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JP6069048B2 - 傾斜角度調整装置、船舶推進機 - Google Patents

傾斜角度調整装置、船舶推進機 Download PDF

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JP6069048B2 JP2013051576A JP2013051576A JP6069048B2 JP 6069048 B2 JP6069048 B2 JP 6069048B2 JP 2013051576 A JP2013051576 A JP 2013051576A JP 2013051576 A JP2013051576 A JP 2013051576A JP 6069048 B2 JP6069048 B2 JP 6069048B2
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Description

本発明は、傾斜角度調整装置および船舶推進機に関する。
従来、船体と船舶推進機本体との間に連結したシリンダ装置を伸縮させることで、船体に対する船舶推進機本体の角度を変更する装置において、シリンダ装置を伸縮させるときに、操作スイッチを押し続けることなく、電動駆動モータの負荷を小さくしてその寿命を延ばし、モータ消費電力も節減しながら、伸縮動作させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の船舶推進機用チルト・トリム装置の操作装置は、操作スイッチをオン操作側に保持するスイッチ保持回路(スイッチ保持手段)と、操作スイッチがスイッチ保持手段によりオン操作側に保持されているときに、電動駆動モータの通電作動回路の電流値が特定値に到達したことを条件に、操作スイッチをオフ操作側にリセットするリセット回路(スイッチリセット手段)とを有している。
特開2004−161077号公報
シリンダ装置を伸縮させる電動モータが高負荷状態で継続的に保持されないようにすることを簡易に実現できることが望ましい。
本発明は、電動モータが高負荷状態で継続的に保持されないようにすることを簡易に実現できる装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、前記傾斜角度を把握する把握手段と、前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を備え、前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を大きくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の上限角度以上であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該上限角度より小さい場合よりも駆動力を小さくすることを特徴とする傾斜角度調整装置である。
ここで、前記モータ制御手段は、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が前記上限角度以上であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して前記モータに供給された場合には当該モータの駆動を停止するとよい。
また、前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を小さくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該下限角度より大きい場合よりも駆動力を小さくするとよい。
また、前記モータ制御手段は、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が前記下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して前記モータに供給された場合には当該モータの駆動を停止するとよい。
他の観点から捉えると、本発明は、船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、前記傾斜角度を把握する把握手段と、前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を備え、前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を小さくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該下限角度より大きい場合よりも駆動力を小さくすることを特徴とする傾斜角度調整装置である。
