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JP6056030B2 - 粉粒体運搬船及びその粉粒体流動化方法 - Google Patents

粉粒体運搬船及びその粉粒体流動化方法 Download PDF

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Description

この発明は、セメント、フライアッシュ、炭酸カルシウム(タンカル)、スラグ、クリンカー等の無機材の粉粒体の貨物や、穀物等を含む有機材の粉粒体の貨物を搬送する粉粒体運搬船に関する。
セメント、フライアッシュ、タンカル、スラグ、クリンカーや穀物等の粉粒体の貨物を運搬する貨物運搬船として、例えば下記特許文献1に開示されている粉体輸送船が知られている。この粉体輸送船は、船底構造として、船倉内の底部中央の粉体導入路に向けて布材を備えた傾斜部を有しており、粉粒体の荷揚の際にはこの布材の底部から圧縮空気を吹き出すことで流体の流動性を確保し粉体導入路に搬送する構造を備えている。
圧縮空気によって粉体導入路に導かれた粉体は、粉体導入路に設けられた搬送コンベヤによって船体の前後方向に搬送され、垂直移送手段で加圧式輸送機まで搬送された上で荷揚される。
特開2002−356194号公報
船倉内に所定量以上の粉粒体がある場合でも、エアスライダ付近の粉粒体は好適に流動化され得る。しかしながら、エアスライダから離れた場所の圧密が進行すると、流動化された部分の粉粒体のみ船倉外へ排出され、圧密の進行した部分がブリッジを形成してしまう場合がある。ブリッジが形成されると、圧密した粉粒体に数か所空気穴が形成され、空気の経路が固定されてしまうことがある。この場合、粉粒体は好適に流動化されず、更なる圧密が進行してしまうことがあった。
本発明は、上述した従来技術による問題点に鑑みてなされたものであり、圧密した粉粒体を再び流動化させることが可能な粉粒体運搬船の提供を目的とする。
本発明の一態様に係る粉粒体運搬船は、粉粒体を複数に区画された船倉内に積載して運搬する粉粒体運搬船であって、隔壁により内部が区画された船倉内から搬出された粉粒体を垂直方向に移送する垂直移送手段と、船倉の底部中央に粉粒体運搬船の船体前後方向に貫通するように配置されると共に垂直移送手段と接続され、船倉内の粉粒体を垂直移送手段の下端側に向けて水平方向に移送する水平移送手段と、船倉の底部に底部中央に向けて傾斜するように配置され、船倉内の粉粒体を水平移送手段に向けて移送する船倉内移送手段と、船倉内の粉粒体に、空気又は船倉から搬出された粉粒体を上部から吹き付ける吹き付け手段とを備えたことを特徴とする。上記粉粒体運搬船においては、一度圧密した粉粒体に対して空気又は船倉から搬出された粉粒体を吹き付け、衝撃によって再び粉粒体をほぐして流動化させることが可能である。更に、船倉内の粉流体に搬出された粉粒体を吹き付ける場合には、流動化した粉粒体は、上記船倉内移送手段、水平移送手段、垂直移送手段、吹き付け手段を循環する為、再度の圧密を防止することが可能である。
また、上記吹き付け手段は、垂直移送手段と接続され、垂直移送手段から移送された粉粒体を吹き出す加圧式輸送機と、この加圧式輸送機と接続され、加圧式輸送機から吹き出された粉粒体を外部へ移送する第1の粉粒体移送経路と、同じく加圧式輸送機と接続され、加圧式輸送機から吹き出された粉粒体を前記ホールド内に移送する第2の粉粒体移送経路と、これら第1及び第2の粉粒体移送経路を選択的に加圧式輸送機と接続する粉粒体移送経路選択手段とを備えていても良い。この場合には、上記吹き付け手段は、加圧式輸送機から吹き出された粉粒体を、第2の粉粒体移送経路を介して船倉内の粉粒体に吹き付ける事が可能である。上記粉粒体運搬船をこの様に構成した場合、荷揚作業に用いる加圧式輸送機の圧力を利用して空気又は船倉から搬出された粉粒体を、船倉内の粉粒体に吹き付けることが可能であり、専用のポンプ等、他の構成を追加することなく好適に粉粒体の流動化を行うことが可能である。
また、上記第2の粉粒体移送経路は、船倉の天井部と接続することも可能である。第2の粉粒体移送経路を上記船倉の天井部に設けた場合、加圧式輸送機によって供給された勢いを保持したまま、全ての船倉に上記空気又は船倉から搬出された粉粒体を供給することが可能である。更に、エアスライダが船倉の底部に設けられていた場合には、上記吹き付けによる粉粒体の循環が好適に行われる事が期待される。
