JP6045315B2 - 質量分析装置及び質量分析装置の調整方法 - Google Patents
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Description
トランジションが変更するごとにコリジョンセルのイオンをできるだけ多く排出することは重要な課題である。トランジション間の干渉を低減するには、イオンを排出するための開放時間を長くするほどよい。しかし、コリジョンセルの開放時間を長くすると、高速なMRMができなくなる。このように、開放時間は短すぎても長すぎてもよくなく、トランジション間の干渉の許容範囲に応じて最適化する必要がある。
試料をイオン化するイオン源と、
前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、
前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、
前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、
前記第2の目的イオンを検出する検出器と、
前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
調整モードにおいて、設定情報に基づいて前記開放時間を調整し、
前記設定情報は、
前記開放動作の直前に前記コリジョンセルに蓄積されている前記第2の目的イオンの量に対する前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量の割合の目標値の情報である。
前記制御部は、
前記調整モードにおいて、1回の前記蓄積動作を行う毎に複数回の前記開放動作を行い、前記蓄積動作後の最初の前記開放動作における前記開放時間を変えながら、前記検出器の検出信号に基づいて、当該最初の前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出さ
れる前記第2の目的イオンの量及び前記複数回の前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定し、当該2つの測定量の比が前記目標値に最も近づく前記開放時間を算出するようにしてもよい。
試料をイオン化するイオン源と、
前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、
前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、
前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、
前記第2の目的イオンを検出する検出器と、
前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
調整モードにおいて、設定情報に基づいて前記開放時間を調整し、
前記設定情報は、
前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量の目標値の情報である。
前記制御部は、
前記調整モードにおいて、前記開放時間を変えながら、前記検出器の検出信号に基づいて、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定し、当該測定量が前記目標値に最も近づく前記開放時間を算出するようにしてもよい。
前記制御部は、
前記コリジョンセルの入口を開放するとともに前記コリジョンセルの出口を閉鎖することにより前記コリジョンセルの入口に前記蓄積動作を行わせ、前記コリジョンセルの入口を閉鎖するとともに前記コリジョンセルの出口を開放することにより前記コリジョンセルに前記開放動作を行わせるようにしてもよい。
前記制御部は、
前記蓄積時間が一定になるように制御するようにしてもよい。
前記制御部は、
前記第1分析部及び前記第2分析部の少なくとも一方がイオンガイドとして動作するように制御するようにしてもよい。
前記イオン源と前記第1分析部との間に設けられ、前記イオン源で生成されたイオンの運動エネルギーを低下させる冷却室をさらに含み、
前記制御部は、
前記冷却室が、前記イオン源で生成されたイオンを一時的に蓄積する蓄積動作を行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を行うように制御するようにしてもよい。
前記制御部は、
前記冷却室の入口を常に開放し、前記冷却室の出口を閉鎖することにより前記冷却室に前記蓄積動作を行わせ、前記冷却室の出口を開放することにより前記冷却室に前記開放動作を行わせるようにしてもよい。
前記制御部は、
前記冷却室が前記蓄積動作及び前記開放動作を行う各時間が一定になるように制御するようにしてもよい。
前記制御部は、
前記調整モードにおいて、前記第2の目的イオンの質量電荷比毎に前記設定情報に応じた前記開放時間を算出し、算出結果に基づいて、前記第2の目的イオンの質量電荷比と前記開放時間の設定値との対応情報を生成して記録するようにしてもよい。
前記制御部は、
実測モードにおいて、前記対応情報に基づいて、選択された前記第2の目的イオンの質量電荷比に応じた前記開放時間を設定するようにしてもよい。
前記第1分析部及び前記第2分析部の少なくとも一方は、四重極マスフィルターを含むようにしてもよい。
試料をイオン化するイオン源と、前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、前記第2の目的イオンを検出する検出器と、前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含む質量分析装置の調整方法であって、
前記開放時間を変えながら、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定する第1の測定ステップと、
前記第1の測定ステップにおける前記開放動作の直前に前記コリジョンセルに蓄積されていた前記第2の目的イオンの量を測定する第2の測定ステップと、
前記開放時間毎に、前記第1の測定ステップでの測定量の前記第2の測定ステップでの測定量に対する割合である排出イオン強度比を計算する排出イオン強度比計算ステップと、
前記排出イオン強度比計算ステップの計算結果に基づいて、前記排出イオン強度比が目標値に最も近くなる前記開放時間を計算する開放時間計算ステップと、を含む。
試料をイオン化するイオン源と、前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、前記第2の目的イオンを検出する検出器と、前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含む質量分析装置の調整方法であって、