また、他の観点から捉えると、本発明は、船体に対して推進力を与える船舶推進機であって、プロペラを有する船舶推進機本体と、前記船体に対する前記船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、当該傾斜角度を把握する把握手段と、当該モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を有する傾斜角度調整装置と、を備え、前記傾斜角度調整装置の前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を大きくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の上限角度以上であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該上限角度より小さい場合よりも駆動力を小さくすることを特徴とする船舶推進機である。
また、他の観点から捉えると、本発明は、船体に対して推進力を与える船舶推進機であって、プロペラを有する船舶推進機本体と、前記船体に対する前記船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、当該傾斜角度を把握する把握手段と、当該モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を有する傾斜角度調整装置と、を備え、前記傾斜角度調整装置の前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を小さくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該下限角度より大きい場合よりも駆動力を小さくすることを特徴とする船舶推進機である。
本発明によれば、電動モータが高負荷状態で継続的に保持されないようにすることを簡易に実現できる。
本実施の形態に係る船舶の概略構成図である。 船舶推進機の概略構成図である。 傾斜角度調整装置の外観図である。 シリンダ装置とポンプ室の断面図である。 モータ支持部の断面図である。 給排油装置により給排される作動油の流路および流路上に設けられた弁の配置を示す概略図である。 制御装置の概略構成図である。 目標電流決定部が行う目標電流決定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る船舶1の概略構成図である。図1(a)は、船舶1を上方から見た図である。図1(b)は、(a)のIb部の拡大図である。以下の説明において、船舶1の前進状態における進行方向を前方、進行方向の左側を左方向、進行方向の右側を右方向とする。
船舶1は、船体2と、この船体2に設けられた船室2aの前部に設けられたインパネに回転自在に取り付けられた輪状のハンドル3と、船室2aの前右部に設けられたリモコンボックス10と、推進力を発生する船舶推進機20と、を備えている。
リモコンボックス10には、後述する、船体2に対する船舶推進機20の船舶推進機本体20aの傾斜角度θ(図2参照)を調整するための傾斜角度調整スイッチ102が設けられている。
次に、船舶推進機20について説明する。
図2は、船舶推進機20の概略構成図である。
船舶推進機20は、推進力を発生する船舶推進機本体20aと、傾斜角度θを調整する傾斜角度調整装置30と、を備えている。
船舶推進機本体20aは、クランク軸(不図示)の軸方向が水面に対して垂直方向(上下方向)に向くように置かれたエンジン(不図示)と、そのクランク軸の下端に回転一体に連結されて鉛直下方に延びるドライブ軸(不図示)と、このドライブ軸とべべルギヤ機構を介して連結されたプロペラ軸21と、このプロペラ軸21の後端に装着されたプロペラ22とを有する。
また、船舶推進機本体20aは、垂直方向(上下方向)に設けられたスイベルシャフト23(図1参照)と、水面に対して水平方向に設けられた水平軸24と、スイベルシャフト23が回動自在に収容されるスイベルケース25と、スイベルケース25を船体2に接続するスターンブラケット26と、を有している。
次に、傾斜角度調整装置30について説明する。
傾斜角度調整装置30は、この傾斜角度調整装置30の作動を制御する制御装置100と、傾斜角度θを検出する傾斜角度センサ101と、傾斜角度θを調整するための傾斜角度調整スイッチ102(図1参照)と、を有している。
傾斜角度センサ101は、例えば、船体2の後端部と船舶推進機本体20aとの間の距離を検出する光学式のセンサであることを例示することができる。また、傾斜角度センサ101は、スターンブラケット26に対するスイベルケース25の回転角度を検出する物であればいかなる構成でもよい。傾斜角度センサ101は、傾斜角度θを把握する把握手段の一例として機能する。
傾斜角度調整スイッチ102は、左部と右部とを押すことが可能なシーソースイッチであり、左部(UP側)を押すと傾斜角度θが大きくなり、右部(DOWN側)を押すと傾斜角度θが小さくなる。
図3は、傾斜角度調整装置30の外観図である。図4は、後述するシリンダ装置とポンプ室の断面図である。図5は、後述するモータ支持部の断面図である。
傾斜角度調整装置30は、スイベルケース25とスターンブラケット26との間に接続されて両者の間の距離を変更するために伸縮するシリンダ装置31と、シリンダ装置31を伸縮させるために作動油を循環させる給排油装置32とを備えている。
