JP6058748B1 - 保守作業支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業員に注意すべきことを容易に通知することができる保守作業支援装置を提供する。【解決手段】実施形態の保守作業支援装置は、記憶部と、撮影部と、判定部と、通知部と、制御部とを備えている。記憶部は、点検場所又は危険要因の少なくとも一方の記号を含む注意マークの基準画像と、注意する事項を示す注意情報とを対応付けて記憶する。撮影部は、点検場所に付けられた注意マークを撮影する。判定部は、撮影部により撮影された注意マークの撮影画像と、記憶部に記憶された注意マークの基準画像とを比較し、一致するか否かを判定する。通知部は、点検場所に居る作業員に注意情報を通知する。制御部は、判定部により注意マークの撮影画像と注意マークの基準画像とが一致すると判定された場合、当該注意マークの基準画像に対応する注意情報を通知部から通知する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、保守作業支援装置に関する。
従来、例えばエレベータの点検時は、作業前の安全確認、保護具の装備、指差し呼称、合図復唱、安全スイッチの操作など、作業員を守るための様々な安全対策が実施されている。しかしながら、作業員は、かご内、かご上、乗り場、昇降路、ピット、機械室などの多くの点検場所と機器などの点検箇所を短い時間で点検する必要がある。そのため、作業員の業務負荷などにより、安全対策を省略したり、失念したりすることがある。
そこで、作業員に注意を通知するシステムが開発されている。このシステムによれば、予めエレベータ点検時における危険箇所に非接触ICリーダーなどの危険箇所を監視する装置を設置し、ICタグを身に付けた作業員が危険箇所に接近又は進入した場合に注意を通知する。また、カメラ、GPS、加速度センサーなどが搭載された携帯端末を作業員が身に付け、危険箇所や作業員の作業内容を確認し、安全性や作業性を高める情報を作業員に通知する装置がある。
しかしながら、作業員に注意を通知する点でさらなる改善の余地がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、作業員に注意すべきことを容易に通知することができる保守作業支援装置を提供することである。
実施形態の保守作業支援装置は、記憶部と、撮影部と、判定部と、通知部と、制御部と、距離測定部と、を備えている。前記記憶部は、点検場所又は危険要因の少なくとも一方の記号を含む注意マークの基準画像と、注意する事項を示す注意情報とを対応付けて記憶する。前記撮影部は、前記点検場所に付けられた前記注意マークを撮影する。前記判定部は、前記撮影部により撮影された注意マークの撮影画像と、前記記憶部に記憶された注意マークの基準画像とを比較し、一致するか否かを判定する。前記通知部は、前記点検場所に居る作業員に前記注意情報を通知する。前記制御部は、前記判定部の判定結果に基づいて、前記通知部を制御する。前記距離測定部は、前記撮影部により撮影された注意マークの撮影画像に基づいて、前記点検場所に付された注意マークと当該撮影部との距離を測定する。前記制御部は、前記判定部により前記注意マークの撮影画像と前記注意マークの基準画像とが一致すると判定された場合、当該注意マークの基準画像に対応する前記注意情報を前記通知部から通知し、その際に、前記判定部により一致すると判定された注意マークの撮影画像の数が、所定の閾値を超えた場合、前記距離測定部により測定された距離が近い順に前記閾値の個数だけ前記注意マークに対応する前記注意情報を前記通知部から通知する。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図1は、実施形態1に係るエレベータの構成例を示す概略図である。図2は、実施形態1に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。図3は、実施形態1に係る注意マークの設定例を示す概念図である。
実施形態1に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図1は、実施形態1に係るエレベータの構成例を示す概略図である。図2は、実施形態1に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。図3は、実施形態1に係る注意マークの設定例を示す概念図である。
エレベータ1は、図1及び図2に示すように、かご10と、カウンターウェイト20と、メインロープ30と、巻上機40と、メインシーブ50と、そらせシーブ51と、エレベータ制御装置60と、運転モード確認装置70と、運転モード送信装置80とを備えている。
かご10、カウンターウェイト20、メインロープ30は、エレベータ1の昇降路2内に設置されている。また、巻上機40、メインシーブ50、そらせシーブ51及びエレベータ制御装置60は、昇降路2の上方に設けられた機械室3内に設置されている。
