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JP6008335B2 - 連携処理実行方法及び連携処理実行システム - Google Patents

連携処理実行方法及び連携処理実行システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の家電機器に連携処理を実行させる方法に関する。
近年、ユーザ宅内において複数の家電機器に連携処理を実行させることによりユーザの利便性向上が図られている。複数の家電機器による連携処理の一例に、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤーによるディスク再生処理及びテレビ放送受信機による映像入力ソース切り替え処理から成る連携処理がある。
この連携処理では、まずユーザがDVDプレーヤーにディスクの再生指示を入力する。そうするとDVDプレーヤーはディスクの再生処理を開始し、再生処理により得た映像をテレビ放送受信機に対し出力するとともに、テレビ放送受信機に対し映像入力ソースを外部入力に切り替えるようAV/C(Audio Video Control)コマンドを出力する(非特許文献1)。AV/Cコマンドを受信したテレビ放送受信機は、映像入力ソースをDVDプレーヤーと接続された外部入力に切り替え、DVDプレーヤーから送出された映像をディスプレイに表示する。
以上の連携処理により、ユーザは、テレビ放送受信機に対する操作を行うことなく、DVDプレーヤーにより再生された映像を視聴できる。ここで、DVDプレーヤー及びテレビ放送受信機のそれぞれは、上述のような連携処理を行うよう予めプログラミングされている。
斉藤健・磯崎宏著、「家庭ネットワークにおける著作権保護」(東芝レビュー 58巻 6号)、2003年6月1日発行、(株)東芝、第12頁から第15頁
ところで上述の非特許文献1の技術では、連携処理は、上述のDVDプレーヤーとテレビ放送受信機の組み合わせのように予め連携動作するようプログラミングされた特定の機器の組み合わせによる特定の処理に限られる。
一方でユーザが保有する家電機器の組み合わせはユーザ毎に多種多様であり、各ユーザ宅で保有される家電機器の組み合わせに応じた連携処理を実現しようとすれば、予め各家電機器に多種多様な他の家電機器と連携処理するようプログラミングしておかねばならない。しかしながら、各家電機器に、予め、ユーザ宅において組み合わされて用いられ得る全家電機器と連携処理できるようプログラミングしておくとするとプログラムサイズが膨大となり現実的でない。
本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、ユーザ毎に異なる家電機器の保有状況に応じた連携処理を実行できる連携処理実行方法を提供することを目的する。
上記課題を解決するために本発明に係る連携処理実行方法は、サーバに登録された複数の家電機器による連携処理を実行するための連携処理実行方法であって、前記サーバは、一の家電機器により実行される特定の処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループに属する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持しており、前記連携処理実行方法は、前記特定の処理が前記一の家電機器により実行されたことを検出する検出ステップと、前記検出がされた場合に前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成される1つのグループを選出する選出ステップと、前記選出ステップにおいて選出されたグループを構成する家電機器それぞれに対し前記送信すべき制御信号を送信する送信ステップとを含む。
上述の構成により、本発明に係る連携処理実行方法は、登録された家電機器の組み合わせに応じて各家電機器が行う処理を決定するため、ユーザ毎に異なる家電機器の保有状況に応じた連携処理を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る連携処理実行システムの構成を示す図 本発明の第1の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図 本発明の一実施形態に係る機器情報表を示す図 連携処理構成表の一例を表す図 本発明の第1の実施形態に係る第1家電機器の構成を示すブロック図 機器処理表の一例を表す図 本発明の第1の実施形態に係る連携処理を表すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る連携処理決定処理を表すフローチャート 本発明の第1及び第2の実施形態に係る実行制御表を示す図 本発明の第2の実施形態に係る連携処理実行システムの構成を示す図 本発明の第2の実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る第1家電機器の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る連携処理を表すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る連携処理決定処理を表すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る機器登録情報を示す図 本発明の一変形例に係る連携処理構成表の一例を表す図 本発明の一変形例に係る実行制御表の作成処理を表すフローチャート 本発明の一変形例に係る履歴情報の一例を表す図 本発明の一変形例に係る履歴に基づく連携処理を表すフローチャート 本発明の一変形例に係る連携処理実行システムの構成を示す図 本発明の変形例に係る複数連携処理構成表を表す図 本発明の一変形例に係る連携処理実行システムの構成を示す図 本発明の第1及び第2の実施形態及び変形例に係るGUIを表す図 本発明の一変形例に係るGUIを表す図
<1.第1の実施形態>
<1−1.概要>
以下、本発明の一実施形態に係る連携処理実行システム1について図面を用いて説明する。連携処理実行システム1は、連携処理を実行するためのシステムである。ここで連携処理は、複数の家電機器それぞれによって実行される処理から構成される一群の処理である。
連携処理実行システム1では、サーバが一の家電機器により特定の処理が実行されたことを検出し、検出した処理に予め対応付けられている処理を実行させるよう1以上の家電機器を制御することにより連携処理を実現する。なお、連携処理実行システム1における各家電機器は、他の家電機器と直接通信できる必要はなくサーバと通信できれば足りる。
連携処理実行システム1は、図1に示すように、ユーザが居住する家15内に配置されたルータ20、第1家電機器30−1、第2家電機器30−2、第3家電機器30−3、及び第4家電機器30−4、並びに、家15から離れた場所に設置されておりルータ20とネットワークを介して接続されたサーバ10を含んで構成される。ここで、第1家電機器30−1は具体的にはスマートフォンである。また、第2家電機器30−2、第3家電機器30−3及び第4家電機器30−4は、それぞれエアコン、炊飯器及び洗濯機である。
<1−2.サーバ10>
サーバ10は、自装置に登録された各家電機器(第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4)を制御して連携処理を実現するための装置である。以下、サーバ10について説明する。
<1−2−1.構成>
サーバ10は、コンピュータで実現されており、機能構成としては図2に示すように通信部201、記憶部202、入力部203、表示部204、タイマー部205及び制御部206を含んで構成される。
(1)通信部201
通信部201は、通信用LSIで実現されており、ネットワークを介してルータ20に接続される。また、通信部201はネットワーク及びルータ20を介して第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4との間でデータの送受信を行う機能を有する。
(2)記憶部202
記憶部202は、フラッシュメモリ及びハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶媒体で実現されており、データを記憶する機能を有する。一例として記憶部202は機器情報表(図3参照)及び連携処理構成表(図4参照)を記憶する。機器情報表及び連携処理構成表の詳細は後述する。
(3)入力部203
入力部203は、キーボード等の入力デバイスで実現されている。また、入力部203はユーザがキーボード等を操作することによって入力されるユーザ指示を取得し、取得したユーザ指示を制御部206に通知する機能を有する。
(4)表示部204
表示部204は、ディスプレイ及びディスプレイ制御LSIで実現されている。ディスプレイは、一例として液晶ディスプレイである。ディスプレイ制御LSIは、映像を表すデータを取得し、取得したデータにより表される映像をディスプレイに表示させる機能を有する。
(5)タイマー部205
タイマー部205は、リアルタイムクロックIC(Integrated Circuit)で実現されており、時計機能、及び時刻の指定を受け付けて指定された時刻になったときに制御部206に通知するアラーム機能を有する。
(6)制御部206
制御部206は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されており、サーバ10の全体動作を制御する機能を有する。ここで制御部206の機能はメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
制御部206は主要な機能として連携処理決定機能、連携制御機能及び機器登録機能を有する。
(A)連携処理決定機能
連携処理決定機能は、実行すべき連携処理を決定する機能である。制御部206は、連携処理実行システム1に含まれる家電機器のうち一の家電機器において所定の処理が実行されたことを検出し、その検出した処理に応じて実行すべき連携処理を特定する。連携決定特定機能による処理は、図7に示すフローチャートにおけるステップS722、及び図8に示す処理に相当する。
(B)連携制御機能
連携制御機能は、連携処理特定機能を用いて特定した連携処理を実行するために各家電機器を制御する機能である。連携制御機能による処理は図7に示すフローチャートにおけるステップS723〜S726に相当する。
(C)機器登録機能
機器登録機能は、現時点で連携処理実行システム1に含まれている家電機器を特定するために登録する機能である。機器登録機能は、以下のように実現する。すなわち、制御部206は、各家電機器から送信される機器登録要求を受信し、機器情報表(図3参照)における機器登録要求の送信元の家電機器に係る登録状態欄に登録を示す情報(一例として値1)を記載する。なお、機器情報表には、現時点で連携処理実行システム1に含まれている家電機器に加え、現時点では含まれていないものの将来的に含まれることになり得る家電機器についての情報も記載されている。現時点で連携処理実行システム1に含まれていない家電機器については、機器情報表の登録状態欄に未登録を示す情報(一例として値0)が記載されている。
なお、家電機器の登録の解除は、家電機器の機器IDを含む登録解除要求を受け付けて、その機器IDに対応する登録状態欄に未登録を示す情報(一例として値0)に書き換えることにより行う。
<1−2−2.データ構造>
(1)機器情報表
機器情報表は、図3に示すように連携処理実行システム1を構成し得る家電機器それぞれについての機器ID、品番、ソフトウェアバージョン、処理ID、制御命令、及び登録状態の対応を示す表である。なお、図3に示す機器情報表において括弧書きしている項目(機器名、品種及び処理名)は補足説明として記載したものであり、機器情報表中に必ずしも記載する必要は無い。
機器IDは、家電機器それぞれに割り振られた識別番号である。
機器名は、家電機器の名称である。
品番は、製造者により同一構成の家電機器に対し割り当てられた文字、数字及び記号等からなる識別情報である。品種は、家電機器の種類を示す。
