JP6053444B2 - 金属酸化物ナノ粒子分散液の製造方法 - Google Patents
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Description
(CH2=CH)Si(CH3)3 (I)
で表される構成単位を有する化合物(B)を更に反応させて得られうる表面改質された金属酸化物分散液を記載している。
また、特許文献2では、アルコキシシランを用いてビーズミル法により酸化チタンの分散液の製造方法を記載しているが、アルコキシシランでは表面改質速度が遅く、さらに酸化チタンを改質しない自己縮合体が生成してしまい、ナノ粒子間を結合してしまい凝集しやすくなるため、分散液の透明性が低下する。
かかる従来技術に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、有機物・シリコーン樹脂に対して分散性・透明性に優れた金属酸化物分散液の製造方法を提供することである。
R1―SiR2 (3−n)Hn (1)
{式中、R1は、置換若しくは非置換の飽和若しくは不飽和のアルキル基、アルコキシ基、メタクリル基、アクリル基、シクロアルキル基、アリール基、有機シリル基又は有機シロキシ基を示し、R2は、置換若しくは非置換の飽和アルキル基を示し、そしてnは1〜3の整数である。}で表される表面修飾剤(A)と、表面にTiOH基を持つ金属酸化物(B)とをビーズミル法により液状媒体中に分散させる工程を含む、金属酸化物ナノ粒子分散液の製造方法。
本実施形態は、下記一般式(1):
R1―SiR2 (3−n)Hn (1)
{式中、R1は、置換若しくは非置換の飽和若しくは不飽和のアルキル基、アルコキシ基、メタクリル基、アクリル基、シクロアルキル基、アリール基、有機シリル基又は有機シロキシ基を示し、R2は、置換若しくは非置換の飽和アルキル基を示し、そしてnは1〜3の整数である。}で表される表面修飾剤(A)(本開示において、「表面修飾剤(A)」ともいう。)と、
表面にTiOH基を持つ金属酸化物(B)(本開示において、「金属酸化物(B)」ともいう。)とをビーズミル法により液状媒体中に分散させる工程を含む、金属酸化物ナノ粒子分散液の製造方法である。
R1―SiR2 (3−n)Hn (1)
{式中、R1は、置換若しくは非置換の飽和若しくは不飽和のアルキル基、アルコキシ基、メタクリル基、アクリル基、シクロアルキル基、アリール基、有機シリル基又は有機シロキシ基を示し、R2は、置換若しくは非置換の飽和アルキル基を示し、そしてnは1〜3の整数である。}。
一般式(1)中にある複数のR2は、それぞれ、同一でも異なっていてもよい。
R6 3Si− (3)
{式中、R6は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等の、C20までのアルキル基、フェニル基等のアリール基、ビニル基又はアリル基であり、複数のR6は、それぞれ、同じであってもよく、異なっていてもよい。}で表される有機シリル基;下記一般式(4):
R3としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等の、C20までのアルキル基であり、ハイドロジェンシランと金属酸化物表面の水酸基との反応性が高い点から、メチル基が好ましい。
R6 3Si− (3)
{式中、R6は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等の、C20までのアルキル基、フェニル基等のアリール基、ビニル基又はアリル基であり、複数のR6は、それぞれ、同じであってもよく、異なっていてもよい。}で表される有機シリル基;下記一般式(4):
一般式(2)において、nは1〜3であり、nは2〜3であることが好ましく、3であることがより好ましい。金属酸化物表面水酸基との反応性の点から、nは1以上であることが好ましい。
金属酸化物(B)の形状は特に限定されるものではないが、球状粒子、針状粒子、鱗片状粒子、板状粒子、不定形粒子、中空状粒子等が挙げられる。
金属酸化物(B)に対する、表面修飾剤(A)の添加量は、金属酸化物(B)の全表面積と、表面修飾剤(A)が単分子修飾しうる面積(理論被覆表面積)との比から決定できる。
金属酸化物(B)の質量あたりの表面積(m2/g)はBET法により測定される。表面修飾剤(A)の質量あたりの理論被覆表面積(m2/g)は、6.02×1023×1.3×10−19÷(表面修飾剤の分子量)で計算される。
表面修飾剤の添加量は、表面修飾剤(A)の理論被覆表面積(m2)/金属酸化物(B)の全表面積(m2)の比が、0.3〜3.0であることが好ましく、0.7〜2.0であることがより好ましい。金属酸化物の分散性の観点から0.3以上が好ましく、作業性の観点から3.0以上が特に好ましい。
金属酸化物の液体分散媒体としては、例えば、アルコール、エステル、ケトン、エーテル、脂肪族炭化水素化合物、芳香族炭化水素化合物、アミド化合物、オルガノシロキサン化合物等が挙げられる。
上記エーテル類としては、上記の多価アルコールのモノエーテル類の他に、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテルのような多価アルコールの水酸基の全てをアルキルエーテル化した多価アルコールエーテル類;テトラヒドロフラン;1,4−ジオキサン;アニソール等が挙げられる。