かご10は、利用者が乗降するものである。かご10は、昇降路2内に設置された図示しない一対のかご用ガイドレールの間に設置され、かご用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してかご用ガイドレールに沿って昇降することで、昇降路2内を昇降する。かご10には、かごドア11が開閉自在に設置されている。かごドア11は、かご10のかご側乗降口12を閉塞、開放するものである。かごドア11は、かご10の昇降時は閉状態を維持し、かご10が着床した場合に、図示しない駆動装置により閉状態から開状態となる。なお、かご10には、図示しない開閉センサーなどが設置されており、これらのセンサーがエレベータ制御装置60と接続されている。かごドア11と、複数の乗り場ドア4aとを含むドアDの開閉状態がエレベータ制御装置60に入力される。
カウンターウェイト20は、かご10の昇降に連動して昇降路2内を昇降するものである。カウンターウェイト20は、図示しない一対のウェイト用ガイドレールの間に設置され、ウェイト用ガイドレールに対して1以上設置された図示しない案内装置を介してウェイト用ガイドレールに沿って昇降する。ここで、カウンターウェイト20は、かご10が所定積載量(例えば、最大積載量に対して1/2程度)の場合に巻上機40を挟んで、かご10と釣り合うように重量が設定されている。
メインロープ30は、かご10とカウンターウェイト20とを連結する1以上のロープであり、巻上機40のメインシーブ50及びそらせシーブ51に巻き掛けられている。メインロープ30は、かご10と、カウンターウェイト20とをトラクション式に昇降させるものである。メインロープ30は、一方の端部がかご10に連結され、他方の端部がカウンターウェイト20に連結されている。メインロープ30は、一方の端部がかご10の鉛直方向上部に固定され、他方の端部がカウンターウェイト20の鉛直方向上部に固定されている。
巻上機40は、モータ41により回転することでメインシーブ50に巻き掛けられたメインロープ30を巻き上げ、かご10とカウンターウェイト20との昇降方向における相対位置を変化させることで、かご10を昇降路2内で昇降させるものである。巻上機40は、エレベータ制御装置60と接続されており、エレベータ制御装置60を介して供給される電力によりモータ41の駆動制御が行われる。
エレベータ1が設置される図示しない建物は、複数の階から構成されている。建物の各階には、エレベータ1のかご10に乗るための乗り場4が設置されている。各乗り場4には、乗り場ドア4aが開閉自在に設置されている。乗り場ドア4aは、乗り場4の乗り場側乗降口4bをそれぞれ閉塞、開放するものである。乗り場側乗降口4bは、かご10が着床した際にかご側乗降口12と対向する位置に形成されている。
乗り場ドア4aは、通常、閉状態であり、図示しないロック機構により、開状態への動作が規制されている。乗り場ドア4aは、かご10が着床して、かごドア11が閉状態から開状態に動作するのに連動して、ロック機構によるロックを解除すると共に、閉状態から開状態となる。
乗り場4には、乗り場操作盤4cが設置されている。乗り場操作盤4cは、利用者がエレベータ1のかご10を乗り場4に呼ぶ際に操作されるものであり、エレベータ制御装置60に接続されている。乗り場操作盤4cは、図示しない上昇呼びボタンや下降呼びボタンなどが設置されている。乗り場操作盤4cは、上昇呼びボタンが押下されると、上階に向かうかご10を利用者がいる乗り場4に呼ぶ呼び登録をエレベータ制御装置60に対して行う。また、乗り場操作盤4cは、下降呼びボタンが押下されると、下階に向かうかご10を利用者がいる乗り場4に呼ぶ呼び登録をエレベータ制御装置60に対して行う。
エレベータ制御装置60は、呼び登録に応じてかご10を移動させる通常運転モードと、作業員が点検作業時に使用する点検運転モードとを有している。運転モード確認装置70は、エレベータ制御装置60にエレベータ1の運転モードを確認するものである。運転モード確認装置70は、エレベータ1の運転モードを運転モード送信装置80に出力する。
運転モード送信装置80は、エレベータ1の運転モードを送信するものである。運転モード送信装置80は、無線LANや赤外線通信などの無線で携帯端末5に接続され、運転モード確認装置70から出力されたエレベータ1の運転モードを携帯端末5に送信する。
携帯端末5は、作業員に対して、点検作業時に生じる可能性のある危険を事前に通知して注意喚起するものである。携帯端末5は、作業員が作業する際に装着する。携帯端末5は、例えば、ヘルメットに装着可能な端末装置や、メガネ型の端末装置などである。携帯端末5は、注意喚起データベース5aと、撮影装置5bと、マーク確認装置5cと、危険検出装置5dと、注意喚起通知装置5eとを備えている。
注意喚起データベース5aは、記憶部として機能し、注意マークMの基準画像と、注意する事項を示す注意喚起情報(注意情報)とを対応付けて記憶する。例えば、注意喚起データベース5aは、注意マークMの基準画像と、点検場所と、危険要因との項目から構成される図示しない第1テーブルを記憶している。また、注意喚起データベース5aは、点検場所と、危険要因と、注意喚起情報との項目から構成される第2テーブルT2を記憶している。第1テーブルを参照することにより、注意マークMの基準画像に基づいて点検場所及び危険要因が特定され、第2テーブルT2を参照することにより、当該点検場所及び危険要因に基づいて注意喚起情報が特定される。
点検場所は、作業員がエレベータ1を点検する場所であり、例えば、かご10の上、図示しないピット、機械室3などである。危険要因は、作業で危険が生じる原因となる項目であり、例えば、通電、段差、巻き込まれなどである。注意喚起情報は、作業員に注意を呼び起こさせる情報であり、例えば、感電注意、足元注意、巻き込まれ注意、安全帯・点検スイッチ確認などである。