また、上記粉粒体運搬船には、粉粒体が圧密しているか否かを検知する検知手段と、この検知手段の状態に応じて吹き付け手段を制御する制御装置とを更に搭載することが考えられる。この場合、上記制御装置は、粉粒体が流動化するまで粉粒体に空気又は船倉から搬出された粉粒体を吹き付けることが考えられる。この様な構成によれば、上記検知手段の出力に応じて自動で吹き付けを開始し、更に船倉内の粉粒体が流動化すると同時に吹き付けを終了することが可能であるため、荷揚作業の自動化及び迅速化が期待される。
本発明の一態様に係る粉粒体流動化方法は、粉粒体を複数に区画された船倉内に積載して運搬する粉粒体運搬船であって、隔壁により内部が区画された船倉内から搬出された粉粒体を垂直方向に移送する垂直移送手段と、船倉の底部中央に粉粒体運搬船の船体前後方向に貫通するように配置されると共に垂直移送手段と接続され、船倉内の粉粒体を垂直移送手段の下端側に向けて水平方向に移送する水平移送手段と、船倉の底部に底部中央に向けて傾斜するように配置され、船倉内の粉粒体を水平移送手段に向けて移送する船倉内移送手段とを備えた粉粒体運搬船の粉粒体流動化方法であって、船倉内の粉粒体に、空気又は船倉から搬出された粉粒体を上部から吹き付けることを特徴とする。
本発明によれば、圧密した粉粒体を再び流動化させることが可能な粉粒体運搬船を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る粉粒体運搬船の構成を示すブロック図である。 粉粒体が圧密した時の様子を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る粉粒体運搬船の構造を示す側方断面図である。 同粉粒体運搬船の構造を示す上方平面図である。 同粉粒体運搬船の構造を示す幅方向断面図である。 同粉粒体運搬船の構造を示す幅方向拡大断面図である。 同粉粒体運搬船の構造を示す上方向拡大平面図である。 同粉粒体運搬船の荷揚動作を説明するフローチャートである。 同粉粒体運搬船の吹き付け作業を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る粉粒体運搬船を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[1.概要]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る粉粒体運搬船1の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態に係る粉粒体運搬船1において、荷積手段150は、例えばセメント、フライアッシュ、炭酸カルシウム(タンカル)、スラグ、クリンカー等の無機材の粉粒体や、穀物等を含む有機材の粉粒体等の貨物(以下、単に粉粒体と呼ぶ。)を外部から荷積して粉粒体運搬船1の船倉であるホールド2内に格納する。エアスライダ141はホールド2内の粉粒体に空気を供給し、粉粒体を流動化させる。荷揚手段100は、ホールド2内の粉粒体をホールド2の外に移送する。加圧式輸送機501は、荷揚手段100から移送された粉粒体を加速して粉粒体移送経路選択手段502に移送する。粉粒体移送経路選択手段502は空気又は荷揚手段100から移送された粉粒体を第1の粉粒体移送経路503又は第2の粉粒体移送経路504に選択的に移送する。第1の粉粒体移送経路503は、移送された粉粒体を船外に排出する。第2の粉粒体移送経路504は、空気又は移送された粉粒体をホールド2内に吹き付ける。尚、加圧式輸送機501、粉粒体移送経路選択手段502、第1の粉粒体移送経路503及び第2の粉粒体移送経路504は、吹き付け手段500を構成する。また、検知装置601は、ホールド2内の粉粒体が圧密しているか否かを検知し、検知結果として流動状態信号を出力する。制御装置602は、上記流動状態信号及び入力装置603から出力された荷揚命令及び吹き付け命令に応じて上記エアスライダ141、荷揚手段100、加圧式輸送機501及び粉粒体移送経路選択手段502等を制御する。尚、加圧式輸送機501としては、例えばセラーポンプ等を使用することが出来る。
