JP6157388B2 - 双方向dcdcコンバータ - Google Patents
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Description
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、昇降圧比が大きくても電力変換効率の高い双方向DCDCコンバータを得ることを目的とする。
第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路と変圧器と第1リアクトルとコンデンサと制御装置とを有し、第1電気装置と第2電気装置との間で双方向に電力変換する双方向DCDCコンバータであって、
前記第1フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続された第1ハーフブリッジ回路と第2ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記第2フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続された第3ハーフブリッジ回路と第4ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記変圧器は、巻数N1の第1巻線と巻数N2の第2巻線とを有し、前記巻数N1が前記巻数N2より多いものであって、かつ前記第1電気装置の電圧範囲の下限電圧をVbuslとし、前記第2電気装置の電圧範囲の上限電圧をVBhとするとき、前記変圧器の巻数比N1/N2が次の式
N1/N2≦Vbusl/VBh
を満たすように決定されたものであり、
前記第1フルブリッジ回路の直流側に前記コンデンサが並列に接続されるとともに前記第1フルブリッジ回路の直流側が前記第1電気装置に接続されるものであり、前記第1フルブリッジ回路の交流側が前記変圧器の前記第1巻線に接続され、前記変圧器の前記第2巻線に前記第2フルブリッジ回路の交流側が接続され、前記第2フルブリッジ回路の直流側に前記第1リアクトルを介して前記第2電気装置が接続されるものであり、
前記制御装置は、前記変圧器の前記第1巻線側から前記第2巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも進ませ、前記変圧器の前記第2巻線側から前記第1巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも遅らせるものである
第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路と変圧器と第1リアクトルと第2リアクトルとコンデンサと制御装置とを有し、第1電気装置と第2電気装置との間で双方向に電力変換する双方向DCDCコンバータであって、
前記第1フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続されるとともに前記二つのスイッチング素子にそれぞれ並列コンデンサが並列に接続された第1ハーフブリッジ回路と第2ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記第2フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続された第3ハーフブリッジ回路と第4ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記変圧器は、第1巻線と第2巻線とを有するものであり、
前記第1フルブリッジ回路の直流側に前記コンデンサが並列に接続されるとともに前記第1フルブリッジ回路の直流側が前記第1電気装置に接続されるものであり、前記第1フルブリッジ回路の交流側が前記第2リアクトルを介して前記変圧器の前記第1巻線に接続され、前記変圧器の前記第2巻線に前記第2フルブリッジ回路の交流側が接続され、前記第2フルブリッジ回路の直流側に前記第1リアクトルを介して前記第2電気装置が接続されるものであり、
前記第2ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子の導通状態が切り替わるときの前記コンデンサの電圧をVbusとし、前記第2リアクトルのインダクタンスをL、前記第2リアクトルに流れている電流の絶対値をIeとし、前記並列コンデンサの容量をCとするとき、Vbus/Ie=√(L/2C)の条件を満たすように、前期第2リアクトルのインダクタンスLと前記並列コンデンサの容量Cとが決定されたものであり、
