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JP6008215B2 - 多値信号伝送システム - Google Patents

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JP6008215B2
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Description

本開示は、4つ以上の複数の電圧レベルを有する多値データ信号を伝送する多値信号送信装置、多値信号受信装置、及び多値信号伝送システムに関する。本開示はまた、そのような多値信号送信装置及び多値信号受信装置を用いた多値信号伝送方法に関する。
近年、ディジタルコンテンツの映像の画質が向上するのに伴い、映像データのビットレート及びサイズも増大し、その結果、機器間で伝送されるデータ量も増大している。ディジタルインターフェースを介して接続された機器間で大量のデータを伝送するためには、伝送される信号の周波数を増大させる場合が多いが、周波数を増大させると伝送路において減衰が生じることなどにより信号の伝送が困難になる。この問題を回避するために、伝送される信号の周波数を増大させることなく、3つ以上の複数の電圧レベルを有する多値データ信号を伝送することによりデータを多重化する多値信号伝送方式が知られている。
例えば、多値信号を用いた伝送システムの例として特許文献1及び2の発明が知られている。
特開平3−109842号公報 特開2004−080827号公報
多数の電圧レベルを有する多値データ信号を用いる場合、多値データ信号の時間的に連続する2つの単位期間(すなわち、多値データ信号が所定の電圧レベルを有する最小単位時間)にわたる電圧レベルの遷移量が大きくなる。例えば、特許文献1の多値信号伝送方式では、4個の電圧レベルを有する多値データ信号を用いているので、電圧レベル間の電位差がすべて同じであると仮定すれば、電圧レベルの遷移量の最大値は、電圧レベルの遷移量の最小値(すなわち、異なる電圧レベルを判定する分解能)の3倍になる。異なる電圧レベルを判定する分解能よりもずっと大きな電圧レベルの遷移が生じると、電圧レベルのオーバーシュート又はアンダーシュートが生じ、これにより信号波形が劣化する(例えばアイパターンがつぶれる)。従って、従来の多値信号伝送方式では、受信装置は、送信装置から受信された多値データ信号の複数の電圧レベルを正しく判定できないという課題を有していた。
本開示の目的は、以上の課題を解決し、多値データ信号の複数の電圧レベルを正しく判定することができる多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法を提供することにある。
本開示の1つの態様に係る多値信号送信装置によれば、
原データ信号から4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を生成する多値信号送信装置であって、上記多値信号送信装置は、
単位期間毎に、上記原データ信号を示す電圧レベルを決定するデータ処理回路と、
上記決定された電圧レベルをそれぞれ有する複数の単位期間を含む多値データ信号を生成するドライバ回路とを備え、
上記データ処理回路は、
上記単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルを割り当て、
最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当て、
上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定し、
上記ドライバ回路は、上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、上記多値データ信号を生成する。
本開示のもう1つの態様に係る多値信号受信装置によれば、
4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を受信する多値信号受信装置であって、
上記多値データ信号には、単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルが割り当てられ、
最大の個数の電圧レベルが割り当てられた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルが割り当てられ、
上記多値データ信号は、上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを有し、
上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値は、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さく、
上記多値信号受信装置は、
上記単位期間毎に、上記多値データ信号の電圧レベルを検出するレシーバ回路と、
上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベル及び上記検出された電圧レベルに基づいて、上記多値データ信号の原データ信号を復元するデータ処理回路とを備えている。
また、本開示の他の態様によれば、上記多値信号送信装置及び上記多値信号受信装置を備えた多値信号伝送システム及び多値信号伝送方法が提供される。
これらの概括的かつ特定の態様は、システム、方法、コンピュータプログラム、並びにシステム、方法及びコンピュータプログラムの任意の組み合わせにより実現してもよい。
本開示の態様に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、多値データ信号の複数の電圧レベルを正しく判定することができる。
第1の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第1の例を示す表である。 図1の多値信号送信装置100の多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルの第1の例を示す表である。 図2及び図3の条件下で、図1の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図2の条件下で、図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。 図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第2の例を示す表である。 図1の多値信号送信装置100の多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルの第2の例を示す表である。 図6及び図7の条件下で、図1の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図6の条件下で、図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。 第2の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第1の例を示す表である。 図3及び図12の条件下で、図11の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図12の条件下で、図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。 図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第2の例を示す表である。 図7及び図15の条件下で、図11の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図15の条件下で、図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。 第4の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第1の例であって、第1の単位期間2tに割り当てられた電圧レベルを示す表である。 図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第1の例であって、第2の単位期間2t+1に割り当てられた電圧レベルを示す表である。 図12、図19及び図20の条件下で、図18の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図12の条件下で、図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cによって生成されるビット列の例を示す表である。 図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cにおいて使用されるビット値の遷移法則の第2の例を示す表である。 図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第2の例であって、第1及び第3の単位期間4t、4t+2に割り当てられた電圧レベルを示す表である。 図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第2の例であって、第2の単位期間4t+1に割り当てられた電圧レベルを示す表である。 図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第2の例であって、第4の単位期間4t+3に割り当てられた電圧レベルを示す表である。 図23〜図26の条件下で、図18の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図23の条件下で、図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cによって生成されるビット列の例を示す表である。 第5の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 図29の多値信号送信装置100Dのデータ処理回路101Dによって生成されるビット列の第1の例を示す表である。 図3、図12及び図30の条件下で、図29の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 図29の多値信号送信装置100Dのデータ処理回路101Dによって生成されるビット列の第2の例を示す表である。 図7、図15及び図31の条件下で、図29の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。 第6の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 第7の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図にわたって、同様の構成要素は同じ符号により示す。
第1の実施形態.
