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JP6101664B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタ装置に関するものである。
自動車等は、車体の一部を構成するピラーやパネル等の取付部材を挟んだ状態で互いに嵌合する第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを有したコネクタ装置(コネクタ)を用いている。
コネクタ装置としては、例えば、パネルの取付孔に第1のコネクタハウジングを仮係止し、第2のコネクタハウジングをその第1のコネクタハウジングに嵌合させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されるコネクタは、図8〜図12に示すような構成を有している。
なお、図8は、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103とを有したコネクタ101を示す斜視図、図9〜図12は、仮係止された第1のコネクタハウジング104に対して、第2のコネクタハウジング103が順次嵌合されていく過程を示す断面図である。
図8、図9等に示すコネクタ101は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。このコネクタ101は、図8等に示すように、互いの間に車体を構成するボディパネル(以下、パネルと呼ぶ)102を挟んだ状態で、互いに嵌合する第1のコネクタハウジング104および第2のコネクタハウジング103とから構成されている。
パネル102には、図8に示すように、パネル102を貫通する取付孔107が設けられている。第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103は、互いの間にパネル102を位置合わせした状態でパネル102の取付孔107内に挿通されて互いに嵌合し、パネル102に固定される。
第1のコネクタハウジング104は、合成樹脂で成形され、本体部141、一対の仮係止部112およびロックアーム109等を有している。
ロックアーム109は、上壁144から立設し、嵌合方向に沿って第2のコネクタハウジング103が取り付けられる側に向かって延設される板状のアーム部191と、アーム部191の先端部191aから上壁144の面方向に沿って嵌合方向と直交する方向に突出した一対のロック部192と、アーム部191の先端部191aから高さ方向に沿って本体部141の外側に突出した突起部193とを有している。
ロックアーム109は、第1のコネクタハウジング104がパネル102に仮係止された状態で第2のコネクタハウジング103と嵌合される過程において、図9および図10に示すように、ロック部192が後述する第2のコネクタハウジング103側の係合部としてのリブ108と摺接して乗り上げることで上方に撓み変形し、パネル102の取付孔107の周縁に接触して押圧されることにより、仮係止部112によるパネル102への仮係止が解除された状態の第1のコネクタハウジング104がパネル102から脱落することを防止するようになっている。
一方、第2のコネクタハウジング103も合成樹脂で成形されており、本体部132と、フランジ部131と、一対の本係止部111(図8参照)と、ロックアーム109と係合する一対のリブ108、ロック部192の嵌合部110等を有している。
そして、図11に示すように、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との嵌合の最終過程において、第1のコネクタハウジング104側のロックアーム109のロック部192は、第2のコネクタハウジング103側の嵌合部110に嵌合し、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103とが結合される。
さらに、図11に示すA方向に、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との結合体を押圧することにより、図12に示すように、第1のコネクタハウジング104側のフランジ部131がパネル102の近傍で対向する位置まで移動する。この状態において、第2のコネクタハウジング103側の本係止部111とパネル102の取付孔107の周縁とが係合されて、コネクタ101がパネル102に固定される。なお、フランジ部131には、図12に示すようにグロメット210が取付けられている。
特開2009−16198号公報
