JP6032550B2 - 車両のフロントピラー上部構造 - Google Patents
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Description
一方、細いフロントピラーは、室内騒音、ルーフ振動の原因となり、かつ前突時の荷重吸収性が低下するので、むやみに細くすることはできない。
また、本発明は、前記ビード形状を前記フロントピラーと前記ルーフフロントメンバとの結合部で、かつ前記フロントピラーインナパネルの平面部の上下方向中間部から始まり、前記フロントピラーインナパネルの後方に延設し、該フロントピラーインナパネルの平面部の上下方向下部側に連続するように形成したことにある。
さらに、前記ルーフフロントメンバは、前記ルーフパネルの前部下面に車幅方向に配設された帯状の本体部と、この本体部の左右両端にそれぞれ設けられ、前記左右のフロントピラーに結合する延長部材とで構成し、これら延長部材の前記フロントピラーインナパネルの平面部との結合部を、前記ビード形状の前端部に跨るように構成したことにある。
フロントピラーインナパネルの上部側フランジと、サイドボディアウタパネルのフロントピラー部の上部側フランジと、補強部材の上部側フランジを3枚で溶接結合し、かつ、前記フロントピラーインナパネルの下部側フランジと、サイドボディアウタパネルのフロントピラー部の下部側フランジと、補強部材の下部側フランジを3枚で溶接結合して閉じ断面を形成したことから、軽量で、かつ剛性のあるピラー構造を構成できる。また、上部側フランジ結合部と前記下部側フランジ結合部の間を前方視断面が直線形状になるように、前記フロントピラーインナパネルの室内側に縦壁状の平面部を形成したので、平面部が突っ張ることから閉じ断面の上下方向のつぶれを低減し、ルーフフロントメンバの前部側でのフロントピラーの断面のつぶれが低減されることから、ルーフフロントメンバの上下動が低減され、ルーフ振動の原因のひとつが低減される。フロントピラーの上下方向の折れが低減されるので、前突の荷重による折れが低減され、荷重吸収性が向上する。
また、ルーフフロントメンバの前側でフロントピラーの閉じ断面のつぶれを抑えることで、ルーフフロントメンバ結合部の上下移動量を効果的に低減できるとともに、ルーフフロントメンバの後ろ側でフロントピラーが車体の前後方向に延びる部分に閉じ断面の内側に向けて突出するビード形状を前記フロントピラーの長手方向に形成して車体前方側からの荷重に対して縦方向に形成するビードとなり、フロントピラーの座屈を低減することができる。
さらに、ビード形状をフロントピラーとルーフフロントメンバとの結合部で、かつフロントピラーインナパネルの平面部の上下方向中間部から始まり、前記フロントピラーインナパネルの後方に延設し、フロントピラーインナパネルの平面部の上下方向下部側に連続するように形成したので、ビードはフロントピラーの後方に延びる方向よりも、より水平方向に近い方向に延びビードの折れ、すなわち座屈を低減することができる。
またさらに、ルーフフロントメンバは、ルーフパネルの前部下面に車幅方向に配設された帯状の本体部と、この本体部の左右両端にそれぞれ設けられ、左右のフロントピラーに結合する延長部材とで構成し、これら延長部材のフロントピラーインナパネルの平面部との結合部を、ビード形状の前端部に跨るように構成したので、局所的な折れ部分をなくすことができる。
図1に示すように車両の前部車体部分にはウインドシールド1の下部側に配設されるカウル部2から乗員席となる車室3内の天井部を構成するルーフ部4とを繋ぐフロントピラー5がウインドシールド1の左右両側に設けられている。
前記フロントピラー5は、図4に示すように、室内側に配設される帯状のフロントピラーインナパネル6と、室外側に配設される帯状のフロントピラーアウタパネル7と、これらフロントピラーインナパネル6とフロントピラーアウタパネル7の相互間に配設される補強部材としての補強パネル8とで構成されている。
前記延長部材10は、前記ルーフフロントメンバ本体42aを装着する組付け部10aと、この組付け部10aの先端に下方側に折り曲げられて前記フロントピラーインナパネル6の縦壁状の平面部6cに取り付ける取り付け面10bと、組付け部10aの前後両側に上方に突出して設けられたガイド用壁面10cで構成されている。この延長部材10は、組付け部10aのガイド用壁面10cの間にルーフフロントメンバ本体42aの端部を配置して、組付け部10aをルーフフロントメンバ本体42aに接合して組付けられている。ルーフフロントメンバ42は、延長部材10の取り付け面10bをビード形状61の前端部を覆うようにしてフロントピラーインナパネル6の縦壁状の平面部6cにスポット溶接wにより接合して取付けられている。
フロントピラー5を構成するフロントピラーインナパネル6、フロントピラーアウタパネル7および補強パネル8は、上部側フランジ6a、上部側フランジ8a、および上部側フランジ7aの接合部と、下部側フランジ6b、下部側フランジ8b、および下部側フランジ7bの接合部が、稜線(折り曲げ部)のない縦壁状の平面部6cで接続されていることから、変形代(周長)を削減して剛性のある構造を確保できるので、フロントピラー5を細くして快適性と運転安全性を向上することができる。
また、フロントピラーインナパネル6とフロントピラーアウタパネル7は補強パネル8を間に挟んで、それぞれ上部側フランジ6a、上部側フランジ8a、および上部側フランジ7aの3枚をスポット溶接wで接合し、下部側フランジ6b、下部側フランジ8b、および下部側フランジ7bの3枚をスポット溶接wで接合して内部を2つの空間に仕切る閉じ断面S1,S2を形成している。こうして、前記上部側フランジ6a結合部と前記下部側フランジ6b結合部の間を前方視断面が直線形状になるように、前記フロントピラーインナパネル6の室内側に縦壁状の平面部6cを形成したので、上部側フランジ6aと下部側フランジ6bとの間が縦壁状の平面部6cで接続されていることから、前記閉じ断面S1,S2が崩れることがなく、剛性のある構造を提供できる。
2 カウル部
3 車室
4 ルーフ部
5 フロントピラー
6 フロントピラーインナパネル
6c 平面部
7 フロントピラーアウタパネル
8 補強パネル(補強部材)
9 サイドボディアウタパネル
9a サイドボディアウタパネルのフロントピラー部
10 延長部材
42 ルーフフロントメンバ
42a ルーフフロントメンバ本体
61 ビード形状
Claims (3)
- フロントピラーインナパネルと、サイドボディアウタパネルのフロントピラー部とで閉じ断面を形成し、この閉じ断面の内部に、内部を仕切る補強部材を配設して車両のフロントピラーを構成し、このフロントピラーの上部側をルーフパネルに接合するとともに、前記左右のフロントピラーの上部側内側面に、前記ルーフパネルの前部下面に車幅方向に配設されたルーフフロントメンバの両端部を接合した車両のフロントピラー上部構造において、前記フロントピラーインナパネルの上部側フランジと、サイドボディアウタパネルのフロントピラー部の上部側フランジと、補強部材の上部側フランジを3枚で溶接結合し、かつ、前記フロントピラーインナパネルの下部側フランジと、サイドボディアウタパネルのフロントピラー部の下部側フランジと、補強部材の下部側フランジを3枚で溶接結合して閉じ断面を形成し、前記上部側フランジ結合部と前記下部側フランジ結合部の間を前方視断面が直線形状になるように、前記フロントピラーインナパネルの室内側に縦壁状の平面部を形成し、前記フロントピラーインナパネルの平面部を前記フロントピラーと前記ルーフフロントメンバとの結合部の少なくとも前方に形成し、該結合部の後方の縦壁部に、前記閉じ断面の内側に向けて突出するビード形状を前記フロントピラーの長手方向に形成したことを特徴とするフロントピラー上部構造。
- 前記ビード形状を前記フロントピラーと前記ルーフフロントメンバとの結合部で、かつ前記フロントピラーインナパネルの平面部の上下方向中間部から始まり、前記フロントピラーインナパネルの後方に延設し、該フロントピラーインナパネルの平面部の上下方向下部側に連続するように形成したことを特徴とする請求項1に記載のフロントピラー上部構造。
- 前記ルーフフロントメンバは、前記ルーフパネルの前部下面に車幅方向に配設された帯状の本体部と、この本体部の左右両端にそれぞれ設けられ、前記左右のフロントピラーに結合する延長部材とで構成し、これら延長部材の前記フロントピラーインナパネルの平面部との結合部を、前記ビード形状の前端部に跨るように構成したことを特徴とする請求項1に記載のフロントピラー上部構造。
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