ソフトウェアバージョンは、家電機器の制御用のソフトウェア(ファームウェア、ミドルウェアなど)に対しソフトウェアの開発者などにより割り振られたバージョン番号である。ソフトウェアが更新されると、更新後のソフトウェアに対し、更新前のソフトウェアに割り振られていたバージョン番号よりも大きいバージョン番号が割り振られる。
処理IDは、家電機器が実行し得る処理それぞれを識別するための識別情報である。処理名は、処理IDで示される処理の名称である。
制御命令は、処理IDにより識別される処理と一対一に対応し、対応する処理の実行を指示するための命令である。サーバ10において、各家電機器に処理の実行を指示するための制御命令を一括管理し、サーバ10が各家電機器に対し制御命令を通知することにより、各家電機器は、他の全ての家電機器に係る制御命令を記憶し、また連携処理のために他の家電機器と通信を行う必要が無くなる。
制御命令は、設定時刻などの家電機器が各処理を実行するのに必要なパラメータを含むこともできる。
登録状態は、家電機器が登録されているか否かを示す情報である。値が1の場合は登録されていることを示し、値が0の場合は登録されていないことを示す。
機器情報表の具体例について、以下、図3を用いて説明する。図3に示す機器情報表の場合、行311に示すように、機器IDが1である第1家電機器30−1は、品番がP−06Dであり、記憶しているソフトウェアのバージョン番号は1.12である。また、第1家電機器30−1が実行し得る処理は、処理ID(処理名)の列に記載されている電源オン、アラームなどである。電源オン処理には処理IDの値としてA1が割り当てられている。また電源オン処理を第1家電機器30−1に実行させるための制御命令は一例としてD201xxxxである。ここで制御命令における「xxxx」の部分は可変長で内容も可変であるデータを表している。この「xxxx」の部分にパラメータの値など処理を実行するために必要な情報が記載される。
また、アラーム処理には処理IDの値としてA2が割り当てられている。アラーム処理を第1家電機器30−1に実行させるための制御命令は一例としてD205xxxxである。第1家電機器30−1は、登録状態が1であることからサーバ10に登録されている。
機器IDが2である第2家電機器30−2は、行312に示すように、品番がCS−X252Cであり、記憶しているソフトウェアのバージョン番号は1.01である。また、第2家電機器30−2が実行し得る処理は、処理ID(処理名)の列に記載されているように電源オン処理、パワフル運転、節約運転などである。
電源オン処理には処理IDの値としてB1が割り当てられている。電源オン処理を第2家電機器30−2に実行させるための制御命令は一例として9203xxxxである。
またパワフル運転処理には処理IDの値としてB2が割り当てられている。パワフル運転処理を第2家電機器30−2に実行させるための制御命令は一例として9252xxxxである。
節約運転処理には処理IDの値としてB3が割り当てられている。節約運転処理を第2家電機器30−2に実行させるための制御命令は一例として9280xxxxである。第2家電機器30−2は、登録状態が1であることからサーバ10に登録されている。
機器IDが3である第3家電機器30−3は、行313に示すように、品番がSR−SX102であり、記憶しているソフトウェアのバージョン番号は1.03である。また、第3家電機器30−3が実行し得る処理は、処理IDの列に記載されているように電源オン、炊飯開始などである。電源オンには処理IDの値としてC1が割り当てられ、炊飯開始には処理IDの値としてC2が割り当てられている。第3家電機器30−3は、登録状態が1であることからサーバ10に登録されている。
機器IDが4である第4家電機器30−4は、行314に示すように、品番がNA−VX8200Lであり、記憶しているソフトウェアのバージョン番号は1.10である。また、第4家電機器30−4が実行し得る処理は、処理IDの列に記載されているように電源オン、洗濯開始などである。電源オンには処理IDの値としてC1が割り当てられ、洗濯開始には処理IDの値としてC2が割り当てられている。第4家電機器30−4は、登録状態が1であることからサーバ10に登録されている。
機器IDが5である第5家電機器は、行315に示すように、品番がDMC−TZ40であり、記憶しているソフトウェアのバージョン番号は1.00である。また、第5家電機器が実行し得る処理は、処理IDの列に記載されているように電源オン、画像撮影などである。電源オンには処理IDの値としてE1が割り当てられ、画像撮影には処理IDの値としてE2が割り当てられている。第5家電機器は、登録状態が0であることからサーバ10に登録されていない。ユーザが将来的に第5家電機器を購入するなどして第5家電機器が家15内に配置され、サーバ10に登録された場合には、機器情報表における登録状態が1に変更され、他の家電機器とともに連携処理を行うことになる。
機器構成表における機器IDが6〜9である第6〜第9家電機器について(行316〜行319に対応)は、上述の機器ID5である第5家電機器についての説明と同様なので説明を省略する。
(2)連携処理構成表
連携処理構成表は、図4に示すように、連携処理実行システム1を構成する複数の家電機器により実行される各連携処理についての、連携処理のトリガとなる第1処理と、連携処理を構成する処理のうち第1処理を除いた処理(以下「残処理」という。)との対応を示している。なお、残処理を実行する機器から成るグループを以下「機器グループ」という。
第1処理〜第4処理のそれぞれは、処理を実行する家電機器の機器IDと、処理を識別するための処理IDとの組で特定される。なお連携処理構成表において第3処理及び第4処理に対応する機器IDと処理IDとが空欄の場合、連携処理が4個未満の処理で構成され、第3処理及び第4処理が行われないことを示す。
連携処理構成表には、サーバ10に登録されている家電機器による連携処理だけでなく、サーバ10に将来的に登録され得る家電機器による処理を含む連携処理についても記載されている。
機器IDは、連携処理を構成する処理を実行する家電機器を識別するための識別番号である。また、処理IDは、連携処理を構成する処理を識別するための識別番号である。
以下、連携処理構成表の具体例について図4を用いて説明する。図4に示す連携処理構成表の場合、第1連携処理は、第1処理から第3処理までの3つの処理で構成されている。第1処理を実行する家電機器の機器IDは1であり、第1処理として実行される処理の処理IDはA2である。すなわち第1処理は、値が1の機器IDで識別される第1家電機器30−1により実行される、値がA2の処理IDで識別されるアラーム処理である(図3参照)。
第2処理を実行する家電機器の機器IDは2であり、第2処理として行われる処理の処理IDはB3である。すなわち、第2処理は、値が2の機器IDで識別される第2家電機器30−2により実行される、値がB3の処理IDで識別される節約運転処理である。
第3処理を実行する家電機器の機器IDは3であり、第3処理として行われる処理の処理IDはC2である。すなわち、第3処理は、値が3の機器IDで識別される第3家電機器30−3により実行される、値がC2の処理IDで識別される炊飯開始処理である。
以上のように、第1連携処理は、第1家電機器30−1によるアラーム処理、第2家電機器30−2による節約運転処理、及び第3家電機器30−3による炊飯開始処理から構成される。
<1−3.第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4>
第1家電機器30−1、第2家電機器30−2、第3家電機器30−3及び第4家電機器30−4は、連携処理を構成する処理を実行する家電機器である。これらの家電機器は、各家電機器の有する主な機能(スマートフォンにおける通話機能、エアコンにおける冷房機能、炊飯器における炊飯機能、洗濯機における洗濯機能など)を個別機能部506で実現し、個別機能部506以外の構成は共通している。よって以下、個別機能部506については家電機器毎の説明をするが、その他の構成については代表して第1家電機器30−1についてのみ説明する。
<1−3−1.構成>
第1家電機器30−1は、図5に示すように通信部501、記憶部502、入力部503、表示部504、タイマー部505、個別機能部506及び制御部507を含んで構成される。
(1)通信部501
通信部501は、通信用LSIで実現されており、ネットワークを介してデータの送受信を行う機能を有する。
(2)記憶部502
記憶部502は、フラッシュメモリ及びハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶媒体で実現されており、データを記憶する機能を有する。記憶部502は、一例として機器処理表(図6参照)を記憶する。機器処理表は、各家電機器において、ユーザ指示、サーバからの実行指示を受け付けて実行する処理の一覧を示す。機器処理表の内容は家電機器毎に異なる。機器処理表の詳細は後述する。
(3)入力部503
入力部503は、リモコン、リモコン信号の受光部、タッチパネル、キーパッド等の入力デバイスから構成されている。入力部503は、ユーザがリモコン、タッチパネル、キーパッド等を操作することにより入力するユーザ指示を取得し、取得したユーザ指示を制御部507に通知する機能を有する。
(4)表示部504
表示部504は、ディスプレイ及びディスプレイ制御LSIで構成されている。ディスプレイは一例として液晶ディスプレイである。ディスプレイ制御LSIは、映像を表すデータを取得し、取得したデータにより表される映像をディスプレイに表示させる機能を有する。
(5)タイマー部505
タイマー部505は、リアルタイムクロックICで実現されており、時計機能、及び時刻の指定を受け付けて指定された時刻になったときに通知するアラーム機能を有する。
(6)個別機能部506
個別機能部506は、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4のそれぞれが有する個別の機能を実現する機能部である。個別機能部506は、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4それぞれで異なる機能を有する。以下、個別機能部506について家電機器毎の説明を行う。
(A)第1家電機器30−1の場合
第1家電機器30−1は、上述の通りスマートフォンであり、主な機能の一例として電源オン機能、アラーム機能、電源オフ機能、カメラ撮影機能、電話機能、デジタルTV放送受信機能及びホームページ閲覧機能などを有する。
電源オン機能は、電源オン処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオンにする処理を行う機能である。アラーム機能は、パラメータとして設定時刻を含むアラーム処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、現在時刻が設定時刻と同時刻になった場合に音を発したり、バイブレータを振動させたりすることでユーザに対し報知する処理を行う機能である。
電源オフ機能は、電源オフ処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオフにする処理を行う機能である。カメラ撮影機能はカメラ撮影処理を指示する制御命令を受け付けて、カメラを用いて画像を撮影する処理を行う機能である。
電話機能は、パラメータとして電話番号を含む電話処理の実行を指示する制御命令を受け付けて発信処理を実行し、また着信処理を行う機能である。デジタルTV放送受信機能は、パラメータとしてチャンネル番号などTV放送の受信に必要な情報を含むデジタルTV放送受信を指示する制御命令を受け付けて、デジタルTV放送を受信し復調して得られた映像を表示部504に表示させる処理を行う機能である。
WEBページ閲覧機能は、パラメータとしてURL(Uniform Resource Locator)などの接続先の情報を含むWEBページ閲覧を指示する制御命令を受け付けて、URLで示されるアドレスからWEBページを受信して表示部504に表示させる処理を行う機能である。
なお、第1家電機器30−1は、一般的なスマートフォンが有する上記以外の機能についても備えており、それらの機能についても個別機能部506により実現されるものとする。
上述した第1家電機器30−1が有する個別に係る処理の一覧は、第1家電機器30−1の記憶部502に記憶される機器処理表に記載される。
