JP6017845B2 - Gpiアンカータンパク質欠損細胞の検出方法 - Google Patents
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Description
(1)特定の細胞と結合する第一の試薬を用いて、動物の体液または組織から採取された特定の細胞を含むサンプル中の特定の細胞を濃縮する工程、
(2)(1)の工程で濃縮されたサンプルに、GPIアンカータンパク質を第二試薬用蛍光色素で標識しうる第二の試薬を添加する工程、および
(3)特定のレーザーを照射することによって励起される、少なくとも1種類のチャンネルの蛍光を検出できる装置を使用して、第二試薬用蛍光色素で標識されていない細胞を検出する工程、
を含む、特定の細胞中のGPIアンカータンパク質欠損細胞を検出する方法である。
GPIアンカータンパク質を第二試薬用蛍光色素で標識しうる第二の試薬、および
特定のレーザーによって励起される蛍光波長ピークが第二試薬用蛍光色素のそれと十分に乖離している第三試薬用蛍光色素で特定の細胞を標識しうる第三の試薬を含む、
特定の細胞中のGPIアンカータンパク質欠損細胞を検出するためのキットである。
また、「蛍光波長ピーク」とは、蛍光色素がレーザーにより励起されて発光する蛍光の波長のうち、蛍光強度が最大時の波長をいい、「特定のレーザー」とは、蛍光色素を励起することができるレーザーをいい、405nmの半導体レーザー、488nmの固体レーザー、633nmのヘリウムネオンレーザーが例示できる。
かかる第一の試薬は、特定の細胞に結合し、それによって特定の細胞集団を濃縮するために用いられる。第一の試薬は、特定の細胞を他の細胞と分別するために利用できる物質と結合する。そのような特定の細胞を他の細胞と分別するために利用できる物質は、細胞マーカーとも呼ばれ、本明細書でも「細胞マーカー」と記載する場合がある。もっとも、第一の試薬は特定の細胞以外にも結合するものであっても、特定の細胞を濃縮できるものであればよいが、特定の細胞にのみ結合するものが好ましい。
a)細胞溶解剤によって、特定の細胞以外のみを溶解させる工程。
この工程は、第一試薬によりサンプルを濃縮する工程の前、または同時に実施することができる。かかる細胞溶解剤は、特定の細胞のみを溶解させるものであることが望ましい。例えば、赤血球を溶解する塩化アンモニウムが挙げられる。塩化アンモニウムを加えることで、核を有さない赤血球のみを溶解し、その他の有核細胞のみを単離することが可能である。商業的に入手可能なものとしては、Lysing Bufferなどが挙げられるが、これらに限定されず、特定の細胞以外の細胞を溶解できる、いかなる試薬も用いられる。
b)遠心分離によって、特定の細胞分画を含むサンプルを調製する工程。
ここで、「GPIアンカータンパク質を第二試薬用蛍光色素で標識しうる試薬」とは、GPIアンカータンパク質と結合でき、かつ初めから第二試薬用蛍光色素とも結合しているか、少なくとも第二の試薬を適用した際には第二試薬用蛍光色素と二次的に結合する結果、GPIアンカータンパク質が第二試薬用蛍光色素で標識された状態になる試薬をいう。
ENU単回経口投与ラットを用いた末梢血網状赤血球のPig-aアッセイ
サンプル準備の流れを図1に示した。雄性ラット(日本チャールス・リバー株式会社より入手、7週齢)にN-Nitroso-N-Ethylurea(ENU) 40mg/kgを単回経口投与し、1週間後および2週間後におけるPig-a変異頻度を評価した。陰性対照群にはPBSを投与した。
ENU単回経口投与ラットにおける末梢血中の全赤血球のPig-aアッセイ
ラットにENU 40mg/kgを単回経口投与し、1週間後および2週間後におけるPig-a変異頻度を評価した。陰性対照群にはPBSを投与した。網状赤血球を対象とした測定法の有用性を評価するために、Dobrovolskyらが報告する全赤血球を対象とした測定法を比較のために同時に実施した。すなわち、ラットより血液を9μL採取し、採取した血液の1/10量の抗凝固剤(EDTA 2K)と混合した。この血液3μLをリン酸バッファー200μLに添加し、丁寧に混和した後、Lypholyte-Mammalや抗CD71などの濃縮工程を経ることなく直接、1μgのFITC標識した抗rat CD59抗体(BD Biosciences)と0.25μgのBiotin標識した抗rat erythroid marker(HIS49)抗体(BD Biosciences)を細胞懸濁液に添加し、室温で1時間反応させた。室温、1,680×gで5分間遠心分離し、上清を廃棄した後、0.25μgのStreptavidin-APC(BD Biosciences)を含むPBS溶液(200μL)を添加し、室温で15分間反応させた。室温、1,680×gで5分間遠心分離し、上清を廃棄した後、リン酸バッファー1,000μLを添加してこれを測定用サンプルとした。測定結果を表1および図3に示す。
