[go: up one dir, main page]

JP6158680B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6158680B2
JP6158680B2 JP2013220746A JP2013220746A JP6158680B2 JP 6158680 B2 JP6158680 B2 JP 6158680B2 JP 2013220746 A JP2013220746 A JP 2013220746A JP 2013220746 A JP2013220746 A JP 2013220746A JP 6158680 B2 JP6158680 B2 JP 6158680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
locked
connector
locking
locking portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013220746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015082452A (ja
Inventor
幸由 池田
幸由 池田
謙一 池谷
謙一 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2013220746A priority Critical patent/JP6158680B2/ja
Publication of JP2015082452A publication Critical patent/JP2015082452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6158680B2 publication Critical patent/JP6158680B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、レバー式コネクタに係り、たとえば、レバーを操作することでコネクタを相手側コネクタに接合するものに関する。
従来、図10で示すようなレバー式コネクタ301が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
レバー式コネクタ301は、雌型コネクタハウジング303の外壁にレバー305が回動自在に取り付けられている。雌型コネクタハウジング303の両側壁には、一対の雌側レバー係合ボス307が突設されている。また、雌型コネクタハウジング303の後端には、コネクタ嵌合時に回動したレバー305をロックするレバーロック部309が設けられており、このレバーロック部309の両側に当り面311が立設されている。また、レバー305は、レバー係合孔313を有する一対のレバー本体315と、レバー本体315を連結する回動操作部317とから構成されている。回動操作部317の当接面319上のハウジングロック部321の両外側に一対のガタ防止用突起323が突設されている。
また、レバー式コネクタ301では、多数の回路を一括で嵌合するようになっている。すなわち、雌型コネクタハウジング303には複数の端子が設けられており、図示しない相手側コネクタにも複数の端子が設けられている。そして、レバー305が相手側コネクタにも係合している状態でレバー305を回動させると、レバー式コネクタ301に相手側コネクタが接合され、雌型コネクタハウジング303の各端子のそれぞれと、相手側コネクタの各端子のそれぞれとがお互いに接続されるようになっている。
特開2003−36927号公報
ところで、従来のレバー式コネクタでは、レバーの中央部にロック部が設けられているので、縦方向の寸法を小さくすることが難しい(低背化が困難である)という問題がある。
そこで、ロック部をレバーの側方に移すことが考えられるが、多数の端子を設置するために横方向の寸法が大きくなっているレバー式コネクタでは、ロック部をレバーの一方の側部にのみ設けると、ロックを設けていない他方の側部のところが半嵌合状態になってしまい、レバーのロック(係止)が不完全になるという問題がある。
