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JP6125570B2 - 交換部材の固定手段 - Google Patents

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Description

本発明は、定期的に交換する交換部材を床面や壁面などの被固定部材に着脱自在に設置するための交換部材の固定手段に関する。
定期的に交換されるレンタル用品として、コンビニエンスストアや飲食店のような店舗、さらに、ホテルや病院、学校のようなあらゆる建物の出入口床面に着脱自在に設置される靴拭き用マット、そして、店舗や建物内のトイレやエレベータなどの壁面に着脱自在に設置される芳香消臭装置などが提供されている。
レンタル用の靴拭き用マットは、床面(被固定部材)上に敷かれる四角形平板状のベースと、パイルを植設した四角形状のマット本体とを備え、ベース上にマット本体が重ね合わされて使用される。一定期間使用された靴拭き用マットは、マット本体がベースから分離され、レンタル業者によって回収され、洗浄された後に再びベースに重ね合わされて使用される。
このようなマット本体が雨水や日光などの環境に対してベースに安定して接着するようにしたレンタル用の靴拭き用マットが提供されている(例えば、特許文献1参照)。この靴拭き用マットは、ベースのマット本体支持面がマグネットゴムシートで形成され、マット本体が磁性体粉末を配合したエラストマーバッキングシートを備え、このエラストマーバッキングシートの外周部がベースの外周縁部を囲むように厚肉に形成されている。
この靴拭き用マットによれば、ベースとマット本体とが磁力によって磁気吸着される。そして、マット本体は、洗浄されるときに、磁性粉末によって接着しないようにされている。また、マット本体の外周部が厚肉に形成されていることにより、靴拭き用マットは、捲れ上がりにくく、しかも、波状のフレアーが発生しないようになっている。
そして、レンタル用の芳香消臭装置は、例えば、壁面(被固定部材)に着脱自在に固定される平板状のベースと、このベースの上端に軸支され、ベースとともに閉鎖空間を形成する箱型状の蓋体と、ベースに実装され、蓋体にカバーされる芳香剤収容ボトルとを備えている(例えば、特許文献2参照)。このような芳香消臭装置は、消費された芳香剤収容ボトルを交換するため、ベースが両面接着テープなどによって壁面に着脱自在に固定される。
実用新案登録第2559618号公報 特開平11−197225号公報
交換部材として使用される特許文献1に記載の靴拭き用マットは、マグネットゴムシートで形成したベースや磁性体粉末を配合したエラストマーバッキングシートを備えているため、既存の靴拭き用マットで使用することができないものになっている。
また、交換部材として使用される特許文献2に記載の芳香消臭装置は、交換可能にするための両面接着テープを備えている。この両面接着テープは、被固定部材である壁面の壁紙や壁塗装を損傷させないような適度な弱い貼着力を有するものとされている。
しかし、店舗のトイレ内において弱い貼着力で固定された芳香消臭装置は、客によって壁から剥がされ、持ち帰られたり、便器内に投入されたりするなどの被害に遭うことがある。このような被害に遭わないように、芳香消臭装置を天井付近に固定すると、揮発する芳香剤が上昇することから、芳香消臭効果を十分に発揮できなくなる。
また、エレベータ内の壁面に固定されたレンタル用の芳香消臭装置にあっては、エレベータの上昇に際して、重力以外に鉛直下方への力が掛けられる。したがって、両面接着テープは、トイレなどの静止した壁面に接着される場合よりも、強い接着力を有していることが好ましい。しかし、芳香消臭装置が繰り返し着脱されると、粘着力が低下し、壁面から落下することがある。
そこで、本発明は、交換部材を被固定部材に的確に着脱することができるようにした交換部材の固定手段を提供することを課題とする。
本発明に係る交換部材の固定手段は、交換部材に接着される着脱側マグネットシートと、被固定部材に接着される固定側マグネットシートとを備え、前記着脱側マグネットシートは、交換部材に着脱容易に接着するためのイソブレチン系樹脂又は2液反応型ポリウレタン樹脂塗料によって構成され粘着性と弾力性を有する肉厚のゲル層と、前記固定側マグネットシートに磁気吸着される着脱側マグネットシート本体とを積層した積層体であり、前記着脱側マグネットシートと固定側マグネットシートとが重なり合い、抵抗力をもって磁気吸着されることを特徴としている。
