JP6119250B2 - 車両のピラー内装構造 - Google Patents
車両のピラー内装構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6119250B2 JP6119250B2 JP2013002361A JP2013002361A JP6119250B2 JP 6119250 B2 JP6119250 B2 JP 6119250B2 JP 2013002361 A JP2013002361 A JP 2013002361A JP 2013002361 A JP2013002361 A JP 2013002361A JP 6119250 B2 JP6119250 B2 JP 6119250B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- wall
- width direction
- opening
- trim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 168
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 68
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 45
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 45
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 101100460719 Mus musculus Noto gene Proteins 0.000 description 1
- 101100187345 Xenopus laevis noto gene Proteins 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
車体側部に設けられたピラーパネルがアッパートリムとロアトリムに覆われ、
前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に車室内側から重ね合わされ、
前記アッパートリムは、意匠面が車幅方向内側を向く第1側壁と、前記第1側壁の車両前方側の側部から車幅方向外側に延びる第1前壁と、前記第1側壁の車両後方側の側部から車幅方向外側に延びる第1後壁とを備え、
前記ロアトリムは、意匠面が車幅方向内側を向く第2側壁と、前記第2側壁の車両前方側の側部から車幅方向外側に延びる第2前壁と、前記第2側壁の車両後方側の側部から車幅方向外側に延びる第2後壁とを備えている車両のピラー内装構造に関する。
すなわち、前記係合孔を、車幅方向内側(車室内側)を向く連結面にのみ設け、係合爪と係合孔の係合方向を車幅方向にのみ設定してあった。
本発明の目的は、アッパートリムの下端部とロアトリムの上端部との間に隙間が発生することを防止できて、外観品質を向上させることができる車両のピラー内装構造を提供する点にある。
車体側部に設けられたピラーパネルがアッパートリムとロアトリムに覆われ、
前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に車室内側から重ね合わされ、
前記アッパートリムは、意匠面が車幅方向内側を向く第1側壁と、前記第1側壁の車両前方側の側部から車幅方向外側に延びる第1前壁と、前記第1側壁の車両後方側の側部から車幅方向外側に延びる第1後壁とを備え、
前記ロアトリムは、意匠面が車幅方向内側を向く第2側壁と、前記第2側壁の車両前方側の側部から車幅方向外側に延びる第2前壁と、前記第2側壁の車両後方側の側部から車幅方向外側に延びる第2後壁とを備えている車両のピラー内装構造であって、
前記第2前壁の上端部から車両後方側に第1係合爪が突出し、
前記第1前壁の下端部に、前記第1前壁の裏側に入り込む段差部が形成され、
前記第1前壁の段差部の車両前後方向を向く段差面部に第2開口が形成され、
前記第2開口の周縁部に、前記第1係合爪が係合する第1被係合部が設けられ、
前記第2側壁の上端部に第2係合爪が設けられ、
前記第1側壁の下端部に、前記第1側壁の裏側に入り込む段差部が形成され、
前記第1側壁の段差部の車幅方向を向く段差面部に第1開口が形成され、
前記第1開口の周縁部に、前記第2係合爪が係合する第2被係合部が設けられ、
前記第2後壁の上端部から車両前方側に第3係合爪が突出し、
前記第1後壁の下端部に、前記第1後壁の裏側に入り込む段差部が形成され、
前記第1後壁の段差部の車両前後方向を向く段差面部に第3開口が形成され、
