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JP6019509B2 - 電動車いすの操作装置 - Google Patents

電動車いすの操作装置 Download PDF

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Description

本発明は、電動車いすの操作装置に関する。
電動車いすの操作は、電動車いすの乗員が乗車している状態の左右どちらか側の肘置き近くに取り付けられた操作装置の操作部を用いる。傾動させる操作部(操作レバー)の場合、車いすの進行方向を指示し速度を調整することができる。操作レバーは、操作装置の上面から上方(完全な垂直方向の上方ではなく、例えば、乗員が操作しやすいように先端部分が乗員側に若干傾斜している)に突出したように配置されていることが多い。また、操作レバーを操作しながら車いすを走行させるため、乗員が進行方向を見ながら操作装置も見やすい位置が、腕をアームレストから離す体制である場合、手の腕力が少ない乗員では継続して操作レバーを使用できないどころか、安定性がなく操作もしにくい可能性がある。また、肘を置けずに同じ体勢を維持するのは、手の腕力に関係なく疲れやすい。
特許文献1には、操作レバー近くに手を置くことができるサポート用プレート(パームレスト)が取り付けられる操作装置が開示されている。操作レバー近くにサポート用プレートが取り付けられることで、腕がアームレストによって支えられなくても手がサポート用プレートに支えられ、腕力が少ない乗員に限られず、操作レバーを操作し続ける体勢を維持できる。
特開平9−19461号公報
しかし、腕をアームレストに支えられながら操作レバーを操作できる乗員や腕の筋力が十分にある乗員、あるいは単に個人的な好みなどでサポート用プレートを必要としない乗員等は、操作装置に常にサポート用プレートがついていなくても良い。特許文献1に開示されているサポート用プレートは、操作装置の左右のどちらかに取り付けられるように脱着可能であるため、サポート用プレートが必要な場合に取り付け、不必要な場合は取り外すことができる。しかし、操作レバーを取り外しての脱着となるため、1度取り付けた場合には、容易に脱着できない。また、取り付け作業、左右取り替え作業、取り外し作業などの組み付けを乗員がした場合、操作レバーが正しい状態で取り付けられるかの問題もあるため、乗員が脱着作業をするのは好ましくないとも考えられる。更には、乗員によっては、操作部に配置する手の高さが異なることが考えられるが、高さの調節はできない。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたもので、高さ調節可能な保持補助部材(サポート用プレート)を脱着可能な電動車いすの操作装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、電動車いすを操作するための操作部と、前記操作部が配置される本体部と、前記本体部の側面にガイド部と高さ調整溝とを有する取付部と、前記操作部を操作する乗員の手を保持するパームレスト、前記パームレストを移動規制状態から移動可能状態にできる規制部とを有する電動車いすの操作装置であって、
前記ガイド部は前パームレストを上下方向に相対移動可能に取り付けるための部材であり、前パームレストにある高さ調整爪が前記ガイド部にある前記高さ調整溝に挿入されて係合して前記操作部に対する高さ調節が可能に装着され、前記規制部を回動して前記移動可能状態にすることにより、前記パームレストを前記本体部に脱着可能に取り付けられることである。
ここで、「操作」とは、電動車いすの操舵や速度調節、電源のオンオフの切り替え等、電動車いすの走行自体のみだけでない操作を含む。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記取付部は、前記パームレストの下方向への移動を規制する底面を有することである。
請求項1に係る発明によれば、電動車いすを操作する操作部のある操作装置が、本体部に脱着可能で、操作部に対する高さ調節が可能に装着される乗員の手を保持するパームレストを有するため、乗員に合わせた高さで手を置け、操作しやすい高さで操作部を継続して操作することができる。
また、請求項1に係る発明によれば、操作装置の本体部がパームレストを取り付ける場所にガイド部を有するため、操作装置(本体部)の所定位置に簡単にパームレストを取り付けることができる。
請求項に係る発明によれば、パームレストが下方に移動しないように規制部を有するため、パームレストが取り付け後に外れたり、手を置いている際に下方に下がったりするのを抑制することができる。