この交換部材の固定手段によれば、交換部材に接着された着脱側マグネットシートが被固定部材に接着された固定側マグネットシートに抵抗力をもって磁気吸着されることで、交換部材が被固定部材から容易に外れないようにすることができる。ここで、「抵抗力をもって磁気吸着」とは、所定の力以下の力によって、交換部材を重なり合っている被固定部材から外すことができない一方、所定の力以上の力によって、交換部材を重なり合っている被固定部材から外すことができることを意味する。
この交換部材の固定手段によれば、着脱側マグネットシートがゲル層によって交換部材に繰り返し着脱可能に接着されることで、着脱側マグネットシートを交換部材から分離したり接着したりすることができる。そして、ゲル層が肉厚で弾力性を有することで、交換部材の被接着面に凹凸があっても、この凹凸にゲル層の表面が埋まる状態となることで、着脱側マグネットシートを交換部材に密着させることができる。
また、前記本発明に係る交換部材の固定手段の他態様として、前記着脱側マグネットシート及び固定側マグネットシートの各対向面には、交換部材に作用する力の方向に帯状のN極と帯状のS極とが交互に着磁されていることが好ましい。
この交換部材の固定手段によれば、着脱側マグネットシートのN極と固定側マグネットシートのS極とが磁着し、着脱側マグネットシートのS極と固定側マグネットシートのN極とが磁着することで、交換部材が被固定部材に対して所定の方向を向いて磁着することができる。
また、前記本発明に係る交換部材の固定手段のさらに異なる他態様として、前記着脱側マグネットシート及び固定側マグネットシートの各対向面には、粘着層が設けられていることが好ましい。
この交換部材の固定手段によれば、着脱側マグネットシートに設けられた粘着層と固定側マグネットシートに設けられた粘着層とが重なり合うことで、着脱側マグネットシートと固定側マグネットシートとは、外力が加えられたときに、磁気吸着だけでなく、各粘着層による接着よっても位置ずれしないようにすることができる。
本発明によれば、交換部材を被固定部材に的確に着脱することができるようにした交換部材の固定手段を提供することができる。
図1は、本発明に係る交換部材の固定手段の第1実施形態を示し、(a)は交換部材が被固定部材に固定される前の状態を示す斜視図、(b)は交換部材が被固定部材に固定されている状態を示す断面正面図である。 図2は、本発明に係る交換部材の固定手段の第1実施形態を示し、(a)は交換部材が被固定部材に固定される前の状態を示す要部拡大断面正面図、(b)は交換部材が被固定部材に固定された状態を示す要部拡大断面正面図である。 図3は、本発明に係る交換部材の固定手段の第2実施形態を示し、交換部材が被固定部材に固定される前の状態を示す一部断面側面図である。 図4は、本発明に係る交換部材の固定手段の第2実施形態を示し、交換部材が固定部材に固定された状態を示す一部断面側面図である。 図5は、本発明に係る交換部材の固定手段の第2実施形態を示し、交換部材が被固定部材に固定された状態を示す要部拡大断面側面図である。
〔本発明を実施するための第1の形態〕
本発明に係る交換部材の固定手段の第1実施形態について、図1及び図2を参照しながら説明する。第1実施形態における交換部材は、レンタルされる靴拭き用マットMであり、被固定部材は、店舗や建物の出入口付近の床面Fである。交換部材の固定手段は、図1(a)に示すように、靴拭き用マットMに着脱容易に接着される着脱側マグネットシート10と、床面Fに接着される固定側マグネットシート20とを備えている。
着脱側マグネットシート10は、図1に示すように、靴拭き用マットMの四隅に接着される小型平板状部材とされ、あるいは、図示しないが、靴拭き用マットMの両端縁に接着される2本の帯状部材又は外周縁に接着される4本の帯状部材とされてもよいし、靴拭き用マットMの全面に接着される大型平板状部材とされてもよい。
他方、固定側マグネットシート20は、図示したような着脱側マグネットシート10の形状に合わせて小型平板状部材とされ、あるいは図示しないが、帯状体部材とさてもよいし、着脱側マグネットシート10の形状に関わりなく、大型平板状部材とされてもよい。
いずれにしても、着脱側マグネットシート10と固定側マグネットシート20とは、重なり合い、抵抗力をもって磁気吸着される。「抵抗力をもって」とは、床面Fに沿う方向(床面Fに擦れる方向)の力が靴拭き用マットMに加えられても、靴拭き用マットMが重ね合わされた床面Fから外れない一方、床面Fに垂直な方向(床面Fに対して上向き)の力が靴拭き用マットMに加えられることによって、靴拭き用マットMを重ね合わされた床面Fから外すことができることを意味する。