前記第3開口の周縁部に、前記第3係合爪が係合する第3被係合部が設けられている点にある。(請求項1)
また、前記第3係合爪と第3被係合部を係合させることで、アッパートリムの第1後壁とロアトリムの第2後壁を車両前後方向で固定することができる。
さらに、前記第2係合爪と第2被係合部を係合させることで、アッパートリムの第1側壁とロアトリムの第2側壁を車幅方向で固定することができる。
つまり、アッパートリムの下端部に対してロアトリムの上端部を車両前後方向及び車幅方向で係合固定することができる。その結果、アッパートリムの下端部とロアトリムの上端部との間に隙間が発生することを防止できて、アッパートリムの下端部とロアトリムの上端部との合わせ部の外観品質を向上させることができる。
第2前壁の上端部から車両後方側に突出する第1係合爪が、前記第2開口に車両前方側から挿入されて第2開口の周縁部に係合する。また、第2後壁の上端部から車両前方側に突出する第3係合爪が、前記第3開口に車両後方側から挿入されて第3開口の周縁部に係合する。これにより、アッパートリムの下端部に対してロアトリムの上端部を車両前後方向で確実に位置固定することができる。(請求項1)
前記ロアトリムの上端部から裏側に上側フランジが張り出し、
前記アッパートリムの下端部を車両前後方向で受け止めて、前記アッパートリムの下端部の車両前後方向の移動を阻止する第1受け止め部が前記上側フランジの周縁部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記第2係合爪は、前記第2側壁の上側フランジの上面に上側に向かって突設されるとともに、前記第1開口に車幅方向内側から挿入されて、前記第1開口の周縁部に係合すると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記第2側壁の上側フランジは、前記第1側壁の第1開口に挿入される挿入部を備え、
前記第1開口の上側周縁部と協働して前記挿入部を上下方向で挟持する挟持部が前記第1側壁の段差部に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記第1側壁の第1開口は、前記第1側壁の段差部の車幅方向を向く段差面部に、前記第1側壁の下端部の車両前後方向中央部を挟んで前後一対形成され、
前記挿入部は、前記第2側壁の上側フランジに、前記第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部を挟んで前後一対設けられ、
車両前後方向で前記挿入部の中央部に前記第2係合爪が設けられ、
前後一対の前記第2係合爪が前記前後一対の第1開口に各別に挿入され、
前記挟持部は前記第1側壁の段差部に、前記第1開口ごとに前後一対ずつ設けられ、
前記前後一対の挟持部が、前記第1開口の上側周縁部と協働して前記第2係合爪の両側の挿入部を挟持すると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
また、前記前後一対の挟持部が、前記第1開口の上側周縁部と協働して前記第2係合爪の両側の挿入部を上下方向で挟持する。従って、アッパートリムの下端部に対してロアトリムの上端部を上下方向(車両上下方向)でより確実に位置固定することができる。その結果、アッパートリムの下端部とロアトリムの上端部との合わせ部の外観品質をより向上させることができる。(請求項5)
前記挟持部は、前記第1開口の下側周縁部から前記第1開口内に突出し、
前記挟持部の上端部に、前記挿入部を前記第1開口内に案内する第1ガイド面が設けられ、
前記第1ガイド面は上側ほど前記第1側壁の裏側に位置するように傾斜していると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
前記前後一対の挿入部は、前記第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部よりも長く前記第2側壁の裏側に張り出して、前記第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部が、前記第2側壁の意匠面側に凹む凹部状に形成され、
前記第2前壁の上側フランジの車両後方側の先端部と、車両前方側の前記挿入部の車両後方側の端部と、車両後方側の前記挿入部の車両前方側の端部とが前記第1受け止め部に構成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
