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JP6046964B2 - 電極パッド - Google Patents

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JP6046964B2
JP6046964B2 JP2012201805A JP2012201805A JP6046964B2 JP 6046964 B2 JP6046964 B2 JP 6046964B2 JP 2012201805 A JP2012201805 A JP 2012201805A JP 2012201805 A JP2012201805 A JP 2012201805A JP 6046964 B2 JP6046964 B2 JP 6046964B2
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Description

本発明は、人体などの生体に電流を通電する電極パッドに関する。
現在、血流向上などを目的とした通電システムが市販されている。このような通電システムは、商用電源に電源コードで電気接続される通電本体と、この通電本体に通電コードで結線される電極ユニットと、この電極ユニットを収容する巻回ベルトと、を有している。この巻回ベルトは、ビニールレザーなどにより細長形状に形成されており、両端に面ファスナーなどが装着されている。このような巻回ベルトには、一面がスポンジシートで形成されているポケットが形成されており、このポケットに電極ユニットが収容される。
この電極ユニットは、たとえば、絶縁性の電極本体に三個の通電電極が三角形に配置された構造に形成されており、その通電電極に通電本体の通電コードが結線される。このような電極ユニットを巻回ベルトのポケットに収容すると、その通電電極がスポンジシートに当接する。そこで、このスポンジシートを吸水させて導電性を発生させ、この導電性のスポンジシートが密着するように巻回ベルトを生体である人間の腕部などに巻回する。このような状態で、通電本体から電極ユニットに電流を通電すると、この電流は電極ユニットの通電電極からスポンジシートを介して生体に通電される。
なお、本出願の電極パッドとは直接には関係ないが、3ピース構造の低周波治療の導電パッドの提案がある(たとえば、特許文献1)。この導電パッドは、皿状の樹脂ケースと、金属製の導電薄板と、スポンジ板と、を重合した構造に形成されている。この導電パッドを使用するときは、水分を吸収させたスポンジ板を生体に密着させ、このスポンジ板を介して導電薄板から生体まで低周波を供給する。
特開平10−099450号公報
従来の通電システムでは、巻回ベルトのポケットに収容した電極ユニットから吸水したスポンジシートを介して生体に電流を通電することができる。しかしながら、このような通電システムを繰り返し使用すると、生体に密着されるスポンジシートは必然的に汚損することになる。このように汚損したスポンジシートを生体に密着させることは、非衛生的であり、利用者に不快感を与えることになる。これを防止するためには、巻回ベルトを交換することになるが、これでは通電システムを安価に長期使用することができない。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、衛生的に安価に長期使用することができる電極パッドを提供するものである。
上述のような課題を解決するため、本発明の電極パッドは、人体に接触する吸水性の弾性体からなる吸水本体を一つ有すると共に、カバーユニットに着脱自在な吸水ユニットと、前記吸水ユニットに電流を供給する電極ユニットと、別体のベルトに着脱自在な前記カバーユニットと、を備え、前記電極ユニットは、絶縁体で構成された電極本体と、前記電極本体に、互いに離間配置された複数の通電電極を有すると共に、外部からの電流を前記通電電極のそれぞれに供給する為の接続ソケットを有し、一つの前記吸水本体に対する、複数の前記通電電極のすべてを使用した前記電流供給か、複数の前記通電電極の一部を使用した前記電流供給が、選択的に行われる。したがって、この電極パッドは、複数の通電電極の全部で電流を通電することもでき、複数の通電電極の一部で電流を通電することもできる。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、前記電極ユニットは、さらに前記カバーユニットとの対向面に押圧凸部を有し、少なくとも前記押圧凸部を使用して、前記吸水本体を人体に密着させる。