上記芳香族炭化水素化合物としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等が挙げられる。
上記アミド化合物としては、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。
オルガノシロキサン化合物としては、例えば、ケイ素―酸素―ケイ素結合を持つものであって、直鎖状、分岐状、環状構造を持つシロキサン樹脂をあげることができ、その樹脂は分子量分布があっても単一分子であってもよい。
表面修飾剤(A)の相溶性の観点から、液体分散媒体として、ヘキサン、シクロヘキサン等脂肪族炭化水素、トルエン、ベンゼン、キシレン等芳香族炭化水素、テトラヒドロフラン等環状エーテル、シリコーン樹脂等を用いることが好ましい。
これらの溶媒は単独で用いてもよいし、相溶する異なる数種類の溶媒を混合させて用いることもできる。
金属酸化物の液体分散媒体の調製においては、初めに異なる溶媒に金属酸化物を分散させた後、沸点がより高い溶媒を添加し、低沸点の溶媒を留去することで、高沸点溶媒に置換してもよい(以下、実施例8と10参照)。溶剤を置換することで本来分散が困難な溶媒にも、再凝集することなく分散を維持することができる。また、溶媒置換を行うことで、不揮発性溶媒への金属酸化物の濃度の調整が容易になる。
適応可能な撹拌粒子としては、ジルコニア、アルミナ、シリカ、ガラス、炭化珪素、窒化珪素が例示される。これらの中でも、撹拌粒子としての強度と安定性に優れるという観点から、ジルコニアを用いることが好ましい。さらにビーズミルは、セパレータの径をd、ステータの内径をDとしたとき、d/Dが0.5〜0.9であればより好ましい。このような形状を有するビーズミルであれば、短時間でより効率的にナノ粒子分散液を製造することできる。
ビーズミル処理時の、スラリーの流速は15mL/min〜200mL/minであることが好ましく、分散効率の点から30mL/min〜150mL/minであることが特に好ましい。
ビーズミル処理時の温度は、特に制限されるものではないが、スラリーに用いる溶媒の沸点以下であることが好ましく、分散効率の点から20〜60℃がより好ましい。
ビーズミル処理時のスラリー中の金属酸化物の濃度は、0.5〜40重量パーセントが好ましく、0.8〜25重量パーセントが特に好ましい。処理効率の観点から0.5質量パーセント以上であることが好ましく、分散性の点から40質量パーセント以下であることが好ましい。
以下の例にて合成した金属酸化物粒子について、以下の(1)、(2)に従って測定を行った。
(1)金属酸化物の粒子径の測定
粒子分散液を微細試料捕獲用の膜(コロジオン膜)上に滴下、乾燥後、日本電子製2000−FX透過型電子顕微鏡(TEM)を用いた観察を行い、50個の粒子の一次粒子径の数平均を算出した。
(2)金属酸化物の粒子の同定
粒子分散液を一部乾燥させてリガク製X線回折装置RU−200Xを用いて粉末X線回折を行い、文献記載の回折パターンと比較することにより結晶構造の確認を行った。また、結晶子のサイズを決定した。
窒素雰囲気下に置換した容量2Lのセパラブルフラスコに、エタノール(和光純薬製、純度99%以上)855mLを入れた。窒素雰囲気下で、そこに金属バリウム24.7g(0.1M)(関東化学製、純度99%以上)、テトラエトキシチタン37.7mL(0.1M)(東京化学製、純度97%以上)を入れ、撹拌しながら70℃で2時間加熱し、金属バリウムとテトラエトキシチタンとを完全に溶解させた。2時間後、イオン交換水324mL(10M)をエタノールで溶解した液を、全液量が1800mLになるように加えた。オイルバスを用いて70℃で3時間撹拌してチタン酸バリウムの分散溶液を得た。TEMにより平均7nmのナノ粒子が得られ、XRD回折ピークがチタン酸バリウムに一致することを確認し、結晶子サイズを6.7nmと同定した。
窒素雰囲気下に置換した容量2Lのセパラブルフラスコに、エタノール833mLを入れた。窒素雰囲気下で、そこに金属バリウム37.1g(0.15M)、テトラエトキシチタン56.5mL(0.1M)を入れ、撹拌しながら70℃で2時間加熱し、金属バリウムとテトラエトキシチタンとを完全に溶解させた。2時間後、イオン交換水484mL(15M)をエタノールで溶解した液を、全液量が1800mLになるように加えた。オイルバスを用いて70℃で3時間撹拌してチタン酸バリウムの分散溶液を得た。TEMにより平均13nmのナノ粒子が得られ、XRD回折ピークがチタン酸バリウムに一致することを確認し、結晶子サイズを12.3nmと同定した。
窒素雰囲気下に置換した容量2Lのセパラブルフラスコに、エタノール833mLを入れた。窒素雰囲気下で、そこに金属バリウム37.1g(0.15M)、テトラエトキシチタン56.5mL(0.1M)を入れ、撹拌しながら70℃で2時間加熱し、金属バリウムとテトラエトキシチタンとを完全に溶解させた。2時間後、イオン交換水648mL(15M)をエタノールで溶解した液を、全液量が1800mLになるように加えた。オイルバスを用いて70℃で3時間撹拌してチタン酸バリウムの分散溶液を得た。TEMにより平均13nmのナノ粒子が得られ、XRD回折ピークがチタン酸バリウムに一致することを確認し、結晶子サイズを17.3nmと同定した。