上記の構成によれば、前記挿入部が前記第1受け止め部に兼用構成されているから、構造を簡素化することができるとともに、第1受け止め部を形成するためのコストを低廉化することができる。(請求項7)
前記前後一対の第1開口の下方の段差面部に、前記第2側壁の上端部の裏面を受け止める第2受け止め部が連設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項8)
前記第1前壁の下端部と前記第1側壁の下端部の間の前側コーナー部と、前記第1後壁の下端部と前記第1側壁の下端部の間の後側コーナー部とが断面円弧状に形成され、
前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に車幅方向内側から重ね合わされるに伴って、前記第1係合爪が前記前側コーナー部に、前記第3係合爪が前記後側コーナー部にそれぞれ押圧され、前記第2前壁の上端部と前記第2後壁の上端部が、互いに離間する方向に開き変形した後に弾性復帰して、前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に重なるよう構成され、
前記第1係合爪の車幅方向外側の端部に、前記前側コーナー部にガイドされる第2ガイド面が形成され、
前記第2ガイド面は、車両後方側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜し、
前記第3係合爪の車幅方向外側の端部に、前記後側コーナー部にガイドされる第3ガイド面が形成され、
前記第3ガイド面は、車両前方側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜していると、次の作用を奏することができる。(請求項9)
この場合、第1係合爪の車幅方向外側の端部に形成された第2ガイド面が前側コーナー部にガイドされる。また、前記第3係合爪の車幅方向外側の端部に形成された第3ガイド面が後側コーナー部にガイドされる。
前記第2ガイド面は、車両後方側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜し、前記第3ガイド面は、車両前方側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜しているから、第2ガイド面を前側コーナー部で円滑にガイドすることができ、第3ガイド面を後側コーナー部で円滑にガイドすることができる。
これにより、ロアトリムの上端部のアッパートリムの下端部に対する組み付け作業の作業性を向上させることができる。(請求項9)
前記第3係合爪の車幅方向外側の端部に、前記第1後壁の段差部の上下方向を向く段差面部にガイドされる第4ガイド面が形成され、
前記第4ガイド面は、上側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜していると、次の作用を奏することができる。(請求項10)
前記第3係合爪の爪部は前記第3係合爪の爪基部から上方に突出して、前記第3開口の上側周縁部に係合し、
前記第3開口の下側周縁部に当接する当接部が前記第2後壁の上端部に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項11)
前記当接部は、前記第3係合爪の下方の前記第2後壁から車両前方側に突出する第1横リブと、前記第1横リブの車幅方向内側の端部から下方に延びる第1縦リブとを備え、
前記第3開口の下側周縁部から車両後方側にリブ受けが突出し、
前記第1縦リブの下端部が前記リブ受けに上方から当接すると、次の作用を奏することができる。(請求項12)
前記第1係合爪の爪基部は、前記第2前壁から車両後方側に突出する第2横リブと、前記第2横リブの車幅方向内側の端部から下方に延びる第2縦リブとを備え、
前記第1係合爪の爪部は前記第2縦リブの車両後方側の端部から車幅方向内側に突出して、前記第2開口の車幅方向内側の周縁部に係合し、
前記第2縦リブの下端部が前記第2開口の下側周縁部に当接すると、次の作用を奏することができる。(請求項13)
また、例えば、第1係合爪の爪部の爪基部からの突出方向と、第3係合爪の爪部の爪基部からの突出方向とが同一の構造(両爪部の突出方向がいずれも上方である構造、又は、いずれも車幅方向内側の構造)に比べると、ロアトリムの上端部のアッパートリムの下端部からの離間を防止する方向を増加させることができる。(請求項13)
アッパートリムの下端部とロアトリムの上端部との間に隙間が発生することを防止できて、外観品質を向上させることができる車両のピラー内装構造を提供することができた。