陰性対照群におけるCD59陰性の全赤血球の出現頻度は(3.0±2.2)×10-6であり、投与2週間後では(7.0±5.0)×10-6であった。図2は、ENU投与後1週目(図3−A))および2週目(図3−B))における、末梢血全赤血球(RBCs)と網状赤血球(RETs)中のCD59陰性となるGPIアンカータンパク質欠損細胞数を比較したものである。RBCsは比較例1で測定し、control投与群を●、ENU投与群を○とした。RETsは実施例1で測定し、control投与群を▲、ENU投与群を△とした。
遺伝毒性物質単回経口投与ラットを用いた末梢血網状赤血球のPig-aアッセイ
サンプル準備の流れを図1に示した。雄性ラット(日本チャールス・リバー株式会社より入手、7週齢)にN-Nitroso-N-Ethylurea(ENU) 40mg/kgまたは4-Nitroquinoline-1-Oxide(4-NQO) 25、50または100mg/kgを単回経口投与し、1週間後、2週間後および4週間後におけるPig-a変異頻度を評価した。陰性対照群には0.5 w/v% メチルセルロース溶液を投与した。
遺伝毒性物質単回経口投与ラットにおける末梢血中の全赤血球のPig-aアッセイ
ラットにENU 40mg/kgまたは4-NQO 25、50、100mg/kgを単回経口投与し、投与前、1週間後、2週間後および4週間後におけるPig-a変異頻度を評価した。陰性対照群には0.5 w/v% メチルセルロース溶液を投与した。網状赤血球を対象とした測定法の有用性を評価するために、Dobrovolskyらが報告する全赤血球を対象とした測定法を比較のために同時に実施した。すなわち、ラットより血液を9μL採取し、採取した血液の1/10量の抗凝固剤(EDTA 2K)と混合した。この血液3μLをリン酸バッファー200μLに添加し、丁寧に混和した後、Lypholyte-Mammalや抗CD71などの濃縮工程を経ることなく直接、1μgのFITC標識した抗rat CD59抗体(BD Biosciences)と0.25μgのBiotin標識した抗rat erythroid marker(HIS49)抗体(BD Biosciences)を細胞懸濁液に添加し、室温で1時間反応させた。室温、1,680×gで5分間遠心分離し、上清を廃棄した後、0.25μgのStreptavidin-APC(BD Biosciences)を含むPBS溶液(200μL)を添加し、室温で15分間反応させた。室温、1,680×gで5分間遠心分離し、上清を廃棄した後、リン酸バッファー1,000μLを添加してこれを測定用サンプルとした。測定結果を表3および図6に示す。
陰性対照群におけるCD59陰性の全赤血球の出現頻度は投与1週間後では(3.6±1.8)×10-6、投与2週間後では(1.0±1.2)×10-6、投与4週間後では(1.6±0.9)×10-6であった。4-NQO投与1週間後におけるCD59陰性の網状赤血球の出現頻度は25mg/kg投与群で(2.6±3.1)×10-6、50mg/kg投与群で(3.8±3.1)×10-6、100mg/kg投与群で(7.6±5.1)×10-6であった。投与2週間後では25mg/kg投与群で(3.4±2.9)×10-6、50mg/kg投与群で(4.8±4.1)×10-6、100mg/kg投与群で(18.0±3.1)×10-6であった。投与4週間後では25mg/kg投与群で(3.6±2.9)×10-6、50mg/kg投与群で(6.4±2.3)×10-6、100mg/kg投与群で(18.4±5.4)×10-6であった。
第三の試薬(抗HIS49抗体)を用いた場合と用いなかった場合のGPIアンカータンパク質陰
性細胞の出現率比較
実施例1でデータ取得済みの陰性対照群サンプルを再解析して、HIS49を用いた場合と用いなかった場合のGPIアンカータンパク質CD59陰性細胞の出現率を比較し、抗HIS49抗体の使用効果を検討した。比較結果を図4に示す。
図4-1)散乱光解析によってシングルセルとした細胞について、PE(CD71)およびAPC(HIS49)サイトグラム上で4分割リージョンまたはPE(CD71)陽性集団をリージョンで囲み、CD71陽性HIS49陽性の細胞と、CD71陽性の細胞をそれぞれ解析可能にした。
図4-2)図4-1)で分けたCD71陽性HIS49陽性の領域(4分割リージョンの右上Q2部分)に含まれる網状赤血球について、FITC(CD59)および前方散乱光サイトグラム上のリージョン内にプロットされるCD59陰性細胞(Pig-a変異細胞)の数をカウントした。