実施形態1の操作装置6が取り付けられた電動車いすの右側面図である。 電動車いすの一部背面図である。 実施形態1の操作装置6を右上方からの斜視図である。 実施形態1の操作装置6のパームレスト7の右下方からの斜視図である。 実施形態1の操作装置6の一部分の断面図である。 実施形態1の操作装置6の一部分の断面図である。 実施形態1の操作装置6の一部分の断面図である。 パームレスト7が取り付けられていない状態の実施形態1の操作装置6の右上方からの斜視図である。 パームレスト7が取り付けられていない状態の実施形態1の操作装置6の右下方からの斜視図である。 左右にパームレスト7が取り付けられている状態の実施形態1の操作装置6の左上方からの斜視図である。 右側にパームレスト7が取り付けられている状態の実施形態1の操作装置6の左上方からの斜視図である。 実施形態2の操作装置6を左下方からの斜視図である。 実施形態2の操作装置6を右やや上方からの斜視図である。 実施形態2の操作装置6の左上方からの斜視図である。 実施形態2の操作装置6の右上方からの斜視図である。
本発明の代表的な実施形態を図1〜図15を参照して説明する。本実施形態に係る電動車いすの操作装置(以下、「操作装置」と称する。)は、電動車いすに取り付けられる。まず、操作装置が取り付けられる電動車いすについて説明する。
電動車いすは、主に、骨格を構成する車体フレーム10と、車体フレーム10の左右に位置する駆動輪20とで構成されている。図1に示すように、車体フレーム10は、乗員の背中を支える背もたれ部11と、介助者が掴むグリップ12と、運転操作用の操作装置6と、乗員が着座する着座部14と、乗員の肘を支えるアームレスト15と、乗員が足を置くフットレスト16と、補助輪17とを備えている。乗員の顔が向かう方向を前方とする。乗員の顔が向かう方向と反対方向を後方とする。また、左方及び右方は、乗員の左右に対応し、乗員が着座部14に着座していない図示においても、着座している場合と同じである。
操作装置6は、図2に示すように、電動車いすの右側前方に配置される。なお、操作装置6は左側前方に位置するものもあり、乗員の利き手や使いやすい方に配置することができる。
図1に戻って、駆動輪20は、車体フレーム10に回転可能に設けられており、補助輪17の径よりも大きい径をもつ。駆動輪20は、これらを回転駆動させる駆動手段30が連結されている。電動モータ(図略)をもち減速機構(図略)を介して駆動輪20を回転・駆動する駆動手段30は、左右に位置する駆動輪20の間に位置し、操作装置6により制御装置(図略)を介して駆動・制御される。また、駆動手段30は、背もたれ部11の裏側(乗員が背中を当接できる面の反対側)のポケット部40に装着された電源バッテリ50又は、背もたれ部11の裏側に設けたバッテリホルダ41に装着されたバッテリ51から電力の供給を受ける(図1及び図2参照)。補助輪17は、前後方向において駆動輪20とフットレスト16との間に位置する。
(実施形態1)
本実施形態1の操作装置6は、図1に示すように、車体フレーム10に固定された本体部60と、本体部60に取り付けられた操作レバー(操作部)61と、パームレスト7とを備えている。
本体部60は、図3に示すように、操作レバー61が傾動可能に取り付けられた第1上面601と、第1上面601よりも前方に位置する第2上面602とを有する。第1上面601及び第2上面602は水平面に対して平行ではなく、操作装置6より後方に位置する乗員に対して、上面を見やすいように若干傾斜している。特に第2上面602は第1上面601よりも傾斜しており、乗員から第2上面602にある各種スイッチと表示が見やすくなっている。各種スイッチは、例えば、電動車いすの電源スイッチ、クラクションのような音を発生させるスイッチなどである。なお、第1上面601及び第2上面602の傾斜は、乗員毎に調整可能であり、必ずしも水平面に対して傾斜する必要はない。
操作レバー61は、第1上面601のほぼ中央に位置し、傾動可能なレバー状の部材で、その根元がゴム製ブーツ63によって覆われている。乗員が操作レバー61を前方に傾動させることで前方、後方に傾動させることで後方、左右に傾動させることでその場で旋回をし、左右に傾動させながら前後方向に傾動させること(斜め方向に傾動させること)で対応した方向に曲がりながら走行する。走行の速度は、操作レバー61の傾動具合(傾斜具合)によって決まる。