図1,図2に示すように、自動車のフロントドアの開口K1とリアドアの開口K2との間の車体側部にセンターピラー1が設けられている。このセンターピラー1は、金属製のセンターピラーパネル4(ピラーパネルに相当)と、センターピラーパネル4を車室内側から覆う内装部材としてのセンターピラートリム1とを備えている。
前記センターピラーパネル4は、センターピラーアウターパネル5とセンターピラーリンフォース6とセンターピラーインナーパネル7とから成る。センターピラーインナーパネル7は、車幅方向外側W2(車室外側)が開放した断面ハット形状に形成され、センターピラーアウターパネル5とセンターピラーリンフォース6は車幅方向内側W1(車室内側)が開放した断面ハット形状に形成されている。
前記センターピラートリム1は、いずれも樹脂製のアッパートリム2とロアトリム3とに上下に2分割されて、前記センターピラーパネル4がアッパートリム2とロアトリム3に覆われている。ロアトリム3の上端部はアッパートリム2の下端部に車室内側から重ね合わされている。これにより、センターピラーパネル4が車室内に露出することを防止することができる。
また、第2側壁22の上端部に第2係合爪42が設けられ、第1側壁12の下端部に、第2係合爪42が係合する第2被係合部(後述の第1開口35Hの上側周縁部35H1)が設けられている。
さらに、第2後壁23の上端部に第3係合爪43が設けられ、第1後壁13の下端部に、第3係合爪43が係合する第3被係合部(後述の第3開口38Hの上側周縁部38H1)が設けられている。
図8(a),図8(b)に示すように、第1側壁12の下端部に、第1側壁12の裏側(車幅方向外側W2)に入り込む段差部34が、前記車両前後方向中央部12L(図6参照)を挟んで前後一対形成されている。
また、第1後壁13の下端部と第1側壁12の下端部の間の後側コーナー部C2、すなわち、第1後壁13の車両前後方向を向く段差面部38と、第1側壁12の車幅方向を向く段差面部35との間の後側コーナー部C2は断面円弧状に形成されている。
これに伴って、第1係合爪41が前側コーナー部C1に、また、第3係合爪43が後側コーナー部C2にそれぞれ押圧される。そして、第2前壁21の上端部と第2後壁23の上端部が互いに離間する方向に開き変形した後に弾性復帰して、ロアトリム3の上端部がアッパートリム2の下端部に重なる。
図3(a)に示すように、前記ロアトリム3の上端部から裏側に上側フランジ3Fが張り出している。この上側フランジ3Fは、第2前壁21の上端部から車両後方側Rrに張り出す第2前壁21の上側フランジ21Fと、第2側壁22の上端部から車幅方向外側W2に張り出す第2側壁22の上側フランジ22Fと、第2後壁23の上端部から車両前方側Frに張り出す第2後壁23の上側フランジ23Fとから成る。第2前壁21の上側フランジ21Fと第2側壁22の上側フランジ22Fと第2後壁23の上側フランジ23Fは連続している。
図3(a)〜図3(c),図9(a)〜図9(c),図10(a)に示すように、前記第2係合爪42は、第2側壁22の上側フランジ22Fの上面に上側に向かって縦断面三角形状に突設されている。詳述すると、第2係合爪42は、車両前後方向で挿入部25の中央部に設けられ、第2側壁22の幅方向(車両前後方向)に長く形成されている。そして、前後一対の第2係合爪42が前後一対の第1開口35Hに車幅方向内側W1から各別に挿入されて、第1開口35Hの上側周縁部35H1に係合する。
図3,図4,図10(c)に示すように、前記第1係合爪41は第2前壁21の車幅方向外側W2の端部の上端部に設けられている。第1係合爪41の爪基部77は、第2前壁21の上端部から車両後方側Rrに突出する第2横リブ63と、第2横リブ63の車幅方向内側W1の端部から下方に延びる第2縦リブ61とを備えている。第2縦リブ61の車両前方側Frの側部は第2前壁21の裏面に連なっている。
図3(a),図3(c),図5,図10(d)に示すように、前記第3係合爪43は第2後壁23の車幅方向外側W2の端部の上端部に設けられている。第3係合爪43の爪基部45は台形の横リブ状に形成され、第2後壁23の上端部から車両前方側Frに突出している。図8(b),図9(a),図9(b)に示すように、第3係合爪43の爪部46は爪基部45の先端部から上方に突出している。この爪部46は第3開口38Hの上側周縁部38H1に係合する。
図5,図8(b),図9(b)に示すように、前記第3開口38Hの下側周縁部38H2に当接する当接部47が、第3係合爪43の下方の第2後壁23の上端部に設けられている。前記当接部47は、第3係合爪43の下方の第2後壁23から車両前方側Frに突出する台形状の第1横リブ48と、第1横リブ48の車幅方向内側W1の端部から下方に延びる第1縦リブ49とを備えている。第1縦リブ49の車両後方側Rrの端部は第2後壁23の裏面に連なっている。
