JP6033450B2 - Escalator - Google Patents
Escalator Download PDFInfo
- Publication number
- JP6033450B2 JP6033450B2 JP2015535350A JP2015535350A JP6033450B2 JP 6033450 B2 JP6033450 B2 JP 6033450B2 JP 2015535350 A JP2015535350 A JP 2015535350A JP 2015535350 A JP2015535350 A JP 2015535350A JP 6033450 B2 JP6033450 B2 JP 6033450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- side rail
- floor side
- escalator
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways
- B66B23/14—Guiding means for carrying surfaces
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
本発明は、エスカレータに関するものである。 The present invention relates to an escalator.
エスカレータ(乗客コンベア)は、多数の踏段(ステップ)が連結された無端状の踏段チェーンが上階側及び下階側のスプロケットによって巻き掛けられ、これらのスプロケットの回転に伴って、各踏段に接続されたローラがレールを走行し、踏段チェーンとこれに連結された多数の踏段がスプロケットの間を循環移動するようになっている。従来のエスカレータのレールでは、レール上に落ちた油がレール内側を伝い踏段に流れることで、踏段が滑りやすくなるため踏段を頻繁に清掃する必要があった。 The escalator (passenger conveyor) is connected to each step as these sprockets rotate, with an endless chain of steps connected to a number of steps connected by upper and lower sprockets. The rolled roller travels on the rail, and the step chain and a number of steps connected to the step chain circulate between the sprockets. In conventional escalator rails, the oil that has fallen on the rails flows along the rails and flows to the steps, making the steps easy to slip, so the steps need to be cleaned frequently.
特許文献1のエスカレータでは、レール内側からの油漏れを抑制するために、踏段レールの転輪走行域よりも内側に油切り溝を全長に渡って形成し、下方の終端部に取付けたドレーンを通って下部の機械室床上に油を導いていた。また、エスカレータの油漏れの対策は、特許文献2や特許文献3にも記載されている。特許文献2のエスカレータでは、チェーンローラの転送面とステップローラの転送面を案内システムに設け、さらにオイル収集流路を設けることで潤滑オイルが滴り落ちるのを防止していた。特許文献3のエスカレータでは、前輪と後輪とを案内する一体型レールの前輪の案内部と後輪の案内部との中間位置にエスカレータ傾斜部の長手方向に亘って窪みを設け、チェーンから落下する油を窪みに溜めていた。
In the escalator of
従来のエスカレータのレールでは、レール上に落ちた油がレール内側を伝い踏段に流れることで、踏段が滑りやすくなるため踏段を頻繁に清掃する必要があった。この解決策として、特許文献1、3では、レールから踏段への油漏れを抑制するために、油切り溝や窪みを施したレールを用いていた。また、特許文献1、2では、レール下部の終端部にドレーンを設けたり、レールの外側にオイル収集流路を設けたりしていた。
In conventional escalator rails, the oil that has fallen on the rails flows along the rails and flows to the steps, making the steps easy to slip, so the steps need to be cleaned frequently. As a solution to this problem,
特許文献1、2のように、潤滑油を収集する経路を新たに設けると、部品点数や部品重量が増え、材料費が高くなる。又、レール継ぎ目からの油漏れを抑制するためには、レールのつなぎ目で油漏れ防止のコーキング処理等を行う必要があり、あるいは、レールをつなぎ目無く一体で製作する必要があり、レールの取付けや油漏れの処理に手間がかかっていた。
If a route for collecting lubricating oil is newly provided as in
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、レール全長に渡って内側への油漏れを防止することを目的としている。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to prevent oil leakage to the inside over the entire length of the rail.
本発明のエスカレータは、駆動ローラが走行する駆動ローラ走行部と追従ローラが走行する追従ローラ走行部とを一体化した往路側レールの2本で対となる往路側レール対と、往路側レール対に対応して設けられた、片側2本の帰路側レールを有する帰路側レール対とを備える。往路側レールは、上方階側レール部と、下方階側レール部と、上方階側レール部と下方階側レール部とを接続する接続部材とを有し、上方階側レール部の下端部及び下方階側レール部の上端部は、往路側レールの長手方向に垂直な切断形状や、往路側レールの長手方向に対して90度以外の略同一の傾斜角で傾斜した傾斜切断形状を有することを特徴とする。接続部材は、上方階側レール部の下端部と下方階側レール部の上端部とが突き合わされたレール接続部を包含するように、かつ上方階側レール部及び下方階側レール部の背面側に配置され、接続部材の下端部は、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有することを特徴とする。 The escalator according to the present invention includes a forward-side rail pair, which is a pair of forward-side rails, in which a driving-roller traveling unit that the driving roller travels and a tracking-roller traveling unit that the following roller travels are integrated, and an outward-side rail pair. And a return-side rail pair having two return-side rails on one side. The forward rail has an upper floor rail, a lower floor rail, and a connecting member that connects the upper floor rail and the lower floor rail, the lower end of the upper floor rail, and The upper end portion of the lower floor side rail portion has a cutting shape perpendicular to the longitudinal direction of the outward rail, or an inclined cutting shape inclined at substantially the same inclination angle other than 90 degrees with respect to the longitudinal direction of the outward rail. It is characterized by. The connecting member includes a rail connecting portion in which the lower end portion of the upper floor side rail portion and the upper end portion of the lower floor side rail portion are abutted with each other, and the back side of the upper floor side rail portion and the lower floor side rail portion. The lower end portion of the connecting member has a slope shape that descends from the longitudinal inner edge with a predetermined tilt angle and reaches the longitudinal outer edge.
本発明のエスカレータによれば、上方階側レール部と下方階側レール部との背面側に配置された接続部材の下端部が、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有するので、レール全長に渡って内側への油漏れを防止できる。 According to the escalator of the present invention, the lower end portion of the connecting member disposed on the back side of the upper floor side rail portion and the lower floor side rail portion descends from the longitudinal inner edge with a predetermined inclination angle, and the longitudinal outer side. Since it has an inclined shape reaching the edge, oil leakage to the inside can be prevented over the entire length of the rail.