図1は、第1の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図1の多値信号伝送システムは、多値信号送信装置100及び多値信号受信装置200を備え、4以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を、伝送路300を介して多値信号送信装置100から多値信号受信装置200に伝送する。本明細書で説明する各実施形態において、多値データ信号は、単位期間毎に、2のべき乗の値(例えば4値又は8値など)を有し、Nビットで表されるとする。
多値信号送信装置100には、外部回路(図示せず)から、入力データ信号と、所定の周波数f[Hz]のクロック信号とが入力される。多値信号送信装置100は、データ処理回路101及び多値ドライバ回路102を備え、電源VDD1及び接地GND1を有する。データ処理回路101は、クロック信号に基づいて動作し、単位期間毎に、入力データ信号を示す電圧レベルを決定し、決定された電圧レベルを示すNビットのパラレルデータを生成して、多値ドライバ回路102に送る。多値ドライバ回路102は、単位期間毎に、入力データ信号を示すNビットのパラレルデータから、2個の電圧レベルのうちのいずれか1つを有する多値データ信号を生成する。
多値データ信号の電圧レベルは、詳しくは、以下のように決定される。データ処理回路101は、単位期間毎に予め決められた個数の2個の電圧レベルを割り当てる。ただし、このとき、データ処理回路101は、最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当てる。データ処理回路101は、単位期間毎に、割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、入力データ信号を示す電圧レベルとして決定する。多値ドライバ回路102は、決定された電圧レベルをそれぞれ有する複数の単位期間を含む多値データ信号を生成する。このとき、多値ドライバ回路102は、最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、多値データ信号を生成する。
多値ドライバ回路102は、多値データ信号を、伝送路300を介して多値信号受信装置200に送信する。
多値信号受信装置200には、外部回路(図示せず)から、周波数f[Hz]のクロック信号が入力される。多値信号受信装置200は、多値レシーバ回路201及びデータ処理回路202を備え、電源VDD2及び接地GND2を有する。多値信号送信装置100から受信された多値データ信号は、多値レシーバ回路201に入力され、多値レシーバ回路201は、単位期間毎に、多値データ信号の電圧レベルを検出する。多値レシーバ回路201は、多値データ信号の電圧レベルを判定するための予め決められた複数のしきい値電圧を保持している。多値レシーバ回路201は、これらのしきい値電圧に基づいて、単位期間毎に、受信された多値データ信号が2個の電圧レベルのいずれを表すのかを判定し、多値データ信号からNビットのパラレルデータを生成してデータ処理回路202に送る。データ処理回路202は、クロック信号に基づいて動作し、検出された電圧レベルを示すNビットのパラレルデータから、入力データ信号に対応する出力データ信号を復元して出力する。詳しくは、データ処理回路202は、多値信号送信装置100のデータ処理回路101が単位期間毎に複数の電圧レベルをどのように割り当てるのかについての知識を予め有し、単位期間毎に、検出された電圧レベル(すなわちNビットのパラレルデータで表される電圧レベル)が、割り当てられた複数の電圧レベルのいずれであるのかを判定する。
次に、図2〜図5を参照して、図1の多値信号伝送システムの動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=2ビットで表される場合について説明する。以下、説明のために、基準電圧レベルを0[V]として示す。ただし、実際の基準電圧レベルは、例えば、電源VDD1の電圧及び接地GND1の電圧の間における所定の電圧レベルになる。
図2は、図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第1の例を示す表である。図2の例では、tを整数として、時間的に連続した3つの単位期間にそれぞれ対応する時間を、3t、3t+1、3t+2により示す。各時間(すなわち単位期間毎)のビットb1及びb2の割り当ては、図2に示すように周期的に変化する。時間3tでは、ビットb1及びb2の両方が割り当てられ、時間3t+1及び3t+2では、ビットb2を0に固定することで、ビットb1のみが割り当てられる。
図3は、図1の多値信号送信装置100の多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルの第1の例を示す表である。ビットb1及びb2の値に応じて、電圧レベルは、+1.5、+0.5、−0.5、−1.5[V]のいずれかの値をとる。図2の時間3tでは、ビットb1及びb2の両方が割り当てられるので、電圧レベルは4つの値のいずれかをとる。図2の時間3t+1及び3t+2では、ビットb2が常に0であるので、電圧レベルは+0.5、−0.5[V]のいずれかの値をとる。
図4は、図2及び図3の条件下で、図1の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。データ処理回路101は、図2及び図3に示すように、単位期間毎に予め決められた個数の2又は2個の電圧レベルを割り当てる。ただし、このとき、データ処理回路101は、最大の個数2の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、最大の個数よりも少ない個数2の電圧レベルを割り当てる。データ処理回路101は、単位期間毎に、割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、入力データ信号を示す電圧レベルとして決定する。また、多値ドライバ回路102は、最大の個数2の電圧レベルよりも少ない個数2の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値0.5[V]が、最大の個数2の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値1.5[V]よりも小さくなるように、多値データ信号を生成する。これにより、多値データ信号は、最大の絶対値を有する電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続しないように生成される。
図5は、図2の条件下で、図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。多値ドライバ回路102が図5のビット列に従って多値データ信号を生成するとき、多値データ信号において、最大の絶対値を有する電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続することはない。
電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続する場合、電圧レベルの遷移量の最大値(3V)は、電圧レベルの遷移量の最小値(1V)の3倍になる。一方、図2〜図5に示す例では、電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続しないので、電圧レベルの遷移量の最大値は、|+1.5V−(−0.5V)|=|−1.5V−(+0.5V)|=2Vになる。従って、図1の多値信号伝送システムでは、電圧レベルの遷移量の最大値を2/3倍に削減することができる。
次に、図6〜図9を参照して、図1の多値信号伝送システムの別の動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=3ビットで表される場合について説明する。
図6は、図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第2の例を示す表である。図6の例では、tを整数として、時間的に連続した4つの単位期間にそれぞれ対応する時間を、4t、4t+1、4t+2、4t+3により示す。各時間(すなわち単位期間毎)のビットb1〜b3の割り当ては、図6に示すように周期的に変化する。時間4tでは、ビットb1〜b3のすべてが割り当てられ、時間4t+1〜4t+3では、ビットb3を0に固定することで、ビットb1及びb2のみが割り当てられる。
図7は、図1の多値信号送信装置100の多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルの第2の例を示す表である。ビットb1〜b3の値に応じて、電圧レベルは、+3.5、+2.5、+1.5、+0.5、−0.5、−1.5、−2.5、−3.5[V]のいずれかの値をとる。図6の時間4tでは、ビットb1〜b3のすべてが割り当てられるので、電圧レベルは8つの値のいずれかをとる。図6の時間4t+1〜4t+3では、ビットb3が常に0であるので、電圧レベルは+1.5、+0.5、−0.5、−1.5[V]のいずれかの値をとる。
図8は、図6及び図7の条件下で、図1の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。データ処理回路101は、図6及び図7に示すように、単位期間毎に予め決められた個数の2又は2個の電圧レベルを割り当てる。ただし、このとき、データ処理回路101は、最大の個数2の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、最大の個数よりも少ない個数2の電圧レベルを割り当てる。データ処理回路101は、単位期間毎に、割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、入力データ信号を示す電圧レベルとして決定する。また、多値ドライバ回路102は、最大の個数2の電圧レベルよりも少ない個数2の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値1.5[V]が、最大の個数2の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値3.5[V]よりも小さくなるように、多値データ信号を生成する。これにより、多値データ信号は、最大の絶対値を有する電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続しないように生成される。
図9は、図6の条件下で、図1の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。多値ドライバ回路102が図6のビット列に従って多値データ信号を生成するとき、多値データ信号において、最大の絶対値を有する電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続することはない。
電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続する場合、電圧レベルの遷移量の最大値(7V)は、電圧レベルの遷移量の最小値(1V)の7倍になる。一方、図6〜図9に示す例では、電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続しないので、電圧レベルの遷移量の最大値は、|+3.5V−(−1.5V)|=|−3.5V−(+1.5V)|=5Vになる。従って、図1の多値信号伝送システムでは、電圧レベルの遷移量の最大値を5/7倍に削減することができる。
以上説明したように、図1の多値信号伝送システムによれば、データ処理回路101は、最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当て、多値ドライバ回路102は、最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、多値データ信号を生成する。従って、図1の多値信号伝送システムによれば、電圧レベルの遷移量を小さくすることで、信号の歪みをもたらすオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制する。図1の多値信号伝送システムは、多値データ信号の電圧レベルを正しく判定することができ、多値データ信号を確実に伝送することができる。
また、図1の多値信号伝送システムは、図2又は図6の遷移法則に従ってビットを割り当てることにより、入力データ信号をビット単位で処理することができる。
また、図1の多値信号伝送システムによれば、特に、4値、8値などの多値データ信号を伝送する場合において、電圧方向にデータを多重化することによって電圧レベル間の電位差が相対的に縮小してしまうという問題を緩和するができる。
なお、以上説明した多値信号伝送システムでは、データ処理が容易な2個の電圧レベルを有する多値データ信号を想定したが、これに限定されることなく、4以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を使用する任意の多値信号伝送システムを実施することができる。
第2の実施形態.
