JP6089056B2 - 運動状態解析システムとその方法、装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また、計算された加速度の分散値と歩調を、予め設定された非線形の閾値関数と比較することで、歩行、走行およびそれ以外のいずれかであるかが推定される。したがって、より実態に近い状況を考慮して、歩行状態、走行状態およびそれ以外の状態のいずれかであるかが推定される。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、この発明の実施形態に係る運動状態解析システムの全体構成を示す図であり、1は解析端末、2はセンサ端末を示している。
センサ端末2は、測定対象となるユーザ3にベルトまたは粘着テープ等により装着される。装着位置としては、例えば胸の中央部分や、うなじ部分(例えばTシャツのタグの位置)、脇腹、太ももなどが挙げられる。
生体情報記憶部22は、生体情報検出部21でデジタル化された加速度データを記憶する。
生体情報送信処理部23は、生体情報記憶部22で記憶された加速度データを、通信インタフェース24を通じて解析端末1へ送信する。
通信インタフェース24としては、例えば無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等の小電力無線データ通信規格に対応したインタフェースが用いられる。
通信インタフェース110はアンテナ10を備え、センサ端末2から送信された加速度データを受信する。無線インタフェースとしては、先に述べたように例えば無線LANやBluetooth(登録商標)が用いられる。
出力インタフェース111には、表示デバイスとしてのディスプレイ14が接続される。
なお、これらの処理部120〜124は何れも記憶ユニット13内の図示しないプログラム記憶領域に格納されたアプリケーション・プログラムを上記CPUに実行させることにより実現される。
次に、以上のように構成された運動状態解析システムの動作を説明する。
(1)センサ端末2における処理
ユーザ3の動作は、その加速度が加速度センサ20より時系列的に計測される。計測される加速度は、ユーザ3の進行方向と、重力方向と、進行方向および重力方向の双方に垂直な方向の3軸に沿った加速度成分からなる。加速度の計測は、歩行または走行動作によりユーザ3のセンサ端末装着部分に生じる振動のスペクトルが10Hz以下であると仮定し、ナイキストの定理に従い、その2倍の20Hzより大きい値、例えば25Hzでサンプリングすることにより行われる。
上記センサ端末2から送信された加速度データは、通信インタフェース110を介して生体情報受信処理部120により受信され、記憶ユニット13内の生体情報記憶部130に保存される。
歩調算出部121は、上記生体情報記憶部130から時系列の加速度データを一定時間分ごとに読み出し、この加速度データをもとにユーザ3の単位時間当りの歩数である歩調を算出する。歩調算出方法としては、例えば以下に説明するものが挙げられる。
fn=60・1/Tn …(1)
なお、上記歩調算出方法は、参考文献1(“3軸加速度センサーアプリケーションノート、北陸電気工業株式会社、2007年”)に詳しく記載されている。
振幅情報抽出部122は、上記生体情報記憶部130から時系列の加速度データを一定時間分ごとに読み出し、この読み出された時系列の加速度データより複数の分散値を算出し、複数の分散値の集合である振幅情報を得る。分散値Si 2は、たとえば時間tiの加速度センサ20より得られる加速度の値をai、母集団を時系列の50点の加速度データ、平均をAiとしたとき、以下のように表される。
ai’=h・ai−1’+(1−h)ai …(4)
但し、式(4)のhは任意のフィルタ係数であり、0から1の範囲の任意の値をとる。たとえば、h=0.8とした場合、h=0.8であるということは、1つ前の測定値の80%が次の値に引き継がれるということを意味する。h=0.8程度の係数をとることで、前回の測定値をある程度引き継ぐことができ、加速度センサより得られる加速度の値等を示すaiの急激な変化が起こった場合を緩和することができる。
状態推定部123は、予め取得した被測定者の歩調と運動状態に基づく非線形の閾値関数と、上記振幅情報抽出部122によって抽出された振幅情報とを比較して、ユーザ3の動作状態が歩行状態、走行状態、その他(静止またはそれに近い状態)の状態のいずれかであるかを以下のように推定する。