パームレスト7は、操作レバー61の右方に配置する。今回の形態では操作レバー61を右手で操作することが想定されている。左手で操作を行う場合にはパームレスト7を左側に配置することが望ましい場合も考えられ、適宜変更可能である。図3において第1上面601の右方に位置するのが、手を置くためのパームレスト7のプレート部71である。プレート部71は上面に手が置かれる。上面を上方から見た場合、長径方向が前後方向とした場合の楕円の短径方向の一方が短縮された形状である。短縮された側(操作レバー61側)は前後方向と略平行な直線状である。なお、プレート部71の形状及び大きさは、図示されている形状及び大きさに限定されず、手全体が乗せられなくとも手の一部が乗せられることで、手を操作レバー61付近に維持するのを補助することができる形状及び大きさであれば良い。パームレスト7の位置は、プレート部71の大きさにも依存するが、操作レバー61の近傍で、操作レバー61を傾動させながら手を補助的に支えられる位置、操作レバー61を傾動しなくなった(停止状態)直後に手をすぐに置ける位置、あるいは手を置いてある位置からすぐに操作レバー61を傾動させることができる位置などが望ましい。
パームレスト7は、図4に示すように、その他に支柱部72と規制部73とを有する。支柱部72は、プレート部71の操作レバー61側、前後方向で中央部分に結合しており、下方に延長形成されている。支柱部72は、操作レバー61側の面がプレート部71の上面と垂直になるように一体的に形成されている。支柱部72は、後述する取付部64のガイド部641に挿入されるレール部(被ガイド部)721を有する。被ガイド部721は、支柱部72の前方の上下方向全体と、後方の上下方向全体と、に位置する。規制部73は、レバー部731と支持部732とを有する。レバー部731は、プレート部71の下面に当接可能な上面を有する。支持部732は、支柱部72の操作レバー61側面の裏面に当接可能な操作レバー61側の面が、レバー部731の上面と垂直より狭い角度で一体的に結合されている。規制部73は、プレート部71と支柱部72とが結合した形を縮小したような形をしており、レバー部731と支持部732とが結合する前後方向に軸方向となる軸部735を有する。軸部735は、前後方向でレバー部731(支持部732)より突出しており、プレート部71と支柱部72とが結合する直角部分に、係合する。レバー部731と支持部732との結合角度は、プレート部71と支柱部72との結合角度より小さく、規制部73はプレート部71の下面と支柱部72の操作レバー61側の面の反対面との間で、レバー部731の上面をプレート部72の下面に当接するように、支持部732の操作レバー61側の面を支柱部72の操作レバー61側の反対面に当接するように、軸部735で回動する。軸部735には、ねじりバネ734が係合しており、ねじりバネ734により、規制部73は支持部72の操作レバー61側の面を、支柱部72の操作レバー61側の面の反対面に当接するように付勢されている。規制部73のこの状態を「移動規制状態」とする。そして、規制部73は、図5〜7に示すように、前後方向で中央、上下方向で中央付近の操作レバー61側の面から支柱部72に対して(左方に)突出した高さ調整爪733を有する。高さ調整爪733は、左方に支柱部72を貫通し、後述する高さ調整溝642に挿入されると、ねじりバネ734によって常に左方(挿入された方向)に付勢されるので、高さ調整溝642との係合状態が維持される。
操作装置6は、図8に示すように、操作レバー61の位置する本体部60の右側面60Rに取付部64が形成されている。取付部64は、ガイド部641と高さ調整溝642とを有する。ガイド部641は、パームレスト7の支柱部71のレール部721が挿入されるように、前方側は前方に、後方側は後方に向かって溝が上下方向に形成されている。高さ調整溝642は、前後方向において、ガイド部641の間、上下方向に等間隔で複数、左右方向に開口している。
パームレスト7は、図9に示すように、本体部6の第1上面601よりも上方から、支柱部72の下端部を取付部64に取り付け、レール部721がガイド部641を摺動して、上下方向に移動できる。パームレスト7は、パームレスト7側にある高さ調整爪733が取付部64にある高さ調整溝642に挿入されて係合することで、移動が停止し規制される。図5〜7に示すように、取付部64に形成されている高さ調整溝642は複数あるため、パームレスト7側の高さ調整爪733が何れの高さ調整溝642に係合するかで、パームレスト7の高さが決定する。図10に示すように、高さ調整爪733が高さ調整溝642に係合している状態からパームレスト7の高さを変更するには、高さ調整爪733を高さ調整溝642から抜き(係合を外す)、パームレスト7を上下方向に移動させる。高さ調整爪733を高さ調整溝642から外すには、規制部73を回動させる。規制部73は、図7に示すように、支持部72の操作レバー61側の面が、支柱部72の操作レバー61側の面の反対面に当接するように、ねじりバネ734に付勢されており、レバー部731の上面はプレート部71の下面と当接していないので、図5及び図6に示すように、レバー部731の上面をプレート部71の下面に当接させるように、規制部73を軸部735を中心に回動させる。規制部73のレバー部731の上面がプレート部71の下面に当接している状態を「移動可能状態」とする。