JP6098750B1 - 粘着剤および粘着シート - Google Patents
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Abstract
Description
本明細書において、特に明記しない限り、「RH」は相対湿度を示す。
ウレタン系粘着シートは、フラットパネルディスプレイおよびタッチパネルディスプレイ、並びに、これらの製造工程で製造または使用される基板および光学部材等の表面保護シートとして好適に用いられる。
上記電子機器の利用範囲は広がってきており、従来よりも過酷な高温高湿環境下に置かれる可能性が生じつつある。
1分子中に1つ以上のエチレンオキシド(EO)基を有する1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と1分子中に1つ以上のエチレンオキシド(EO)基を有する1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)とを含む複数種のポリオール(x)と、1種以上のポリイソシアネート(y)との共重合反応生成物であるポリウレタンポリオール(A)と、
多官能イソシアネート化合物(B)とを含む。
一般的に、シート状物は、厚みおよび幅に応じて、「テープ」、「フィルム」、または「シート」と称される。本明細書では、これらを特に区別せず、これらを包括する概念を表す用語として「シート」の用語を使用するものとする。
本発明の粘着剤は、
1分子中に1つ以上のエチレンオキシド(EO)基を有する1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と1分子中に1つ以上のエチレンオキシド(EO)基を有する1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)とを含む複数種のポリオール(x)と、1種以上のポリイソシアネート(y)との共重合反応生成物であるポリウレタンポリオール(A)と、
多官能イソシアネート化合物(B)とを含む。
ポリウレタンポリオール(A)は、複数種のポリオール(x)と1種以上のポリイソシアネート(y)とを共重合反応させて得られる反応生成物である。ポリウレタンポリオール(A)は、1種以上用いることができる。共重合反応は必要に応じて、触媒存在下で行うことができる。共重合反応には必要に応じて、溶媒を用いることができる。
複数種のポリオール(x)は、少なくとも、1分子中に1つ以上のEO基を有する1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と、1分子中に1つ以上のEO基を有する1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)とを含む。
本発明の効果を損なわない範囲で、複数種のポリオール(x)は、上記のポリエーテルポリオール(x1)、(x2)に合わせて、1種以上の他のポリエーテルポリオールを含むことができる。
一般的に、粘着シートを被着体に貼着した構造体が高温高湿環境に曝された場合、粘着層の粘着力の上昇により再剥離性が低下し、再剥離後に被着体の表面に粘着剤が残る被着体汚染が生じる場合がある。
ポリウレタンポリオール(A)の原料ポリオール(x)として、EO基を有する2官能ポリエーテルポリオール(x1)と、EO基を有する3官能ポリエーテルポリオール(x2)とを用いる本発明の粘着剤は、従来よりも過酷な高温高湿環境下に置かれたとしても良好な再剥離性を有する粘着層を形成することができる。なお、このことを示すため、後記[実施例]の項では、再剥離性評価の温湿度条件を、「背景技術」の項で挙げた特許文献1〜3よりも過酷に設定している。
一般的に、高温乾燥環境下では粘着層の再剥離性の低下が見られないことから、粘着層の再剥離性の低下は水分によると推察される。ポリウレタンポリオール(A)の原料ポリオール(x)として、EO基を有する2種のポリエーテルポリオール(x1)、(x2)を用いることで、粘着層の親水性が向上する。この結果、粘着層と外部環境との間の水分の移行が起こりやすくなり、外部から粘着層に水分が侵入したとしても、粘着層から外部環境への水分の排出も起こりやすく、粘着層内の水分量を相対的に低く維持でき、水分の影響を受けにくくなったと推察される。
原料ポリオール(x)として、EO基を有する2種のポリエーテルポリオール(x1)、(x2)を用いることで、ポリウレタンポリオール(A)の硬さを向上することができる。この結果、ロールスジおよび歪み等の塗工ムラが抑制され、表面平滑性が良好な塗工膜を形成できると推察される。
硬さが向上された塗工膜は、乾燥および硬化の工程において、乾燥風等の影響を受けにくく良好な表面平滑性を維持できる。そのため、本発明によれば、表面平滑性の高い粘着層を形成することができる。
1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)との合計量を100質量部としたとき、
1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)の量が1〜40質量部であり、1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)の量が99〜60質量部であることがより好ましく、
1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)の量が1〜30質量部であり、1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)の量が99〜70質量部であることがより好ましく、
1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)の量が5〜15質量部であり、1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)の量が95〜85質量部であることがより好ましい。
(条件A)カルボン酸エステルが、分子中にエーテル結合を含む。
(条件B)カルボン酸エステルが、1分子中に炭素原子を31個以上含む。
特許文献4の[実施例]の項では、EO基を有するポリオールを用いた粘着剤が製造されている。しかしながら、本発明と異なり、特許文献4の[実施例]の項で用いられているポリオールは、3官能ポリエーテルポリオール(具体的にはグリセリンPO・EO付加物)のみである(表3)。特許文献4の[実施例]の項では粘着層の再剥離性の評価がなされていないが、本発明者らは、特許文献4に記載の粘着剤よりも本発明の粘着剤の方が高温高湿環境下に保存した後の粘着層の再剥離性が優れることを知見している([実施例]の項、比較例2を参照。)。
ポリエステルポリオールとしては、公知のものを用いることができる。ポリエステルポリオールとしては例えば、1種以上のポリオール成分と1種以上の酸成分とのエステル化反応によって得られる化合物(エステル化物)が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物(y)としては公知のものを使用でき、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、および脂環族ポリイソシアネート等が挙げられる。
触媒としては公知のものを使用でき、3級アミン系化合物および有機金属系化合物等が挙げられる。
錫系化合物としては、ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジブロマイド、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジラウレート(DBTDL)、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫スルファイド、トリブチル錫スルファイド、トリブチル錫オキシド、トリブチル錫アセテート、トリエチル錫エトキサイド、トリブチル錫エトキサイド、ジオクチル錫オキシド、トリブチル錫クロライド、トリブチル錫トリクロロアセテート、および2−エチルヘキサン酸錫等が挙げられる。
非錫系化合物としては、ジブチルチタニウムジクロライド、テトラブチルチタネート、およびブトキシチタニウムトリクロライド等のチタン系;オレイン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉛、安息香酸鉛、およびナフテン酸鉛等の鉛系;2−エチルヘキサン酸鉄および鉄アセチルアセトネート等の鉄系;安息香酸コバルトおよび2−エチルヘキサン酸コバルト等のコバルト系;ナフテン酸亜鉛および2−エチルヘキサン酸亜鉛等の亜鉛系;ナフテン酸ジルコニウム等のジルコニウム系が挙げられる。
併用する複数種のポリオール(x)のそれぞれの反応性が異なる場合、これら反応性の相違により、単一触媒の系ではゲル化または反応溶液の白濁が生じやすくなる恐れがある。この場合、2種類の触媒を用いることにより、反応(例えば反応速度等)を制御しやすく、上記問題を解決することができる。つまり本発明では2種類の触媒を用いることが好ましい。2種類の触媒の組合せ特に制限されず、3級アミン/有機金属系、錫系/非錫系、および錫系/錫系等が挙げられる。好ましくは錫系/錫系、より好ましくはジブチル錫ジラウレートと2−エチルヘキサン酸錫である。
2−エチルヘキサン酸錫とジブチル錫ジラウレートとの質量比(2−エチルヘキサン酸錫/ジブチル錫ジラウレート)は特に制限されず、好ましくは0超1未満、より好ましくは0.2〜0.6である。当該質量比が1以上では、触媒活性のバランスが良くなく、ゲル化しやすくなる恐れがある。
ポリウレタンポリオール(A)の重合には必要に応じて、1種以上の溶剤を用いることができる。溶剤としては公知のものを使用でき、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、キシレン、およびアセトン等が挙げられる。ポリウレタンポリオール(A)の溶解性および溶剤の沸点等の点から、酢酸エチルおよびトルエン等が特に好ましい。
ポリウレタンポリオール(A)の重合方法としては特に制限されず、塊状重合法および溶液重合法等の公知重合方法を適用することができる。
重合手順は特に制限されず、
手順1)複数種のポリオール(x)、1種以上のポリイソシアネート(y)、必要に応じて1種以上の触媒、および必要に応じて1種以上の溶剤を一括してフラスコに仕込む手順;
手順2)複数種のポリオール(x)、必要に応じて1種以上の触媒、および必要に応じて1種以上の溶剤をフラスコに仕込み、これに1種以上のポリイソシアネート(y)を滴下添加する手順が挙げられる。
反応を制御しやすいことから、手順2)が好ましい。
触媒を使用しない場合の反応温度は、好ましくは100℃以上、より好ましくは110℃以上である。触媒を使用しない場合の反応時間は、好ましくは3時間以上である。
多官能イソシアネート化合物(B)としては公知のものを使用でき、ポリウレタンポリオール(A)の原料であるポリイソシアネート(y)で例示した化合物(具体的には、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、および、これらのトリメチロールプロパンアダクト体/ビュウレット体/3量体)を用いることができる。
濡れ性を向上できることから、本発明の粘着剤はさらに1種以上可塑剤(P)を含むことができる。可塑剤(P)としては特に制限されず、他の成分との相溶性等の観点から、炭素数10〜30の脂肪酸エステル等が好ましい。
本発明の粘着剤は必要に応じて、1種以上の溶剤を含むことができる。溶剤としては公知のものを使用でき、メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、キシレン、およびアセトン等が挙げられる。ポリウレタンポリオール(A)の溶解性および溶剤の沸点等の観点から、酢酸エチルおよびトルエン等が特に好ましい。
本発明の粘着剤は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、1種以上の他の任意成分を含むことができる。他の任意成分としては、触媒、ウレタン系樹脂以外の他の樹脂、充填剤、金属粉、顔料、箔状物、軟化剤、導電剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、表面潤滑剤、レベリング剤、腐食防止剤、耐熱安定剤、重合禁止剤、消泡剤、および滑剤等が挙げられる。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、およびステアリン−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等のモノフェノール系酸化防止剤;
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、および3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−[β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等のビスフェノール系酸化防止剤;
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス−(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、および1,3,5−トリス(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンジル)−S−トリアジン−2,4,6−(1H、3H、5H)トリオン、トコフェノール等の高分子型フェノール系酸化防止剤等が挙げられる。
本発明の粘着剤は、1種以上のポリウレタンポリオール(A)および1種以上の多官能イソシアネート化合物(B)を必須成分として含み、さらに必要に応じて1種以上の可塑剤(P)を含む。これらの配合比は特に制限されないが、好ましい配合比は以下の通りである。
本発明の粘着シートは、基材シートと、上記の本発明の粘着剤の硬化物からなる粘着層とを含む。粘着層は、基材シートの片面または両面に形成することができる。必要に応じて、粘着層の露出面は、剥離シートで被覆することができる。なお、剥離シートは、粘着シートを被着体に貼着する際に剥離される。
図2に、本発明に係る第2実施形態の粘着シートの模式断面図を示す。図2中、符号20は粘着シート、符号21は基材シート、符号22A、22Bは粘着層、符号23A、23Bは剥離シートである。
ポリウレタンシートを除く樹脂シートの厚みは特に制限されず、好ましくは15〜300μmである。ポリウレタンシート(発泡体を含む)の厚みは特に制限されず、好ましくは20〜50,000μmである。
紙としては特に制限されず、普通紙、コート紙、およびアート紙等が挙げられる。
金属箔の構成金属としては特に制限されず、アルミニウム、銅、およびこれらの組合せ等が挙げられる。
はじめに、基材シートの表面に本発明の粘着剤を塗工して、本発明の粘着剤からなる塗工層を形成する。塗布方法は公知方法を適用でき、ロールコーター法、コンマコーター法、ダイコーター法、リバースコーター法、シルクスクリーン法、およびグラビアコーター法等が挙げられる。
次に、塗工層を乾燥および硬化して、本発明の粘着剤の硬化物からなる粘着層を形成する。加熱乾燥温度は特に制限されず、60〜150℃程度が好ましい。粘着層の厚み(乾燥後の厚み)は用途によって異なるが、好ましくは0.1〜200μmである。
次に必要に応じて、公知方法により粘着層の露出面に剥離シートを貼着する。
以上のようにして、片面粘着シートを製造することができる。
上記操作を両面に行うことで、両面粘着シートを製造することができる。
本発明の粘着シートは、テープ、ラベル、シール、および両面テープ等の形態で、使用することができる。本発明の粘着シートは、表面保護シート、化粧用シート、および滑り止めシート等として好適に使用される。
液晶ディスプレイ(LCD)および有機エレクトロルミネセンスディスプレイ(ELD)等のフラットパネルディスプレイ、並びに、かかるフラットパネルディスプレイとタッチパネルとを組み合わせたタッチパネルディスプレイは、テレビ(TV)、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、および携帯情報端末等の電子機器に広く使用されている。
本発明の粘着シートは、フラットパネルディスプレイおよびタッチパネルディスプレイ、並びに、これらの製造工程で製造または使用される基板および光学部材等の表面保護シートとして好適に用いられる。
上記電子機器の利用範囲は広がってきており、従来よりも過酷な高温高湿環境下に置かれる可能性が生じつつある。
本発明の粘着シートは、良好な粘着性を有し、かつ、従来よりも過酷な高温高湿環境下に置かれても、良好な再剥離性を有することができ、好ましい。
重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法により測定した。測定条件は以下の通りとした。なお、MwおよびMnはいずれも、ポリスチレン換算値である。
<測定条件>
装置:SHIMADZU Prominence(株式会社島津製作所製)、
カラム:SHODEX LF−804(昭和電工株式会社製)を3本直列に接続、
検出器:示差屈折率検出器、
溶媒:テトラヒドロフラン(THF)、
流速:0.5mL/分、
溶媒温度:40℃、
試料濃度:0.1%、
試料注入量:100μL。
使用した材料は、以下の通りである。
<EO基を有する2官能ポリエーテルポリオール(x1)>
(x1−1):トリエチレングリコール、Mn150、水酸基数2(三菱化学社製「トリエチレングリコール」)、
(x1−2):ポリエチレングリコール(PEG)、Mn200、水酸基数2(東邦化学工業社製「PEG−200」)、
(x1−3):ポリエチレングリコール(PEG)、Mn400、水酸基数2(東邦化学工業社製「PEG−400」)、
(x1−4):ポリエチレングリコール(PEG)、Mn1000、水酸基数2(東邦化学工業社製「PEG−1000」)、
(x1−5):ポリエチレングリコール(PEG)、Mn2000、水酸基数2(東邦化学工業社製「PEG−2000」)、
(x1−6):ポリエチレングリコール(PEG)、Mn4000、水酸基数2(東邦化学工業社製「PEG−4000」)、
(x1−7):ポリエチレングリコール(PEG)、Mn6000、水酸基数2(東邦化学工業社製「PEG−6000」)、
(x1−8):ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、Mn1200、水酸基数2(第一工業製薬社製「エパン450」)、
(x1−9):プロピレングリコール(PG)のEO付加物、Mn4000、水酸基数2(旭硝子社製「エクセノール510」)。
(x2−1):グリセリンPO・EO付加物(グリセリンポリプロピレングリコール末端エチレングリコール変性)、Mn3000、水酸基数3(ADEKA社製「アデカポリエーテル AM−302」)、
(x2−2):グリセリンPO・EO付加物(グリセリンポリプロピレングリコール末端エチレングリコール変性)、Mn5000、水酸基数3(ADEKA社製「アデカポリエーテル AM−502」)。
(x3−1):ポリオキシプロピレングリコール、Mn4000、水酸基数2(三洋化成工業社製「サンニックスPP−4000」)。
(x4−1):ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、Mn1500、水酸基数3(三洋化成工業社製「サンニックスGP−1500」)。
(x5−1):アジピン酸/3−メチル−1,5−ペンタンジオール縮合物、Mn1000、水酸基数2(クラレ社製「クラレポリオールP−1010」)。
(y−1):1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(東ソー社製「デスモジュールH」)、
(y−2):1,3−キシリレンジイソシアネート(三井化学社製「タケネート500」)。
(B−1)ヘキサメチレンジイソシアネート/イソシアヌレート(住化バイエルウレタン社製「スミジュール N−3300」)、
(B−2)ヘキサメチレンジイソシアネート/トリメチロールプロパンアダクト(東ソー社製「コロネート HL」)、
(B−3)トリレンジイソシアネート/トリメチロールプロパンアダクト(東ソー社製「コロネート L」)。
(P−1):ポリエーテルエステル化合物(ポリエチレングリコール(Mw300)ジ−2−エチルヘキサノエート)、EO基数:平均6(ADEKA社製「アデカサイザーRS700」)、
(P−2):ポリエーテルエステル化合物(ポリエチレングリコール(Mw600)ジ−2−エチルヘキサノエート)、EO基数:平均12.8(ADEKA社製「アデカサイザーRS735」)、
(P−3):ポリエチレングリコール脂肪酸エステル(ジオレイン酸PEG−8)、EO基数:平均8(東邦化学工業社製「ペグノール24−O」)、
(P−4):ミリスチン酸イソプロピル、EO基非含有(日光ケミカルズ社製「NIKKOL IPM−100」)。
(合成例1)
撹拌機、還流冷却管、窒素導入管、温度計、および滴下漏斗を備えた4口フラスコ内に、EO基を有する2官能ポリエーテルポリオール(x1−1)1部と、EO基を有する3官能ポリエーテルポリオール(x2−1)99部とを仕込んだ。この仕込み液に、トルエン170部と、触媒としてのジブチル錫ジラウレート0.03部および2−エチルヘキサン酸錫0.01部とを加えた。窒素雰囲気下で90℃まで徐々に昇温した後、フラスコ内に、NCO/OH比(官能基比)が0.6となる量(5.7部)のポリイソシアネート(y−1)を滴下した。滴下終了後から2時間反応を行った。赤外吸収(IR)スペクトルで残存イソシアネート基の消滅を確認した後、反応液を冷却して反応を終了した。
以上のようにして、ポリウレタンポリオール(A−1)の溶液(不揮発分:60%)を得た。得られたポリウレタンポリオール(A−1)のMwは、122,000であった。
なお、表1−1〜表1−3中、ポリオール(x1)〜(x5)の配合量の単位は[部]である。また、ポリイソシアネート(y)の配合量は、NCO/OH比(官能基比)で示してある。
((y−1)の部量)[部]=
(NCO/OH比)×((y−1)の分子量)/((y−1)のNCO基数)×
[((x1−1)の部量)/((x1−1)の分子量)×((x1−1)の水酸基数)
+((x2−1)の部量)/((x2−1)の分子量)×((x2−1)の水酸基数)]
=0.6×168/2×(1/150×2+99/3000×3)
≒5.7
合成例2〜21においては、用いた原料ポリオールと原料ポリイソシアネートの種類とこれらの配合比を表1−1〜表1−3に示すように変更した以外は合成例1と同様にして、ポリウレタンポリオール(A−2)〜(A−19)、(D−1)〜(D−2)を得た。各合成例において、得られたポリウレタンポリオールのMwを表1−1〜表1−3に示す。
ポリエーテルポリオール(x3−1)64部とポリエーテルポリオール(x4−1)36部とを配合し、ディスパーで撹拌して、ポリオールブレンド物(D−3)を得た。
用いた原料ポリオールの種類とこれらの配合比、および得られたポリオールブレンド物(D−3)のMwを表1−3に示す。
合成例1で得られたポリウレタンポリオール(A−1)100部、可塑剤(P−1)30部、酸化防止剤(BASF社製「IRGANOX L 135」)0.5部、多官能イソシアネート化合物(B−1)8部、および溶剤としての酢酸エチル100部を配合し、ディスパーで攪拌して、ウレタン系粘着剤を得た。なお、溶剤を除く各材料の使用量は、不揮発分換算値を示す。
用いた材料の種類と配合比を表2−1に示す。
次に、形成された塗工層を100℃で2分間乾燥して、粘着層を形成した。この粘着層の上に、厚さ38μmの剥離シート(リンテック社製「スーパーステックSP−PET38」)を貼着して、粘着シートを得た。得られた粘着シートを23℃−50%RHの条件下で1週間養生した後、粘着力および再剥離性の評価に供した。
実施例2〜14、参考例15、実施例16〜19、比較例1〜2においては、用いた材料の種類と配合比を表2−1〜表2−3に示すように変更した以外は実施例1と同様にして、ウレタン系粘着剤および粘着シートを得た。
実施例1と同様、塗工層を形成した際に、塗工性の評価を実施した。
また、実施例1と同様、得られた粘着シートを23℃−50%RHの条件下で1週間養生した後、粘着力および再剥離性の評価に供した。
合成例22で得られたポリオールブレンド物(D−3)100部、多官能イソシアネート化合物(B−3)44部、触媒としてのナーセム第2鉄(日本化学産業社製)0.04部、および希釈溶剤としての酢酸エチル266部を配合し、ディスパーで撹拌して、ウレタン系粘着剤を得た。なお、溶剤以外の各材料の使用量は、不揮発分換算値を示す。用いた材料の種類と配合比を表2−3に示す。
得られた粘着剤を用い、塗工層の乾燥温度を130℃とした以外は実施例1と同様にして、粘着シートを得た。
実施例1と同様、塗工層を形成した際に、塗工性の評価を実施した。
また、実施例1と同様、得られた粘着シートを23℃−50%RHの条件下で1週間養生した後、粘着力および再剥離性の評価に供した。
粘着剤および粘着シートの評価項目および評価方法は、以下の通りである。
(塗工性)
塗工層の表面を目視観察し、下記基準に基づいて評価した。
<判定基準>
○(良):塗工面が平滑であった。
△(可):塗工面に実用的に支障のない程度の塗工ムラが見られた。
×(不可):塗工面にロールスジまたは歪みが見られた。
粘着シートから幅25mm長さ100mmの2枚の試験片を切り出した。2枚の試験片についてそれぞれ、23℃−50%RHの雰囲気下で、剥離シートを剥離し、露出した粘着層の表面に苛性ソーダガラス板を貼着し、2kgロールで圧着した。
得られた2枚の積層体のうち一方の積層体は、23℃−50%RHの雰囲気下で24時間放置した(温湿度条件1)。
他方の積層体は、85℃−85%RHのオーブン内に72時間放置した(温湿度条件2)後、オーブンから取り出し、23℃−50%RHの雰囲気下で1時間空冷した。
各積層体について、JIS Z 0237に準拠し、引張試験機を用いて、剥離速度300mm/分、剥離角度180°の条件で粘着力を測定し、下記基準に基づいて評価した。
<判定基準>
○(良):20mN/25mm未満。
△(可):20〜100mN/25mm。
×(不可):100mN/25mm超。
粘着シートから幅70mm長さ100mmの3枚の試験片を切り出した。3枚の試験片についてそれぞれ、23℃−50%RHの雰囲気下で、剥離シートを剥離し、露出した粘着層の表面に苛性ソーダガラス板を貼着し、ラミネータで圧着した。
得られた3枚の積層体をそれぞれ、40℃−90%RH(温湿度条件1)、60℃−90%RH(温湿度条件2)、85℃−85%RH(温湿度条件3)にセットしたオーブン内に72時間放置した。
3枚の積層体をそれぞれ、オーブンから取り出し、23℃−50%RHの雰囲気下で1時間空冷した後、ガラス板から粘着シートを剥離し、再剥離性を評価した。暗室内で粘着シートを貼ってあった側のガラス板の表面にLEDランプ光を照射し、目視観察により、下記基準にて評価した。
<判定基準>
○(良):ガラス表面に粘着層成分の付着が一切見られない。
△(可):ガラス表面の1〜2箇所に薄い粘着層成分の付着が見られる。
×(不可):ガラス表面の3箇所以上に薄い粘着層成分の付着が見られる。もしくは、ガラス表面の1〜2箇所に濃い粘着層成分の付着が見られる。
評価結果を、表2−1〜表2−3に示す。
実施例1〜14、参考例15、実施例16〜19では、
EO基を有する1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)とEO基を有する1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)とを含む複数種のポリオール(x)と、1種以上のポリイソシアネート(y)との共重合反応生成物であるポリウレタンポリオール(A)と、
多官能イソシアネート化合物(B)とを含む、ウレタン系粘着剤を製造した。
実施例1〜14、参考例15、実施例16〜19で得られた粘着シートはいずれも、23℃−50%RH(温湿度条件1)および85℃−85%RH(温湿度条件2)のいずれの試験条件においても、粘着力が良好または比較的良好であった。
実施例1〜14、参考例15、実施例16〜19で得られた粘着シートはいずれも、40℃−90%RH(温湿度条件1)、60℃−90%RH(温湿度条件2)、および85℃−85%RH(温湿度条件3)のいずれの試験条件においても、再剥離性が良好または比較的良好であった。
1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)との合計量を100質量部としたとき、1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)の量が1〜30質量部であり、1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)の量が99〜70質量部であり、
2官能ポリエーテルポリオール(x1)のMnが200〜4,000であり、
2官能ポリエーテルポリオール(x1)がPEGを含むウレタン系粘着剤を製造した実施例2〜5、10〜14、18では、他の実施例よりも良好な結果が得られた。
さらに、EO基を有する可塑剤(P)を用いた実施例1〜14、参考例15、実施例16〜18で得られた粘着シートは、可塑剤(P)を用いない実施例19よりも良好な結果が得られた。
比較例3で得られた粘着シートは、23℃−50%RH(温湿度条件1)および85℃−85%RH(温湿度条件2)のいずれの試験条件においても、粘着力が不良であった。
なお、比較例3で得られた粘着シートは、可塑剤(P)を用いなかったため、85℃−85%RH(温湿度条件3)の試験条件において、再剥離性が良好または比較的良好であった。
11、21 基材シート
12、22A、22B 粘着層
13、23A、23B 剥離シート
Claims (6)
- 1分子中に1つ以上のエチレンオキシド基を有する1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と1分子中に1つ以上のエチレンオキシド基を有する1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)とを含む複数種のポリオール(x)と、1種以上のポリイソシアネート(y)との共重合反応生成物であるポリウレタンポリオール(A)と、
多官能イソシアネート化合物(B)とを含み、
1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)と1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)との合計量を100質量部としたとき、1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)の量が1〜30質量部であり、1種以上の3官能ポリエーテルポリオール(x2)の量が99〜70質量部である、粘着剤。 - さらに可塑剤(P)を含む、請求項1に記載の粘着剤。
- 可塑剤(P)が1分子中に1つ以上のエチレンオキシド基を有する、請求項2に記載の粘着剤。
- 2官能ポリエーテルポリオール(x1)の数平均分子量が200〜4,000である、請求項1〜3のいずれかに記載の粘着剤。
- 1種以上の2官能ポリエーテルポリオール(x1)がポリエチレングリコールを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の粘着剤。
- 基材シートと、請求項1〜5のいずれかに記載の粘着剤の硬化物からなる粘着層とを含む、粘着シート。
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