(B)第2家電機器30−2の場合
第2家電機器30−2は、上述の通りエアコンであり、主な機能の一例として電源オン機能、パワフル運転機能、節約運転機能、温度設定機能、入タイマー機能、電源オフ機能、冷房機能、暖房機能、切タイマー機能、風向設定機能及び風量設定機能などを有する。
電源オン機能は、電源オン処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオンにする処理を行う機能である。
パワフル運転機能は、パワフル運転処理を指示する制御命令を受け付けて、室内を通常の運転よりも急速に下げるよう冷房を行う機能である。なお以下の説明では、パワフル運転機能は、冷房を行う機能であるとして説明するが、暖房を行う機能であってもよい。
節約運転機能は、節約運転処理を指示する制御命令を受け付けて、人の存在する場所を検知してその場所周辺の温度を重点的に冷却するなど、通常の冷房運転よりも効率的な冷房を行う機能である。
温度設定機能は、パラメータとして設定温度を含む温度設定処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、室温が設定温度になるよう冷房機能及び暖房機能を動作させる処理を行う機能である。入タイマー機能は、パラメータとして電源オン時刻を含む入タイマー処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、現在時刻が電源オン時刻と同時刻になった場合に自機器の電源をオンにする処理を行う機能である。
電源オフ機能は、電源オフ処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオフにする処理を行う機能である。冷房機能は、冷房処理を指示する制御命令を受け付けて、冷房機構を働かせる処理を行う機能である。暖房機能は、暖房処理を指示する制御命令を受け付けて、暖房機構を働かせる処理を行う機能である。切タイマー機能は、パラメータとして電源オフ時刻を含む切タイマー処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、現在時刻が電源オフ時刻と同時刻になった場合に自機器の電源をオフにする処理を行う機能である。
風向設定機能は、パラメータとして風向きを示す情報を含む風向設定処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、パラメータで示される方向に風向きを調整する処理を行う機能である。風量設定機能は、パラメータとして風量を示す情報を含む風量設定処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、風量をパラメータで示される量に調整する処理を行う機能である。
なお、第2家電機器30−2は、一般的なエアコンが有する上記以外の機能についても備えており、それらの機能についても個別機能部506により実現されるものとする。
上述した第2家電機器30−2が有する機能に係る処理の一覧は、第2家電機器30−2の記憶部502に記憶される機器処理表に記載される。
(C)第3家電機器30−3の場合
第3家電機器30−3は、上述の通り炊飯器であり、主な機能の一例として電源オン機能、炊飯を開始する炊飯開始機能、電源オフ機能及び炊飯完了時刻設定機能などを有する。
電源オン機能は、電源オン処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオンにする処理を行う機能である。炊飯開始機能は、炊飯処理を実行する機能である。
電源オフ機能は、電源オフ処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオフにする処理を行う機能である。炊飯完了時刻設定機能は、パラメータとして炊飯完了時刻を含む炊飯完了時刻設定処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、受け付けた炊飯完了時刻から炊飯に必要な時間を差し引いて炊飯開始時刻を算出し、現在時刻が炊飯開始時刻と同時刻になった場合に炊飯を開始するよう制御する処理を行う機能である。
なお、第3家電機器30−3は、一般的な炊飯器が有する上記以外の機能についても備えており、それらの機能についても個別機能部506により実現されるものとする。
上述した第3家電機器30−3が有する機能に係る処理の一覧は、第3家電機器30−3の記憶部502に記憶される機器処理表に記載される。
(D)第4家電機器30−4
第4家電機器30−4は、上述の通り洗濯機であり、主な機能の一例として電源オン機能、洗濯開始機能、電源オフ機能及び洗濯時間設定機能などを有する。
電源オン機能は、電源オン処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオンにする処理を行う機能である。洗濯開始機能は、洗濯開始処理を指示する制御命令を受け付けて、洗濯処理を開始する機能である。
電源オフ機能は、電源オフ処理を指示する制御命令を受け付けて、自機器の電源をオフにする処理を行う機能である。洗濯時間設定機能は、パラメータとして時間を示す情報を含む洗濯時間設定処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、パラメータで示された時間、洗濯処理を実行するよう設定する処理を行う機能である。
洗濯完了時刻設定機能は、パラメータとして洗濯完了時刻を含む洗濯完了時刻設定処理の実行を指示する制御命令を受け付けて、受け付けた洗濯完了時刻から洗濯処理に要する時間を差し引いて洗濯開始時刻を算出し、現在時刻が洗濯開始時刻と同時刻になった場合に洗濯処理を開始するよう制御する処理を行う機能である。
なお、第4家電機器30−4は、一般的な洗濯機が有する上記以外の機能についても備えており、それらの機能についても個別機能部506により実現されるものとする。
上述した第4家電機器30−4が有する機能に係る処理の一覧は、第4家電機器30−4の記憶部502に記憶される機器処理表に記載される。
(7)制御部507
制御部507はプロセッサ及びメモリを含んで構成されており、第1家電機器30−1の全体動作を制御する機能を有する。制御部507の各機能はメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
制御部507は主要な機能として処理一覧表示機能、情報送信機能、個別機能部制御機能、及び登録要求機能を有する。以下、各機能について順に説明する。
(A)処理一覧表示機能
処理一覧表示機能は、第1家電機器30−1においてユーザ指示が入力された場合に、第1家電機器30−1が実行可能な処理の一覧を表示する機能である。処理一覧表示機能による処理は図7に示すフローチャートにおけるステップS711に相当する。
(B)情報送信機能
情報送信機能は、ユーザ指示により実行の指示がされた処理に関する情報をサーバ10に送信する機能である。サーバ10に送信する情報は機器情報及び実行情報である。ここで、機器情報は、自機器を識別するための機器IDを含む。実行情報は、実行した処理を識別する処理IDを含む。情報送信機能による処理は、図7に示すフローチャートにおけるステップS716に相当する。
(C)個別機能部制御機能
個別機能部制御機能は、ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能、及び実行指示に基づく個別機能部制御機能を含む。以下それぞれについて説明する。
(C−1)ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能
ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能は、受信したユーザ指示に基づき実行する処理を特定し、特定した処理を個別機能部506に実行させるための制御命令を送信する処理を行う機能である。特定した処理を識別する処理IDと、制御命令との対応は、記憶部502に記憶された機器処理表に記載されている。
ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能による処理は、図7のフローチャートにおけるステップS712及びステップS713に相当する。
(C−2)実行指示に基づく個別機能部制御機能
実行指示に基づく個別機能部制御機能は、サーバ10から受信する制御命令により指示される処理の実行を個別機能部506に対し指示することにより、個別機能部506にその処理を実行させる機能である。
実行指示に基づく個別機能部制御機能による処理は、図7のフローチャートにおけるステップS732に相当する。
(D)登録要求機能
登録要求機能は、サーバ10への自家電機器の登録の要求を指示するユーザ指示を受け付けてサーバ10に対し機器登録要求を送信する機能である。
<1−3−2.データ構造>
以下、記憶部502に記憶される機器処理表について説明する。機器処理表は、家電機器がユーザ指示やサーバ10から送信される制御命令を受信した場合に、受信したユーザ指示や制御命令に基づき実行可能な処理を記載した表である。図6は一例として第1家電機器30−1の記憶部502に記憶されている機器処理表を示している。ここで、第1家電機器30−1に係る機器処理表は、図3に示す機器情報表のうち第1家電機器30−1に対応する行311と同一内容の表である。
機器IDは、家電機器それぞれを識別するために家電機器それぞれに対して一意に割り振られた識別番号である。
品番は、製造者によって同一構成の家電機器に割り当てられる文字、数字及び記号等からなる識別情報である。
ソフトウェアバージョンは、家電機器の制御用のソフトウェアに割り振られたバージョン番号である。ソフトウェアが更新される毎に、更新されたソフトウェアに割り振られるバージョン番号は更新前のソフトウェアに割り振られていたバージョン番号よりも大きくなるよう定められている。
処理IDは、機器処理表を保持している家電機器が実行し得る処理それぞれを識別するための識別情報である。処理名は、処理IDで識別される処理の名称を示す。処理名について、サーバ10が保持している機器情報表には必ずしも記載する必要は無いとの説明をしたが、第1家電機器30−1では処理名を表示部504に表示する場合があるため、機器処理表には記載するものとする。
制御命令は、処理IDと一対一に対応し、対応する処理IDで識別される処理の実行を指示するための命令である。
一例として図6の機器処理表に示すように、機器IDが1である第1家電機器30−1は品番がP−06Dであり、記憶しているソフトウェアのバージョン番号は1.12である。また、第1家電機器30−1が実行し得る処理は、処理IDの列に記載されているように電源オン、アラームなどである。電源オンには処理IDの値としてA1が割り当てられ、アラームには処理IDの値としてA2が割り当てられている。
なお、第2家電機器30−2に係る機器処理表は図示しないが、図3に示す機器情報表のうち第2家電機器30−2に対応する行312と同一内容の表である。また、第3家電機器30−3及び第4家電機器30−4に係る機器処理表は、図3に示す機器情報表のうち第3家電機器30−3に対応する行313、及び第4家電機器30−4に対応する行314と同一内容の表である。
<1−4.ルータ20>
ルータ20は、異なるネットワーク同士を相互接続する機器である。ルータ20は、図1に示すように、連携処理実行システム1においてサーバ10が属する宅外のネットワークと、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4が属する宅内のネットワークとを相互接続している。以下の説明では、サーバ10と第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4のいずれかとの間で通信が行われる場合、明示的に記載していなくてもルータ20を介して通信しているものとする。
<1−5.動作>
以下、連携処理実行システム1が連携処理を実行する場合の処理について図7〜図9を参照しながら説明する。
ステップS711において、まずユーザが連携処理実行システム1に含まれる一の家電機器の入力部503を用いてユーザ指示として処理一覧表示指示を入力する。なお、以下具体例を用いて説明する場合、一の家電機器は一例として第1家電機器30−1であるとする。