先ずは、シリンダ装置31について説明する。
シリンダ装置31は、円筒部を有し、この円筒部の中心線方向(図4では上下方向)の一方の端部が塞がれた有底円筒状のシリンダ41を有するハウジング40を備えている。以下では、シリンダ41の円筒部の中心線方向を、単に「中心線方向」と称す。
また、シリンダ装置31は、中心線方向に移動可能にシリンダ41内に挿入されたピストン42と、中心線方向に延びるとともに中心線方向の一方の端部(図4では下端部)にピストン42が取り付けられるピストンロッド43と、を有している。また、シリンダ装置31は、ピストンロッド43の一方の端部に形成された雄ねじとともにピストン42を支持するナット46と、シリンダ41の他方の端部側の開口部を塞ぐように配置されるとともにピストンロッド43をガイドするロッドガイド44と、ピストンロッド43のストロークを調整するための円筒状のスリーブ45と、を有している。
ハウジング40は、シリンダ41と、後述するモータ支持部60と、タンク室63とを一体的に備えている。そして、後述するように、これらシリンダ41、モータ支持部60、タンク室63の周りには作動油が流れる通路である流路が形成されている。そして、このハウジング40における中心線方向の一方の端部には、傾斜角度調整装置30をスターンブラケット26に接続するためのピンを支持するピン孔40aが形成されている。ピン孔40aは、船体2に接続される船体接続部の一例として機能する。
ピストン42は、中央部にピストンロッド43を通す孔が形成された円筒状のピストン本体42aと、ピストン本体42aの外周部に取付けられたOリング等のシール部材42bと、を有している。ピストン本体42aの外周部には、外周面から凹んだ溝42cが全周に渡って形成され、溝42cにシール部材42bが嵌め込まれている。そして、ピストン42は、シリンダ41の内周面に接触し、シリンダ41内の作動油が封入された空間を、ピストン42よりも中心線方向の一方の端部側の第1油室Y1と、ピストン42よりも中心線方向の他方の端部側の第2油室Y2とに区分する。このように、ピストン42は、シリンダ41内の空間を区分する区分部材の一例として機能する。
ピストンロッド43は、円柱状のロッド部43aを有するとともに、中心線方向の一方の端部にピストン42を取り付けるための雄ねじが形成され、中心線方向の他方の端部に、このピストンロッド43をスイベルケース25に接続するためのピンを支持するピン孔43bが形成されている。
ロッドガイド44は、中央部にピストンロッド43を通す孔が形成された略円筒状のロッドガイド本体44aと、中心線方向の中央部においてピストンロッド43に摺接するシール部材44bと、中心線方向の他方の端部において水などの液体がシリンダ41内に入り込むのを抑制するウォータシール44cと、を備える。ロッドガイド本体44aの内周部には、内周面から凹んだ溝が形成されており、この溝にシール部材44bが嵌め込まれている。また、ロッドガイド本体44aにおける中心線方向の他方の端部には、端面から凹んだ凹部が形成されており、この凹部にウォータシール44cが嵌め込まれている。
スリーブ45は、円筒状であり、その内周径はピストン42のピストン本体42aの外径よりも小さい。そして、スリーブ45は、シリンダ41における中心線方向の一方の端部側に配置されて、ピストン42およびピストンロッド43の一方の端部側への移動を規制する。
次に、給排油装置32について説明する。
給排油装置32は、シリンダ装置31のシリンダ41内に作動油を供給する供給手段の一例としてのポンプ61と、ポンプ61を駆動するモータ62と、モータ62を支持するモータ支持部60と、を備えている。また、給排油装置32は、ポンプ61に給排される作動油を貯留するタンク室63と、タンク室63の開口部を塞ぐ給油プラグ64と、を備えている。
モータ支持部60は、上述したハウジング40に、中心線方向と交差する方向にシリンダ41と隣り合うように設けられている。つまり、ハウジング40がシリンダ41とモータ支持部60とを一体的に備えている。そして、このモータ支持部60における中心線方向の他方の端部側(図4では上側)に、モータ62がボルトにて固定される。また、モータ支持部60は、モータ62が固定される部位より中心線方向の一方の端部側(図4では下側)が凹んでおり、この凹みにてポンプ61を収容するポンプ室60aを形成する。ポンプ室60aは、作動油を収容するとともに、ポンプ61をこの作動油中に浸漬する状態で保持する。
ポンプ61は、カセットポンプ構造の例えばギヤポンプであり、ドライブギヤとドリブンギヤとから構成されるギヤユニットをケースの中に有し、ドライブギヤに結合される駆動軸61aがモータ62の出力軸62aに位置合わせられるように、ポンプ室60a内にボルト61bにてモータ支持部60に固定される。また、ポンプ61は、両方向に回転可能であり、正転用と逆転用の2個の吐出ポート(不図示)をモータ支持部60に形成された流路に連絡し、正転用と逆転用の2個の吸込ポート(不図示)をポンプ室60aに開口している。
モータ62は、ポンプ室60aの上方に位置するように、鉄製のヨークがボルトにてモータ支持部60に取付けられている。モータ62の出力軸62aは、ドライブジョイント62bを介して、ポンプ61の駆動軸61aに接続され、両方向に回転する。