図4-3)図4-1)で分けたCD71陽性の領域(サイトグラム上点線部分)に含まれる細胞集団(網状赤血球、他)について、FITC(CD59)および前方散乱光サイトグラム上のリージョン内にプロットされるCD59陰性細胞(Pig-a変異細胞)の数をカウントした。
図4-4)解析時のポピュレーションを表示したものである。CD71陽性HIS49陽性細胞集団におけるCD59陰性細胞(図中ではPig-a mutants)は、100万370細胞中で0個であったのに対して、CD71陽性細胞集団におけるCD59陰性細胞(図中ではCD59-)は103万2931細胞中で147個であった。Pig-a変異頻度に換算すると、それぞれ0×10-6と143×10-6であった。
Claims (29)
- (1)特定の哺乳類細胞と結合する第一の試薬を用いて、哺乳動物の体液または組織から採取された特定の哺乳類細胞を含むサンプル中の特定の哺乳類細胞を濃縮する工程、
(2)(1)の工程で濃縮されたサンプルに、GPIアンカータンパク質を第二試薬用蛍光色素で標識しうる第二の試薬を添加する工程、および
(3)特定のレーザーを照射することによって励起される、少なくとも1種類のチャンネルの蛍光を検出できる装置を使用して、第二試薬用蛍光色素で標識されていない細胞を検出する工程、
を含む、特定の哺乳類細胞中のGPIアンカータンパク質欠損細胞を検出する方法。 - (2)の工程において、第二の試薬とともに、
特定のレーザーによって励起される蛍光波長ピークが第二試薬用蛍光色素のそれと十分に乖離している第三試薬用蛍光色素で特定の哺乳類細胞を標識しうる第三の試薬を添加し、
(3)の工程において、第三試薬用蛍光色素で標識され、第二試薬用蛍光色素で標識されていないGPIアンカータンパク質欠損細胞を検出する、請求項1に記載の方法。 - 第一の試薬が、磁気ビーズを含むもの、または磁気ビーズと結合可能なものであり、(1)の濃縮工程が、特定の哺乳類細胞を含むサンプルに第一の試薬を添加し、磁気装置を用いて第一の試薬と結合する特定の哺乳類細胞を分離するものである、請求項1または2に記載の方法。
- 磁気ビーズの直径が50〜300μmである請求項3に記載の方法。
- 第一の試薬が、特定のレーザーによって励起される蛍光波長ピークが第二試薬用蛍光色素および第三試薬用蛍光色素のそれと十分に乖離している第一試薬用蛍光色素で、特定の哺乳類細胞を第三の試薬とは異なる部位で標識しうるものであり、(1)の濃縮工程が、特定の哺乳類細胞を含むサンプルに第一の試薬を添加し、蛍光を検出できる装置を用いて第一試薬用蛍光色素で標識された特定の哺乳類細胞を分離して濃縮するものである、請求項1または2に記載の方法。
- 第一の試薬が、第一蛍光色素で標識した磁気ビーズ、または添加後に第一蛍光色素に結合可能な磁気ビーズを含む、請求項3〜5のいずれかに記載の方法。
- 蛍光を検出できる装置がセルソーターである、請求項5に記載の方法。
- (3)の工程において、少なくとも2種類のチャンネルの散乱光を検出できる装置を使用して前方散乱光および側方散乱光を測定し、血小板や夾雑物を除いた細胞を検出する、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- (3)の工程において、少なくとも2種類のチャンネルの散乱光を検出できる装置を使用して2種類以上の前方散乱光および/または側方散乱光を測定し、血小板や夾雑物を除いた細胞を検出したうえで、凝集している細胞塊以外の細胞を検出する、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- (3)の工程で検出したGPIアンカータンパク質欠損細胞の細胞数を測定する工程をさらに含む、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
- 特定の哺乳類細胞中のGPIアンカータンパク質欠損細胞の出現頻度を解析する工程をさらに含む、請求項10に記載の方法。
- サンプルが、腹膜液、脊髄液、骨髄もしくは脳内の流体、尿、全血もしくは末梢血の一部、骨髄液、リンパ節、肝臓、または脾臓から採取されたものである、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
- サンプルが、哺乳動物を殺処分することなく採取された腹膜液、脊髄液、尿、末梢血の一部、または骨髄液である、請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
- 特定の哺乳類細胞が、特定の血球系細胞である、請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
- 特定の血球系細胞が網状赤血球である、請求項14に記載の方法。