図13(a),図13(c)に示すように、前記第3係合爪43を成形する場合、第2側壁22と第2後壁23と第3係合爪43との間に配置しておいた第1スライド型100を車両前方側Frに型抜きして第3係合爪43を成形する。符号Z1は第1スライド型100の型抜き方向(車両前方側Fr)である。コア型の型抜き方向Z2は車幅方向外側W2である。
(1) 前記第1係合爪41と第1被係合部(第2開口33Hの車幅方向内側W1の周縁部33H1)を係合させることで、アッパートリム2の第1前壁11とロアトリム3の第2前壁21を車両前後方向で固定することができる。
また、前記第3係合爪43と第3被係合部(第3開口38Hの上側周縁部38H1)を係合させることで、アッパートリム2の第1後壁13とロアトリム3の第2後壁23を車両前後方向で固定することができる。
さらに、前記第2係合爪42と第2被係合部(第1開口35Hの上側周縁部35H1)を係合させることで、アッパートリム2の第1側壁12とロアトリム3の第2側壁22を車幅方向で固定することができる。
つまり、アッパートリム2の下端部に対してロアトリム3の上端部を車両前後方向及び車幅方向で係合固定することができる。その結果、アッパートリム2の下端部とロアトリム3の上端部との間に隙間が発生することを防止できて、アッパートリム2の下端部とロアトリム3の上端部との合わせ部の外観品質を向上させることができる。
また、前記前後一対の挟持部37が、前記第1開口35Hの上側周縁部35H1と協働して前記第2係合爪42の両側の挿入部25を上下方向で挟持する。従って、アッパートリム2の下端部に対してロアトリム3の上端部を上下方向(車両上下方向)でより確実に位置固定することができる。
上記の構成によれば、前記挿入部25が前記第1受け止め部24に兼用構成されているから、構造を簡素化することができるとともに、第1受け止め部24を形成するためのコストを低廉化することができる。
この場合、第1係合爪41の車幅方向外側W2の端部に形成された第2ガイド面63Gが前側コーナー部C1にガイドされる。また、前記第3係合爪43の車幅方向外側W2の端部に形成された第3ガイド面45Gが後側コーナー部C2にガイドされる。
前記第2ガイド面63Gは、車両後方側Rrほど車幅方向内側W1に位置するように傾斜し、前記第3ガイド面45Gは、車両前方側Frほど車幅方向内側W1に位置するように傾斜しているから、第2ガイド面63Gを前側コーナー部C1で円滑にガイドすることができ、第3ガイド面45Gを後側コーナー部C2で円滑にガイドすることができる。
(11−2)
また、前記第5ガイド面46G2が第1後壁13の上下方向を向く段差面部39(図8(b)参照)の下面にガイドされ、前記第6ガイド面48Gがアッパートリム2の下端部の後側コーナー部C2にガイドされ、前記第7ガイド面49Gが前記リブ受け15の上面にガイドされ、前記第8ガイド面61Gが前記第2開口33Hの下側周縁部33H2にガイドされるから、アッパートリム2の下端部に対するロアトリム3の上端部の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
また、例えば、第1係合爪41の爪部62の爪基部77からの突出方向と、第3係合爪43の爪部46の爪基部45からの突出方向とが同一の構造(両爪部62,46の突出方向がいずれも上方である構造、又は、いずれも車幅方向内側W1の構造)に比べると、ロアトリム3の上端部のアッパートリム2の下端部からの離間を防止する方向を増加させることができる。
(1) 前記第1係合爪41がアッパートリム2の下端部に、第1被係合部がロアトリム3の上端部に設けられていてもよい。
(2) 前記第2係合爪42がアッパートリム2の下端部に、第2被係合部がロアトリム3の上端部に設けられていてもよい。前記第2合爪42の数は上記の実施形態で説明した数に限られない。例えば、ロアトリム3の上端部又はアッパートリム2の下端部に前記第2合爪42が1個だけ設けられている構造であってもよい。
(3) 前記第3係合爪42がアッパートリム2の下端部に、第3被係合部がロアトリム3の上端部に設けられていてもよい。
3 ロアトリム
3F 上側フランジ
4 ピラーパネル
11 第1前壁
12 第1側壁
12L 第1側壁の下端部の車両前後方向中央部
13 第1後壁
15 リブ受け
21 第2前壁
21F 第2前壁の上側フランジ
22 第2側壁
22F 第2側壁の上側フランジ
22F1 第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部