タンク室63は、中心線方向と交差する方向にシリンダ41と隣り合うように設けられている。そして、モータ支持部60は、タンク室63とポンプ室60aとを連通する。
次に、傾斜角度調整装置30に形成された作動油の流路について説明する。
傾斜角度調整装置30には、第1油室Y1とポンプ室60aとを連通する第1流路71と、第2油室Y2とポンプ室60aとを連通する第2流路72とが形成されている。
第1流路71は、シリンダ41における中心線方向の一方の端部(図4においては下端部)よりも一方の端部側(図4においては下側)のハウジング40に形成された油路71a、ポンプ室60aよりも中心線方向の一方の端部側(図4においては下側)のモータ支持部60に形成された油路(不図示)などから構成される。
第2流路72は、図4に示すように、シリンダ41と隣り合うようにハウジング40に中心線方向に形成された油路72aと、ロッドガイド44に形成された油路72bと、油路72aと油路72bとを連通するようにシリンダ41に形成された油路72cと、ポンプ室60aよりも中心線方向の一方の端部側(図4においては下側)のモータ支持部60に形成された油路72dなどから構成される。
図6は、給排油装置32により給排される作動油の流路および流路上に設けられた弁の配置を示す概略図である。
給排油装置32は、図6に示すように、シャトル式切替弁80、逆止弁92、縮側リリーフ弁93、手動兼サーマル弁95を備える。
シャトル式切替弁80は、シャトルピストン81と、シャトルピストン81の両側に配置された第1チェック弁82aおよび第2チェック弁82bとを有している。そして、シャトル式切替弁80には、シャトルピストン81の第1チェック弁82a側に第1シャトル室83aが形成され、シャトルピストン81の第2チェック弁82b側に第2シャトル室83bが形成されている。
第1チェック弁82aは、ポンプ61の正転によって管路99を介して第1シャトル室83aに加えられる送油圧力によって開作動可能とされ、第2チェック弁82bは、ポンプ61の逆転によって管路99を介して第2シャトル室83bに加えられる送油圧力によって開作動可能とされている。また、シャトルピストン81は、ポンプ61の正転による送油圧力によって第2チェック弁82bを開作動可能とし、ポンプ61の逆転による送油圧力によって第1チェック弁82aを開作動可能としている。シャトル式切替弁80の第1チェック弁82aは第1流路71に接続され、第2チェック弁82bは第2流路72に接続されている。
逆止弁92は、ポンプ61とタンク室63との接続流路の中間部に配置されている。縮側リリーフ弁93は、第2流路72に接続されている。手動兼サーマル弁95は、第1流路71の油路71a(図4参照)に接続され、第1油室Y1をタンク室63に接続する。この手動兼サーマル弁95は、サーマルリリーフ弁95aを備えており、シリンダ41の作動油の圧力が熱等により異常に上昇したとき、予め定められた圧力で回路圧をタンク室63に逃がす。
次に、傾斜角度調整装置30の作用について説明する。
モータ62を正転させてポンプ61を正転させると、ポンプ61の吐出油はシャトル式切替弁80の第1チェック弁82aを開くとともに、シャトルピストン81を介して第2チェック弁82bも開く。これにより、ポンプ61の吐出油は、第1チェック弁82a、第1流路71を通ってシリンダ装置31の第1油室Y1に供給され、シリンダ装置31の第2油室Y2の作動油は第2流路72、第2チェック弁82bを通ってポンプ61に戻り、シリンダ装置31を伸張させる。その結果、傾斜角度θ(図2参照)が大きくなる
この傾斜角度θを大きくするための動作の際には、シリンダ41の容積は、ピストンロッド43の退出容積だけ増加するため作動油の循環油量が不足することから、逆止弁92が開き、タンク室63からポンプ61に循環油量の不足分が補償され得る。
他方、モータ62を逆転させてポンプ61を逆転させると、ポンプ61の吐出油はシャトル式切替弁80の第2チェック弁82bを開くとともに、シャトルピストン81を介して第1チェック弁82aも開く。これにより、ポンプ61の吐出油は、第2チェック弁82b、第2流路72を通ってシリンダ装置31の第2油室Y2に供給され、シリンダ装置31の第1油室Y1の作動油は第1流路71、第1チェック弁82aを通ってポンプ61に戻り、シリンダ装置31を収縮させる。その結果、傾斜角度θが小さくなる。
この傾斜角度θを小さくするための動作の際には、シリンダ41の容積は、ピストンロッド43の進入容積だけ減少するため作動油の循環油量が余ることから、縮側リリーフ弁93が開き、循環油量の余剰分をタンク室63へ戻す。
なお、シリンダ装置31が手動で収縮された場合には、手動兼サーマル弁95が開くため、傾斜角度θが小さくなり得る。
次に、制御装置100について説明する。
図7は、制御装置100の概略構成図である。