規制部73を移動規制状態から移動可能状態にする(規制部73が軸部735を中心に回動する)ことで、支持部73の高さ調整爪733が右方に移動して高さ調整溝642から抜け、高さ調整爪733と高さ調整溝642との係合が外れる。パームレスト7は上下方向に移動できる。規制部73を移動可能状態のまま維持すれば、パームレスト7を上下方向に自在に移動することができる。よって、所望の高さで規制部73を移動可能状態から移動規制状態に変更する。このとき、高さ調整爪733が位置する箇所に、ちょうど高さ調整溝642がなければ、高さ調整爪733が高さ調整溝642に挿入して係合できず、パームレスト7が固定されない。よって、高さ調整爪733が高さ調整溝642に挿入されて係合される位置まで、パームレスト7を上下方向のどちらかに移動させ、パームレスト7が上下方向に移動できないことを確認する。これで、パームレスト7は、プレート部71に手を乗せることができる状態になる。再度、パームレスト7の高さを変更するのであれば、規制部73を移動規制状態から移動可能状態に変更させる。また、パームレスト7を取り外したい場合も、規制部73を移動規制状態から移動可能状態に変更し、レール部721がガイド部641から抜けるまでパームレスト7を上方に移動させて、パームレスト7を取付部64から外す。規制部73を移動可能状態にすることで、パームレスト7は取付部64(本体部60)から簡単に脱着可能である。
また、取付部64は、下方に底面643を有し、本体部60の側面の上下方向全体に形成されていない。パームレスト7は、支柱部72の下端が底面643に当接することで、それ以上の下方への移動が規制される。底面643は、パームレスト7のプレート部71に手を置いた状態で操作レバー61が操作できる高さの下限が望ましい。高さ調整爪733と高さ調整溝642との係合が外れた場合に、パームレスト7は支柱部72の下端が底面643に当接し、それ以上の下方への移動を規制されるもので、規制部73とは異なる規制部の1つである。
また、図11に示すように、パームレスト7は、操作装置6の左側に取り付けることもできる。本体部60には、左側面60Lに、右側面60Rと同様の取付部64が形成されている(図3及び図8参照)。パームレスト7は、操作装置6が右方なら右側に1つ、操作装置が左方なら左側に1つでも良いし、左右どちらも置けるように左右同時にパームレスト7を取り付けることもできる。なお、本体部60の取付部64は、パームレスト7を取り付けない乗員の操作装置6の右側面60R及び左側面60Lに形成されていてよく、必要になればパームレスト7を用意して取り付けることができる。取付部64自体が全方向に対して突出した形状ではなく、本体部60の側面から内側に形成されているためである。
本実施形態1の操作装置6によれば、パームレスト(保持補助部材)7が操作装置6の操作レバー61の近傍、左右のどちら側にも脱着可能であり、且つ、高さも簡単に変更することがでるため、乗員に合わせた乗員に合わせた高さで手を置けるため、操作しやすい高さで操作部を継続して操作することができる。
また、本体部60の右側面60R及び左側面60Lに取付部64が形成されており、取付部64はガイド部641を有する。そして、パームレスト7側には、ガイド部641に挿入されるレール部721を支柱部72に有するため、操作装置6(本体部60)の所定位置に簡単にパームレスト7を取り付けることができる。
また、パームレスト7の高さ調整爪733が、取付部64に形成されている高さ調整溝642に挿入され、係合することで、パームレスト7の上下方向の高さが固定できる。パームレスト7のプレート部71に手を乗せても、その高さを維持し、パームレスト7の下方(矢印A方向)への移動を規制する。
(実施形態2)
本実施形態2の操作装置6は、基本的な構成は実施形態1の操作装置6と同じ構成及び作用効果を有する。以下では、異なる構成を中心に説明していく。
本実施形態2の操作装置6は、図12に示されるパームレスト8を有する。パームレスト8は、プレート部81と支柱部82とを有する。支柱部82は、プレート部81の上面に対して直角に下方へと延長形成された、プレート部8と一体的に結合されている。支柱部82は、レール部821と高さ調整爪822とを有する。レール部821は、支柱部82の前方と後方のそれぞれの、上下方向直線の外形である。高さ調整爪822は、前後方向及び前後方向において、おおよそ中央部分に位置する。レール部821は、本体部60の右側面60R(左側面60L)に位置する取付部65のガイド部651に挿入される。そして、高さ調整爪822は、上面が支柱部82の取付部65側面に対して鈍角になるように傾斜しており、下面は支柱部82に対して直角か直角より鋭角である。