また、上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、前記電極ユニットは、さらに前記カバーユニットとの対向面に押圧凸部を有し、少なくとも前記押圧凸部を使用して、前記吸水ユニットと前記カバーユニットに対する前記電極ユニットの相対位置が維持されている共に、前記吸水本体を人体に密着させる。したがって、弾性部材を介して通電電極を人体の表面に良好に密着させることができる。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、前記電極ユニットは、前記通電電極の裏側で前記電極本体の他面の前記押圧凸部の周囲に補助凸部が突設されている。したがって、弾性部材を介して通電電極を人体の表面に良好に密着させることができる。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、前記電極ユニットは、前記電極本体の複数の前記通電電極の境界の部分が前記電極本体の他部より屈曲容易に形成されており、前記吸水ユニットは、前記電極本体の前記境界の部分に対応した前記吸水本体の部分が前記吸水本体の他部より屈曲容易に形成されており、前記カバーユニットは、前記吸水ユニットに前記電極ユニットを保持するカバー本体を有し、前記電極本体の前記境界の部分に対応した前記カバー本体の部分が前記カバー本体の他部より屈曲容易に形成されている。したがって、この電極パッドでは、電極本体の複数の通電電極の境界の部分が、他部より容易に屈曲する。同様に、この電極本体の境界の部分に対応した、吸水本体の部分も他部より容易に屈曲する。さらに同様に、電極本体の境界の部分に対応した、カバー本体の部分も他部より容易に屈曲する。このため、電極パッドが人体の湾曲した表面に圧接される場合でも、その電極パッドが通電電極の境界の部分で屈曲して人体の湾曲した表面に密着する。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、前記押圧凸部が、前記通電電極の中心部が前記吸水本体と密着するように配置されている。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、前記吸水ユニットに設けられている吸水接続機構と、前記カバーユニットに設けられているカバー接続機構によって、前記吸水ユニットと前記カバーユニットが着脱自在に接続されるものであり、前記吸水接続機構と前記カバー接続機構を使用して前記電極ユニットが保持されている。
本発明の電極パッドは、吸水ユニットと電極ユニットとカバーユニットとが分離自在なので、生体に密着する吸水ユニットを、洗濯できない電極ユニットから分離して、洗濯や交換などすることができる。したがって、衛生的に安価に電極パッドを長期に使用することができる。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、ファスナーベルトに装着された一対の電極パッドで生体の要部を挟持するとき、ファスナーベルトはカバーユニットの面ファスナー下に位置する電極ユニットの押圧凸部を押圧するとともに、その周囲で通電電極の裏側に位置する補助凸部も押圧する。このため、弾性部材を介して通電電極を生体の表面に、より良好に密着させることができる。
上述のような電極パッドにおいて、さらなる発明としては、電極本体の複数の通電電極の境界の部分が、他部より容易に屈曲する。同様に、この電極本体の境界の部分に対応した、吸水本体の部分も他部より容易に屈曲する。さらに同様に、電極本体の境界の部分に対応した、カバー本体の部分も他部より容易に屈曲する。このため、電極パッドが生体の湾曲した表面に圧接される場合でも、その電極パッドを通電電極の境界の部分で屈曲させて生体の湾曲した表面に良好に密着させることができる。したがって、生体の表面が湾曲した部分にも電流を良好に通電することができる。
本発明の実施の形態における通電システムの電極パッドの組立構造を示す模式的な分解斜視図である。 本発明の実施の形態における電極パッドの外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における電極パッドの電極ユニットの外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における通電システムの全体構造を示す模式的な斜視図である。 本発明の実施の形態における通電システムの使用状態を示す模式的な斜視図である。