22U 第2側壁の上端部の裏面
23 第2後壁
24 第1受け止め部
24A 第2前壁の上側フランジの車両後方側の先端部(第1受け止め部)
24B 車両前方側の挿入部の車両後方側の端部(第1受け止め部)
24C 車両後方側の挿入部の車両前方側の端部(第1受け止め部)
25 挿入部
32 第1前壁の裏側に入り込む段差部
33 第1前壁の段差部の車両前後方向を向く段差面部
33H 第2開口
33H1 第2開口の車幅方向内側の周縁部(第1被係合部)
33H2 第2開口の下側周縁部
34 第1側壁の裏側に入り込む段差部
35 第1側壁の段差部の車幅方向を向く段差面部
35A 第1開口の下方の段差面部
35H 第1開口
35H1 第1開口の上側周縁部(第2被係合部)
35H2 第1開口の下側周縁部
37 挟持部
37G 第1ガイド面
38 第1後壁の段差部の車両前後方向を向く段差面部
38H 第3開口
38H1 第3開口の上側周縁部(第3被係合部)
38H2 第3開口の下側周縁部
39 第1後壁の段差部の上下方向を向く段差面部
41 第1係合爪
42 第2係合爪
43 第3係合爪
45 第3係合爪の爪基部
45G 第3ガイド面
46 第3係合爪の爪部
46G1 第4ガイド面
47 当接部
48 第1横リブ
49 第1縦リブ
49K 第1縦リブの下端部
61 第2縦リブ
61K 第2縦リブの下端部
62 第1係合爪の爪部
63 第2横リブ
63G 第2ガイド面
67 第1後壁の裏側に入り込む段差部
77 第1係合爪の爪基部
89 第2受け止め部
C1 前側コーナー部
C2 後側コーナー部
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側
W1 車幅方向内側
W2 車幅方向外側
Claims (13)
- 車体側部に設けられたピラーパネルがアッパートリムとロアトリムに覆われ、
前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に車室内側から重ね合わされ、
前記アッパートリムは、意匠面が車幅方向内側を向く第1側壁と、前記第1側壁の車両前方側の側部から車幅方向外側に延びる第1前壁と、前記第1側壁の車両後方側の側部から車幅方向外側に延びる第1後壁とを備え、
前記ロアトリムは、意匠面が車幅方向内側を向く第2側壁と、前記第2側壁の車両前方側の側部から車幅方向外側に延びる第2前壁と、前記第2側壁の車両後方側の側部から車幅方向外側に延びる第2後壁とを備えている車両のピラー内装構造であって、
前記第2前壁の上端部から車両後方側に第1係合爪が突出し、
前記第1前壁の下端部に、前記第1前壁の裏側に入り込む段差部が形成され、
前記第1前壁の段差部の車両前後方向を向く段差面部に第2開口が形成され、
前記第2開口の周縁部に、前記第1係合爪が係合する第1被係合部が設けられ、
前記第2側壁の上端部に第2係合爪が設けられ、
前記第1側壁の下端部に、前記第1側壁の裏側に入り込む段差部が形成され、
前記第1側壁の段差部の車幅方向を向く段差面部に第1開口が形成され、
前記第1開口の周縁部に、前記第2係合爪が係合する第2被係合部が設けられ、
前記第2後壁の上端部から車両前方側に第3係合爪が突出し、
前記第1後壁の下端部に、前記第1後壁の裏側に入り込む段差部が形成され、
前記第1後壁の段差部の車両前後方向を向く段差面部に第3開口が形成され、
前記第3開口の周縁部に、前記第3係合爪が係合する第3被係合部が設けられている車両のピラー内装構造。 - 前記ロアトリムの上端部から裏側に上側フランジが張り出し、
前記アッパートリムの下端部を車両前後方向で受け止めて、前記アッパートリムの下端部の車両前後方向の移動を阻止する第1受け止め部が前記上側フランジの周縁部に形成されている請求項1記載の車両のピラー内装構造。 - 前記第2係合爪は、前記第2側壁の上側フランジの上面に上側に向かって突設されるとともに、前記第1開口に車幅方向内側から挿入されて、前記第1開口の周縁部に係合する請求項2記載の車両のピラー内装構造。
- 前記第2側壁の上側フランジは、前記第1側壁の第1開口に挿入される挿入部を備え、
前記第1開口の上側周縁部と協働して前記挿入部を上下方向で挟持する挟持部が前記第1側壁の段差部に設けられている請求項3記載の車両のピラー内装構造。 - 前記第1側壁の第1開口は、前記第1側壁の段差部の車幅方向を向く段差面部に、前記第1側壁の下端部の車両前後方向中央部を挟んで前後一対形成され、
前記挿入部は、前記第2側壁の上側フランジに、前記第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部を挟んで前後一対設けられ、