そして、着脱側マグネットシート10は、図2に示すように、靴拭き用マットMに着脱容易に接着する厚肉のゲル層11と、固定側マグネットシート20に磁気吸着される着脱側マグネットシート本体12とを積層した積層体とされている。また、着脱側マグネットシート本体12が固定側マグネットシート20に対向する面には、粘着層(図示せず)が設けられている。
ゲル層11は、粘着性と弾力性とを有するもので、例えば、イソブレチン系樹脂又は2液反応型ポリウレタン樹脂塗料によって構成されている。このゲル層11が靴拭き用マットMの裏面に密着することで、靴拭き用マットMの裏面に凹凸があっても、この凹凸が解消した状態で着脱側マグネットシート10が靴拭き用マットMに接着する。ただし、着脱側マグネットシート10を靴拭き用マットMから捲(めく)るような引き離す方向の力が加えられると、ゲル層11は靴拭き用マットMから容易に剥離する。
他方、固定側マグネットシート20は、床面Fに接着するための接着剤や両面接着テープなど接着層21と、着脱側マグネットシート10に磁気吸着される固定側マグネットシート本体22とを積層した積層体とされている。また、固定側マグネットシート本体22が着脱側マグネットシート10に対向する面には、粘着層(図示せず)が設けられている。固定側マグネットシート20は、基本的に床面Fから剥離する必要はなく、また、靴拭き用マットMが盛り上がらないようにするため薄肉とされている。なお、靴拭き用マットMは、交換部材の固定手段を厚さ方向に埋め込むような弾力性を有している。
そして、着脱側マグネットシート本体12及び固定側マグネットシート本体22には、靴拭き用マットMに作用する力の方向、すなわち、人が店舗や建物内に出入りする水平方向に、帯状のN極と帯状のS極とが交互に着磁されている。
なお、図面では、着脱側マグネットシート本体12が固定側マグネットシート本体22と対向する面と、固定側マグネットシート本体22が着脱側マグネットシート本体12と対向する面のN極とS極を図示しているが、着脱側マグネットシート本体12が靴拭き用マットMに接着する面及び固定側マグネットシート本体22が床面Fに接着する面にも反対側のS極とN極が現れる。
そして、いうまでもなく、靴拭き用マットMが床面Fに設置されたときに、着脱側マグネットシート10のN極と固定用マグネットのS極とが磁気吸着され、着脱側マグネットシート10のS極と固定側マグネットシート20のN極とが磁気吸着される。
そして、靴拭き用マットMに接着された着脱側マグネットシート10が、床面Fに接着された固定側マグネットシート20に磁気吸着され、固定側マグネットシート20の粘着層と着脱側マグネットシート10の粘着層とが接着することで、靴拭き用マットMが床面Fに設置される。
着脱側マグネットシート10のゲル層11が靴拭き用マットMの裏面に接着されることで、靴拭き用マットMに起伏があっても、着脱側マグネットシート10が靴拭き用マットMに密着する。なお、図面は、見やすくするため、交換部材の固定手段が嵩高に描かれているが、靴拭き用マットMが弾力性を有していることと相まって、実際は、交換部材の固定手段によって靴拭き用マットMが盛り上がることはない。
そして、固定側マグネットシート20と着脱側マグネットシート10とが出入する方向にN極とS極を交互に配列した多極磁極で、それぞれのN極とS極とが磁気吸着されることにより、さらに、固定側マグネットシート20の粘着層と着脱側マグネットシート10の粘着層とが接着することにより、人の進行方向に靴拭き用マットMをずらせる力が作用したとしても、靴拭き用マットMは位置ずれしない。
そして、洗浄のために靴拭き用マットMを交換するときは、レンタル業者が靴拭き用マットMを床面Fに垂直な方向に引っ張り上げることで、着脱側マグネットシート10が固定側マグネットシート20から剥がされる。さらに、レンタル業者は、着脱側マグネットシート10を靴拭き用マットMから剥がす。着脱側マグネットシート10は、ゲル層11によって靴拭き用マットMに接着しているだけであるため、靴拭き用マットMから容易に剥がれる。
そして、洗浄された靴拭き用マットMには、着脱側マグネットシート10のゲル層11が接着される。靴拭き用マットMが洗浄されていることで、また、ゲル層11の接着性が劣化しないことで、着脱側マグネットシート10が靴拭き用マットMに確実に接着する。そして、この着脱側マグネットシート10を固定側マグネットシート20に重ね合わせることで、新たな靴拭き用マットMが所定の床面F上において出入口に向かって真っ直ぐに、換言すれば、靴拭き用マットMの一辺が店舗や建物の出入口と平行に設置される。
特に、固定側マグネットシート本体22が着脱側マグネットシート本体12と対向する面のN極とS極とが磁着することで、着脱側マグネットシート本体12が固定側マグネットシート本体22に対して所定の方向を向いて磁気吸着される。
なお、第1実施形態において、着脱側マグネットシート10及び固定側マグネットシート20は、N極とS極とを交互に着磁したものとしたが、磁気吸着力が強力な磁石であれば、一方のマグネットシート10,20の対向面全面をN極とし、他方のマグネットシート20,10の対向面全面をS極としてもよい。
〔本発明を実施するための第2の形態〕
本発明に係る交換部材の固定手段の第2実施形態について、図3ないし図5を参照しながら説明する。第2実施形態における交換部材は、レンタルされる芳香消臭装置Dであり、被固定部材は、店舗のトイレ内やエレベータ内などの壁面Wである。交換部材の固定手段は、図3に示すように、芳香消臭装置Dに接着される着脱側マグネットシート30と、壁面Wに接着される固定側マグネットシート40とを備えている。
着脱側マグネットシート30は、図示したように、芳香消臭装置Dの基板全面に接着される大型平板状部材とされ、あるいは、図示しないが、芳香消臭装置Dの基板の四隅に接着される小型平板状部材とされ、あるいは、上下の縁部に接着される帯状部材とされる。いずれにしても、着脱側マグネットシート30は、芳香消臭装置Dの基板から剥がせても剥がせなくてもよい。
そして、芳香消臭装置Dの基板は通常、プラスチック製であるため、着脱側マグネットシート30は、基板に接着する両面接着テープ31と、固定側マグネットシート40に磁気吸着される着脱側マグネットシート本体32とを積層した積層体とされる。また、着脱側マグネットシート本体32が固定側マグネットシート40に対向する面には、粘着層(図示せず)が設けられている。ただし、着脱側マグネットシート30は、両面接着テープ31を備えず、着脱側マグネットシート本体32を接着剤によって芳香消臭装置Dに直接、接着してもよい。
他方、固定側マグネットシート40は、着脱側マグネットシート30の形状に関わりなく、大型平板状部材とされ、あるいは、着脱側マグネットシート30の形状に合わせて、小型平板状部材や帯状部材とされてもよい。いずれにしても、固定側マグネットシート40は、壁面Wから剥がせても剥がせなくてもよい。
例えば壁面Wが鉄などの強磁性体で構成されているときは、固定側マグネットシート40は、着脱側マグネットシート30に向き合う面だけでなく、壁面Wに向き合う面も磁気吸着されるような単体としてもよい。
壁面Wが布張りとされているときは、固定側マグネットシート40は、その布に接着する両面接着テープ41と、着脱側マグネットシート30に磁気吸着される固定側マグネットシート本体42とを積層した積層体とされる。また、固定側マグネットシート本体42が着脱側マグネットシート30に対向する面には、粘着層(図示せず)が設けられている。
また、着脱側マグネットシート30と固定側マグネットシート40とは、重なり合い、抵抗力をもって磁気吸着される。「抵抗力をもって磁気吸着」とは、所定の力以下の力が加えられても芳香消臭装置Dを重ね合わされた壁面Wから外すことができない一方、所定の力以上の力が加えられることによって芳香消臭装置Dを重ね合わされた壁面Wから外すことができることをいう。
したがって、芳香消臭装置Dは、着脱側マグネットシート30と固定側マグネットシート40とが磁気吸着され、また、各マグネットシート30,40に設けられた粘着層が接着することで、自重によって壁面Wから落下することがない。
そして、店舗に来た客が芳香消臭装置Dを壁から剥がそうとしても、芳香消臭装置Dに接着された着脱側マグネットシート30と、壁面Wに接着された固定側マグネットシート40とが抵抗力をもって磁気吸着され、また、各マグネットシート30,40に設けられた粘着層同士が接着していることから、芳香消臭装置Dは壁面Wから簡単に外れない。このため、芳香消臭装置Dが持ち帰られたり、便器内に投入されたりすることがなくなる。
そして、芳香消臭装置Dを交換するときは、レンタル業者が所定の力以上の力でもって芳香消臭装置Dを壁面Wから離す方向に引き寄せる。そうすると、固定側マグネットシート40に磁気吸着され、また、粘着層によって接着していた着脱側マグネットシート30が固定側マグネットシート40から離れ、芳香消臭装置Dを壁面Wから外すことができる。なお、芳香消臭装置Dを壁面Wから外すときに、固定側マグネットシート40が壁面Wから外れないように壁面Wに接着していることはいうまでもない。
そして、着脱側マグネットシート30が芳香消臭装置Dから剥がされるタイプにあっては、レンタル業者は、この外した前の芳香消臭装置Dに接着されていた着脱側マグネットシート30を次の新しい芳香消臭装置Dに貼り替える。着脱側マグネットシート30が芳香消臭装置Dから剥がされないタイプにあっては、交換される次の新しい芳香消臭装置Dに予め着脱側マグネットシート30が接着されている。
いずれにしても、この次の新しい芳香消臭装置Dに接着された着脱側マグネットシート30が壁面Wに接着された固定側マグネットシート40に磁気吸着されることで、新しい芳香消臭装置Dが壁面Wに固定される。
ところで、この第2実施形態の交換部材の固定手段が芳香消臭装置Dをエレベータの壁面Wに着脱自在に設置する場合、固定側マグネットシート40と着脱側マグネットシート30とは、図5に示すように、帯状のN極と帯状のS極を鉛直方向に交互に配列するように着磁した構成してもよい。この場合は、芳香消臭装置Dの向きが鉛直姿勢に規制され、見た目を良好にすることができる。
なお、図面では、着脱側マグネットシート本体32が固定側マグネットシート本体42と対向する面と、固定側マグネットシート本体42が着脱側マグネットシート本体32と対向する面のN極とS極を図示しているが、着脱側マグネット本体32が芳香消臭装置Dに接着する面及び固定側マグネットシート本体42が壁面FW接着する面にも反対側のS極とN極が現れる。
そして、エレベータの上昇に際して、重力以外に鉛直下方向の力が芳香消臭装置Dに掛けられるが、固定側マグネットシート40と着脱側マグネットシート30とがN極とS極を鉛直方向に交互に着磁しとものされることで芳香消臭装置Dが壁面Wから脱落しないような抵抗力を向上させることができる。
〔本発明を実施するためのその他の形態〕
第1実施形態では、交換部材の一例として靴拭き用マットMの場合について説明したが、交換部材は換気扇用フィルターなど定期的に交換される各種部材で使用することができる。
また、第2実施形態における交換部材の固定手段は、芳香消臭装置Dを壁面Wに接着する場合について説明したが、芳香消臭装置Dだけでなく、泡状ソープを吐出させる装置やロールタオルなど、定期的に交換される各種の装置を壁面Wに接着させることができる。
また、第1実施形態であっても、第2実施形態であっても、着脱側マグネットシート10,30及び固定側マグネットシート20,40の磁気吸着力が十分に強い場合には、着脱側マグネットシート本体12,32及び固定側マグネットシート本体22,42に粘着層を設けなくてもよい。
M……交換部材(靴拭き用マット)
F……被固定部材(床面)
10…着脱側マグネットシート
11…ゲル層
12…着脱側マグネットシート本体
20…固定側マグネットシート
21…接着層
22…固定側マグネットシート本体
D……交換部材(芳香消臭装置)
W……被固定部材(壁面)
30…着脱側マグネットシート
31…両面接着テープ
32…着脱側マグネットシート本体
40…固定側マグネットシート
41…両面接着テープ
42…固定側マグネットシート本体


Claims (2)

  1. 交換部材に接着される着脱側マグネットシートと、被固定部材に接着される固定側マグネットシートとを備え、前記着脱側マグネットシートは、交換部材に着脱容易に接着するためのイソブレチン系樹脂又は2液反応型ポリウレタン樹脂塗料によって構成され粘着性と弾力性を有する肉厚のゲル層と、前記固定側マグネットシートに磁気吸着される着脱側マグネットシート本体とを積層した積層体であり、前記着脱側マグネットシートと固定側マグネットシートとが重なり合い、抵抗力をもって磁気吸着され、前記着脱側マグネットシート及び固定側マグネットシートの各対向面には、粘着層が設けられていることを特徴とする交換部材の固定手段。
  2. 前記着脱側マグネットシート及び固定側マグネットシートの各対向面には、交換部材に作用する力の方向に帯状のN極と帯状のS極とが交互に着磁されていることを特徴とする請求項1に記載の交換部材の固定手段
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