- 第一の試薬が、第一試薬用蛍光色素と結合した抗CD71抗体またはRNAと反応する核酸染色剤であり、第三の試薬が、第三試薬用蛍光色素と結合した抗CD235抗体、抗Erythroid Cells (Clone HIS49)抗体、または抗TER-119抗体である、請求項15に記載の方法。
- RNAと反応する核酸染色剤が、SYTO13、SYTO83、チアゾールオレンジ、またはRNASelectである、請求項16に記載の方法。
- 特定の血球系細胞が、好中球、好酸球、好塩基球、単球、Tリンパ球、またはBリンパ球のいずれかである、請求項14に記載の方法。
- 特定の血球系細胞がTリンパ球であり、第一の試薬が、第一試薬用蛍光色素と結合した抗CD45抗体であり、第三の試薬が、第三試薬用蛍光色素と結合した抗CD3抗体である、請求項18に記載の方法。
- 第二の試薬が、第二試薬用蛍光色素と結合した抗CD24抗体、抗CD59抗体、抗CD48抗体、抗CD55抗体、またはFLAER(Alexa-488-labeled modified proaerolysin)である、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
- 少なくとも1種類のチャンネルの蛍光を検出できる装置が、単一レーザーまたは複数のレーザーを照射するフローサイトメーターである、請求項1〜20のいずれかに記載の方法。
- 化学物質または電磁波に曝露した哺乳動物の体液または組織から採取された、特定の哺乳類細胞を含む第一のサンプル、および
(a)化学物質または電磁波に曝露していない哺乳動物の体液または組織から採取された、特定の哺乳類細胞を含む第二のサンプル、もしくは
(b)陰性対照物質に曝露した哺乳動物の体液または組織から採取された、特定の哺乳類細胞を含む第三のサンプルを用意し、
請求項10または11に記載の方法を実施し、
GPIアンカータンパク質欠損細胞の細胞数または出現頻度において、第一のサンプルにおけるGPIアンカータンパク質欠損細胞の検出結果が、第二のサンプルもしくは第三のサンプルに対して、統計学的に有意な差がある場合に、その化学物質または電磁波が遺伝毒性をもつことを示す工程を含む、化学物質または電磁波の遺伝毒性を評価する方法。 - DNA損傷を生じている哺乳動物に対して、DNA損傷を修復できる可能性がある外因性物質を投与し、その体液または組織から採取された、特定の哺乳類細胞を含む第一のサンプル、およびDNA損傷を生じている哺乳動物の体液または組織から採取された、特定の哺乳類細胞を含む第二のサンプルを用意し、
請求項10または11に記載の方法を実施し、
特定の哺乳類細胞におけるGPIアンカータンパク質欠損細胞の細胞数または出現頻度において、第一のサンプルにおけるGPIアンカータンパク質欠損細胞の検出結果が、第二のサンプルに対して、統計学的に有意な差が認められる場合に、外因性物質がDNA損傷を修復できることを示す工程を含む、外因性物質のDNA損傷修復能を評価する方法。 - 特定の哺乳類細胞と結合することで、哺乳動物の体液または組織から採取された特定の哺乳類細胞を含むサンプル中の特定の哺乳類細胞を濃縮しうる第一の試薬、
GPIアンカータンパク質を第二試薬用蛍光色素で標識しうる第二の試薬、および特定のレーザーによって励起される蛍光波長ピークが第二試薬用蛍光色素のそれと十分に乖離している第三試薬用蛍光色素で特定の哺乳類細胞を標識しうる第三の試薬を含む、
特定の哺乳類細胞中のGPIアンカータンパク質欠損細胞を検出するためのキット。 - 第一の試薬が、磁気ビーズを含むもの、または磁気ビーズと結合可能なものである、請求項24に記載のキット。
- 第一の試薬が、特定のレーザーによって励起される蛍光波長ピークが第二試薬用蛍光色素および第三試薬用蛍光色素のそれと十分に乖離している第一試薬用蛍光色素で、特定の哺乳類細胞を第三の試薬とは異なる部位で標識しうるものである、請求項24または25に記載のキット。
- 第一の試薬が、第一試薬用蛍光色素と結合した抗CD71抗体またはRNAと反応する核酸染色剤あり、第三の試薬が、第三試薬用蛍光色素と結合した抗CD235抗体、抗Erythroid Cells (Clone HIS49)抗体、または抗TER-119抗体である、請求項26に記載のキット。
- 第一の試薬が、第一試薬用蛍光色素と結合した抗CD45抗体であり、第三の試薬が、第三試薬用蛍光色素と結合した抗CD3抗体である、請求項26に記載のキット。
- 第二の試薬が、第二試薬用蛍光色素と結合した、抗CD24抗体、抗CD59抗体、抗CD48抗体、抗CD55抗体、またはFLAER(Alexa-488-labeled modified proaerolysin)である、請求項24〜28のいずれかに記載のキット。
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