ホールド2内に所定量以上の粉粒体がある場合でも、エアスライダ141付近の一部の粉粒体は好適に流動化され得る。しかしながら、図2に示す通り、ホールド2中、比較的下方に荷積みされた粉粒体は、上方に荷積みされた粉粒体の重みによって圧縮され、高密度な状態となってしまう。この様な粉粒体の圧密が進行すると、流動化された部分の粉粒体のみホールド2外へ排出され、圧密の進行した部分がブリッジを形成してしまう場合がある。ブリッジが形成されると、圧密した粉粒体に数か所空気穴hが形成され、空気の経路が固定されてしまうことがある。この場合、粉粒体は好適に流動化されず、更なる圧密が進行してしまう恐れがある。しかしながら、上記構成を有する粉粒体運搬船においては、一度圧密した粉粒体に対して空気又は船倉から搬出された粉粒体を吹き付け、衝撃によって再び粉粒体を流動化させることが可能である。更に、船倉内の粉流体に搬出された粉粒体を吹き付ける場合には、流動化した粉粒体は、上記船倉内移送手段、水平移送手段、垂直移送手段、吹き付け手段を循環する為、再度の圧密を防止することが可能である。
上記制御装置602は、コンピュータ等によって構成することが考えられる。例えば入力装置603によって荷揚命令が入力された際には、エアスライダ141や荷揚手段100等を駆動させ、更に検知装置601の出力に応じて粉粒体移送経路選択手段502を制御することが考えられる。例えば、ホールド2内の粉粒体が流動化されている、即ち、圧密していない場合には第1の粉粒体移送経路503を、ホールド2内の粉粒体が圧密している場合には第2の粉粒体移送経路504を選択するように、上記粉粒体移送経路選択手段502を制御することが考えられる。これにより、上記検知装置601の出力に応じて自動で吹き付けを開始し、更にホールド2内の粉粒体が流動化すると同時に吹き付けを終了することが可能であるため、荷揚作業の自動化及び迅速化が期待される。
また、入力装置603によって荷揚命令が入力されていない場合であっても、例えば粉粒体の運搬中に予め粉粒体の吹き付けを行い、荷揚作業の迅速化を図ることも考えられる。この場合には、入力装置603から吹き付け命令を出力し、これに応じてエアスライダ141や荷揚手段100等を駆動させ、更に検知装置601の出力に関わらず第2の粉粒体移送経路504を選択するように粉粒体移送経路選択手段502を制御することが考えられる。更に、荷揚命令が入力されている場合であって、且つ検知装置601からホールド2内の粉粒体が流動化されていると判定された場合であっても、手動で吹き付け命令を入力することによって、粉粒体の経路を第2の粉粒体経路に切り替え、吹き付けを行うことが可能な様に構成しても良い。
上記制御装置602の構成は一例にすぎない。従って、粉粒体移送経路選択手段502及び荷揚手段100を状況に応じて別個独立に制御可能に構成することも当然可能であるし、検知装置601の出力に関わらず第1の粉粒体移送手段503を選択状態とする様に構成することも可能である。更に、吹き付け作業において、船倉から搬出された粉粒体を船倉内の粉流体に吹き付ける場合には、吹き付け作業に必要な流量の確保及び粉粒体運搬船1の水上における姿勢制御の観点から、吹き付け作業は全てのホールド2について同時に行わず、1又は2以上のホールド2についてのみ同時に行うことも考えられる。一方、吹き付け作業において空気を船倉内の流動体に吹き付ける場合には、全てのホールド2について同時に吹き付け作業を行うことも考えられる。尚、制御装置602の具体的な動作方法の例については、後述する。
上記検知装置601としては、種々の態様が想定され得る。例えば、圧力センサや光センサ適用しても良く、ホールド2内にカメラを設置したり、ホールド2から排出される粉粒体の流量を測定することも考えられる。入力装置603としては、キーボード、マウス、タッチパネル等、種々の構成が適用可能である。
[2.全体構成]
次に、図3〜7を参照し、本発明の第1の実施形態に係る粉粒体運搬船1のより詳細な構成例を説明する。図3は、本実施形態に係る粉粒体運搬船1の構造を示す側方断面図である。また、図4は、この粉粒体運搬船1の構造を示す上方平面図である。図5は、この粉粒体運搬船1の幅方向断面図、図6はその拡大断面図である。また、図7は、図4の拡大概略図である。本実施形態に係る粉粒体運搬船1は、船底を構成する船殻底板3の上に配置されたバラストタンク4と、このバラストタンク4の上板であるホールド2の底板4aとを備え、船首部6と船尾部7との間に、例えば船体前後方向に4つ、及び船体幅方向に2つずつ区画された8つのホールド2を備えている。これらホールド2は、隔壁2bにより船体の前後方向及び幅方向に区画されている。