以下、図面に基づいて、この発明の各実施の形態を説明する。なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol shows the same or an equivalent part between each figure.
実施の形態1.
図1は本発明のエスカレータの模式図であり、図2は図1のステップを示す図である。図3は、本発明の実施の形態1による往路側レール及びステップを示す図であり、図1中のA−A線を矢印方向に見た場合に相当する断面図である。図4は本発明の実施の形態1による往路側レールを示す図であり、駆動ローラ走行部に隆起部を形成したレールの断面を記載した斜視図である。図5は、本発明の実施の形態1による往路側レールの接続部を示す図であり、その接続部の平面図である。図6は、図5の往路側レールの接続部の断面図である。図7は、図5の往路側レールの接続部における油の流れを説明する図である。図8は本発明の実施の形態1による往路側レールの第1変形例を示す図であり、図9は本発明の実施の形態1による往路側レールの第3変形例を示す図である。図3、図5、図6、図7では左右一対の往路側レール70を有する往路側レール対を示した。往路側レール対の鉛直方向下側には、往路側レール対に対応して片側2本の帰路側レール80(図15参照)を有する帰路側レール対が設けられている。帰路側レール80は、駆動ローラ5が走行する駆動ローラ走行レール81と、追従ローラ6が走行する追従ローラ走行レール82を有する。なお、上記の図2には、実施の形態1における往路側レールの第2変形例を示した。往路側レール70の第2変形例は、駆動ローラ5が走行する駆動ローラ走行部70Aと、追従ローラ6が走行する追従ローラ走行部70Bの双方に、駆動ローラ側隆起部5a、追従ローラ側隆起部6bを形成したレールである。
FIG. 1 is a schematic diagram of the escalator of the present invention, and FIG. 2 is a diagram showing the steps of FIG. FIG. 3 is a diagram showing the forward rail and the steps according to the first embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view corresponding to the case where the AA line in FIG. 1 is viewed in the direction of the arrow. FIG. 4 is a view showing the forward-side rail according to
以下、図1〜図9に基づいて実施の形態1におけるエスカレータを説明する。エスカレータ50は、図1に示すように鉄骨等で作られたトラス1、ステップ2、駆動機(図示せず)、ガラス3、手摺4、チェーン20などで構成される。チェーン20は環状に連結されているが、図1の上側の往路側チェーン75と鉛直方向下側の帰路側チェーン85とを区別して記載した。エスカレータのステップ2は、駆動ローラ5と追従ローラ6を介して乗客が乗る往路側の往路側レール70の上に乗っており、駆動ローラ5に取付けた往路側チェーン75を引き上げ又は下げることでステップ2を移動させている。
Hereinafter, the escalator in
駆動ローラ5と往路側チェーン75は一体となっており、給油装置等で往路側チェーン75に給油する。乗客が乗る往路側の往路側レール70は、例えば図4のように薄板をフォーミング加工することによって形成される。往路側レール70は、上記の加工で図3、図4に示すように駆動ローラ走行部70Aと追従ローラ走行部70Bとが一体に成形され、エスカレータ50のレール部を構成する。駆動ローラ5が走行する面のエスカレータ内側(駆動ローラ走行部70Aの長手内側縁部)に、土手状の駆動ローラ側隆起部5aが形成される。図3のように、往路側レール70の駆動ローラ走行部70Aにおける平坦部に駆動ローラ5を乗せ、往路側レール70の追従ローラ走行部70Bにおける平坦部に追従ローラ6を乗せて往路側チェーン75を駆動させることで、ステップ2を走行させる。
The
往路側レール70は、エスカレータの製造上の都合等により、一体のレールで製作できずに分割する場合がある。この場合には、図5に示すように上方階側往路レール部(適宜、上方階側レール部とも称す)71と下方階側往路レール部(適宜、下方階側レール部とも称す)72に分割される。また、往路側レール70は、図6に示すように上方階側往路レール部71と下方階側往路レール部72とが接続されるレール接続部76において、接続部材(適宜、レール接続部材とも称す)10及び固定板16を介在させてボルト9等で固定して接続される。具体的には、上方階側往路レール部71及び下方階側往路レール部72は、レール接続部76において、接続部材10及び固定板16によって挟まれることで、固定される。接続部材10は、上方階側レール部71の下端部71cと下方階側レール部72の上端部72cとが突き合わされたレール接続部76を包含するように、かつ上方階側レール部71及び下方階側レール部72の背面側に配置されている。
The
この接続部材10は、下方階側の切断形状が、エスカレータの上方から見て下方に向かって外側に広がる方向に切断された形状になっている。すなわち、接続部材10の下端部10aが、エスカレータの上方から見て、内側が高い位置にあり、かつ外側が低い位置にあるように傾斜した形状である。また、別の表現をすれば、接続部材10は、接続部材10の外側が内側よりも下側に延伸した形状になっており、外側端部10cの長さが内側端部10dよいも長くなっている。そして、これらの接続部材10の傾斜状の下端部10aは、後述するように往路側レール70上に落ちた滴下油をオイルパン14(図14参照)等に案内滴下させる機能を有する。
The
実施の形態1のエスカレータ50は、このような構成により、図3に示すように、往路側チェーン75に給油された油が、駆動ローラ側隆起部5aを越えることなく経路21のように流れ、駆動ローラ走行部70Aの外側へ流れ落ちる。さらに、図5に示すように、レール接続部76においても同様に、上方階側から伝わった油は、レール接続部76やレール接続部76以外の駆動ローラ走行部(駆動ローラ走行部70A、追従ローラ走行部70B)の外側を伝ってレール裏面に流れた後、レール接続部76から往路側レール70の下方階側往路レール部72に入り、レール接続部材10の外側端部10cや内側端部10dを流れる。レール接続部材10の外側端部10cを流れる油は経路22のように流れ、レール接続部材10の内側端部10dを流れる油は、経路23のようにレール接続部材10の傾斜状の下端部10aに沿って油が外側に流れ落ちる。下方階側往路レール部72においても、往路側チェーン75に給油された油が、駆動ローラ側隆起部5aを越えることなく経路21のように流れ、駆動ローラ走行部70Aの外側へ流れ落ちる。
In the
又、図7に示すように、駆動ローラ走行部70Aの駆動ローラ側隆起部5aに沿って流れた油が、レール接続部76から往路側レール70の下方階側往路レール部72に入り、レール接続部材10の外側端部10cや内側端部10dを流れる。レール接続部材10の外側端部10cを流れる油は経路24のように流れ、レール接続部材10の内側端部10dを流れる油は、経路25のようにレール接続部材10の傾斜状の下端部10aに沿って油が外側に流れ落ちる。
Further, as shown in FIG. 7, the oil that has flowed along the driving roller side raised
上方階側から伝わった油が、レール接続部材10の外周に沿って流れ、最終的に往路側レール70の外側に流れ落ちるため、実施の形態1のエスカレータ50は、ステップ2の踏板に油が付着しなくなり、乗客が踏板面に乗った時のすべりを抑制できるといった安全性を向上させることができる。又、実施の形態1のエスカレータ50は、ステップ2を清掃するといった手間を省くことができる。
Since the oil transmitted from the upper floor side flows along the outer periphery of the
さらに、実施の形態1のエスカレータ50は、駆動ローラ走行部70Aに駆動ローラ側隆起部5aを設けることによって、エスカレータ組立やメンテナンス等で踏段を取外した状態でチェーンを走行させた際に、チェーン20の脱輪を防止できるため、エスカレータ走行の安全性を高めることができる。特許文献1のエスカレータは、エスカレータ組立時やメンテナンス等で踏段を取外した状態でチェーンを走行させた際に、チェーンがエスカレータの幅方向に振れ、脱輪してしまうという問題があった。これとは異なり、実施の形態1のエスカレータ50は、上記のように、エスカレータ組立やメンテナンス等で踏段を取外した状態でチェーンを走行させた際に、チェーン20の脱輪を防止できるため、エスカレータ走行の安全性を高めることができる。
Further, the
なお、図3〜図7に示した例は、駆動ローラ走行部70Aに駆動ローラ側隆起部5aを形成した場合であるが、図8の第1変形例のように、追従ローラ走行部70Bの長手内側縁部に沿って土手状の追従ローラ側隆起部6bを設けることもできる。図2に示した第2変形例のように、駆動ローラ走行部70Aと追従ローラ走行部70Bの双方に、駆動ローラ側隆起部5aと追従ローラ側隆起部6bとをそれぞれ設けることも可能である。
The example shown in FIGS. 3 to 7 is a case where the driving roller side raised
図8に示した第1変形例の往路側レール70や、図2に示した第2変形例の往路側レール70を備えたエスカレータ50においても、駆動ローラ側隆起部5aや追従ローラ側隆起部6bがあることにより、往路側レール70より内側への油の侵入を防止するように油の流れを抑制できる。このため、実施の形態1のエスカレータ50は、ステップ2への油の滴下を阻止することができ、安全性を向上、ステップ清掃の手間を省くことができる。また、実施の形態1のエスカレータ50は、駆動ローラ走行部70Aに設けられた駆動ローラ側隆起部5aや、追従ローラ走行部70Bに設けられた追従ローラ側隆起部6bによって、エスカレータ組立やメンテナンス等で踏段を取外した状態でチェーンを走行させた際に、チェーン20の脱輪を防止できるため、エスカレータ走行の安全性を高めることができる。
Also in the
また、往路側レール70は、図9に示した第3変形例の往路側レール70でもよい。第3変形例の往路側レール70は、駆動ローラ走行部70Aの駆動ローラ側と追従ローラ走行部70Bの追従ローラ側の両方に隆起部(図4の駆動ローラ側隆起部5aや図8の追従ローラ側隆起部6b)が無い例である。この場合でも、実施の形態1のエスカレータ50は、下方階側の切断形状が、エスカレータの上方から見て下方に向かって外側に広がる方向に切断されたレール接続部材10により、上方階側往路レール部71及び下方階側往路レール部72を接続することで、図5と同様にチェーン20に給油された油がレール接続部76にて駆動ローラ走行部70Aの外側へ流れ落ち、ステップ2への油の滴下を阻止することができる。
Further, the
以上のように、実施の形態1のエスカレータ50は、駆動ローラ5が走行する駆動ローラ走行部70Aと追従ローラ6が走行する追従ローラ走行部70Bとを一体化した往路側レール70の2本で対となる往路側レール対と、往路側レール対に対応して設けられた、片側2本の帰路側レール80を有する帰路側レール対とを備える。往路側レール70は、上方階側レール部71と、下方階側レール部72と、上方階側レール部71と下方階側レール部72とを接続する接続部材10とを有し、上方階側レール部71の下端部71c及び下方階側レール部72の上端部72cは、往路側レール70の長手方向に垂直な切断形状を有することを特徴とする。接続部材10は、上方階側レール部71の下端部71cと下方階側レール部72の上端部72cとが突き合わされたレール接続部76を包含するように、かつ上方階側レール部71及び下方階側レール部72の背面側に配置され、接続部材10の下端部10aは、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有することを特徴とする。この往路側レール70の特徴により、実施の形態1のエスカレータ50は、上方階側レール部71と下方階側レール部72との背面側に配置された接続部材10の下端部10aが、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有するので、レール接続部76から入った油が接続部材10の下端部10aにより内側へ移動するのを防ぐことができ、レール全長に渡って内側への油漏れを防止できる。
As described above, the
また、実施の形態1のエスカレータ50は、上方階側レール部71が駆動ローラ走行部70A及び追従ローラ走行部70Bの少なくとも一方の長手内側縁部に沿って設けられた隆起部(駆動ローラ側隆起部5a)を備え、下方階側レール部72が駆動ローラ走行部70A及び追従ローラ走行部70Bの少なくとも一方の長手内側縁部に沿って設けられた隆起部(追従ローラ側隆起部6b)を備えた。この特徴により、実施の形態1のエスカレータ50は、上方階側レール部71及び下方階側レール部72の駆動ローラ走行部70A及び追従ローラ走行部70Bにおける長手内側縁部に沿って設けられた隆起部(駆動ローラ側隆起部5a、追従ローラ側隆起部6b)によって、往路側チェーン75に給油された油が内側へ移動するのを防ぐことができる。
Further, the
実施の形態2.
図10は本発明の実施の形態2による往路側レールの接続部を示す図であり、図11は図10の往路側レールの接続部における油の流れを説明する図である。実施の形態2のエスカレータ50は、接続部材10の形状が実施の形態1とは異なったものである。実施の形態2の接続部材10の形状は、接続部材10の下端部10aと上端部10bが、エスカレータの上方から見て、内側が高い位置にあり、かつ外側が低い位置にあるように傾斜した形状である。
FIG. 10 is a view showing the connecting portion of the forward rail according to the second embodiment of the present invention, and FIG. 11 is a view for explaining the oil flow in the connecting portion of the outward rail in FIG. In the
実施の形態2のエスカレータ50は、このような構成により、図3に示すように、往路側チェーン75に給油された油は、駆動ローラ側隆起部5aを越えることなく経路21のように流れ、駆動ローラ走行部70Aの外側へ流れ落ちる。さらに、図10に示すように、レール接続部76においても同様に、上方階側から伝わった油は、レール接続部76やレール接続部76以外の駆動ローラ走行部(駆動ローラ走行部70A、追従ローラ走行部70B)の外側を伝ってレール裏面に流れた後、レール接続部76から往路側レール70の下方階側往路レール部72に入り、レール接続部材10の外側端部10cや内側端部10dを流れる。レール接続部材10の外側端部10cを流れる油は経路22のように流れ、レール接続部材10の内側端部10dを流れる油は、経路23のようにレール接続部材10の傾斜状の下端部10aに沿って油が外側に流れ落ちる。
In the
又、図11に示すように、駆動ローラ走行部70Aの駆動ローラ側隆起部5aに沿って流れた油が、レール接続部76から往路側レール70の下方階側往路レール部72に入り、レール接続部材10の外側端部10cや内側端部10dを流れる。レール接続部材10の外側端部10cを流れる油は経路24のように流れ、レール接続部材10の内側端部10dを流れる油は、経路25のようにレール接続部材10の傾斜状の下端部10aに沿って油が外側に流れ落ちる。
Further, as shown in FIG. 11, oil that flows along the driving roller side raised
上方階側から伝わった油が、レール接続部材10の外周に沿って流れ、最終的に往路側レール70の外側に流れ落ちるため、実施の形態2のエスカレータ50は、ステップ2の踏板に油が付着しなくなり、乗客が踏板面に乗った時のすべりを抑制できるといった安全性を向上させることができる。又、実施の形態2のエスカレータ50は、ステップ2を清掃するといった手間を省くことができる。
Since the oil transmitted from the upper floor side flows along the outer periphery of the
又、実施の形態2のエスカレータ50は、レール接続部材10の下方階側(下端部10a)と上方階側(上端部10b)の切断形状が同じ方向に傾斜しているため、レール接続部材10を製作する際、帯状の鋼材を斜めに切断することで、連続的に斜め切断することができる。実施の形態2のエスカレータ50は、連続的に斜め切断することで、レール接続部材10を製作できるため、レール接続部材10の加工時間を低減させることができる。
In the
実施の形態3.
図12は、本発明の実施の形態3における往路側レール70の接続部を示す図である。図12の往路側レール70は、左右のレールともに、傾斜状の下端部71cを有する上方階側往路レール部71と、下端部71cに対向する傾斜状の上端部72cを有する下方階側往路レール部72を備えている。上方階側往路レール部71の下端部71cの傾斜角度は、下方階側往路レール部72の上端部72cの傾斜角度と多少の差があってもよく、すなわち、略同一であればよい。図12の往路側レール70は、左右のレールともに、同方向に所定の傾斜角でもって下降し傾斜状に切断されている。実施の形態3のエスカレータ50は、傾斜状の下端部71cとこれに対向する下方階側往路レール部72の上端部72cの切断面は、上方階側の傾斜状の下端部71cと衝合(突合)する傾斜状に形成される。このことで、実施の形態3のエスカレータ50は、一度工場内で組立てたエスカレータ50を分割し据付現場にて再接合する際、左右のレール(往路側レール70)がトラス1に固定されていても、レール接続部76におけるレールの傾斜方向が同方向のため、左右のレールの断面を合わせる作業を効率的にできる。なお、左右のレールの傾斜角度は、それぞれ異なっていてもよい。
FIG. 12 is a diagram illustrating a connection portion of the outward
さらに、実施の形態3のエスカレータ50は、上方階側往路レール部71の傾斜状の下端部71cと下方階側往路レール部72の傾斜状の上端部72cとの接続部間は密着させても良いが、1〜3mm程度のレール隙間70Gを設けることもできる。実施の形態3のエスカレータ50は、レール隙間70Gを設けることで、上方階側往路レール部71と下方階側往路レール部72とをつき合わせて取り付けることが不要になるため、レールの切断精度を緩和できる。かつ、実施の形態3のエスカレータ50は、衝合(突合)する部分が傾斜状に切断されているため、レール隙間70Gにローラ(駆動ローラ5、追従ローラ6)が通過する際に上方階側往路レール部71と下方階側往路レール部72の両方に乗移り、ローラがレール隙間70Gに落ちることなく通過することで、異音や振動無くエスカレータ50を稼動させることができる。
Furthermore, the
実施の形態3のエスカレータ50は、上方階側と下方階側を接続する接続部材10の下方階側の切断形状が、実施の形態1や実施の形態2と同様に、エスカレータの上方から見て下方に向かって外側に広がる方向に切断され、すなわち、接続部材10の下端部10aが、エスカレータの上方から見て、内側が高い位置にあり、かつ外側が低い位置にあるように傾斜した形状である。また、実施の形態3のエスカレータ50は、右側の往路側レール70において、接続部材10の端面(内側端部10d)を往路側レール70の内側に合せた。このようにすることで、図12の経路26や経路28のように、上方階側から流れる油は往路側レール70のレール隙間70Gからレール裏面に流れる。レール隙間70Gからレール裏面に流れた油は、図12の経路27のようにレール接続部材10の外側端部10cを伝ってステップ2の外側へ流れ、又、図12の経路29のように、レール接続部材10の下端部10aを伝ってステップ2の外側へ流れる。このため、実施の形態3のエスカレータ50は、レール接続部材10の外側端部10cと下端部10aとがつながる先端部から油が滴下し、傾斜状のレール接続部76ごとに油をオイルパン14に落とすことができる。
In the
同方向に傾斜状に切断された往路側レール70の内、上方から見て内側に下がって傾斜した往路側レール70(図12において右側)は、油が傾斜部(傾斜状の下端部71c、上端部72c)の断面を伝って内側に流れる。このため、実施の形態3のエスカレータ50は、接続部材10の端面(内側端部10d)を往路側レール70の内側に合せることで、レール内側を流れた油を確実に接続部材10に伝え、接続部材10の傾斜部(傾斜状の下端部10a)を伝ってステップ2の外側へ流すことができる。なお、図12では、左側の往路側レール70においても、接続部材10の端面(内側端部10d)を往路側レール70の内側に合せた例を示した。
Of the forward rails 70 that are cut in the same direction and inclined, the forward rail 70 (right side in FIG. 12) that is inclined inwardly when viewed from above has an oil inclined portion (an inclined
往路側レール70を一体もしくはレール接続部76を密着させて接続した場合、往路側レール70上に落ちた埃は下方階側往路レール部72に溜まり、ステップ2の振動やステップ2の流れに影響を与える。この実施の形態3のようにレール隙間70Gを設けて往路側レール70のレール接続部76ごとに油と埃を一緒にオイルパン14に落とすことで、実施の形態3のエスカレータ50は、下方階側往路レール部72に埃が溜まらなくなり、下方階側往路レール部72の清掃作業を省くことができる。
When the
以上のように、実施の形態3のエスカレータ50は、駆動ローラ5が走行する駆動ローラ走行部70Aと追従ローラ6が走行する追従ローラ走行部70Bとを一体化した往路側レール70の2本で対となる往路側レール対と、往路側レール対に対応して設けられた、片側2本の帰路側レール80を有する帰路側レール対とを備える。往路側レール70は、上方階側レール部71と、下方階側レール部72と、上方階側レール部71と下方階側レール部72とを接続する接続部材10とを有し、上方階側レール部71の下端部71c及び下方階側レール部72の上端部72cは、往路側レール70の長手方向に対して90度以外の略同一の傾斜角で傾斜した傾斜切断形状を有することを特徴とする。接続部材10は、上方階側レール部71の下端部71cと下方階側レール部72の上端部72cとが突き合わされたレール接続部76を包含するように、かつ上方階側レール部71及び下方階側レール部72の背面側に配置され、接続部材10の下端部10aは、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有することを特徴とする。この往路側レール70の特徴により、実施の形態3のエスカレータ50は、上方階側レール部71と下方階側レール部72との背面側に配置された接続部材10の下端部10aが、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有するので、レール接続部76から入った油が接続部材10の下端部10aにより内側へ移動するのを防ぐことができ、レール全長に渡って内側への油漏れを防止できる。
As described above, the
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4における往路側レールの接続部を示す図である。図13の往路側レール70は、左右のレールともに、傾斜状の下端部71cを有する上方階側往路レール部71と、下端部71cに対向する傾斜状の上端部72cを有する下方階側往路レール部72を備えている。上方階側往路レール部71の下端部71cの傾斜角度は、下方階側往路レール部72の上端部72cの傾斜角度と多少の差があってもよく、すなわち、略同一であればよい。図13の往路側レール70は、左右のレールともに、外側方向に所定の傾斜角でもって下降し傾斜状に切断されている。また、接続部材10の形状は、実施の形態1の図5に示したものと同じ形状である。上方階側往路レール部71の傾斜状の下端部71cと下方階側往路レール部72の傾斜状の上端部72cの切断面は、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜状に切断される。また、この傾斜状の下端部71cとこれに対向する下方階側往路レール部72の上端部72cの切断面は、上方階側の傾斜状の下端部71cと衝合(突合)する傾斜状に形成されている。実施の形態4の往路側レール70の切断方向は、接続部材10の切断面と同様にエスカレータ50の上方から見て外側に広がる方向に取付けられたものである。なお、図13では、右側及び左側の往路側レール70において、接続部材10の端面(内側端部10d)を往路側レール70の内側に合せた例を示した。
FIG. 13 is a diagram illustrating a connecting portion of the outward path rail according to the fourth embodiment of the present invention. The forward path rail 70 in FIG. 13 includes an upper floor side forward
実施の形態4のエスカレータ50の往路側レール70は、この図13のように構成され、レール接続部76、又は、レール接続部76のレール隙間70Gから流れ落ちた油が、経路27のように、レール同士を接続する接続部材10の端面(外側端部10c)に沿って外側に流れ、その外側端部10cからオイルパン14へ流れ落ちる。このため、実施の形態4のエスカレータ50は、ステップ2の踏板に油が付着しなくなり、ステップ2を清掃するといった手間を省くことができる。なお、左右のレールの傾斜角度は、実施の形態3と同様に、それぞれ異なっていてもよい。
The
実施の形態5.
図14は、本発明の実施の形態5における往路側レールの接続部の油滴下構造の模式図である。実施の形態5のエスカレータ50は、図14に示すように、上方階側往路レール部71の傾斜状の下端部71cと下方階側往路レール部72の傾斜状の上端部72cとのレール接続部76に、当該レール接続部76から滴下する油11を、床上のオイルパン14に向かって滴下させる案内経路部(ドレーン13)を設けたものである。
FIG. 14 is a schematic diagram of the oil dripping structure of the connecting portion of the forward path rail according to the fifth embodiment of the present invention. As shown in FIG. 14, the
上述のように、レール接続部材10の下端部10aを斜めにすることで、油11の滴下する箇所が下端部10aの外側に集中するため、図14では、案内経路部として、油11の滴下箇所(往路側レール70の外側)にドレーン13を設けている。このドレーン13によって油滴をオイルパン14に直接流しているため、実施の形態5のエスカレータ50は、オイルパン14に落下した時のハネによる油の飛散を抑制できる。
As described above, since the
なお、ドレーン13は、実施の形態1〜4の往路側レール70のレール接続部76においても設置できる。
In addition, the
実施の形態6.
図15は、本発明の実施の形態6における往路側レールの接続部の油滴下構造の模式図である。図16は、図15の油滴下構造の油の流れを説明する図である。実施の形態6のエスカレータ50は、図15、図16に示すように、上方階側往路レール部71の傾斜状の下端部71cと下方階側往路レール部72の傾斜状の上端部72cとのレール接続部76に、当該レール接続部76から滴下する油11を、帰路側レール80上を走行する駆動ローラ5の帰路側チェーン85に向かって滴下させる案内経路部(プレート15)を設けたものである。実施の形態6では、図15、図16に示すように、例えば往路側レール70に固定したプレート15を設けた。プレート15は、レール接続部76から流れて鉛直下向きに落ちた油11がプレート15に直接当たる位置である往路側レール70のレール接続部76の下側の部分に設置する。図16では、プレート15が往路側レール70に垂直に配置された例を示した。
FIG. 15 is a schematic diagram of the oil dripping structure of the connecting portion of the forward path rail according to the sixth embodiment of the present invention. FIG. 16 is a diagram for explaining the flow of oil in the oil dripping structure of FIG. 15. As shown in FIGS. 15 and 16, the
プレート15は、図15、図16のように帰路側チェーン85の直上に配置され、下方端部を二股形状にした二股部15cを備えている。二股部15cは、凸部15a及び凸部15bを有し、その凸部15a、凸部15bを帰路側チェーン85の直上に配置させる。この配置によって、往路側レール70のレール接続部76から流れて鉛直下向きに落ちた油11は、プレート15に直接当たり、その後に二股部15cの方へ流れ、プレート15の二股部15cの凸部15a、凸部15bを伝って、それぞれの帰路側チェーン85の直上へ滴下する。実施の形態6のエスカレータ50は、プレート15により、往路側レール70のレール接続部76から流れて鉛直下向きに落ちた油11を、それぞれの帰路側チェーン85の直上へ滴下させることができ、駆動ローラ5が付いた帰路側チェーン85を潤滑できる。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
実施の形態6のエスカレータ50は、図15の案内経路部(プレート15)を備え、案内経路部(プレート15)がレール接続部76から流れて鉛直下向きに落ちた油11がプレート15に直接当たる位置である往路側レール70のレール接続部76の下側の部分に設置されたエスカレータである。従来の案内経路部では、往路側で流れた油は、オイルパン等に滴下し廃液となっていた。これに対して、実施の形態6のエスカレータ50は、往路側で流れた油11が帰路側チェーン85に滴下するため、流れた油11を帰路側チェーン85の潤滑に再利用でき、全体の油の滴下量を減らすことができる。又、実施の形態6のエスカレータ50は、案内経路部(プレート15)をレール接続部76から流れて鉛直下向きに落ちた油11が直接当たる位置である往路側レール70のレール接続部76の下側の部分に設置することで、流れ落ちた油11を帰路側チェーン85の潤滑に再利用できるため、図14のドレーン13を削減することができる。
The
又、案内経路部に図14のドレーン13と図15のプレート15を併用しても良い。図15のプレート15を、往路側レール70のレール接続部76の上側の部分に設置し、レール接続部76に図14のドレーン13を配置するようにすることで、このように構成された実施の形態5のエスカレータ50は、オイルパン14に油が落ちにくくなるため、オイルパン14の清掃作業を減らすことができる。
Further, the
実施の形態7.
図17は発明の実施の形態7による往路側レールの接続部を示す図であり、図18は図17の往路側レールの接続部の断面図である。実施の形態7のエスカレータ50は、図17、図18に示すように、レール接続部材10の幅方向の長さを往路側レール70のレール内側面77と同一もしくは往路側レール70のレール内側面77より内側に配置することで、すなわち、レール接続部材10の内側端部10dがレール内側面77と同一もしくはレール内側面77よりも内側に飛び出るようにしたものである。このようにすることで、実施の形態7のエスカレータ50は、チェーン20に給油された油が全て往路側レール70の内側を伝って流れた場合でも、レール接続部76にて駆動ローラ走行部70Aの外側へ流れ落ち、ステップ2への油の滴下を阻止することができる。
17 is a view showing a connecting portion of the forward rail according to the seventh embodiment of the invention, and FIG. 18 is a cross-sectional view of the connecting portion of the outward rail in FIG. As shown in FIGS. 17 and 18, the
具体的には、往路側レール70の組付けの際に、往路側レール70をエスカレータ50の内側の方が低く組付けた場合、チェーン20に給油された油は往路側レール70の内側端を伝う。その際、下方階側の切断形状が、エスカレータ50の上方から見て下方に向かって外側に広がる方向に切断されたレール接続部材10を、図17、図18のようにレール内側面77と同一もしくはレール内側面77よりも内側に飛び出させることで、図17の経路25のように油が流れる。経路25のようにレール内側面77を伝った油は、レール接続部材10の内側端部10dを流れ、その後レール接続部材10における外側に傾斜した傾斜状の下端部10aに沿って油が外側に流れ落ちるため、実施の形態7のエスカレータ50はステップ2への油の滴下を阻止することができる。
Specifically, when the
また、発明の実施の形態7による往路側レールの接続構造は、他の構造でもよい。図19は本発明の実施の形態7による他の往路側レールの接続部を示す図であり、図20は図19の往路側レールの接続部の断面図である。図21は、図19の往路側レールと帰路側レールの相対位置を示す模式図である。図19では、レール接続部材10が、レール内側面77よりも内側に飛び出し、かつレール外側面78よりも外側に飛び出した例を示した。この場合、往路側レール70を伝った油は、レール接続部材10における外側に傾斜した傾斜状の下端部10aに沿って油が外側に流れ、レール接続部材10の下端部10aにおける外側端部10cから直接オイルパン14に滴下できる。このため、図19に示したレール接続部材10を有する実施の形態7のエスカレータ50はステップ2への油の滴下を阻止することができる。また、図19に示したレール接続部材10を有する実施の形態7のエスカレータ50は、チェーン20に油を滴下した際にも、往路側レール70を伝った油が直接オイルパン14に滴下するので、油の飛散をなくすことができる。なお、レール接続部材10の外側端部10cは、少なくも下端部10aの側において往路側レール70のレール外側面78よりも外側に飛び出していればよい。
Further, the forward rail connection structure according to the seventh embodiment of the invention may be another structure. FIG. 19 is a view showing another forward rail connection portion according to the seventh embodiment of the present invention, and FIG. 20 is a cross-sectional view of the forward rail connection portion of FIG. FIG. 21 is a schematic diagram showing the relative positions of the forward path rail and the return path rail in FIG. FIG. 19 shows an example in which the
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。 It should be noted that the present invention can be combined with each other within the scope of the invention, and each embodiment can be modified or omitted as appropriate.
5…駆動ローラ、5a…駆動ローラ側隆起部、6…追従ローラ、
6b…追従ローラ側隆起部、10…接続部材、10a…下端部、
10b…上端部、11…油、13…ドレーン、14…オイルパン、
15…プレート、50…エスカレータ、70…往路側レール、
70A…駆動ローラ走行部、70B…追従ローラ走行部、
71…上方階側往路レール部、71c…下端部、
72…下方階側往路レール部、72c…上端部、76…レール接続部、
77…レール内側面、78…レール外側面、80…帰路側レール。5 ... Drive roller, 5a ... Drive roller side raised portion, 6 ... Follow-up roller,
6b: raised roller side raised portion, 10 ... connecting member, 10a ... lower end,
10b ... upper end, 11 ... oil, 13 ... drain, 14 ... oil pan,
15 ... Plate, 50 ... Escalator, 70 ... Outward rail,
70A: Driving roller traveling unit, 70B: Tracking roller traveling unit,
71 ... upper floor side forward rail part, 71c ... lower end part,
72 ... lower floor side forward rail section, 72c ... upper end section, 76 ... rail connection section,
77 ... rail inner surface, 78 ... rail outer surface, 80 ... return side rail.
Claims (10)
前記往路側レールは、上方階側レール部と、下方階側レール部と、前記上方階側レール部と前記下方階側レール部とを接続する接続部材とを有し、
前記上方階側レール部の下端部及び前記下方階側レール部の上端部は、前記往路側レールの長手方向に垂直な切断形状を有し、
前記接続部材は、前記上方階側レール部の下端部と前記下方階側レール部の上端部とが突き合わされたレール接続部を包含するように、かつ前記上方階側レール部及び前記下方階側レール部の背面側に配置され、
前記接続部材の下端部は、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有することを特徴とするエスカレータ。 Provided in correspondence with the forward path side rail pair, which is a pair of forward path side rails, in which the driving roller travel part where the drive roller travels and the follower roller travel part where the follower roller travels are integrated. An escalator comprising a return-side rail pair having two return-side rails on one side,
The outward path side rail has an upper floor side rail part, a lower floor side rail part, and a connecting member that connects the upper floor side rail part and the lower floor side rail part,
The lower end part of the upper floor side rail part and the upper end part of the lower floor side rail part have a cutting shape perpendicular to the longitudinal direction of the forward path rail,
The connection member includes a rail connection portion in which a lower end portion of the upper floor side rail portion and an upper end portion of the lower floor side rail portion are abutted with each other, and the upper floor side rail portion and the lower floor side It is arranged on the back side of the rail part,
An escalator characterized in that the lower end portion of the connecting member has an inclined shape that descends from the longitudinal inner edge with a predetermined inclination angle and reaches the longitudinal outer edge.
前記往路側レールは、上方階側レール部と、下方階側レール部と、前記上方階側レール部と前記下方階側レール部とを接続する接続部材とを有し、
前記上方階側レール部の下端部及び前記下方階側レール部の上端部は、前記往路側レールの長手方向に対して90度以外の略同一の傾斜角で傾斜した傾斜切断形状を有し、
前記下方階側レール部は、当該下方階側レール部の上端部が、所定の隙間を介して前記上方階側レール部の下端部に突き合わされて配置され、
前記接続部材は、前記上方階側レール部の下端部と前記下方階側レール部の上端部とが所定の隙間を介して突き合わされたレール接続部を包含するように、かつ前記上方階側レール部及び前記下方階側レール部の背面側に配置され、
前記接続部材の下端部は、長手内側縁部から所定の傾斜角でもって下降し、長手外側縁部に達する傾斜形状を有することを特徴とするエスカレータ。 Provided in correspondence with the forward path side rail pair, which is a pair of forward path side rails, in which the driving roller travel part where the drive roller travels and the follower roller travel part where the follower roller travels are integrated. An escalator comprising a return-side rail pair having two return-side rails on one side,
The outward path side rail has an upper floor side rail part, a lower floor side rail part, and a connecting member that connects the upper floor side rail part and the lower floor side rail part,
The lower end part of the upper floor side rail part and the upper end part of the lower floor side rail part have an inclined cutting shape inclined at substantially the same inclination angle other than 90 degrees with respect to the longitudinal direction of the forward path side rail,
The lower floor side rail portion has an upper end portion of the lower floor side rail portion is arranged to abut the lower end of the upper Katakai rail portion via a predetermined clearance,
The connecting member includes a rail connecting portion in which a lower end portion of the upper floor side rail portion and an upper end portion of the lower floor side rail portion are abutted via a predetermined gap, and the upper floor side rail Part and the rear side of the lower floor side rail part,
An escalator characterized in that the lower end portion of the connecting member has an inclined shape that descends from the longitudinal inner edge with a predetermined inclination angle and reaches the longitudinal outer edge.
前記下方階側レール部は、前記駆動ローラ走行部及び前記追従ローラ走行部の少なくとも一方の長手内側縁部に沿って設けられた隆起部を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエスカレータ。 The upper floor side rail portion includes a raised portion provided along a longitudinal inner edge of at least one of the driving roller traveling portion and the follower roller traveling portion,
The said lower floor side rail part was provided with the protruding part provided along the longitudinal inner edge part of at least one of the said drive roller running part and the said follower roller running part, The any one of Claim 1 to 4 characterized by the above-mentioned. The escalator according to claim 1.
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013185856 | 2013-09-09 | ||
JP2013185856 | 2013-09-09 | ||
PCT/JP2014/065314 WO2015033637A1 (en) | 2013-09-09 | 2014-06-10 | Escalator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6033450B2 true JP6033450B2 (en) | 2016-11-30 |
JPWO2015033637A1 JPWO2015033637A1 (en) | 2017-03-02 |
Family
ID=52628127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015535350A Expired - Fee Related JP6033450B2 (en) | 2013-09-09 | 2014-06-10 | Escalator |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6033450B2 (en) |
CN (1) | CN105517942B (en) |
WO (1) | WO2015033637A1 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6454258B2 (en) * | 2015-11-20 | 2019-01-16 | 株式会社日立ビルシステム | Passenger conveyor tread rail assembly method and passenger conveyor |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318470U (en) * | 1986-07-21 | 1988-02-06 | ||
JPH03200691A (en) * | 1989-12-28 | 1991-09-02 | Toshiba Corp | Connecting structure of guide rail for man conveyor |
JP2001151451A (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Mitsubishi Electric Corp | Device for guiding tread for passenger conveyor |
JP2007106580A (en) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Fujitec Co Ltd | Oil treating device of escalator |
JP2011073837A (en) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Hitachi Ltd | Passenger conveyor |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN2139141Y (en) * | 1992-09-24 | 1993-07-28 | 王全海 | High-speed train rail capable of damping and preventing collision |
JPH07257864A (en) * | 1994-03-22 | 1995-10-09 | Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk | Escalator |
WO2004054918A1 (en) * | 2002-12-13 | 2004-07-01 | Otis Elevator Company | Stepchain link for an escalator |
JP4292104B2 (en) * | 2004-05-06 | 2009-07-08 | 株式会社日立製作所 | Passenger conveyor |
-
2014
- 2014-06-10 JP JP2015535350A patent/JP6033450B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2014-06-10 CN CN201480049477.7A patent/CN105517942B/en not_active Expired - Fee Related
- 2014-06-10 WO PCT/JP2014/065314 patent/WO2015033637A1/en active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318470U (en) * | 1986-07-21 | 1988-02-06 | ||
JPH03200691A (en) * | 1989-12-28 | 1991-09-02 | Toshiba Corp | Connecting structure of guide rail for man conveyor |
JP2001151451A (en) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Mitsubishi Electric Corp | Device for guiding tread for passenger conveyor |
JP2007106580A (en) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Fujitec Co Ltd | Oil treating device of escalator |
JP2011073837A (en) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Hitachi Ltd | Passenger conveyor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2015033637A1 (en) | 2015-03-12 |
CN105517942A (en) | 2016-04-20 |
CN105517942B (en) | 2018-01-23 |
JPWO2015033637A1 (en) | 2017-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7431139B2 (en) | Escalator guide system | |
CN103303775B (en) | Passenger conveying apparatus | |
CN102030250B (en) | Passenger Conveyor | |
JP5950809B2 (en) | Passenger conveyor | |
JP4191143B2 (en) | Passenger conveyor drive machine | |
US9394144B2 (en) | Offset pallet guidance for passenger conveyor | |
JP4964997B2 (en) | Exercise guidance device | |
JP6033450B2 (en) | Escalator | |
JP5916548B2 (en) | Escalator | |
JP2007230673A (en) | Passenger conveyor | |
JP2012513354A (en) | Moving skirt mechanism of chain-driven passenger conveyor | |
JP2006290548A (en) | Anti-stain device for passenger conveyor steps | |
CN102190237B (en) | Passenger conveying equipment | |
JP2001151451A (en) | Device for guiding tread for passenger conveyor | |
JP5562399B2 (en) | Passenger conveyor | |
JP6363263B1 (en) | Passenger conveyor | |
JP2014152035A (en) | Conveyor device for passenger | |
JP2010173740A (en) | Passenger conveyor device | |
JP5085672B2 (en) | Passenger conveyor | |
US20160251162A1 (en) | Assembly set for a slat-band conveyor | |
JP6026967B2 (en) | Passenger board anti-stain device for passenger conveyor and oil drain plate used for anti-stain device | |
JP6450428B1 (en) | Passenger conveyor and oil retaining device for passenger conveyor | |
JP2010006558A (en) | Oil pan cleaner for passenger conveyer | |
JP5733820B2 (en) | Passenger conveyor | |
JP2019006523A (en) | Passenger conveyor and method for manufacturing the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161025 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6033450 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |