JP6051364B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の作業車両は、請求項1に記載の作業車両において、作業車両の作業状態を検出する作業状態検出手段を備え、吐出量制御手段は、作業状態検出手段により検出された作業状態に応じてアーム操作部材の所定操作方向における操作量に応じた油圧ポンプの吐出量を変更することを特徴とする。
請求項3に記載の作業車両は、請求項1または請求項2に記載の作業車両において、第1操作検出手段は、作業具を上昇させるためのアーム上げ側操作方向の操作量であるリフトアップ操作量および作業具を下降させるためのアーム下げ側操作方向の操作量であるリフトダウン操作量を検出し、吐出量制御手段は、第1操作検出手段で所定のリフトダウン操作量が検出された場合、第1操作検出手段で所定のリフトダウン操作量と同等のリフトアップ操作量が検出されたときに比べて、油圧ポンプの吐出量を小さくすることを特徴とする。
請求項4に記載の作業車両は、請求項3に記載の作業車両において、第1操作検出手段で検出されるリフトアップ操作量が所定値以上のときにおけるリフトアップ操作量の増加に応じた油圧ポンプの吐出量の増加率が、リフトアップ操作量が所定値未満のときにおけるリフトアップ操作量の増加に応じた油圧ポンプの吐出量の増加率よりも小さいことを特徴とする。
請求項5に記載の作業車両は、請求項3または請求項4に記載の作業車両において、第1方向制御弁は、第1油圧シリンダのボトム側油室をタンク圧とし、ロッド側油室に圧油を供給するパワーダウン位置と、第1油圧シリンダのボトム側油室およびロッド側油室をそれぞれタンク圧とするフロートダウン位置とを有し、リフトダウン操作量の増加に応じてパワーダウン位置からフロートダウン位置に切り換わる構成とされ、吐出量制御手段は、第1操作検出手段で検出されるリフトダウン操作量が所定量未満ではリフトダウン操作量の増加に応じて油圧ポンプの吐出量を増加させ、第1操作検出手段で検出されるリフトダウン操作量が所定量以上ではリフトダウン操作量の増加に応じて油圧ポンプの吐出量を減少させることを特徴とする。
請求項6に記載の作業車両は、請求項2に記載の作業車両において、作業状態検出手段は、少なくとも作業車両が掘削作業状態であるか否かを検出し、吐出量制御手段は、作業状態検出手段により掘削作業状態が検出されると、作業具を上昇させるためのアーム操作部材のアーム上げ側操作方向における操作量に応じた油圧ポンプの吐出量を、掘削作業状態が検出されていないときに比べて小さくすることを特徴とする。
請求項7に記載の作業車両は、請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の作業車両において、吐出量制御手段は、アーム操作部材と作業具操作部材とが同時に操作された場合に、アーム操作部材の操作量に応じた油圧ポンプの吐出量および作業具操作部材の操作量に応じた油圧ポンプの吐出量のうち、大きい方を選択することを特徴とする。
図1は、本発明による作業車両の一例であるシリーズハイブリッド式のホイールローダ100の外観側面図である。なお、説明の便宜上、本実施の形態では図に記載したように前後および上下方向を規定する。
蓄電管理部210は、蓄電素子404の許容充電電力Pwr_chg_maxを演算して出力管理部240に出力する。蓄電管理部210には、コンバータ440で検出される蓄電素子404の蓄電電圧が入力される。蓄電管理部210は、コンバータ440から入力した蓄電素子404の蓄電電圧と、メインコントローラ200内の記憶装置(不図示)に記憶された許容充電電力マップとに基づいて、蓄電素子404の許容充電電力Pwr_chg_maxを算出する。
油圧要求演算部220は、ポンプ要求流量指令qpmp_reqと、油圧要求出力Pwr_pmp_reqとを演算する。油圧要求演算部220には、アーム操作レバー301およびバケット操作レバー302からレバー信号が入力され、ポンプ圧センサ203からポンプ圧ppmpを表すポンプ圧信号が入力される。なお、説明を簡略化するため、ステアリングホイール303の操作およびステアリングシリンダ130の動作については演算に含めないものとする。
(1)図14に示すように、運転者はバケット操作レバー302とアーム操作レバー301とを操作して、バケット102が地面から僅かな高さを隔てて地面と平行になるように、バケット102を配置させておく。
(2)運転者はアクセルペダル162を踏み込み操作して、ホイールローダ100を土砂などの地山9に向けて前進走行させ、バケット102を地山9に突っ込み、アーム操作レバー301とバケット操作レバー302とを操作して、土砂をバケット102内に積み込んでいく。