入力部503は入力された処理一覧表示指示を制御部507に通知する。制御部507は処理一覧表示指示を取得した場合に、記憶部502から機器処理表を読み出す。そして、制御部507は機器処理表に記載されている処理名が一覧表示される画像(以下「処理一覧画像」という。)を生成する。そして、処理一覧画像を表すデータを表示部504に対し出力する。
表示部504は、制御部507から取得した処理一覧画像を表すデータに基づき、処理一覧画像をディスプレイに表示する。例えば、一の家電機器のディスプレイには、「電源オン」「アラーム」などの処理名を一覧表示する処理一覧画像(図23の2302参照)が表示される。
ステップS712において、一の家電機器のユーザは、ディスプレイに表示されている処理一覧画像を見て、処理一覧画像中に記載されている処理名の中から所望の処理名を選択し、入力部503を用い、選択した処理名に係る処理の実行を指示するユーザ指示を入力する。入力部503は、ユーザ指示を制御部507に対し通知する。
一例として一の家電機器のユーザは、所望の処理としてアラーム処理を選択したものとする。このときユーザは、入力部503を用い、アラーム処理の選択とともにアラーム処理に係るパラメータとして、アラーム処理においてユーザに対する報知が行われる設定時刻も入力しているものとする。入力部503は、入力されたパラメータもユーザ指示に含めて制御部507に通知するものとする。
ステップS713において、制御部507は、取得したユーザ指示により示される処理を実行するよう個別機能部506に指示する。個別機能部506は、ユーザ指示により示される処理を実行する。
一例として制御部507は、アラーム処理の実行を示すユーザ指示を受け取ると、アラーム処理を実行するよう個別機能部506に指示する。個別機能部506は、アラーム処理として、パラメータにより示される設定時刻をタイマー部505に設定する。
この結果、個別機能部506は、タイマー部505から現在時刻が設定時刻に一致したとの通知を受けたときに、音を発する又はバイブレータを振動させるなどによりユーザに対する報知を行うことになる。
ステップS714において、制御部507は、機器処理表に記載の自機器の機器IDを含む機器情報を生成し、また、ユーザ指示が示す処理の処理IDとユーザ指示に含まれるパラメータとを含む実行情報を生成する。そして、制御部507は、生成した機器情報及び実行情報を、通信部501を介してサーバ10に送信する。
ここで、機器情報に含まれる機器IDの値は、一例として第1家電機器30−1を示す1である。また送信する実行情報は、一例として値がA2(アラーム処理を示す)である処理IDと、設定時刻を示すパラメータを含む。
ステップS721において、サーバ10の通信部201は一の家電機器が送信した機器情報及び実行情報を受信する。
ステップS722において、制御部206は、通信部201が機器情報及び実行情報を受信すると、機器情報及び実行情報に基づき連携処理決定処理を行う。
ここで、連携処理決定処理の詳細について図8を用いて説明する。
ステップS811において、制御部206は、まず、連携処理構成表から、実行すべき連携処理であるか否かの判定対象とする連携処理を選択する。ここでは、連携処理構成表における記載順が最初である第1連携処理が選択されることになる。
ステップS812において、判定対象である連携処理の第1処理の機器IDと処理IDとの組が、機器情報に含まれる機器IDと実行情報に含まれる処理IDの組に一致するか否か判定する。一致する場合(ステップS812でYes)には、ステップS813に進み、一致しない場合(ステップS812でNo)には、ステップS815に進む。
ここで、機器情報に含まれる機器IDが1であり、実行情報に含まれる処理IDがA2である場合には、第1連携処理に係る第1処理の機器IDと処理IDの組と一致するので、判定結果はYesとなる。
ステップS813において、制御部206は、機器構成表を参照し、判定対象である連携処理の残処理に係る機器グループに含まれる家電機器が全て登録されているか否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS813でYes)、ステップS814に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS813でNo)、ステップS815に進む。
一例として、第1連携処理に係る残処理(第2処理、第3処理)に対応付けられた機器IDは2及び3である。図3に示す機器構成表によれば、機器IDが2及び3である家電機器は登録されているので、この場合、ステップS813の判断結果は肯定的となる。
ステップS814において、制御部206は、ステップS813で肯定的と判断された連携処理を実行候補として記憶しておく。
ステップS815において、制御部206は、連携処理構成表に記載された連携処理のうち、判定対象とされていない連携処理が残っているか否か判断する。判断結果が肯定的である場合(ステップS815でYes)には、ステップS816に進み、判断結果が否定的である場合(ステップS815でNo)には、ステップS821に進む。
ステップS816において、連携処理構成表に記載された連携処理のうち、判定対象としていない連携処理を判定対象として選択し、ステップS812に進む。
例えば、ステップS812〜S814における判定対象とされた連携処理が第1連携処理であった場合には、ステップS816において、判定対象として第2連携処理が選択されることになる。
ステップS821において、制御部206は、実行候補と判断された連携処理があったか否か判断する。連携処理がなかった場合(ステップS821でNo)には、処理を終了し(RETURN)、連携処理があった場合(ステップS821でYes)には、ステップS822に進む。
ステップS822において、制御部206は、実行候補と判断された連携処理が複数あったか否か判断する。複数あったと判断した場合(ステップS822でYes)には、ステップS823に進み、複数無かったと判断した場合(ステップS822でNo)には、ステップS824に進む。
ステップS823において、制御部206は、残処理に係る機器グループに含まれる機器が最多のものを、実行する連携処理と決定する。ここで、機器の数が同数の連携処理があった場合には、ステップS814において実行候補と判断された順序が最も早かった連携処理が、実行する連携処理であると決定し、連携処理決定処理を終了する(RETURN)。
ステップS824において、制御部206は、ステップS814において実行候補であると判断された連携処理が、実行する連携処理であると決定し、連携処理決定処理を終了する(RETURN)。
以上で連携処理決定処理の説明を終え、ステップS723の説明に進む。
ステップS723において、連携処理決定処理で、実行する連携処理を決定したか否か判断する。実行する連携処理を決定しなかった場合(ステップS723でNo)、処理を終了し、決定した場合(ステップS723でYes)、ステップS724に進む。
ステップS724において、受信した実行情報がパラメータを含んでいたか否か判断し、含んでいなかった場合(ステップS724でNo)には、ステップS726に進み、含んでいた場合(ステップS724でYes)には、実行制御表を作成する(ステップS725)。実行制御表は、図9に示すように、連携処理の残処理に係る第2〜第4処理を表す機器ID、処理ID、及び家電機器に実行指示を送信する日時を対応づけた表である。
ここでは、実行制御表における日時欄には、実行情報に含まれるパラメータが示す設定時刻をそのまま記載する。
一例として第1連携処理に関し、実行制御番号が1のエントリとして、第2処理について、機器IDとして2が記載され、処理IDとしてB2が記載され、設定時刻として、実行情報に含まれるパラメータが示す設定時刻である7:00が記載される。また第3処理について、機器IDとして3が記載され、処理IDとしてC2が記載され、設定時刻として、実行情報に含まれるパラメータが示す設定時刻である7:00が記載される。
ステップS726において、制御部206は、ステップS722にて決定した連携処理に係る機器グループを構成する各家電機器が実行すべき第2処理〜第4処理の各処理について、機器IDで識別される家電機器に、処理IDで識別される処理を実行するよう指示するための実行指示を送信する。ここで、制御部206は、実行指示として制御命令を送信する。
一例として連携処理が第1連携処理である場合、制御部206は、通信部201を用いて機器IDが2である第2家電機器30−2に対し実行指示として、実行すべき処理の処理ID(値はB2)に対応する制御命令(一例として9252xxxx)を送信する。
また、制御部206は、通信部201を用いて機器IDが3である第3家電機器30−3に対し実行指示として、実行すべき処理の処理ID(値はC2)に対応する制御命令(一例として8020xxxx)を送信する。
ここで、制御命令の送信は、ステップS725において実行制御表を作成していた場合には、実行制御表の時刻欄に記載されている時刻において行う。すなわち、実行制御表を作成した場合、制御部206は実行制御表を参照し、現在時刻が7:00になったときに、第2家電機器30−2に対し制御命令(9252xxxx)を送信し、第3家電機器30−3に対し制御命令(8020xxxx)を送信する。このようにすることで、家電機器がタイマー機能を持っていない場合であっても各家電機器を適切な時刻に動作させることができ、連携処理を実現できる。
ステップS731において、各家電機器はサーバ10から実行指示を受信する。
ステップS732において、各家電機器の制御部507は、受信した実行指示としての制御命令を個別機能部506に通知し、個別機能部506に、制御命令に係る処理を実行させる。
一例として、第2家電機器30−2において制御部507は個別機能部506に対し、値が9252xxxxである制御命令を通知する。個別機能部506は制御命令に基づきパワフル運転処理を実行する。また、第3家電機器30−3において制御部507は個別機能部506に対し、値が8020xxxxである制御命令を通知する。個別機能部506は制御命令に基づき炊飯開始処理を実行する。
以上により連携処理の一例として、設定時刻において第1家電機器30−1がアラームに係る報知を行い、第2家電機器30−2がパワフル運転(冷房又は暖房)を開始し、第3家電機器30−3が炊飯処理を開始するという処理が実現される。
<2.第2の実施形態>
<2−1.概要>
第1の実施形態では一の家電機器が実行した処理に基づいて実行すべき連携処理をサーバ10が特定していたが、連携処理実行システムの構成要素のいずれかが特定すれば足りる。第2の実施形態では各家電機器が、連携処理を構成する処理のうち自機器が実行すべき処理を特定する。
以下、第2の実施形態に係る連携処理実行システム1aについて図示例と共に説明する。なお第1の実施形態において説明したものと同じ構成要素については同じ符号を付し、それらについての説明は特に必要な場合を除き省略する。
連携処理実行システム1aは、図8に示すように家15内に配置されたルータ20a、第1家電機器30−1a、第2家電機器30−2a、第3家電機器30−3a、及び第4家電機器30−4a、並びに、家15から離れた場所に設置されておりルータ20とネットワークを介して接続されたサーバ10aを含んで構成される。ここで、第1家電機器30−1aは具体的にはスマートフォンである。また、第2家電機器30−2a、第3家電機器30−3a及び第4家電機器30−4aは、それぞれエアコン、炊飯器及び洗濯機である。
<2−2.サーバ10a>
サーバ10aは、第1家電機器30−1a〜第4家電機器30−4aを制御して連携処理を実現するためのサーバである。以下、サーバ10aについて説明する。
サーバ10aは、コンピュータで実現されており、連携処理を実現するために各家電機器が連携して動作するよう各家電機器を制御する機能を有する。サーバ10aは、図9に示すように通信部201、記憶部202、入力部203、表示部204、タイマー部205及び制御部206aを含んで構成される。
(1)制御部206a
制御部206aは、プロセッサ及びメモリを含んで構成されている。制御部206aはサーバ10aの全体動作を制御する機能を有する。制御部206aの機能は、メモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