前記制御装置は、前記変圧器の前記第1巻線側から前記第2巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも進ませ、前記変圧器の前記第2巻線側から前記第1巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも遅らせ、かつ前記第1ハーフブリッジ回路および前記第2ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子をともに非導通となるデッドタイム期間を設けて開閉制御し、前記第3ハーフブリッジ回路および前記第4ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子を同時に導通する重なりタイム期間を設けて開閉制御するものである。
図1〜図5は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は双方向DCDCコンバータの構成を示す構成図、図2は双方向DCDCコンバータが降圧動作を行うときの動作を説明するための説明図、図3は蓄電池の電圧とデューティ比との関係を示す説明図である。図4は双方向DCDCコンバータが昇圧動作を行うときの動作を説明するための説明図、図5は昇圧動作時の制御信号の切替わりタイミングの詳細を示す説明図である。図1において、変圧器としてのトランス1は第1巻線としての一次巻線1aの巻数がN1、第2巻線としての二次巻線1bの巻数がN2(N1>N2)、巻数比N1/N2であり、二次巻線1bにはItの電流が流れるものとする。Itの向きは、トランス1の一次巻線1aから二次巻線1bに電力変換するときは、実線の矢印の向きを正方向とし、トランス1の二次巻線1bから一次巻線1aに電力変換するときは、点線の矢印の向きを正方向とする。
Vr=Vbus×N2/N1 … (1)
よってTonの期間、電圧Vrは図2に示すように電圧が一定な波形となる。
トランス1の二次巻線1bに流れる電流Itは、図2に示すように第1リアクトル5があるため徐々に直線的に上昇する波形となる。この間、第1リアクトル5にエネルギーが蓄えられつつ、蓄電池7にエネルギーが充電される。
このとき、蓄電池7の電圧VBは、電圧Vrを平均した値になるので
VB=Vr×Ton/T1(=T2) … (2)
となる。T1=Ton+Toffは一定値であるので、蓄電池7の電圧VBはTonを変えることで任意の電圧に降圧することができる。
VB=Vbus×(N2/N1)×Ton/T1 … (3)
となる。トランス1の巻数比N1/N2で変圧した電圧にデューティ比を乗算した電圧となる。
Vr=VB×1/(1−Ton/T1) … (4)
となる。
(4)式は、一般的な、昇圧チョッパーの入力電圧、出力電圧、デューティ比の関係と同様であるので、詳細な説明は省略する。T1=Ton+Toffは一定値であるので、Tonを変えることで蓄電池7の電圧VBを任意の電圧Vrに昇圧することができる。なお電圧VrはToffの期間、図4に示すように電圧が一定な波形になる。
Vbus=Vr×N1/N2 … (5)
蓄電池の電圧VBと直流母線8の電圧Vbusの関係は、(5)式と(4)式より
Vbus=VB×1/(1−Ton/T1)×N1/N2 … (6)
すなわち、第1リアクトル5で昇圧した電圧に、さらにトランス1の巻数比N1/N2を乗算した電圧となる。トランス1による変圧比N1/N2は一定であるが、Tonを変えることで、蓄電池7の電圧VBを任意の電圧例えば直流母線8の電圧Vbusに昇圧することができる。トランス1の二次巻線1bに流れる電流Itは、図4に示すように、第1リアクトル5に充電したエネルギーを放電するため、直線的に徐々に減少するような波形になる。
T1期間とT2期間を繰り返すことで、トランス1に交流電流が流れ、トランス1はエネルギーを二次巻線1bから一次巻線1aに伝達することができる。このようにして蓄電池7に充電されたエネルギーがトランス1を介して直流母線8に送られる。
図6〜図8は、実施の形態2を示すものであり、図6は双方向DCDCコンバータの構成を示す構成図、図7は図6の双方向DCDCコンバータが降圧動作を行うときの動作を説明するための説明図、図8は図6の双方向DCDCコンバータが昇圧動作を行うときの動作を説明するための説明図である。この実施の形態は、損失をさらに低減するためにスイッチング素子Q21〜Q24の電圧が0ボルトになったときにスイッチングする零電圧スイッチングによるいわゆるソフトスイッチングを行うものである。図6において、第1フルブリッジ回路としての一次巻線側フルブリッジ回路22は、直列に接続されたスイッチング素子Q21とスイッチング素子Q22と、このスイッチング素子Q21とスイッチング素子Q22にそれぞれ並列に接続された並列コンデンサとしてのコンデンサC21,C22とを有する第1ハーフブリッジ回路としてのハーフブリッジ回路22aと、直列に接続されたスイッチング素子Q23とスイッチング素子Q24と、このスイッチング素子Q23とスイッチング素子Q24にそれぞれ並列に接続された並列コンデンサとしてのコンデンサC23,C24とを有する第2ハーフブリッジ回路としてのハーフブリッジ回路22bを有する。
