JP6125071B2 - 無線通信装置及び無線通信制御方法 - Google Patents
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Description
これらの無線通信システムは、さらに、防災や災害時にも活用されることが期待されている。このため、無線通信システムは、故障がなく確実に動作することに加え、万が一、故障した場合であっても、縮退運転で動作し、必要最低限の通信を提供することが可能な通信システムが求められる。
また、衛星通信システムの場合は、人工衛星打ち上げ後は、人工衛星は地球上空の衛星軌道上にあり、故障が発生した場合でも、部品交換等の物理的な交換を伴う修理は困難である。
なぜなら、人工衛星に搭載される装置は、衛星軌道上では、太陽電池パネルや電池等により動作するため、限られた電力を人工衛星に搭載された各装置間で分配する構成であるためである。また、太陽電池パネルの劣化や電力系の故障時の供給電力が低下した場合でも、通信サービスを継続できることが望ましいためである。このように、人工衛星に搭載された無線通信装置に対しては、消費電力が低い場合にも、無線通信装置として、極力、正常に動作することが求められる。
デジタルチャネライザ、DBF等の装置は、アナログ信号をデジタル化し、デジタル信号に対して周波数分割や多重の処理、DBFの演算、スイッチング等を行うデジタル信号処理の仕組みを持つ。そして、これらのデジタルチャネライザ、DBF等の装置は、デジタル信号処理の柔軟性を利用して、ニーズや需要の変化に対応している。
このような衛星通信システムの場合、人工衛星と地上局間でワンホップにより通信を行うことが可能である。また、ユーザへのサービスの追加、削除を容易に行うことができるという柔軟性を持つ。
しかし、このような衛星通信システムに対しては、さらに、より多数のユーザへのサービスの提供、通信帯域の増強による高速通信サービスの提供の要求が高まりつつあり、これらの無線通信装置が有する通信容量や信号処理の規模は増加する傾向にある。
特許文献2では、この未使用となる周波数帯域に着目し、無線通信装置の消費電力の低減を行う実施例が示されている。
複数の入力ポートと前記複数の入力ポートのそれぞれに対応する複数の出力ポートを備える無線通信装置において、
入力ポート毎に設けられ、周波数分割多重方式により複数の信号が多重化されたデジタル信号を入力し、入力したデジタル信号を前記複数の信号に分離する分波部と、
入力ポート毎に設けられ、前記分波部から前記複数の信号を入力し、入力した前記複数の信号を並べ替え、複数の前段並べ替え後信号として出力する前段並べ替え部と、
前記複数の入力ポートの各入力ポートに設けられた前記前段並べ替え部から出力された前記複数の前段並べ替え後信号を複数のスイッチ前信号として入力し、入力したスイッチ前信号に対しスイッチ処理を施し、スイッチ処理を施したスイッチ後信号を、出力ポート毎に複数のスイッチ後信号として出力するスイッチ部と、
出力ポート毎に設けられ、前記スイッチ部から出力ポート毎に出力された前記複数のスイッチ後信号を入力し、入力した前記複数のスイッチ後信号を並べ替え、複数の後段並べ替え後信号として出力する後段並べ替え部と、
出力ポート毎に設けられ、前記後段並べ替え部から出力された前記複数の後段並べ替え後信号を入力し、入力した前記複数の後段並べ替え後信号を周波数分割多重方式により多重化する合波部とを備えた。
まず、本実施の形態に係る無線通信装置100の基礎となる技術について説明する。
図1は、周波数分割多重方式を用いた衛星通信システムの動作の一例を説明するための図である。
図1を用いて、デジタルチャネライザを含む無線中継器を人工衛星201に搭載し、周波数分割多重方式を用いて無線通信を行う衛星通信システムの動作の概略について説明する。
複数の地上局202は、周波数分割多重された信号203を人工衛星201に送信する。人工衛星201に搭載されたデジタルチャネライザを含む無線中継器は、受信した信号203に対してデジタル信号処理を実行し、所定の周波数に再配置し、再び周波数分割多重された送信信号205(205A,205B)として複数の地上局204に送信する。
以下において、地上局204等と記載した場合には、地上局204A,204Bの両方、あるいはいずれか一方を指すものとする。他の添え字A,B等が付与された符号についても同様とする。
図2は、本実施の形態に係る無線通信装置100と比較するための比較例1の無線通信装置1010を示す図である。
図3は、本実施の形態に係る無線通信装置100と比較するための比較例2の無線通信装置1020を示す図である。
図2に示すように、無線通信装置1010のデジタルペイロードは、デジタルチャネライザ、デジタルスイッチマトリクス、デジタルコンバイナの機能を含む3つのマルチポートDSP処理スライスを有する。
さらに、切替ASIC1622Bは、入力が自己のスライスの出力ではない場合または自己の出力だが内部競合により自己のスライスへ出力ができない場合、最下段のDSPスライス1600Cに含まれる切替ASIC1622Cに入力を転送する。
最下段の切替ASIC1622Cは、入力が自己のスライスの出力ではない場合または自己の出力だが内部競合により自己のスライスへ出力ができない場合、最上段のDSPスライス1600Aに含まれる切替ASIC1622Aに入力を転送する。
しかしながら、図1を用いて説明したようなデジタルチャネライザを含む無線中継器に適用する場合、新規ユーザの追加や、既存ユーザの契約終了により、使用する周波数の追加や削減を行う際に、全てのビームについて、消費電力削減効果が高くなる前記条件に常に一致させて運用することは困難である。このため、比較例2では、実際の運用においては、消費電力の削減効果は限定的となる。