制御部206aは、主要な機能として情報配布機能を有する。情報配布機能は、一の家電機器機により実行された第1処理に対応する第2処理〜第4処理の各処理に関し、各処理に対応する機器IDで識別される家電機器に、一の家電機器から取得した機器情報及び実行情報を送信する機能である。情報配布機能による処理は、図13のフローチャートにおけるステップS1311に相当する。
<2−3.第1家電機器30−1a〜第4家電機器30−4a>
第1家電機器30−1a、第2家電機器30−2a、第3家電機器30−3a及び第4家電機器30−4aは、連携処理を構成する処理を行う家電機器である。これらの各家電機器の構成は、記憶部502a及び制御部507a以外は、第1家電機器30−1、第2家電機器30−2、第3家電機器30−3及び第4家電機器30−4の構成と同様である。よって以下では、第1家電機器30−1aの構成について説明し、第2家電機器30−2a、第3家電機器30−3a及び第4家電機器30−4aの構成については特に必要な場合を除いて説明を省略する。
第1家電機器30−1aは、機能構成としては、図12に示すように、通信部501、記憶部502a、入力部503、表示部504、タイマー部505、個別機能部506及び制御部507aを含んで構成される。
(1)記憶部502a
記憶部502aは、フラッシュメモリ及びハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶媒体で実現されており、データを記憶する機能を有する。記憶部502aは、機器処理表及び連携処理構成表を記憶する。機器処理表及び連携処理構成表は第1の実施形態で説明したものと同様のものである。連携処理構成表は、第1の実施形態ではサーバ10の記憶部202が記憶していたが、第2の実施形態ではサーバ10aの記憶部202に加え第1家電機器30−1aの記憶部502aにおいても記憶している。
(2)制御部507a
制御部507aは、プロセッサ及びメモリを含んで構成され、第1家電機器30−1aの全体動作を制御する機能を有する。制御部507aの機能はメモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
制御部507aは、主要な機能として処理一覧表示機能、情報送信機能、連携処理決定機能、個別機能部制御機能、及び登録要求機能を有する。処理一覧表示機能、情報送信機能及び登録要求機能については第1の実施形態において説明したものと同様である。個別機能部制御機能は第1の実施形態におけるものとは少し異なる。以下、連携処理決定機能、個別機能部制御機能について順に説明する。
(A)連携処理決定機能
連携処理決定機能は、実行すべき連携処理を決定する機能である。連携処理決定機能による処理は図13に示すフローチャートにおけるステップS1322、及び図14に示す処理に相当する。
(B)個別機能部制御機能
個別機能部制御機能は、ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能、及び実行指示に基づく個別機能部制御機能を含む。ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能は、第1の実施形態におけるものと同様である。ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能による処理は図13のフローチャートにおけるステップS712及びステップS713に相当する。
実行指示に基づく個別機能部制御機能については、第1の実施形態ではサーバ10から受信する制御命令により指示される処理の実行を個別機能部506に指示していた。これに対し第2の実施形態では制御部507aが上述の連携処理決定機能により決定した連携処理について、この連携処理を構成する処理のうち自家電機器が実行すべき処理の実行を個別機能部506に対し指示している。実行指示に基づく個別機能部制御機能による処理は図13のフローチャートにおけるステップS1323〜ステップS1326に相当する。
<2−4.動作>
以下、連携処理実行システム1aが連携処理を実行する場合の処理について図13〜図14を参照しながら説明する。
ステップS711〜ステップS716、及びステップS721については第1の実施形態において説明したものと同様である。
ステップS1311において、サーバ10aの制御部206aは登録されている各家電機器それぞれに対し、ステップS721において取得した機器情報及び実行情報に加え、機器登録情報を送信する。
機器登録情報は、図15に示すように、機器構成表の登録状態欄に1(登録)の記載がされている家電機器の機器IDを列挙したものである。
ステップS1321において、各家電機器はサーバ10aから機器情報、実行情報、及び機器登録情報を受信する。
一例として、機器情報に含まれる機器IDの値は、第1家電機器を示す1である。また受信する機器情報に含まれる処理IDの値は、アラーム処理を示すA2である。
ステップS1322において、各家電機器の制御部507aは、機器情報、実行情報及び機器登録情報に基づき連携処理決定処理を行う。
ここでステップS1322の連携処理決定処理の詳細について図14を用いて説明する。
なお、図14に示す連携処理決定処理と図8を用いて既に説明した連携処理決定処理とは、実行主体が各家電機器(図14)とサーバ(図8)とで異なるものの、処理の内容はおおよそ同様である。具体的には、図14のステップS1411、S1412、S1414〜S1416、及びS1421〜S1424は、図8のステップS811、S812、S814〜S816、及びS821〜S824と同様である。よってこれらについては説明を省略する。
図14は、ステップS1451が、ステップS1412とステップS1413の間に挿入されている点、ステップS1413において判断に機器登録情報を用いている点が図8とは異なる。
ステップS1451において、制御部507aは、ステップS1412において肯定的な判断がされた連携処理について、この連携処理を構成する第2処理〜第4処理のいずれかに、自家電機器の機器IDが対応付けられているか否かを判断する。判断結果が肯定的であった場合(ステップS1451でYes)にはステップS1431に進み、判断結果が否定的であった場合(ステップS1451でNo)にはステップS1415に進む。
これにより、自家電機器が実行すべき処理を含まない連携処理が、ステップS1413及びステップS1414により実行候補であると判断されてしまうのを防いでいる。
ステップS1413では、制御部507aは、ステップS813で用いていた機器構成表の代わりに、機器登録情報を参照し、判定対象である連携処理の残処理に係る機器グループに含まれる家電機器が全て登録されているか否か判断する。
以上で連携処理決定処理の説明を終え、ステップS1323の説明に進む。
ステップS1323において、ステップS1322の連携処理決定処理で、実行する連携処理を決定したか否か判断する。実行する連携処理を決定しなかった場合(ステップS1323でNo)、処理を終了し、決定した場合(ステップS1323でYes)、ステップS1324に進む。
ステップS1324において、受信した実行情報がパラメータを含んでいたか否か判断し、含んでいなかった場合(ステップS1324でNo)には、ステップS1326に進み、含んでいた場合(ステップS1324でYes)には、ステップS1325に進む。
ステップS1325において、制御部507aは、タイマー予約を実行する。
具体的には、制御部507aは、パラメータにより示される設定時刻になったときに、その旨通知するようタイマー部505に設定する。
ステップS1326において、制御部507aは、第2処理〜第4処理のうち、自機器IDが対応付けられている処理を実行するよう個別機能部506に指示する。個別機能部506は、制御部507aから実行指示された処理を実行する。
但し、ステップS1325においてタイマー予約を行っている場合は、制御部507aは、タイマー部505から現在時刻が設定時刻に一致したとの通知を受けたときに個別機能部506に対し処理の実行を指示することになる。
<3.変形例>
以上、本発明に係る連携処理実行システムの実施形態を説明したが、例示した連携処理実行システムを以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの連携処理実行システムに限られないことは勿論である。
(1)上述の第1の実施形態では、サーバ10が第2処理〜第4処理の各処理を実行すべき家電機器それぞれに対し実行指示を送信するタイミングを、サーバ10が受信した第1処理に係る実行情報がパラメータを含んでいたか否かにより切り替えていた。具体的には、実行情報がパラメータを含んでいなかった場合には、送信すべき制御命令が特定でき次第、各家電機器に送信し(ステップS724でNo、ステップS726)、実行情報がパラメータを含んでいた場合には、そのパラメータにより示される設定時刻に、制御命令を送信していた(ステップS724でYes、ステップS725及びステップS726)。
しかしながら、実行指示を送信するタイミングは、各家電機器が制御命令に基づく処理を行うことにより連携処理を実行できるタイミングであれば足りる。
(A)例えば、サーバ10が、第1処理〜第4処理をシーケンシャルに実行されるよう制御することで連携処理を実現してもよい。
具体的には、サーバ10は、第1処理に係る実行情報を受信した後、第1処理の実行が完了した旨の通知を受信するのを待つ。ここで、第1〜第4処理の各々を実行する各家電機器は、処理の実行が完了した場合に完了通知をサーバ10に通知するものとする。
サーバ10は、第1処理を実行した家電機器から完了通知を受け取ると、第2処理に係る実行指示を第2処理を実行すべき家電機器に送信する。そして第2処理に係る完了通知を受け取ると、サーバ10は、第3処理に係る実行指示を第3処理を実行すべき家電機器に送信する。そして第3処理に係る完了通知を受け取ると、第4処理に係る実行指示を第4処理を実行すべき家電機器に送信する。
(B)例えば、サーバが、実行情報がパラメータを含んでいた場合に、そのパラメータにより示される設定時刻に、制御命令を送信するのに代えて、設定時刻にオフセットを加えた時刻に送信することとしてもよい。
例えば連携処理構成表において、図16に示すように第2処理〜第4処理に対し、機器ID、処理IDに加えオフセットを対応付けておく。オフセットは、設定時刻との差分の時間(一例として単位は分)を示す。
第1処理に対応付けられたオフセットは、値が1の場合、第2〜第4処理についてオフセットを用いることを示し、値が0の場合、オフセットを用いないことを示すフラグとして用いる。
以下、本変形例に係る実行制御表の作成処理(第1実施形態におけるステップS725に対応)の手順を図17に示す。
ステップS1711において、実行すべき連携処理の第1処理のオフセットに記載の値が0か否か判断する。0である場合(ステップS1711がYes)には、ステップS1712に進み、0でない場合(ステップS1712でNo)には、ステップS1721に進む。
実行すべき連携処理が第3連携処理であった場合、第1処理のオフセットは1であるので、ステップS1711における判断は否定的(ステップS1711でNo)となる。
ステップS1712において、制御部206は、第1処理に係る実行情報に含まれるパラメータを、各処理(第2処理〜第4処理)に係るパラメータとして、機器ID、処理IDと対応付けて実行制御表に記載する。
実行すべき連携処理が第8連携処理でありパラメータが「7:00」の場合、第2処理については、実行制御表に設定時刻(値は7:00)、機器ID(値は2)、及び処理ID(値はB1)が対応付けて記載される。
ステップS1721において、制御部206は、実行すべき連携処理の第1処理のオフセットに記載の値が1か否か判断する。1である場合(ステップS1721がYes)には、ステップS1722に進み、1でない場合(ステップS1721でNo)には、処理を終了する(RETURN)。
実行すべき連携処理が第3連携処理であった場合、第1処理のオフセットは1であるので、ステップS1721における判断は肯定的(ステップS1721でYes)となる。
ステップS1722において、制御部206は、新パラメータ(= 第1処理に係る実行情報に含まれるパラメータ + 各処理に係るオフセット欄記載のオフセット値)を算出する。