車両前後方向で前記挿入部の中央部に前記第2係合爪が設けられ、
前後一対の前記第2係合爪が前記前後一対の第1開口に各別に挿入され、
前記挟持部は前記第1側壁の段差部に、前記第1開口ごとに前後一対ずつ設けられ、
前記前後一対の挟持部が、前記第1開口の上側周縁部と協働して前記第2係合爪の両側の挿入部を挟持する請求項4記載の車両のピラー内装構造。 - 前記挟持部は、前記第1開口の下側周縁部から前記第1開口内に突出し、
前記挟持部の上端部に、前記挿入部を前記第1開口内に案内する第1ガイド面が設けられ、
前記第1ガイド面は上側ほど前記第1側壁の裏側に位置するように傾斜している請求項5記載の車両のピラー内装構造。 - 前記前後一対の挿入部は、前記第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部よりも長く前記第2側壁の裏側に張り出して、前記第2側壁の上側フランジの車両前後方向中央部が、前記第2側壁の意匠面側に凹む凹部状に形成され、
前記第2前壁の上側フランジの車両後方側の先端部と、車両前方側の前記挿入部の車両後方側の端部と、車両後方側の前記挿入部の車両前方側の端部とが前記第1受け止め部に構成されている請求項5又は6記載の車両のピラー内装構造。 - 前記前後一対の第1開口の下方の段差面部に、前記第2側壁の上端部の裏面を受け止める第2受け止め部が連設されている請求項5〜7のいずれか一つに記載の車両のピラー内装構造。
- 前記第1前壁の下端部と前記第1側壁の下端部の間の前側コーナー部と、前記第1後壁の下端部と前記第1側壁の下端部の間の後側コーナー部とが断面円弧状に形成され、
前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に車幅方向内側から重ね合わされるに伴って、前記第1係合爪が前記前側コーナー部に、前記第3係合爪が前記後側コーナー部にそれぞれ押圧され、前記第2前壁の上端部と前記第2後壁の上端部が、互いに離間する方向に開き変形した後に弾性復帰して、前記ロアトリムの上端部が前記アッパートリムの下端部に重なるよう構成され、
前記第1係合爪の車幅方向外側の端部に、前記前側コーナー部にガイドされる第2ガイド面が形成され、
前記第2ガイド面は、車両後方側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜し、
前記第3係合爪の車幅方向外側の端部に、前記後側コーナー部にガイドされる第3ガイド面が形成され、
前記第3ガイド面は、車両前方側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜している請求項1記載の車両のピラー内装構造。 - 前記第3係合爪の車幅方向外側の端部に、前記第1後壁の段差部の上下方向を向く段差面部にガイドされる第4ガイド面が形成され、
前記第4ガイド面は、上側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜している請求項9記載の車両のピラー内装構造。 - 前記第3係合爪の爪部は前記第3係合爪の爪基部から上方に突出して、前記第3開口の上側周縁部に係合し、
前記第3開口の下側周縁部に当接する当接部が前記第2後壁の上端部に設けられている請求項9又は10に記載の車両のピラー内装構造。 - 前記当接部は、前記第3係合爪の下方の前記第2後壁から車両前方側に突出する第1横リブと、前記第1横リブの車幅方向内側の端部から下方に延びる第1縦リブとを備え、 前記第3開口の下側周縁部から車両後方側にリブ受けが突出し、
前記第1縦リブの下端部が前記リブ受けに上方から当接する請求項11記載の車両のピラー内装構造。 - 前記第1係合爪の爪基部は、前記第2前壁から車両後方側に突出する第2横リブと、前記第2横リブの車幅方向内側の端部から下方に延びる第2縦リブとを備え、
前記第1係合爪の爪部は前記第2縦リブの車両後方側の端部から車幅方向内側に突出して、前記第2開口の車幅方向内側の周縁部に係合し、
前記第2縦リブの下端部が前記第2開口の下側周縁部に当接する請求項10〜12のいずれか一つに記載の車両のピラー内装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002361A JP6119250B2 (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 車両のピラー内装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002361A JP6119250B2 (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 車両のピラー内装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014133472A JP2014133472A (ja) | 2014-07-24 |