図4は、本実施の形態に係る無線通信装置100の構成を示す図である。
本実施の形態に係る無線通信装置100は、周波数分割多重方式により通信処理が行われる無線通信装置である。
以下では、無線通信装置100が受信した信号の流れに沿って、無線通信装置100の構成を説明する。
デジタル分波部102は、デジタル信号に変換された信号(多重化信号の一例)を受信し、周波数分割多重された信号から周波数毎にチャネル信号を分離し、処理を行うための中間周波数に周波数を変換する。以下では、周波数分割多重された信号から周波数毎にチャネル信号を分離することを「分波する」と記載する場合がある。
デジタル合波部106は、チャネル毎の信号の周波数の変換と、出力ポート内のチャネル信号の周波数分割多重を行う。以下、出力ポート内のチャネル信号の周波数分割多重することを合波すると記載する場合もある。
図5は、本実施の形態に係る無線通信装置100のデジタル分波部102の構成の一例を説明するための図である。
図5に示すデジタル分波部102は、チャネル単位に処理部が分離できる構成を持つ。図5に示すデジタル分波部102は、3ステージ構成で、最大8波の分波を実現するが、4ステージ以上の構成でも実現可能である。
図5に示すデジタル分波部102については、特許文献「WO2011/065287(A1)」に記載されている。
ローパスフィルタ部301A〜Bは、ステージ1の周波数変換受信ローパスフィルタ部である。ローパスフィルタ部302A〜Dは、ステージ2の周波数変換受信ローパスフィルタ部である。ローパスフィルタ部303A〜Hは、ステージ3の周波数変換受信ローパスフィルタ部である。
受信チャネルフィルタ部304は、ローパスフィルタ部301,302,303からの出力信号に対してフィルタ処理を行う。
デジタル分波部102は、サンプリングされたデジタル信号を、2分波をベースとして段階的な信号分離を行う。デジタル分波部102における信号分離の処理は、ステージ数の増加に伴い、抽出領域を2分割していく方式で行われる。
デジタル分波部102は、チャネル制御部108から未使用であるチャネルの情報を入手する。デジタル分波部102は、分波した信号のチャネル(分波部チャネル)のうち、未使用であるチャネルのチャネル番号を得ることで、未使用チャネルに該当するローパスフィルタ部301,302,303、および、受信チャネルフィルタ部304に対するクロック供給を停止し、この回路で消費される電力を削減することができる。
なお、未使用チャネルに相当する回路を停止させる効果はなくなるが、本デジタル分波部102をポリフェーズフィルタとFFTとで構成する方式としてもよい。
この場合、チャネル3とチャネル4の処理を行う周波数変換受信ローパスフィルタ部と受信チャネルフィルタ部のうち、点線で囲んだ範囲310で消費される電力の削減が可能である。
また、チャネル5の処理を行う点線で囲んだ範囲311と、チャネル7の処理を行う点線で囲んだ範囲312も、同様に、消費される電力の削減を行うことができる。
図6は、本実施の形態に係る無線通信装置100の前段並べ替え部103および後段並べ替え部105の構成の一例を説明するための図である。
図7は、本実施の形態に係る無線通信装置100の前段並べ替え部103および後段並べ替え部105の構成の別例を説明するための図である。
図8は、本実施の形態に係る無線通信装置100の前段並べ替え部103の動作の一例を説明するための図である。
前段並べ替え部103は、デジタル分波部102から複数の分波後信号を入力し、入力した複数の分波後信号を並べ替え、複数の並べ替え信号(前段並べ替え後信号)として出力する。
後段並べ替え部105は、分離型スイッチ部104から出力ポート毎に出力された複数の合波前信号(スイッチ後信号)を入力し、入力した複数の合波前信号を並べ替え、複数の並べ替え後信号(後段並べ替え信号)として出力する。
各セレクタ401には、全チャネルが入力される。例えば、セレクタAには、入力側チャネル(前段入力チャネル)1〜8の全分波後信号が入力され、その中から出力チャネル1に出力する信号が選択され、並べ替え後信号として出力チャネル1に出力される。
情報分配部402は、チャネル制御部108からチャネル並べ替え情報を入力し、受信したチャネル並べ替え情報に基づいて、セレクタ401が信号を選択するための選択信号をセレクタ401に出力する。
チャネル並べ替え情報には、並べ替え前後のチャネルの未使用情報が含まれる。
出力チャネルは情報分配部402から入力されるチャネル並べ替え情報(並べ替え前後のチャネルの未使用情報)に基づいて決定される。
このように、このセレクタの選択信号は、情報分配部402により、並べ替え前後のチャネルの未使用情報の入力に基づき出力チャネルが決定され、セレクタ401に分配される。
クロック停止指示部403は、前段並べ替え部103および後段並べ替え部105の並べ替え前の信号を処理する回路と、並べ替え後の信号を処理する回路に対して、並べ替え前後のチャネルの未使用情報に基づいて、クロックの停止を指示する。
図7では、前段並べ替え部103および後段並べ替え部105を、セレクタを用いて構成する例を示した。しかし、並べ替えを実現する方法は、セレクタを用いる方法でなくても構わない。
リード制御部502は、チャネル並べ替え情報分配部503からのチャネル並べ替え情報に基づき、読み出すバッファの読み出し先を変更しながら出力することで、チャネルの並べ替えを行い、出力チャネルに出力する。