[3.荷揚手段]
図3〜図5に示すように、荷揚手段100は、粉粒体等の貨物を垂直方向に移送する垂直移送手段のバケットエレベータ110を備える。また、荷揚手段100は、ホールド2の底部中央2cに粉粒体運搬船の船体前後方向に貫通するように配置されると共にバケットエレベータ110と接続され、粉粒体等の貨物をバケットエレベータ110の下端側に向かって水平方向に移送する水平移送手段のフローコンベヤ120を備える。
更に、荷揚手段100は、ホールド2の底部2aに底部中央2cに向けて傾斜するように配置され、ホールド2内の粉粒体をフローコンベヤ120に向けて移送する船倉内移送手段140を備える。船倉内移送手段140は、船倉の底部のフローコンベア120の両側にフローコンベヤ120に沿って所定間隔で複数設けられると共に艙壁より一定の傾斜角度で船体の幅方向に延びて堆積された粉粒体をフローコンベヤ120に移送する払い落し移送手段であるエアスライダ141と、エアスライダ141の両側にエアスライダ141に沿って設けられた山型の傾斜部142とを備える。そして、これらフローコンベヤ120及びエアスライダ141の接続部には、接続部を閉塞可能な閉塞手段として、抜出ゲート130がそれぞれ設けられている。尚、エアスライダ141は図3に示す通り、ホールド2の底板4aの上に設けられたエアスライダ取付底板5の上方に設けられている。エアスライダ取付底板5は、ホールド2内からの粉粒体の漏れや底板4a側からの海水の浸入等がないように、水密構造でホールド2の底部2aの全面に設置されている。又、抜出ゲート130は、電動式又は空動式のシリンダを有するナイフゲートバルブやバタフライバルブ等により構成されている。
[4.吹き付け手段]
上記加圧式輸送機501はバケットエレベータ110の近傍において、例えば船体の幅方向に複数配置される。バケットエレベータ110から移送された粉粒体は、加圧式輸送機501とバケットエレベータ110の上端側とを接続する送り管161を介して加圧式輸送機501に移送される。加圧式輸送機501は、空気又はバケットエレベータ110から輸送された粉粒体を加速し、加圧式輸送機501内の粉粒体を荷揚するための送り管511及び輸送管(荷揚管)512に輸送する。
図7に示す通り、上記輸送管512は、粉粒体移送経路選択手段502を介して第1の粉粒体移送経路503又は第2の粉粒体移送経路504に選択的に接続される。粉粒体移送経路選択手段502は、例えば上記輸送管512と第1の粉粒体移送経路503との間に設けられた第1のバタフライ弁521と、輸送管512と第2の粉粒体移送経路504との間に設けられた第2のバタフライ弁522とから構成することが考えられる。また、第1の粉粒体移送経路503はフレキシブルな素材からなる移送管であり、粉粒体運搬船1の外部に接続される。
第2の粉粒体移送経路504は、各ホールド2に接続され、各ホールド2に選択的に空気又は粉粒体を供給する。第2の粉粒体移送経路504は輸送管512を介して加圧式輸送機501に接続されている為、加圧式輸送機501の圧力を利用して空気又は粉粒体を、ホールド2内に吹き付けることが可能であり、専用のポンプ等、他の構成を追加することなく好適に粉粒体の流動化を行うことが可能である。
また、本実施形態において、第2の粉粒体移送経路504は、ホールド2の天井部と接続されている。従って、加圧式輸送機501によって供給された勢いを保持したまま、全ての船倉に上記空気又は粉粒体を供給することが可能である。更に、エアスライダ141はホールド2の底部に設けられている為、ホールド2の底部から搬出した粉粒体をホールド2の天井部から吹き付ける事が可能である。従って、ホールド2内の大部分の粉粒体を循環させることが可能であると考えられる。更に、本実施形態においては、第2の粉粒体移送経路とホールド2との接続部及び、荷積手段150とホールド2との接続部とが共にホールド2天井部の中央に位置している。従って、荷積の段階で粉粒体が流動性を失い、ホールド2内において山状に積まれてしまった場合においても、この山の頂上部分に空気又は粉粒体を吹き付け、圧密した粉粒体を有効に流動化することが可能である。