JP6119250B2 true JP6119250B2 (ja) | 2017-04-26 |
Family
ID=51412113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013002361A Active JP6119250B2 (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 車両のピラー内装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6119250B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10272994A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用内装部品の接合構造 |
JP2002114108A (ja) * | 2000-10-06 | 2002-04-16 | Kasai Kogyo Co Ltd | ヘッドライニングとピラートリムの合せ構造 |
-
2013
- 2013-01-10 JP JP2013002361A patent/JP6119250B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014133472A (ja) | 2014-07-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6566745B2 (ja) | 自動車用ドアのシール材 | |
US10293670B2 (en) | Vehicle molding | |
US10023030B2 (en) | Structure of vehicle side door | |
US9434324B2 (en) | Garnish with molding and vehicle door mounted with same | |
JP5540990B2 (ja) | 車両用内装材の連結構造 | |
JP6119250B2 (ja) | 車両のピラー内装構造 | |
JP5262760B2 (ja) | 部品合わせ構造および部品合わせ方法 | |
JP5911023B2 (ja) | 樹脂部材取付構造 | |
JP5664901B2 (ja) | シートベルトの保持構造 | |
JP2007030834A (ja) | フェンダカバー構造 | |
JP2013184624A (ja) | 車両のドア構造 | |
JP6695831B2 (ja) | ドアハンドル構造体 | |
JP5235524B2 (ja) | カップホルダー取付構造 | |
JP2010023804A (ja) | ピラートリムの取付構造 | |
JP6597152B2 (ja) | 車両のドア開口部構造 | |
JP2013103687A (ja) | 自動車用ドアトリムの取付構造 | |
JP5041818B2 (ja) | 自動車用バイザー取付ブラケット | |
JP5613959B2 (ja) | 車両のリヤバンパ取付構造 | |
JP6472736B2 (ja) | ウインドデフレクタの取付構造 | |
JP2011011674A (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP2014046736A (ja) | 車両用内装部材の重合部構造 | |
JP6136319B2 (ja) | ウインドシールドガーニッシュ | |
JP2012206695A (ja) | 車両用ピラートリムの取付構造 | |
JP2009036234A (ja) | クリップ装着構造 | |
JP6894198B2 (ja) | ピラートリム取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170313 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6119250 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |