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JP6030991B2 - 逆相二重ループアンテナ - Google Patents

逆相二重ループアンテナ Download PDF

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Description

本発明は、磁界を利用したアンテナの技術に関する。
通信エリアを意図的に限定した無線通信に対する要望がある。これについて、特許文献1の電界通信システムを利用することも考えられる。しかし、通信エリア近傍の電界分布は周囲の影響(導体や誘電体によるノイズの影響)を強く受けるため、安定性や信頼性の高い無線通信を実現することは難しい。
一方、約10MHz以下の低周波磁界は、周囲との相互作用が電界と比べて著しく低いため、無線通信の通信媒体として利用される。そこで、前述の無線通信を実現するため、通信エリアと非通信エリアの境界で磁界強度が急激に減衰するような「シャープな磁界分布」を生成できるアンテナが求められている。
このようなアンテナとして逆相二重ループアンテナがある。従来の逆相二重ループアンテナの回路構成を図10に示す。径の異なる2つのループアンテナ10,20が同心状に配置され、それら2つのループアンテナ10,20にそれぞれ流れる電流I,Iは互いに逆回りに進行する。
一般に、ループアンテナが遠方に生成する磁界強度は、ループアンテナが囲むループ内の面積Sとループアンテナに流れる電流Iとの積である磁気モーメントmに比例する。
同一平面上に配置された2つのループアンテナ10,20を流れる電流I,Iの進行方向が互いに逆回りで、各ループアンテナ10,20の磁気モーメントm,mの大きさが同程度の場合、各磁気モーメントm,mは互いに打ち消し合うため、遠方の磁界強度は極めて小さくなる。
一方、中心近傍の磁界強度は、内側のループアンテナ20に流れる電流Iの影響を強く受けるため、たとえ2つのループアンテナ10,20の磁気モーメントm,mが打ち消し合うような関係にあったとしても、中心点付近の磁界が小さくなることはない。
その結果、逆相二重ループアンテナは、図11に示すように、単一のループアンテナを用いた場合に比べて、遠方での磁界強度を急激に減衰させることができる。
また、各磁気モーメントm,mの絶対値の比をγ=|m|/|m|とすると、2つのループアンテナ10,20に流れる電流の比を変化させることにより、通信エリア境界の位置を制御することができる。
例えば、図10に示したように、外側のループアンテナ10の半径が内側の2倍である場合、可変抵抗体Rの抵抗値を調整してI:I=1:4とし、γ=1とすれば、図11に示した遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。また、例えば、I:I=1:2とすれば、図11におけるγ=0.5の曲線で表した磁界分布特性を得ることができる。
特開2007−174570号公報 特開2005−33587号公報 特開2001−16025号公報
しかしながら、図10に示した従来の逆相二重ループアンテナによれば、2つのループアンテナ10,20が信号源100に対して並列に接続されているため、アンテナ近傍の磁界強度を単一のループアンテナを用いた場合と同程度に保つには、消費電流が大きくなってしまう。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、逆相二重ループアンテナの消費電力を低減することを目的とする。
請求項1記載の逆相二重ループアンテナは、1回又は複数回巻回された外側の第一ループアンテナと、1回又は複数回巻回され、前記第一ループアンテナと同心状に配置され、前記第一ループアンテナに直列に接続され、前記第一ループアンテナに入力された電流の進行方向とは逆回りに電流が流れる内側の第二ループアンテナと、前記第二ループアンテナの両端間に接続された抵抗体と、前記第一ループアンテナ及び前記第二ループアンテナに並列に接続され、前記第二ループアンテナに内包され又は前記第二ループアンテナを内包し、前記第二ループアンテナに流れる電流の進行方向と同じ方向に電流が流れる第三ループアンテナと、を有することを要旨とする。
本発明によれば、互いに逆回りに電流が流れる同心状の2つのループアンテナが直列に接続されているため、逆相二重ループアンテナの消費電力を低減できる。また、本発明によれば、内側のループアンテナの両端間に抵抗体が接続されているため、外側のループアンテナの電流と内側のループアンテナの電流の比を変化させることができる。さらに、本発明によれば、外側のループアンテナ及び内側のループアンテナに並列に接続され、内側のループアンテナに流れる電流の進行方向と同じ方向に電流が流れるループアンテナが、内側のループアンテナに内包され又は内側のループアンテナを内包するため、内側のループアンテナを流れる電流の増大に作用することから、少ない電流量で大電流量と等価な磁界強度を得ることができる。
請求項2記載の逆相二重ループアンテナは、請求項1に記載の逆相二重ループアンテナにおいて、前記第三ループアンテナに対して直列接続された抵抗体を更に有することを要旨とする。