図10は、第2の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図10の多値信号受信装置200Aは、図1の構成に加えて、多値レシーバ回路201の前段において、受信された多値データ信号を等化する等化器203を備える。等化器203は、多値データ信号の周波数による減衰の違いを補償するために、多値信号送信装置100から送信される予め決められたトレーニング信号を参照し、トレーニング信号のビット誤り率などに基づいて、多値データ信号を等化する。図10の多値信号伝送システムは、等化器203を備えたことにより、多値データ信号の複数の電圧レベルを高精度に判定することができる。
第3の実施形態.
図11は、第3の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図11の多値信号受信装置200Bは、図1の構成に加えて、クロック再生回路204を備え、受信された多値データ信号からクロック信号を再生する。
多値信号送信装置100のデータ処理回路101は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルを割り当てる。多値信号受信装置200Bのクロック再生回路204は、多値データ信号の複数の単位期間にわたる電圧レベルの変動に基づいてクロック信号を再生する。図11の多値信号伝送システムによれば、割り当てる電圧レベルの個数を単位期間毎に変化させることで、多値データ信号の電圧レベルが単位期間毎に変動する可能性が高くなり、クロック信号の再生が容易になる。
次に、図12〜図14を参照して、図11の多値信号伝送システムの動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=2ビットで表される場合について説明する。
図12は、図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第1の例を示す表である。図11の多値信号送信装置100の多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルは、図3に示すものと同じであるとする。図13は、図3及び図12の条件下で、図11の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。図13に示すように、単位期間毎に2つの電圧レベルと4つの電圧レベルを交互に割り当てることで、多値データ信号の電圧レベルが単位期間毎に変動する可能性が高くなり、クロック信号の再生が容易になる。
図14は、図12の条件下で、図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。多値ドライバ回路102が図14のビット列に従って多値データ信号を生成するとき、多値データ信号において、最大の絶対値を有する電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続せず、かつ、クロック信号の再生が容易になる。
電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続する場合、電圧レベルの遷移量の最大値(3V)は、電圧レベルの遷移量の最小値(1V)の3倍になる。一方、図12〜図14に示す例では、電圧レベルの遷移量の最大値は2Vになる。従って、図11の多値信号伝送システムでは、電圧レベルの遷移量の最大値を2/3倍に削減することができる。
次に、図15〜図17を参照して、図11の多値信号伝送システムの別の動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=3ビットで表される場合について説明する。
図15は、図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101において使用されるビット値の遷移法則の第2の例を示す表である。図11の多値信号送信装置100の多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルは、図7に示すものと同じであるとする。図16は、図7及び図15の条件下で、図11の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。図16に示すように、単位期間毎に4つの電圧レベルと8つの電圧レベルを交互に割り当てることで、多値データ信号の電圧レベルが単位期間毎に変動する可能性が高くなり、クロック信号の再生が容易になる。
図17は、図15の条件下で、図11の多値信号送信装置100のデータ処理回路101によって生成されるビット列の例を示す表である。多値ドライバ回路102が図17のビット列に従って多値データ信号を生成するとき、多値データ信号において、最大の絶対値を有する電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続せず、かつ、クロック信号の再生が容易になる。
電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続する場合、電圧レベルの遷移量の最大値(7V)は、電圧レベルの遷移量の最小値(1V)の7倍になる。一方、図15〜図17に示す例では、電圧レベルの遷移量の最大値は5Vになる。従って、図11の多値信号伝送システムでは、電圧レベルの遷移量の最大値を5/7倍に削減することができる。
複数のチャネルで複数の多値データ信号を伝送する場合、すなわち、別個の伝送路を介してそれぞれ接続された複数の多値信号送信装置及び複数の多値信号受信装置がある場合、1つの多値信号受信装置のみがクロック再生回路を備え、そのクロック再生回路によって再生されたクロック信号を複数の多値信号受信装置が共用してもよい。
以上説明したように、図11の多値信号伝送システムによれば、クロック信号の再生を容易かつ確実に行ないつつ、電圧レベルの遷移量を小さくすることで、信号の歪みをもたらすオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制する。図11の多値信号伝送システムは、多値データ信号の電圧レベルを正しく判定することができ、多値データ信号を確実に伝送することができる。
第4の実施形態.
図18は、第4の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図18の多値信号伝送システムは、伝送された多値データ信号の電圧レベルを判定するための複数のしきい値電圧を、多値データ信号自体を用いて多値信号送信装置100Cから多値信号受信装置200Cに送信する。
多値信号送信装置100Cは、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置するように、多値ドライバ回路102Cによって生成される多値データ信号の電圧レベルを制御する電圧制御回路103をさらに備える。データ処理回路101Cは、図11のデータ処理回路101と同様に入力データ信号を示す電圧レベルを決定するとともに、単位期間毎に、割り当てた電圧レベルを電圧制御回路103に通知する。多値ドライバ回路102Cは、電圧制御回路103の制御に従って電圧レベルを変化させながら、図11の多値ドライバ回路102と同様に多値データ信号を生成する。
多値信号受信装置200Cは、多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを判定するためのしきい値電圧として検出して保持するしきい値電圧検出回路205をさらに備える。しきい値電圧検出回路205はさらに、所定時間にわたる多値データ信号の電圧レベルの平均値(センターレベル)をしきい値電圧として検出して保持する。多値レシーバ回路201Cは、しきい値電圧検出回路205によって検出されたしきい値電圧に基づいて、受信された多値データ信号が割り当てられた電圧レベルのいずれを有するのかを判定する。
次に、図19〜図22を参照して、図18の多値信号伝送システムの動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=2ビットで表される場合について説明する。
ここで、図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cにおいて使用されるビット値の遷移法則は、図12に示すものと同じであるとする。図19は、図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第1の例であって、第1の単位期間2tに割り当てられた電圧レベルを示す表である。図20は、図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第1の例であって、第2の単位期間2t+1に割り当てられた電圧レベルを示す表である。図21は、図12、図19及び図20の条件下で、図18の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。単位期間2t+1に割り当てられた電圧レベルは、単位期間2tに割り当てられた電圧レベルのしきい値電圧であり、逆に、単位期間2tに割り当てられた電圧レベルは、単位期間2t+1に割り当てられた電圧レベルのしきい値電圧である。従って、単位時間毎に、図19の電圧レベルのいずれか1つ又は図20の電圧レベルのいずれか1つを有する多値データ信号を生成することにより、多値データ信号自体を用いてしきい値電圧を多値信号送信装置100Cから多値信号受信装置200Cに送信することができる。多値信号受信装置200Cの多値レシーバ回路201Cが用いるしきい値電圧は、図19及び図20に示す電圧レベルの他に0Vも含むが、0Vのしきい値電圧は、多値信号受信装置200Cで受信された多値データ信号の電圧レベルの平均値を検出することによって得られる。しきい値電圧検出回路205は、すべての電圧レベルを取得するまで、所定時間にわたって多値データ信号を受信し続ける。しきい値電圧検出回路205は、取得した電圧レベルを内部のメモリ(図示せず)に保持する。
図22は、図12の条件下で、図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cによって生成されるビット列の例を示す表である。多値ドライバ回路102Cが図22のビット列に従って多値データ信号を生成するとき、多値データ信号において、最大の絶対値を有する電圧レベル+1.5、−1.5を有する単位期間が連続せず、かつ、多値データ信号自体を用いてしきい値電圧を多値信号送信装置100Cから多値信号受信装置200Cに送信することができる。
次に、図23〜図28を参照して、図18の多値信号伝送システムの別の動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=3ビットで表される場合について説明する。
図23は、図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cにおいて使用されるビット値の遷移法則の第2の例を示す表である。図24は、図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第2の例であって、第1及び第3の単位期間4t、4t+2に割り当てられた電圧レベルを示す表である。図25は、図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第2の例であって、第2の単位期間4t+1に割り当てられた電圧レベルを示す表である。図26は、図18の多値信号送信装置100Cの多値ドライバ回路102Cによって生成される電圧レベルの第2の例であって、第4の単位期間4t+3に割り当てられた電圧レベルを示す表である。図27は、図23〜図26の条件下で、図18の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。単位期間4t+1、4t+3に割り当てられた電圧レベルは、単位期間4t、4t+2に割り当てられた電圧レベルのしきい値電圧であり、逆に、単位期間4t、4t+2に割り当てられた電圧レベルは、単位期間4t+1、4t+3に割り当てられた電圧レベルのしきい値電圧である。従って、単位時間毎に、図24の電圧レベルのいずれか1つ、図25の電圧レベルのいずれか1つ、又は図26の電圧レベルのいずれか1つを有する多値データ信号を生成することにより、多値データ信号自体を用いてしきい値電圧を多値信号送信装置100Cから多値信号受信装置200Cに送信することができる。0Vのしきい値電圧は、多値信号受信装置200Cで受信された多値データ信号の電圧レベルの平均値を検出することによって得られる。
図28は、図23の条件下で、図18の多値信号送信装置100Cのデータ処理回路101Cによって生成されるビット列の例を示す表である。多値ドライバ回路102Cが図28のビット列に従って多値データ信号を生成するとき、多値データ信号において、最大の絶対値を有する電圧レベル+3.5、−3.5を有する単位期間が連続せず、かつ、多値データ信号自体を用いてしきい値電圧を多値信号送信装置100Cから多値信号受信装置200Cに送信することができる。
図18の多値信号伝送システムによれば、電圧レベルの遷移量を小さくすることで、信号の歪みをもたらすオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制する。さらに、図18の多値信号伝送システムによれば、多値データ信号自体を用いてしきい値電圧を多値信号送信装置100Cから多値信号受信装置200Cに送信することにより、図10の多値信号受信装置200Aのように等化器を設けることは不要になる。図18の多値信号伝送システムによれば、送信装置と受信装置とでそれぞれ用いるしきい値電圧の相違、送信装置の接地電圧と受信装置の接地電圧との差の影響を受けず、さらに、温度変化、デバイスの個体ばらつき、伝送路の減衰などに起因する電圧レベルの変動に対して的確に追従することができる。従って、多値データ信号の複数の電圧レベルを高精度に判定し、多値データ信号を確実に伝送することが可能となる。
なお、図18のクロック再生回路204は省略してもよい。
第5の実施形態.
図29は、第5の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図29の多値信号伝送システムは、DCバランスを保証する符号化方式、例えば8B/10B符号を用いる。
図29の多値信号送信装置100Dは、図11のデータ処理回路101に代えて、データ前処理回路105、符号化回路106、及びデータ処理回路101Dを備える。符号化回路106は、N個の符号化器106−1〜106−Nを含む。多値信号送信装置100Dは、クロック信号を10倍に逓倍する逓倍器104をさらに備える。データ前処理回路105は、クロック信号に基づいて動作し、入力データ信号を、多値データ信号の電圧レベルの個数の最大値が2個であるとき、N個のビット列に分割する。符号化器106−1〜106−Nはそれぞれ、クロック信号に基づいて動作し、各ビット列を8B/10B符号により符号化する。詳しくは、符号化器106−1〜106−Nはそれぞれ、各ビット列に含まれる連続した8ビットを、予め決められた変換テーブルにより10ビットに変換する。データ処理回路101Dは、逓倍されたクロック信号に基づいて動作し、符号化されたビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートを他のビット列のレートよりも低下させ、単位期間毎に、各ビット列に含まれるビットからなる組に基づいて、2個の電圧レベルのうちのいずれか1つを、入力データ信号を示す電圧レベルとして決定する。データ処理回路101Dにおいて、少なくとも1つのビット列のレートを他のビット列のレートよりも低下させているので、図1の多値信号伝送システムと同様に、最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルが割り当てられる。
図29の多値信号受信装置200Dは、図11のデータ処理回路202に代えて、データ処理回路202D、復号化回路207、及びデータ後処理回路208を備える。復号化回路207は、N個の復号化器207−1〜207−Nを含む。多値信号受信装置200Dは、クロック再生回路によって再生されたクロック信号(すなわち、逓倍器104によって逓倍されたクロック信号)を10分の1に分周する分周器206を備える。データ処理回路202Dは、逓倍されたクロック信号(すなわち、分周器206により分周される前のクロック信号)に基づいて動作し、多値データ信号を、単位期間毎にN個のビットに分割し、分割されたビットをそれぞれ含むN個のビット列を生成する。復号化器207−1〜207−Nのそれぞれは、分周されたクロック信号に基づいて動作し、各ビット列を8B/10B符号により復号化する。詳しくは、復号化器207−1〜207−Nはそれぞれ、各ビット列に含まれる連続した10ビットを、予め決められた変換テーブルにより8ビットに変換する。データ後処理回路208は、分周されたクロック信号に基づいて動作し、各復号化されたビット列を合成して、入力データ信号に対応する出力データ信号を復元する。
次に、図30及び図31を参照して、図29の多値信号伝送システムの動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=2ビットで表される場合について説明する。
ここで、図29の多値信号送信装置100Dのデータ処理回路101Dにおいて使用されるビット値の遷移法則は、図12に示すものと同じであるとする。また、図29の多値信号送信装置100Dの多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルは、図3に示すものと同じであるとする。図30は、図29の多値信号送信装置100Dのデータ処理回路101Dによって生成されるビット列の第1の例を示す表である。図31は、図3、図12及び図30の条件下で、図29の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。データ前処理回路105で分割された各ビット列のデータをD1、D2と表す。データD1、D2の各ビット列(それぞれビットb1、b2を含む)は、DCバランスを保証する8B/10B符号により符号化される。データ処理回路101Dは、図30に示すように、データD2のビット列のレートを、データD1のビット列のレートに対して半分に低下させる。
次に、図32及び図33を参照して、図29の多値信号伝送システムの別の動作例として、多値データ信号の電圧レベルがN=3ビットで表される場合について説明する。
ここで、図29の多値信号送信装置100Dのデータ処理回路101Dにおいて使用されるビット値の遷移法則は、図15に示すものと同じであるとする。また、図29の多値信号送信装置100Dの多値ドライバ回路102によって生成される電圧レベルは、図7に示すものと同じであるとする。図32は、図29の多値信号送信装置100Dのデータ処理回路101Dによって生成されるビット列の第2の例を示す表である。図33は、図7、図15及び図31の条件下で、図29の多値信号伝送システムにおいて伝送される多値データ信号を示す波形図である。データ前処理回路105で分割された各ビット列のデータをD1、D2、D3と表す。データD1、D2、D3の各ビット列(それぞれビットb1、b2、b3を含む)は、DCバランスを保証する8B/10B符号により符号化される。データ処理回路101Dは、図32に示すように、データD3のビット列のレートを、データD1、D2のビット列のレートに対して半分に低下させる。
図29の多値信号伝送システムによれば、電圧レベルの遷移量を小さくすることで、信号の歪みをもたらすオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制する。さらに、図29の多値信号伝送システムによれば、DCバランスを保証する符号化方式を用いることにより、送信装置と受信装置とでそれぞれ用いるしきい値電圧の相違、送信装置の接地電圧と受信装置の接地電圧との差の影響を受けず、さらに、温度変化、デバイスの個体ばらつき、伝送路の減衰などに起因する電圧レベルの変動に対して的確に追従することができる。従って、多値データ信号の複数の電圧レベルを高精度に判定し、多値データ信号を確実に伝送することが可能となる。
第6の実施形態.
図34は、第6の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図34の多値信号送信装置100Eは、図29の構成に加えて、多値ドライバ回路102Cの出力端子を伝送路300に接続するキャパシタC1を備え、図34の多値信号受信装置200Eは、図29の構成に加えて、多値レシーバ回路201Cの入力端子を伝送路300に接続するキャパシタC2を備える。キャパシタC1、C2により、多値ドライバ回路102C及び多値レシーバ回路201Cは、伝送路300に対してAC結合される。図34の多値信号伝送システムでは、しきい値電圧検出回路205Eは、受信された多値データ信号の電圧レベルの平均値に代えて、多値信号受信装置200Eの接地GND2の電圧レベルをそのまま使用することができる。
なお、キャパシタC1、C2は、多値信号送信装置100E及び多値信号受信装置200Eの少なくとも一方にあればよい。また、キャパシタC1、C2は、図29の多値信号伝送システムに限らず、図1、図10、図11、又は図18の多値信号伝送システムに設けてもよい。
これにより、図34の多値信号伝送システムでは、センターレベルをフローティング状態にすることができ、安定した接地GND1,GND2の電圧レベルをセンターレベルとして使用することができるので、センターレベル(0V)の判別を高精度かつ容易に行なうことが可能となる。
第7の実施形態.
図35は、第7の実施形態に係る多値信号伝送システムの構成を示すブロック図である。図35の多値信号送信装置100Fは、図29のシングルエンドの多値ドライバ回路102Cに代えて、差動ドライバ回路である多値ドライバ回路102Fを備え、図35の多値信号受信装置200Fは、図29のシングルエンドの多値レシーバ回路201Cに代えて、差動レシーバ回路である多値レシーバ回路201Fを備える。さらに、図29の伝送路300に代えて、差動伝送路である伝送路300Fを備える。多値信号送信装置100Fは、差動信号である多値データ信号をそれぞれ伝送路300Fを介して多値信号受信装置200Fに送信する。しきい値電圧検出回路205Fは、受信された差動信号である多値データ信号からしきい値電圧を生成する。図35の多値信号伝送システムでは、しきい値電圧検出回路205Fは、受信された多値データ信号の電圧レベルの平均値を検出することに代えて、受信された差動信号である多値データ信号から、差分法の原理により基準電圧レベルを生成することができる。
差動ドライバ回路である多値ドライバ回路102F及び差動レシーバ回路である多値レシーバ回路201Fは、図29の多値信号伝送システムに限らず、図1、図10、図11、図18、又は図34の多値信号伝送システムに設けてもよい。
これにより、図35の多値信号伝送システムでは、受信感度の向上、高速化、低ノイズ化、高ノイズ耐性を実現することができ、かつ、基準電圧レベルが接地GND1,GND2の電圧レベルに等しくなるので、センターレベル(0V)の判別を高精度かつ容易に行なうことが可能となる。
以上説明したように、本開示の態様に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法は、以下の構成を備える。
第1の態様に係る多値信号送信装置によれば、
原データ信号から4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を生成する多値信号送信装置であって、上記多値信号送信装置は、
単位期間毎に、上記原データ信号を示す電圧レベルを決定するデータ処理回路と、
上記決定された電圧レベルをそれぞれ有する複数の単位期間を含む多値データ信号を生成するドライバ回路とを備え、
上記データ処理回路は、
上記単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルを割り当て、
最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当て、
上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定し、
上記ドライバ回路は、上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、上記多値データ信号を生成する。
第2の態様に係る多値信号送信装置によれば、第1の態様に係る多値信号送信装置において、上記データ処理回路は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルを割り当てる。
第3の態様に係る多値信号送信装置によれば、第1又は第2の態様に係る多値信号送信装置は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置するように、上記ドライバ回路によって生成される上記多値データ信号の電圧レベルを制御する電圧制御回路をさらに備えている。
第4の態様に係る多値信号送信装置によれば、第1〜第3のいずれか1つの態様に係る多値信号送信装置において、上記データ処理回路は、上記単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルを割り当てる。
第5の態様に係る多値信号送信装置によれば、第4の態様に係る多値信号送信装置において、
上記データ処理回路は、
上記原データ信号を、上記電圧レベルの個数の最大値が2Nmax個であるとき、Nmax個のビット列に分割し、
上記各ビット列を、DCバランスを保証する符号化方式により符号化し、
上記符号化されたビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートを他のビット列のレートよりも低下させ、
上記単位期間毎に、上記各ビット列に含まれるビットからなる組に基づいて、上記2Nmax個の電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定する。
第6の態様に係る多値信号送信装置によれば、第5の態様に係る多値信号送信装置において、上記符号化方式は8B/10B符号である。
第7の態様に係る多値信号送信装置によれば、第1〜第6のいずれか1つの態様に係る多値信号送信装置において、上記ドライバ回路の出力端子は、AC結合により伝送路に接続されている。
第8の態様に係る多値信号送信装置によれば、第1〜第7のいずれか1つの態様に係る多値信号送信装置において、上記ドライバ回路は差動ドライバ回路である。
第9の態様に係る多値信号受信装置によれば、
4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を受信する多値信号受信装置であって、
上記多値データ信号には、単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルが割り当てられ、
最大の個数の電圧レベルが割り当てられた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルが割り当てられ、
上記多値データ信号は、上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを有し、
上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値は、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さく、
上記多値信号受信装置は、
上記単位期間毎に、上記多値データ信号の電圧レベルを検出するレシーバ回路と、
上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベル及び上記検出された電圧レベルに基づいて、上記多値データ信号の原データ信号を復元するデータ処理回路とを備えている。
第10の態様に係る多値信号受信装置によれば、第9の態様に係る多値信号受信装置において、
上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルが割り当てられ、
上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の複数の単位期間にわたる上記電圧レベルの変動に基づいてクロック信号を再生するクロック再生回路をさらに備えている。
第11の態様に係る多値信号受信装置によれば、第9又は第10の態様に係る多値信号受信装置において、
上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置し、
上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを判定するためのしきい値電圧として検出して保持するしきい値電圧検出回路をさらに備え、
上記レシーバ回路は、上記しきい値電圧に基づいて、上記多値データ信号が上記割り当てられた電圧レベルのいずれを有するのかを判定する。
第12の態様に係る多値信号受信装置によれば、第9〜第11のいずれか1つの態様に係る多値信号受信装置において、上記多値データ信号には、上記単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルが割り当てられている。
第13の態様に係る多値信号受信装置によれば、第12の態様に係る多値信号受信装置において、
上記データ処理回路は、
上記多値データ信号を、上記電圧レベルの個数の最大値が2Nmax個であるとき、上記単位期間毎にNmax個のビットに分割し、上記分割されたビットをそれぞれ含むNmax個のビット列を生成し、上記各ビット列は、DCバランスを保証する符号化方式により符号化され、上記各ビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートは他のビット列のレートよりも低く、
上記各ビット列を上記符号化方式の逆方式により復号化し、
上記各復号化されたビット列を合成して上記原データ信号を復元する。
第14の態様に係る多値信号受信装置によれば、第13の態様に係る多値信号受信装置において、上記符号化方式は8B/10B符号である。
第15の態様に係る多値信号受信装置によれば、第9〜第14のいずれか1つの態様に係る多値信号受信装置において、上記レシーバ回路の入力端子は、AC結合により伝送路に接続されている。
第16の態様に係る多値信号受信装置によれば、第9〜第15のいずれか1つの態様に係る多値信号受信装置において、上記レシーバ回路は差動レシーバ回路である。
第17の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第1の態様に係る多値信号送信装置と、第9の態様に係る多値信号送信装置とを備え、多値データ信号を伝送する伝送路により上記多値信号送信装置及び上記多値信号受信装置を接続している。
第18の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第17の態様に係る多値信号伝送システムにおいて、
上記多値信号送信装置のデータ処理回路は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルを割り当て、
上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の複数の単位期間にわたる上記電圧レベルの変動に基づいてクロック信号を再生するクロック再生回路をさらに備えている。
第19の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第17又は第18の態様に係る多値信号伝送システムにおいて、
上記多値信号送信装置は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置するように、上記ドライバ回路によって生成される上記多値データ信号の電圧レベルを制御する電圧制御回路をさらに備え、
上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを判定するためのしきい値電圧として検出して保持するしきい値電圧検出回路をさらに備え、
上記レシーバ回路は、上記しきい値電圧に基づいて、上記多値データ信号が上記割り当てられた電圧レベルのいずれを有するのかを判定する。
第20の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第17〜第19のいずれか1つの態様に係る多値信号伝送システムにおいて、上記多値信号送信装置のデータ処理回路は、上記単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルを割り当てる。
第21の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第20の態様に係る多値信号伝送システムにおいて、
上記多値信号送信装置のデータ処理回路は、
上記原データ信号を、上記電圧レベルの個数の最大値が2Nmax個であるとき、Nmax個のビット列に分割し、
上記各ビット列を、DCバランスを保証する符号化方式により符号化し、
上記符号化されたビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートを他のビット列のレートよりも低下させ、
上記単位期間毎に、上記各ビット列に含まれるビットからなる組に基づいて、上記2Nmax個の電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定し、
上記多値信号受信装置のデータ処理回路は、
上記多値データ信号を、上記単位期間毎にNmax個のビットに分割し、上記分割されたビットをそれぞれ含むNmax個のビット列を生成し、
上記各ビット列を上記符号化方式の逆方式により復号化し、
上記各復号化されたビット列を合成して上記原データ信号を復元する。
第22の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第21の態様に係る多値信号伝送システムにおいて、上記符号化方式は8B/10B符号である。
第23の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第17〜第22のいずれか1つの態様に係る多値信号伝送システムにおいて、
上記ドライバ回路の出力端子は、AC結合により上記伝送路に接続され、
上記レシーバ回路の入力端子は、AC結合により上記伝送路に接続されている。
第24の態様に係る多値信号伝送システムによれば、第17〜第23のいずれか1つの態様に係る多値信号伝送システムにおいて、
上記ドライバ回路は差動ドライバ回路であり、
上記レシーバ回路は差動レシーバ回路である。
第25の態様に係る多値信号伝送方法によれば、
4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を多値信号送信装置から多値信号受信装置に伝送する多値信号伝送方法であって、上記多値信号伝送方法は、
上記多値信号送信装置において、
単位期間毎に、原データ信号から上記原データ信号を示す電圧レベルを決定するステップと、
上記決定された電圧レベルをそれぞれ有する複数の単位期間を含む多値データ信号を生成するステップとを含み、
上記決定するステップは、
上記単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルを割り当てるステップと、
最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当てるステップと、
上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定するステップとを含み、
上記生成するステップは、上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、上記多値データ信号を生成するステップを含み、
上記多値信号受信装置において、
上記単位期間毎に、上記多値データ信号の電圧レベルを検出するステップと、
上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベル及び上記検出された電圧レベルに基づいて、上記多値データ信号の原データ信号を復元するステップとを含む。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、電圧レベルの遷移量を小さくすることで、信号の歪みをもたらすオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制する。本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法は、多値データ信号の電圧レベルを正しく判定することができ、多値データ信号を確実に伝送することができる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、さらに、割り当てる電圧レベルの個数を単位期間毎に変化させることで、クロック信号の再生を容易かつ確実に行なうことができる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、さらに、多値データ信号自体を用いてしきい値電圧を多値信号送信装置から多値信号受信装置に送信することにより、送信装置と受信装置とでそれぞれ用いるしきい値電圧の相違、送信装置の接地電圧と受信装置の接地電圧との差の影響を受けず、さらに、温度変化、デバイスの個体ばらつき、伝送路の減衰などに起因する電圧レベルの変動に対して的確に追従することができる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、さらに、単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルを割り当てることにより、所定の遷移法則に従って、原データ信号をビット単位で処理することが可能となる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、さらに、DCバランスを保証する符号化方式を用いて伝送することができる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、さらに、AC結合を用いることにより、複数の電圧レベルのセンターレベルをフローティング状態にすることができ、安定した接地の電圧レベルをセンターレベルとして使用することができるので、センターレベル(0V)の判別を高精度かつ容易に行なうことが可能となる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法によれば、さらに、差動信号を伝送することにより、受信感度の向上、高速化、低ノイズ化、高ノイズ耐性を実現することができ、かつセンターレベルが接地の電圧レベルになるので、電圧レベルの判定を高精度かつ容易に行なうことができる。
本開示の実施形態に係る多値信号送信装置、多値信号受信装置、多値信号伝送システム、及び多値信号伝送方法は、電圧レベルの遷移量を小さくすることで、信号の歪みをもたらすオーバーシュートやアンダーシュートの発生を抑制することができる。従って、高速データ伝送や、緩和振動などによるオーバーシュートが大きい高速光通信などに応用可能である。
100,100C〜100F…多値信号送信装置、
101,101C,101D,101E…データ処理回路、
102,102C,102F…多値ドライバ回路、
103…電圧制御回路、
104…逓倍器、
105…データ前処理回路、
106…符号化回路、
106−1〜106−N…符号化器、
200,200A〜200F…多値信号受信装置、
201,201C,201F…多値レシーバ回路
202,202D…データ処理回路、
203…等化器、
204,204F…クロック再生回路、
205,205E,205F…しきい値電圧検出回路、
206…分周器、
207…復号化回路、
207−1〜207−N…復号化器、
208…データ後処理回路、
300,300F…伝送路、
C1,C2…キャパシタ。

Claims (25)

  1. 原データ信号から4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を生成する多値信号送信装置であって、上記多値信号送信装置は、
    単位期間毎に、上記原データ信号を示す電圧レベルを決定するデータ処理回路と、
    上記決定された電圧レベルをそれぞれ有する複数の単位期間を含む多値データ信号を生成するドライバ回路とを備え、
    上記データ処理回路は、
    上記単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルを割り当て、
    最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当て、
    上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定し、
    上記ドライバ回路は、上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、上記多値データ信号を生成する多値信号送信装置。
  2. 上記データ処理回路は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルを割り当てる請求項1記載の多値信号送信装置。
  3. 上記多値信号送信装置は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置するように、上記ドライバ回路によって生成される上記多値データ信号の電圧レベルを制御する電圧制御回路をさらに備えた請求項1又は2記載の多値信号送信装置。
  4. 上記データ処理回路は、上記単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルを割り当てる請求項1〜3のいずれか1つに記載の多値信号送信装置。
  5. 上記データ処理回路は、
    上記原データ信号を、上記電圧レベルの個数の最大値が2Nmax個であるとき、Nmax個のビット列に分割し、
    上記各ビット列を、DCバランスを保証する符号化方式により符号化し、
    上記符号化されたビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートを他のビット列のレートよりも低下させ、
    上記単位期間毎に、上記各ビット列に含まれるビットからなる組に基づいて、上記2Nmax個の電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定する請求項4記載の多値信号送信装置。
  6. 上記符号化方式は8B/10B符号である請求項5記載の多値信号送信装置。
  7. 上記ドライバ回路の出力端子は、AC結合により伝送路に接続された請求項1〜6のいずれか1つに記載の多値信号送信装置。
  8. 上記ドライバ回路は差動ドライバ回路である請求項1〜7のいずれか1つに記載の多値信号送信装置。
  9. 4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を受信する多値信号受信装置であって、
    上記多値データ信号には、単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルが割り当てられ、
    最大の個数の電圧レベルが割り当てられた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルが割り当てられ、
    上記多値データ信号は、上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを有し、
    上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値は、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さく、
    上記多値信号受信装置は、
    上記単位期間毎に、上記多値データ信号の電圧レベルを検出するレシーバ回路と、
    上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベル及び上記検出された電圧レベルに基づいて、上記多値データ信号の原データ信号を復元するデータ処理回路とを備えた多値信号受信装置。
  10. 上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルが割り当てられ、
    上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の複数の単位期間にわたる上記電圧レベルの変動に基づいてクロック信号を再生するクロック再生回路をさらに備えた請求項9記載の多値信号受信装置。
  11. 上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置し、
    上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを判定するためのしきい値電圧として検出して保持するしきい値電圧検出回路をさらに備え、
    上記レシーバ回路は、上記しきい値電圧に基づいて、上記多値データ信号が上記割り当てられた電圧レベルのいずれを有するのかを判定する請求項9又は10記載の多値信号受信装置。
  12. 上記多値データ信号には、上記単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルが割り当てられた請求項9〜11のいずれか1つに記載の多値信号受信装置。
  13. 上記データ処理回路は、
    上記多値データ信号を、上記電圧レベルの個数の最大値が2Nmax個であるとき、上記単位期間毎にNmax個のビットに分割し、上記分割されたビットをそれぞれ含むNmax個のビット列を生成し、上記各ビット列は、DCバランスを保証する符号化方式により符号化され、上記各ビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートは他のビット列のレートよりも低く、
    上記各ビット列を上記符号化方式の逆方式により復号化し、
    上記各復号化されたビット列を合成して上記原データ信号を復元する請求項12記載の多値信号受信装置。
  14. 上記符号化方式は8B/10B符号である請求項13記載の多値信号受信装置。
  15. 上記レシーバ回路の入力端子は、AC結合により伝送路に接続された請求項9〜14のいずれか1つに記載の多値信号受信装置。
  16. 上記レシーバ回路は差動レシーバ回路である請求項9〜15のいずれか1つに記載の多値信号受信装置。
  17. 請求項1記載の多値信号送信装置及び請求項9記載の多値信号受信装置を備え、多値データ信号を伝送する伝送路により上記多値信号送信装置及び上記多値信号受信装置を接続した多値信号伝送システム。
  18. 上記多値信号送信装置のデータ処理回路は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、異なる個数の偶数個の電圧レベルを割り当て、
    上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の複数の単位期間にわたる上記電圧レベルの変動に基づいてクロック信号を再生するクロック再生回路をさらに備えた請求項17記載の多値信号伝送システム。
  19. 上記多値信号送信装置は、時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうち、互いに隣接する少なくとも一対の電圧レベルの間に、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つの電圧レベルが位置するように、上記ドライバ回路によって生成される上記多値データ信号の電圧レベルを制御する電圧制御回路をさらに備え、
    上記多値信号受信装置は、上記多値データ信号の時間的に連続する任意の2つの単位期間において、一方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを、他方の単位期間に割り当てられた電圧レベルを判定するためのしきい値電圧として検出して保持するしきい値電圧検出回路をさらに備え、
    上記レシーバ回路は、上記しきい値電圧に基づいて、上記多値データ信号が上記割り当てられた電圧レベルのいずれを有するのかを判定する請求項17又は18記載の多値信号伝送システム。
  20. 上記多値信号送信装置のデータ処理回路は、上記単位期間毎に予め決められた2のべき乗の個数の電圧レベルを割り当てる請求項17〜19のいずれか1つに記載の多値信号伝送システム。
  21. 上記多値信号送信装置のデータ処理回路は、
    上記原データ信号を、上記電圧レベルの個数の最大値が2Nmax個であるとき、Nmax個のビット列に分割し、
    上記各ビット列を、DCバランスを保証する符号化方式により符号化し、
    上記符号化されたビット列のうち、少なくとも1つのビット列のレートを他のビット列のレートよりも低下させ、
    上記単位期間毎に、上記各ビット列に含まれるビットからなる組に基づいて、上記2Nmax個の電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定し、
    上記多値信号受信装置のデータ処理回路は、
    上記多値データ信号を、上記単位期間毎にNmax個のビットに分割し、上記分割されたビットをそれぞれ含むNmax個のビット列を生成し、
    上記各ビット列を上記符号化方式の逆方式により復号化し、
    上記各復号化されたビット列を合成して上記原データ信号を復元する請求項20記載の多値信号伝送システム。
  22. 上記符号化方式は8B/10B符号である請求項21記載の多値信号伝送システム。
  23. 上記ドライバ回路の出力端子は、AC結合により上記伝送路に接続され、
    上記レシーバ回路の入力端子は、AC結合により上記伝送路に接続された請求項17〜22のいずれか1つに記載の多値信号伝送システム。
  24. 上記ドライバ回路は差動ドライバ回路であり、
    上記レシーバ回路は差動レシーバ回路である請求項17〜23のいずれか1つに記載の多値信号伝送システム。
  25. 4個以上の偶数個の電圧レベルを有する多値データ信号を多値信号送信装置から多値信号受信装置に伝送する多値信号伝送方法であって、上記多値信号伝送方法は、
    上記多値信号送信装置において、
    単位期間毎に、原データ信号から上記原データ信号を示す電圧レベルを決定するステップと、
    上記決定された電圧レベルをそれぞれ有する複数の単位期間を含む多値データ信号を生成するステップとを含み、
    上記決定するステップは、
    上記単位期間毎に予め決められた個数の偶数個の電圧レベルを割り当てるステップと、
    最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間の次の単位期間には、上記最大の個数よりも少ない個数の電圧レベルを割り当てるステップと、
    上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベルのうちのいずれか1つを、上記原データ信号を示す電圧レベルとして決定するステップとを含み、
    上記生成するステップは、上記最大の個数の電圧レベルよりも少ない個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値が、上記最大の個数の電圧レベルを割り当てた単位期間に割り当てられた電圧レベルの絶対値の最大値よりも小さくなるように、上記多値データ信号を生成するステップを含み、
    上記多値信号受信装置において、
    上記単位期間毎に、上記多値データ信号の電圧レベルを検出するステップと、
    上記単位期間毎に、上記割り当てられた電圧レベル及び上記検出された電圧レベルに基づいて、上記多値データ信号の原データ信号を復元するステップとを含む多値信号伝送方法。
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