制御装置100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる算術論理演算回路である。制御装置100には、傾斜角度センサ101(図2参照)にて検出された傾斜角度θが出力信号に変換された角度信号、傾斜角度調整スイッチ102の左部が押された旨の信号であるアップ信号、傾斜角度調整スイッチ102の右部が押された旨の信号であるダウン信号などが入力される。
そして、制御装置100は、角度信号、アップ信号、ダウン信号に基づいて傾斜角度調整装置30のモータ62に供給する目標電流Itを決定する目標電流決定部110と、目標電流決定部110が決定した目標電流Itに基づいてフィードバック制御などを行う制御部120とを有している。このように、制御装置100は、モータ62の駆動を制御するモータ制御手段の一例として機能する。目標電流決定部110については後で詳述する。
先ずは、制御部120について説明する。
制御部120は、図7に示すように、傾斜角度調整装置30のモータ62の作動を制御するモータ駆動制御部130と、モータ62を駆動させるモータ駆動部140と、モータ62に実際に流れる実電流Imを検出するモータ電流検出部150とを有している。
モータ駆動制御部130は、目標電流決定部110にて決定された目標電流Itと、モータ電流検出部150にて検出されたモータ62へ供給される実電流Imとの偏差に基づいてフィードバック制御を行うフィードバック(F/B)制御部131と、モータ62をPWM駆動するためのPWM(パルス幅変調)信号を生成するPWM信号生成部132とを有している。
モータ駆動部140は、4個の電力用電界効果トランジスタをH型ブリッジ回路の構成で接続したモータ駆動回路と、4個の中から選択した2個の電界効果トランジスタのゲートを駆動してこれらの電界効果トランジスタをスイッチング動作させるゲート駆動回路部とを有している。ゲート駆動回路部は、PWM信号生成部132から出力されたPWM信号(駆動制御信号)に基づいて、2個の電界効果トランジスタを選択し、選択した2個の電界効果トランジスタをスイッチング動作させることにより、モータ62の駆動を制御する。
モータ電流検出部150は、モータ駆動部140に接続されたシャント抵抗の両端に生じる電圧からモータ62に流れる実電流Imの値を検出する。
次に、目標電流決定部110について説明する。
ここで、傾斜角度θを大きくするための動作の際に、ピストン42が最大伸張位置に達してその動作が完了した後にポンプ61が作動し続けたり、傾斜角度θを小さくするための動作の際に、ピストン42が最大収縮位置に達してその動作が完了し、第1油室Y1からポンプ61への戻り油がなくなった後にもポンプ61が作動し続けたりするとモータ62の負荷が高くなり、焼損して作動不良を生じるおそれがある。また、モータ62の消費電力が無駄に高くなってしまう。
かかる事項に鑑み、目標電流決定部110は、傾斜角度θを大きくするための動作の際に、傾斜角度θが予め定められた上限角度θu以上である場合であってモータ62に予め定められた基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給された場合には目標電流Itを零にする。また、目標電流決定部110は、傾斜角度θを小さくするための動作の際に、傾斜角度θが予め定められた下限角度θd以下である場合であって、モータ62に、絶対値が基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給された場合には目標電流Itを零にする。なお、目標電流決定部110は、傾斜角度θを大きくするための動作の際に、傾斜角度θが上限角度θu以上となるまでは目標電流Itを予め定められた所定電流It0(It0は正の値)とし、傾斜角度θを小さくするための動作の際に、傾斜角度θが下限角度θd以下となるまでは、所定電流It0に「−1」を乗算することにより得た値(=−It0)を目標電流Itとして決定する。傾斜角度θを大きくするための動作および傾斜角度θを小さくするための動作をしない場合には、目標電流決定部110は、目標電流Itを零に決定する。目標電流Itの符号は、モータ62が正転する方向がプラス、逆転する方向がマイナスである。基準電流Ia0は、所定電流It0よりも小さな値に設定された正の値である。
次に、フローチャートを用いて、目標電流決定部110が行う目標電流決定処理の手順について説明する。
図8は、目標電流決定部110が行う目標電流決定処理の手順を示すフローチャートである。目標電流決定部110は、この目標電流決定処理を予め定めた期間毎に繰り返し実行する。
先ず、目標電流決定部110は、アップ信号を取得したか否かを判別する(S801)。そして、アップ信号を取得している場合(S801でYES)、傾斜角度センサ101にて検出された傾斜角度θが上限角度θu以上であるか否かを判別する(S802)。そして、傾斜角度θが上限角度θu以上である場合(S802でYES)、基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されているか否かを判別する(S803)。そして、基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されている場合(S803でYES)、目標電流Itを零に決定する(S804)。他方、傾斜角度θが上限角度θuより小さい場合(S802でNO)および基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されていない場合(S803でNO)、目標電流Itを、モータ62を正転させる方向の所定電流It0に決定する(S805)。