また、ロック部をレバーの両側方に設けることにすると、両方のロック部を同時に解除しながらレバーを操作しなければならないので、レバーの解除操作が難しくなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、コネクタとこのコネクタに設けられたレバーとを備えたレバー式コネクタにおいて、前記レバーの前記コネクタへの係止(ロック)を確実に行うことができるとともに、前記レバーの係止解除(ロック解除)の操作が容易であるレバー式コネクタを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、コネクタと、前記コネクタに係合し前記コネクタに対して所定の限定運動をするレバーと、前記コネクタの一方の端部に設けられた第1の係止部と、前記レバーの一方の端部に設けられた第1の被係止部とを備えて構成され、前記レバーが前記所定の限定運動をして所定の位置にきたときに、前記第1の係止部が前記第1の被係止部に係止され、前記レバーを前記コネクタに係止させる第1のロック部と、前記コネクタの他方の端部に設けられた第2の係止部と、前記レバーの他方の端部に設けられた第2の被係止部とを備えて構成され、前記レバーが前記所定の限定運動をして前記所定の位置にきたときに、前記第2の係止部が前記第2の被係止部に係止され、前記レバーを、前記第1のロック部とともに前記コネクタに係止させる第2のロック部とを有し、前記第1のロック部は、前記第1の被係止部を前記第1の係止部に係止させるときとは逆方向に前記レバーを動かすことで、前記第1の被係止部が前記第1の係止部に係止されている状態が解除され、前記第2のロック部には、係止操作部が設けられており、前記第2のロック部は、係止操作部を操作しているときに、前記第2の被係止部を前記第2の係止部に係止させるときとは逆方向に前記レバーを動かすことで、前記第2の被係止部が前記第2の係止部に係止されている状態が解除されるように構成されているレバー式コネクタである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレバー式コネクタにおいて、前記コネクタは、横方向の寸法の値が縦方向の寸法の値よりも大きい直方体状に形成されており、前記レバーは、中央部と、この中央部の一方の端部から所定の方向に突出している一方の側部と、前記中央部の他方の端部から前記所定の方向に突出している他方の側部とを備えて構成されており、前記一方の側部の所定の部位が前記コネクタの横方向の一端部の所定の部位に係合し、前記他方の側部の所定の部位が前記コネクタの横方向の他端部の所定の部位に係合することで、前記コネクタに対して移動自在になっており、前記第1の被係止部は、前記一方の側部に設けられており、前記第2の被係止部は、前記他方の側部に設けられているレバー式コネクタである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタにおいて、前記第1の被係止部は、前記レバーに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、前記第1の係止部は、前記コネクタに設けられ、前記第1の被係止部を係止するときに前記第1の被係止部に入り込む凸部で構成されており、前記第2の被係止部は、前記レバーに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、前記第2の係止部は、前記コネクタに設けられた弾性部とこの弾性部に設けられた係止突起とを備えて構成されており、前記第2の被係止部を係止するときに前記弾性部が弾性変形し、前記第2の被係止部を係止し終えたときには、前記弾性部が復元して前記係止突起が前記第2の被係止部に入り込むように構成されているか、または、前記第1の被係止部は、前記コネクタに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、前記第1の係止部は、前記レバーに設けられ、前記第1の被係止部を係止するときに前記第1の被係止部に入り込む凸部で構成されており、前記第2の被係止部は、前記コネクタに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、前記第2の係止部は、前記レバーに設けられた弾性部とこの弾性部に設けられた係止突起とを備えて構成されており、前記第2の被係止部を係止するときに前記弾性部が弾性変形し、前記第2の被係止部を係止し終えたときには、前記弾性部が復元して前記係止突起が前記第2の被係止部に入り込むように構成されているレバー式コネクタである。
本発明によれば、コネクタとこのコネクタに設けられたレバーとを備えたレバー式コネクタにおいて、前記レバーの前記コネクタへの係止(ロック)を確実に行うことができるとともに、前記レバーの係止解除(ロック解除)の操作が容易であるレバー式コネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るレバー式コネクタの概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るレバー式コネクタの概略構成を示す斜視図であって、別の角度から見た斜視図である。 図1におけるIII矢視図である。 図3におけるIV矢視図である。 図3におけるV矢視図である。 図3におけるVI矢視図である。 図6におけるVII−VII断面を示す図である。 図7におけるVIII部の拡大図である。 図7におけるIX部の拡大図である。 従来のレバー式コネクタを示す図である。