Vr=Vbus×N2/N1 … (1)
よって、Tonの期間、電圧Vrは図7に示すように電圧が一定な波形となる。ただし、Ton期間になった瞬間、電圧Vrは電圧が急激に立ち上がるためオーバーシュートが発生することがある。このような場合、図6の電圧Vrに相当する位置に、図には示していないが、抵抗とコンデンサを直列に接続したRCスナバ回路、コンデンサのみを接続したCスナバ回路等のスナバ回路を接続することもある。
また、トランス1の二次巻線1bに流れる電流Itは、図7に示すように第1リアクトル5があるため徐々に直線的に上昇する波形となる。この間、第1リアクトル5にエネルギーが蓄えられつつ、蓄電池7にエネルギーが充電されている。
トランス1の二次側に流れる電流Itは、図7に示すように、徐々に直線的に減少するような波形になる。この期間は、第1リアクトル5に蓄えられたエネルギーにより、蓄電池7は充電される。
VB≒Vr×Ton/T21(=T22) … (7)
蓄電池7の電圧VBと直流母線8の電圧Vbusとの関係は、(1)式、(7)式より
VB=Vbus×N2/N1×Ton/T21 … (8)
となる。すなわち、トランス1の巻数比で変圧した電圧にデューティ比を乗算した電圧となる。
図8は、昇圧動作を行うときの制御信号S61〜S64、S81〜S84とトランス1の二次巻線1bに流れる電流Itと第2フルブリッジ回路4の直流側の電圧Vrとの関係を示す図である。制御信号S61、S62のローからハイ、ハイからローへの切換えタイミングのみ他の制御信号と位相がβ2だけ遅れるようにずらしたものである。なお、制御信号がハイのときスイッチング素子はオン、制御信号がローのときスイッチング素子はオフするものとする。
トランス1の二次巻線1bに流れる電流Itは、図8に示すように、徐々に直線的に増加するような波形となり、第1リアクトル5にエネルギーが充電される。なお、この期間は、蓄電池7のエネルギーを直接、直流母線8側へ放電していないため、コンデンサ3に充電されたエネルギーを直流母線8側へ放電し、直流母線8の電圧Vbusを維持している。
Vr=VB×1/(1−Ton/T21) … (9)
となる。(9)式は、一般的な、昇圧チョッパーの入力電圧、出力電圧、デューティ比の関係と同じであるので、詳細な説明は省略する。T21=Ton+Toff+Td1+Td2は一定値であるので、Tonを変えることで蓄電池7の電圧VBを任意の電圧Vrに昇圧することができる。また電圧VrはToffの期間、図8に示すように電圧が一定な波形になる。
トランス1の二次巻線1bには電圧Vrと同じ電圧が印加され、トランス1の一次巻線1aには巻数比に比例した電圧が誘起される。第2リアクトル25に印加される電圧は非常に小さいので無視すると、直流母線8にはトランス1の一次巻線1aの電圧が出力されることになるので、直流母線8の電圧Vbusは、以下のように表すことができる。
Vbus=Vr×N1/N2 … (10)
Vbus=VB×1/(1−Ton/T21)×N1/N2 … (11)
となる。第1リアクトル5で昇圧した電圧に、更にトランス1の巻数比を乗算した電圧になる。トランス1による変圧率は一定であるが、Tonを変えることで、蓄電池7の電圧VBを任意の直流母線8の電圧Vbusに昇圧することができる。
トランス1の二次側に流れる電流Itは、図8に示すように、第1リアクトル5に充電したエネルギーを放電するため、直線的に徐々に減少するような波形になる。
T21期間とT22期間を繰り返すことで、トランス1に交流電流が流れ、トランス1はエネルギーを二次巻線1bから一次巻線1aに伝達することができる。このようにして蓄電池7に充電されたエネルギーがトランス1を介して直流母線8に送られる。
Vc=Q/C=Id1×Td1/(C21+C22) … (12)
コンデンサC21、C22は同じ値にしても特に問題ないので、C21=C22とすれば、(12)式は、
Vc=Id1×Td1/2C21 … (13)
となる。ここでVcを直流母線8の電圧Vbus以上にすることでスイッチング素子Q21,Q22をソフトスイッチングすることができる。
従って、
Vc=Id1×Td1/2C21≧Vbus … (14)
となるようにコンデンサC21、C22を選定すればよい。
1/2×L×Ie×Ie=1/2×(C23+C24)×Vcmax×Vcmax … (15)
スイッチング素子Q23,Q24を0ボルトスイッチングするためには、Vcmax≧Vbusが成り立てばよいので、(15)式は
1/2×L×Ie×Ie≧1/2×(C23+C24)×Vbus×Vbus … (16)
となる。コンデンサC23、C24は同じ値にしても特に問題ないので、C23=C24とすれば、(16)式から、
1/2×L×Ie×Ie≧1/2×2C23×Vbus×Vbus … (17)