(3)原料転化率の追跡
ガスクロマトグラフィーを用いて、原料の転化率を決定した。
[GC測定条件]
・GC装置:GC−14B(島津製作所製)
・カラム:DB−1(30m×250μm×0.25μmF)(アジレントテクノロジー製)
・カラム温度:50℃で5分間ホールドしたのち、300℃まで毎分10℃ずつ昇温
・キャリアガス:He(流量1.0mL/min)
ガスクロマトグラフィーを用いて、純度の決定を行った。
[GC測定条件]
・GC装置:GC−14B(島津製作所製)
・カラム:DB−1(30m×250μm×0.25μmF)(アジレントテクノロジー製)
・カラム温度:50℃で5分間ホールドしたのち、300℃まで毎分10℃ずつ昇温
・キャリアガス:He(流量1.0mL/min)(5)生成物の確認
1H−NMRを用いて、生成物の構造を同定し、正付加体と逆付加体の生成比率を決定した。
窒素雰囲気下に置換した容量2Lのセパラブルフラスコにトルエン(和光純薬製、脱水)を800g、トリメチルビニルシラン(東京化成製)73.5g、トリエトキシシラン(東京化成製)126.5gを秤量し、還流管をセットし、窒素雰囲気下で、オイルバスを用いて60℃で加熱反応した。2時間後、室温まで空冷した。GCによるトリメチルビニルシランの転化率は100%だった。エバポレータを用いて4kPa、70℃でトルエンを留去した。さらに0.3kPa、90℃で減圧蒸留(沸点 65℃、0.3kPa)を行い精製し、トリメチルシリルエチルトリエトキシシランを得た。1H−NMRにより同定した2−トリメチルシリルエチルトリエトキシシランと1−トリメチルシリルエチルトリエトキシシランの生成比率は物質量比で87:13であった。
窒素雰囲気下に置換した容量2Lのセパラブルフラスコにトルエンを640g、トリメトキシビニルシラン(東京化成製)78.0g、ペンタメチルジシロキサン(信越シリコーン製)82.0gを秤量し、還流管をセットし、窒素雰囲気下で、オイルバスを用いて60℃で加熱反応した。2時間後、室温まで空冷した。GCによるトリメトキシビニルシランの転化率は100%だった。エバポレータを用いて4kPa、70℃でトルエンを留去した。さらに0.7kPa、100℃で減圧蒸留(沸点 86℃、0.7kPa)を行い精製し、(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルトリメトキシシランを得た。1H−NMRにより同定した2−(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルトリメトキシシランと1−(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルトリメトキシシランの生成比率は物質量比で79:21であった。
窒素雰囲気下に置換した容量2Lのセパラブルフラスコにトルエンを640g、トリメトキシビニルシラン51.6g、トリス(トリメチルシロキシ)シラン(信越シリコーン製)108.4gを秤量し、還流管をセットし、窒素雰囲気下で、オイルバスを用いて100℃で加熱反応した。10時間後、室温まで空冷した。GCによるトリメトキシビニルシランの転嫁率は100%だった。エバポレータを用いて4kPa、70℃でトルエンを留去した。さらに0.76kPa、140℃で減圧蒸留(沸点 120℃、0.76kPa)を行い精製し、トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルトリメトキシシランを得た。1H−NMRにより同定した2−トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルトリメトキシシランと1−トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルトリメトキシシランの生成比率は物質量比で96:4であった。
(6)金属酸化物の表面積の同定
・前処理:試料0.5gを試料管にとり、本体前処理装置でRT〜200℃、0.01mmHg以下、12hr程度の条件下で減圧乾燥した金属酸化物の表面積を、BET法を用いて測定した。
<比表面積・細孔分布測定>
・装置:オートソーブ−3MP(ユアサ・アイオニクス製)
・吸着ガス:N2ガス
・測定温度:液体窒素(77.4°K)
ガスクロマトグラフィーを用いて、検量線法を用いて決定した。
[GC測定条件]
・GC装置:GC−14B(島津製作所製)
・カラム:DB−1(30m×250μm×0.25μmF)(アジレントテクノロジー製)
・カラム温度:50℃で5分間ホールドしたのち、300℃まで毎分10℃ずつ昇温
・キャリアガス:He(流量1.0mL/min)
分散液を1cmの石英セルに入れ、分光光度計(U−4100、日立ハイテク製)をもちいて波長が400nmの光の透過率を測定した。透過率が、80%以上のものを○、70%以上80%未満のものを△、70%未満のものを×と評価した。
分散液を、大塚電子製DLS(FPAR−1000)を用いて分散2次粒子径と分散安定性を測定した。分散液を24時間静置後、散乱強度分布によるキュムラント測定で平均分散粒子径の上昇率が2倍以下のものを○、2倍から4倍のものを△、4倍以上のものを×とした。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積143m2/gの酸化チタン粉体ST−01(一次粒子径7nm、石原産業製)10g、トルエンを323g、オクチルシラン理論被覆表面積/酸化チタンの表面積=1.43となるようにオクチルシラン(信越シリコーン製)を4.13g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミル(UAM−015、寿工業製)のスラリータンクにいれトルエンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB15マイクロメートル径(大研化学工業製)350g、ビーズ回転数12m/sec、流速80mL/min、32℃、N2雰囲気下、2時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。オクチルシランの反応率60%で、表面被覆率で90%だった。分散液の固形分濃度は、2.2重量パーセントだった。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積150m2/gの合成例1のチタン酸バリウム(一次粒子径6.7nm)10g、トルエンを323g、オクチルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.49となるようにオクチルシランを4.13g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミルのスラリータンクにいれトルエンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB15マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速92mL/min、32℃、N2雰囲気下、2時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。オクチルシランの反応率64%で、表面被覆率で96%だった。分散液の固形分濃度は、2.1重量パーセントだった。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積150m2/gの合成例1のチタン酸バリウム(一次粒子径6.7nm)10g、トルエンを323g、ジエチルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.45となるようにジエチルシラン(信越シリコーン製)を2.46g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミルのスラリータンクにいれトルエンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB30マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速86mL/min、32℃、N2雰囲気下、2時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。ジエチルシランの反応率68%で、表面被覆率で99%だった。分散液の固形分濃度は、2.0重量パーセントだった。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積82m2/gの合成例2のチタン酸バリウム(一次粒子径12.3nm)10g、トルエンを323g、フェニルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.64となるようにフェニルシラン(信越シリコーン製)を1.86g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミルのスラリータンクにいれトルエンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB30マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速77mL/min、32℃、N2雰囲気下、2時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。フェニルシランの反応率60%で、表面被覆率で98%だった。分散液の固形分濃度は、2.0重量パーセントだった。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積57m2/gの合成例3のチタン酸バリウム(一次粒子径17.3nm)10g、トルエンを323g、トリメチルシリルエチルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.57となるようにトリメチルシリルエチルシランを1.51g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミルのスラリータンクにいれトルエンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB15マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速70mL/min、32℃、N2雰囲気下、2時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。トリメチルシリルエチルシランの反応率69%で、表面被覆率で106%だった。分散液の固形分濃度は、2.0重量パーセントだった。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積150m2/gの合成例1のチタン酸バリウム(一次粒子径6.7nm)10g、ヘキサンを323g、(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.49となるように(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルシランを5.90g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミルのスラリータンクにいれヘキサンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB15マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速110mL/min、32℃、N2雰囲気下、1.5時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルシランの反応率60%で、表面被覆率で89%だった。分散液の固形分濃度は、2.2重量パーセントだった。
溶媒をTHFに代えた以外は実施例6に準じた。(トリメチルシロキシ)ジメチルシリルエチルシランの反応率62%で、表面被覆率で92%だった。分散液の固形分濃度は、2.2重量パーセントだった。
実施例7の固形分濃度2.2重量パーセントのTHF分散液30gに、20gのプロピレングリコール−1−モノメチルエーテル−2−アセテートを添加した。80℃でTHFを留去することで3.3重量%のプロピレングリコール−1−モノメチルエーテル−2−アセテート分散液を得た。残THFは1重量%であることを、GCを用いて確認した。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積150m2/gの合成例1のチタン酸バリウム(一次粒子径6.7nm)10g、トルエンを323g、トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.49となるようにトリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルシランを10.1g添加し、オイルバス中で、40℃で一時間反応させた。更にその反応液をビーズミルのスラリータンクにいれトルエンを100g追加した。ジルコニアビーズDZB15マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速79mL/min、32℃、N2雰囲気下、3.5時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルシランの反応率56%で、表面被覆率で82%だった。分散液の固形分濃度は、2.4重量パーセントだった。
実施例9の固形分濃度2.4重量パーセントのトルエン分散液50gに、4.8gの両末端ビニル変性シリコーンDMS−V05(Gelest製)を添加した。70℃、1kPaでトルエンを留去することで20重量%のシロキサン樹脂分散液を得た。残トルエンは0.8重量%であることを、GCを用いて確認した。
表面修飾剤をデシルトリメトキシシラン(信越シリコーン製)7.5gにした以外は実施例2に準じた。ジルコニアビーズDZB15マイクロメートル径350g、ビーズ回転数12m/sec、流速92mL/min、32℃、N2雰囲気下、2時間ビーズミルで分散処理を行い、分散液を回収し30分間超音波で処理した。チタン酸バリウムは完全に分散されず、ビーズミル処理後も沈殿が生じた。XRFにより算出した表面修飾率は30%であった。
還流管をセットした500mLのセパラブルフラスコに表面積150m2/gの合成例1のチタン酸バリウム(一次粒子径6.7nm)10g、トルエンを323g、オクチルシラン理論被覆表面積/チタン酸バリウムの表面積=1.49となるようにオクチルシラン(信越シリコーン)4.13g添加し、オイルバス中で、40℃で8時間反応させた。オクチルシランの反応率は20%で、表面修飾率は29.8%だった。チタン酸バリウムは完全に分散されず、底に沈殿を伴う懸濁液であった。
Claims (6)
- 前記一般式(2)中、nが2又は3である、請求項1に記載の方法。
- 前記チタン酸バリウム(B)の平均一次粒子径が1〜60nmである、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記液体媒体が有機物又はオルガノシロキサン化合物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記液体媒体を、より高沸点の有機物で溶剤交換する工程をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 前記のより高沸点の有機物がオルガノシロキサン化合物である、請求項5に記載の方法。
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