本発明の実施形態に係るレバー式コネクタ1は、図1等で示すように、コネクタ(たとえばメスコネクタ)3とレバー5とを備えて構成されており、たとえば、レバー5を用いて図示しない相手側コネクタ(たとえばオスコネクタ)をコネクタ3に接合するように構成されている。
また、コネクタ3は、ハウジング7と端子(たとえばメス端子)9とを備えて構成されており、メス端子9がハウジング7内に一体的に設けられている。相手側コネクタも、ハウジングと端子(たとえばオス端子)とを備えて構成されており、オス端子がハウジング内に一体的に設けられている。
コネクタ3に相手側コネクタを接合することで、相手側コネクタのオス端子がコネクタ3のメス端子9に接続されるようになっている。コネクタ3から相手側コネクタを離すことで、相手側コネクタのオス端子がコネクタ3のメス端子9から離れるようになっている。なお、コネクタ3に対する相手側コネクタの位置と姿勢とが所定の関係になっている状態(接合準備完了状態)で、相手側コネクタをコネクタ3に近づく方向に直線的に移動することで、コネクタ3への相手側コネクタの接合がなされるように構成されている。
レバー5は、コネクタ3(ハウジング7)に係合しており、コネクタ3に対して、所定の限定運動を所定の範囲内でするようになっている。たとえば、所定の回動中心軸を回動中心にして、所定の角度だけ回動するようになっている。
相手側コネクタも、レバー5に係合するように構成されている。そして、コネクタ3とレバー5と相手側コネクタとがお互いに係合している状態で、コネクタ3に対するレバー5の所定の限定運動(たとえば、回動)がさなされると、相手側コネクタもコネクタ3やレバー5に対して限定運動をし(たとえば直線的に移動し)、相手側コネクタがコネクタ3に接合され、また、相手側コネクタがコネクタ3から離れるように構成されている。
さらに説明すると、コネクタ3に係合しているレバー5が、限定運動の範囲内で一方の端に位置しており、コネクタ3に対して非接合状態である相手側コネクタにも係合している状態から、限定運動の範囲内で他方の端に向かう方向への移動(回動も含む)をすることで、相手側コネクタがコネクタ3側に移動して、限定運動の範囲内で他方の端もしくはこの近傍まで移動(回動も含む)し終えると、コネクタ3と相手側コネクタとがお互いに接合状態になるように構成されている。
逆に、相手側コネクタがコネクタ3に接合されている状態から、レバー5が、限定運動の範囲内で一方の端に向かう方向への移動(回動も含む)をすることで、相手側コネクタがコネクタ3から離れる側に移動し、限定運動の範囲内で一方の端まで移動し終えると、相手側コネクタがコネクタ3から分離されるように構成されている。
また、レバー式コネクタ1には、第1のロック部(セミロック部)11と第2のロック部(本ロック部)13とが設けられている。
第1のロック部11は、第1の係止部15と第1の被係止部17とを備えて構成されている。第1の係止部15と第1の被係止部17とは、コネクタ3の一方の端部に設けられている。
そして、コネクタ3(ハウジング7)を固定しておいてレバー5に所定の力を加えることで、レバー5が上記所定の限定運動をして所定の位置(限定運動の範囲内での他端の位置)にきたときに、第1の係止部15が第1の被係止部17に係止され、レバー5がコネクタ3(ハウジング7)に係止されるように構成されている。
第2のロック部13は、第2の係止部19と第2の被係止部21とを備えて構成されている。第2の係止部19と第2の被係止部21とは、コネクタ3の他方の端部に設けられている。
そして、コネクタ3(ハウジング7)を固定しておいてレバー5に所定の力を加えることで、レバー5が上記の限定運動をして所定の位置(限定運動の範囲内での他端の位置)にきたときに、第2の係止部19が第2の被係止部21に係止され、第1のロック部11とともに、第2のロック部13が、レバー5をコネクタ3(ハウジング7)に係止するように構成されている。
これらにより、相手側コネクタがコネクタ3に接合され、レバー5の各ロック部11,13によって、相手側コネクタとコネクタ3との接合状態がロックされるようになっている。
また、第1のロック部11は、第1の被係止部17を第1の係止部15に係止させるときとは逆方向にレバー5を動かすことで、第1の被係止部17が第1の係止部15に係止されている状態が解除されるように構成されている。
第2のロック部13には、係止操作部23が設けられている。そして、係止操作部23を操作しているときに、第2の被係止部21を第2の係止部19に係止させるときとは逆方向にレバー5を動かすことで、第2の被係止部21が第2の係止部19に係止されている状態が解除されるように構成されている。