の関係が成り立つ。
1/2×L×Ie2×Ie2=1/2×2C23×Vbus×Vbus … (18)
ここで、トランス1の一次巻線1aに流れる電流の連続性を考えると、Ie2≧Ieとなることが望ましい。もし、Ie2<IeとなるとTd2期間からTon期間に切り替わった瞬間、第1リアクトル5に流れていた電流が、スムーズにトランス1の二次巻線1bに流れないため、第2フルブリッジ回路4の直流側の電圧Vrが急激に上昇し、第2フルブリッジ回路4のスイッチング素子が過電圧で破壊する可能性がある。ただし、Ie2>Ieの場合は、Td2期間からTon期間に切り替わった瞬間、トランス1の二次巻線1bにIe2に相当する電流が流れるが、特に不具合が発生することはない。よって、Ie2≧Ieとおけば、(18)式は
1/2×L×Ie×Ie≦1/2×2C23×Vbus×Vbus … (19)
となる。降圧時の(17)式と昇圧時の(19)式の両方を満足するためには以下の関係が成り立てばよい。
1/2×L×Ie×Ie=1/2×2C23×Vbus×Vbus … (20)
Vbus/Ie=√(L/2C23) … (21)
第2リアクトル25とコンデンサC23、C24の比は(21)式を満足するように設定すればよい。また第2リアクトル25、もしくはコンデンサC23、C24に蓄えられるエネルギーが最大になるまでの時間は、第2リアクトル25とコンデンサC23、C24の共振周期の1/2になるので、Td2と第2リアクトル25とコンデンサC23、C24の関係を次のように設定することで、最適なタイミングでTd2期間からTon期間に切り替えることができる。
Td2=π√(L×2C23) … (22)
なお、第2リアクトル25の値は、正確にはトランス1の漏れインダクタンスを含んだ値である。トランス1の漏れインダクタンスや線路のインダクタンスで、(21)式、(22)式が満足すれば、第2リアクトル25を特別に設けることを要せずこれらインダクタンスを第2リアクトルとして用いることができる。このように第2リアクトル25とコンデンサC23、C24を選定することで、スイッチング素子Q23,Q24を零電圧スイッチングすることができると同時に、昇圧時に第2フルブリッジ回路4の直流側に過大な電圧が発生するのを抑制することができる。
3 コンデンサ、4 二次巻線側フルブリッジ回路、4a,4b ハーフブリッジ回路、Q41〜Q44 スイッチング素子、5 第1リアクトル、6 制御回路、7 蓄電池、8 直流母線、22 一次巻線側フルブリッジ回路、
22a,22b ハーフブリッジ回路、C21〜C24 コンデンサ、
25 第2リアクトル、26 制御回路。
Claims (7)
- 第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路と変圧器と第1リアクトルとコンデンサと制御装置とを有し、第1電気装置と第2電気装置との間で双方向に電力変換する双方向DCDCコンバータであって、
前記第1フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続された第1ハーフブリッジ回路と第2ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記第2フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続された第3ハーフブリッジ回路と第4ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記変圧器は、巻数N1の第1巻線と巻数N2の第2巻線とを有し、前記巻数N1が前記巻数N2より多いものであって、かつ前記第1電気装置の電圧範囲の下限電圧をVbuslとし、前記第2電気装置の電圧範囲の上限電圧をVBhとするとき、前記変圧器の巻数比N1/N2が次の式
N1/N2≦Vbusl/VBh
を満たすように決定されたものであり、
前記第1フルブリッジ回路の直流側に前記コンデンサが並列に接続されるとともに前記第1フルブリッジ回路の直流側が前記第1電気装置に接続されるものであり、前記第1フルブリッジ回路の交流側が前記変圧器の前記第1巻線に接続され、前記変圧器の前記第2巻線に前記第2フルブリッジ回路の交流側が接続され、前記第2フルブリッジ回路の直流側に前記第1リアクトルを介して前記第2電気装置が接続されるものであり、
前記制御装置は、前記変圧器の前記第1巻線側から前記第2巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも進ませ、前記変圧器の前記第2巻線側から前記第1巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも遅らせるものである