請求項3記載の逆相二重ループアンテナは、請求項1又は2に記載の逆相二重ループアンテナにおいて、前記第一ループアンテナと前記第二ループアンテナについて巻回数と中心からループアンテナまでの距離の二乗とをそれぞれ積算した2つの積算値が等しいことを要旨とする。
本発明によれば、第一ループアンテナと第二ループアンテナについて巻回数と中心からループアンテナまでの距離の二乗とをそれぞれ積算した2つの積算値が等しいため、逆相二重ループアンテナの遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
本発明によれば、逆相二重ループアンテナの消費電力を低減することができる。
第1の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第5の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第6の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第6の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第7の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 第8の実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 従来の逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。 電界強度分布を示す図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、2つのループアンテナ10,20と、3つのフィード線30,40,50と、1つの抵抗体Rとで構成される。
2つのループアンテナ10,20は、導線を環状に径を異にして1回巻回することにより構成・形成され、同一平面上で同心状に配置され、1つの信号源100又は電流入力端子Tinに対して直列に接続される。
具体的には、径の大きい外側のループアンテナ10の巻回開始端を、第1のフィード線30を用いて電流入力端子Tinに接続し、その巻回終了端を、第2のフィード線40を用いて内側のループアンテナ20の巻回開始端に接続する。そして、内側のループアンテナ20の巻回終了端を、第3のフィード線50を用いて、グランドに接続されている電流出力端子Tgndに接続する。
尚、第3のフィード線50の一端(内側のループアンテナ20との非接続端)と電流出力端子Tgndとの間には、抵抗体Rを挿入して接続する。この抵抗体Rは、直列に接続された2つのループアンテナ10,20に流れる電流Iの値を調整するためのものである。コンデンサ、インダクタ、又は抵抗体を組み合わせたものを用いても構わない。
次に、逆相二重ループアンテナを流れる電流について説明する。電流入力端子Tinと電流出力端子Tgndとの間に信号源100が接続されると、その信号源100から出力された電流Iは、第1のフィード線30を経由して分岐することなく外側のループアンテナ10に給電され、紙面上空から見て右回りに流れる。
そして、外側のループアンテナ10を1周した電流Iは、第2のフィード線40を経由して内側のループアンテナ20に給電され、外側のループアンテナ10での電流の進行方向とは逆回り(左回り)に流れる。
その後、第3のフィード線50を経由し、電流調整用の抵抗体Rを通過して信号源100に戻る。
以上より、本実施の形態によれば、互いに逆回りに電流が流れる同心状の2つのループアンテナ10,20が直列に接続されているので、逆相二重ループアンテナの消費電力を低減できる。すなわち、図10に示した従来の逆相二重ループアンテナに比べて、少ない電流で同程度の磁界強度を得ることができる。
〔第2の実施の形態〕
図2は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、内側のループアンテナ20の巻回数を1回から4回に増加している。それ以外は、第1の実施の形態と同じである。
前述したように、2つのループアンテナ10,20の各磁気モーメントm,mの比γ=|m|/|m|に応じて逆相二重ループアンテナの磁界分布が変化するため、この逆相二重ループアンテナを利用するアプリケーションに併せて当該γ値を適切に設計する必要がある。
本実施の形態では、γ値を増大させる1つの方法として、外側のループアンテナ10を流れる外環電流を増大させずに、内側のループアンテナ20を流れる内環電流のみを増大させる。
具体的には、内側のループアンテナ20のみを渦巻き状に4回巻回して内環電流を等価的に増大させる。これにより、内環電流が等価的にIから4Iに増大するため、γ値を増大させることができる。
以上より、本実施の形態によれば、内側のループアンテナ20のみを複数回巻回したので、内環電流の等価的な増大によりγ値を増大でき、少ない電流量で大電流量と同等な磁界強度を得ることができる。
〔第3の実施の形態〕