(3)運転者はアーム操作レバー301とバケット操作レバー302とを操作してアーム101を上昇させつつバケット102を徐々に後傾方向へ回動させる。運転者は所定の掘削終了高さまでアーム101が上昇したときに、アーム操作レバー301とバケット操作レバー302とを操作して、アーム101の上昇を止めると同時にバケット102を後傾方向へ回動させて土砂をバケット102内の後側に引き込む。これにより、ホイールローダ100を運搬姿勢とすることができる。
(4)運転者は前後進切換レバー161を後進側に切り換えた後、アクセルペダル162、ステアリングホイール303を操作して、ホイールローダ100を後進走行させ、地山9から離れる。
(5)図15(a)および図15(b)に示すように、運転者は前後進切換レバー161を前進側に切り換えた後、アクセルペダル162、ステアリングホイール303を操作して、ホイールローダ100を前進走行させ、土砂を運搬するトラックにホイールローダ100を近づける。なお、運転者は、トラックへ向かって前進走行する際、アーム101を上昇させる。ホイールローダ100がトラックの手前で停止したときに、バケット102が積込み高さまで上昇していれば、直ちにすくい込んだ土砂等をトラックに積み込むことができる。そのため、トラックへ向けたホイールローダ100の前進走行時には、速やかにアーム101を上昇させることのできる上昇速度が得られることが望ましい。
(6)図15(c)に示すように、運転者はアーム操作レバー301を操作してアームを積込み高さまで上昇させた後、図15(d)に示すように、バケット操作レバー302を操作してバケット102を前傾方向に回動させ、すなわちダンプさせ、土砂を積込みトラックへ放土する。
(ii)前後進切換レバー161が前進側に操作され、前後進切換スイッチ206からの前進信号がメインコントローラ200に入力されていること。
(iii)アーム角度センサ204からメインコントローラ200に入力されたアーム101の角度信号によって得られるアーム先端部の走行面からの高さが、所定高さ(たとえば、運搬高さである300mm程度)未満であること。
Pwr_pmp_req=qpmp_req・ppmp …(1)
なお、説明を簡略化するため、メインポンプ11の効率は考慮しないものとし、以下の計算式においても同様にメインポンプ11の効率は含まれない。
走行要求演算部230は、走行時に走行電動機402に要求されるトルクである走行要求トルクTrq_reqと、走行時に走行電動機402で消費または発生(回生)される電力である走行要求出力Pwr_drv_reqとを演算する。走行要求演算部230は、メインコントローラ200の記憶装置(不図示)に記憶されたアクセル要求トルクマップを用いて演算を行う。
Trq_req=sign(VFNR)・Trq_acc−sign(Nmot)・Kbrk・Vbrk
…(2)
ただし、signは符号関数であり、引数が正の場合は1を、負の場合は「−1」を、0の場合は「0」を返すものとする。さらに、前後進スイッチ信号VFNRは、前後進切換スイッチ206が前進方向の場合は「1」を、後進方向の場合は「−1」を、中立の場合は「0」を示す。Kbrkは比例定数であり、ブレーキペダルの操作によって過不足のない減速が得られるように予め設定されている。
Pwr_drv_req=VDC・IDC_mot …(3)
出力管理部240は、傾転角増加指令dDpmp_tと、回生電力低減指令dPwr_mot_tと、発電出力指令Pwr_gen_tと、エンジン出力指令Pwr_eng_tとを算出する。出力管理部240には、エンジンコントローラ10cからのエンジン回転数Nengと、蓄電管理部210からの許容充電電力Pwr_chg_maxと、油圧要求演算部220からの油圧要求出力Pwr_pmp_reqと、走行要求演算部230からの走行要求出力Pwr_drv_reqとが入力される。
なお、出力管理部240は、エンジン回転数を受信して演算に用いているが、エンジン10、発電電動機401およびメインポンプ11が機械的に接続されているため、エンジン回転数に代えて発電電動機401およびメインポンプ11の回転数をセンサ等を介して適宜受信して演算に用いてもよい。
出力管理部240は、走行要求演算部230から走行要求出力Pwr_drv_reqを受信する。この走行要求出力Pwr_drv_reqが0以上であれば、出力管理部240はホイールローダ100が力行運転中と判断し、走行要求出力Pwr_drv_reqが負であればホイールローダ100が回生運転中と判断する。ホイールローダ100が回生運転中と判断すると、出力管理部240は、蓄電管理部210からの許容充電電力Pwr_chg_maxと、走行要求演算部230からの走行要求出力Pwr_drv_reqとを用いて、以下の式(4)により、余剰電力Pwr_supを算出する。
Pwr_sup=max(|Pwr_drv_req|−Pwr_chg_max,0)…(4)
すなわち、出力管理部240は、式(4)で算出される余剰電力Pwr_supから以下のことを判定することができる。
(a)余剰電力Pwr_supが0のときに回生電力で蓄電素子404を充電することができる。(b)余剰電力Pwr_supが0ではないときには、回生電力で蓄電素子404を充電することができないので、発電電動機401を電動モードで駆動して回生電力を消費する。
出力管理部240は、ホイールローダ100が回生運転中と判断すると、エンジン10のエンジン回転数Nengが第1設定閾値Neng_th1以下であるか、さらに第2設定閾値Neng_th2以下であるかを判定する。ここで、第1設定閾値Neng_th1および第2設定閾値Neng_th2は、「エンジン10のアイドル回転数<第1設定閾値Neng_th1<第2設定閾値Neng_th2<min{エンジン10の最高回転数、メインポンプ11の最高回転数}」を満たすように設定されている。第1設定閾値Neng_th1および第2設定閾値Neng_th2は、メインコントローラ200の記憶装置(不図示)に記憶され、必要に応じて適宜再設定が可能である。
出力管理部240は、油圧要求演算部220で算出された油圧要求出力Pwr_pmp_reqに基づいて、ステアリングシリンダ130、アームシリンダ110およびバケットシリンダ120のいずれが動作中であるかを判定する。油圧要求出力Pwr_pmp_reqが、たとえばポンプ圧×最小吐出量で算出される設定値以上であれば、出力管理部240は少なくともステアリングシリンダ130、アームシリンダ110およびバケットシリンダ120のいずれかが動作中であると判定する。
出力管理部240は、以下の3つの条件(i)〜(iii)のいずれもが満たされているときに、メインポンプ11の斜板11aの傾転角を増加するための傾転角増加指令dDpmp_tを下記(5)式にしたがって算出する。なお、条件(i)〜(iii)のいずれかが満たされていないときには、出力管理部240は傾転角増加指令dDpmp_tを0に設定する。
(i)ホイールローダ100が回生運転中と判定されていること。
(ii)走行電動機402の余剰電力で発電電動機401が駆動されている場合に、ステアリングシリンダ130、アームシリンダ110およびバケットシリンダ120のいずれも動作中でないと判定されていること。
(iii)エンジン10が回転抑制モードまたは高回転モードであると判定されていること。
dDpmp_t=max{KnD(Neng−Neng_th1),0}…(5)
ただし、KnDは、第1設定閾値Neng_th1とエンジン回転数Nengの差から傾転角増加指令を算出する比例定数であり、予めメインコントローラ200に記憶されている。
出力管理部240は、走行電動機402の余剰電力で発電電動機401が駆動され、かつエンジン10が高回転モードと判定された場合に、走行電動機402が発電する回生トルクを低減するための回生電力低減指令dPwr_mot_tを算出する。出力管理部240は、エンジンコントローラ10cから入力されたエンジン回転数Nengと、第2設定閾値Neng_th2とを用いて、以下の式(6)により回生電力低減指令dPwr_mot_tを算出する。
dPwr_mot_t=max{KnP(Neng−Neng_th2),0}…(6)
なお、式(6)において、KnPは、第2設定閾値Neng_th2とエンジン回転数Nengとの差から回生電力低減指令を算出する比例定数である。
エンジン10が通常モード、低回転モード、回転抑制モードのいずれかの場合には、出力管理部240は回生電力低減指令dPwr_mot_tを0に設定する。
この回生電力低減指令制御は、エンジン10の回転数が高速域で走行しているときに、たとえば、アクセルペダル162を解放してホイールローダ100が回生運転に入るような場合は、走行電動機402も高速域で運転されおり、発電量が大きくなりすぎることを防止するために行われる。
出力管理部240は、ホイールローダ100が回生運転中であると判定した場合に、走行電動機402で発生する回生電力のうち発電電動機401で消費すべき電力である消費電力Pwr_cnsを算出する。出力管理部240は、算出した余剰電力Pwr_supと、算出した回生電力低減指令dPwr_mot_tとを用いて、以下の式(7)から消費電力Pwr_cnsを算出する。
Pwr_cns=max(Pwr_sup−dPwr_mot_t,0)…(7)
ただし、出力管理部240は、ホイールローダ100が力行運転中と判定した場合には、消費電力Pwr_cnsを0に設定する。
Pwr_gen_t=max(Pwr_drv_req,0)−Pwr_cns …(8)
Pwr_eng_t=Pwr_pmp_req+Pwr_gen_t…(9)
目標回転数演算部250は、エンジンコントローラ10cに出力するエンジン回転数指令Neng_tを算出する。目標回転数演算部250は、出力管理部240で算出されたエンジン出力指令Pwr_eng_tに基づいて、エンジン等燃費マップを用いて、最もエンジン効率が高くなる動作点を算出する。目標回転数演算部250は、算出した動作点でのエンジン回転数をエンジン回転数指令Neng_tとする。エンジンコントローラ10cは、エンジン回転数指令Neng_tを目標回転数演算部250から受信すると、そのエンジン回転数指令Neng_tが示すエンジン回転数でエンジン10を回転させる。
発電電動機制御部260は、発電電動機トルク指令Trq_gen_tを算出し、この発電電動機トルク指令Trq_gen_tをM/Gインバータ410に出力することで発電電動機401の駆動を制御する。発電電動機制御部260には、エンジンコントローラ10cからのエンジン回転数Nengと、出力管理部240からの発電出力指令Pwr_gen_tと、目標回転数演算部250からのエンジン回転数指令Neng_tとが入力される。発電電動機制御部260は、エンジン回転数Nengと、発電出力指令Pwr_gen_tと、エンジン回転数指令Neng_tとを用いて、以下の式(10)によって発電電動機トルク指令Trq_gen_tを算出する。発電電動機制御部260は、算出した発電電動機トルク指令Trq_gen_tをM/Gインバータ410へ出力する。なお、発電出力指令Pwr_gen_tの符号は、正が発電電動機401の発電、負が発電電動機401の力行を示す。
Trq_gen_t=max{Kp(Neng_t−Neng),0}−Pwr_gen_t/Neng
…(10)
ただし、Kpは、エンジン回転数Nengとエンジン回転数指令Neng_tとの差から発電電動機トルクを算出する比例定数である。
傾転角制御部270は、傾転角制御信号VDp_tを算出して、この傾転角制御信号に基づいてメインポンプ11のポンプレギュレータ211の傾転角制御弁(不図示)を駆動することによって、メインポンプ11の斜板11aの傾転角、すなわち容量を制御する。傾転角制御部270は、エンジンコントローラ10cからのエンジン回転数Nengと、油圧要求演算部220からのポンプ要求流量指令qpmp_reqと、出力管理部240からの傾転角増加指令dDpmp_tとを用いて、以下の式(11)によって傾転角制御信号VDp_tを算出する。
VDp_t=KDp{(qpmp_req/Neng)+dDpmp_t} …(11)
なお、KDpは、メインポンプ11の傾転角を目標値とするために必要な傾転制御信号を算出するための比例定数である。
走行電動機・ブレーキ制御部280は、走行電動機トルク指令Trq_mot_tを演算し、算出した走行電動機トルク指令Trq_mot_tを走行インバータ420に出力することによって、走行電動機402の力行・回生を制御する。走行電動機・ブレーキ制御部280には、走行要求演算部230からの走行要求トルクTrq_reqと、走行電動機回転数センサ208からの走行電動機回転数Nmotと、出力管理部240からの回生電力低減指令dPwr_mot_tが入力されている。走行電動機・ブレーキ制御部280は、走行要求トルクTrq_reqと、走行電動機回転数Nmotと、回生電力低減指令dPwr_mot_tとを用いて、以下の式(12)によって走行電動機トルク指令Trq_mot_tを算出する。
Trq_mot_t=sign(Trq_req)・max{|Trq_req|−(dPwr_mot_t)/|Nmot|,0} …(12)
Trq_brk_t=max{−sign(Nmot)・(Trq_req−Trq_mot_t),0}
…(13)
ブレーキ制御部290は、ブレーキ制御信号Vbrk_tを演算し、当該ブレーキ制御信号Vbrk_tに基づいて油圧ブレーキ制御弁(不図示)を駆動することで油圧ブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ制御部290は、走行電動機・ブレーキ制御部280で演算された制動トルク指令Trq_brk_tから。次式(14)を用いてブレーキ制御信号Vbrk_tを演算し、油圧ブレーキ制御弁(不図示)を駆動する。
Vbrk_t=Kbrk・Trq_brk_t …(14)
ただし、Kbrkは、制動トルク指令Trq_brk_tと油圧ブレーキの実際の制動トルクが一致するように予め設定された比例定数である。
以下、メインコントローラ200により行われる処理について、掘削作業および荷役作業時の主な動作の一例とともに説明する。図14に示すように、ホイールローダ100を地山9に向けて前進走行させ、バケット102を地山9に突っ込み、アーム操作レバー301とバケット操作レバー302とを操作して、土砂をバケット102内に積み込んでいく。このとき、掘削作業状態判定用の3つの条件、すなわち(i)アーム操作レバー301が上げ側操作方向に操作されていること、(ii)前後進切換レバー161が前進側に操作されていること、(iii)アーム101の高さが所定高さ未満であること、のいずれもが満たされている。このため、図10に示す作業状態判定部221が、ホイールローダ100が掘削作業状態であると判定する。
(1)メインコントローラ200およびポンプレギュレータ211によって、パイロット圧センサ201a,201bにより検出されたアーム操作レバー301の操作方向および操作量に応じてメインポンプ11の吐出量を制御するようにした。これにより、アーム101の動作に応じた適切なポンプ吐出量をアームシリンダ110に供給することができ、メインポンプ11を効率的に運転することができる。たとえば、リフトダウン時にはアーム101に作用する自重を利用してアーム101を下方に回動させることができるため、メインポンプ11の吐出量は小さくても、所望の速度を得ることができる。このため、図13(a)に示すように、所定のリフトダウン操作量(たとえば、パイロット圧p=px)が検出された場合、この所定のリフトダウン操作量と同等のリフトアップ操作量(パイロット圧p=px)が検出されたときに比べて、メインポンプ11の吐出量を小さくすることで、リフトダウン時のエネルギー損失を小さくすることができる。
(1)掘削作業状態であるか否かの判定方法は、上記した実施の形態に限定されない。
(1−1)たとえば、ポンプ圧が所定値以上であること、エンジン回転数が所定値以上であること、および、走行電動機回転数が所定値未満であることのいずれもが満たされているときに掘削作業状態であると判定し、いずれか1つでも満たされないときには非掘削作業状態であると判定してもよい。
(1−2)たとえば、ポンプ圧が所定値以上であること、走行電動機に供給される電流が所定値以上であること、および、走行電動機回転数が所定値未満であることのいずれもが満たされているときに掘削作業状態であると判定し、いずれか1つでも満たされないときには非掘削作業状態であると判定してもよい。
(1−3)たとえば、掘削作業を行うためのモードスイッチがオンされているときに掘削作業状態であると判定してもよい。
(3−1)たとえば、図11に示す特性BR,BD,AR1をそれぞれ特性AR2と同じ特性として、リフトダウン操作時の特性ADのみを特性AR2と異なる特性にしてもよい。
(3−2)たとえば、図11に示す特性AD,BD,BRをそれぞれ特性AR2と同じ特性として、掘削作業時のリフトアップ操作時の特性AR1のみを特性AR2と異なる特性にしてもよい。
(3−3)たとえば、図11に示す特性AR1,ADをそれぞれ特性AR2と同じ特性として、バケット動作時の特性BR,BDのみを特性AR2と異なる特性にしてもよい。
(3−4)たとえば、図11に示す特性BRと特性BDとを同じ特性にしてもよい。
(11)上記した実施の形態では、作業具をバケットとした例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
Claims (7)
- アームおよび前記アームの回動により上下動する作業具を有する作業車両であって、
原動機によって駆動される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される前記アーム用の第1油圧シリンダと、
前記油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動される前記作業具用の第2油圧シリンダと、
前記油圧ポンプから前記第1油圧シリンダへ供給される圧油の流れを制御する第1方向制御弁と、
前記油圧ポンプから前記第2油圧シリンダへ供給される圧油の流れを制御する第2方向制御弁と、
前記第1方向制御弁を操作するアーム操作部材と、
前記第2方向制御弁を操作する作業具操作部材と、
前記アーム操作部材の操作を検出する第1操作検出手段と、
前記第1操作検出手段により検出された前記アーム操作部材の操作方向および操作量に応じて前記油圧ポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段と、
前記作業具操作部材の操作を検出する第2操作検出手段と、を備え、
前記作業具操作部材が単独で操作されたときの前記作業具操作部材の操作方向および操作量に応じた前記油圧ポンプの吐出量の特性と、前記アーム操作部材が単独で操作されたときの前記アーム操作部材の操作方向および操作量に応じた前記油圧ポンプの吐出量の特性とは異なっており、
前記作業具は、前記アームの先端に回動可能に取付けられたバケットであり、
前記第2操作検出手段は、前記バケットをダンプ動作させるためのダンプ側操作方向の操作量であるダンプ操作量および前記バケットをロールバック動作させるためのロールバック側操作方向の操作量であるロールバック操作量を検出し、
前記吐出量制御手段は、前記第2操作検出手段で所定のダンプ操作量が検出された場合、前記第2操作検出手段で前記所定のダンプ操作量と同等のロールバック操作量が検出されたときに比べて、前記油圧ポンプの吐出量を大きくすることを特徴とする作業車両。 - 請求項1に記載の作業車両において、
前記作業車両の作業状態を検出する作業状態検出手段を備え、
前記吐出量制御手段は、前記作業状態検出手段により検出された作業状態に応じて前記アーム操作部材の所定操作方向における操作量に応じた前記油圧ポンプの吐出量を変更することを特徴とする作業車両。 - 請求項1または請求項2に記載の作業車両において、
前記第1操作検出手段は、前記作業具を上昇させるためのアーム上げ側操作方向の操作量であるリフトアップ操作量および前記作業具を下降させるためのアーム下げ側操作方向の操作量であるリフトダウン操作量を検出し、
前記吐出量制御手段は、前記第1操作検出手段で所定のリフトダウン操作量が検出された場合、前記第1操作検出手段で前記所定のリフトダウン操作量と同等のリフトアップ操作量が検出されたときに比べて、前記油圧ポンプの吐出量を小さくすることを特徴とする作業車両。 - 請求項3に記載の作業車両において、
前記第1操作検出手段で検出される前記リフトアップ操作量が所定値以上のときにおける前記リフトアップ操作量の増加に応じた前記油圧ポンプの吐出量の増加率が、前記リフトアップ操作量が所定値未満のときにおける前記リフトアップ操作量の増加に応じた前記油圧ポンプの吐出量の増加率よりも小さいことを特徴とする作業車両。 - 請求項3または請求項4に記載の作業車両において、
前記第1方向制御弁は、前記第1油圧シリンダのボトム側油室をタンク圧とし、ロッド側油室に圧油を供給するパワーダウン位置と、前記第1油圧シリンダのボトム側油室およ
びロッド側油室をそれぞれタンク圧とするフロートダウン位置とを有し、前記リフトダウン操作量の増加に応じて前記パワーダウン位置から前記フロートダウン位置に切り換わる構成とされ、
前記吐出量制御手段は、前記第1操作検出手段で検出される前記リフトダウン操作量が所定量未満では前記リフトダウン操作量の増加に応じて前記油圧ポンプの吐出量を増加させ、前記第1操作検出手段で検出される前記リフトダウン操作量が前記所定量以上では前記リフトダウン操作量の増加に応じて前記油圧ポンプの吐出量を減少させることを特徴とする作業車両。 - 請求項2に記載の作業車両において、
前記作業状態検出手段は、少なくとも前記作業車両が掘削作業状態であるか否かを検出し、
前記吐出量制御手段は、前記作業状態検出手段により掘削作業状態が検出されると、前記作業具を上昇させるための前記アーム操作部材のアーム上げ側操作方向における操作量に応じた前記油圧ポンプの吐出量を、前記掘削作業状態が検出されていないときに比べて小さくすることを特徴とする作業車両。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の作業車両において、
前記吐出量制御手段は、前記アーム操作部材と前記作業具操作部材とが同時に操作された場合に、前記アーム操作部材の操作量に応じた前記油圧ポンプの吐出量および前記作業具操作部材の操作量に応じた前記油圧ポンプの吐出量のうち、大きい方を選択することを特徴とする作業車両。
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