本発明の実施の一形態に関して図面を参照して以下に説明する。なお、図1は、本実施の形態の通電システムの電極パッドの組立構造を示す模式的な分解斜視図、図2は、電極パッドの外観を示す斜視図、図3は、電極パッドの電極ユニットの外観を示す斜視図、図4は、通電システムの全体構造を示す模式的な斜視図、図5は、通電システムの使用状態を示す模式的な斜視図、である。
本実施の形態の電極パッド100は、詳細に関しては後述するが、図4および図5に示すように、人体などの生体に電流を通電する通電システム10の一部であり、図1および図2に示すように、吸水ユニット110と、電極ユニット120と、カバーユニット130と、を有している。
図1に示すように、吸水ユニット110は、吸水本体であるスポンジシート111と、吸水接続機構である三個のオスフック112と、第一の縫製糸113と、第二の縫製糸114と、を有している。電極ユニット120は、電極本体であるゴムシート121と、複数である三個の通電電極122と、複数である複数の押圧凸部124と、三個の接続ソケット123と、複数である六個の補助凸部125と、を有している。カバーユニット130は、カバー本体であるプラスチックシート131と、三個の面ファスナーのフックシート132と、カバー接続機構である三個のメスフック133と、を有している。
本実施の形態の電極パッド100の吸水ユニット110では、スポンジシート111は、吸水性の弾性体であるセルローススポンジで形成されており、三角形と円形との中間的な、いわゆるルーローの三角形状の平板状に形成されている。詳細に関しては後述するが、吸水ユニット110のスポンジシート111は、吸水することで良好な導電性を発生し、一面で生体の表面に密着される。
三個のオスフック112は、絶縁性の弾性樹脂で形成されており、生体に一面が密着されるスポンジシート111の他面の、湾曲した三辺の中央近傍に一個ずつ装着されている。第一の縫製糸113は、ポリエステル糸からなり、スポンジシート111の中心から三個のオスフック112の位置まで、放射状にスポンジシート111の一面と他面とを三本で縫製している。第二の縫製糸114も、ポリエステル糸からなり、スポンジシート111の外周近傍で一面と他面とを縫製している。
本実施の形態の電極パッド100の電極ユニット120では、ゴムシート121は、絶縁性の軟質の合成ゴムで形成されており、三個の円盤を三角形に接続したような平面形状に形成されている。三個の通電電極122は、導電性の合成ゴムで円盤状に形成されており、図3に示すように、ゴムシート121の三個の円盤に相当する部分に、一個ずつ配置されている。詳細に関しては後述するが、これら三個の通電電極122は、吸水ユニット110の他面に密着して外部から供給される電流を各々通電する。
三個の押圧凸部124は、図1に示すように、三個の通電電極122の各々の裏側でゴムシート121の他面に個々に突設されている。三個の接続ソケット123は、三個の押圧凸部124から同一方向に延設されており、三個の通電電極122に個々に電気接続されている。これらの接続ソケット123は、詳細に関しては後述するが、図4に示すように、通電システム10の通電本体200に結線されている通電コード230の三個の接続コネクタ231が個々に着脱自在に接続される。
六個の補助凸部125は、図1に示すように、三個の通電電極122の各々の裏側で、ゴムシート121の他面の三個の押圧凸部124の各々の周囲に、二個ずつ突設されている。なお、前述のように、本実施の形態の電極パッド100の電極ユニット120では、三個の押圧凸部124から同一方向に三個の接続ソケット123が延設されているため、これらの接続ソケット123と各々干渉しない配置で、ゴムシート121の外周上に補助凸部125は突設されている。
また、本実施の形態の電極パッド100の電極ユニット120では、ゴムシート121の他面の三個の通電電極122の境界の部分の各々に、三本の凹溝126が個々に形成されている。そして、これら三本の凹溝126を頂点とするように、ゴムシート121の中央には三角状の電極孔127が形成されている。さらには、三本の凹溝126と連通する外周部には、吸水ユニット110のオスフック112とカバーユニット130のメスフック133との接続を阻害しないための円弧状の凹部128が形成されている。
本実施の形態の電極パッド100のカバーユニット130では、プラスチックシート131は、絶縁性で除菌性や防カビ性に加工された合成樹脂で、やはり三角形と円形との中間的なルーローの三角形状に形成されており、吸水ユニット110に電極ユニット120を保持する。三個の面ファスナーのフックシート132は、保持した電極ユニット120の押圧凸部124が当接するプラスチックシート131の一面の裏側で他面に装着されており、詳細に関しては後述するが、図4に示すように、別体のファスナーベルト300の面ファスナーのループシート310からなる内面に着脱自在に装着される。
また、図1に示すように、プラスチックシート131の一面には、三辺の中央近傍に、吸水ユニット110の三個のオスフック112と個々に着脱自在に接続される、三個のメスフック133が装着されている。これら三個のメスフック133を頂点とする三本の放射線状の一つのカバー孔134が、プラスチックシート131の中央に形成されている。
前述のように、電極ユニット120は、ゴムシート121の三個の通電電極122の境界の部分の各々に三本の凹溝126が個々に形成されており、これら三本の凹溝126を頂点とするようにゴムシート121の中央に三角状の電極孔127が形成されている。さらには、三本の凹溝126と連通する外周部に円弧状の凹部128が形成されているので、ゴムシート121は、三個の通電電極122の境界の部分が他部より屈曲容易に形成されている。
そして、吸水ユニット110のスポンジシート111は、中心から三個のオスフック112の位置まで三本の放射線状に、一面と他面とが第一の縫製糸113で縫製されているので、ゴムシート121の境界の部分に対応した部分が他部より屈曲容易に形成されている。また、カバーユニット130のプラスチックシート131は、三個のメスフック133を頂点とする三本の放射線状の一つのカバー孔134が中央に形成されているので、ゴムシート121の境界の部分に対応した部分が他部より屈曲容易に形成されている。
そして、上述のような構造の電極パッド100は、図4に示すように、通電システム10の一部として、面ファスナーのループシート310からなる一本のファスナーベルト300の内面の所望の位置に、一対がカバーユニット130のフックシート132により着脱自在に装着される。このファスナーベルト300は外面の一端にフックシート320が装着されているので、この外面のフックシート320が内面のループシート310と着脱自在に接続される。
本実施の形態の通電システム10は、電極パッド100やファスナーベルト300とは別体に通電本体200を有しており、この通電本体200には商用電源に電気接続される電源コード220が結線されている。さらには、通電本体200には電極パッド100に接続される通電コード230も結線されており、この通電コード230は、一対の電極パッド100の各々に個々に接続できるように二股に分岐されている。さらには、電極パッド100の三個の接続ソケット123に個々に接続できるように、二股に分岐された部分が三股に分岐されており、その各々に六個の接続コネクタ231が個々に装着されている。
上述のような構成において、本実施の形態の電極パッド100は、図1および図2に示すように、吸水ユニット110に電極ユニット120とカバーユニット130とを重合させ、このカバーユニット130の三個のメスフック133を吸水ユニット110の三個のオスフック112に個々に接続して電極ユニット120を保持することで構築される。
そして、本実施の形態の通電システム10を使用する場合には、電源コード220が商用電源に接続されている通電本体200の通電コード230が、一対の電極パッド100に接続される。その場合、吸水ユニット110を吸水させることにより、吸水ユニット110を導電性とする。そして、このように導電性となった吸水ユニット110に電極ユニット120をカバーユニット130で保持して電極パッド100を構築する。
このように構築された電極パッド100の、電極ユニット120の三個の接続ソケット123の二個は外周部に位置しているので、そのまま通電コード230の接続コネクタ231が個々に接続される。一方、電極パッド100の三個の接続ソケット123の一個は中心に位置しているので、カバーユニット130の中央のカバー孔134を経由して通電コード230の接続コネクタ231が接続される。
このように通電コード230が各々接続された一対の電極パッド100が、図4に示すように、一本のファスナーベルト300に装着される。このとき、ファスナーベルト300の内面は面ファスナーのループシート310からなり、電極パッド100のカバーユニット130には面ファスナーのフックシート132が装着されているので、一対の電極パッド100はファスナーベルト300の所望の位置に着脱自在に装着される。
ただし、本実施の形態の通電システム10では、図5に示すように、一対の電極パッド100により生体である人間の腕部HRなどを挟持するので、図4に示すように、一対の電極パッド100はファスナーベルト300の適切な位置に対称に装着される。このような状態で、図5に示すように、ファスナーベルト300を腕部HRなどに巻回し、その腕部HRなどを一対の電極パッド100に挟持させる。
そこで、通電本体200を操作すると一対の電極パッド100の一方から他方に電流が通電されるので、この電流が腕部HRなどを通電することになる。このように電流が腕部HRなどに通電されると、腕部HRの血流向上などの生体に良好な影響を与えることが期待される。このとき、三個の通電電極122の全部で通電を実行してもよく、一部のみで実行してもよい。
本実施の形態の通電システム10では、上述のように電極パッド100が分離自在な吸水ユニット110と電極ユニット120とカバーユニット130からなる。このため、吸水されて生体に密着される吸水ユニット110を、洗濯などできない高価な電極ユニット120から分離して、洗濯したり交換することができる。したがって、通電システム10の電極パッド100を、安価に衛生的に長期使用することができる。
さらには、本実施の形態の通電システム10では、カバーユニット130の面ファスナーのフックシート132により、ファスナーベルト300の所望の位置に、電極パッド100を装着することができる。このため、人体の腕部HRや脚部などの所望の位置を、一対の電極パッド100で挟持することができる。
しかも、本実施の形態の通電システム10では、電極パッド100のカバーユニット130に面ファスナーのフックシート132が装着されており、ファスナーベルト300の内面が面ファスナーのループシート310からなる。このため、生体に密着するファスナーベルト300の内面がフックシート132ではなくループシート310からなるので、ファスナーベルト300の密着により生体に不快感を与えることを防止できる。
さらには、本実施の形態の通電システム10では、電極パッド100の電極ユニット120の通電電極122の裏側に押圧凸部124が突設されている。したがって、ファスナーベルト300に装着された一対の電極パッド100で生体の要部を挟持するとき、ファスナーベルト300はカバーユニット130の面ファスナー下に位置する電極ユニット120の押圧凸部124を押圧する。このため、弾性部材を介して通電電極122を生体の表面に良好に密着させることができる。
とくに、本実施の形態の通電システム10では、電極ユニット120の押圧凸部124が当接する位置で、カバーユニット130に面ファスナーのフックシート132が装着されている。したがって、ファスナーベルト300に装着された一対の電極パッド100で生体の要部を挟持するとき、ファスナーベルト300はカバーユニット130の面ファスナー下に位置する電極ユニット120の押圧凸部124を確実に押圧する。このため、電極パッド100をファスナーベルト300に装着して生体に密着させるとき、吸水ユニット110を介して通電電極122を生体の表面に、より良好に密着させることができる。
しかも、本実施の形態の通電システム10では、電極ユニット120の通電電極122の裏側で、ゴムシート121の他面の押圧凸部124の周囲に補助凸部125が突設されている。したがって、ファスナーベルト300に装着された一対の電極パッド100で生体の要部を挟持するとき、ファスナーベルト300はカバーユニット130の面ファスナー下に位置する電極ユニット120の押圧凸部124を押圧するとともに、その周囲で通電電極122の裏側に位置する補助凸部125も押圧する。このため、弾性部材を介して通電電極122を生体の表面に、さらに良好に密着させることができる。
とくに、本実施の形態の通電システム10では、一個の押圧凸部124の周囲に二個ずつ突設されている。したがって、ファスナーベルト300に装着された一対の電極パッド100で生体の要部を挟持するとき、ファスナーベルト300は一個の押圧凸部124と二個の補助凸部125とを押圧することになる。このため、いわゆる三点支持により通電電極122を安定に圧接することができる。
しかも、電極パッド100には三個の通電電極122が三角形に配列されている。このため、いわゆる三点支持の状態で吸水ユニット110を介して三個の通電電極122を生体の表面に安定に未着させることができる。さらには、ファスナーベルト300に装着された一対の電極パッド100で生体の要部を挟持して通電電極122で電流を通電するとき、三対の通電電極122の全部で電流を通電することもでき、三対の通電電極122の一部で電流を通電することもできる。
また、本実施の形態の通電システム10では、ゴムシート121の三個の通電電極122の境界の部分の各々に三本の凹溝126が個々に形成されており、これら三本の凹溝126を頂点とするようにゴムシート121の中央に三角状の電極孔127が形成されている。さらには、三本の凹溝126と連通する外周部に円弧状の凹部128が形成されているので、ゴムシート121は、三個の通電電極122の境界の部分が他部より屈曲容易に形成されている。
そして、吸水ユニット110のスポンジシート111は、中心から三個のオスフック112の位置まで三本の放射線状に、一面と他面とが第一の縫製糸113で縫製されているので、ゴムシート121の境界の部分に対応した部分が他部より屈曲容易に形成されている。また、カバーユニット130のプラスチックシート131は、三個のメスフック133を頂点とする三本の放射線状の一つのカバー孔134が中央に形成されているので、ゴムシート121の境界の部分に対応した部分が他部より屈曲容易に形成されている。
このため、本実施の形態の通電システム10では、電極パッド100は三個の通電電極122の境界の部分で屈曲容易に形成されており、曲面からなる生体の表面に三個の通電電極122の全部を良好に圧接させるようなことができる。とくに、電極パッド100の三個の押圧凸部124に対して六個の補助凸部125はゴムシート121の外周側に配置されているので、ファスナーベルト300に装着された一対の電極パッド100で生体の要部を挟持するとき、その三個の通電電極122を曲面からなる生体の表面に良好に圧接させることができる。
しかも、上述のように電極パッド100を屈曲容易とするため、電極ユニット120のゴムシート121は外周部に三つの凹部128が形成されているが、この三つの凹部128の位置で吸水ユニット110の三個のオスフック112とカバーユニット130の三個のメスフック133とが個々に接続される。このため、電極ユニット120を介して接続するために吸水ユニット110とカバーユニット130とを拡大する必要がなく、屈曲容易とした電極ユニット120の全体が小型化されている。
また、電極ユニット120は通電コード230の結線を容易とするため、三個の接続ソケット123が三個の通電電極122の中心から同一方向に延設されている。このため、三個の接続ソケット123の二個は電極パッド100の外周部に位置しているが、一個は電極パッド100の中央に位置している。しかしながら、前述のように電極パッド100を屈曲容易とするため、カバーユニット130の中央には三本の放射線状の一つのカバー孔134が形成されている。このため、このカバー孔134を利用して、電極パッド100の中央に位置する接続ソケット123に、通電コード230の接続コネクタ231を容易に接続することができる。
さらには、上述のように電極パッド100を屈曲容易とするため、吸水ユニット110はスポンジシート111の中心から三個のオスフック112の位置まで三本の放射線状に、一面と他面とが第一の縫製糸113で縫製されている。このため、柔軟なスポンジシート111が無用に伸張されることを、伸張不能な第一の縫製糸113で防止することができ、吸水ユニット110の耐久性が向上している。とくに、スポンジシート111の外周部も伸張不能な第二の縫製糸114で縫製されているので、より吸水ユニット110の耐久性が向上している。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。たとえば、上記形態では電極パッド100に三個の通電電極122が装備されていることを例示した。しかしながら、電極パッド100に装備されている通電電極122が二個以下でもよく、四個以上でもよい(図示せず)。
また、上記形態では電極パッド100の吸水ユニット110にオスフック112が装着されていてカバーユニット130にメスフック133が装着されていることを例示した。しかしながら、吸水ユニット110にメスフック133が装着されていてカバーユニット130にオスフック112が装着されていてもよく、吸水ユニット110とカバーユニット130とが面ファスナーで接続されてもよい(図示せず)。
さらには、上記形態では電極パッド100の屈曲を容易とするため、電極ユニット120のゴムシート121の他面に三本の放射線状に凹溝126が形成されていることを例示した。しかしながら、このような凹溝126がゴムシート121の一面に形成されていてもよく、一面と他面との両方に形成されていてもよい。また、このような凹溝126ではなく、三本の放射線状に、連続する複数の小孔や、スリットなどが形成されていてもよい。
同様に、上記形態では電極パッド100の屈曲を容易とするため、カバーユニット130の中心に三本の放射線状の一つのカバー孔134が形成されていることを例示した。しかしながら、このカバー孔134が中心の丸孔と三本のスリットなどにより形成されていてもよく、中心の丸孔と三方向に連続する複数の小孔などにより形成されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態では電極ユニット120の三個の通電電極122に個々に電気接続されている三個の接続ソケット123が同一方向に延設されていることを例示した。しかしながら、このような複数の接続ソケット123が放射状などに形成されていてもよい(図示せず)。この場合、カバーユニット130の中心のカバー孔134は必須とならず、たとえば、放射状の三本のスリットなどにより形成してもよい。
さらには、上記形態では電極ユニット120の押圧凸部124の周囲に二個の補助凸部125が突設されていることを例示した。しかしながら、このような補助凸部125が一個でもよく、三個以上でもよい(図示せず)。また、補助凸部が一個の円弧状などに形成されていてもよい(図示せず)。
また、上記形態では通電システム10が一対の電極パッド100から腕部HRなどの生体に電流を通電することのみ例示した。しかしながら、このような通電システムの電極パッドから生体に、超短波や低周波などを印加してもよい。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
10 通電システム
100 電極パッド
110 吸水ユニット
111 吸水本体であるスポンジシート
112 吸水接続機構であるオスフック
120 電極ユニット
121 電極本体であるゴムシート
122 通電電極
124 押圧凸部
125 補助凸部
130 カバーユニット
131 カバー本体であるプラスチックシート
132 フックシート
133 カバー接続機構であるメスフック
300 ファスナーベルト

Claims (7)

  1. 人体に接触する吸水性の弾性体からなる吸水本体を一つ有すると共に、カバーユニットに着脱自在な吸水ユニットと、
    前記吸水ユニットに電流を供給する電極ユニットと、
    別体のベルトに着脱自在な前記カバーユニットと、を備え、
    前記電極ユニットは、絶縁体で構成された電極本体と、前記電極本体に、互いに離間配置された複数の通電電極を有すると共に、
    外部からの電流を前記通電電極のそれぞれに供給する為の接続ソケットを有し、
    一つの前記吸水本体に対する、複数の前記通電電極のすべてを使用した前記電流供給か、複数の前記通電電極の一部を使用した前記電流供給が、選択的に行われる電極パッド。
  2. 前記電極ユニットは、さらに前記カバーユニットとの対向面に押圧凸部を有し、少なくとも前記押圧凸部を使用して、前記吸水本体を人体に密着させる請求項1に記載の電極パッド。
  3. 前記電極ユニットは、さらに前記カバーユニットとの対向面に押圧凸部を有し、少なくとも前記押圧凸部を使用して、前記吸水ユニットと前記カバーユニットに対する前記電極ユニットの相対位置が維持されている共に、前記吸水本体を人体に密着させる請求項1に記載の電極パッド。
  4. 前記電極ユニットは、前記通電電極の裏側で前記電極本体の他面の前記押圧凸部の周囲に補助凸部が突設されている、請求項2又は3に記載の電極パッド。
  5. 前記電極ユニットは、前記電極本体の複数の前記通電電極の境界の部分が前記電極本体の他部より屈曲容易に形成されており、
    前記吸水ユニットは、前記電極本体の前記境界の部分に対応した前記吸水本体の部分が前記吸水本体の他部より屈曲容易に形成されており、
    前記カバーユニットは、前記吸水ユニットに前記電極ユニットを保持するカバー本体を有し、前記電極本体の前記境界の部分に対応した前記カバー本体の部分が前記カバー本体の他部より屈曲容易に形成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の電極パッド。
  6. 前記押圧凸部は、前記通電電極の中心部が前記吸水本体と密着するように配置されている請求項2から4のいずれか一項に記載の電極パッド。
  7. 前記吸水ユニットに設けられている吸水接続機構と、前記カバーユニットに設けられているカバー接続機構によって、前記吸水ユニットと前記カバーユニットが着脱自在に接続されるものであり、前記吸水接続機構と前記カバー接続機構を使用して前記電極ユニットが保持されている請求項1から6のいずれか一項に記載の電極パッド。
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