JP6111902B2 - 車両用キャニスタの取付け構造 - Google Patents
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Description
さらに、キャニスタ取付けブラケットが、サイドフレームの後方において、底板部から車両の前方側に立設された第2立設部を有するので、キャニスタの前方が第2立設部によって覆われ、かつ、第2の立設部の前方にクロスメンバが横切ることなる。
したがって、キャニスタの冷却性を高めることができ、地面からの輻射熱によってキャニスタがクリープ変形することを防止することができる。このため、例えば、キャニスタの本体ケースを樹脂材料から構成することができ、キャニスタの成形を容易に行うことができる。
この結果、キャニスタの着脱作業時のキャニスタの視認性を向上させることができ、キャニスタの着脱作業の作業性およびメンテナンス作業の作業性を効果的に向上させることができる。
図1〜図9は、本発明に係る一実施形態の車両用キャニスタの取付け構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、車両1は、仮想線で示す車体2を備えており、車体2の底部であるフロアパネル3の下部にはシャーシである一対のサイドフレーム4、5が設けられている。また、サイドフレーム4、5に対して車両1の前後方向と直交する車両1の幅方向外方には前輪6L、6Rおよび後輪7L、7Rが設けられている。以下、車両1の幅方向を単に車幅方向という。
また、車両1の後方のサイドフレーム4、5の間のクロスメンバ8には燃料タンク9が取付けられており、この燃料タンク9内には図示しない燃料が充填されている。また、車両の前方側のサイドフレーム4、5の間にはラジエータ10が設けられており、このラジエータ10は、ラジエータ10の幅方向両端部とサイドフレーム4、5との間に隙間が形成されるようにして、ブラケット11を介してサイドフレーム5に取付けられている。
段差部4A、5Aにはラジエータ10に対して車両1の後方に位置するように矩形状の下方突出部12、13が取付けられており、下方突出部12、13は、段差部4A、5Aから下方に突出している。
すなわち、本実施形態のエンジン18は、マウント部材16、17を介してエンジンマウントメンバ14に取付けられており、マウント部材16、17によってエンジン18からエンジンマウントメンバ14に振動が伝達されることを抑制することができる。
また、エンジン18の車幅方向他端部には排気マニホールド20Cが設けられており、り、エンジン18によって燃焼された排気ガスは、排気マニホールド20Cから図示しない排気管を通して大気に排出されるようになっている。
キャニスタ21にはベーパ配管23Aの一端部が接続されており、このベーパ配管23Aの他端部は、燃料タンク9に接続されている。このベーパ配管23Aは、燃料タンク9内で蒸発された燃料であるベーパをキャニスタ21に導入するようになっており、ベーパ配管23Aを通してキャニスタ21に導入されたベーパは、吸着材に吸着される。
また、本体ケース21Aにはパージ配管23Cの一端部が接続されており、パージ配管23Cの他端部は、エンジン18の吸気管20Aに接続されている。また、パージ配管23Cには図示しないパージバルブが設けられており、パージバルブが開放されると、吸気管20Aの吸入負圧によって大気配管23Bからキャニスタ21に導入された大気とベーパとの混合ガス、所謂、パージガスが吸気管20Aに導入される。
被取付け部材25は、図6に示すように、下方突出部13の内壁面13Aに取付けられたベース部26と、ベース部26の幅方向両側(車両1の前後方向)から突出し、互いの突出方向先端部が近づくように傾斜する突出爪部26a、26bとを備えている。
図5に示すように、被取付け部材25は、車両1の前方側に位置するベース部26の前端部26eが、車両1の後方側に位置するベース部26の後端部26fに対して幅方向内方に位置するように、ベース部26が下方突出部13に傾斜して取付けられている。すなわち、ベース部26は、車両1の前後方向の軸線A、すなわち、下方突出部13の内壁面13Aに対して幅方向の軸線Bが傾斜角度θ1だけ傾斜している。
この結果、図5に示すように、キャニスタ21の本体ケース21Aは、車両1の前後方向と直交する車幅方向の軸線Cに対して軸線Dが傾斜角度θ2だけ傾斜した状態で下方突出部13に取付けられる。なお、本実施形態のキャニスタ21は、本体ケース21Aの短手方向に対して長手方向が車両1の前方を向くようにして下方突出部13に取付けられる例を示している。
作業者がキャニスタ21を下方突出部13に取付ける場合には、図7に示すように、車両1の後方側から被取付け部材25の鉛直方向上方にキャニスタ21を移動させる。次いで、図8に示すように、鉛直方向上方から本体ケース21Aを下方に移動させて、本体ケース21Aの嵌合突起21a、21bを突出爪部26a、26bに嵌合させることで、被取付け部材25を介してキャニスタ21を下方突出部13に取付ける。