他方、アップ信号を取得していない場合(S801でNO)、ダウン信号を取得したか否かを判別する(S806)。そして、ダウン信号を取得している場合(S806でYES)、傾斜角度センサ101にて検出された傾斜角度θが下限角度θd以下であるか否かを判別する(S807)。そして、傾斜角度θが下限角度θd以下である場合(S807でYES)、絶対値が基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されているか否かを判別する(S808)。そして、絶対値が基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されている場合(S808でYES)、目標電流Itを零に決定する(S809)。他方、傾斜角度θが下限角度θdより大きい場合(S807でNO)および絶対値が基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されていない場合(S808でNO)、目標電流Itを、モータ62を逆転させる方向の「−It0」に決定する(S810)。
一方、ダウン信号を取得していない場合(S806でNO)、目標電流Itを零に決定する(S809)。
以上のように構成された傾斜角度調整装置30においては、傾斜角度調整スイッチ102の左部(UP側)が押された場合に、傾斜角度θが上限角度θuより小さい場合、あるいは傾斜角度θが上限角度θu以上であっても基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されていない場合には、目標電流Itが所定電流It0に決定される。これにより、モータ62が正転し、傾斜角度θが大きくなる。他方、傾斜角度調整スイッチ102の右部(DOWN側)が押された場合に、傾斜角度θが下限角度θdより大きい場合、あるいは傾斜角度θが下限角度θd以下であっても絶対値が基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されていない場合には、目標電流Itが「−It0」に決定される。これにより、モータ62が逆転し、傾斜角度θが小さくなる。
一方、傾斜角度調整スイッチ102の左部(UP側)が押された場合に、傾斜角度θが上限角度θu以上であり、かつ基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されている場合には、目標電流Itが零に決定される。また、傾斜角度調整スイッチ102の右部(DOWN側)が押された場合に、傾斜角度θが下限角度θd以下であり、かつ絶対値が基準電流Ia0以上の電流が所定時間継続して供給されている場合には、目標電流Itが零に決定される。
そのため、傾斜角度θを大きくするための動作の際に、ピストン42が最大伸張位置に達してその動作が完了した後にポンプ61が作動し続けたり、傾斜角度θを小さくするための動作の際に、ピストン42が最大収縮位置に達してその動作が完了し、第1油室Y1からポンプ61への戻り油がなくなった後にもポンプ61が作動したりすることを抑制することができる。それゆえ、モータ62の負荷が高くなり、焼損して作動不良を生じることを防止することができる。また、これにより、モータ62の耐熱仕様を低く設定することができる。
そして、本実施の形態に係る傾斜角度調整装置30においては、上述した利点を、モータ62に供給する電流量を変更することで実現している。その結果、例えば、傾斜角度θを大きくするための動作の際に、ピストン42が最大伸張位置に達してその動作が完了した後に、ポンプ61が作動し続けて回路圧が予め定められた圧力よりも高くなるのを抑制するために、回路圧をポンプ吸入側に逃がすリリーフ弁を備える必要がない。また、例えば、傾斜角度θを小さくするための動作の際に、ピストン42が最大収縮位置に達して第1油室Y1からポンプ61への戻り油がなくなった後にポンプ61が作動し続ける場合に、作動油を供給可能とするために、ポンプ61と第1シャトル室83aとの間に逆止弁を備える必要がない。また、モータ62を保護するためのモータブレーカを備える必要がない。それゆえ、本実施の形態に係る傾斜角度調整装置30によれば、これらリリーフ弁、逆止弁、モータブレーカを備える構成よりも簡易な構成にすることができる。
なお、上述した上限角度θu、下限角度θd、基準電流Ia0、所定時間は、モータ62の仕様に応じて設定するとよい。これにより、モータ62の特性に合わせた調整を簡便に行うことができる。また、上述した所定電流It0を、船舶推進機20の仕様に応じて設定するとよい。これにより、船舶推進機20の特性に合わせた調整を簡便に行うことができる。
1…船舶、2…船体、3…ハンドル、10…リモコンボックス、20…船舶推進機、20a…船舶推進機本体、30…傾斜角度調整装置、31…シリンダ装置、32…給排油装置、100…制御装置、110…目標電流決定部、120…制御部