双方向DCDCコンバータ。 - 前記第1フルブリッジ回路は、その直流側の電圧が前記第2フルブリッジ回路の直流側の電圧よりも高いものである請求項1に記載の双方向DCDCコンバータ。
- 前記制御装置は、前記第1ハーフブリッジ回路および前記第2ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子をともに非導通となるデッドタイム期間を設けて開閉制御し、前記第3ハーフブリッジ回路および前記第4ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子を同時に導通する重なりタイム期間を設けて開閉制御するものである請求項1または請求項2に記載の双方向DCDCコンバータ。
- 第2リアクトルを有するものであって、
前記第2リアクトルは、前記第1フルブリッジ回路と前記変圧器との間に挿入されたものであり、
前記第1ハーフブリッジ回路と前記第2ハーフブリッジ回路は、おのおののそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子にそれぞれ並列に接続された並列コンデンサを有するものである請求項3に記載の双方向DCDCコンバータ。 - 前記第2ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子の導通状態が切り替わるときの前記コンデンサの電圧をVbusとし、前記第2リアクトルのインダクタンスをL、前記第2リアクトルに流れている電流の絶対値をIeとし、前記並列コンデンサの容量をCとするとき、Vbus/Ie=√(L/2C)の条件を満たすように、前期第2リアクトルのインダクタンスLと前記並列コンデンサの容量Cとが決定されたものである請求項4に記載の双方向DCDCコンバータ。
- 第1フルブリッジ回路と第2フルブリッジ回路と変圧器と第1リアクトルと第2リアクトルとコンデンサと制御装置とを有し、第1電気装置と第2電気装置との間で双方向に電力変換する双方向DCDCコンバータであって、
前記第1フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続されるとともに前記二つのスイッチング素子にそれぞれ並列コンデンサが並列に接続された第1ハーフブリッジ回路と第2ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記第2フルブリッジ回路は、それぞれ二つのスイッチング素子が直列に接続された第3ハーフブリッジ回路と第4ハーフブリッジ回路とを有するものであり、
前記変圧器は、第1巻線と第2巻線とを有するものであり、
前記第1フルブリッジ回路の直流側に前記コンデンサが並列に接続されるとともに前記第1フルブリッジ回路の直流側が前記第1電気装置に接続されるものであり、前記第1フルブリッジ回路の交流側が前記第2リアクトルを介して前記変圧器の前記第1巻線に接続され、前記変圧器の前記第2巻線に前記第2フルブリッジ回路の交流側が接続され、前記第2フルブリッジ回路の直流側に前記第1リアクトルを介して前記第2電気装置が接続されるものであり、
前記第2ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子の導通状態が切り替わるときの前記コンデンサの電圧をVbusとし、前記第2リアクトルのインダクタンスをL、前記第2リアクトルに流れている電流の絶対値をIeとし、前記並列コンデンサの容量をCとするとき、Vbus/Ie=√(L/2C)の条件を満たすように、前期第2リアクトルのインダクタンスLと前記並列コンデンサの容量Cとが決定されたものであり、
前記制御装置は、前記変圧器の前記第1巻線側から前記第2巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも進ませ、前記変圧器の前記第2巻線側から前記第1巻線側に電力変換する場合は前記第1から第4までのハーフブリッジ回路のうちの前記第1ハーフブリッジ回路または前記第2ハーフブリッジ回路の開閉タイミングを他のハーフブリッジ回路の開閉タイミングよりも遅らせ、かつ前記第1ハーフブリッジ回路および前記第2ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子をともに非導通となるデッドタイム期間を設けて開閉制御し、前記第3ハーフブリッジ回路および前記第4ハーフブリッジ回路のそれぞれ直列に接続された前記二つのスイッチング素子を同時に導通する重なりタイム期間を設けて開閉制御するものである
双方向DCDCコンバータ。 - 前記第1電気装置はエレベータの巻上機であり、前記第2電気装置は蓄電池である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の双方向DCDCコンバータ。
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