー40を差込む。その結果、安全スイッチ42のメイク接点42aが接続状態(ON)となり、ステップS220へと移行する。又、キー40のラッチ溝40bに対し、ラッチ48のラッチ爪48が係合することで、保持部26に対し、防護索体24が固定される。そして、防護索体24により装置内外が仕切られる。又、図4の例のごとく、安全スイッチ42がブレーク接点42bを備える場合には、保持部26に設置された確認ランプ44は消灯する。
S220:操作者によって、操作盤20の下降ボタンを操作する(ON)。一方、操作盤20の下降ボタンが操作されない限り、装置は待機状態となる。
S230:ステップS220において、操作盤20の下降ボタンが押された時点で、保持部26のスイッチユニット36のキー孔36aに、キー40が装着されている場合には、保持部26の安全スイッチ42がONとなっていることから、ステップS240へと移行する。一方、保持部26に対し防護索体24が装着されていない場合には、安全スイッチ42のメイク接点42aが遮断状態(OFF)であることから、ステップS270へと移行する。
S240:ステップS230において安全スイッチ42のメイク接点42aがONである場合には、操作スタンド30に設置された操作盤20の、操作者による下降ボタンの操作を受付け、パレット昇降体16を下降させる。
S250:ステップS220で操作された下降ボタンが押し続けられる間(ON)、パレット昇降体16は下降動作を継続させる。一方、下降ボタンの押圧操作が中断した場合には(OFF)、ステップS270へと移行する。
S260:ステップS250において下降ボタンの操作が継続しており、保持部26の安全スイッチ42のメイク接点42aがONとなっている場合には、ステップS280へと移行する。一方、安全スイッチ42のメイク接点42aがOFFである場合には、ステップS270へと移行する。
S270:インターロック回路38は遮断状態となり、操作盤20の電源スイッチラインが遮断される。よって、パレット昇降体16は動作することは無く、又、動作中であっても停止する。なお、装置停止の後はステップS220へと復帰する。
S280:ステップS260において安全スイッチ42のメイク接点42aがONである場合には、上記ステップS220で操作された、入出庫に係るパレット昇降体16の、上段のパレット12が、定位置である入出庫面GLの高さに到達した場合には(YES)、ステップS290へと移行する。一方、未到達の場合には、ステップS250へと復帰する。
S290:下降動作中のパレット昇降体16は、定位置に停止する。
S300:操作者によって、操作スタンド30に設置された操作盤20の電源キーをOFFへと操作する。この電源キーの操作により、パレット昇降体16の動力電源がOFFとなる。
以上の制御手順は、スイッチユニット36、インターロック回路38及びキー40を構成要素とする安全装置28によって、演算処理等の複雑な制御ロジックに頼ることなく実現されるものである。
又、図5に示されるフローは、中段のパレット13又は下段のパレット14に対して車両22を入出庫する際のものである。上段のパレット12に対して車両を入出庫させる際には、上段のパレット12が入出庫面GLにある状態が、待機状態における定位置であることから、保持部26に対する防護索体24の脱着のみ行えば良い。
一方、安全装置28を備えない場合の入出庫作業及び制御手順は、図6に示される通りである。図6においても、便宜上図5と同じステップには同じ符号を付している。詳しい説明は省略するが、図6のフローチャートには、図5における安全スイッチ24による監視に係る各ステップ(S110、S130、S160、S210、S230、S260、及び、それらとS170、S270が関わるフロー)が含まれていない。このため、装置内外を仕切る手段である防護索体24と、パレット昇降体18とが連携するものではないことが、理解されるであろう。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。
本発明の実施の形態によれば、車両22の入出庫面、すなわち、車両22が機械式駐車装置10内に入庫し、若しくは、機械式駐車装置10から出庫するフロア面(通常は地表面GL)において、防護索体24を保持部26に張設した状態では、防護索体24が装置内外を仕切るものである。そして、機械式駐車装置10内への不用意な人の侵入を物理的に妨げ、又は、機械式駐車装置10内部への不用意な侵入を防ぐよう注意喚起を促すことが可能となる。一方、防護索体24の少なくとも一端を保持部26から外した状態では、防護索体24によって通行が阻害されること無く、車両22の入出庫が円滑に行われることとなる。そして、保持部26に対する防護索体24の装着の有無に応じた、安全装置28による動作制限を行い、保持部26に対し防護索体24が正規に装着された状態でのみ、可動部の動作を許容するものとなる。