ところで、図10に示すような第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との嵌合途中の状態において、ロックアーム109のアーム部191は、第2のコネクタハウジング103側のリブ108と摺接して乗り上げて上方に撓み変形し、パネル102の取付孔107の周縁に接触して押圧された状態となっている。
しかし、このような状態から第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との嵌合を深めるように、図13に示すような嵌合方向の押圧力F1を加えると、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との結合体にアーム部191の上面と取付孔107の周縁との接触点を支点P1とした回転力F2が発生する。
この回転力F2により、本来はパネル102と平行状態で対向すべき部位(例えば、突出部150)に、パネル102に対する傾斜角θを生じてしまう。
この傾斜角θの影響により、押圧力F1による嵌合方向のベクトルが分散されてしまい、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103とを嵌合させる方向の力が弱められ、嵌合作業の円滑性や効率性が妨げられるという問題が発生していた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、嵌合作業の円滑性、効率性を向上させることができるコネクタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るコネクタ装置は、取付部材の取付孔の一方側から挿入される第1のコネクタハウジングと、前記取付部材の取付孔の他方側から挿入される第2のコネクタハウジングとを備え、前記第1のコネクタハウジングは、前記取付孔の周縁に仮係止される仮係止部と前記第2のコネクタハウジングに係止されるロックアームとを有し、前記第2のコネクタハウジングは、前記第1のコネクタハウジングへの嵌合過程で前記仮係止部を解除位置に変位させる仮係止解除部と前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止させる状態に撓み変形させ、且つ、前記ロックアームを係止するロックアーム係止部と取付孔の挿入完了位置で前記取付孔の周縁に係止する本係止部とを有し、前記仮係止部が前記取付孔の周縁に仮係止された前記第1のコネクタハウジングに前記第2のコネクタハウジングを嵌合すると、嵌合過程で前記ロックアーム係止部によって前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止するように弾性変形し、この仮係止状態で前記仮係止解除部が前記仮係止部の仮係止を解除し、コネクタ間嵌合位置まで嵌合すると前記ロックアームが撓み復帰して前記ロックアームが前記ロックアーム係止部に係止し、前記第2のコネクタハウジングが前記取付孔への挿入完了位置まで移動すると、前記本係止部が前記取付孔の周縁に係止するコネクタ装置であって、前記第1のコネクタハウジングは、前記取付孔の周縁に仮係止する状態に撓み変形し、仮係止位置が前記ロックアームの仮係止位置を支点とする前記第1のコネクタハウジングの回転を阻止する位置に設定されている回転阻止用ロックアームを有し、前記第2のコネクタハウジングは、前記回転阻止用ロックアームを撓み変形させる回転阻止用押圧部を有し、前記ロックアーム係止部が前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止するタイミングで、前記回転阻止用押圧部が、前記回転阻止用ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止状態とし、前記回転阻止用ロックアームは、前記回転阻止用押圧部と摺接させて前記回転阻止用ロックアームを撓み変形させる第1の突起部と、前記回転阻止用ロックアームの撓み変形によって前記取付孔の前記周縁に仮係止される第2の突起部とを有することを特徴とする。
請求項1に係るコネクタ装置によれば、回転阻止用ロックアームが、ロックアームと取付孔の周縁との接触部を支点にした第1のコネクタハウジングの回転を阻止するように取付孔の周縁に仮係止するので、従来の構成に比較して嵌合作業の円滑性、効率性を向上させることができる。
即ち、従来の構成に係るコネクタでは、嵌合過程において、ロックアームと取付孔の周縁との接触部を支点にした第1のコネクタハウジングの回転により、本来はパネルと平行状態で対向すべき部位にパネルに対する所定の傾斜角を生じていた。そのため、傾斜角の影響により、押圧力による嵌合方向のベクトルが分散されてしまい、第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとを嵌合させる方向の力が弱められ、嵌合作業の円滑性や効率性が妨げられるという問題が発生していた。