第1の被係止部17を第1の係止部15に係止させる途中の状態(第1のロック部11を係止状態にする途中の段階)では、第1の係止部15、第1の被係止部17の少なくともいずれかが(レバー5の一部、ハウジング7の一部の少なくともいずれかが)、ハウジング7やレバー5から受ける力によって僅かに弾性変形するようになっている。また、第1の被係止部17を第1の係止部15に係止し終えたときには、上記力が無くなり、第1の係止部15、第1の被係止部17が復元するようになっている。
第1のロック部11の係止状態を解除する途中の状態では、第1の被係止部17を第1の係止部15に係止させる途中の状態と同様にして、第1の係止部15、第1の被係止部17の少なくともいずれかが、ハウジング7やレバー5から受ける力によって僅かに弾性変形するようになっている。また、第1のロック部11での係止状態が解除されたときには、上記力が無くなり、第1の係止部15、第1の被係止部17が復元するようになっている。
これから理解されるように、第1の被係止部17を第1の係止部15に係止する途中の状態では、レバー5とハウジング7とに加える力(たとえば、回転モーメント)を、第1の被係止部17の第1の係止部15への係止が進むにしたがって次第に大きくする必要がある。また、第1の被係止部17が第1の係止部15に係止されている状態からこの係止を解除する途中の状態では、レバー5とハウジング7とに加える力(たとえば、回転モーメント)が、第1の被係止部17の係止の解除が進むにしたがって、次第に小さくなる。
第2のロック部13の係止操作部23は、たとえば、第2の係止部19に設けられている。
第2の係止部19を第2の被係止部21に係止させる途中の状態では、第2の係止部19や第2の被係止部21(主に第2の係止部19)が、レバー5から受ける力によって弾性変形するようになっている。また、第2の被係止部21を第2の係止部19に係止し終えたときには、上記力が無くなり、第2の係止部19が復元するようになっている。
第2のロック部13の係止状態を解除するときには、係止操作部23に所定の力を加えて第2の係止部19を弾性変形させることで、第2の係止部19による第2の被係止部21の係止が解除されるようになっている。そして、第2の係止部19が弾性変形して第2の係止部19による第2の被係止部21の係止が解除されていれば、レバー5を動かすことができるようになっている。
これから理解されるように、第2の被係止部21を第2の係止部19に係止する途中の状態では、レバー5とハウジング7とに加える力(たとえば、回転モーメント)を、第2の被係止部21の第2の係止部19への係止が進むにしたがって次第に大きくする必要がある。一方、第2の被係止部21が第2の係止部19に係止されている状態からこの係止を解除する途中の状態では、レバー5とハウジング7とに加える力(たとえば、回転モーメント)が、ほぼ一定の小さな値になる。係止操作部23に別途加えられた力によって第2の係止部19がすでに弾性変形しているので、レバー5で第2の係止部19を弾性変形させる必要が無いからである。
ここで、空間における所定の一方向を前後方向とし、この前後方向に対して直交する所定の一方向を横方向とし、前後方向と横方向とに対して直交する所定の一方向を縦方向とする。
コネクタ3(ハウジング7)やレバー式コネクタ1は、図3で示すように、横方向の寸法の値B1が縦方向の寸法の値H1よりも(たとえば2倍〜3倍程度)大きい直方体状に形成されている。
コネクタ3の前後方向の寸法の値は、縦方向の寸法の値と同程度になっている。コネクタ3のハウジング7には、メス端子9を収容して設置するための端子収容室(キャビティ)25が縦方向と横方向とに所定の間隔をあけならんで設けられている。前後方向の後方から各キャビティ25のそれぞれにメス端子9が挿入されて設置されるようになっている。
レバー5は、中央部27と、この中央部27の一方の端部から所定の方向に突出している一方の側部29と、中央部27の他方の端部から上記所定の方向に突出している他方の側部31とを備えて構成されており、「U」字状に形成されている。
一方の側部29の所定の部位がコネクタ3(ハウジング7)の横方向一端部の所定の部位に係合し、他方の側部31の所定の部位がコネクタ3(ハウジング7)の横方向他端部の所定の部位に係合することで、レバー5がコネクタ3に対して回動自在になっている。
コネクタ3は、この横方向でレバー5の各側部29,31によって挟まれている。第1の被係止部17は、レバー5の一方の側部29に設けられており、第1の係止部15は、コネクタ3(ハウジング7)の横方向の一端部に設けられており、第2の被係止部21は、レバー5の他方の側部31に設けられており、第2の係止部19は、コネクタ3(ハウジング7)の横方向の他端部に設けられている。