注意マークMは、一定の大きさに形成され、外枠の第1要素Pと、第1要素Pの枠内に記された第2要素Qとから構成されている。第1要素Pは、点検場所を示すものであり、第2要素Qは、危険要因を示すものである。第2要素Qは、省略することも可能である。第1要素Pは、四角形、三角形、円形(丸)などの図形で記される。四角形の第1要素Pは、点検場所が機械室3であることを示し、三角形の第1要素Pは、点検場所がピットであることを示し、円形の第1要素Pは、点検場所がかご10の上であることを示す。
第2要素Qは、「!」、「〜」、「∽」などの記号で記される。記号「!」は、危険要因が通電であることを示し、記号「〜」は、危険要因が段差であることを示し、記号「∽」は、危険要因が巻き込まれであることを示す。このように、注意マークMは、点検場所を示す第1要素Pと、危険要因を示す第2要素Qとの組み合わせで記される。なお、点検場所自体が危険要因となる場合、点検場所を示す第1要素Pのみで記され、危険要因を示す第2要素Qが省略される。例えば、点検場所がかご10の上であり、かご10の上自体が危険要因となる場合、円形の第1要素Pのみで記された注意マークMがかご10の上部に付けられる。この場合、注意喚起情報は、かご10の上で注意する必要のある固有の情報が対応付けられており、例えば、注意喚起情報は、「安全帯・点検スイッチ確認」である。
注意マークMは、プレート状に形成され、点検場所や危険要因となる箇所に接着剤やマグネットなどにより付けられる。例えば、点検場所が機械室3である場合、図3に示すように、機械室3に設置されたエレベータ制御装置60に、機械室3で通電に注意することを示す注意マークM1が付けられている。また、エレベータ制御装置60が載置された載置台3aの段差には、機械室3で段差に注意することを示す注意マークM2が付けられている。
撮影装置5bは、カメラなどの撮影部として機能し、作業員の視線方向にある対象を撮影する。撮影装置5bは、点検場所や危険要因となる箇所に付けられた注意マークMを撮影する。撮影装置5bは、撮影した注意マークMの撮影画像をマーク確認装置5cに出力する。
マーク確認装置5cは、判定部として機能し、撮影装置5bから出力された注意マークMの撮影画像を確認するものである。マーク確認装置5cは、注意マークMの撮影画像と、注意喚起データベース5aに記憶された第1テーブルの注意マークMの基準画像とを比較し、一致するか否かを判定する。マーク確認装置5cは、注意マークMの撮影画像が注意マークMの基準画像に一致すると判定した場合、注意マークMの基準画像に対応する点検場所及び危険要因を確認し、確認した点検場所及び危険要因を危険検出装置5dに出力する。
危険検出装置5dは、判定部及び制御部として機能し、マーク確認装置5cから出力された点検場所及び危険要因に基づいて注意喚起情報を検出する。例えば、危険検出装置5dは、注意喚起データベース5aの第2テーブルT2を参照し、点検場所及び危険要因が一致する注意喚起情報を検出する。危険検出装置5dは、検出した注意喚起情報を注意喚起通知装置5eに出力する。
注意喚起通知装置5eは、通知部として機能し、点検場所に居る作業員に注意喚起情報を通知するものである。注意喚起通知装置5eは、拡張現実投影スクリーン50eと、スピーカー51eとを備えている(図5参照)。注意喚起通知装置5eは、拡張現実投影スクリーン50eに注意喚起情報を表示すると共に、スピーカー51eから注意喚起情報を音声出力する。なお、注意喚起通知装置5eは、スクリーン表示や音声出力以外に、振動や警報灯などの手段によって作業員に注意喚起してもよい。
次に、実施形態1に係る保守作業支援装置の動作例について説明する。図4は、実施形態1に係る保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。図5は、実施形態1に係る保守作業支援装置の注意喚起例を示す概略図である。
先ず、運転モード確認装置70は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードであるかを確認する(ステップS1)。運転モード確認装置70は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードである場合(ステップS2;YES)、点検運転モードである旨を運転モード送信装置80に出力する。運転モード送信装置80は、点検運転モードである旨を作業員の携帯端末5に送信する(ステップS3)。携帯端末5は、マーク確認装置5cにより、撮影装置5bで撮影した注意マークMを確認する(ステップS4)。例えば、マーク確認装置5cは、撮影装置5bにより機械室3で撮影した注意マークM1,M2の点検場所及び危険要因を確認する。
次に、危険検出装置5dは、マーク確認装置5cにより確認された注意マークMと注意喚起データベース5aの情報とを比較する(ステップS5)。例えば、危険検出装置5dは、第2テーブルT2を参照し、注意マークMの点検場所及び危険要因と、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因とを比較し、注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致するか否かを判定する(ステップS6)。危険検出装置5dは、注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致する場合(ステップS6;YES)、一致する点検場所及び危険要因に対応する注意喚起情報を注意喚起通知装置5eに出力する。