また、作業者がキャニスタ21を被取付け部材25から取り外す場合には、本体ケース21Aを上方に移動させて本体ケース21Aの嵌合突起21a、21bを突出爪部26a、26bから抜き出すことで、本体ケース21Aと被取付け部材25との嵌合を解除する。
すなわち、本実施形態のキャニスタ21の取付け構造は、フロアパネル3の下部に設けられたサイドフレーム4、5が、車両1の前方側の高さに対して車両1の後方側が高くなるように段差部4A、5Aを有し、段差部4A、5Aから下方に突出する一方の下方突出部13に設けられた被取付け部材25にキャニスタ21が取付けられるので、フロアパネル3と被取付け部材25までの距離を大きくすることできる。
このため、図9に示すように、車両1の前方から流れ込む走行風Wをラジエータ10とサイドフレーム5との間の隙間を抜けて下方突出部13と支持ブラケット15の間の隙間からキャニスタ21に吹きかけることができる。このため、ラジエータ10を通過しない低温の走行風Wを積極的にキャニスタ21に吹きかけることができる。
この結果、キャニスタ21の取付け作業時のキャニスタ21の視認性を向上させることができ、キャニスタ21の着脱作業の作業性およびメンテナンス作業の作業性を効果的に向上させることができる。
また、キャニスタ21を車両の前後方向に傾斜させることで、走行風がキャニスタ21の前面部に強く衝突することを防止することができ、走行風Wによってキャニスタ21が振動することを防止することでき、キャニスタ21を下方突出部13に安定して取付けることができる。
すなわち、高温状態で膨張したベーパに比べて走行風によって冷却されたベーパは、圧縮されるため、ベーパの濃度を高くすることができる。このため、高濃度のベーパをキャニスタ21の吸着材に回収することによって、膨張した吸着材を回収するよりも、多くのベーパを回収することができる。このため、吸着材が大型化するのを防止して、結果的にキャニスタ21が大型化するのを防止することができ、キャニスタ21の製造コストを低減することができるとともに、キャニスタ21の設置スペースを小さくすることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
Claims (3)
- 車両のフロアパネルの下部に設けられ、前記車両の前後方向に延在する一対のサイドフレームと、
前記サイドフレームの間に設けられたラジエータに対して前記車両の後方で前記一対のサイドフレームに設けられ、前記サイドフレームから下方に延在する一対の下方突出部と、
前記車両の前後方向と直交する車幅方向に延在するようにして前記一対の下方突出部に連結されたエンジンマウントメンバと、
前記エンジンマウントメンバから上方に突出するように前記エンジンマウントメンバの幅方向一端部に形成され、エンジンを支持するエンジン支持部とを備えた車両に取付けられ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する車両用キャニスタの取付け構造であって、
前記サイドフレームが、前記車両の前方側の高さに対して前記車両の後方側が高くなるように段差部を有するとともに、前記段差部に前記下方突出部が取付けられ、
一方の前記下方突出部に対向する他方の下方突出部の内壁面に、前記キャニスタに設けられた第1の取付け部が取付けられる第2の取付け部が設けられ、
前記キャニスタが、前記エンジン支持部に対して前記車両の後方側で、かつ、前記下方突出部と前記エンジン支持部と前記エンジンマウントメンバの上面とで囲まれる空間に対して前記車両の前後方向に重なるように、前記第2の取付け部を介して前記下方突出部に取付けられることを特徴とする車両用キャニスタの取付け構造。 - 前記第2の取付け部が、前記下方突出部の内壁面に取付けられたベース部と、前記ベース部の幅方向両側から突出し、互いの突出方向先端部が近づくように傾斜する突出爪部とを含んで構成され、前記第1の取付け部は、前記キャニスタの本体ケースの外周部に形成され、前記突出爪部に挟まれるようにして前記突出爪部に嵌合する嵌合部を含んで構成され、
前記車両の前方側に位置する前記ベース部の前端部が、前記車両の後方側に位置する前記ベース部の後端部に対して前記車幅方向内方に位置するように、前記ベース部が前記下方突出部に傾斜して取付けられ、
前記第2の取付け部に取付けられたキャニスタは、前記キャニスタの前面側と前記エンジン支持部の後面側との間の隙間が車幅方向外方から車幅方向内方にかけて漸次拡大するように、前記キャニスタの車幅方向内側の端部が車幅方向外側の端部よりも前記車両の後方側に位置して傾斜することを特徴とする請求項1に記載の車両用キャニスタの取付け構造。 - 前記エンジンが、前記車幅方向他端部側に排気マニホールドを有し、
前記キャニスタが、前記エンジンの車幅方向一端部側に設けられた前記サイドフレームの前記下方突出部に取付けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用キャニスタの取付け構造。
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