JP6032109B2 - 基板用コネクタおよびケース一体型コネクタ - Google Patents
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Description
そして、各端子が、アライメントプレートによって整列された状態で回路基板のスルーホールにそれぞれ挿入され、半田付けされることにより、各端子が回路基板に接続される。
このような構成の基板用コネクタによると、係止部に回路基板側から係止される被係止部が、アライメントプレートよりも回路基板側に飛び出さないように反対側にオフセットされて配されているから、係止部と回路基板とが干渉することを抑制することができる。これにより、係止部がプレート本体を直接係止する場合に比べて、回路基板とプレート本体との間の隙間を必要最小限に確保することができる。
前記係止部は、前記ハウジングから前記回路基板側に向かって立ち上がる弾性変位可能な板状に形成され、前記被係止部は、前記アライメントプレートを前記ハウジングに組み付ける際に前記係止部を押圧して弾性変位させ、前記アライメントプレートが正規の位置に至ると、前記係止部が弾性復帰することで前記係止部と係止されるようになっており、前記係止部の基端部には、前記係止部の板厚を肉厚にする補強部が形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、係止部の基端部が補強部によって肉厚になり、係止部が容易に弾性変位することを抑制することができる。これにより、係止部の基端部が意図せずに弾性変位することが抑制され、アライメントプレートががたつくことを抑制することができる。ひいては、アライメントプレートによって端子をしっかりと位置決めすることができる。
このような構成によると、係止部が連結部によって確実に補強され、係止部の基端部が意図せずに弾性変位することを抑制することができる。
このような構成によると、被係止部が前記係止部に係止されると、プレート本体が一対の係止片によって両側から挟み込まれると共に、プレート本体と係止部の先端部とがアライメントプレートが挟み込まれる方向と直交する方向に当接して位置決めされるから、プレート本体が、一対の係止部によってプレート本体を挟み込まれる方向と、プレート本体が挟み込まれる方向と直交する方向との何れの方向にもプレート本体ががたつくことを抑制することができる。これにより、プレート本体によって端子をしっかりと位置決めすることができる。
また、本発明は、前記ハウジングが前記回路基板を内部に収容可能なケースと一体になっており、前記ケースの底壁には、前記回路基板を収容する方向に一段下がった形態の底部を有して前記端子を収容する端子収容部が設けられており、前記係止部は、前記端子収容部の前記底部に設けられているケース一体型コネクタとしてもよい。
このような構成のケース一体型コネクタによると、アライメントプレートを保持する保持片がケースの底壁よりも一段下がった位置に設けられているから、例えば、回路基板のアライメントプレートとは反対側のスペースが限られている場合には、端子収容部の底部がケースの底壁と同じ高さ位置に設定されている場合に比べて、有効である。
本発明の実施形態について図1乃至図18を参照して説明する。
本実施形態は、回路基板70に半田付けされるケース一体型コネクタ(「基板用コネクタ」に相当する)10であって、車両に搭載されるものを例示している。このケース一体型コネクタ10は、図14乃至図16に示すように、回路基板70が収容される合成樹脂製のケース(「ハウジング」に相当する)20と、ケース20に保持された複数の端子40と、複数の端子40を整列させるアライメントプレート50とを備えて構成されている。なお、以下の説明において、上下方向とは、図15における上下方向を基準とし、左右方向とは、図15における左右方向を基準とする。また、前後方向とは図16における左右方向を基準とし、図示右側を前側として説明する。
端子収容部26の底部27には、図15および図16に示すように、アライメントプレート50が上方から組み付けられる一対の係止片(「係止部」に相当する)28が形成されている。一対の係止片28は、端子収容部26の底部27から上方に向かって立ち上がる形態とされており、左右方向に弾性変位可能に設けられている。また、一対の係止片28は、図14および図15に示すように、端子40の基板接続部41が配された領域の左右両側に互いに対向するように配置されており、一対の係止片28の間にアライメントプレート50が左右両側から挟み込まれるようにして保持されている。
プレート本体51には、図7、図9、図10に示すように、端子40の基板接続部41を個別に挿通させる複数の端子挿通孔54が上下方向に貫通して設けられており、端子挿通孔54に基板接続部41を挿通させ、アライメントプレート50が一対の係止片28に保持されると、図14乃至図16に示すように、各基板接続部41が所定の位置に整列される。
また、端子挿通孔54の上側開口縁には、上側から下側に向かうほど端子挿通孔54の軸心に近づくように先細りとなる逃がし部56が形成されており、この逃がし部56は、誘い込み部55よりも、上下方向に短く浅い形態とされている。
また、一対のリブ53においてプレート本体51よりも左右方向に突出した部分は、前後方向に対向する位置決め部57とされており、アライメントプレート50を上方から一対の係止片28に組み付ける際に、これらの位置決め部57を各係止片28の支持部29に載置することで、アライメントプレート50が各係止片28に対して正規の位置に組み付けられたことを確認することができるようになっている。
そして、一対の係止片28にアライメントプレート50を上方から組み付ける過程では、被係止部58が一対の係止片28の係止爪30を押圧することで一対の係止片28が左右方向外側に向かって弾性変形し、アライメントプレート50が正規の組み付け位置に至ると、係止爪30が被係止部58を乗り越えることで両係止片28が弾性復帰し、図15および図17に示すように、係止爪30の係止面30Aに被係止部58の上面58Aが上方から係止される。
つまり、アライメントプレート50が上方(回路基板側)に抜け止めされた状態で一対の係止片28に保持されると、図15および図17に示すように、両位置決め部57の上面57A(プレート本体51)よりも係止片28の上端面28Bが飛び出さないようになっている。
まず、図12または図13に示すように、ケース20の端子保持部24における端子圧入孔25に端子40を圧入し、端子保持部24から後方に突出した部分の途中位置を上方に向かって略直角に屈曲させることで、基板接続部41を形成する。
この組み付け過程において、端子挿通孔54に基板接続部41が下方から挿通されると、プレート本体51における位置決め部57の下端部に設けられた一対の被係止部58が一対の係止片28の係止爪30に上方から当接し、さらにそのまま、アライメントプレート50を下方に移動させると、被係止部58が係止爪30を押圧することで一対の係止片28が左右方向外側に向かって弾性変形する。
まず、回路基板70のスルーホール71に基板接続部41を下方から挿通し、ケース20内に回路基板70を収容するようにしてケース一体型コネクタ10に回路基板70を上方から載置する。このとき、アライメントプレート50の最上部には、プレート本体51の当接部59が配されているから、回路基板70は、プレート本体51における当接部59に上方から当接し、当接部59の上面に接触した状態で載置される。
また、本実施形態によると、当接部59を形成したことにより、図18に示すように、隙間Sが形成されるから、回路基板70の上面70Aだけでなく、回路基板70の下面70Bに対してもフィレット状の半田付け部72を形成することでき、車両の振動が伝わる場所であっても、回路基板70とケース一体型コネクタ10の基板接続部41との接続信頼性を確保することができる。
また、本実施形態によると、アライメントプレート50を保持する係止片28がケース20の底壁21よりも一段下がった位置に設けられているから、回路基板70の上方のスペースが限られている場合には、端子収容部の底部がケースの底壁と同じ高さ位置に設定されている場合に比べて、有効である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、プレート本体51の左右両端部に被係止部58を設けた構成としたが、参考例として、例えば、被係止部をプレート本体の前後両端部に設けてもよい。
(2)上記実施形態では、ハウジングを、浅い箱形のケースとして構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、ハウジングを、端子のみを覆う小型な形態に構成してもよい。
(3)上記実施形態では、係止部を、板状の係止片28として構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、係止部をブロック状の係止部として構成し、アライメントプレートが弾性変位して係止部に係止されるように構成してもよい。
24:端子保持部
28:係止片(係止部)
32:補強部
33:連結部
40:端子
50:アライメントプレート
51:プレート本体
58:被係止部
70:回路基板
Claims (5)
- 合成樹脂製のハウジングに固定された複数の端子をアライメントプレートによって整列させた状態で回路基板に接続させる基板用コネクタであって、
前記アライメントプレートは、複数の前記端子を個別に挿通させて整列させる前後方向よりも左右方向に長い板状のプレート本体と、
前記ハウジングに設けられた係止部に前記回路基板側から係止される被係止部と、を備え、
前記被係止部は、前記係止部が前記アライメントプレートよりも前記回路基板側に飛び出さないように反対側にオフセットされて配されており、
前記アライメントプレートは、前記プレート本体において前記複数の端子が挿通された部分の前後方向両側において前記プレート本体よりも左右方向両側向けて突出する一対のリブを有しており、
前記一対のリブにおいて前記プレート本体よりも左右方向両側に突出した部分は、前記被係止部と係止部とが係止された状態において、前記係止部に設けられた一対の支持部によって支持される位置決め部とされており、
前記被係止部は、前記プレート本体の前記複数の端子が挿通された部分の左右方向両側方において前記一対の位置決め部を前後方向に連結するように、かつ前記プレート本体の前記複数の端子が挿通された部分の前後方向の長さ寸法よりも前後方向に大きく設けられている基板用コネクタ。 - 前記係止部は、前記ハウジングから前記回路基板側に向かって立ち上がる弾性変位可能な板状に形成され、
前記被係止部は、前記アライメントプレートを前記ハウジングに組み付ける際に前記係止部を押圧して弾性変位させ、前記アライメントプレートが正規の位置に至ると、前記係止部が弾性復帰することで前記係止部と係止されるようになっており、
前記係止部の基端部には、前記係止部の板厚を肉厚にする補強部が形成されている請求項1記載の基板用コネクタ。 - 複数の前記端子は、前記ハウジングに設けられた端子保持部に保持されており、
前記補強部は、前記端子保持部と連結部によって連結されている請求項2記載の基板用コネクタ。 - 前記係止部は、前記プレート本体を両側から挟み込むように一対形成されており、
前記係止部の先端部は、前記被係止部が前記係止部に係止されると、前記プレート本体が挟み込まれる方向と直交する方向に前記プレート本体と当接して前記プレート本体を位置決めする請求項2または請求項3記載の基板用コネクタ。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の前記ハウジングが前記回路基板を内部に収容可能なケースと一体となっており、
前記ケースの底壁には、前記回路基板を収容する方向に一段下がった形態の底部を有して前記端子を収容する端子収容部が設けられており、
前記係止部は、前記端子収容部の前記底部に設けられているケース一体型コネクタ。
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