例えば、バッファ501A〜Hは、物理的には全チャネルに対し単一のメモリを用いて構成してもよい。バッファ501A〜Hから分波後信号を読み出す際に、バッファ501A〜H毎にリードするメモリのアドレスを変更することで、物理的にチャネル毎に独立した構成と同等の動作を行うことができる。
クロック停止指示部504は、前段並べ替え部103および後段並べ替え部105の並べ替え前の信号を処理する回路と、並べ替え後の信号を処理する回路に対して、並べ替え前後のチャネルの未使用情報に基づいて、クロックの停止を指示する。
図8に示すように、前段並べ替え部103の入力チャネルは、入力チャネル1、入力チャネル2、入力チャネル6、入力チャネル8が使用されるものとする。
このとき、後段の分離型スイッチ部104では、チャネル5、チャネル6、チャネル7、チャネル8の電力削減を行うことを目的として、前段並べ替え部103におけるチャネルの並べ替えを行う例を考える。
分離型スイッチ部104では、後述するように、デバイス分割された分離型スイッチ部の使用チャネル(ここでは、連続したチャネル1〜4)が入力されるデバイスにのみ電源を投入し、未使用となるチャネル(ここでは、チャネル5〜8)のデバイスの電源を落とすことで、電力削減の効果を向上させることができる。分離型スイッチ部104において電力削減の効果を向上させる仕組みについては後述する。
クロック停止指示部403,504は、チャネル制御部108から入力する並べ替え前後のチャネル未使用情報に基づいて、入力処理回路、出力処理回路のクロックの停止を実行する。
図9を用いて、本実施の形態に係る無線通信装置100の分離型スイッチ部104の構成について説明する。
図9では、分離型スイッチ部104は、セレクタ701,702を用いて構成されている。また、分離型スイッチ部104は、スイッチングテーブル704、クロック停止指示部705を備えている。
セレクタ701,702と記載した場合には、セレクタ701A〜H,セレクタ702A〜Hのすべて、あるいは少なくともいずれかを指すものとする。
例えば、セレクタ701Aには、入力ポート1の入力チャネル(スイッチ部入力チャネル)1〜8の並べ替え後信号(スイッチ前信号)と、入力ポート2の入力チャネル(スイッチ部入力チャネル)1〜8の並べ替え後信号(スイッチ前信号)とが入力される。セレクタ701Aは、スイッチングテーブル704からスイッチ選択信号を入力する。セレクタ701Aは、入力したスイッチ選択信号に基づいて、入力した全並べ替え後信号から1つの信号を選択し、選択した信号を合波前信号として出力ポート1の出力チャネル(スイッチ部出力チャネル)1に出力する。
上記の説明では、分離型スイッチ部104は、1つのデバイスに収容されている場合を想定し、未使用の各チャネルのクロックを停止する例を示した。
デバイスの分割を行う際には、例えば、図9において点線で囲んだ範囲703A〜703Hのように、各ポートの同一のチャネル番号を選択し、それをデバイス単位に実装する方法で分割する。具体的には、出力ポート1の出力チャネル1に対応するセレクタ701Aと、出力ポート2の出力チャネル1に対応するセレクタ702Aとを703Aとして一つのデバイスに実装する。また、出力ポート1の出力チャネル2に対応するセレクタ701Bと、出力ポート2の出力チャネル2に対応するセレクタ702Bとを703Bとして一つのデバイスに実装する。
本実施の形態に係るチャネルスイッチ(分離型スイッチ部104)は、チャネル単位で処理を独立させることができ、チャネル単位の電力削減を行うことができる構成であるため、チャネル分離型チャネルスイッチと呼ばれる。なお、このデバイスを分割する際の分割方法は1チャネル単位で分割するだけでなく、例えば、703Aと703Bを1デバイスに収容する方法や、703A、703B、703C、703Dを1デバイスに収容する方法等でもよい。
図10を用いて、スイッチングテーブル704の構成について説明する。
このように、スイッチングテーブル704には、入力ポート1,2を跨いでスイッチ処理が行われるように、スイッチング情報が設定されている。
本実施の形態に係るスイッチングテーブル704は、分離型スイッチ部104の消費電力の削減効果を高めるように、チャネル制御部108により更新がなされる。
チャネル制御部108は、分離型スイッチ部104のクロックの停止が最も多くなるか、あるいはデバイス分割されたチャネルスイッチの電源停止する回路規模が最も多くなるようにスイッチングテーブル704の内容を変更する。
チャネル制御部108は、スイッチングテーブル704の内容の更新を、前段並べ替え部103および後段並べ替え部105のチャネル並べ替え処理と連動させて動作させることで、本来の入力チャネルと出力チャネルの接続を維持する。
出力ポート毎の後段並べ替え部105は、複数の合波前信号を入力し、チャネルの並べ替えを実行する。このとき、図6で説明したように、分離型スイッチ部104は、情報分配部402からの選択信号により、チャネルの並べ替えを実行する。
後段並べ替え部105は、複数の合波前信号のチャネルを並べ替え、複数の合波前信号として出力する。
図11を用いて、本実施の形態に係る無線通信装置100のデジタル合波部106の構成と動作について説明する。ここでは、デジタル合波部106が8チャネルの合波前信号(複数の後段並べ替え後信号の一例)を合波する場合を説明する。
次に、フィルタ処理が行われた信号は、送信ローパスフィルタ部902,903,904(送信ローパスフィルタ周波数変換部)に入力される。
フィルタ部901は、送信チャネルフィルタ部である。送信ローパスフィルタ部902A〜Hは、ステージ1の送信ローパスフィルタ周波数変換部である。送信ローパスフィルタ部903A〜Dは、ステージ2の送信ローパスフィルタ周波数変換部である。904A〜Bは、ステージ3の送信ローパスフィルタ周波数変換部である。
送信ローパスフィルタ部902から出力された出力信号は、加算器910により、隣り合う帯域間で加算される。
そして、送信ローパスフィルタ部904A,904Bから出力された出力信号が加算器910Gにより加算された信号がD/A変換部107に入力される。
なお、未使用チャネルに相当する回路を停止させる効果はなくなるが、デジタル合波部106をポリフェーズフィルタとIFFTで構成される方式で構成しても良い。
図12を用いて、チャネル制御部108の構成について説明する。
図12に示すように、チャネル制御部108は、情報制御部1002(チャネル情報制御部)、並べ替え制御部1001(チャネル並べ替え制御部)を備える。
本実施の形態に係る無線通信装置100が人工衛星201(図1参照)に搭載される場合は、チャネル情報は地上局からチャネルの設定指示のコマンドとして与えられても良い。
使用するチャネルの情報には、無線通信装置100において、使用する入力チャネルの情報と、使用する出力チャネルの情報とが含まれる。
情報制御部1002は、使用するチャネルの情報に含まれる使用する入力チャネルの情報に基づいて、未使用となる入力チャネルの情報を選択し、入力チャネル未使用情報として、デジタル分波部102へ送信する。
入力チャネルとは、並べ替え処理前であり、かつ、スイッチ処理前のチャネルである。
出力チャネルとは、スイッチ処理後であり、かつ、並べ替え後のチャネルである。
並べ替え制御部1001は、情報制御部1002から、変更したチャネル交換の情報を入力し、変更したチャネル交換の情報に基づいて、スイッチングテーブル704に設定するスイッチングテーブル設定情報を生成する。並べ替え制御部1001は、生成したスイッチングテーブル設定情報を分離型スイッチ部104に送信する。
並べ替え制御部1001は、後段並べ替え部105が出力チャネルと、分離型スイッチ部104のち出力側チャネルとの間の並べ替えのためのチャネル未使用情報を生成し、後段並べ替え部105に送信する。
前段並べ替え部103と後段並べ替え部105とは、その構成によっては、必ずしも並べ替え前後のチャネル未使用情報が必要とは限らない。並べ替え前のチャネル未使用情報があればよい場合もあるし、並べ替え後のチャネル未使用情報があればよい場合もある。
無線通信装置100の構成要素のうちで、消費電力を多く消費する構成規模が大きい電子回路となる構成要素は、デジタル分波部102、分離型スイッチ部104、デジタル合波部106である。
分離型スイッチ部104における消費電力の削減効果を最大とするために、前段並べ替え部103と後段並べ替え部105とにより、チャネルの並べ替えを行う。
チャネル制御部108は、特に消費電力が高い分離型スイッチ部104について最も消費電力が低くなるように、前段並べ替え部103と後段並べ替え部105とに対し並べ替えの制御を行う。
図13を用いて、チャネル制御部108が行うチャネル制御方法について説明する。
チャネル制御部108が行うチャネル制御方法には、無線通信装置100におけるチャネル信号の通過経路を変更する制御方法、各構成要素に対する未使用チャネルの通知方法が含まれる。
また、図13を用いて、チャネル制御部108から制御情報を受け取った各構成要素が、これらの制御情報に基づいて行う消費電力を低減する方法の一例について説明する。
入力ポート1/入力チャネル1→出力ポート2/出力チャネル6
入力ポート1/入力チャネル2→出力ポート1/出力チャネル1
入力ポート1/入力チャネル6→出力ポート2/出力チャネル2
入力ポート1/入力チャネル8→出力ポート1/出力チャネル4
入力ポート2/入力チャネル2→出力ポート2/出力チャネル3
入力ポート2/入力チャネル4→出力ポート1/出力チャネル6
入力ポート2/入力チャネル6→出力ポート2/出力チャネル8
入力ポート2/入力チャネル7→出力ポート2/出力チャネル7
しかし、本実施の形態に係る無線通信装置100において、消費電力の低減のためのチャネル制御を行う場合には、スイッチングテーブル704に対して最適化が行われる。
しかしながら、スイッチングテーブル704に対して最適化が行われた場合でも、入力ポートの入力チャネルと出力ポートの出力チャネルとのスイッチングは、上記チャネルスイッチ情報に記載された交換と同一となるよう制御が行われる。
入力ポート1に対応するデジタル分波部102Aは、未使用の入力チャネルであるチャネル3、チャネル4、チャネル5、チャネル7において、分波を行うフィルタバンクのクロックを停止する。
入力ポート2に対応するデジタル分波部102Bは、未使用の入力チャネルであるチャネル1、チャネル3、チャネル5、チャネル8において、分波を行うフィルタバンクのクロックを停止する。
デジタル分波部102と同様に、出力ポート1のデジタル合波部106Aは、未使用の出力チャネルであるチャネル2、チャネル3、チャネル5、チャネル7、チャネル8において、合波を行うフィルタバンクのクロックを停止する。出力ポート2のデジタル合波部106Bは、未使用出力チャネルのチャネル1、チャネル4、チャネル5において、合波を行うフィルタバンクのクロックを停止する。
このため、各ポートの使用チャネルが分散している場合よりも、各ポートの使用チャネル番号が一致しているほうが、同一デバイス内で多くの処理が可能となるとともに、処理を行わないデバイスの数を多くすることができる。
したがって、処理を行わないデバイスの電源を落とすことによって、より多くの消費電力の低減を行うことができる。
チャネル制御部108は、各ポートのチャネルについて、小さいチャネル番号から順に連続して使用チャネルとなるように、使用チャネル、未使用チャネルの番号を並べ替える。
言い換えると、チャネル制御部108は、各ポートの前段並べ替え部103において、各ポートの使用チャネル番号の小さい番号が未使用である場合、使用チャネル番号の大きい番号のチャネルを同一ポートの小さいチャネル番号の位置に入れ替えて、信号を出力するように並べ替えを行う制御をする。
チャネル制御部108は、前段並べ替え部103に対し、並べ替え前後のチャネル未使用情報を出力することにより、上記の制御を行う。
また、1121〜1124は、入力ポート1の前段並べ替え部103Aの並べ替え後の使用チャネルの一例である。1221〜1224は、入力ポート2の前段並べ替え部103Bの並べ替え後の使用チャネルの一例である。
入力ポート2の前段並べ替え部103Bは、使用チャネルがチャネル2、チャネル4、チャネル6、チャネル7である。チャネル制御部108は、これらの使用チャネルのうち、チャネル2をチャネル1に入れ替え、チャネル4をチャネル2に入れ替え、チャネル6をチャネル3に入れ替え、チャネル7をチャネル4に入れ替えて信号を出力するように、前段並べ替え部103Bに指示を行う。
入力ポート1/入力チャネル1→出力ポート2/出力チャネル3
入力ポート1/入力チャネル2→出力ポート1/出力チャネル1
入力ポート1/入力チャネル3→出力ポート2/出力チャネル1
入力ポート1/入力チャネル4→出力ポート1/出力チャネル2
入力ポート2/入力チャネル1→出力ポート2/出力チャネル2
入力ポート2/入力チャネル2→出力ポート1/出力チャネル3
入力ポート2/入力チャネル3→出力ポート2/出力チャネル5
入力ポート2/入力チャネル4→出力ポート2/出力チャネル4
1141〜1143は、分離型スイッチ部104の出力ポート1のスイッチ後の使用チャネルの一例である。1241〜1245は、分離型スイッチ部104の出力ポート2のスイッチ後の使用チャネルの一例である。
さらに、チャネル4の処理を行う分離型スイッチのデバイスで、未使用となるポート1の出力チャネルの処理を行う回路のクロックの供給を停止する。同様に、チャネル5の処理を行う分離型スイッチのデバイスで、未使用となるポート1の入力および出力の処理を行う回路とポート2の入力の処理を行う回路のクロックの供給を停止する。このようにデバイスに対する電源供給と未使用の回路のクロックの供給を停止することで消費電力を低減することができる。
各ポートの出力チャネルで出力すべき番号のチャネルとは、チャネル制御部108からチャネルスイッチ情報として入力した情報である。チャネルスイッチ情報の出力側の情報が、各ポートの出力側のチャネルで出力すべき番号のチャネルとなる。
1161〜1166は、出力ポート1の後段並べ替え部105Aの並べ替え後の使用チャネルの一例である。1262〜1268は、出力ポート2の後段並べ替え部105Bの並べ替え後の使用チャネルの一例である。
また、クロック停止指示部504は、並べ替え後に未使用となるチャネルの番号の出力処理を行う回路のクロックを停止する。
また、図14の例では、前段並べ替え部103と後段並べ替え部105の並べ替えを行う前の状態を示し、分離型スイッチ部104には、入力として、ポート1のチャネル1、チャネル2、チャネル6チャネル8、および、ポート2のチャネル2、チャネル4、チャネル6、チャネル7から信号が入力し、出力として、ポート1のチャネル1、チャネル4、チャネル6、および、ポート2のチャネル2、チャネル3、チャネル6、チャネル7、チャネル8から信号が出力される例である。また、分離型スイッチ部104の内部のスイッチ動作の図示は省略している。
出力チャネルが最も多いポートは、ポート2の5チャネルであり、デバイスは2チャネルのスイッチ処理が行われることから、デバイスは最小で3個使用される。図14の例では、デバイスは4個使用されているため、デバイス1個のスイッチ処理を他のデバイスへ移す。この場合、チャネル設定の変更量を最小にするため、入力部と出力部の使用回路が最も少ないデバイス1302のスイッチ処理を他のデバイスに移す。この際、発熱量を均等とするため、デバイス1302の次に使用回路が少ないデバイス1303に、1401、1402、1403の矢印で示すように、スイッチ処理を移動する。
更に、チャネル制御部は、前段チャネル並べ替え部において、分散配置されたチャネル位置を後段のチャネルスイッチ部の電力消費が削減されるようにチャネルの並べ替える制御を行う。また、チャネル制御部は、チャネルスイッチ部のスイッチ前後の未使用チャネルの処理回路の電力消費を削減する制御を行う。チャネル制御部は、更に、チャネルスイッチ部で、前段チャネル並べ替え部と後段チャネル並べ替え部により並べ替えられるチャネルに応じてスイッチングテーブルを更新する制御を行う。
また、チャネル制御部は、デジタル分波部の未使用チャネルの処理回路の電力消費を削減する制御を行うとともに、デジタル合波部の未使用チャネルの処理回路の電力消費を削減する制御を行う。
このため、無線通信装置100を用いた通信システムにおいては、入出力となる周波数分割多重の信号配置際に、チャネル信号を任意の周波数位置に配置することが可能な柔軟な運用を可能としながら、無線通信装置100の消費電力を低減することが可能となる効果がある。
また、本実施の形態に係る無線通信装置100によれば、スイッチ部の前段に前段並べ替え部を備え、後段に後段並べ替え部を備えているので、スイッチ部において消費電力削減のためのスイッチ処理をしたとしても、スイッチ部のスイッチングの不整合を前段並べ替え部と後段並べ替え部とで吸収することができるので、回路規模の大きいスイッチ部の消費電力削減を効果的にすることができる。
本実施の形態では、主に、実施の形態1との差異について説明する。
実施の形態1で説明した無線通信装置100と同様の機能及び構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施の形態では、更に、無線通信装置100内において使用するデバイスを制御することにより、更なる超寿命化を図る方法について説明する。
したがって、無線通信装置100においては、より超寿命となるようにデバイスの制御を行いながら、ユーザが意図していないサービス停止等を極力与えない運用とする方法が望ましい。
前提として、無線通信装置100は、実施の形態1で説明した無線通信装置100と同様の構成であり、チャネルの状態は実施の形態1で説明した図13に示す状態と同様であるものとする。
また、分離型スイッチ部104のデバイス分割の方法は、実施の形態1の図9で説明した方法と同様であるとする。すなわち、分離型スイッチ部104は、各ポートの同一のチャネル番号単位でデバイス化するものとして説明する。
このため、チャネル制御部108は、分離型スイッチ部104において、チャネルを選択する番号を定期的に入れ替える、または、ランダムに選択されるよう制御を行う。
この状態で一定期間運用した後、次に、チャネル制御部108は、分離型スイッチ部104の入力側のチャネル番号について、チャネル1を未使用チャネルとし、チャネル2、チャネル3、チャネル4、チャネル5が使用チャネルとなるように、チャネルの並べ替え制御を変更する。
以下に、前者の方法を用いる場合を例に具体的な動作を説明する。
無線通信装置100は、上記状態で一定期間稼働する。
チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの入力側(スイッチ前)のポート1のチャネル1の情報を、ポート1のチャネル5の情報に移す。つまり、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの入力側(スイッチ前)のポート1のチャネル1の「使用」という情報をポート1のチャネル5の情報に移すので、入力側(スイッチ前)のポート1のチャネル5の情報は「使用」となり、ポート1のチャネル1の情報は「未使用」となる。
また、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの入力側(スイッチ前)のポート2のチャネル1の情報を、ポート2のチャネル5の情報に移す。つまり、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの入力側(スイッチ前)のポート2のチャネル1の「使用」という情報をポート2のチャネル5の情報に移すので、入力側(スイッチ前)のポート2のチャネル5の情報は「使用」となり、ポート2のチャネル1の情報は「未使用」となる。
チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの出力側(スイッチ後)のポート1のチャネル1の情報を、ポート1のチャネル4の情報に移す。つまり、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの出力側(スイッチ後)のポート1のチャネル1の「使用」という情報をポート1のチャネル4の情報に移すので、出力側(スイッチ後)のポート1のチャネル4の情報は「使用」となり、ポート1のチャネル1の情報は「未使用」となる。
また、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの出力側(スイッチ後)のポート2のチャネル1の情報を、ポート2のチャネル6の情報に移す。つまり、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル設定情報の内容のうちの出力側(スイッチ後)のポート2のチャネル1の「使用」という情報をポート2のチャネル6の情報に移すので、出力側(スイッチ後)のポート2のチャネル6の情報は「使用」となり、ポート2のチャネル1の情報は「未使用」となる。
また、チャネル制御部108は、並べ替え前の未使用チャネル情報を後段並べ替え部105Bに送信する。この並べ替え前の未使用チャネル情報には、チャネル1は未使用チャネルであるという情報と、チャネル6は使用チャネルであるという情報が含まれる。
このように、チャネル制御部108は、後段並べ替え部105に対しても、同様の制御方法により、チャネル1が未使用となるように、遷移が起こったチャネルに関して並べ替え情報の変更を行う。
図16を用いて、チャネル制御部108がチャネル1を未使用に変更した後の信号の流れについて説明する。
図16は、無線通信装置100において、図13で説明した信号の流れで一定期間が経過した後、チャネル制御部108によるチャネルを遷移させる制御が開始された場合の信号の流れについて示した図である。
この例では、チャネル制御部108は、スイッチングテーブル704の内容を以下のように変更する。
(削除)入力ポート1/入力チャネル1→出力ポート2/出力チャネル3
(変更)入力ポート1/入力チャネル2→出力ポート1/出力チャネル4
(変更)入力ポート1/入力チャネル3→出力ポート2/出力チャネル6
入力ポート1/入力チャネル4→出力ポート1/出力チャネル2
(追加)入力ポート1/入力チャネル5→出力ポート2/出力チャネル3
(削除)入力ポート2/入力チャネル1→出力ポート2/出力チャネル2
入力ポート2/入力チャネル2→出力ポート1/出力チャネル3
入力ポート2/入力チャネル3→出力ポート2/出力チャネル5
入力ポート2/入力チャネル4→出力ポート2/出力チャネル4
(追加)入力ポート2/入力チャネル5→出力ポート2/出力チャネル2
上記のようにチャネル制御部108によりチャネルの制御が変更された後、更に、一定期間経過した後は、チャネル制御部108は、次に入力チャネル2を未使用とするようにチャネルの制御を変更する。
前段並べ替え部103は、並べ替え後のチャネル2をチャネル6に移し、チャネル2を未使用チャネルとし、チャネル6を使用チャネルとする。
分離型スイッチ部104においても同様に、チャネル2を未使用チャネルとし、チャネル2のデバイスの電源を落とすように制御を行う。
本実施の形態に係る無線通信装置によれば、チャネルスイッチ部の機能を実現するデバイスを一定の期間毎に電気的なストレスから解放する手段を設けている。したがって、チャネルスイッチ部のデバイスの長寿命化を図ることができ、これにより無線通信装置としても長寿命化を図ることができる。
本実施の形態では、主に、実施の形態1,2との差異について説明する。
実施の形態1,2で説明した無線通信装置100と同様の機能及び構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
例えば、通信衛星システムの電源系の装置の故障により、無線通信装置に供給される電力が低下するなどである。このように電力の供給が低下した場合であっても、必要最低限の通信機能が提供することが可能であれば、通信衛星としての必要最低限の機能が達成できるため、通信衛星として長寿命化を図ることができる。
このように、優先度の高いチャネルの通信を優先して通信を行い、優先度が低いチャネルの通信の処理を行う内部構成要素の電源を停止またはクロック供給を停止する方法による衛星システムの運用を、縮退運転と呼ぶ。
無線通信装置に対し縮退運転が指示されると、無線通信装置は、通知されたチャネルの優先度の高いチャネルから、無線通信装置内で、消費電力が低くなるように考慮してチャネル入出力およびスイッチングの設定を行い、同時に、低優先または未使用のチャネルの処理回路について消費電力を低く抑える制御を行う。
図17は、本実施の形態に係る無線通信装置100の前段並べ替え部103の動作の一例を説明するための図である。図18は、本実施の形態に係る無線通信装置100のチャネル制御の方法を説明するための図である。
入力チャネルの優先度の設定は、チャネル1が優先チャネルに設定され、チャネル2、チャネル6、チャネル8が低優先チャネルに設定されている。
本実施の形態では、主に、実施の形態1〜3との差異について説明する。
実施の形態1〜3で説明した無線通信装置100と同様の機能及び構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図19は、本実施の形態に係る無線通信装置1014の構成を示す図である。
ここで、A/D変換部101、デジタル分波部102、前段並べ替え部103、後段並べ替え部105、デジタル合波部106、及びD/A変換部107の構成及び動作は、実施の形態1〜3で示した構成及び動作と同じである。
また、チャネル制御部108は、DBF信号処理部1505に対し、ビーム形成を行うためのスイッチングテーブル704の変更の制御と、重み付け乗算のウェイト情報の提供とを行う。
したがって、チャネル制御部108は、チャネル毎の電力低減や、チャネル毎のデバイスの寿命延長を行う制御や、優先チャネルの設定を行う制御を実施することが可能である。このため、分離型スイッチ部104内がDBF信号処理部1505を持つ無線通信装置1014であっても、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
Claims (11)
- 複数の入力ポートと前記複数の入力ポートのそれぞれに対応する複数の出力ポートを備える無線通信装置において、
入力ポート毎に設けられ、周波数分割多重方式により複数の信号が多重化されたデジタル信号を入力し、入力したデジタル信号を前記複数の信号に分離する分波部と、
入力ポート毎に設けられ、前記分波部から前記複数の信号を入力し、入力した前記複数の信号を並べ替え、複数の前段並べ替え後信号として出力する前段並べ替え部と、
前記複数の入力ポートの各入力ポートに設けられた前記前段並べ替え部から出力された前記複数の前段並べ替え後信号を複数のスイッチ前信号として入力し、入力したスイッチ前信号に対しスイッチ処理を施し、スイッチ処理を施したスイッチ後信号を、出力ポート毎に複数のスイッチ後信号として出力するスイッチ部と、
出力ポート毎に設けられ、前記スイッチ部から出力ポート毎に出力された前記複数のスイッチ後信号を入力し、入力した前記複数のスイッチ後信号を並べ替え、複数の後段並べ替え後信号として出力する後段並べ替え部と、
出力ポート毎に設けられ、前記後段並べ替え部から出力された前記複数の後段並べ替え後信号を入力し、入力した前記複数の後段並べ替え後信号を周波数分割多重方式により多重化する合波部と
を備えた無線通信装置。 - 前記前段並べ替え部に対し、入力した前記複数の信号の並べ替えの元となる前段並べ替え情報を送信する制御部を備え、
前記制御部は、
前記複数の前段並べ替え後信号を出力する前段出力チャネルのチャネル番号が含まれる前記前段並べ替え情報を前記前段並べ替え部に送信する請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記スイッチ部は、
少なくとも1つのチャネル毎にスイッチ処理を行うブロックが分離できる構成を有するチャネル毎処理部であって、前記複数の前段並べ替え後信号のうち自チャネルに対応する前段並べ替え後信号をスイッチ前信号として入力し、入力したスイッチ前信号に対しスイッチ処理を施し、スイッチ処理を施したスイッチ前信号をスイッチ後信号として出力するチャネル毎処理部を備え、前記チャネル毎処理部から出力されたスイッチ後信号を、出力ポート毎に前記複数のスイッチ後信号として出力し、
前記制御部は、
前記複数の前段並べ替え後信号を出力する前記前段出力チャネルが、前記ブロックに分離された前記チャネル毎処理部の動作ブロックの数が最小となるように、前記前段並べ替え情報を送信し、
前記スイッチ部から出力された出力ポート毎の前記複数のスイッチ後信号が、前記分波部により分離された前記複数の信号の各々が出力されるべき複数のチャネル信号の各々となるように、前記後段並べ替え部に後段並べ替え情報を送信する請求項2に記載の無線通信装置。 - 前記スイッチ部は、
前記スイッチ前信号が入力される入力ポート毎の複数のスイッチ部入力チャネルの各スイッチ部入力チャネルのチャネル番号と、前記スイッチ前信号のスイッチング後の前記スイッチ後信号が出力される出力ポート毎の複数のスイッチ部出力チャネルの各スイッチ部出力チャネルのチャネル番号とを対応付けて記憶したスイッチングテーブルを備え、
前記スイッチングテーブルは、
前記制御部により生成される設定情報に基づいて設定され、
前記制御部は、
前記前段並べ替え部により並べ替えを行った前段入力チャネルと、前記後段並べ替え部により並べ替えを行った後段出力チャネルとが、前記前段並べ替え部と前記後段並べ替え部とにより並べ替えを行う前の前段入力チャネルと後段出力チャネルとを維持するように前記スイッチングテーブルを更新する前記設定情報を生成し、前記スイッチ部に送信する請求項3に記載の無線通信装置。 - 前記分波部は、チャネル番号が割り当てられた複数の分波部チャネルを備え、
前記合波部は、チャネル番号が割り当てられた複数の合波部チャネルを備え、
前記制御部は、
前記複数の信号の各信号が出力される入力ポート毎の前記分波部の前記分波部チャネルのチャネル番号と、出力ポート毎の前記合波部の前記合波部チャネルのチャネル番号とが対応付けられたスイッチング情報を入力し、
前記制御部は、
前記複数の後段並べ替え後信号を出力する後段出力チャネルのチャネル番号が、前記スイッチング情報に含まれる出力ポート毎の合波部の合波部チャネルのチャネル番号となるように後段並べ替え情報を生成し、前記後段並べ替え部に送信する請求項4に記載の無線通信装置。 - 前記分波部は、
前記複数の分波部チャネルの分波部チャネル毎に分波処理を行うブロックが分離可能な構成を持つフィルタバンクで構成され、
前記合波部は、
前記複数の合波部チャネルの合波部チャネル毎に合波処理を行うブロックが分離可能な構成を持つフィルタバンクで構成される請求項5に記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
前記前段並べ替え情報において、前記複数の前段並べ替え後信号を出力する前記前段出力チャネルのチャネル番号の変更を、定期的または不定期に実行し、前記変更の実行に伴って、前記設定情報及び前記後段並べ替え情報の変更を実行する請求項5または6に記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
入力ポート毎のチャネル番号に対して優先度が設定された優先度情報を入力し、入力した前記優先度情報に基づいて、優先的に信号を送信すべき入力ポートの前記分波部チャネルのチャネル番号を優先チャネル番号として特定し、前記優先チャネル番号に対応する前記スイッチ部入力チャネルから前記スイッチ部に入力された優先信号のスイッチング先を、前記優先チャネル番号に対応する前記スイッチ部出力チャネルに変更する請求項5から7のいずれか1項に記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
前記前段並べ替え部に対して、前記優先チャネル番号以外のチャネル番号に対応するチャネルは使用しないように前記前段並べ替え情報を生成する請求項8に記載の無線通信装置。 - 前記スイッチ部は、
チャネル毎にスイッチ処理を行うブロックが分離可能な構成を持つスイッチ処理ブロックと、形成するビームに応じてチャネル加算やウェイト乗算の処理を行うDBF信号処理ブロックとで構成される請求項1から9のいずれか1項に記載の無線通信装置。 - 複数の入力ポートと前記複数の入力ポートのそれぞれに対応する複数の出力ポートを備える無線通信装置の無線通信制御方法において、
入力ポート毎に設けられた分波部が、周波数分割多重方式により複数の信号が多重化されたデジタル信号を入力し、入力したデジタル信号を前記複数の信号に分離し、
入力ポート毎に設けられた前段並べ替え部が、前記複数の信号を入力し、入力した前記複数の信号を並べ替え、複数の前段並べ替え後信号として出力し、
スイッチ部が、前記複数の入力ポートの各入力ポートに設けられた前記前段並べ替え部から出力された前記複数の前段並べ替え後信号を複数のスイッチ前信号として入力し、入力したスイッチ前信号に対しスイッチ処理を施し、スイッチ処理を施したスイッチ後信号を、出力ポート毎に複数のスイッチ後信号として出力し、
出力ポート毎に設けられた後段並べ替え部が、前記スイッチ部から出力ポート毎に出力された前記複数のスイッチ後信号を入力し、入力した前記複数のスイッチ後信号を並べ替え、複数の後段並べ替え後信号として出力し、
出力ポート毎に設けられた合波部が、前記後段並べ替え部から出力された前記複数の後段並べ替え後信号を入力し、入力した前記複数の後段並べ替え後信号を周波数分割多重方式により多重化する無線通信制御方法。
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