実行すべき連携処理が第3連携処理であり、パラメータが「7:00」である場合、第2処理については、新パラメータは、(7:00)+(―5分) = 6:55となる。第3処理については、新パラメータは、(7:00)+(5分) = 7:05となる。第4処理については、新パラメータは、(7:00)+(10分) = 7:10となる。
ステップS1723において、新パラメータを各処理に係るパラメータとして、機器ID、処理IDに対応付けて実行制御表に記載し、処理を終了する(RETURN)。
実行すべき連携処理が第3連携処理であり、判断対象となる処理が第2処理の場合には、制御部206は、実行制御表に設定時刻(値は6:55)、機器ID(値は2)、及び処理ID(値はB3)を対応付けて記載する。以上の処理により、例えば、図9に示す実行制御表(実行制御番号=2に対応する部分)が生成されることになる。
以上の処理により、一例としての第3連携処理の場合であれば、スマートフォンにより第1処理として7:00にアラームの設定がされると、6:55に第2処理としてエアコンがパワフル運転を行って部屋の温度を下げ、7:00にスマートフォンが音などによる報知を行い、7:05に第3処理として炊飯器による炊飯が開始され、7:10に第4処理として洗濯機による洗濯が開始される。
ここで、上述の例における第3処理、第4処理に関するオフセットは、ユーザの利便性を向上させるために、第3処理、第4処理を完了するのに要する時刻を勘案して予め定められている。一例として第3処理(炊飯)については炊飯開始から完了までに15分必要であるとすると、7:05に炊飯開始した場合、7:20に炊飯が完了する。よって、ユーザは7:00に起床し、20分で身支度を調えて、7:20から朝食を食べることができる。
また第4処理(洗濯)については洗濯開始から完了まで30分必要であるとすると、7:10に開始した洗濯は7:40に完了する。よって、ユーザは朝食を20分程度で済ました後、7:40から洗濯を開始することができる。
このように第3連携処理が行われることで、ユーザは室内温度がエアコンにより適切に調節された状態で快適に目覚め、時間を無駄にすることなくスムースに朝食、洗濯物を干す作業を済ませることができる。
以上のように、図16の連携処理構成表に記載するオフセットは、ユーザの利便性を向上させることができるように、各処理の実行に要する時間等を勘案して家電機器毎、処理毎に予め定めるべきものである。図16におけるオフセットの値はあくまで一例であり、家電機器の仕様等に応じてより適切な値に変更して用いてもよい。
また上述の実施形態及び変形例では、パラメータとして設定時刻を用いる例で説明したが、パラメータは設定時刻に限るものではなく、エアコンや湯沸かし器などに用いられる設定温度など、処理の実行に必要な他のパラメータを用いることとしてもよい。
(C)サーバ10が、現在時刻がパラメータにより示される設定時刻になるのを待って、各家電機器に制御命令を送信するのに代えて、設定時刻をパラメータとして含む制御命令を各家電機器に即時送信することとしてもよい。この場合、制御命令を受信した家電機器のそれぞれが、設定時刻を記憶しておき、現在時刻が設定時刻と一致したときにその制御命令により示される処理を実行する。
なお送信する制御命令に含めるパラメータは、上述の変形例(1)(B)に係る新パラメータのようにオフセットによって補正されたものであってもよい。
(2)上述の実施形態では、サーバ10の制御部206は一の家電機器により特定の処理が現実に実行されたことをトリガとして連携処理を開始していたが、これに限らず過去に実行された処理の履歴に基づいて連携処理を開始することとしてもよい。
一例として、制御部206は、履歴として特定の家電機器において特定の処理が特定の時刻近傍で、特定の日数連続して行われていることが記録されている場合に、連携処理を開始すると判断してもよい。以下、図18、図19を用いて説明する。
図19のステップS1901において、サーバ10の制御部206は、履歴として、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4のいずれかである一の家電機器から機器情報及び実行情報を受信する毎に、受信した日時を示す日時情報、受信した機器情報に含まれる機器ID、及び受信した実行情報に含まれる処理IDを対応付けて履歴情報(図18参照)として記憶部202に記憶させる。
ステップS1902において、制御部206は所定の時間毎(一例として4分毎)に履歴情報を参照する。
ステップS1903において、制御部206は、履歴情報において、所定日数(一例として5日)以上、タイマー部205が示す現在時刻の近傍(一例として現在時刻−2分以降、現在時刻+2分より前)において、同一の機器ID及び同一の処理IDを受信していることが記録されているか否かを判断する。肯定的と判断した場合(ステップS1903でYes)は、ステップS1904に進み、否定的と判断した場合(ステップS1903でNo)はステップS1901に進む。
ここでステップS1903における判断について具体的に説明する。例えば現在時刻が2013年6月6日の12時00分であるとする。図18の履歴情報では、値が1である機器IDと値がA2である処理IDとの組が、2013年6月1日〜2013年6月5日の12時00分に記録されている。この場合、履歴情報において、5日以上、現在時刻の近傍において、同一の機器ID及び同一の処理IDを受信していることが記録されているので、制御部206は肯定的であると判断することになる。
ステップS1904において、制御部206は、ステップS1903における肯定的な判断に係る同一の機器ID及び同一の処理IDを受信したものとみなして、図7のステップS722に進む。図7のステップS722以降の処理については説明済みである。
なお、2013年6月6日の12時00分近傍においても、同一の機器IDに係る機器による同一の処理IDに係る処理が実行された場合のように、同一の処理及び連携処理が同時に並行して実行されることになるような場合、履歴に基づく連携処理は実行しないこととする。
以上により、例えば、ユーザが現在日の前日まで所定日数連続して特定の時刻に特定の家電機器を用いて特定の処理を行っており、現在日にも同じ時刻に同一の処理を行うつもりであったものの処理の実行を忘れたような場合に、その処理が実行されるためユーザの利便性が増す。
また履歴に基づく連携処理の上記とは別の例として、履歴情報において、特定の機器ID及び特定の処理IDの組が、特定の期間内に特定の回数、特定の機器ID及び処理IDが記録されている場合に連携処理を実行してもよい。
また履歴に基づく連携処理の別の例として、特定の機器IDに係る家電機器において、特定の処理IDに係る処理がされたことにより、その家電機器が特定の状態(例えば電源がオンの状態)になり、その状態が所定時間継続した場合に連携処理を実行することとしてもよい。その状態が所定時間継続したか否かは、履歴情報において、その家電機器を特定の状態(例えば電源がオンの状態)にするための処理が行われてから所定時間のうちに、その家電機器を他の状態(例えば電源がオフの状態)にするための処理が行われていることが記録されているか否かにより判断できる。
(3)上述の実施形態では連携処理は複数の家電機器それぞれが実行する処理で構成されることとしていたが、複数の処理により構成されていれば足りる。例えば連携処理は複数の連携処理から構成されることとしてもよいし、複数の連携処理と、家電機器それぞれが実行する処理との組み合わせから構成されることとしてもよい。
以下、複数の連携処理から構成される連携処理を「複数連携処理」という。また以下、複数連携処理を構成する各連携処理を「単位連携処理」という。
本変形例に係る連携処理実行システム2000は、図20に示すようにサーバ2010、ルータ20、第1機器グループ2021〜第3機器グループ2023で構成される。本変形例に係る複数連携処理についての説明は、おおよそ上述の実施形態における連携処理、及び連携処理を構成する各処理を、複数連携処理及び単位連携処理に置き換えたものとなる。
サーバ2010の構成は特段の説明を加える場合を除きサーバ10と同様である。よって以下サーバ2010の構成について説明する場合には図2を用いる。また第1家電機器30−1以外の各家電機器の構成は特段の説明を加える場合を除き第1家電機器30−1の構成と同様である。よって以下家電機器の構成について説明する場合には図5を用いる。
第1機器グループ2021は、第1家電機器30−1〜第A家電機器30−Aまでの複数の家電機器で構成される。第1機器グループ2021を構成する複数の家電機器は単位連携処理を実行する。
第2機器グループ2022は、第B家電機器30−B〜第C家電機器30−Cまでの複数の家電機器で構成される。第2機器グループ2022を構成する複数の家電機器は単位連携処理を実行する。
第3機器グループ2023は、第D家電機器30−D〜第E家電機器30−Eまでの複数の家電機器で構成される。第3機器グループ2023を構成する複数の家電機器は単位連携処理を実行する。
複数の機器グループのいずれかにおいて単位連携処理が実行された場合、その機器グループを構成する家電機器のいずれかがサーバ2010に対し、その機器グループを識別するためのグループIDと、実行した単位連携処理を示す処理IDとが送信する。サーバ2010に対しグループID及び処理IDを送信する家電機器は、特定の家電機器でもよいし、単位連携処理を構成する処理のうちの特定の処理を実行した家電機器であってもよい。
サーバ2010は複数連携処理構成表を用い、実行すべき複数連携処理を特定する。
複数連携処理構成表は図21に示すように、複数連携処理を構成する第1単位連携処理と、他の単位連携処理(第2単位連携処理、第3単位連携処理)との対応を示している。また、第1単位連携処理〜第3単位連携処理のそれぞれは、単位連携処理を実行する機器グループのグループIDと、単位連携処理を識別するための処理IDとの組で表されている。なお、複数連携処理が3個未満の連携処理で構成されている場合、すなわち複数連携処理において第3単位連携処理が行われない場合については、これらの処理に対応するグループID及び処理IDは複数連携処理構成表において空欄となっている。
サーバ2010の通信部201が一の機器グループが送信したグループID及び処理IDを受信すると、制御部206は記憶部202から複数連携処理構成表を読み出す。
そして制御部206は複数連携処理構成表に示される第1単位連携処理のグループIDと処理IDとの組のうち、受信したグループIDと受信した処理IDとの組と一致するものがあるか否か判断し、一致するものがあった場合にその一致した複数連携処理を実行すべき複数連携処理と特定する。
そして、サーバ2010は、特定した複数連携処理を構成する第2単位連携処理及び第3単位連携処理について、グループIDで識別される機器グループに、処理IDで識別される処理を実行するよう指示するための実行指示を送信する。
この後、各機器グループにおいて、サーバ2010から送信された処理IDで識別される単位連携処理を実行することになる。ここでサーバ2010は、各機器グループに対し実行指示を送信するのに代えて、各機器グループを構成する各家電機器に対し、単位連携処理を構成する各処理のうち、各家電機器が実行すべき処理についての実行指示を、実行すべき各家電機器に対し送信するものとしてもよい。
以上により、連携処理実行システム2000を構成する複数の機器グループそれぞれにより複数連携処理を構成する各単位連携処理が実行されることで、結果として連携処理実行システム2000により複数連携処理が実行されることになる。
(4)上述の実施形態では、サーバ10及びサーバ10aは一の家電機器について認証を行うことなく、一の家電機器から機器情報及び実行情報を受信して連携制御を開始していたが、一の家電機器について認証を行うのが望ましい。認証を行うことにより幼児など家電機器を操作するのが望ましくないユーザや不正なユーザなどにより操作された一の家電機器から機器情報及び実行情報を受信し、連携制御を開始してしまうのを防ぐことができる。認証としてはパスワード認証などの一般的な認証を用いることが考えられる。
またサーバと家電機器との間の通信に関しセキュリティを高めるため、送信側において機器情報、実行情報、実行指示などのデータに対しデジタル署名及びセキュアハッシュなどの検証データを付加し、受信側において検証データを用いて改ざん検出を行うことによりセキュリティを高めてもよい。
(5)上述の実施形態では、第1家電機器30−1〜第4家電機器30−4は家15内に配置されているとしたが、配置場所を限定する必要は無くサーバ10及びサーバ10aと通信できれば足り配置場所は問わない。
例えば、第1家電機器30−1は、ユーザにより家15外に持ち運ばれるスマートフォンであり、図22に示すように基地局2220を介してサーバ10と通信するとしてもよい。
また、上述の実施形態では、一の家電機器が第1処理(一例としてアラーム処理)を行っていたが、第1処理は、一の家電機器から他の家電機器に対する命令の送信であってもよい。例えば、一の家電機器がスマートフォンであり、第1処理は他の家電機器である炊飯器に対する炊飯処理の実行を指示する命令の送信処理であってもよい。この場合、ユーザはスマートフォンを用いて家15の外部から家15内の炊飯器を制御することができる。
(6)上述の実施形態及び変形例では、一の家電機器が処理一覧表示機能、ユーザ指示に基づく個別機能部制御機能に関し、ユーザにユーザ指示を入力させるためGUI(Graphical User Interface)を表示することについて説明はしなかったが、GUIを表示してユーザ指示の入力を補助することでユーザにとって利便性を向上させることができる。
例えば、一の家電機器は、先ずパスワード認証のために図23のGUI2301を表示部504に表示する。ユーザはGUI2301を見て、所定のユーザアカウントとパスワードを、入力部503を用い入力する。一の家電機器は、入力されたユーザアカウントとパスワードとをサーバに送信する。サーバは、ユーザアカウントとパスワードとの組が正しいか否かを判断し、正しい場合に認証成功を一の家電機器に通知する。認証成功の通知を受けた一の家電機器は、GUI2302を表示部504に表示する。GUI2302は、一の家電機器においてユーザから実行指示された場合に、一の家電機器が実行可能な処理を一覧的に示す。
ユーザは、入力部503を用いてGUI2302として一覧表示された処理の一つを選択することにより一の家電機器にユーザ指示を行う。
なお、GUI2302に一覧表示された処理は、さらに複数のサブ処理から構成されるものであってもよい。GUI2302において複数の処理を含む処理がユーザにより選択された場合に、それら複数の処理から1つの処理を選ぶためのGUI(一例としてGUI2303)を更に表示することとしてもよい。
例えば、GUI2302に表示された「電源オン/オフ」は電源オンと電源オフの2つの処理を含む。この場合、GUI2302においてユーザが「電源オン/オフ」を選択した場合、一の家電機器は、電源オン処理と電源オフ処理のいずれかを選択するためのGUI2303を表示する。
また上述の変形例(5)のように家15の外部から家15内の炊飯器を制御するような一の家電機器としてのスマートフォンに表示されるGUIを図24に示す。
図24のGUI2401の説明に関しては、図23を用いて説明したGUI2301と同じである。
スマートフォンがGUI2401を表示した後、サーバから認証成功の通知を受けた場合には、GUI2402を表示する。GUI2402は、ユーザに、家15内の家電機器のうち制御対象とするものを選択させるためのGUIであり、制御対象となる家電機器の名前を一覧表示するものである。
ここで、制御対象となる家電機器は、サーバに登録されている家電機器である。制御対象となる家電機器がいずれの家電機器であるかを認識するために、一の家電機器はサーバから機器情報表を取得する。なお、一の家電機器は機器情報表の全てを取得する必要は無く、機器情報表のうち登録状態が1である家電機器に関する部分を取得すれば足りる。
GUI2402を見たユーザは、一の家電機器の入力部503を用いて、一覧表示された家電機器のうち制御対象にすることを望む家電機器を示すユーザ指示を入力する。一例としてユーザにより選択された家電機器はエアコンであるとする。
一の家電機器は、ユーザ指示を受け付けると図24のGUI2403に示すように、ユーザ指示により示された家電機器が実行し得る処理の一覧を表示する。一例としてGUI2403には、エアコンが実行し得る処理として、電源オン/オフ、温度設定、入タイマー、・・・が表示される。図24におけるGUI2403からGUI2404への表示の変更は、図23におけるGUI2302からGUI2303への表示の変更と同様であるので、説明を省略する。
(7)上述の実施形態では、第1家電機器30−1〜第4家電機器30―4はそれぞれスマートフォン、エアコン、炊飯器及び洗濯機である例について説明したが、サーバと通信可能であり、制御命令により実行制御できる家電機器であれば足りる。連携処理実行システムは、スマートフォン、エアコン、炊飯器及び洗濯機の少なくとも1つを含めて構成してもよいし、これら以外の家電機器で構成されてもよいし、2個、3個及び5個以上の家電機器から構成されてもよい。スマートフォン、エアコン、炊飯器及び洗濯機以外の家電機器としては、一例として映像及び音声の記録再生装置、デジタルテレビ放送受信機、電子レンジ、掃除機、空気清浄機、プリンタ、電気ポット、コーヒーメーカー、電話機、携帯電話機、目覚まし時計、FAX送受信機及び照明器具などがある。なお、これらの家電機器においては、各機器が有する機能を実現する個別機能部506の構成が相互に異なることになる。
(8)第2の実施形態では、サーバ10aの制御部206aが、情報配布機能として、一の家電機器から取得した機器情報及び実行情報の送信先を選出していたが、連携処理を構成する第2処理〜第4処理を実行すべき家電機器に機器情報及び実行情報を送信できれば足りる。
例えば、サーバ10aが、連携処理実行システムに含まれる全家電機器に機器情報及び実行情報を送信することとしてもよい。この場合、機器情報及び実行情報を受信した各家電機器は、自処理決定機能により、連携処理を構成する処理の中に自家電機器で実行すべき処理があるか否かを判断する。そして、自家電機器で実行すべき処理が無い家電機器は、受信した機器情報及び実行情報を破棄すればよい。
(9)上述の実施形態では、複数の家電機器の間でデータ、実行指示などの送受信を行っていなかったが、送受信を行うこととしてもよい。
ここで、連携処理実行システムを構成する複数の家電機器は、一例として上述の変形例(6)に記載の通り多種多様である。よって、各家電機器が通信を行う場合に用いる通信フォーマットも多岐にわたる。また、各家電機器が用いる制御命令セットも多岐にわたる。同じ処理(例えば電源オン処理)の実行を家電機器に指示するとしても、その処理の実行のために各家電機器に通知すべき制御命令(一例として家製協フォーマットの赤外線リモコンコード)は異なってくる場合がある。
1つの家電機器において、他の家電機器が使用する全ての通信フォーマット、全ての制御命令セットを理解し使用できるようにする場合、その1つの家電機器を制御するプログラムのサイズは非常に大きなものとなってしまう。また、連携処理実行システムに現状含まれていないが、将来含まれ得る家電機器と通信するためのプログラムも予め記憶しておく必要があり、余分な記憶領域を使用することになってしまう。
この場合、サーバは連携処理実行システムに含まれる各家電機器に対し、連携処理実行システムに含まれる他の家電機器と通信するためのプログラム、他の家電機器に処理を実行させるための制御命令セットを送信しておけばよい。
これにより、各家電機器は、他の家電機器にデータや実行指示を送信できることとなり、かつ使用する記憶領域を節約することができる。
(10)上述の実施形態では、各家電機器が相互に情報の送受信を行うことについては記載していないが、連携処理の実行に必要な情報などを、サーバを介して相互に送受信を行うこととしてもよい。
(11)上述の実施形態では、ユーザが一の家電機器に対し処理の実行を指示するユーザ指示を入力する場合に、処理一覧画像に選択肢として表示された1以上の処理の中から1つを選んでいたが、ユーザ指示が入力できれば足りる。例えば、一の家電機器の入力部503が処理それぞれの実行を指示するためのキーを備えており、ユーザは入力部503が備えるキーを押下することによってユーザ指示を入力することとしてもよい。
(12)上述の実施形態では、サーバは1台のコンピュータで実現されているとしたが、上述の実施形態においてサーバについて説明した機能を実現できるよう構成されれば足りる。例えば、サーバは1以上のコンピュータ及び記憶装置などから構成されるクラウドであってもよい。
(13)上述の実施形態では、ステップS723において、残処理を実行する機器グループを構成する家電機器が全て登録されている連携処理が複数あった場合に、機器グループに含まれる家電機器の数が最も多い連携処理を特定することとしたが、実行すべき連携処理が特定できれば足りる。例えば各連携処理に対し予め優先度を定めておき、優先度の高い連携処理を選出することとしてもよい。
(14)上述の実施形態では、サーバが家電機器に対し連携処理に係る処理の実行指示として、制御命令、並びに機器情報及び実行情報を送信していたが、実行指示を受けた家電機器が、連携処理に係る処理を実行できるものであれば足りる。例えば、実行指示は、連携処理に係る処理を識別する処理IDなどでもよい。
また、制御命令として、各家電機器について規定されているリモコン信号に係る家製協フォーマットなどの既存のフォーマットに従った命令を用いてもよい。この場合、各家電機器がサーバから受信した制御命令を解釈する場合に、リモコン信号に係る解析ルーチンを流用することができる。
また、連携処理構成表において第1処理〜第4処理のそれぞれに、1つの制御命令を対応付けていたが、制御命令は、第1処理〜第4処理のそれぞれの実行の指示ができれば足りる。例えば、第1処理〜第4処理のそれぞれに対応付けられる制御命令は、1つの命令である必要は無く複数の制御命令から成ることとしてもよい。より具体的には、第1処理が特定の時刻に特定の処理を実行する処理であった場合に、第1処理に対応する制御命令は、特定の時刻を指定する制御命令と、特定の処理の実行を指示する制御命令との2つの制御命令から成ることとしてもよいし、3つ以上の制御命令から成ることとしてもよい。
(15)上述の実施形態では、図8のステップS822〜S823のように実行候補である連携処理が複数ある場合に1つを選択して、選択された1つの連携処理を実行することとしていたが、必ずしも1つに制限する必要は無く、複数の連携処理を実行することとしてもよい。
(16)上述の実施形態では、ルータ20は、各家電機器とサーバ10との通信を中継するのみであったが、サーバ10とルータ20の機能を明確に区別する必要は無く、サーバ10の有する機能の少なくとも一部をルータ20に行わせることとしてもよい。
(17)上述の実施形態で示した連携処理特定機能、連携制御機能、機器登録機能、処理一覧表示機能、情報送信機能及び個別機能部制御機能に係る各処理などをサーバ、及び各家電機器のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるための機械語或いは高級言語のプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより各実施形態で示したような各機能が実現されるようになる。なお、プロセッサは、制御プログラムを直接実行する他、コンパイルして実行或いはインタプリタにより実行してもよい。
(18)上述の実施形態で示した各機能構成要素(通信部201、記憶部202、入力部203、表示部204、タイマー部205、制御部206、通信部501、記憶部502、入力部503、表示部504、タイマー部505、個別機能部506及び制御部507など)は、その機能を実行する回路として実現されてもよいし、1又は複数のプロセッサによりプログラムを実行することで実現されてもよい。
なお、上述の各機能構成要素は典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップされてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
(19)上述の実施形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
<4.補足>