第2の粉粒体移送経路504は、粉粒体移送経路選択手段502を介して移送管512に接続された仮設管541と、仮設管541から供給された空気又は粉粒体を各ホールド2に分配する居付き防止管542と、各ホールド2と居付き防止管542とを選択的に接続する居付き防止弁543及び居付き防止ノズル544とを有する。尚、上記居付き防止弁543は、各ホールド2に備えられた検知装置601の出力に応じて制御することが考えられる。
[5.荷積手段]
粉粒体運搬船1の荷積手段150は、例えばホールド2内に積載する貨物(積荷)を陸上から粉粒体運搬船1に受け入れる図示しない受入エアスライドと接続された中央分配タンク152と、この中央分配タンク152に接続された分配エアスライド153と、この分配エアスライド153から分岐するホールド積込部154などを備えて構成されている。本実施形態において、中央分配タンク152と分配エアスライド153とは粉粒体を船倉毎に分配する中央分配装置として動作する。また、ホールド積込部154は船倉積込部として動作し、ホールド2と同数設けられている。即ち、本実施形態に係る粉粒体運搬船1は、船倉積み込み部の数に依らず粉粒体を平坦に堆積させることが可能であるため、荷積手段の構成を簡略化し、製造コストを低減している。
中央分配タンク152は、船体の前後方向のほぼ中央に配置されている。分配エアスライド153は、中央分配タンク152から船首部6の方向及び船尾部7の方向に延び、且つ中央分配タンク152側からこれらの方向に傾斜して下がるように4つ設けられ、各ホールド2の上部に設けられたホールド積込部154と中央分配タンク152とを連結する。
分配エアスライド153に連結されたホールド積込部154は、各ホールド2に対して設けられており、ホールド積込部154と分配エアスライド153との間に設けられたゲート155の開操作により、セメント等の粉粒体がホールド積込部154直下のホールド2内に落下し、積み込まれる。この際、粉粒体は流動化した状態でホールド2内に落下する。また、後述の通り、荷積時にはホールド2内でエアレーションを行う。従って、粉粒体はホールド2内において平坦に積層され、ホールド2内のデッドスペースが低減される。
なお、中央分配タンク152や分配エアスライド153等の構造の詳細な説明は省略するが、エアスライドは、例えばダクト内に傾斜したキャンバスを配置し、このキャンバスの下方から空気を供給して粉粒体を流動化させつつ移動させるものである。
なお、上記荷積手段100の構成は、あくまでも一例に過ぎない。例えば、陸上に配置された加圧式輸送機により圧送配管にて中央分配タンクへ受入れる方法を採用しても良いし、陸上に配置された加圧式輸送機に接続された圧送配管を各ホールドに接続し、直接荷積を行う方法(圧送積み方式)を採用しても良い。
[6.制御装置の動作例]
次に、制御装置602の具体的な動作方法の一例について、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、荷揚作業における制御装置602の動作を示すフローチャートである。制御装置602に荷揚命令が入力されると、制御装置602は、エアスライダ141、荷揚手段100及び加圧式輸送機501を始動させる信号を出力する(ステップS11)。次に、検知手段601の出力に応じてホールド2内の粉粒体が流動化されているか否か、及び入力装置603から吹き付け命令が入力されているか否かを判定し(ステップS12及びS13)、上記粉粒体が流動化されており、かつ吹き付け命令が入力されていない場合には第1の粉粒体移送経路503を選択し(ステップS14)、ホールド2内の粉粒体を船外へと排出する。一方、粉粒体が流動化されておらず、又は吹き付け命令が入力されている場合には第2の粉粒体移送経路504を選択し(ステップS15)、一度ホールド2から排出された粉粒体を再びホールド2内へと吹き付ける。以上の動作を、荷揚作業終了の指示があるまで繰り返す(ステップS16)。荷揚作業終了の指示があった場合、制御装置602はエアスライダ141、荷揚手段100及び加圧式輸送機501に停止命令を出力し(ステップS17)、第1の粉粒体移送経路503及び第2の粉粒体移送経路504を閉じ(ステップS18)、荷揚作業を終了する。尚、上記フローは動作方法の一例に過ぎない。従って、例えば荷揚作業開始時等に強制的に第1の粉粒体移送経路を選択して粉粒体を排出することも可能である。
図9は、荷揚作業を行っていない場合、例えば航海中に吹き付け作業を行う場合のフローチャートである。制御装置602に吹き付け命令が入力されると、制御装置602は、エアスライダ141、荷揚手段100及び加圧式輸送機501を始動させる信号を出力する(ステップS21)。次に、第2の粉粒体移送経路を選択し(ステップS22)、吹き付け作業を行う。以上の動作を、吹き付け作業終了の指示があるまで繰り返す(ステップS23)。吹き付け作業終了の指示があった場合、制御装置602はエアスライダ141、荷揚手段100及び加圧式輸送機501に停止命令を出力し(ステップS24)、第2の粉粒体移送経路504を閉じ(ステップS25)、吹き付け作業を終了する。尚、上記フローは動作方法の一例に過ぎない。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る粉粒体運搬船1について説明する。本実施形態に係る粉粒体運搬船1は、基本的には第1の実施形態に係る粉粒体運搬船1と同様であるが、抜出ゲート130として、フローコンベヤ120及びエアスライダ141の接続部を水密状態で閉塞可能な水密手段が設けられている。
本実施形態に係る粉粒体運搬船1においては、後述する通り、ホールド2が複数に区画されており、且つ水密手段によって独立に水密状態に閉塞されている。従って、例えば一部のホールド2が浸水した場合には、荷揚作業又は吹き付け作業に際して、乾燥しているホールド2内の粉粒体についての荷揚作業又は吹き付け作業を先に行い、この間浸水したホールド2の水密手段を閉塞状態に保持しておくことが考えられる。
また、本実施形態において、山型の傾斜部142には、堆積された粉粒体をエアスライダ141に移送する払い落し手段として、エアスライダ141の両側の傾斜面のほぼ全面にエアスライダが設けられている。従って、ホールド2内の粉粒体を好適に払い出す事が可能となる。
[7.その他の実施形態]
バケットエレベータ110の代わりに、縦型スクリューコンベヤ等の垂直移送手段を採用したり、フローコンベヤ120としてチェーンコンベヤや横型スクリューコンベヤ等を採用することも可能である。また、上記第2の実施形態において、荷揚に際しては、水密抜出ゲート130をその開度に応じて粉粒体のフローコンベヤ120への流量を調整する流量調整弁として動作させたり、エアスライダ141のエアレーションを制御してこの流量を調整したりすることも可能である。
また、上記第2の実施形態に係る粉粒体運搬船1によれば、水密抜出ゲート130の構造をナイフゲートバルブ等の既存の水密手段により構成し、ゲートの開口形状を矩形状、円形状など種々の形状で構成することができるので、フローコンベヤ120とエアスライダ141との接続部分にこれらの接続のためのデッドスペースが不要となり、より簡単な構造で損傷時復原性を向上させる荷揚手段100を実現することができる。
また、上記第1の実施形態における荷揚手段100のエアスライダ141、又は第2の実施形態における荷揚手段100のエアスライダ141もしくは山型の傾斜部142に設けられたエアスライダによって、荷積作業中、粉粒体の運搬中、荷揚作業中等にエアレーションを行う様に、上記粉粒体運搬船1を構成しても良い。
1…粉粒体運搬船、 2…船倉(ホールド)、 2a…底部、 2b…隔壁、 3…船殻底板、 4…バラストタンク、 4a…底板、 5…エアスライダ取付底板、 6…船首部、 7…船尾部、 100…荷揚手段、 110…バケットエレベータ、 120…フローコンベヤ、 140…船倉内移送手段、 141…エアスライダ、 142…山型の傾斜部、 150…荷積手段、 500…吹き付け手段、 501…加圧式輸送機、 502…粉粒体移送経路選択手段、 503…第1の粉粒体移送経路、 504…第2の粉粒体移送経路、 541…仮設管、 542…居付き防止管、 543…居付き防止弁、 544…居付き防止ノズル 601…検知装置 、602…制御装置、 603…入力装置。

Claims (6)

  1. 粉粒体を複数に区画された船倉内に積載して運搬する粉粒体運搬船であって、
    隔壁により内部が区画された前記船倉内から搬出された粉粒体を垂直方向に移送する垂直移送手段と、