注意喚起通知装置5eは、注意マークMに対応する注意喚起情報を作業員に通知する(ステップS7)。例えば、注意喚起通知装置5eは、図5に示すように、拡張現実投影スクリーン50eに注意喚起情報を表示すると共に、スピーカー51eから注意喚起情報を音声出力する。例えば、注意マークM1,M2の場合、注意マークM1に対応する注意喚起情報(感電注意)と、注意マークM2に対応する注意喚起情報(足元注意)とを作業員に通知する。作業員に注意喚起情報を通知後、上述のステップS1に戻る。
なお、上述のステップS6において、危険検出装置5dは、注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致しない場合(ステップS6;NO)、作業員への注意喚起を行わずに上述のステップS1に戻る。
また、上述のステップS2において、運転モード確認装置70は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードでない場合(ステップS2;NO)、点検運転モードでない旨を運転モード送信装置80に出力する。運転モード送信装置80は、点検運転モードでない旨を携帯端末5に送信する。携帯端末5の注意喚起通知装置5eは、点検運転モードへの変更を促すメッセージを作業員に通知し(ステップS8)、終了する。作業員は、エレベータ制御装置60の運転モードを点検運転モードに変更後、点検作業を開始する。
以上のように、実施形態1に係る保守作業支援装置によれば、点検場所に付けられた注意マークMに対応する注意喚起情報を作業員に通知するものである。これにより、作業員が点検する際に危険要因に気付かない場合や、注意が散漫になっている場合においても、作業員に注意喚起を的確に行うことができる。従って、作業員の安全性を向上させることができる。
また、注意マークMは、点検場所を示す第1要素Pと、危険要因を示す第2要素Qとから構成されているので、注意マークMを簡易な構成とすることができる。これにより、注意マークMの撮影画像と基準画像との比較が容易になる。従って、注意マークMのマッチングの精度を向上できると共に、処理時間を短縮できる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図6は、実施形態2に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態2は、点検場所に付けられた注意マークMと、携帯端末5の撮影装置5bとの距離を測定し、測定結果に基づいて注意喚起する数を絞り込む点で実施形態1と異なる。なお、実施形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。他の実施形態についても同様である。
実施形態2に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図6は、実施形態2に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態2は、点検場所に付けられた注意マークMと、携帯端末5の撮影装置5bとの距離を測定し、測定結果に基づいて注意喚起する数を絞り込む点で実施形態1と異なる。なお、実施形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。他の実施形態についても同様である。
携帯端末5は、図6に示すように、マーク距離測定装置5fを備えている。マーク距離測定装置5fは、距離測定部として機能し、撮影装置5bにより撮影された注意マークMの撮影画像に基づいて、点検場所に付された注意マークMと撮影装置5bとの距離を測定する。例えば、マーク距離測定装置5fは、発光した光が注意マークMに到達し、当該注意マークMから反射して受光するまでの往復時間から、注意マークMまでの距離を測定する(TOF(Time Of Flight)測定方法)。マーク距離測定装置5fは、注意マークMの撮影画像が複数存在する場合に、注意マークMまでの距離を測定する。
マーク距離測定装置5fは、注意マークMの撮影画像と、当該注意マークMに対応する点検場所及び危険要因とをマーク確認装置5cから取得する。マーク距離測定装置5fは、注意マークMの撮影画像における光の往復時間から当該注意マークMまでの距離を測定する。マーク距離測定装置5fは、測定された距離が近い順に注意マークMに対応する点検場所及び危険要因を注意喚起通知装置5eに出力する。注意喚起通知装置5eは、マーク距離測定装置5fにより測定された距離の近い順に閾値の個数だけ注意喚起情報を通知する。
次に、実施形態2に係る保守作業支援装置の動作例について説明する。図7は、実施形態2に係る保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。運転モード送信装置80は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードである場合、点検運転モードである旨を作業員の携帯端末5に送信する(ステップS1〜S3)。携帯端末5は、撮影装置5bにより撮影した注意マークMを確認し、確認された注意マークMと注意喚起データベース5aの情報とを比較する(ステップS4,S5)。
注意喚起通知装置5eは、注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致する場合(ステップS6;YES)、一致した注意マークMの数と、注意喚起情報を通知する数の上限である閾値とを比較する(ステップS21)。ここで、注意喚起通知装置5eで通知する数(閾値)は、作業員が同時に危険を把握することが可能な数に設定することが好ましい。注意喚起通知装置5eは、注意マークMの数が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS22)。注意喚起通知装置5eは、注意マークMの数が閾値以下であると判定した場合(ステップS22;YES)、全ての注意マークMに対応する注意喚起情報を作業員に通知する(ステップS7)。また、注意喚起通知装置5eは、注意マークMの数が閾値以下でないと判定した場合(ステップS22;NO)、マーク距離測定装置5fにより測定された距離の近い順に閾値の個数だけ注意喚起情報を通知する(ステップS23)。例えば、注意喚起情報を通知する閾値を2個としたとき、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致した注意マークMの数が3個であった場合、注意喚起通知装置5eは、マーク距離測定装置5fにより測定された距離の近い順に2個だけ注意喚起情報を通知する。このとき、注意喚起情報を2個同時に通知してもよいし、距離の近い順に1個ずつ時間をずらして注意喚起情報を通知してもよい。
以上のように、実施形態2に係る保守作業支援装置によれば、注意マークMの撮影画像の数が閾値を超えた場合、マーク距離測定装置5fにより測定された距離が近い順に閾値の個数だけ注意マークMに対応する注意喚起情報を通知するものである。これにより、作業員が注意事項を把握することが可能な数を超える場合に、作業員との距離が近い対象物の危険要因を優先して注意喚起することができる。従って、作業員は、差し迫った危険要因から順に対処することができるので、確実に危険を回避することができる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図8は、実施形態3に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態3は、作業員が注意喚起情報を認識すると、注意喚起情報の通知を解除する点で実施形態1と異なる。作業員は、注意喚起情報が通知されたことを認識すると、注意喚起情報を声に出して復唱することになっている。
実施形態3に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図8は、実施形態3に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態3は、作業員が注意喚起情報を認識すると、注意喚起情報の通知を解除する点で実施形態1と異なる。作業員は、注意喚起情報が通知されたことを認識すると、注意喚起情報を声に出して復唱することになっている。
携帯端末5は、図8に示すように、音声取得装置5gと、注意喚起認識装置5hと、注意喚起通知解除装置5iとを備えている。音声取得装置5gは、音声を取得するものである。音声取得装置5gは、図示しないマイクを備えている。マイクは、例えば、作業員の口元に配置され、作業員の声を集音する。音声取得装置5gは、集音した作業員の声を音声データとして注意喚起認識装置5hに出力する。
注意喚起認識装置5hは、制御部として機能し、作業員が注意喚起を認識したことを判定するものである。例えば、注意喚起認識装置5hは、作業員の音声データと、注意喚起通知装置5eから通知された注意喚起情報とを比較して一致するか否かを判定する。注意喚起認識装置5hは、判定結果を注意喚起通知解除装置5iに出力する。
注意喚起通知解除装置5iは、制御部として機能し、注意喚起通知装置5eから通知される注意喚起情報の通知を解除するものである。例えば、注意喚起通知解除装置5iは、注意喚起認識装置5hにより、作業員の音声データと注意喚起情報とが一致すると判定された場合、注意喚起通知装置5eから通知される注意喚起情報の通知を解除する。
次に、実施形態3に係る保守作業支援装置の動作例について説明する。図9は、実施形態3に係る保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。運転モード送信装置80は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードである場合、点検運転モードである旨を作業員の携帯端末5に送信する(ステップS1〜S3)。携帯端末5は、撮影装置5bにより撮影した注意マークMを確認し、確認された注意マークMと注意喚起データベース5aの情報とを比較する(ステップS4,S5)。注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致する場合(ステップS6;YES)、注意喚起通知装置5eは、注意マークMに対応する注意喚起情報を作業員に通知する(ステップS7)。
次に、注意喚起認識装置5hは、音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とを比較し(ステップS31)、音声データと注意喚起情報とが一致するか否かを判定する(ステップS32)。注意喚起認識装置5hは、音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とが一致すると判定した場合(ステップS32;YES)、作業員の音声データと注意喚起情報とが一致する旨を注意喚起通知解除装置5iに出力する。注意喚起通知解除装置5iは、注意喚起認識装置5hから作業員の音声データと注意喚起情報とが一致する旨が出力されると、音声データと一致した注意喚起情報の通知を解除する(ステップS33)。なお、注意喚起認識装置5hは、音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とが一致しないと判定した場合(ステップS32;NO)、上述のステップS31に戻って、再度、音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とを比較する。
以上のように、実施形態3に係る保守作業支援装置によれば、注意喚起認識装置5hにより、注意喚起情報の通知を作業員が認識したことを確認すると、注意喚起通知解除装置5iは、注意喚起通知装置5eによる注意喚起情報の通知を解除する。これにより、作業員が点検する際に認識した注意喚起情報が通知され続ける状況を回避することができる。また、作業員の手動操作により注意喚起情報の通知を解除しなくてよいので、解除操作を容易にできる。
なお、作業員が注意喚起情報の通知を認識したことを判定する方法は、音声以外でもよい。例えば、作業員の視線を検出し、作業員の視線が注意マークMに向けられると、作業員が注意喚起情報の通知を認識したと判定してもよい。
〔実施形態4〕
実施形態4に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図10は、実施形態4に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態4は、作業員が注意喚起情報の通知を認識しない場合に注意喚起情報を強調して通知する点で実施形態1と異なる。
実施形態4に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図10は、実施形態4に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態4は、作業員が注意喚起情報の通知を認識しない場合に注意喚起情報を強調して通知する点で実施形態1と異なる。
携帯端末5は、図10に示すように、通知時間測定装置5jと、通知強調装置5kとを備えている。通知時間測定装置5jは、制御部として機能し、注意喚起情報が通知された時間を測定するものである。例えば、通知時間測定装置5jは、注意喚起通知装置5eが注意喚起情報を通知してからタイマーのカウントを開始し、注意喚起情報が通知されている間の時間を測定する。通知時間測定装置5jは、タイマーのカウントを開始してから一定時間が経過した場合、注意喚起情報を通知してから一定時間経過した旨を通知強調装置5kに出力する。
通知強調装置5kは、制御部として機能し、注意喚起情報を強調して通知するものである。通知強調装置5kは、通知時間測定装置5jから一定時間経過した旨が出力されると、スピーカー51eから出力される注意喚起情報の音量を上げたり、拡張現実投影スクリーン50eに表示される注意喚起情報の文字サイズを拡大したり、色やフォントを変更したりする。
次に、実施形態4に係る保守作業支援装置の動作例について説明する。図11は、実施形態4に係る保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。運転モード送信装置80は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードである場合、点検運転モードである旨を作業員の携帯端末5に送信する(ステップS1〜S3)。携帯端末5は、撮影装置5bにより撮影した注意マークMを確認し、確認された注意マークMと注意喚起データベース5aの情報とを比較する(ステップS4,S5)。注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致する場合(ステップS6;YES)、注意喚起通知装置5eは、注意マークMに対応する注意喚起情報を作業員に通知する(ステップS7)。
次に、注意喚起認識装置5hは、音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とを比較し(ステップS31)、音声データと注意喚起情報とが一致するか否かを判定する(ステップS32)。音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とが一致しないと判定された場合(ステップS32;NO)、通知強調装置5kは、一定時間以上通知された注意喚起情報を強調して通知する(ステップS41)。そして、上述のステップS31に戻って、注意喚起認識装置5hは、再度、音声取得装置5gで取得した音声データと、作業員に通知した注意喚起情報とを比較する。注意喚起通知解除装置5iは、作業員の音声データと注意喚起情報とが一致する場合、音声データと一致した注意喚起情報の通知を解除する(ステップS32,S33)。
以上のように、実施形態4に係る保守作業支援装置によれば、通知強調装置5kは、注意喚起通知装置5eによる注意喚起情報の通知が一定時間経過すると、注意喚起情報の通知を強調する。これにより、作業員が注意喚起情報に気付きやすくなるので、点検作業時における注意喚起情報の認識漏れを低減することができる。
〔実施形態5〕
実施形態5に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図12は、実施形態5に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態5は、点検内容も作業員に通知する点で実施形態1と異なる。
実施形態5に係る保守作業支援装置の構成例について説明する。図12は、実施形態5に係る保守作業支援装置の構成例を示すブロック図である。実施形態5は、点検内容も作業員に通知する点で実施形態1と異なる。
エレベータ1は、点検内容データベース90と、点検データベース送信装置100とを備えている。点検内容データベース90は、記憶部として機能し、点検マークNの基準画像と、点検内容(点検情報)とを対応付けて記憶する。例えば、点検内容データベース90は、点検マークNの基準画像と、点検場所と、点検箇所との項目から構成される図示しない第3テーブルを記憶している。また、点検内容データベース90は、点検場所と、点検箇所と、点検内容との項目から構成される第4テーブルT4を記憶している。第3テーブルを参照することにより、点検マークNの基準画像に基づいて点検場所及び点検箇所が特定され、第4テーブルT4を参照することにより、当該点検場所及び点検箇所に基づいて点検内容が特定される。
点検箇所は、点検場所において点検する箇所であり、例えば、制御盤、ブレーキ、シーブ、ロープなどである。点検内容は、点検箇所において点検する内容であり、例えば、動力電源の電圧測定、ブレーキドラムの油付着の有無確認などである。
点検マークNは、一定の大きさに形成され、外枠の第1要素Vと、第1要素Vの枠内に記された第2要素Wとから構成されている。第1要素Vは、点検場所を示すものであり、第2要素Wは、点検箇所を示すものである。第2要素Wは、省略することも可能である。第1要素Vは、四角形、三角形、円形(丸)などの図形で記される。図12では、第1要素Vが四角形である例を示している。四角形の第1要素Vは、点検場所が機械室3であることを示し、三角形の第1要素Vは、点検場所がピットであることを示し、円形の第1要素Vは、点検場所がかご10の上であることを示す。
第2要素Wは、「A」、「B」、「C」、「D」などの記号で記される。例えば、記号「A」は、点検箇所が制御盤であることを示し、記号「B」は、点検箇所がブレーキであることを示している。このように、点検マークNは、点検場所を示す第1要素Vと、点検箇所を示す第2要素Wとの組み合わせで記される。
点検データベース送信装置100は、携帯端末5に無線LANや赤外線通信などの無線で接続され、点検内容データベース90の情報を携帯端末5に送信するものである。なお、点検内容データベース90の情報は、運転モード送信装置80から送信してもよい。また、点検内容データベース90は、携帯端末5に備えるようにしてもよい。
携帯端末5は、点検箇所検出装置5mを備えている。点検箇所検出装置5mは、判定部及び制御部として機能し、点検マークNに一致する点検内容データベース90の点検内容を検出するものである。例えば、点検箇所検出装置5mは、点検マークNの撮影画像と、点検内容データベース90に記憶された第3テーブルの点検マークNの基準画像とを比較し、一致するか否かを判定する。点検箇所検出装置5mは、点検マークNの撮影画像が点検マークNの基準画像に一致すると判定した場合、点検マークNの基準画像に対応する点検場所及び点検箇所を検出する。点検箇所検出装置5mは、点検内容データベース90の第4テーブルT4から、点検場所及び点検箇所が一致する点検内容を検出する。点検箇所検出装置5mは、検出した点検内容を注意喚起通知装置5eに出力する。
次に、実施形態5に係る保守作業支援装置の動作例について説明する。図13は、実施形態5に係る保守作業支援装置の動作例を示すフローチャートである。先ず、点検データベース送信装置100は、点検内容データベース90の情報を携帯端末5の点検箇所検出装置5mに送信する(ステップS51)。点検箇所検出装置5mは、撮影装置5bにより撮影した点検マークNと、点検内容データベースの情報とを比較する(ステップS52)。点検箇所検出装置5mは、点検マークNと点検内容データベースの情報とが一致するか否かを判定する(ステップS53)。点検マークNと点検内容データベースの情報とが一致すると判定された場合(ステップS53;YES)、注意喚起通知装置5eは、点検マークNと対応する点検内容を作業員に通知する(ステップS54)。作業員は、注意喚起通知装置5eにより通知された点検内容を確認する。
次に、運転モード送信装置80は、エレベータ制御装置60の運転モードが点検運転モードである場合、点検運転モードである旨を作業員の携帯端末5に送信する(ステップS1〜S3)。携帯端末5は、撮影装置5bにより撮影した注意マークMを確認し、確認された注意マークMと注意喚起データベース5aの情報とを比較する(ステップS4,S5)。注意マークMの点検場所及び危険要因が、注意喚起データベース5aの点検場所及び危険要因に一致する場合(ステップS6;YES)、注意喚起通知装置5eは、注意マークMに対応する注意喚起情報を作業員に通知する(ステップS7)。
以上のように、実施形態5に係る保守作業支援装置によれば、点検場所及び点検箇所に付けられた点検マークNに対応する点検内容を作業員に通知するものである。これにより、作業員が点検箇所の点検を漏らすことを防ぐことができる。
また、点検マークNは、点検場所を示す第1要素Vと、点検箇所を示す第2要素Wとから構成されているので、点検マークNを簡易な構成とすることができる。これにより、点検マークNの撮影画像と基準画像との比較が容易になる。従って、点検マークNのマッチングの精度を向上できると共に、処理時間を短縮できる。
〔変形例〕
次に、実施形態1〜5の変形例について説明する。注意マークMは、外枠の第1要素Pと、記号の第2要素Qとから構成される例を説明したが、これに限定されない。注意マークMは、画像認識を容易にできる構成であれば、例えば、記号同士の組み合わせなどであってもよい。また、点検マークNに関しても、画像認識を容易にできる構成であれば、記号同士の組み合わせなどであってもよい。
次に、実施形態1〜5の変形例について説明する。注意マークMは、外枠の第1要素Pと、記号の第2要素Qとから構成される例を説明したが、これに限定されない。注意マークMは、画像認識を容易にできる構成であれば、例えば、記号同士の組み合わせなどであってもよい。また、点検マークNに関しても、画像認識を容易にできる構成であれば、記号同士の組み合わせなどであってもよい。
また、通知強調装置5kは、マーク距離測定装置5fにより測定された注意マークMまでの距離に基づいて、注意喚起情報を強調して通知してもよい。例えば、注意マークMまでの距離が近ければ強調する度合を高くする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ、2 昇降路、3 機械室、4 乗り場、5 携帯端末、5a 注意喚起データベース、5b 撮影装置、5c マーク確認装置、5d 危険検出装置、5e 注意喚起通知装置、50e 拡張現実投影スクリーン、51e スピーカー、5f マーク距離測定装置、5g 音声取得装置、5h 注意喚起認識装置、5i 注意喚起通知解除装置、5j 通知時間測定装置、5k 通知強調装置、5m 点検箇所検出装置、10 かご、60 エレベータ制御装置、70 運転モード確認装置、80 運転モード送信装置、90 点検内容データベース、100 点検データベース送信装置、M,M1,M2 注意マーク、N 点検マーク、P,V 第1要素、Q,W 第2要素、T2 第2テーブル、T4 第4テーブル
Claims (4)
- 点検場所又は危険要因の少なくとも一方の記号を含む注意マークの基準画像と、注意する事項を示す注意情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記点検場所に付けられた前記注意マークを撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影された注意マークの撮影画像と、前記記憶部に記憶された注意マークの基準画像とを比較し、一致するか否かを判定する判定部と、前記点検場所に居る作業員に前記注意情報を通知する通知部と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記通知部を制御する制御部と、前記撮影部により撮影された注意マークの撮影画像に基づいて、前記点検場所に付された注意マークと当該撮影部との距離を測定する距離測定部と、を備え、前記制御部は、前記判定部により前記注意マークの撮影画像と前記注意マークの基準画像とが一致すると判定された場合、当該注意マークの基準画像に対応する前記注意情報を前記通知部から通知し、その際に、前記判定部により一致すると判定された注意マークの撮影画像の数が、所定の閾値を超えた場合、前記距離測定部により測定された距離が近い順に前記閾値の個数だけ前記注意マークに対応する前記注意情報を前記通知部から通知する、ことを特徴とする保守作業支援装置。
- 前記制御部は、前記通知部による通知を前記作業員が認識したことを確認すると、当該通知部による通知を解除する請求項1に記載の保守作業支援装置。
- 前記制御部は、前記通知部による通知が一定時間経過すると、当該通知部による通知を強調する請求項1又は2に記載の保守作業支援装置。
- 前記記憶部は、前記点検場所又は点検箇所の少なくとも一方の記号を含む点検マークの基準画像と、点検する内容を示す点検情報とを対応付けて記憶し、前記撮影部は、前記点検場所に付けられた前記点検マークを撮影し、前記判定部は、前記撮影部により撮影された点検マークの撮影画像と、前記記憶部に記憶された点検マークの基準画像とを比較し、一致するか否かを判定し、前記制御部は、前記判定部により前記点検マークの撮影画像と前記点検マークの基準画像とが一致すると判定された場合、当該点検マークの基準画像に対応する前記点検情報を前記通知部から通知する請求項1〜3のいずれか1項に記載の保守作業支援装置。
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