又、保持部26のキー孔32a、36aに装着可能な、専用形状を有するキー40が、保持部26のキー孔32a、36aに装着されることによって、操作盤20の電気回路を導通状態とする安全スイッチ42を備えた、安全装置28のインターロック回路38が構成されている。従って、保持部26に防護索体24が装着されていると誤認するような部材や器具等が、保持部26に対し誤って、若しくは意図的に装着されることによる、安全装置28の誤検知を招くことなく、保持部26に対し防護索体24が、確実に正規に装着されるものとなる。
又、このキー40は防護索体24に固定されていることから、キー40を介して防護索体24の少なくとも一端が、保持部26に対して着脱自在に保持されることとなる。すなわち、キー40が保持部26のキー孔32a、36aに装着されることで、保持部26に対し防護索体24が正規に装着された状態となる。この状態において、インターロック回路38によって、可動部であるパレット昇降体16の操作盤20の電気回路が導通状態となることで、パレット昇降体16の動作が許容されることとなる。
又、保持部26は、機械式駐車装置10の内部と外部との境界部分に面して配置された、操作スタンド30の、操作盤20の近傍に設けられている。このように、パレット昇降体16の昇降動作に係る操作盤20の近傍に、保持部26が設けられていることで、保持部26に対する防護索体24の着脱作業と、操作盤20の操作とを一連の流れで行うことが可能となる。又、パレット昇降体16に関する操作盤20内の電気回路に、パレット昇降体16の操作盤20の電気回路を導通状態とするスイッチを備える、インターロック回路38を組み込むことが容易となる。
又、インターロック回路38の安全スイッチ42を構成する接点42aが、キー40の接触を受けて機械的に切り換わるものである。このため、キー40を保持部26のキー孔32a、36aに装着する操作を行うことによって、パレット昇降体16の操作盤20の電気回路が導通状態となり、パレット昇降体16の動作が許容されることとなる。
しかも、キー40が、保持部26のキー孔32a、36aに対する差込方向の中心線に対して対称形をなしていることにより、保持部26のキー孔32a、36aにキー40を差込む際に、キー40の向き(表裏面)の如何に関わらず、保持部26のキー孔32a、36aに装着されるものとなる。
更に、キーロック機構46により、キー孔32a、36aに対するキー40の差込操作に連動したキー40の保持と、一操作によるキー40の保持状態の解除とを行うことが可能となり、キー40の着脱動作を簡単かつ確実に行うことが可能となる。そして、キーロック機構46によるキー40の保持状態では、キー40に固定された防護索体24の重量や、キー40の引き抜き方向の外力を、キーロック機構46によって受け、インターロック回路の安全スイッチ42に、荷重が加わることを回避することができる。
なお、図示の例では、キーロック機構46の開放操作部50としてのボタンを備えているが、スイッチユニット36に、例えばキー40を回転させることで作動する、キーロック機構を設けることとしても良い。
又、キー40の外形部に形成されたラッチ溝40bと、保持部26に設けられた、キー40のラッチ溝40bに係合してキー40の抜け方向の移動を阻止するラッチ48とにより、キーロック機構46の、キー孔32a、36aに対するキー40の差込操作に連動した、キー40の保持がなされるものである。又、開放操作部50を一操作(ワンモーション)することにより、ラッチ48のラッチ爪48aをラッチ溝40bから開放することで、キー40の保持状態の解除が、簡単かつ確実になされるものとなる。
更に、防護索体24に、ポリエチレン等、非金属製のロープを用いることにより、防護索体24の重量を軽減し、保持部26に対する防護索体24の着脱操作性を高めることが
できる。
又、本実施の形態では、操作スタンド30から突出するように固定されるケース32内に、スイッチユニット36を設けることで、雨や雪等によるスイッチの誤検知を防いででいるが、他の構造のカバーによって、スイッチユニット36を覆うこととしても良い。
又、本発明の実施の形態では、操作スタンド30から突出するように固定されるケース32内に、スイッチユニット36を設けることで、既存の機械式駐車装置の操作スタンド30に対する保持部の増設を容易としている。一方、新設の機械式駐車装置に当初から本発明を設置する場合には、例えば操作スタンド30内に保持部26を設けることとしても良い。