取付部65は、図12及び図13に示すように、操作レバー61の位置する本体部60の左側面60Lと右側面60Rとに形成されている。取付部65は、ガイド部651と高さ調整溝652とを有する。ガイド部651は、前方側は前方に向かって、後方側は後方に向かって窪んで、上下方向に貫通している。高さ調整溝652は、上下方向に等間隔で複数、左右方向に開口する。
パームレスト8は、図12及び図13に示すように、操作装置6の本体部60よりも下方からレール部821のプレート部81側が、取付部65のガイド部651に挿入される。そして、図14及び図15に示すように、プレート部81が所望の高さになるまで、上方向にパームレスト8を移動させる。パームレスト8の移動は、パームレスト8側のレール部821が取付部65側のガイド部651を摺動することで、上方向に移動できる。パームレスト8の移動は、一方方向、下から上方向のみである。パームレスト8は、高さ調整爪822が高さ調整溝652に係合している状態で、下方向に移動できない。これは、高さ調整爪822の上面が移動方向に対して鈍角で傾斜し、下面が移動方向に対して直角以下で傾斜しているからである。高さ調整爪822と高さ調整溝652とは、高さ調整爪822が下方から上方へと移動してくると高さ調整爪822が高さ調整溝652に挿入できるが、上方から下方へは高さ調整爪822が高さ調整溝652に引っかかり係合が外れない。よって、パームレスト8を取り付ける際は、本体部60の下方からパームレスト8を上方へと徐々に上げていき、上方からパームレスト8が外れれば、再度、本体部60の下方からパームレスト8を取り付けて、高さを調整する。
本実施形態2の操作装置6は、実施形態1の操作装置6と同様に、高さ調節が可能でパームレスト8の脱着も簡単であるが、実施形態1の操作装置6に比べて簡素な構成である。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ガイド部は必ずしも形成される必要はない。ガイド部は、ガイド部があることで、パームレストを所定位置に装着しやすく、上下の移動もスムーズに行えるという効果以外に、パームレストの固着状態を維持する補助にもなり、規制部でもある。ガイドだけの機能をメインとするならば、一方の側面に1つのガイド部として、前方だけ、後方だけ、あるいは中央に形成するのも良い。また、ガイド部及び被ガイド部(レール部)も上記したものに限定されない。例えば、雌ねじと雄ねじとでもよい。雄ねじ挿入し、雄ねじを螺合することでパームレストの高さが調整できるため、高さ調整爪及び高さ調整溝を形成しない構成も可能となる。爪と溝との場合に比べて、微妙な高さ調整が可能である。ただし、手を乗せるプレート部を含めて、雄ねじが突出しない構成が望ましい。
その他に、高さ調整爪は、1つのパームレストに1つとは限定されない。上下方向で複数とすることで、下方への荷重に対してより強く安定させることができる。また、前後方向で複数とすることでも同様の効果を期待できる。前後方向で複数の場合は、操作装置の本体部の取付部側の高さ調整溝も対応する位置に形成される。
10:車体フレーム、 11:背もたれ部、 12:グリップ、 14:着座部、15:アームレスト、 16:フットレスト、 17:補助輪、20:駆動輪、 30:電動モータ、 40:ポケット部、 41:バッテリホルダ、50、51:電源バッテリ、6:操作装置、 60:本体部、 601:第1上面、 602:第2上面、61:操作レバー(操作部)、 63:ゴム製ブーツ、 64,65:取付部、641,651:ガイド部、 642,652:高さ調整溝、7,8:パームレスト、71,81:プレート部、72,82:支柱部、 721,821:レール部(被ガイド部)、73:規制部、731:レバー部、 732:支持部、 733,822:高さ調整爪、734:ねじりバネ、 735:軸部。

Claims (2)

  1. 電動車いすを操作するための操作部と、
    前記操作部が配置される本体部と、
    前記本体部の側面にガイド部と高さ調整溝とを有する取付部と、
    前記操作部を操作する乗員の手を保持するパームレスト
    前記パームレストを移動規制状態から移動可能状態にできる規制部と、
    を有する電動車いすの操作装置であって、
    前記ガイド部は前パームレストを上下方向に相対移動可能に取り付けるための部材であり、
    パームレストにある高さ調整爪が前記ガイド部にある前記高さ調整溝に挿入されて係合して前記操作部に対する高さ調節が可能に装着され
    前記規制部を回動して前記移動可能状態にすることにより、前記パームレストを前記本体部に脱着可能に取り付けられること、
    を特徴とする電動車いすの操作装置。
  2. 前記取付部は、前記パームレストの下方向への移動を規制する底面を有する請求項1に記載の電動車いすの操作装置。
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