前記開放時間を変えながら、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定する測定ステップと、
前記測定ステップの測定結果に基づいて、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量が目標値に最も近くなる前記開放時間を計算する開放時間計算ステップと、を含む。
(1)構成
まず、第1実施形態の質量分析装置の構成について説明する。第1実施形態の質量分析装置は、いわゆる三連型の四重極質量分析装置であり、その構成の一例を図1に示す。なお、図1は、本実施形態の質量分析装置を鉛直方向に切断した時の概略断面図である。
荷比(m/z)に基づいてイオン(第2の目的イオン)を選択する。具体的には、第2分析部50は、四重極マスフィルター52を含んで構成されており、四重極マスフィルター52に印加される選択電圧(RF電圧とDC電圧)に応じた質量電荷比のイオンを選択して通過させる。
次に、第1実施形態の質量分析装置1の調整方法(調整モードを用いてコリジョンセル40の開放時間を調整する方法)について説明する。図2は、第1実施形態の質量分析装置1の調整方法の一例を示すフローチャート図である。
ンピューター120に付属の記憶部又はその他の記憶部に記憶される。1つの標準サンプルに対し、トランジションは複数設定できる。
次に、第1実施形態の質量分析装置1の調整モードにおける動作について説明する。以下では、イオン源10において生成されるイオンが正イオンであるものとして説明するが、負イオンであってもよい。負イオンについても、電圧極性を反転させれば以下と同様の説明を適用することができる。
ば、第1分析部30及び第2分析部50の圧力が上がり感度の低下につながることもある。しかし、コリジョンセル40にイオンを蓄積することで、イオンはコリジョンセル40の入口と出口を往復するので、コリジョセンル40を短くしてもガス導入量を抑えたまま開裂に必要な衝突回数を確保できる。
電荷比の選択イオンに対して出口電極46の開放時間を最適化し、得られた結果を内挿、または外挿することでこのテーブルを作成することができる。このテーブルはパーソナルコンピューター120で作成、保存し、実サンプルの測定で必要に応じて参照すればよい。
次に、第1実施形態の質量分析装置1の実測モードにおける動作について説明する。以下では、イオン源10において生成されるイオンが正イオンであるものとして説明するが、負イオンであってもよい。負イオンについても、電圧極性を反転させれば以下と同様の説明を適用することができる。
ンセル40の手前でイオンをパルス化する電圧をパルス電圧としたが、これらの電圧はイオンの流れを一時的に遮断し、決められた時間だけ開放するように変動する電圧であればよい。
(1)構成
まず、第2実施形態の質量分析装置の構成について説明する。第2実施形態の質量分析装置は、いわゆる三連型の四重極質量分析装置であり、その構成の一例を図9に示す。なお、図9は、本実施形態の質量分析装置を鉛直方向に切断した時の概略断面図である。
第2実施形態の質量分析装置1の調整方法(調整モードを用いてコリジョンセル40の開放時間を調整する方法)は、第1実施形態と同様であり、例えば、図2と同様のフローチャートで実現することができるため、その図示及び説明を省略する。
次に、第2実施形態の質量分析装置1の調整モードにおける動作について説明する。以下では、イオン源10において生成されるイオンが正イオンであるものとして説明するが、負イオンであってもよい。負イオンについても、電圧極性を反転させれば以下と同様の説明を適用することができる。なお、以下の説明において、第1実施形態と共通する内容については説明を省略する。
スがほとんど流入しないのでガス導入手段138で衝突ガスを導入しイオンのクーリングを促進させる。クーリングしたイオンの最終的なエネルギーはイオンガイド132の軸電圧による位置エネルギー程度にまで低下する。
。
nの時間経過後(S116のY)、出口電極46の電圧を変化させてコリジョンセル40の出口を閉鎖する(S118)。
次に、第2実施形態の質量分析装置1の実測モードにおける動作について説明する。以下では、イオン源10において生成されるイオンが正イオンであるものとして説明するが、負イオンであってもよい。負イオンについても、電圧極性を反転させれば以下と同様の説明を適用することができる。
される。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
前述の各実施形態では、制御部200は、調整モードにおいて第2分析部50で選択されるイオンの排出イオン強度比が所望の値になるようにコリジョンセル40の出口電極46の開放時間を探索しているが、当該排出イオン強度比の代わりに第2分析部50で選択されるイオンの排出イオン強度が所望の値になるように出口電極46の開放時間を探索してもよい。
前述の各実施形態では、調整モードにおいて、第1分析部30と第2分析部50では使用する標準サンプルのトランジションを選択するものとしたが、第1分析部30と第2分析部50の一方又は両方を所望の質量電荷比以上のイオンをすべて通過させるイオンガイドモードにするように変形してもよい。
Claims (15)
- 試料をイオン化するイオン源と、
前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、
前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、
前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、
前記第2の目的イオンを検出する検出器と、
前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
調整モードにおいて、設定情報に基づいて前記開放時間を調整し、
前記設定情報は、
前記開放動作の直前に前記コリジョンセルに蓄積されている前記第2の目的イオンの量に対する前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量の割合の目標値の情報である、質量分析装置。 - 請求項1において、
前記制御部は、
前記調整モードにおいて、1回の前記蓄積動作を行う毎に複数回の前記開放動作を行い、前記蓄積動作後の最初の前記開放動作における前記開放時間を変えながら、前記検出器の検出信号に基づいて、当該最初の前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量及び前記複数回の前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定し、当該2つの測定量の比が前記目標値に最も近づく前記開放時間を算出する、質量分析装置。 - 試料をイオン化するイオン源と、
前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、
前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、
前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、
前記第2の目的イオンを検出する検出器と、
前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含み、
前記制御部は、
調整モードにおいて、設定情報に基づいて前記開放時間を調整し、
前記設定情報は、
前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量の目標値の情報である、質量分析装置。 - 請求項3において、
前記制御部は、
前記調整モードにおいて、前記開放時間を変えながら、前記検出器の検出信号に基づいて、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定し、当該測定量が前記目標値に最も近づく前記開放時間を算出する、質量分析装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記制御部は、
前記コリジョンセルの入口を開放するとともに前記コリジョンセルの出口を閉鎖することにより前記コリジョンセルの入口に前記蓄積動作を行わせ、前記コリジョンセルの入口を閉鎖するとともに前記コリジョンセルの出口を開放することにより前記コリジョンセルに前記開放動作を行わせる、質量分析装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項において、
前記制御部は、
前記蓄積時間が一定になるように制御する、質量分析装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項において、
前記制御部は、
前記第1分析部及び前記第2分析部の少なくとも一方がイオンガイドとして動作するように制御する、質量分析装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項において、
前記イオン源と前記第1分析部との間に設けられ、前記イオン源で生成されたイオンの運動エネルギーを低下させる冷却室をさらに含み、
前記制御部は、
前記冷却室が、前記イオン源で生成されたイオンを一時的に蓄積する蓄積動作を行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を行うように制御する、質量分析装置。 - 請求項8において、
前記制御部は、
前記冷却室の入口を常に開放し、前記冷却室の出口を閉鎖することにより前記冷却室に前記蓄積動作を行わせ、前記冷却室の出口を開放することにより前記冷却室に前記開放動
作を行わせる、質量分析装置。 - 請求項8又は9において、
前記制御部は、
前記冷却室が前記蓄積動作及び前記開放動作を行う各時間が一定になるように制御する、質量分析装置。 - 請求項1乃至10のいずれか一項において、
前記制御部は、
前記調整モードにおいて、前記第2の目的イオンの質量電荷比毎に前記設定情報に応じた前記開放時間を算出し、算出結果に基づいて、前記第2の目的イオンの質量電荷比と前記開放時間の設定値との対応情報を生成して記録する、質量分析装置。 - 請求項11において、
前記制御部は、
実測モードにおいて、前記対応情報に基づいて、選択された前記第2の目的イオンの質量電荷比に応じた前記開放時間を設定する、質量分析装置。 - 請求項1乃至12のいずれか一項において、
前記第1分析部及び前記第2分析部の少なくとも一方は、四重極マスフィルターを含む、質量分析装置。 - 試料をイオン化するイオン源と、前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、前記第2の目的イオンを検出する検出器と、前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含む質量分析装置の調整方法であって、
前記開放時間を変えながら、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量を測定する第1の測定ステップと、
前記第1の測定ステップにおける前記開放動作の直前に前記コリジョンセルに蓄積されていた前記第2の目的イオンの量を測定する第2の測定ステップと、
前記開放時間毎に、前記第1の測定ステップでの測定量の前記第2の測定ステップでの測定量に対する割合である排出イオン強度比を計算する排出イオン強度比計算ステップと、
前記排出イオン強度比計算ステップの計算結果に基づいて、前記排出イオン強度比が目標値に最も近くなる前記開放時間を計算する開放時間計算ステップと、を含む、質量分析装置の調整方法。 - 試料をイオン化するイオン源と、前記イオン源で生成されたイオンから質量電荷比に基づいて第1の目的イオンを選択する第1分析部と、前記第1の目的イオンの一部又は全部を開裂させてプロダクトイオンを生成するコリジョンセルと、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンから質量電荷比に基づいて第2の目的イオンを選択する第2分析部と、前記第2の目的イオンを検出する検出器と、前記コリジョンセルが、前記第1の目的イオン及び前記プロダクトイオンを蓄積する蓄積動作を所与の蓄積時間だけ行った後、蓄積されたイオンを排出する開放動作を所与の開放時間だけ行うように制御する制御部と、を含む質量分析装置の調整方法であって、
前記開放時間を変えながら、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される
前記第2の目的イオンの量を測定する測定ステップと、
前記測定ステップの測定結果に基づいて、前記開放動作によって前記コリジョンセルから排出される前記第2の目的イオンの量が目標値に最も近くなる前記開放時間を計算する開放時間計算ステップと、を含む、質量分析装置の調整方法。
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