    前記船倉の底部中央に前記粉粒体運搬船の船体前後方向に貫通するように配置されると共に前記垂直移送手段と接続され、前記船倉内の粉粒体を前記垂直移送手段の下端側に向けて水平方向に移送する水平移送手段と、
    前記船倉の底部に前記底部中央に向けて傾斜するように配置され、前記船倉内の粉粒体を前記水平移送手段に向けて移送する船倉内移送手段と、
    前記船倉内の粉粒体に、空気又は前記船倉から搬出された粉粒体を上部から吹き付ける吹き付け手段と
    を備え
    前記吹き付け手段は、
    前記垂直移送手段と接続され、空気又は前記垂直移送手段から移送された粉粒体を加速して吹き出す加圧式輸送機と、
    前記加圧式輸送機と接続され、前記加圧式輸送機から吹き出された空気又は粉粒体を前記船倉内に移送する粉粒体移送経路と
    を備え、
    前記加圧式輸送機から吹き出された空気又は粉粒体を、前記粉粒体移送経路を介して前記船倉内の粉粒体に吹き付ける
    ことを特徴とする粉粒体運搬船。
  2. 前記吹き付け手段は
    前記加圧式輸送機と接続され、前記加圧式輸送機から吹き出された粉粒体を外部へ移送する第1の粉粒体移送経路と
    前記第1の粉粒体移送経路及び前記粉粒体移送経路を選択的に前記加圧式輸送機と接続する粉粒体移送経路選択手段と
    更に備え、
    前記加圧式輸送機から吹き出された粉粒体を、前記粉粒体移送経路を介して前記船倉内の粉粒体に吹き付ける
    ことを特徴とする請求項1記載の粉粒体運搬船。
  3. 記粉粒体移送経路は、前記船倉の天井部と接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の粉粒体運搬船。
  4. 前記粉粒体が圧密しているか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段の状態に応じて前記吹き付け手段を制御する制御装置と
    を更に備え、
    前記制御装置は、前記粉粒体が流動化するまで前記粉粒体に空気又は前記船倉から搬出された粉粒体を吹き付ける
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の粉粒体運搬船。
  5. 粉粒体を複数に区画された船倉内に積載して運搬する粉粒体運搬船であって、隔壁により内部が区画された前記船倉内から搬出された粉粒体を垂直方向に移送する垂直移送手段と、前記船倉の底部中央に前記粉粒体運搬船の船体前後方向に貫通するように配置されると共に前記垂直移送手段と接続され、前記船倉内の粉粒体を前記垂直移送手段の下端側に向けて水平方向に移送する水平移送手段と、前記船倉の底部に前記底部中央に向けて傾斜するように配置され、前記船倉内の粉粒体を前記水平移送手段に向けて移送する船倉内移送手段と、前記水平移送手段及び前記船倉内移送手段の接続部に設けられ、前記接続部を閉塞可能な閉塞手段と、前記垂直移送手段と接続され、空気又は前記垂直移送手段から移送された粉粒体を加速して吹き出す加圧式輸送機と、前記加圧式輸送機と接続され、前記加圧式輸送機から吹き出された空気又は粉粒体を前記船倉内に移送する粉粒体移送経路と、を備えた粉粒体運搬船の粉粒体流動化方法であって、前記加圧式輸送機から吹き出された空気又は粉粒体を、前記粉粒体移送経路を介して前記船倉内の粉粒体に上部から吹き付けることを特徴とする粉粒体運搬船の粉粒体流動化方法。
  6. 粉粒体を複数に区画された船倉内に積載して運搬する粉粒体運搬船であって、
    隔壁により内部が区画された前記船倉内から搬出された粉粒体を垂直方向に移送する垂直移送手段と、
    前記船倉の底部中央に前記粉粒体運搬船の船体前後方向に貫通するように配置されると共に前記垂直移送手段と接続され、前記船倉内の粉粒体を前記垂直移送手段の下端側に向けて水平方向に移送する水平移送手段と、
    前記船倉の底部に前記底部中央に向けて傾斜するように配置され、前記船倉内の粉粒体を前記水平移送手段に向けて移送する船倉内移送手段と、
    前記船倉内の粉粒体に、前記船倉から搬出された粉粒体を上部から吹き付ける吹き付け手段と
    を備えたことを特徴とする粉粒体運搬船。
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