これに対して、本発明に係るコネクタ装置では、ロックアーム係止部がロックアームを取付孔の周縁に仮係止するタイミングで回転阻止用押圧部が回転阻止用ロックアームを取付孔の周縁に仮係止状態とするので、ロックアームと取付孔の周縁との接触部を支点にした第1のコネクタハウジングの回転が阻止され、嵌合方向の押圧力のベクトルが他方向に分散される事態が回避され、嵌合作業の円滑性、効率性が向上される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のコネクタ装置において、前記第2のコネクタハウジングのロックアーム係止部は、前記ロックアームを嵌合する嵌合部を備えることを特徴とする。
請求項2に係るコネクタ装置によれば、嵌合過程の進行によってロックアームが嵌合部に嵌合することにより、第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングとの結合状態を確実に保持することができる。
本発明によれば、嵌合作業の円滑性、効率性を向上させることができるコネクタ装置を提供することができる。
実施の形態に係るコネクタ装置の構成例を示す分解斜視図である。 実施の形態に係るコネクタ装置の嵌合過程を示す側面図(a)、断面図(b)、要部の拡大断面図(c)である。 実施の形態に係るコネクタ装置の嵌合過程の続きを示す側面図(a)、断面図(b)、要部の拡大断面図(c)、他の要部の拡大断面図(d)である。 実施の形態に係るコネクタ装置の嵌合過程の続きを示す側面図(a)、断面図(b)、要部の拡大断面図(c)、他の要部の拡大断面図(d)である。 実施の形態に係るコネクタ装置の嵌合過程の続きを示す側面図(a)、断面図(b)、要部の拡大断面図(c)である。 実施の形態に係るコネクタ装置の嵌合過程の完了状態を示す側面図(a)、断面図(b)、要部の拡大断面図(c)である。 実施の形態に係るコネクタ装置の嵌合過程におけるパネルとの位置関係を示す説明図である。 従来例に係るコネクタの構成を示す斜視図である。 従来例に係るコネクタの嵌合過程を示す断面図である。 従来例に係るコネクタの嵌合過程の続きを示す断面図である。 従来例に係るコネクタの嵌合過程の続きを示す断面図である。 従来例に係るコネクタの嵌合過程の完了状態を示す断面図である。 従来例に係るコネクタの嵌合過程におけるパネルとの位置関係を示す説明図である。
図1〜図7を参照して、本発明の実施の形態に係るコネクタ装置1について説明する。
(コネクタ装置の構成例)
本発明の実施の形態に係るコネクタ装置1は、図1〜図6に示すような構成を有している。
ここで、図1は、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3とを有したコネクタ装置1の構成を示す分解斜視図、図2〜図6は、仮係止された第1のコネクタハウジング4に対して、第2のコネクタハウジング3が順次嵌合されていく過程を示す側面図、断面図等である。
図1、図2等に示すコネクタ装置1は、自動車等に配索されるワイヤハーネスなどに用いられる。
図1等に示すように、コネクタ装置1は、互いの間に車体の一部を構成する取付部材の一種としてのピラー2を挟んだ状態で、互いに嵌合する第1のコネクタハウジング4および第2のコネクタハウジング3とから構成されている。
ピラー2には、図1に示すように、ピラー2を貫通する取付孔7が設けられている。第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3は、互いの間にピラー2を位置合わせした状態でピラー2の取付孔7内に挿通されて互いに嵌合し、ピラー2に固定される。
第1のコネクタハウジング4は、合成樹脂で成形され、本体部41、一対の仮係止部12およびロックアーム9等を有している。
本体部41には、サブコネクタ300a、300bを後方側から挿入して保持可能なサブコネクタ保持部301a、301bが形成されている。また、サブコネクタ保持部301aと301bとの間には、後端側にコネクタ部(図示せず)を設けた係合部302が形成されている。
なお、サブコネクタ300a、300bは、車載機器等から配策されるケーブルの端子が接続されるようになっている。
図2(b)等に示すように、ロックアーム9は、上壁44から立設し、嵌合方向に沿って第2のコネクタハウジング3が取り付けられる側に向かって延設される板状のアーム部91と、アーム部91の先端部91aから上壁44の面方向に沿って嵌合方向と直交する方向に突出した一対のロック部92(図1参照)と、アーム部91の先端部91aから高さ方向に沿って本体部41の外側に突出した突起部93とを有している。
ロックアーム9は、第1のコネクタハウジング4がピラー2に仮係止された状態で第2のコネクタハウジング3と嵌合される過程において、図3(b)、(d)および図4(b)、(d)に示すように、ロック部92が後述する第2のコネクタハウジング3側のロックアーム係止部としてのリブ8aと摺接して乗り上げることで上方に撓み変形し、ピラー2の取付孔7の周縁に接触して押圧されることにより、仮係止部12によるピラー2への仮係止が解除された第1のコネクタハウジング4がピラー2から脱落することを防止するようになっている。
また、係合部302の底面には、嵌合方向に沿って第2のコネクタハウジング3が取り付けられる側と反対方向に向かって延設される回転阻止用ロックアーム200が設けられている。
回転阻止用ロックアーム200は、図2(b)等に示すように、撓み変形して変位する部分に突起部200a、200bが形成され、後述する第2のコネクタハウジング3側の回転阻止用押圧部250および取付孔7の周縁と係合するように構成されている。
この回転阻止用ロックアーム200は、仮係止部12による取付孔7の周縁との係合が解除されるタイミングで、第2のコネクタハウジング3側の回転阻止用押圧部250の摺接面250aと摺接して外側(図3(b)等において下方側)に撓み、図3(b)、図4(b)に示すように、回転阻止用ロックアーム200の突起部200bと取付孔7の周縁とが押圧状態で接触する。このような回転阻止用ロックアーム200と取付孔7の周縁との接触により、嵌合過程において、第1のコネクタハウジング4が接触部7aを支点P1として回転する事態が阻止される。詳細については後述する。
一方、第2のコネクタハウジング3も合成樹脂で成形されており、本体部32と、フランジ部31と、第1のコネクタハウジング4への嵌合過程で仮係止部12を解除位置に変位させる仮係止解除部400とロックアーム9を取付孔7の周縁に仮係止させる状態に撓み変形させ、且つ、ロックアーム9を係止するロックアーム係止部8と取付孔7の挿入完了位置で取付孔7の周縁に係止する本係止部11とを有している。
なお、ロックアーム係止部8の端部には、ロックアーム9と嵌合する窪み状の嵌合部10が形成されている。
また、フランジ部31には、各種周辺装置等のケーブルの端子を接続するコネクタ部33a〜33cが一体的に設けられている。
また、本実施の形態において、仮係止解除部400は、本係止部11と一体的に形成されている。
(コネクタ装置の嵌合過程)
図2〜図6を参照して、上記のような構成の第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3との嵌合過程について説明する。
まず、図2は嵌合初期の状態を示している。
図2に示す嵌合過程では、ピラー2の取付孔7に第1のコネクタハウジング4が挿入され、一対の仮係止部12は取付孔7の周縁との接触による撓み変形を経て、図2(c)に示すように、ピラー2の取付孔7の周縁に係合される。
これにより、第1のコネクタハウジング4は、ピラー2に対して仮係止された状態となる。
次いで、このように仮係止された状態の第1のコネクタハウジング4に対して、第2のコネクタハウジング3の嵌合が開始される。
図2(b)に示す状態では、第1のコネクタハウジング4側のロックアーム9の先端部91aが、第2のコネクタハウジング3側のロックアーム係止部8の先端との接触を開始している。
また、第1のコネクタハウジング4側の回転阻止用ロックアーム200と、第2のコネクタハウジング3側の回転阻止用押圧部250の摺接面250aとは、未だ非接触の状態にある。
また、図2(c)に示すように、第1のコネクタハウジング4側の仮係止部12と、仮係止解除部400とは、未だ非接触の状態にある。
次に、図3に示す嵌合過程では、第1のコネクタハウジング4側のロックアーム9のアーム部91が、第2のコネクタハウジング3側のロックアーム係止部8としてのリブ8aの上面に摺接し、アーム部91が上方に撓んで、ピラー2の取付孔7の周縁7aに押圧された状態で係止する(図3(b)、(d)参照)。
また、第1のコネクタハウジング4側の回転阻止用ロックアーム200の突起部200aは、第2のコネクタハウジング3側の回転阻止用押圧部250の摺接面(下面)250aと摺接して回転阻止用ロックアーム200自体が下方側に撓み、突起部200bがピラー2の取付孔7の周縁7bと係止する。
これにより、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3の結合体は、ピラー2の取付孔7の周縁7aおよび周縁7bの2箇所で保持された状態となる。
なお、図3(c)に示すように、第1のコネクタハウジング4側の仮係止部12と、仮ロック解除手段としての仮係止解除部400とは接触を開始しているが、仮係止部12によるピラー2との仮係止状態は未だ保持された状態となっている。
次に、図4に示す嵌合過程では、第1のコネクタハウジング4側のロックアーム9のアーム部91と、第2のコネクタハウジング3側のロックアーム係止部8としてのリブ8aの上面との摺接が解除され、アーム部91と周縁7aとの間に隙間を生じた状態となる(図4(b)、(d)参照)。
また、第1のコネクタハウジング4側の回転阻止用ロックアーム200の突起部200bはピラー2の取付孔7の周縁7bとの接触状態を保持している。
一方、図4(c)に示すように、第1のコネクタハウジング4側の仮係止部12と、仮ロック解除手段としての仮係止解除部400とが摺接し、仮係止部12が内側(図4(c)では上側)に撓んで変位し、仮係止部12によるピラー2との仮係止状態は解除された状態となっている。
次に、図5に示す嵌合過程では、第1のコネクタハウジング4側のロックアーム9の先端部91aが、第2のコネクタハウジング3側の嵌合部10に嵌合する。これにより、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3の結合体が分離しないように固定される。
また、第1のコネクタハウジング4側の回転阻止用ロックアーム200は、回転阻止用押圧部250における摺接面250aと接触高さの異なる摺接面250bと摺接し、突起部200bはピラー2の取付孔7の周縁7bとの接触状態が解除されている(図5(b)参照)。
また、図5(c)に示すように、仮係止部12によるピラー2との仮係止は解除された状態となっており、本係止部11とピラー2の取付孔7の周縁とはまだ係合されていない。
次いで、図5(a)、(b)に示すA方向に、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3との結合体を押圧することにより、図6に示すように、第1のコネクタハウジング4側のフランジ部31がピラー2の近傍で対向する挿入完了位置まで移動する。
この状態において、図6(c)に示すように、第1のコネクタハウジング4側の本係止部11とピラー2の周縁とが係合されて、コネクタ装置1がピラー2に固定される。
このような嵌合過程により、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3との嵌合が完了され、且つ、コネクタ装置1のピラー2への固定が完了する。
(コネクタ装置の嵌合途中における傾きについて)
ここで、図7および前出の図13を参照して、本実施の形態に係るコネクタ装置1および従来例に係るコネクタ101の嵌合途中における傾きについて比較する。
まず、先に説明したように、従来例に係るコネクタ101では、図13に示すように、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との嵌合を深めるように、嵌合方向の押圧力F1を加えると、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103との結合体にアーム部191の上面と取付孔107の周縁との接触点を支点P1とした回転力F2が加わる。そのため、本来はパネル102と平行状態で対向すべき部位(例えば、突出部150)に、パネル102に対する傾斜角θを生じている。この傾斜角θの影響により、押圧力F1による嵌合方向のベクトルが分散されてしまい、第1のコネクタハウジング104と第2のコネクタハウジング103とを嵌合させる方向の力が弱められ、嵌合作業の円滑性や効率性が妨げられる。
これに対して、本実施の形態に係るコネクタ装置1では、図7(前出の図3から図4の嵌合過程に相当)に示すように、第1のコネクタハウジング4側のロックアーム9のアーム部91が、第2のコネクタハウジング3側のロックアーム係止部8としてのリブ8aの上面に摺接し、アーム部91が上方に撓んで、ピラー2の取付孔7の周縁7aに押圧された状態で接触し、第1のコネクタハウジング4側の回転阻止用ロックアーム200の突起部200aは、第2のコネクタハウジング3側の回転阻止用押圧部250の摺接面(下面)250aと摺接して回転阻止用ロックアーム200自体が下方側に撓み、突起部200bがピラー2の取付孔7の周縁7bと接触している。
これにより、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3の結合体は、ピラー2の取付孔7の周縁7aおよび周縁7bの2箇所で保持された状態となる。
したがって、図7に示すように、第1のコネクタハウジング4と第2のコネクタハウジング3との嵌合を深めるように、嵌合方向の押圧力F1が加えられた場合であっても、ロックアーム9と取付孔7の周縁7aとの接触部を支点P1にした第1のコネクタハウジング4の回転や傾きは、回転阻止用ロックアーム200と取付孔7の周縁7bとの係合によって阻止される。
また、仮に、回転阻止用ロックアーム200と取付孔7の周縁7bとの接触部を支点P2にして第1のコネクタハウジング4に回転力が働いたとしても、ロックアーム9のアーム部91と取付孔7の周縁7aとの係止により第1のコネクタハウジング4自体の回転や傾きは阻止される。
このように、本実施の形態に係るコネクタ装置1では、ピラー2と平行状態で対向すべき部位(例えば、突出部150)に、押圧力F1による嵌合方向のベクトルを分散させるような傾きは生じない。
よって、本実施の形態に係るコネクタ装置1によれば、従来例のように嵌合方向の押圧力F1のベクトルが他方向に分散されて、嵌合させる方向の力が弱められる事態が回避され、嵌合作業の円滑性、効率性を向上させることができる。
以上、本発明のコネクタ装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
1…コネクタ装置
2…パネル
3…第2のコネクタハウジング
4…第1のコネクタハウジング
7…取付孔
7a、7b…周縁(接触部)
8…ロックアーム係止部
8a…リブ
9…ロックアーム
10…嵌合部
11…本係止部
12…仮係止部
31…フランジ部
32、41…本体部
44…上壁
91…アーム部
91a…先端部
92…ロック部
93…突起部
200…回転阻止用ロックアーム
200a、200b…突起部
250…回転阻止用押圧部
250a、250b…摺接面
300a…サブコネクタ
300b…突起部
301a…サブコネクタ保持部
302…係合部
400…仮係止解除部
F1…押圧力
F2…回転力
P1、P2…支点

Claims (2)

  1. 取付部材の取付孔の一方側から挿入される第1のコネクタハウジングと、前記取付部材の取付孔の他方側から挿入される第2のコネクタハウジングとを備え、
    前記第1のコネクタハウジングは、前記取付孔の周縁に仮係止される仮係止部と前記第2のコネクタハウジングに係止されるロックアームとを有し、
    前記第2のコネクタハウジングは、前記第1のコネクタハウジングへの嵌合過程で前記仮係止部を解除位置に変位させる仮係止解除部と前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止させる状態に撓み変形させ、且つ、前記ロックアームを係止するロックアーム係止部と取付孔の挿入完了位置で前記取付孔の周縁に係止する本係止部とを有し、
    前記仮係止部が前記取付孔の周縁に仮係止された前記第1のコネクタハウジングに前記第2のコネクタハウジングを嵌合すると、嵌合過程で前記ロックアーム係止部によって前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止するように弾性変形し、この仮係止状態で前記仮係止解除部が前記仮係止部の仮係止を解除し、コネクタ間嵌合位置まで嵌合すると前記ロックアームが撓み復帰して前記ロックアームが前記ロックアーム係止部に係止し、前記第2のコネクタハウジングが前記取付孔への挿入完了位置まで移動すると、前記本係止部が前記取付孔の周縁に係止するコネクタ装置であって、
    前記第1のコネクタハウジングは、前記取付孔の周縁に仮係止する状態に撓み変形し、仮係止位置が前記ロックアームの仮係止位置を支点とする前記第1のコネクタハウジングの回転を阻止する位置に設定されている回転阻止用ロックアームを有し、
    前記第2のコネクタハウジングは、前記回転阻止用ロックアームを撓み変形させる回転阻止用押圧部を有し、
    前記ロックアーム係止部が前記ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止するタイミングで、前記回転阻止用押圧部が、前記回転阻止用ロックアームを前記取付孔の周縁に仮係止状態とし、
    前記回転阻止用ロックアームは、前記回転阻止用押圧部と摺接させて前記回転阻止用ロックアームを撓み変形させる第1の突起部と、前記回転阻止用ロックアームの撓み変形によって前記取付孔の前記周縁に仮係止される第2の突起部とを有することを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記第2のコネクタハウジングのロックアーム係止部は、前記ロックアームを嵌合する嵌合部を備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
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