以下、更に本発明の一実施形態としての連携処理実行システム及び連携処理実行方法の構成、その変形例及び効果について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る連携処理実行方法は、サーバに登録された複数の家電機器による連携処理を実行するための連携処理実行方法であって、前記サーバは、一の家電機器により実行される特定の処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループに属する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持しており、前記連携処理実行方法は、前記特定の処理が前記一の家電機器により実行されたことを検出する検出ステップと、前記検出がされた場合に前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成される1つのグループを選出する選出ステップと、前記選出ステップにおいて選出されたグループを構成する家電機器それぞれに対し前記送信すべき制御信号を送信する送信ステップとを含む。
この構成により、登録された家電機器の組み合わせに応じて各家電機器が行う処理を決定するため、ユーザ毎に異なる家電機器の保有状況に応じた連携処理を実現できる。
(2)また、前記送信ステップにおいて送信する前記制御信号は、当該制御信号を受信する家電機器を制御するために予め規定されているコマンドであるとしてもよい。
この構成により、サーバにおいて家電機器それぞれが解釈できる制御信号を一元管理しているので、各家電機器において共に連携動作を行い得る他の全家電機器の制御命令を予め記憶させておくことなく、複数の家電機器による連携処理を実行することができる。
(3)また、前記送信ステップにおいて送信する前記制御信号は、前記一の家電機器により前記特定の処理が実行されたことを表す信号であり、前記複数の家電機器のうち、前記特定の処理が実行された場合に実行すべき処理がある家電機器は、当該実行すべき処理を示す処理情報を保持しており、前記連携処理実行方法は、前記家電機器のそれぞれが、前記制御信号を受信した場合において前記処理情報を保持しているときに、前記処理情報により示される処理を実行する実行ステップを含むとしてもよい。
この構成により、前記一の家電機器により前記特定の処理が行われたことを、自家電機器において解釈できる制御信号により通知されるので、家電機器それぞれは、連携処理を構成する処理のうち自機器が実行すべき処理を特定し実行することができる。
(4)また、前記選出ステップにおいて選出するグループは、前記サーバに登録された全ての家電機器で構成されたグループであり、前記実行ステップにおいて、前記家電機器のそれぞれは、前記制御信号を受信した場合に前記処理情報を保持していないときには前記制御信号を破棄することとしてもよい。
この構成により、サーバにおいて各家電機器が実行すべき処理を特定しなくても、各家電機器において自機器が実行すべき処理を特定して実行することで連携処理を実現することができる。
(5)また、前記サーバは更に、前記複数の家電機器のいずれかにより実行される前記特定の処理とは異なる処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループを構成する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持しており、前記検出ステップにおいて、更に、前記複数の家電機器のいずれかにより前記特定の処理とは異なる処理が実行されたことを検出し、前記選出ステップにおいて、前記検出ステップにより前記特定の処理とは異なる処理が実行されたことを検出した場合には、前記特定の処理とは異なる処理に関連付けられている前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループを選出することとしてもよい。
この構成により、複数の連携処理の中から、ある家電機器において行われた処理に応じて実行すべき適切な連携処理を選出することができる。
(6)また、前記選出ステップにおいて前記選出を行う場合に、前記対応情報中に、前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループが複数あるときには、グループを構成する家電機器の数が最大であるものを選出することとしてもよい。
この構成により、より多くの家電機器により行われるきめ細かい連携処理を選択することができる。
(7)また、前記対応情報は、更に、前記1以上のグループそれぞれの優先度を示し、前記選出ステップにおいて前記選出を行う場合に、前記対応情報中に、前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループが複数あるときには、前記対応情報において示される優先度の最も高いグループを選出することとしてもよい。
この構成により、より重要なものとして定義されている連携処理を選択することができる。
(8)本発明の一実施形態に係る連携処理実行システムは、サーバに登録された複数の家電機器により構成される連携処理実行システムであって、一の家電機器により実行される特定の処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループに属する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持する記憶手段と、前記特定の処理が前記一の家電機器により実行されたことを検出する検出手段と、前記検出がされた場合に前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループを選出する選出手段と、前記選出手段が選出したグループを構成する家電機器それぞれに送信すべき制御信号を送信する送信手段とを備える。
この構成により、登録された家電機器の組み合わせに応じて各家電機器が行う処理を決定するため、ユーザ毎に異なる家電機器の保有状況に応じた連携処理を実現できる。
本発明の一形態に係る連携処理実行方法は、ユーザ毎に異なる家電機器の保有状況に応じた連携処理を行うものであり、サーバにより複数の家電機器を制御するシステムに有用である。
1、1a、2000 連携処理実行システム
10、10a、2010 サーバ
20、20a ルータ
30−1〜30−4 第1家電機器〜第4家電機器
30−1a〜30−4a 第1家電機器〜第4家電機器
201 通信部
202 記憶部
203 入力部
204 表示部
205 タイマー部
206、206a 制御部
501 通信部
502、502a 記憶部
503 入力部
504 表示部
505 タイマー部
506 個別機能部
507、507a 制御部
2021 第1機器グループ
2022 第2機器グループ
2023 第3機器グループ
2220 基地局

Claims (8)

  1. サーバに登録された複数の家電機器による連携処理を実行するための連携処理実行方法であって、
    前記サーバは、一の家電機器により実行される特定の処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループに属する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持しており、
    前記連携処理実行方法は、
    前記特定の処理が前記一の家電機器により実行されたことを検出する検出ステップと、
    前記検出がされた場合に前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成される1つのグループを選出する選出ステップと、
    前記選出ステップにおいて選出されたグループを構成する家電機器それぞれに対し前記送信すべき制御信号を送信する送信ステップとを含み、
    前記選出ステップにおいて前記選出を行う場合に、前記対応情報中に、前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループが複数あるときには、優先度の最も高いグループを選出する
    ことを特徴とする連携処理実行方法。
  2. 前記送信ステップにおいて送信する前記制御信号は、当該制御信号を受信する家電機器を制御するために予め規定されているコマンドである
    ことを特徴とする請求項1記載の連携処理実行方法。
  3. 前記送信ステップにおいて送信する前記制御信号は、前記一の家電機器により前記特定の処理が実行されたことを表す信号であり、
    前記複数の家電機器のうち、前記特定の処理が実行された場合に実行すべき処理がある家電機器は、当該実行すべき処理を示す処理情報を保持しており、
    前記連携処理実行方法は、
    前記家電機器のそれぞれが、前記制御信号を受信した場合において前記処理情報を保持しているときに、前記処理情報により示される処理を実行する実行ステップを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の連携処理実行方法。
  4. 前記選出ステップにおいて選出するグループは、前記サーバに登録された全ての家電機器で構成されたグループであり、
    前記実行ステップにおいて、前記家電機器のそれぞれは、前記制御信号を受信した場合に前記処理情報を保持していないときには前記制御信号を破棄する
    ことを特徴とする請求項3記載の連携処理実行方法。
  5. 前記サーバは更に、前記複数の家電機器のいずれかにより実行される前記特定の処理とは異なる処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループを構成する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持しており、
    前記検出ステップにおいて、更に、前記複数の家電機器のいずれかにより前記特定の処理とは異なる処理が実行されたことを検出し、
    前記選出ステップにおいて、前記検出ステップにより前記特定の処理とは異なる処理が実行されたことを検出した場合には、前記特定の処理とは異なる処理に関連付けられている前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループを選出する
    ことを特徴とする請求項1記載の連携処理実行方法。
  6. 前記選出ステップにおいて前記選出を行う場合に、前記対応情報中に、前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループが複数あるときには、グループを構成する家電機器の数が最大であるものを選出する
    ことを特徴とする請求項1記載の連携処理実行方法。
  7. 前記対応情報は、更に、前記1以上のグループそれぞれの優先度を示し、
    前記選出ステップにおいて前記選出を行う場合に、前記対応情報中に、前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループが複数あるときには、前記対応情報において示される優先度の最も高いグループを選出する
    ことを特徴とする請求項1記載の連携処理実行方法。
  8. サーバに登録された複数の家電機器により構成される連携処理実行システムであって、
    一の家電機器により実行される特定の処理に関連付けて、1以上の家電機器により構成される1以上のグループと、当該各グループに属する家電機器それぞれに送信すべき制御信号との対応を示す対応情報を保持する記憶手段と、
    前記特定の処理が前記一の家電機器により実行されたことを検出する検出手段と、
    前記検出がされた場合に前記対応情報を参照し、前記1以上のグループの中から前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループを選出する選出手段と、
    前記選出手段が選出したグループを構成する家電機器それぞれに送信すべき制御信号を送信する送信手段とを備え、
    前記選出手段において前記選出を行う場合に、前記対応情報中に、前記サーバに登録された1以上の家電機器で構成されるグループが複数あるときには、優先度の最も高いグループを選出する
    ことを特徴とする連携処理実行システム。
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