各ロック部11,13のロック状態(各被係止部17,21のそれぞれが各係止部15,19のそれぞれに形成されている状態)では、レバー式コネクタ1が直方体状になっている。より詳細には、各ロック部11,13がロック状態になっているレバー式コネクタ1を前後方向から見ると、長方形状になっており、長方形の2つの長辺のうちの一方の長辺がレバー5の中央部27の輪郭の一部で形成されており、長方形の2つの長辺のうちの他方の長辺がコネクタ3(ハウジング7)の輪郭の一部で形成されており、長方形の2つの短辺のうちの一方の短辺がレバー5の一方の側部29の輪郭の一部で形成されており、長方形の2つの短辺のうちの他方の短辺がレバー5の他方の側部31の輪郭の一部で形成されている。
また、第1の被係止部17は、レバー5に設けられた貫通孔(凹部でもよい)33で構成されており、第1の係止部15は、コネクタ3(ハウジング7)に設けられた凸部(突起)35で構成されている。そして、第1の被係止部17を係止するとき第1の係止部15(凸部35)が第1の被係止部17(貫通孔33)に入り込むように構成されている(図7、図8参照)。
第2の被係止部21は、レバー5に設けられた貫通孔(凹部でもよい)37で構成されており、第2の係止部19は、コネクタ3(ハウジング7)に設けられた弾性部(たとえば、弾性アーム部)39と、弾性部39に設けられた係止突起41と、弾性部39に設けられた係止操作部23とを備えて構成されている。
そして、第2の被係止部21を係止するときに(係止する途中の状態では)、弾性部39が弾性変形し、第2の被係止部21を係止し終えたときには、弾性部39が復元して係止突起41(第2の係止部19)が第2の被係止部21(貫通孔37)に入り込むように構成されている。
第2の被係止部21が第2の係止部19に係止されている状態の解除は、係止操作部23を操作して弾性部39を弾性変形させ、係止突起41を第2の被係止部21から抜くようにしてなされるようになっている。
レバー式コネクタ1等についてさらに詳しく説明する。
コネクタ3のハウジング7、レバー5、相手側コネクタのハウジングは、合成樹脂等の絶縁性の材料で構成されており、コネクタ3のメス端子9、相手側コネクタのオス端子は、金属等の導電性の材料で構成されている。
コネクタ3のハウジング7は、上述したように直方体状に形成されており、メス端子9が収容されて設置されるキャビティ25が、前後方向に延び、縦横方向にならんでも設けられている。相手側コネクタは、コネクタ3の前側からコネクタ3に接合されるようになっており、前側で開口しているキャビティ25に相手側コネクタのオス端子が挿入されて、キャビティ25に設置されているメス端子9に接続されるようになっている。
コネクタ3のハウジング7には、一対の突起(レバー5が係合する突起)43が設けられている。一対の突起のうちの一方の突起43は、横方向におけるハウジング7の一方の端面の中央部で一方の端面から突出している。一対の突起のうちの他方の突起43は、横方向におけるハウジング7の他方の端面の中央部で他方の端面から突出している。2つの突起43は、中心面(コネクタ3の中心を含み横方向に対して直交する平面)に対して対称に配置されている。
第1の係止部15は、四角錐台等の錐台状に形成された突起35で構成されている。突起35は、横方向におけるハウジング7の一方の端面から突出している。また、突起35は、前後方向では上述した突起43とほぼ同じところに位置しており、縦方向では、一端部のところに位置している。
第2の係止部19は、上述したように、弾性部39と係止突起41と係止操作部23とを備えて構成されており、中心面(コネクタ3の中心を含み横方向に対して直交する平面)に対して、第1の係止部15とほぼ対称に配置されている。
弾性部39は、片持ち梁状に形成されており、コネクタ3のハウジング7から突出している。係止突起41は、弾性部39の先端に形成されている。また、係止操作部23は、たとえば、係止突起41と兼用されている。
なお、突起43、突起35、弾性部39、係止突起41、係止操作部23は、ハウジング7とともに一体成形されている。
レバー5の各側部29,31のそれぞれには、貫通孔47が設けられている。各貫通孔47は、中心面(レバー5の中心を含み横方向に対して直交する平面)に対してお互いがほぼ対称に配置されている。
各貫通孔47のそれぞれにハウジング7の各突起43のそれぞれが入り込むことで、図5や図6等で示す回動中心軸(横方向に延びている中心軸)C1を回動中心にして、レバー5がコネクタ3に対して回動するようになっている。
なお、図5や図6等で示す状態では、各ロック部11,13はロック状態にあり、レバー5は、図5で示す状態から、中心軸C1を中心にして、反時計まわりに所定の角度(たとえば90°程度)回動するようになっている。
第1の被係止部17は、一方の側部29に設けられた貫通孔33で構成されている。第1のロック部11は、貫通孔33にコネクタ3の凸部35が嵌合状態で入り込むことでロック状態になるように構成されている。
第2の被係止部21は、他方の側部31に設けられた貫通孔37で構成されている。貫通孔33と貫通孔37とは、中心面に対してお互いがほぼ対称に配置されている。第2のロック部13は、貫通孔37にコネクタ3の係止突起41が嵌合状態で入り込むことでロック状態になるように構成されている。
なお、レバー5の他方の側部31には、貫通孔37を囲むようにして凹部49が形成されている。凹部49は、他方の側部31の外側の面から内側(中央部27側)に凹んでおり、人の指先が入る程度の大きさになっている。
そして、凹部49に指先を入れて、図9の上側に係止操作部23を押して弾性部39を上方に弾性変形させ係止突起41を貫通孔37から抜くことで、第2のロック部13のロック状態が解除されるようになっている。
また、レバー5の各側部29、31には、図示しない細長いカム溝(貫通孔でもよい)が形成されており、これらのカム溝のそれぞれに相手側コネクタの各突起(カム突起)のそれぞれが入り込んで係合することで、コネクタ3とレバー5と相手側コネクタとがお互いに限定運動をするように構成されている。
すなわち、レバー5がテコになっており、レバー5を小さな力で適宜回動することで、コネクタ3と相手側コネクタとの接合・分離が大きな力でなされるようになっている。
次に、レバー式コネクタ1の動作を説明する。
初期状態では、相手側コネクタがコネクタ3から離れており、コネクタ3に対する相手側コネクタの位置と姿勢とが所定の関係になっている状態(接合準備完了状態)でレバー5がコネクタ3と相手側コネクタとに係合している。
上記初期状態で、レバー5の中央部27を持ってレバー5を所定の方向に回動すると、相手側コネクタがコネクタ3に接合されるとともに、各ロック部11,13がロック状態になり(図5〜図9等参照)、レバー5がコネクタ3と一体化し回動しない状態になる。
相手側コネクタがコネクタ3に接合されている状態を解除するには、レバー5の凹部49に指先を入れて、図9の上側に係止操作部23を押して弾性部39を上方に弾性変形させ係止突起41を貫通孔37から抜く。
この係止突起41が貫通孔37から抜けている状態を維持したまま、レバー5を逆方向に所定の角度回動する。
レバー式コネクタ1によれば、コネクタ3やレバー5の一方の端部に第1の係止部15や第1の被係止部17が設けられており、コネクタ3やレバー5の他方の端部に第2の係止部19や第2の被係止部21が設けられているので、レバー5のコネクタ3への係止を確実に行うことができるとともに、低背化(縦方向の寸法H1を小さくすること)が可能になる。
また、第1のロック部11では、第1の被係止部17を第1の係止部15に係止させるときとは逆方向にレバー5を動かすだけで、第1の被係止部17が第1の係止部15に係止されている状態が解除されるよう構成されており、第2のロック部13では、係止操作部23を操作していることに加えて第2の被係止部21を第2の係止部19に係止させるときとは逆方向にレバー5を動かすことで、第2の被係止部21が第2の係止部19に係止されている状態が解除されるように構成されているので、レバー5の係止解除の操作を1つの係止操作部23を操作するだけで行うことができ、レバー5の係止解除の操作が容易になる。
また、レバー式コネクタ1によれば、コネクタ3が横方向の寸法の値が縦方向の寸法の値よりも大きい直方体状に形成されており、レバー5が「U」字状に形成されており、第1の被係止部17が、レバー5の一方の側部31に設けられており、第2の被係止部21がレバー5の他方の側部33に設けられているので、レバー式コネクタ1の一層の低背化をはかることができ、レバー5を横方向の両端部でバランス良くコネクタ3に係止する(ロック状態にする)ことができる。
また、レバー式コネクタ1によれば、第1の被係止部17がレバー5に設けられた貫通孔33で構成されており、第1の係止部15がコネクタ3に設けられた凸部35で構成されており、第2の被係止部21がレバー5に設けられた貫通孔33で構成されており、第2の係止部19が、コネクタ3に設けられた弾性部39とこの弾性部39に設けられた係止突起41とを備えて構成されているので、各ロック部11,13の構成が簡素化されているにもかかわらず、レバー5のコネクタ3への係止を確実に行うことができる。
ところで、レバー式コネクタ1において、前記第1の被係止部がコネクタ(ハウジング)に設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、前記第1の係止部が前記レバーに設けられ、前記第1の被係止部を係止するときに前記第1の被係止部に入り込む凸部で構成されていてもよい。