図3は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、外側のループアンテナ10の巻回数を1回から2回に増加し、内側のループアンテナ20の巻回数を1回から8回に増加している。それ以外は、第1の実施の形態と同じである。
本実施の形態では、γ値を増大させる他の方法として、外側のループアンテナ10を流れる外環電流と、内側のループアンテナ20を流れる内環電流との両方を増大させる。
具体的には、外側のループアンテナ10を渦巻き状に2回巻回して外環電流を等価的に増大させる。また、内側のループアンテナ20を渦巻き状に8回巻回して内環電流を等価的に増大する。これにより、外環電流はIから2Iに増大するが、内環電流の増大値はそれよりも大きい(Iから8Iに増大)ため、γ値を増大させることができる。
以上より、本実施の形態によれば、外側のループアンテナ10を2回巻回し、内側のループアンテナ20を8回巻回したので、内環電流の等価的な増大によりγ値を増大でき、少ない電流量で大電流量と同等な磁界強度を得ることができる。
尚、本実施の形態や第2の実施の形態で述べた各ループアンテナ10,20の巻回数は一例である。また、外側のループアンテナ10の巻回数を内側のループアンテナ20の巻回数よりも少なくすることにより、γ値を減少させるように設計することも可能である。
〔第4の実施の形態〕
図4は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、外側のループアンテナ10の半径aを10cmとし、内側のループアンテナ20の二乗平均半径aを5cmとしている。それ以外は、第2の実施の形態と同じである。
内側のループアンテナ20の巻回数Nは4回であることから、このとき、a =Na が成立する。すなわち、2つのループアンテナ10,20の各磁気モーメントm,mは同等となり、γ値は1となるので、前述したように、遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
以上より、本実施の形態によれば、外側のループアンテナ10の半径aを二乗した値と、内側のループアンテナ20の巻回数Nとその二乗平均半径aの二乗とを積算した積算値とが等しいので、逆相二重ループアンテナの遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
尚、本実施の形態で述べた、外側のループアンテナ10の半径aと、内側のループアンテナ20の巻回数Nとその二乗平均半径aとは一例である。a =Na が成立していれば、各半径の値と巻回数を任意に設計しても、γ値は1となり、遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
〔第5の実施の形態〕
図5は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、外側のループアンテナ10の二乗平均半径aを10cmとし、内側のループアンテナ20の二乗平均半径aを5cmとしている。それ以外は、第3の実施の形態と同じである。
外側のループアンテナ10の巻回数Mは2回であり、内側のループアンテナ20の巻回数Nは8回であることから、このとき、Ma =Na が成立する。すなわち、2つのループアンテナ10,20の各磁気モーメントm,mは同等となり、γ値は1となるので、第4の実施の形態と同様に、遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
以上より、本実施の形態によれば、外側のループアンテナ10の巻回数Mとその二乗平均半径aの二乗とを積算した積算値と、内側のループアンテナ20の巻回数Nとその二乗平均半径aの二乗とを積算した積算値とが等しいので、逆相二重ループアンテナの遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
尚、本実施の形態で述べた、外側のループアンテナ10の巻回数Nとその二乗平均半径aと、内側のループアンテナ20の巻回数Nとその二乗平均半径aとは一例である。Ma =Na が成立していれば、各半径の値と各巻回数を任意に設計しても、γ値は1となり、遠方で100dB/decの減衰率を得ることができる。
〔第6の実施の形態〕
図6と図7は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。これらの逆相二重ループアンテナは、外側のループアンテナ10の巻回終了端と第3のフィード線50上の任意接点との間に接続された抵抗体Rを更に備えている。それ以外は、第2の実施の形態や第3の実施の形態とそれぞれ同じである。
これまでの実施の形態では、外側のループアンテナ10に流れる外環電流と、内側のループアンテナ20に流れる内環電流とが必然的に等しく、外環電流と内環電流との比を連続的に変化させることは難しい。しかし、アプリケーションによっては、通信エリアの境界を精密に又は連続的に制御する必要がある。
そこで、本実施の形態では、外側のループアンテナ10の巻回終了端と第3のフィード線50上の任意接点との間に抵抗体Rを接続する。これにより、内環電流を、その抵抗体Rへ分岐した電流ΔI分小さくすることが可能となり、内外環電流の比を変化させることができる。
以上より、本実施の形態によれば、外側のループアンテナ10の巻回終了端と第3のフィード線50上の任意接点との間に抵抗体Rが接続されているので、外環電流と内環電流の各電流値を調整でき、その電流比を変化させることができる。
尚、本実施の形態で述べた抵抗体Rの接続方法は一例である。内環電流を外環電流よりも小さくできればよいことから、内側のループアンテナ20の巻回開始端と巻回終了端との間に接続されていればよい。例えば、第2のフィード線40上の任意接点と第3のフィード線50上の任意接点との間に接続しても構わない。
〔第7の実施の形態〕
図8は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、第1のフィード線30から分岐した分岐ループアンテナ60が、内側のループアンテナ20に内包されるように接続している。
この分岐ループアンテナ60は、2つのループアンテナ10,20と同一平面上で同心状に配置され、内側のループアンテナ20に内包され、内側のループアンテナ20に流れる電流の進行方向と同じ方向に電流が流れるように、外側のループアンテナ10及び内側のループアンテナ20に並列に接続される。
具体的には、分岐ループアンテナ60を内側のループアンテナ20の内側に配置し、その巻回開始端を、第4のフィード線70を用いて外側のループアンテナ10の巻回開始端に接続し、その巻回終了端を、第5のフィード線80を用いて電流出力端子Tgndに接続する。尚、第5のフィード線80の一端(分岐ループアンテナ60との非接続端)と電流出力端子Tgndとの間には、電流調整用の可変抵抗体Rを挿入して接続する。
本実施の形態の場合、信号源100から供給された電流は2つの並列接続経路に分岐され、一方の電流Iは外側のループアンテナ10と内側のループアンテナ20を流れ、他方の電流Iは分岐ループアンテナ60を流れる。分岐ループアンテナ60を周回した電流Iは、可変抵抗体Rを通過した後に電流Iと合流し、共に信号源100に戻る。
以上より、本実施の形態によれば、内側のループアンテナ20に流れる電流の進行方向と同じ方向に電流が流れる分岐ループアンテナ60が、内側のループアンテナに内包されているので、内側のループアンテナ20を流れる電流の増大に作用することから、内側のループアンテナ20の巻回数を増やさずとも大きなγ値を得ることができる。
〔第8の実施の形態〕
図9は、本実施の形態に係る逆相二重ループアンテナの回路構成を示す図である。この逆相二重ループアンテナは、第1のフィード線30から分岐した分岐ループアンテナ60が、内側のループアンテナ20を内包するように接続している。それ以外は、第7の実施の形態と同じである。
以上より、本実施の形態によれば、内側のループアンテナ20に流れる電流の進行方向と同じ方向に電流が流れる分岐ループアンテナ60が、内側のループアンテナを内包しているので、内側のループアンテナ20を流れる電流の増大に作用することから、内側のループアンテナ20の巻回数を増やさずとも大きなγ値を得ることができる。
最後に、全ての実施の形態で共通する効果について再度述べる。各実施の形態によれば、径の異なる同心状の2つのループアンテナ10,20が直列に接続され、互いに逆回りに電流が流れるので、少ない消費電流でシャープな磁界分布を生成可能な逆相二重ループアンテナを提供できる。
また、各実施の形態では、円状のループアンテナを例に説明したが、そのような円状のループアンテナ以外に、円状に近い正十二角形のアンテナや、それほど円状に近くない正方形や長方形のループアンテナを同心状に配置した場合でも、同様の効果を得ることができる。
10…外側のループアンテナ
20…内側のループアンテナ
30…第1のフィード線
40…第2のフィード線
50…第3のフィード線
60…分岐ループアンテナ
70…第4のフィード線
80…第5のフィード線
,R…抵抗体
…可変抵抗体

Claims (3)

  1. 1回又は複数回巻回された外側の第一ループアンテナと、
    1回又は複数回巻回され、前記第一ループアンテナと同心状に配置され、前記第一ループアンテナに直列に接続され、前記第一ループアンテナに入力された電流の進行方向とは逆回りに電流が流れる内側の第二ループアンテナと、
    前記第二ループアンテナの両端間に接続された抵抗体と、
    前記第一ループアンテナ及び前記第二ループアンテナに並列に接続され、前記第二ループアンテナに内包され又は前記第二ループアンテナを内包し、前記第二ループアンテナに流れる電流の進行方向と同じ方向に電流が流れる第三ループアンテナと、
    を有することを特徴とする逆相二重ループアンテナ。
  2. 前記第三ループアンテナに対して直列接続された抵抗体を更に有することを特徴とする請求項1に記載の逆相二重ループアンテナ。
  3. 前記第一ループアンテナと前記第二ループアンテナについて巻回数と中心からループアンテナまでの距離の二乗とをそれぞれ積算した2つの積算値が等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の逆相二重ループアンテナ。
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