Claims (7)

  1. 船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、
    前記傾斜角度を把握する把握手段と、
    前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、
    を備え、
    前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を大きくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の上限角度以上であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該上限角度より小さい場合よりも駆動力を小さくする
    ことを特徴とする傾斜角度調整装置。
  2. 前記モータ制御手段は、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が前記上限角度以上であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して前記モータに供給された場合には当該モータの駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の傾斜角度調整装置。
  3. 前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を小さくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該下限角度より大きい場合よりも駆動力を小さくする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の傾斜角度調整装置。
  4. 前記モータ制御手段は、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が前記下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して前記モータに供給された場合には当該モータの駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項3に記載の傾斜角度調整装置。
  5. 船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、
    前記傾斜角度を把握する把握手段と、
    前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、
    を備え、
    前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を小さくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該下限角度より大きい場合よりも駆動力を小さくする
    ことを特徴とする傾斜角度調整装置。
  6. 船体に対して推進力を与える船舶推進機であって、
    プロペラを有する船舶推進機本体と、
    前記船体に対する前記船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、当該傾斜角度を把握する把握手段と、当該モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を有する傾斜角度調整装置と、
    を備え、
    前記傾斜角度調整装置の前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を大きくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の上限角度以上であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該上限角度より小さい場合よりも駆動力を小さくする
    ことを特徴とする船舶推進機。
  7. 船体に対して推進力を与える船舶推進機であって、
    プロペラを有する船舶推進機本体と、
    前記船体に対する前記船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、当該傾斜角度を把握する把握手段と、当該モータの駆動を制御するモータ制御手段と、を有する傾斜角度調整装置と、
    を備え、
    前記傾斜角度調整装置の前記モータ制御手段は、前記傾斜角度を小さくする方向に前記モータを回転させるべき場合に、前記把握手段が把握した前記傾斜角度が所定の下限角度以下であり、かつ所定値以上の電流が所定時間継続して当該モータに供給された場合には、当該傾斜角度が当該下限角度より大きい場合よりも駆動力を小さくする
    ことを特徴とする船舶推進機。
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