さらに、レバー式コネクタ1において、前記第2の被係止部が前記コネクタ(ハウジング)に設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、前記第2の係止部が前記レバーに設けられた弾性部とこの弾性部に設けられた係止突起と前記弾性部に設けられた係止操作部とを備えて構成されており、前記第2の被係止部を係止するときに(係止する途中の状態では)前記弾性部が弾性変形し、前記第2の被係止部を係止し終えたときには、前記弾性部が復元して前記係止突起が前記第2の被係止部に入り込むように構成されていてもよい。
1 レバー式コネクタ
3 コネクタ
5 レバー
11 第1のロック部
13 第2のロック部
15 第1の係止部
17 第1の被係止部
19 第2の係止部
21 第2の被係止部
27 中央部
29 一方の側部
31 他方の側部
33 貫通孔
35 凸部
37 貫通孔
39 弾性部
41 係止突起

Claims (3)

  1. コネクタと、
    前記コネクタに係合し前記コネクタに対して所定の限定運動をするレバーと、
    前記コネクタの一方の端部に設けられた第1の係止部と、前記レバーの一方の端部に設けられた第1の被係止部とを備えて構成され、前記レバーが前記所定の限定運動をして所定の位置にきたときに、前記第1の係止部が前記第1の被係止部に係止され、前記レバーを前記コネクタに係止させる第1のロック部と、
    前記コネクタの他方の端部に設けられた第2の係止部と、前記レバーの他方の端部に設けられた第2の被係止部とを備えて構成され、前記レバーが前記所定の限定運動をして前記所定の位置にきたときに、前記第2の係止部が前記第2の被係止部に係止され、前記レバーを、前記第1のロック部とともに前記コネクタに係止させる第2のロック部と、
    を有し、前記第1のロック部は、前記第1の被係止部を前記第1の係止部に係止させるときとは逆方向に前記レバーを動かすことで、前記第1の被係止部が前記第1の係止部に係止されている状態が解除され、
    前記第2のロック部には、係止操作部が設けられており、前記第2のロック部は、係止操作部を操作しているときに、前記第2の被係止部を前記第2の係止部に係止させるときとは逆方向に前記レバーを動かすことで、前記第2の被係止部が前記第2の係止部に係止されている状態が解除されるように構成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 請求項1に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記コネクタは、横方向の寸法の値が縦方向の寸法の値よりも大きい直方体状に形成されており、
    前記レバーは、中央部と、この中央部の一方の端部から所定の方向に突出している一方の側部と、前記中央部の他方の端部から前記所定の方向に突出している他方の側部とを備えて構成されており、
    前記一方の側部の所定の部位が前記コネクタの横方向の一端部の所定の部位に係合し、前記他方の側部の所定の部位が前記コネクタの横方向の他端部の所定の部位に係合することで、前記コネクタに対して移動自在になっており、
    前記第1の被係止部は、前記一方の側部に設けられており、
    前記第2の被係止部は、前記他方の側部に設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記第1の被係止部は、前記レバーに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、
    前記第1の係止部は、前記コネクタに設けられ、前記第1の被係止部を係止するときに前記第1の被係止部に入り込む凸部で構成されており、
    前記第2の被係止部は、前記レバーに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、
    前記第2の係止部は、前記コネクタに設けられた弾性部とこの弾性部に設けられた係止突起とを備えて構成されており、前記第2の被係止部を係止するときに前記弾性部が弾性変形し、前記第2の被係止部を係止し終えたときには、前記弾性部が復元して前記係止突起が前記第2の被係止部に入り込むように構成されているか、
    または、
    前記第1の被係止部は、前記コネクタに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、
    前記第1の係止部は、前記レバーに設けられ、前記第1の被係止部を係止するときに前記第1の被係止部に入り込む凸部で構成されており、
    前記第2の被係止部は、前記コネクタに設けられた貫通孔もしくは凹部で構成されており、