なお、本発明の実施の形態では、図1に示されるピット昇降式駐車装置10への適用例を挙げて説明したが、入庫車両を装置内部で移動させるための可動部を有する、他の形式の機械式駐車装置にも適用可能であることは、理解されるであろう。
10:機械式駐車装置、 12、13、14:パレット、 16、161、162、163:パレット昇降体、18:ピット、20:操作盤、22:車両、 24:防護索体、 26:保持部、 32a:キー孔、 28:安全装置、36:スイッチユニット、 36a:キー孔、 38:インターロック回路、 40:キー、 42:安全スイッチ、 46:キーロック機構、 48:ラッチ、 48a:ラッチ爪、 50:開放操作部、 GL:地表面

Claims (6)

  1. 装置内部で入庫車両を移動させるための可動部を有する機械式駐車装置であって、
    車両の入出庫面に配置され、装置内外を前記入出庫面の幅方向に横切るようにして仕切る防護索体と、該防護索体の少なくとも一端を着脱自在に保持する保持部と、該保持部に対し前記防護索体が正規に装着された状態でのみ、前記可動部の動作を許容する安全装置とが設けられ
    前記安全装置には、前記防護索体に固定され、前記保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着可能な専用形状を有するキーと、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記可動部の操作盤の電気回路を導通状態とするスイッチを備えるインターロック回路とが含まれ、
    前記インターロック回路のスイッチは、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて切り換わる接点を、前記スイッチユニット内に有する機械式駐車装置。
  2. 前記インターロック回路のスイッチは、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記キーが接触することで機械的に切り換わる接点を有することを特徴とする請求項1記載の機械式駐車装置。
  3. 前記保持部は、前記キー孔に対する前記キーの差込操作に連動して前記キーを保持し、かつ、前記保持部による前記キーの保持状態を一操作によって解除するキーロック機構を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の機械式駐車装置。
  4. 前記キーロック機構として、前記キーに形成されたラッチ溝と、前記保持部に設けられた、前記キーのラッチ溝に係合して前記キーの抜け方向の移動を阻止するラッチと、該ラッチを前記ラッチ溝から開放する開放操作部とを備えることを特徴とする請求項3記載の機械式駐車装置。
  5. 装置内部で入庫車両を移動させるための可動部と、車両の入出庫面に装置内外を前記入出庫面の幅方向に横切るようにして仕切る防護索体と、該防護索体の少なくとも一端を着脱自在に保持する保持部と、該保持部に対し前記防護索体が正規に装着された状態でのみ、前記可動部の動作を許容する安全装置とを含む機械式駐車装置前記保持部に対し前記防護索体が正規に装着された状態でのみ、前記可動部の動作を許容する機械式駐車装置の可動部の制御方法であって、
    前記安全装置を、前記防護索体に固定され、前記保持部のケースに形成されたキー孔を通過して、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に装着可能な専用形状を有するキーと、前記保持部内のスイッチユニットに設けられたキー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記可動部の操作盤の電気回路を導通状態とするスイッチを備えるインターロック回路とで構成し、
    前記インターロック回路のスイッチとして、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて切り換わる接点を、前記スイッチユニット内に設け、
    前記保持部のキー孔に装着可能な専用形状を有するキーを前記防護索体に固定し、前記保持部に対する前記キーの装着動作により、前記可動部の操作盤の電気回路を導通状態へと切り換えることを特徴とする機械式駐車装置の可動部の制御方法。
  6. 前記インターロック回路のスイッチは、前記各キー孔に対する前記キーの装着を受けて、前記キーが接触することで機械的に切り換わる接点を有することを特徴とする請求項5記載の機械式駐車装置の可動部の制御方法。
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