図4は、20歳代から50歳代の健常者11名における歩行状態および走行状態それぞれの2秒間における加速度データの分散値と歩調との関係を示す図であり、図中四角の点が歩行状態、丸の点が走行状態の分散値をそれぞれ表す。全体的に見ると、走行状態の分散値が歩行状態の分散値よりも大きな値となっており、2秒程度のデータを母集団として分散を求めれば、同じ歩調であっても、歩行状態と走行状態の点の集団を分離することが分かる。
Y=5.24×10−3f−0.12 …(5)
(b)歩調fが140以上の場合
Y=5.24×10−3×140−0.12≒0.62(固定値) …(6)
状態推定部123は、歩調fを領域分けし、その領域ごとに上記非線形関数に対して加速度センサ20の計測値の分散値S2が閾値Yを超えるかどうかを判定することで、ユーザの動作状態が歩行状態であるか、さらには静止またはそれに近い状態であるかを推定する。図5はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
f<60の場合には、ステップS21においてその他(静止またはそれに近い状態)の状態であると推定する。これに対しf≧60の場合には、ステップS3において、歩調算出部121が上記歩調fを算出したときと同じ期間に振幅情報抽出部122が算出した加速度データの分散値Si 2を取得する。そしてステップS4において、上記取得した分散値Si 2が式(5)(6)で定義される閾値関数Y以上であるかどうかを判定する。すなわち、Si 2<Yであれば歩行状態と推定し(ステップS41)、Si 2≧Yであれば走行状態と推定する(ステップS42)。
以上詳述したように第1の実施形態では、解析端末1において、予め取得したモニタ用の被測定者の歩調と運動状態の統計データに基づき非線形の閾値関数を準備する。その後、ユーザ3に装着されたセンサ端末2によって取得される加速度データを予め定められた時間間隔で取得し、この取得した加速度データをもとに歩調および分散値を算出し、歩調を領域分けしてその領域ごとに分散値を上記非線形の閾値関数と比較することでユーザ3の動作状態を推定するようにしている。したがって、ある時刻において、ユーザ3の動作状態が歩行状態なのか走行状態なのか、さらには静止またはそれに近い状態であるかを高精度に示す情報を提供することが可能となる。
前記第1の実施形態は、解析端末1が、ユーザ3の上記動作状態が歩行状態なのか走行状態なのか、さらには静止またはそれに近い状態であるかを推定する機能のみを備えた場合について説明した。これに対し第2の実施形態は、第1の実施形態で説明した状態推定部123によって推定されたユーザ3動作状態を利用して、ユーザ3の運動の特徴量の1つである歩幅を算出するようにしたものである。
図6は、第2の実施形態に係る解析端末1Aの構成を示すものである。なお、同図において前記図3と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
歩幅の算出方法を図7を用いて説明する。
L=0.001f+0.642 …(7)
L=0.009f−0.181 …(8)
となる。式(7)および(8)よりfの係数である歩幅の増加率が歩行状態と走行状態で大きく異なることが分かる。すなわち、同一推定式では適切に歩幅を推定することができない。
(a)103≦f≦180のとき
ユーザ3の運動状態が走行状態と推定された場合は、
L=0.009f−0.181 …(8)
を選択し、
ユーザ3の運動状態が歩行状態と推定された場合は、
L=0.001f+0.642 …(7)
を選択する。
(b)60≦f<103のとき
式(8)より得られる値が式(7)より常に小さくなるため、走行状態、歩行状態のどちらであっても、式(7)を選択する。
(c)f<60のとき
歩行および走行は生じていないため、歩幅Lの算出は行わない。
(d)180<fのとき
ユーザ3の運動状態が走行状態と推定された場合は、
L=0.009×180−0.181=1.439
を選択し、
ユーザ3の運動状態が歩行状態と推定された場合は、
L=0.001×180+0.642=0.822
を選択する。
以上詳述したように第2の実施形態では、上記状態推定部123によって推定された動作状態を利用して、当該動作状態に応じた歩幅推定のための線形関数を選択し、歩幅を算出するようにしている。したがって、歩行状態と走行状態のそれぞれで歩幅を精度良く算出することができる。また、その他(静止またはそれに近い状態)の状態においては歩幅を算出しないようにすることで、より実態に近い歩幅情報を提供することが可能となる。
第3の実施形態は、第2の実施形態で算出された歩幅Lをもとに、ユーザの運動の特徴量としてさらに移動速度を算出するようにしたものである。
本実施形態に係る解析端末は、特徴量算出部125に、歩幅Lの算出機能に加え、移動速度の算出機能をさらに備えている。この移動速度の算出は、状態推定部123により推定されたユーザの動作状態と、先に算出された歩幅Lとに基づいて行う。
以下、移動速度の算出方法について説明する。すなわち、特徴量算出部125は、第1の実施形態において算出された歩調f(spm)と、第2の実施形態において算出された歩幅L(m)を用いて、移動速度v(km/h)を以下の式により算出する。
v=0.001×L×f×60 …(9)
なお、式(9)は歩行状態と走行状態とで共通である。その他(静止またはそれに近い状態)の状態の場合にはvは提示されない。
以上詳述したように第3の実施形態では、第1の実施形態において算出された歩調f(spm)と、第2の実施形態において算出された歩幅L(m)を用いて、移動速度v(km/h)の算出するようにしている。したがって、第2の実施形態と同様に歩行状態と走行状態のそれぞれで移動速度を精度良く算出することができる。また、その他(静止またはそれに近い状態)の状態においては移動速度を算出しないようにすることで、より実態に近い移動速度情報を提供することが可能となる。
第4の実施形態では、第3の実施形態で算出された移動速度vをもとに、ユーザの運動の特徴量としてさらに移動距離を算出するようにしたものである。
本実施形態に係る解析端末は、特徴量算出部125に、歩幅L、移動速度vの算出機能に加え、移動距離の算出機能をさらに備えている。この移動距離の算出は、状態推定部123により推定されたユーザの動作状態と、先に算出された移動速度vとに基づいて行う。
以下移動距離の算出方法について説明する。すなわち、特徴量算出部125は、歩行状態若しくは走行状態の開始からの経過時間t(h)と、第3の実施形態において算出された移動速度v(km/h)を用いると、移動距離d(km)は以下の式により算出される。
d=v×t …(10)
なお、式(10)は歩行状態と走行状態とで共通である。その他(静止またはそれに近い状態)の状態の場合にはdは提示されない。
以上詳述したように第4の実施形態では、歩行状態若しくは走行状態の開始からの経過時間t(h)と、第3の実施形態において算出された移動速度v(km/h)を用いて、移動距離d(km)の算出するようにしている。したがって、歩行状態と走行状態のそれぞれにおいて移動距離を精度良く算出することができる。また、その他(静止またはそれに近い状態)の状態においては移動距離を算出しないようにすることで、より実態に近い移動距離情報を提供することが可能となる。
第5の実施形態では、ユーザの運動の特徴量としてさらにユーザ3の片足の接地時間を算出するようにしたものである。
本実施形態に係る解析端末は、特徴量算出部125に、歩幅L、移動速度v、移動距離dの算出機能に加え、ユーザ3の片足の接地時間の算出機能をさらに備えている。この片足の接地時間の算出は、状態推定部123により推定されたユーザの動作状態に基づき、ユーザの歩行状態と走行状態のそれぞれについて、その動作状態の特徴を考慮して行う。
(1)走行状態における片足の接地時間の算出
以下、走行状態における片足の接地時間の算出方法について説明する。すなわち、特徴量算出部125は、ユーザ3の状態が走行状態と推定された場合、上記時系列の加速度データに対して、後述する接地を判定する閾値との比較を行うことで足の接地時間を算出する。
次に、歩行状態における片足の接地時間の算出方法について、図9を用いて説明する。図9は、被測定者が歩行状態である動作期間と該期間における時系列の加速度データ値の関係を示す。すなわち、特徴量算出部125は、上記状態推定部123によってユーザ3の動作状態が歩行状態であると推定されたとき、上記Tn(s)に対して予め定められた一定量の補正係数αn(s)を加算することで接地時間を算出する。
Tn+αn …(11)
αnは接地時間がTnより大きな値になることを考慮して設定される補正係数であり、0からTnの範囲で任意に設定できる値である。オーダーとしてはTnで想定されているより1桁小さい10msの規模であるため、たとえば50msと設定する。
以上詳述したように第5の実施形態では、上記状態推定部123によって推定された動作状態を利用し、走行状態および歩行状態それぞれに応じた算出方法を選択することにより、足の接地時間を算出する。したがって、歩行状態と走行状態のそれぞれで高精度な足の接地時間情報の提供ができ、その他(静止またはそれに近い状態)の状態でも誤った推定をしないことで、より実態に近い足の接地時間情報を提供することが可能となる。
第6の実施形態では、第1乃至第5の実施形態における解析端末1、1Aにおいて得られた上記動作状態および特徴量を外部の端末に出力し、該外部の端末においてユーザ3を支援するような機能を持たせるようにしたものである。
図10は、第6の実施形態に係る運動状態解析システムの全体構成を示す図であり、1Bは解析端末、4は外部端末を示している。
図11は、第6の実施形態に係る解析端末1Bの構成を示すものである。なお、同図において前記図6と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
通信インタフェース112はアンテナ15を備え、推定データ送信処理部127で生成された送信データを外部端末4へ送信する。
推定データ送信処理部127は、上記推定データ記憶部131に格納された動作状態の推定結果および歩幅、片足の接地時間などの特徴量を表す送信データを生成する。そして、この生成された送信データを通信インタフェース112を介して外部端末4へ送信させる処理を行う。
図12は、第6の実施形態の外部端末4に係る構成を示す図である。外部端末4は、アンテナ40と、通信インタフェース41と、推定データ受信処理部42と、推定データ記憶部43と、動作装置制御部44と、動作装置45とから構成される。
推定データ受信処理部42は解析端末1から上記推定された動作状態および特徴量に関するデータを通信インタフェース41を介して受信した後、推定データ記憶部43に保存する。
推定データ記憶部43は、推定データ受信処理部42で受信した上記動作状態等のデータを記憶する。
動作装置45は、映像出力装置(モニタ等)、音声出力装置(スピーカ、楽器等)、光源(LED: Light Emitting Diodeや電球)、アクチュエーター(振動子やロボットアーム、電気治療器)、温熱機器(ヒータやペルチェ素子)などである。
外部端末4では、解析端末1から上記推定された動作状態および特徴量に関するデータに基づき、動作装置制御部44が動作装置45に命令して様々なユーザ3の支援サービスを実現する。以下具体例を記載する。
以上詳述したように第6の実施形態では、解析端末1Bから上記推定された動作状態および特徴量に関するデータに基づき、動作装置制御部44が動作装置45に命令して様々なユーザ3の支援サービスを行う。したがって、ユーザ3に対し、歩行状態と走行状態のそれぞれで高精度な支援サービスの提供ができ、その他(静止またはそれに近い状態)の状態でも誤った推定をしないことで、より実態に近い状況を踏まえた支援サービスを提供することが可能となる。
第1乃至第6の実施形態では、センサ端末2と解析端末1または1Aまたは1Bとが分離された場合を例にとって説明したが、センサ端末2と解析端末1または1Aまたは1Bとを1つの運動状態解析装置として一体化しても良い。
Claims (8)
- ユーザに装着され前記ユーザの歩行状態または走行状態において前記ユーザに加わる加速度を示す生体情報を計測して出力するセンサ端末と、
前記センサ端末から出力された前記ユーザの生体情報を受信する解析端末と
を具備し、
前記解析端末は、
前記受信した生体情報をもとに前記ユーザの歩調を算出する歩調算出手段と、
前記受信した生体情報を入力として前記加速度を示す情報から当該加速度の一定期間における分散値を計算することで前記生体情報の振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、
歩調の領域ごとに歩行状態と走行状態の各分散値の集合を識別するための非線形関数からなる閾値関数を設定し、前記歩調算出手段により算出された歩調と、前記振幅情報抽出手段により計算された分散値である振幅情報とを、前記設定した閾値関数と比較することによって、前記ユーザの動作状態が歩行状態、走行状態およびそれ以外の状態のいずれかであるかを推定する状態推定手段と
を備えることを特徴とする運動状態解析システム。 - 前記振幅情報は、分散値または標準偏差であることを特徴とする請求項1に記載の運動状態解析システム。
- 前記解析端末は、
前記推定された動作状態に対応する演算式を、歩行状態および走行状態のそれぞれに対し予め設定された第1及び第2の演算式から選択し、この選択された第1または第2の演算式に基づいて、前記ユーザの歩行状態または走行状態における歩幅を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴量算出手段により算出された歩幅を表す情報を、前記推定された動作状態と共に出力する出力手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動状態解析システム。 - 前記特徴量算出手段は、前記推定された動作状態と、前記算出された歩調および歩幅を表す情報に基づいて、前記歩行状態または前記走行状態における前記ユーザの移動速度または移動距離を算出することを特徴とする請求項3に記載の運動状態解析システム。
- 前記特徴量算出手段は、前記ユーザの歩行状態または走行状態における片足の接地時間を算出する手段をさらに備え、
前記接地時間を算出する手段は、
前記状態推定手段により動作状態が走行状態と推定された場合には、前記ユーザの加速度と、予め設定された接地判定用の閾値とを比較することで前記片足の接地時間を算出する手段と、
前記状態推定手段により動作状態が歩行状態と推定された場合には、前記ユーザの加速度変化に基づいて算出される一歩当りの時間間隔と、予め設定された一定量の補正係数とを足し合わせることで、前記片足の接地時間を算出する手段と
を備えることを特徴とする、請求項3又は4に記載の運動状態解析システム。 - ユーザに装着され前記ユーザの歩行状態または走行状態において前記ユーザに加わる加速度を示す生体情報を計測して出力するセンサ端末と、前記センサ端末から出力された前記ユーザの生体情報を受信する解析端末とを具備するシステムが実行する運動状態解析方法であって、
前記解析端末が、前記受信した生体情報をもとに前記ユーザの歩調を算出する歩調算出過程と、
前記解析端末が、前記受信した生体情報を入力として前記加速度を示す情報から当該加速度の一定期間における分散値を計算することで前記生体情報の振幅情報を抽出する振幅情報抽出過程と、
前記解析端末が、歩調の領域ごとに歩行状態と走行状態の各分散値の集合を識別するための非線形関数からなる閾値関数を設定し、前記歩調算出過程により算出された歩調と、前記振幅情報抽出過程により計算された分散値である振幅情報とを、前記設定した閾値関数と比較することによって、前記ユーザの動作状態が歩行状態、走行状態およびそれ以外の状態のいずれかであるかを推定する状態推定過程と
を備えることを特徴とする運動状態解析方法。 - ユーザに装着され前記ユーザの歩行状態または走行状態において前記ユーザに加わる加速度を示す生体情報を計測するセンサ部と、
前記センサ部により計測された生体情報をもとに前記ユーザの歩調を算出する歩調算出手段と、
前記センサ部により計測された生体情報を入力として前記加速度を示す情報から当該加速度の一定期間における分散値を計算することで前記生体情報の振幅情報を抽出する振幅情報抽出手段と、
歩調の領域ごとに歩行状態と走行状態の各分散値の集合を識別するための非線形関数からなる閾値関数を設定し、前記歩調算出手段により算出された歩調と、前記振幅情報抽出手段により計算された分散値である振幅情報とを、前記設定した閾値関数と比較することによって、前記ユーザの動作状態が歩行状態、走行状態およびそれ以外の状態いずれかであるかを推定する状態推定手段と
を具備することを特徴とする運動状態解析装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の運動状態解析システムの解析端末が具備するすべての手段による処理を、前記解析端末が備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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