    前記第2の係止部は、前記レバーに設けられた弾性部とこの弾性部に設けられた係止突起とを備えて構成されており、前記第2の被係止部を係止するときに前記弾性部が弾性変形し、前記第2の被係止部を係止し終えたときには、前記弾性部が復元して前記係止突起が前記第2の被係止部に入り込むように構成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
JP2013220746A 2013-10-24 2013-10-24 レバー式コネクタ Expired - Fee Related JP6158680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013220746A JP6158680B2 (ja) 2013-10-24 2013-10-24 レバー式コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013220746A JP6158680B2 (ja) 2013-10-24 2013-10-24 レバー式コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015082452A JP2015082452A (ja) 2015-04-27
JP6158680B2 true JP6158680B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=53012936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013220746A Expired - Fee Related JP6158680B2 (ja) 2013-10-24 2013-10-24 レバー式コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6158680B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2574778Y2 (ja) * 1992-11-27 1998-06-18 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2012238498A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015082452A (ja) 2015-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2362498B1 (en) Male and female connectors and electrical connector including the same
JP4985172B2 (ja) レバー式コネクタ
JP3163947U (ja) コネクタ位置保証装置を有する電気コネクタアセンブリ
JP6927641B2 (ja) 二次ロッキングデバイスを備えた電気コネクターシステム
US7255581B2 (en) Lever-type connector
US20160079699A1 (en) Connector
CN102386525B (zh) 杠杆型连接器
JP6288125B2 (ja) コネクタ
CN102986090B (zh) 杠杆式连接器
JP5784529B2 (ja) レバー式コネクタ
JP6370341B2 (ja) コネクタ
JP6944331B2 (ja) コネクタ及びコネクタ組立体。
JP2013026154A (ja) レバー式コネクタ
CN108063335A (zh) 具有一体式杆锁定系统的连接器组装件
JP5776667B2 (ja) コネクタ
KR20140127894A (ko) 레버식 커넥터
JP5754388B2 (ja) コネクタ
JP6158680B2 (ja) レバー式コネクタ
WO2016060131A1 (ja) コネクタ
JP4387268B2 (ja) 電気的接続装置
JP4475178B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2020126714A (ja) レバー式コネクタ
WO2014111133A1 (en) Sealed electrical connector assembly
JP6115521B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2014120443A (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6158680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees