JP6006844B2 - シャッター装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させるシャッターに関する
ものである。
ものである。
防火シャッタ−は、防災盤からの信号で自動閉鎖装置が作動してブレ−キを解放し、シャ
ッターカーテンが自重降下して建物開口部を閉鎖するようになっている。また、自重降下
式シャッターには、手動でシャッターカーテンを自重降下させる手動式シャッターもある
。このような自重降下式シャッターには、自重降下するシャッターカーテンに避難者が挟
まれるのを防止するために、いわゆる避難時停止装置が設けられる。
ッターカーテンが自重降下して建物開口部を閉鎖するようになっている。また、自重降下
式シャッターには、手動でシャッターカーテンを自重降下させる手動式シャッターもある
。このような自重降下式シャッターには、自重降下するシャッターカーテンに避難者が挟
まれるのを防止するために、いわゆる避難時停止装置が設けられる。
自動閉鎖装置は非常電源からの通電(DC24V)によって作動して電気的にブレーキを
解放するものであり、避難時停止装置は、シャッターカーテン下端に設けた座板スイッチ
を備え、降下するシャッターカーテンの下端の座板に障害物が当たったことを座板スイッ
チが検知し、自動閉鎖装置がブレーキを解放状態に維持するための通電を電気的に遮断す
ることで、ブレーキを復帰させて巻取シャフトの回転を停止してシャッターカーテンの降
下を停止させる。電気制御方式の停止装置は、例えば特許文献1に記載されている。しか
しながら、電気制御方式では、シャッター工事に加えて電気工事が必要となり、工事が大
掛かりになると共に、既設の手動式シャッターに避難時停止装置を後付けすることも困難
である。
解放するものであり、避難時停止装置は、シャッターカーテン下端に設けた座板スイッチ
を備え、降下するシャッターカーテンの下端の座板に障害物が当たったことを座板スイッ
チが検知し、自動閉鎖装置がブレーキを解放状態に維持するための通電を電気的に遮断す
ることで、ブレーキを復帰させて巻取シャフトの回転を停止してシャッターカーテンの降
下を停止させる。電気制御方式の停止装置は、例えば特許文献1に記載されている。しか
しながら、電気制御方式では、シャッター工事に加えて電気工事が必要となり、工事が大
掛かりになると共に、既設の手動式シャッターに避難時停止装置を後付けすることも困難
である。
また、自重降下するシャッターカーテンを機械的に停止させる装置も提案されている。特
許文献2には、シャッターカーテンを自重降下させる防火シャッターにおいて、該自動閉
鎖装置は防災盤からの信号によって待機位置から作動位置に移動して該ブレーキを解放さ
せる作動部を有し、一方のガイドレール内には上下方向に延出すると共に、下端側が該ガ
イドレール下方部位に固定され、上端側が該作動部に連結されているワイヤを配設し、該
シャッターカーテンの下端には障害物検知部材を上下動自在に吊持させ、該障害物検知部
材が障害物に当接して上動することに連繋して該ワイヤを引く手段を備えてなり、該障害
物検知部材が障害物に当接した際には、該ワイヤが引かれて該作動部を待機位置側に移動
させて該ブレーキを復帰させ、該障害物が取り除かれた後は該障害物検知部材が下動して
該ワイヤの引きが解除され、該作動部が作動位置に移動して該ブレーキを解放することを
特徴とする防火シャッターにおける安全装置、が開示されている。しかしながら、このも
のは、安全装置の必須構成要素であるワイヤがガイドレール内に延出しており、ワイヤの
取り付け作業が煩雑である上、シャッターカーテンの昇降時に、シャッターカーテン端部
がワイヤに接触し、ワイヤに傷を付けてしまうおそれもある。ブレーキ復帰時には、復帰
ワイヤには所定の張力が作用するので、ワイヤが劣化して強度が落ちることは避けなけれ
ばならない。
特開2001−254580
特開2000−96961
許文献2には、シャッターカーテンを自重降下させる防火シャッターにおいて、該自動閉
鎖装置は防災盤からの信号によって待機位置から作動位置に移動して該ブレーキを解放さ
せる作動部を有し、一方のガイドレール内には上下方向に延出すると共に、下端側が該ガ
イドレール下方部位に固定され、上端側が該作動部に連結されているワイヤを配設し、該
シャッターカーテンの下端には障害物検知部材を上下動自在に吊持させ、該障害物検知部
材が障害物に当接して上動することに連繋して該ワイヤを引く手段を備えてなり、該障害
物検知部材が障害物に当接した際には、該ワイヤが引かれて該作動部を待機位置側に移動
させて該ブレーキを復帰させ、該障害物が取り除かれた後は該障害物検知部材が下動して
該ワイヤの引きが解除され、該作動部が作動位置に移動して該ブレーキを解放することを
特徴とする防火シャッターにおける安全装置、が開示されている。しかしながら、このも
のは、安全装置の必須構成要素であるワイヤがガイドレール内に延出しており、ワイヤの
取り付け作業が煩雑である上、シャッターカーテンの昇降時に、シャッターカーテン端部
がワイヤに接触し、ワイヤに傷を付けてしまうおそれもある。ブレーキ復帰時には、復帰
ワイヤには所定の張力が作用するので、ワイヤが劣化して強度が落ちることは避けなけれ
ばならない。
本発明は、電気的制御を行わずに機械的にブレーキを復帰させ、かつ、復帰ワイヤに傷が
付くようなことを可及的に防止することを目的とする。
付くようなことを可及的に防止することを目的とする。
本発明は、ブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させるシャッターにおい
て、
第1の方向に移動してブレーキを解放し、第1の方向と反対の第2の方向に移動してブ
レーキを復帰させる作動手段と、
前記作動手段を第2の方向に移動するように当該作動手段に連結された復帰ワイヤと、
開口部上方に設けられ、前記復帰ワイヤを巻き取る方向に付勢する手段を内蔵してなり
、前記復帰ワイヤの他端側を巻き取る巻取装置と、
を備え、
前記作動手段から延びる復帰ワイヤは、前記座板を経由して折り返されて前記巻取装置
に巻き取られることで作動手段側の第1部分と巻取装置側の第2部分を備え、シャッター
カーテンの自重降下に伴って前記巻取装置から引き出された当該復帰ワイヤの前記第1部
分及び前記第2部分は、ガイドレールの外側であってシャッターカーテン面部に沿って開
口部に露出した状態で延びており、
前記座板は、上座板と、上座板に対して相対的に上動可能な下座板とからなり、
自重降下するシャッターカーテン下端の下座板が障害物に当たると、当該下座板の上動
に連動して前記復帰ワイヤの引き出しが規制されるように構成されており、引き出しが規
制された前記復帰ワイヤの前記第1部分がシャッターカーテンの自重降下により前記作動
手段を第2の方向に移動させてブレーキを復帰させる、
シャッター装置、である。
て、
第1の方向に移動してブレーキを解放し、第1の方向と反対の第2の方向に移動してブ
レーキを復帰させる作動手段と、
前記作動手段を第2の方向に移動するように当該作動手段に連結された復帰ワイヤと、
開口部上方に設けられ、前記復帰ワイヤを巻き取る方向に付勢する手段を内蔵してなり
、前記復帰ワイヤの他端側を巻き取る巻取装置と、
を備え、
前記作動手段から延びる復帰ワイヤは、前記座板を経由して折り返されて前記巻取装置
に巻き取られることで作動手段側の第1部分と巻取装置側の第2部分を備え、シャッター
カーテンの自重降下に伴って前記巻取装置から引き出された当該復帰ワイヤの前記第1部
分及び前記第2部分は、ガイドレールの外側であってシャッターカーテン面部に沿って開
口部に露出した状態で延びており、
前記座板は、上座板と、上座板に対して相対的に上動可能な下座板とからなり、
自重降下するシャッターカーテン下端の下座板が障害物に当たると、当該下座板の上動
に連動して前記復帰ワイヤの引き出しが規制されるように構成されており、引き出しが規
制された前記復帰ワイヤの前記第1部分がシャッターカーテンの自重降下により前記作動
手段を第2の方向に移動させてブレーキを復帰させる、
シャッター装置、である。
一つの態様では、前記障害物が取り除かれた後に、前記復帰ワイヤの引き出しが可能とな
り、前記作動体が第1の方向に移動してブレーキを解放することで、シャッターカーテン
は自重で再降下する。
り、前記作動体が第1の方向に移動してブレーキを解放することで、シャッターカーテン
は自重で再降下する。
一つの態様では、障害物が取り除かれた後に、障害物検知により復帰したブレーキの解放
を遅延させる遅延機構を備えている。
を遅延させる遅延機構を備えている。
一つの態様では、前記復帰ワイヤは、シャッターカーテン下端の座板の当該座板の端部以
外の部位に設けた回転プーリに巻回されて折り返されており、当該復帰ワイヤの前記第1
部分及び前記第2部分は、前記回転プーリを挟んでシャッターカーテン面部に沿って延び
ている。
外の部位に設けた回転プーリに巻回されて折り返されており、当該復帰ワイヤの前記第1
部分及び前記第2部分は、前記回転プーリを挟んでシャッターカーテン面部に沿って延び
ている。
一つの態様では、前記下座板の上動に連動して前記回転プーリの回転が停止することで、
前記復帰ワイヤの引き出しが規制される。
前記復帰ワイヤの引き出しが規制される。
本発明では、機械式で避難時停止を行うので、電気が不要であり、既設の手動シャッター
に後付けが容易であり、また、電気代もかからない。さらには、電気部品を使用しないの
で、発火性の高いものを扱う倉庫や工場に設置されたシャッターについても本発明の避難
時停止装置を採用することができる。復帰ワイヤはシャッターカーテンの自重降下に伴っ
てシャッターカーテン面部に沿って延出するので、復帰ワイヤに傷が付くことを可及的に
防止できる。
に後付けが容易であり、また、電気代もかからない。さらには、電気部品を使用しないの
で、発火性の高いものを扱う倉庫や工場に設置されたシャッターについても本発明の避難
時停止装置を採用することができる。復帰ワイヤはシャッターカーテンの自重降下に伴っ
てシャッターカーテン面部に沿って延出するので、復帰ワイヤに傷が付くことを可及的に
防止できる。
請求項3に記載した発明では、障害物が取り除かれた後に避難者が円滑に避難できる。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。シャッター装置は、開口部を閉鎖す
るシャッターカーテン1と、開口部上方に位置してシャッターカーテン1を巻装する巻取
シャフト2と、開口部左右両端に立設されたガイドレ−ル3と、を備えている。シャッタ
ーカーテン1は、複数のスラット1aを上下に連結して構成されており、下端には座板4
が設けてある。座板4は開口部幅方向に延出する長尺状の上座板4aと、上座板4aの下
方側に上座板4aに対して相対的に上下動自在に吊持された長尺状の下座板4bとからな
り、座板4が障害物検知手段を構成している。通常時には、シャッターカーテン1は開閉
機5によって開閉される。
るシャッターカーテン1と、開口部上方に位置してシャッターカーテン1を巻装する巻取
シャフト2と、開口部左右両端に立設されたガイドレ−ル3と、を備えている。シャッタ
ーカーテン1は、複数のスラット1aを上下に連結して構成されており、下端には座板4
が設けてある。座板4は開口部幅方向に延出する長尺状の上座板4aと、上座板4aの下
方側に上座板4aに対して相対的に上下動自在に吊持された長尺状の下座板4bとからな
り、座板4が障害物検知手段を構成している。通常時には、シャッターカーテン1は開閉
機5によって開閉される。
シャッターカーテン1は、収納時において、開閉機5を構成するブレーキによって下降が
規制された状態で巻取シャフト2に巻装されており、防災盤からの火災検知信号によって
自動閉鎖装置6が作動して、ブレーキ解放装置7を介してブレーキを解除する。ブレーキ
が解除されると、シャッターカーテン1自体及びシャッターカーテン1の下端部に設けた
座板4の重さによって、幅方向両端部がガイドレール3の溝部に案内されながら自重で下
降して開口部を全閉する。
規制された状態で巻取シャフト2に巻装されており、防災盤からの火災検知信号によって
自動閉鎖装置6が作動して、ブレーキ解放装置7を介してブレーキを解除する。ブレーキ
が解除されると、シャッターカーテン1自体及びシャッターカーテン1の下端部に設けた
座板4の重さによって、幅方向両端部がガイドレール3の溝部に案内されながら自重で下
降して開口部を全閉する。
ブレーキ解放レバー8が開閉機5のブレーキケースから突出しており、ブレーキ解放レバ
ー8を移動させることで、巻取シャフト2の回転を規制しているブレーキが解放される。
ブレーキを含む開閉機および当該ブレーキを解放するブレーキ解放レバーは公知であり、
例えば、特許文献1の図2に記載されている。具体的には、ブレーキ手段は接離自在に対
向する二枚のブレーキ板を有しており、シャッターカーテン収納時にはスプリング等の付
勢手段によってブレーキ板同士が圧接されており、ブレーキが働いて巻取シャフトの回転
が規制されている。ブレーキ解放レバーをスプリングに抗して揺動させることでブレーキ
板同士が離隔してブレーキが解放され、巻取シャフトの回転が可能となって、シャッター
カーテンが自重降下するようになっている。また、ブレーキ解放レバーをフリーにすれば
、前記付勢手段であるスプリングによってブレーキ板同士が圧接されて自動的にブレーキ
及びブレーキ解放レバーが復帰するようになっている。
ー8を移動させることで、巻取シャフト2の回転を規制しているブレーキが解放される。
ブレーキを含む開閉機および当該ブレーキを解放するブレーキ解放レバーは公知であり、
例えば、特許文献1の図2に記載されている。具体的には、ブレーキ手段は接離自在に対
向する二枚のブレーキ板を有しており、シャッターカーテン収納時にはスプリング等の付
勢手段によってブレーキ板同士が圧接されており、ブレーキが働いて巻取シャフトの回転
が規制されている。ブレーキ解放レバーをスプリングに抗して揺動させることでブレーキ
板同士が離隔してブレーキが解放され、巻取シャフトの回転が可能となって、シャッター
カーテンが自重降下するようになっている。また、ブレーキ解放レバーをフリーにすれば
、前記付勢手段であるスプリングによってブレーキ板同士が圧接されて自動的にブレーキ
及びブレーキ解放レバーが復帰するようになっている。
ブレーキ解放装置7は、ブレーキ解放レバー8をブレーキ解放方向に移動させる作動手段
を備えており、火災検知信号が自動閉鎖装置6に入力されることで、自動閉鎖装置6によ
ってブレーキ解放装置7の作動手段が移動してブレーキ解放レバー8を移動させる。具体
的な態様例では、作動手段は自動閉鎖装置6の可動部とブレーキ解放ワイヤW1で連結さ
れており、火災検知信号が自動閉鎖装置6に入力されると、自動閉鎖装置6の可動部が移
動してブレーキ解放ワイヤW1が引かれて、ブレーキ解放装置7の作動手段が自動閉鎖装
置6側へ移動する。そして、自動閉鎖装置6側へ移動した作動手段が、ブレーキ解放レバ
ー8を移動させてブレーキを解放させる。ブレーキ解放ワイヤW1はアウターケーブル内
を延出している。
を備えており、火災検知信号が自動閉鎖装置6に入力されることで、自動閉鎖装置6によ
ってブレーキ解放装置7の作動手段が移動してブレーキ解放レバー8を移動させる。具体
的な態様例では、作動手段は自動閉鎖装置6の可動部とブレーキ解放ワイヤW1で連結さ
れており、火災検知信号が自動閉鎖装置6に入力されると、自動閉鎖装置6の可動部が移
動してブレーキ解放ワイヤW1が引かれて、ブレーキ解放装置7の作動手段が自動閉鎖装
置6側へ移動する。そして、自動閉鎖装置6側へ移動した作動手段が、ブレーキ解放レバ
ー8を移動させてブレーキを解放させる。ブレーキ解放ワイヤW1はアウターケーブル内
を延出している。
自動閉鎖装置6は、防災盤からの火災検知信号の入力によって可動部が作動して、ブレー
キ解放ワイヤW1を引くことで、作動手段を介してブレーキ解放レバー8を移動させてブ
レーキを解放させる。自動閉鎖装置6がブレーキ解放ワイヤW1を引く態様としては幾つ
かの手法が知られており、自動閉鎖装置6に内蔵されたバネのバネ力でブレーキ解放ワイ
ヤW1を引くもの、自動閉鎖装置6に内蔵されたモータの駆動力でブレーキ解放ワイヤW
1を引くもの等が挙げられる。自動閉鎖装置6は、ブレーキ解放装置7の作動手段を移動
させてブレーキ解放レバー8を移動させるものであれば、自動閉鎖装置6の具体的な構成
は限定されない。図示の例では、自動閉鎖装置とブレーキ解放装置は別体で構成されてい
るが、自動閉鎖装置一体型のブレーキ解放装置であってもよい。自動閉鎖装置は特許文献
1に記載されたようなものでもよい。
キ解放ワイヤW1を引くことで、作動手段を介してブレーキ解放レバー8を移動させてブ
レーキを解放させる。自動閉鎖装置6がブレーキ解放ワイヤW1を引く態様としては幾つ
かの手法が知られており、自動閉鎖装置6に内蔵されたバネのバネ力でブレーキ解放ワイ
ヤW1を引くもの、自動閉鎖装置6に内蔵されたモータの駆動力でブレーキ解放ワイヤW
1を引くもの等が挙げられる。自動閉鎖装置6は、ブレーキ解放装置7の作動手段を移動
させてブレーキ解放レバー8を移動させるものであれば、自動閉鎖装置6の具体的な構成
は限定されない。図示の例では、自動閉鎖装置とブレーキ解放装置は別体で構成されてい
るが、自動閉鎖装置一体型のブレーキ解放装置であってもよい。自動閉鎖装置は特許文献
1に記載されたようなものでもよい。
図4乃至図6に基づいてブレーキ解放装置7の具体的な構成について説明する。図4は、
シャッター開放状態、すなわち、ブレーキ復帰状態を示しており、矢印方向はブレーキ解
放方向である。図5は、シャッターカーテンの自重降下中、すなわち、ブレーキ解放状態
を示しており、図中、矢印方向はブレーキ復帰方向である。図6は、自重降下中に下座板
が障害物に当たってロック機構が作動してブレーキ復帰ワイヤを引いた状態、すなわち、
ブレーキ復帰状態を示している。図中、「左側」が「自動閉鎖装置側」となっており、左
側へ向かう方向が「ブレーキ解放方向」、右側へ向かう方向が「ブレーキ復帰方向」であ
る。
シャッター開放状態、すなわち、ブレーキ復帰状態を示しており、矢印方向はブレーキ解
放方向である。図5は、シャッターカーテンの自重降下中、すなわち、ブレーキ解放状態
を示しており、図中、矢印方向はブレーキ復帰方向である。図6は、自重降下中に下座板
が障害物に当たってロック機構が作動してブレーキ復帰ワイヤを引いた状態、すなわち、
ブレーキ復帰状態を示している。図中、「左側」が「自動閉鎖装置側」となっており、左
側へ向かう方向が「ブレーキ解放方向」、右側へ向かう方向が「ブレーキ復帰方向」であ
る。
ブレーキ解放装置7は、開閉機5のブレーキケースに対応して開閉機5の外側に取り付け
られるフレーム70を備えている。フレーム70は、上壁700と、上壁700の左右端
部より垂直に延出する側壁701,702を備えており、対向状の側壁701,702間
には水平状に延出するガイド軸71が設けてある。また、上壁700にはブレーキ解放レ
バー8の先端部位を左右方向に移動可能に受け入れる開口が形成されており、ブレーキ解
放レバー8の先端部位は上壁700の開口を挿通してフレーム70内に延出している。フ
レーム70には下面カバー703、側面カバー704,705が設けてあり、全体として
箱状に形成されている。
られるフレーム70を備えている。フレーム70は、上壁700と、上壁700の左右端
部より垂直に延出する側壁701,702を備えており、対向状の側壁701,702間
には水平状に延出するガイド軸71が設けてある。また、上壁700にはブレーキ解放レ
バー8の先端部位を左右方向に移動可能に受け入れる開口が形成されており、ブレーキ解
放レバー8の先端部位は上壁700の開口を挿通してフレーム70内に延出している。フ
レーム70には下面カバー703、側面カバー704,705が設けてあり、全体として
箱状に形成されている。
ガイド軸71には、作動手段としての第1作動体72、第2作動体73が左右方向にスラ
イド自在に設けてある。第1作動体72は、水平状に延出する底辺720と、底辺の左右
端部から対向状に垂直に立ち上がる側辺721,722とから側面視コ字形状を備えてお
り、左右の側辺721,722にはガイド軸71を挿通させる挿通孔が形成されている。
第2作動体73は、水平状に延出する底辺730と、底辺730の左右端部から対向状に
垂直に立ち上がる側辺731,732とから側面視コ字形状を備えており、左右の側辺7
31,732にはガイド軸71を挿通させる挿通孔が形成されている。第1作動体72、
第2作動体73は、第2作動体73の底辺730を第1作動体72の底辺720に重ねる
ようにしてガイド軸71に取り付けられる。図示の例では、第1作動体72の底辺720
と第2作動体73の底辺730との左右方向の寸法は略同じである。
イド自在に設けてある。第1作動体72は、水平状に延出する底辺720と、底辺の左右
端部から対向状に垂直に立ち上がる側辺721,722とから側面視コ字形状を備えてお
り、左右の側辺721,722にはガイド軸71を挿通させる挿通孔が形成されている。
第2作動体73は、水平状に延出する底辺730と、底辺730の左右端部から対向状に
垂直に立ち上がる側辺731,732とから側面視コ字形状を備えており、左右の側辺7
31,732にはガイド軸71を挿通させる挿通孔が形成されている。第1作動体72、
第2作動体73は、第2作動体73の底辺730を第1作動体72の底辺720に重ねる
ようにしてガイド軸71に取り付けられる。図示の例では、第1作動体72の底辺720
と第2作動体73の底辺730との左右方向の寸法は略同じである。
図4乃至図6の下図から明らかなように、第1作動体72の左側の側辺721の幅に対し
て、右側の側辺722は細幅となっている。より具体的には、右側の側辺722は、第1
作動体72の幅方向両端部を切り欠いて中央部のみ残して細幅に形成されている。第1作
動体72の左側の側辺721は、第2作動体73の左側の側辺731の幅よりも大きい寸
法となっており、第1作動体72の左側の側辺721において、第2作動体73の左側の
側辺731から突出した部分にはブレーキ解放ワイヤW1の端部が固定されている。第2
作動体73の左側の側辺731は他の側辺よりも大きい立ち上がり寸法(高さ)を備えて
おり、フレーム70内に突出したブレーキ解放レバー8の右側に位置して対向するように
なっている。すなわち、ブレーキ解放レバー8を挟んで側辺731と自動閉鎖装置6とが
反対側に位置しており、ブレーキ解放レバー8の右側に位置する側辺731が左側に向か
って移動することでブレーキ解放レバー8を左側(自動閉鎖装置側)に移動させる。
て、右側の側辺722は細幅となっている。より具体的には、右側の側辺722は、第1
作動体72の幅方向両端部を切り欠いて中央部のみ残して細幅に形成されている。第1作
動体72の左側の側辺721は、第2作動体73の左側の側辺731の幅よりも大きい寸
法となっており、第1作動体72の左側の側辺721において、第2作動体73の左側の
側辺731から突出した部分にはブレーキ解放ワイヤW1の端部が固定されている。第2
作動体73の左側の側辺731は他の側辺よりも大きい立ち上がり寸法(高さ)を備えて
おり、フレーム70内に突出したブレーキ解放レバー8の右側に位置して対向するように
なっている。すなわち、ブレーキ解放レバー8を挟んで側辺731と自動閉鎖装置6とが
反対側に位置しており、ブレーキ解放レバー8の右側に位置する側辺731が左側に向か
って移動することでブレーキ解放レバー8を左側(自動閉鎖装置側)に移動させる。
第2作動体73の底辺730の右側部位は、幅方向の両端部位を残すように方形状に切り
欠かれている。第2作動体73の右側側辺732にはブレーキ復帰用の復帰ワイヤ(第1
ワイヤW2)の端部が固定されている。第2作動体73の幅寸法は第1作動体72の幅寸
法と略同じであり、第2作動体73の底辺730の右側部位に形成された前記切り欠きか
ら第1作動体72の右側の細幅の側辺722が第2作動体73の右側側辺732の内側に
位置して突出している。第2作動体73の切り欠き部位の端縁733と第1作動体72の
右側側辺722との間の距離D1は第1作動体72に対する第2作動体73の移動ストロ
ークを決定している。
欠かれている。第2作動体73の右側側辺732にはブレーキ復帰用の復帰ワイヤ(第1
ワイヤW2)の端部が固定されている。第2作動体73の幅寸法は第1作動体72の幅寸
法と略同じであり、第2作動体73の底辺730の右側部位に形成された前記切り欠きか
ら第1作動体72の右側の細幅の側辺722が第2作動体73の右側側辺732の内側に
位置して突出している。第2作動体73の切り欠き部位の端縁733と第1作動体72の
右側側辺722との間の距離D1は第1作動体72に対する第2作動体73の移動ストロ
ークを決定している。
ガイド軸71にはコイルスプリング74が巻装されており、コイルスプリング74の左側
端部は第2作動体73の左側側辺731に当接しており、コイルスプリング74の右側端
部は第1作動体72の右側側辺722に当接している。コイルスプリング74は、第2作
動体73の底辺730を第1作動体72の底辺720に重ねるようにしてガイド軸71に
取り付けた状態において、コイルスプリング74の右側端部が第1作動体72の右側側辺
722に当接しており、コイルスプリング74の左側端部が、第2作動体73の左側側辺
731を第1作動体72の左側側辺721に押圧するように作用する。
端部は第2作動体73の左側側辺731に当接しており、コイルスプリング74の右側端
部は第1作動体72の右側側辺722に当接している。コイルスプリング74は、第2作
動体73の底辺730を第1作動体72の底辺720に重ねるようにしてガイド軸71に
取り付けた状態において、コイルスプリング74の右側端部が第1作動体72の右側側辺
722に当接しており、コイルスプリング74の左側端部が、第2作動体73の左側側辺
731を第1作動体72の左側側辺721に押圧するように作用する。
図4はブレーキ解放レバー8がフリーな状態を示し、ブレーキが有効である。図4の状態
から、自動閉鎖装置6によってブレーキ解放ワイヤW1が矢印方向に引かれると、第1作
動体72の左側側辺721が自動閉鎖装置側に引かれて移動し、同時に第1作動体72の
右側側辺722が自動閉鎖装置側に移動することで、コイルスプリング74を介して第2
作動体73が自動閉鎖装置側に移動して、第2作動体73の左側側辺731の上端部がブ
レーキ解放レバー8に当接してこれを移動させることでブレーキを解放する。図5はブレ
ーキが解放された状態を示している。
から、自動閉鎖装置6によってブレーキ解放ワイヤW1が矢印方向に引かれると、第1作
動体72の左側側辺721が自動閉鎖装置側に引かれて移動し、同時に第1作動体72の
右側側辺722が自動閉鎖装置側に移動することで、コイルスプリング74を介して第2
作動体73が自動閉鎖装置側に移動して、第2作動体73の左側側辺731の上端部がブ
レーキ解放レバー8に当接してこれを移動させることでブレーキを解放する。図5はブレ
ーキが解放された状態を示している。
図5の状態から、復帰ワイヤが矢印方向に引かれると、第2作動体73の右側側辺732
が引かれて移動し、同時に第2作動体73の右側側辺731がコイルスプリング74を圧
縮しながらブレーキ解放レバー8から離間する方向に移動して、ブレーキ解放レバー8を
フリーにして、ブレーキに内蔵された復帰手段によってブレーキ及びブレーキ解放レバー
8が復帰する。ブレーキを復帰させるために必要な力はコイルスプリング74によって決
定されるので、一定の力で復帰ワイヤを引けばよく、ブレーキを安定して復帰させること
ができる。
が引かれて移動し、同時に第2作動体73の右側側辺731がコイルスプリング74を圧
縮しながらブレーキ解放レバー8から離間する方向に移動して、ブレーキ解放レバー8を
フリーにして、ブレーキに内蔵された復帰手段によってブレーキ及びブレーキ解放レバー
8が復帰する。ブレーキを復帰させるために必要な力はコイルスプリング74によって決
定されるので、一定の力で復帰ワイヤを引けばよく、ブレーキを安定して復帰させること
ができる。
このように、復帰ワイヤ(第1ワイヤW2)を引いてブレーキを復帰させる際には、第1
作動体72を移動させる必要がない。したがって、第1作動体72に連結されたブレーキ
解放ワイヤW1が自動閉鎖装置6の強いバネで引かれている場合(図示の例では、ブレー
キ解放ワイヤW1を引く力は、コイルスプリング74の力よりも大きい)、あるいは、ブ
レーキ解放後には、ブレーキ解放ワイヤW1が自動閉鎖装置6に内蔵したラチェット機構
や固定状態にあるモータ軸などに連結されていて不動の場合であっても、復帰ワイヤ(第
1ワイヤW2)を引っ張ってブレーキを復帰させるにあたって、自動閉鎖装置6の構成要
素の影響を一切受けることがない。
作動体72を移動させる必要がない。したがって、第1作動体72に連結されたブレーキ
解放ワイヤW1が自動閉鎖装置6の強いバネで引かれている場合(図示の例では、ブレー
キ解放ワイヤW1を引く力は、コイルスプリング74の力よりも大きい)、あるいは、ブ
レーキ解放後には、ブレーキ解放ワイヤW1が自動閉鎖装置6に内蔵したラチェット機構
や固定状態にあるモータ軸などに連結されていて不動の場合であっても、復帰ワイヤ(第
1ワイヤW2)を引っ張ってブレーキを復帰させるにあたって、自動閉鎖装置6の構成要
素の影響を一切受けることがない。
復帰ワイヤは、第1ワイヤW2と第2ワイヤW3とから構成されている。第1ワイヤW2
と第2ワイヤW3はワイヤ中継器9を介して接続されている。第1ワイヤW2の一端はブ
レーキ解放装置7の作動手段に連結され、他端はワイヤ中継器9に連結されている。第1
ワイヤW2はアウターケーブル内を延出している。第2ワイヤW3の一端はワイヤ中継器
9に連結されており、他端は座板4に設けた回転ドラム10に巻回可能に連結されている
。回転ドラム10はゼンマイバネが組み込まれており、第2ワイヤW3の他端を回転ドラ
ム10に巻き取る方向に付勢している。尚、図中14は、ワイヤ過巻込防止ストッパであ
る。
と第2ワイヤW3はワイヤ中継器9を介して接続されている。第1ワイヤW2の一端はブ
レーキ解放装置7の作動手段に連結され、他端はワイヤ中継器9に連結されている。第1
ワイヤW2はアウターケーブル内を延出している。第2ワイヤW3の一端はワイヤ中継器
9に連結されており、他端は座板4に設けた回転ドラム10に巻回可能に連結されている
。回転ドラム10はゼンマイバネが組み込まれており、第2ワイヤW3の他端を回転ドラ
ム10に巻き取る方向に付勢している。尚、図中14は、ワイヤ過巻込防止ストッパであ
る。
ワイヤ中継器9は、回転ドラム10の直上で、開口部上方に位置して設けてある。図9に
示すように、ワイヤ中継器9は開口部上方に位置して前後方向(シャッタ収納部15の奥
行き方向)に延出しており、前方側(開口部上方のまぐさ部側)には、シャッターカーテ
ン1に沿って上下に導かれる第2ワイヤW3を水平状に後方に向かって案内するガイドロ
ーラ90が設けてあり、第2ワイヤW3の一端側と第1ワイヤW2の他端側とは、ワイヤ
中継器9のスライダ91(前後方向にスライド自在)を介して接続されている。ガイドロ
ーラ90が設けられたローラ支持部材92は、前後方向に延出する長尺部材であり、ブラ
ケット93に対して前後方向に位置調整自在に固定される。図9では4つの異なるガイド
ローラ90の位置が示してある。ローラ支持部材92を位置調整自在に固定することで、
ローラ90に案内されて垂下する第2ワイヤW3とシャッターカーテン1の面部との距離
を調整することができる。
示すように、ワイヤ中継器9は開口部上方に位置して前後方向(シャッタ収納部15の奥
行き方向)に延出しており、前方側(開口部上方のまぐさ部側)には、シャッターカーテ
ン1に沿って上下に導かれる第2ワイヤW3を水平状に後方に向かって案内するガイドロ
ーラ90が設けてあり、第2ワイヤW3の一端側と第1ワイヤW2の他端側とは、ワイヤ
中継器9のスライダ91(前後方向にスライド自在)を介して接続されている。ガイドロ
ーラ90が設けられたローラ支持部材92は、前後方向に延出する長尺部材であり、ブラ
ケット93に対して前後方向に位置調整自在に固定される。図9では4つの異なるガイド
ローラ90の位置が示してある。ローラ支持部材92を位置調整自在に固定することで、
ローラ90に案内されて垂下する第2ワイヤW3とシャッターカーテン1の面部との距離
を調整することができる。
図10に示すように、回転ドラム10は下半部が上座板4a内に位置しており、上半部が
上座板4aから上方に突出しており、全体として傾斜状に設けてある。上座板4aには、
回転ドラム10を挿通させるように開口が形成されており、上座板4aから突出した回転
ドラム10の上半部を被覆するようにカバー体100が設けてある。カバー体100の上
壁は、第2ワイヤW3を挿通させる樹脂ガイド100aを備えている。図11乃至図13
では、カバー体100は、上壁を除いて、省略されている。
上座板4aから上方に突出しており、全体として傾斜状に設けてある。上座板4aには、
回転ドラム10を挿通させるように開口が形成されており、上座板4aから突出した回転
ドラム10の上半部を被覆するようにカバー体100が設けてある。カバー体100の上
壁は、第2ワイヤW3を挿通させる樹脂ガイド100aを備えている。図11乃至図13
では、カバー体100は、上壁を除いて、省略されている。
ブレーキが解放されてシャッターカーテン1が自重降下を開始すると、座板4の降下に伴
って座板4に設けられた回転ドラム10も降下し、回転ドラム10の降下に伴って、第2
ワイヤW3は回転ドラム10が回転することでシャッターカーテン1の降下距離分だけ引
き出されていく。シャッターカーテン1の自重降下が第2ワイヤW3を引き出す力は、第
2ワイヤW3を巻き取る方向に付勢するゼンマイバネの力よりも大きく、このとき第1ワ
イヤW2が引っ張られることはない。作動手段のコイルスプリング74の力は、ゼンマイ
バネの力よりも大きいので、この時に第2作動体73が復帰方向に引っ張られることはな
い。また、自動閉鎖装置6がブレーキ解放ワイヤW1を引く力は、ゼンマイバネの力より
も大きい。
って座板4に設けられた回転ドラム10も降下し、回転ドラム10の降下に伴って、第2
ワイヤW3は回転ドラム10が回転することでシャッターカーテン1の降下距離分だけ引
き出されていく。シャッターカーテン1の自重降下が第2ワイヤW3を引き出す力は、第
2ワイヤW3を巻き取る方向に付勢するゼンマイバネの力よりも大きく、このとき第1ワ
イヤW2が引っ張られることはない。作動手段のコイルスプリング74の力は、ゼンマイ
バネの力よりも大きいので、この時に第2作動体73が復帰方向に引っ張られることはな
い。また、自動閉鎖装置6がブレーキ解放ワイヤW1を引く力は、ゼンマイバネの力より
も大きい。
座板4には、回転ドラム10の回転を規制するロック機構が設けてある。ロック機構は、
降下中のシャッターカーテン1の下端の座板4が障害物に当接した時に、下座板4bが上
座板4aに対して相対的に上動することに連動して作動するように構成されている。回転
ドラム10の回転が停止すると、第2ワイヤW3の引き出しが規制され第2ワイヤW3の
長さが一定となり、この状態で座板4(すなわち回転ドラム10)が降下すると、第2ワ
イヤW3、ワイヤ中継器9のスライダ91を介して第1ワイヤW2が引かれて、作動手段
がブレーキ復帰方向に移動し、ブレーキ解放レバー8が復帰してブレーキが復帰し、巻取
シャフト2の回転を規制してシャッターカーテン1の降下が停止する。ここで、ブレーキ
復帰のためには復帰ワイヤ(第1ワイヤW2、第2ワイヤW3)を所定量引っ張る必要が
あり(すなわち、シャッターカーテン1が所定量降下する必要がある)、障害物に当たっ
た下座板4bは、ブレーキ復帰をさせるだけのシャッターカーテン1の降下量に対応する
上動ストロークを備えていることが望ましい。あるいは、下座板4bの上動ストロークが
小さい場合であっても、復帰ワイヤの途中(例えば、ワイヤ中継器9)や復帰ワイヤ(第
1ワイヤW2)と作動手段との連結部位に位置させて、第2ワイヤW3の上動ストローク
に対して大きい作動手段の牽引量を取り出す機構(例えば、リンク機構)を設けることで
ブレーキを復帰させることができる。
降下中のシャッターカーテン1の下端の座板4が障害物に当接した時に、下座板4bが上
座板4aに対して相対的に上動することに連動して作動するように構成されている。回転
ドラム10の回転が停止すると、第2ワイヤW3の引き出しが規制され第2ワイヤW3の
長さが一定となり、この状態で座板4(すなわち回転ドラム10)が降下すると、第2ワ
イヤW3、ワイヤ中継器9のスライダ91を介して第1ワイヤW2が引かれて、作動手段
がブレーキ復帰方向に移動し、ブレーキ解放レバー8が復帰してブレーキが復帰し、巻取
シャフト2の回転を規制してシャッターカーテン1の降下が停止する。ここで、ブレーキ
復帰のためには復帰ワイヤ(第1ワイヤW2、第2ワイヤW3)を所定量引っ張る必要が
あり(すなわち、シャッターカーテン1が所定量降下する必要がある)、障害物に当たっ
た下座板4bは、ブレーキ復帰をさせるだけのシャッターカーテン1の降下量に対応する
上動ストロークを備えていることが望ましい。あるいは、下座板4bの上動ストロークが
小さい場合であっても、復帰ワイヤの途中(例えば、ワイヤ中継器9)や復帰ワイヤ(第
1ワイヤW2)と作動手段との連結部位に位置させて、第2ワイヤW3の上動ストローク
に対して大きい作動手段の牽引量を取り出す機構(例えば、リンク機構)を設けることで
ブレーキを復帰させることができる。
ロック機構について説明する。ロック機構は、回転ドラム10の周縁に連続状に形成され
た多数の歯状の被係止部10aと、被係止部10aに係止可能な係止爪11aを備えた回
動ロック部材11と、を備えている。回動ロック部材11は、自重降下中のシャッターカ
ーテン1の下端が障害物に当接して、下座板4bが上座板4aに対して相対的に上動する
ことに連動して回動し、回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラム10の被係止部
10aに噛んで係止してロック状態となって、回転ドラム10の回転を停止させる。
た多数の歯状の被係止部10aと、被係止部10aに係止可能な係止爪11aを備えた回
動ロック部材11と、を備えている。回動ロック部材11は、自重降下中のシャッターカ
ーテン1の下端が障害物に当接して、下座板4bが上座板4aに対して相対的に上動する
ことに連動して回動し、回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラム10の被係止部
10aに噛んで係止してロック状態となって、回転ドラム10の回転を停止させる。
図11に示すように、上座板4aと下座板4bとの間には、複数の回動検知レバー4cが
設けてあり、自重降下中のシャッターカーテン1の下端が障害物に当接して、下座板4b
が上座板4aに対して相対的に上動すると、下座板4bの上動に連動して検知レバー4c
が回動するようになっている。複数の回動検知レバー4cの下端部位はワイヤ4dによっ
て互いに連結されており、ワイヤ4dの一端は回動ロック部材11に連結されている。回
動検知レバー4cは下端が回転ドラム10から離隔する方向に傾斜しており、下座板4b
が上座板4aに対して相対的に上動すると、回動検知レバー4cは、回動検知レバー4c
下端がさらに回転ドラム10から離隔する方向に回動し、ワイヤ4dは回転ドラム10か
ら離隔する方向に引っ張られる。座板4の長さ方向に間隔を存して配置した複数の回動検
知レバー4cを一つのワイヤ4dで連結することで、自重降下するシャッターカーテン下
端の座板4の長さ方向のどの部位に障害物が当たっても、一つの回動ロック部材11を良
好に回動させることができる。図示の例では、回転ドラム10の両側に回動検知レバー4
cを配置すると共に、それぞれの回動検知レバー4cに連結されるワイヤ4dに連結され
る左右一対の回動ロック部材11が設けてあるが、回動ロック部材11を座板端部寄りに
配置することで、一つの回動ロック部材11を設けるものでもよい。
設けてあり、自重降下中のシャッターカーテン1の下端が障害物に当接して、下座板4b
が上座板4aに対して相対的に上動すると、下座板4bの上動に連動して検知レバー4c
が回動するようになっている。複数の回動検知レバー4cの下端部位はワイヤ4dによっ
て互いに連結されており、ワイヤ4dの一端は回動ロック部材11に連結されている。回
動検知レバー4cは下端が回転ドラム10から離隔する方向に傾斜しており、下座板4b
が上座板4aに対して相対的に上動すると、回動検知レバー4cは、回動検知レバー4c
下端がさらに回転ドラム10から離隔する方向に回動し、ワイヤ4dは回転ドラム10か
ら離隔する方向に引っ張られる。座板4の長さ方向に間隔を存して配置した複数の回動検
知レバー4cを一つのワイヤ4dで連結することで、自重降下するシャッターカーテン下
端の座板4の長さ方向のどの部位に障害物が当たっても、一つの回動ロック部材11を良
好に回動させることができる。図示の例では、回転ドラム10の両側に回動検知レバー4
cを配置すると共に、それぞれの回動検知レバー4cに連結されるワイヤ4dに連結され
る左右一対の回動ロック部材11が設けてあるが、回動ロック部材11を座板端部寄りに
配置することで、一つの回動ロック部材11を設けるものでもよい。
回動ロック部材11は上下方向に延出する「へ字状」の回動レバーであり、中間部に形成
された回動支点110を中心として回動可能にカバー体100に設けてある。回動ロック
部材11の係止爪11aは、回動支点110よりも上側に形成されている。回動ロック部
材11の上端、下端はそれぞれコイルスプリング12、13に連結されている。コイルス
プリング13の力はコイルスプリング12の力よりも大きく設定されている。回動ロック
部材11の上端に連結された上側コイルスプリング12の他端はカバー体100に連結さ
れており、上側コイルスプリング12は、回動ロック部材11をロック解除方向(回動ロ
ック部材11の上半部が回転ドラム10から離隔する方向)に付勢している。回動ロック
部材11や上側コイルスプリング12が装着される部位は、座板4に対する回転ドラム1
0の装着や納まりによっては他の部位や部材であってもよい。
された回動支点110を中心として回動可能にカバー体100に設けてある。回動ロック
部材11の係止爪11aは、回動支点110よりも上側に形成されている。回動ロック部
材11の上端、下端はそれぞれコイルスプリング12、13に連結されている。コイルス
プリング13の力はコイルスプリング12の力よりも大きく設定されている。回動ロック
部材11の上端に連結された上側コイルスプリング12の他端はカバー体100に連結さ
れており、上側コイルスプリング12は、回動ロック部材11をロック解除方向(回動ロ
ック部材11の上半部が回転ドラム10から離隔する方向)に付勢している。回動ロック
部材11や上側コイルスプリング12が装着される部位は、座板4に対する回転ドラム1
0の装着や納まりによっては他の部位や部材であってもよい。
回動ロック部材11の下端に連結された下側コイルスプリング13の他端はワイヤ4dに
連結されており、下側コイルスプリング13は、回動ロック部材11が回動して回動ロッ
ク部材11の係止爪11aが回転ドラムの歯状の被係止部10aに当たった時の衝撃を緩
和する緩衝用バネを構成している。障害物検知を速やかに行うためには、下座板4bの上
動の初期で回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラム10の歯状の被係止部10a
に係止させることが望ましい。ブレーキ復帰のためには復帰ワイヤを所定量引っ張る必要
があり(すなわち、シャッターカーテン1が所定量降下する必要がある)、障害物に当た
った下座板4bは、回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラム10の歯状の被係止
部10aに係止した後も相対的に上動する必要がある。この時、下側コイルスプリング1
3が伸びることで、回転ドラム10がロックされた後の下座板4bの上動に伴う係止部分
(係止爪11a、被係止部10a)への負荷を緩和している。
連結されており、下側コイルスプリング13は、回動ロック部材11が回動して回動ロッ
ク部材11の係止爪11aが回転ドラムの歯状の被係止部10aに当たった時の衝撃を緩
和する緩衝用バネを構成している。障害物検知を速やかに行うためには、下座板4bの上
動の初期で回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラム10の歯状の被係止部10a
に係止させることが望ましい。ブレーキ復帰のためには復帰ワイヤを所定量引っ張る必要
があり(すなわち、シャッターカーテン1が所定量降下する必要がある)、障害物に当た
った下座板4bは、回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラム10の歯状の被係止
部10aに係止した後も相対的に上動する必要がある。この時、下側コイルスプリング1
3が伸びることで、回転ドラム10がロックされた後の下座板4bの上動に伴う係止部分
(係止爪11a、被係止部10a)への負荷を緩和している。
このように構成された避難時停止装置の作用を説明する。火災感知器によって火災が感知
されると、防災盤より信号(DC24V)が出力され、自動閉鎖装置6が作動して、ブレ
ーキ解放ワイヤW1が引かれ、第1作動体72の左側側辺721が自動閉鎖装置側に引か
れて移動し、同時に第1作動体72の右側側辺722が自動閉鎖装置側に移動することで
、コイルスプリング74を介して第2作動体73が自動閉鎖装置側に移動して、第2作動
体73の左側側辺731の上端部がブレーキ解放レバー8に当接してこれを強制的に移動
させることで開閉機5のブレ−キが解放される。
されると、防災盤より信号(DC24V)が出力され、自動閉鎖装置6が作動して、ブレ
ーキ解放ワイヤW1が引かれ、第1作動体72の左側側辺721が自動閉鎖装置側に引か
れて移動し、同時に第1作動体72の右側側辺722が自動閉鎖装置側に移動することで
、コイルスプリング74を介して第2作動体73が自動閉鎖装置側に移動して、第2作動
体73の左側側辺731の上端部がブレーキ解放レバー8に当接してこれを強制的に移動
させることで開閉機5のブレ−キが解放される。
開閉機5のブレ−キが解放されることによって、開口部上方に巻回収納されているシャッ
ターカーテン1が自重降下し、シャッターカーテン1の自重降下に伴って第2ワイヤW3
が回転ドラム10から引き出されながらシャッターカーテン1の面部に沿って延出する。
シャッターカーテン1の降下経路に障害物がない場合には、シャッターカーテン1はその
まま降下して開口部を閉鎖する。自重降下するシャッターカーテン1の下方に障害物(人
を含む)がある場合には、下座板4bが障害物に当接して、上座板4aに対して相対的に
上動することになる。
ターカーテン1が自重降下し、シャッターカーテン1の自重降下に伴って第2ワイヤW3
が回転ドラム10から引き出されながらシャッターカーテン1の面部に沿って延出する。
シャッターカーテン1の降下経路に障害物がない場合には、シャッターカーテン1はその
まま降下して開口部を閉鎖する。自重降下するシャッターカーテン1の下方に障害物(人
を含む)がある場合には、下座板4bが障害物に当接して、上座板4aに対して相対的に
上動することになる。
下座板4bが上動すると、回動検知レバー4cが回動して、ワイヤ4dを引っ張り、ワイ
ヤ4dが引かれることで、回動ロック部材11の下端側が回転ドラム10から離隔する方
向に引かれ、回動ロック部材11は回動支点110を中心に、上端がコイルスプリング1
2に抗して回転ドラム10側に回動して、回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラ
ム10の歯10aに噛んで回転ドラム10の回転を停止させる。回転ドラム10の回転が
停止すると、第2ワイヤW3の引き出しも停止し、シャッターカーテン1の降下に伴って
、第2ワイヤ、ワイヤ中継器9のスライド91を介して第1ワイヤW2が引かれ、第1ワ
イヤの端部が固定された第2作動体73を引っ張る。第2作動体73が右側に移動するこ
とで、ブレーキ解放レバー8はフリーとなって、開閉機5のブレーキが復帰してシャッタ
ーカーテン1の降下が停止する。
ヤ4dが引かれることで、回動ロック部材11の下端側が回転ドラム10から離隔する方
向に引かれ、回動ロック部材11は回動支点110を中心に、上端がコイルスプリング1
2に抗して回転ドラム10側に回動して、回動ロック部材11の係止爪11aが回転ドラ
ム10の歯10aに噛んで回転ドラム10の回転を停止させる。回転ドラム10の回転が
停止すると、第2ワイヤW3の引き出しも停止し、シャッターカーテン1の降下に伴って
、第2ワイヤ、ワイヤ中継器9のスライド91を介して第1ワイヤW2が引かれ、第1ワ
イヤの端部が固定された第2作動体73を引っ張る。第2作動体73が右側に移動するこ
とで、ブレーキ解放レバー8はフリーとなって、開閉機5のブレーキが復帰してシャッタ
ーカーテン1の降下が停止する。
障害物が取り除かれると、下座板4bが下方に下動し、ワイヤ4dによる引っ張りが無く
なって、回動ロック部材11はコイルスプリング12の力で元の位置に回動復帰して回転
ドラム10のロック状態が解除される。ロック状態が解除されると、回転ドラム10の回
転規制が解除され、第2ワイヤW2の引き出しが可能となり、第1ワイヤW1を引っ張る
力が無くなり、第2作動体73は圧縮されたコイルスプリング74が伸長する力によって
、自動閉鎖装置側に移動し、第2作動体73の左側側辺731がブレーキ解放レバー8を
移動させてブレーキを解放し、シャッターカーテン1は自重で再降下する。また、障害物
が取り除かれた後に避難者が円滑に避難できるように、障害物を検知して復帰したブレー
キを解放させるまでの時間を所定時間遅延する遅延機構(粘性ダンパが例示される)を設
けてもよい。
なって、回動ロック部材11はコイルスプリング12の力で元の位置に回動復帰して回転
ドラム10のロック状態が解除される。ロック状態が解除されると、回転ドラム10の回
転規制が解除され、第2ワイヤW2の引き出しが可能となり、第1ワイヤW1を引っ張る
力が無くなり、第2作動体73は圧縮されたコイルスプリング74が伸長する力によって
、自動閉鎖装置側に移動し、第2作動体73の左側側辺731がブレーキ解放レバー8を
移動させてブレーキを解放し、シャッターカーテン1は自重で再降下する。また、障害物
が取り除かれた後に避難者が円滑に避難できるように、障害物を検知して復帰したブレー
キを解放させるまでの時間を所定時間遅延する遅延機構(粘性ダンパが例示される)を設
けてもよい。
図1Aに本発明に係るシャッター装置の他の実施形態の概略正面図を示す。上述の実施形
態との比較において、同一の部材については同一の番号が付してあり、同一の番号が付さ
れた部材については既述の説明を援用することができる。図1Aでは、復帰ワイヤを構成
する第2ワイヤW3は、座板4に設けた回転プーリ10´に巻回されて(第2ワイヤW3
が滑らないように回転プーリ10´に1周以上巻き付ける)折り返され、端部が開口部上
方の巻取装置10´´(例えば、第2ワイヤW3を巻き取り収納する方向に付勢するゼン
マイバネを内蔵した巻取装置)に連結されている。巻取シャフト2の回転を規制するブレ
ーキが解放されると、シャッターカーテン1が自重降下するが、その時、シャッターカー
テン1下端の座板4に設けた回転プーリ10´が回転しながら降下することで、巻取装置
10´´から引き出された第2ワイヤW3の部分W30が回転プーリ10´によって折り
返し案内され、シャッターカーテン1の自重降下に伴って折り返された部分W31(第2
ワイヤW3のワイヤ中継器9と回転プーリ10´間の部分)の寸法が延びる。座板4およ
びロック機構の構成は記述の通りであり、自重降下するシャッターカーテン1の下端の座
板4が障害物に当たると、ロック機構が作動して回転プーリ10´の回転が停止する。回
転プーリ10´の回転が停止すると、部分W31の寸法が一定となり、さらにシャッター
カーテン1が自重降下することで第1ワイヤW2が引かれてブレーキが復帰する。
態との比較において、同一の部材については同一の番号が付してあり、同一の番号が付さ
れた部材については既述の説明を援用することができる。図1Aでは、復帰ワイヤを構成
する第2ワイヤW3は、座板4に設けた回転プーリ10´に巻回されて(第2ワイヤW3
が滑らないように回転プーリ10´に1周以上巻き付ける)折り返され、端部が開口部上
方の巻取装置10´´(例えば、第2ワイヤW3を巻き取り収納する方向に付勢するゼン
マイバネを内蔵した巻取装置)に連結されている。巻取シャフト2の回転を規制するブレ
ーキが解放されると、シャッターカーテン1が自重降下するが、その時、シャッターカー
テン1下端の座板4に設けた回転プーリ10´が回転しながら降下することで、巻取装置
10´´から引き出された第2ワイヤW3の部分W30が回転プーリ10´によって折り
返し案内され、シャッターカーテン1の自重降下に伴って折り返された部分W31(第2
ワイヤW3のワイヤ中継器9と回転プーリ10´間の部分)の寸法が延びる。座板4およ
びロック機構の構成は記述の通りであり、自重降下するシャッターカーテン1の下端の座
板4が障害物に当たると、ロック機構が作動して回転プーリ10´の回転が停止する。回
転プーリ10´の回転が停止すると、部分W31の寸法が一定となり、さらにシャッター
カーテン1が自重降下することで第1ワイヤW2が引かれてブレーキが復帰する。
2つの作動体72,73からなる作動手段について説明したが、作動手段はこのものに限
定されない。作動手段の他の態様を図7、図8に示す。図4乃至図6に示す態様と同一の
部材については共通の番号を付してある。図7、図8に示す例では、ガイド軸71に対し
て、一つの作動体75がガイド軸71の長さ方向に移動可能に設けてある。作動体75は
筒状部750と筒状部750に対して間隔を存して対向状に設けた左右の側壁751,7
52とを備えており、作動体75の左側側壁751とフレーム70の左側側壁701との
間には第1スプリング76が設けてある。一方、作動体75の右側側壁752とフレーム
70の右側側壁702との間には第2スプリング77が設けてある。
定されない。作動手段の他の態様を図7、図8に示す。図4乃至図6に示す態様と同一の
部材については共通の番号を付してある。図7、図8に示す例では、ガイド軸71に対し
て、一つの作動体75がガイド軸71の長さ方向に移動可能に設けてある。作動体75は
筒状部750と筒状部750に対して間隔を存して対向状に設けた左右の側壁751,7
52とを備えており、作動体75の左側側壁751とフレーム70の左側側壁701との
間には第1スプリング76が設けてある。一方、作動体75の右側側壁752とフレーム
70の右側側壁702との間には第2スプリング77が設けてある。
作動体75の左側側壁751にはブレーキ解放ワイヤW1の端部が連結されており、作動
体75の右側側壁752には復帰ワイヤ(第1ワイヤW2)の端部が連結されている。図
7は、シャッター開放状態(ブレーキ復帰状態)であり、自動閉鎖装置によってブレーキ
解放ワイヤW1が引かれることで、作動体75が第1スプリング76を圧縮させ、第2ス
プリング77を伸長させながら自動閉鎖装置側に移動し、作動体75の左側側壁751が
ブレーキ解放レバー8に当接してこれを移動させ、ブレーキを解放する。図8は、シャッ
ター自重降下中(ブレーキ解放状態)を示す。ブレーキ復帰時には、復帰ワイヤW2が作
動体75をブレーキ解放レバー8から離間する方向に移動させてブレーキを復帰させる。
この時、第1スプリング76の伸長力及び第2スプリング77の圧縮力がブレーキ復帰方
向に作用する。また、解放レバー復帰用の補助スプリングは、第1スプリング76、第2
スプリング77のいずれか一方でもよい。
体75の右側側壁752には復帰ワイヤ(第1ワイヤW2)の端部が連結されている。図
7は、シャッター開放状態(ブレーキ復帰状態)であり、自動閉鎖装置によってブレーキ
解放ワイヤW1が引かれることで、作動体75が第1スプリング76を圧縮させ、第2ス
プリング77を伸長させながら自動閉鎖装置側に移動し、作動体75の左側側壁751が
ブレーキ解放レバー8に当接してこれを移動させ、ブレーキを解放する。図8は、シャッ
ター自重降下中(ブレーキ解放状態)を示す。ブレーキ復帰時には、復帰ワイヤW2が作
動体75をブレーキ解放レバー8から離間する方向に移動させてブレーキを復帰させる。
この時、第1スプリング76の伸長力及び第2スプリング77の圧縮力がブレーキ復帰方
向に作用する。また、解放レバー復帰用の補助スプリングは、第1スプリング76、第2
スプリング77のいずれか一方でもよい。
[付記]
本発明に係る自重降下式シャッターにおける機械式避難時停止装置は、ブレーキを解放し
てシャッターカーテンを自重降下させる自重降下式シャッターにおいて、第1の方向に移
動してブレーキを解放し、第1の方向と反対の第2の方向に移動してブレーキを復帰させ
る作動手段と、前記作動手段を第2の方向に移動するように当該作動手段に連結された復
帰ワイヤと、シャッターカーテン下端の座板の端部以外の開口部に露出する部分に設けら
れ、前記復帰ワイヤが巻回される回転体と、前記座板に設けられ、前記回転体に係止して
前記回転体の回転を規制するロック部材と、を備え、前記復帰ワイヤの他端側は、シャッ
ターカーテンの自重降下に伴って前記回転体が回転することでシャッターカーテン面部に
沿って引き出し可能に収納されており、前記座板は、上座板と、上座板に対して相対的に
上動可能な下座板とからなり、上座板と下座板との間には、下座板の上動に連動して変位
する検知レバーが設けてあり、前記検知レバーの変位に連動して当該ロック部材が前記回
転体に係止する方向に移動するように、前記検知レバーと前記ロック部材とを連結し、自
重降下するシャッターカーテン下端の下座板が障害物に当たると、ロック部材が移動して
回転体の回転を規制して収納されている復帰ワイヤの引き出しを規制し、引き出しが規制
された復帰ワイヤが前記作動手段を第2の方向に移動させてブレーキを復帰させるもので
ある。
一つの態様では、前記回転体は、前記復帰ワイヤの他端側を巻き取る方向に付勢する手
段を備えた回転ドラムであり、復帰ワイヤの他端は当該回転ドラムに連結されており、回
転ドラムは復帰ワイヤの巻取体を構成する。他の態様では、前記回転体は、回転プーリで
あり、回転プーリに巻回された復帰ワイヤの端部は開口部上方に設けた巻取装置に巻き取
られる。
前記ロック部材は、検知レバーの変位に連動して移動して前記回転体に係止する可動部
材であれば、移動の態様(回動、スライド等)は限定されないが、一つの好ましい態様で
は、前記ロック部材は、検知レバーの変位に連動して回動する回動ロック部材である。前
記検知レバーは、下座板の上動に連動して変位する可動部材であれば、変位の態様(回動
、スライド等)は限定されないが、一つの好ましい態様では、前記検知レバーは、下座板
の上動に連動して回動する回動検知レバーである。一つの態様では、回転体の周縁には連
続状に歯状の被係止部が形成され、ロック部材には、前記被係止部に係止する係止爪が形
成されている。一つの態様では、前記回転体の左右にはそれぞれロック部材が設けてあり
、前記座板には、前記回転体の左右両側に位置してそれぞれ一つ以上の検知レバーが配置
されており、回転体の左側に位置する一つ以上の検知レバーが回転体の左側のロック部材
に連結され、回転体の右側に位置する一つ以上の検知レバーが回転体の右側のロック部材
に連結されている。さらに好ましい態様では、回転体(回転ドラム)の少なくとも一側に
は、座板の長さ方向に間隔を存して複数の検知レバーが設けてあり、かつ、複数の検知レ
バーを連結部材(一つの態様ではワイヤ)で互いに連結することで、互いに連結された検
知レバーが同時に変位(好ましい態様では回動)するようになっており、当該連結部材は
ロック部材(好ましい態様では回動ロック部材)に連結されている。前記連結部材と回動
ロック部材とを緩衝スプリングを介して連結することで、回動ロック部材の係止爪が被係
止部に当接して係止する時の衝撃を緩和することができ、部品の劣化を防止し、安定して
回転体の回転規制をしてブレーキを復帰することができる。
一つの態様では、前記復帰ワイヤは、一端が前記作動手段に連結され、他端がワイヤ中
継器に接続された第1ワイヤと、一端が前記ワイヤ中継器に接続され、他端側が前記回転
体に巻回される第2ワイヤと、からなり、前記ワイヤ中継器は前記回転体を通る鉛直線上
に位置して開口部上方に設けられ、前記第2ワイヤはシャッターカーテンの自重降下時に
はシャッターカーテンの面部に沿って垂下するように延出する。
一つの態様では、前記ブレーキは、ブレーキ解放レバーの移動によって強制的に解放さ
れると共に、ブレーキ解放レバーによる強制力が解除されると付勢手段により復帰し、前
記作動手段は、第1方向及び第2方向に移動可能な第1作動体及び第2作動体と、前記第
1作動体と前記第2作動体との間に介装されたバネ部材と、からなり、前記第2作動体は
前記第1作動体に対して第2方向へ移動可能であり、前記バネ部材の第1方向側端部は前
記第2作動体に当接し、前記バネ部材の第2方向側端部は前記第1作動体に当接しており
、前記第1作動体には第1方向牽引部材(一つの態様では、ブレーキ解放ワイヤ)が連結
され、前記第1方向牽引部材による第1方向への牽引時には、前記第1作動体及び前記第
2作動体、前記バネ部材が一体で第1方向に移動し、前記第2作動体がブレーキ解放レバ
ーを強制的に移動させてブレーキを解放し、前記第2作動体には前記復帰ワイヤが連結さ
れ、ブレーキ解放状態からの前記復帰ワイヤによる第2方向への牽引時には、前記第2作
動体のみが前記バネ部材に抗して第2方向に移動し、前記ブレーキ解放レバーによる強制
力が解除され、前記付勢手段によりブレーキが復帰する。
本発明では、機械式で避難時停止を行うので、電気が不要であり、既設の手動シャッタ
ーに後付けが容易であり、また、電気代もかからない。さらには、電気部品を使用しない
ので、発火性の高いものを扱う倉庫や工場に設置されたシャッターについても本発明の避
難時停止装置を採用することができる。復帰ワイヤはシャッターカーテンの自重降下に伴
ってシャッターカーテン面部に沿って延出するので、復帰ワイヤに傷が付くことを可及的
に防止できる。一つの態様では、一つの回転体を用いるものでありながら、安定して障害
物を検知することができる。。一つの態様では、回動ロック部材が回動して回転体に係止
する時の衝撃および係止後に係止部位にかかる負荷を緩和することができる。一つの態様
では、復帰ワイヤを2つのワイヤから構成し、2つのワイヤを中継器で接続することで、
復帰ワイヤを良好に引き回すことができる。
一つの態様では、復帰ワイヤによりブレーキを復帰させる際には、第1作動体を移動さ
せる必要がない。したがって、第1作動体に連結された第1方向牽引部材の影響を受けず
に、ブレーキを復帰させることができる。具体的な例では、第1方向牽引部材が自動閉鎖
装置の強いバネで引かれている場合、あるいは、ブレーキ解放後には、第1方向牽引部材
が自動閉鎖装置に内蔵したラチェット機構や固定状態にあるモータ軸などに連結されてい
て不動の場合であっても、第2方向牽引部材により良好にブレーキを復帰させることがで
きる。復帰ワイヤによる牽引力は、バネ部材によって決定されるので、一定の力で復帰ワ
イヤを牽引すればよく、避難時停止装置を構成する復帰ワイヤの張力を一定にして、安定
した作動を行うことができる。
本発明に係る自重降下式シャッターにおける機械式避難時停止装置は、ブレーキを解放し
てシャッターカーテンを自重降下させる自重降下式シャッターにおいて、第1の方向に移
動してブレーキを解放し、第1の方向と反対の第2の方向に移動してブレーキを復帰させ
る作動手段と、前記作動手段を第2の方向に移動するように当該作動手段に連結された復
帰ワイヤと、シャッターカーテン下端の座板の端部以外の開口部に露出する部分に設けら
れ、前記復帰ワイヤが巻回される回転体と、前記座板に設けられ、前記回転体に係止して
前記回転体の回転を規制するロック部材と、を備え、前記復帰ワイヤの他端側は、シャッ
ターカーテンの自重降下に伴って前記回転体が回転することでシャッターカーテン面部に
沿って引き出し可能に収納されており、前記座板は、上座板と、上座板に対して相対的に
上動可能な下座板とからなり、上座板と下座板との間には、下座板の上動に連動して変位
する検知レバーが設けてあり、前記検知レバーの変位に連動して当該ロック部材が前記回
転体に係止する方向に移動するように、前記検知レバーと前記ロック部材とを連結し、自
重降下するシャッターカーテン下端の下座板が障害物に当たると、ロック部材が移動して
回転体の回転を規制して収納されている復帰ワイヤの引き出しを規制し、引き出しが規制
された復帰ワイヤが前記作動手段を第2の方向に移動させてブレーキを復帰させるもので
ある。
一つの態様では、前記回転体は、前記復帰ワイヤの他端側を巻き取る方向に付勢する手
段を備えた回転ドラムであり、復帰ワイヤの他端は当該回転ドラムに連結されており、回
転ドラムは復帰ワイヤの巻取体を構成する。他の態様では、前記回転体は、回転プーリで
あり、回転プーリに巻回された復帰ワイヤの端部は開口部上方に設けた巻取装置に巻き取
られる。
前記ロック部材は、検知レバーの変位に連動して移動して前記回転体に係止する可動部
材であれば、移動の態様(回動、スライド等)は限定されないが、一つの好ましい態様で
は、前記ロック部材は、検知レバーの変位に連動して回動する回動ロック部材である。前
記検知レバーは、下座板の上動に連動して変位する可動部材であれば、変位の態様(回動
、スライド等)は限定されないが、一つの好ましい態様では、前記検知レバーは、下座板
の上動に連動して回動する回動検知レバーである。一つの態様では、回転体の周縁には連
続状に歯状の被係止部が形成され、ロック部材には、前記被係止部に係止する係止爪が形
成されている。一つの態様では、前記回転体の左右にはそれぞれロック部材が設けてあり
、前記座板には、前記回転体の左右両側に位置してそれぞれ一つ以上の検知レバーが配置
されており、回転体の左側に位置する一つ以上の検知レバーが回転体の左側のロック部材
に連結され、回転体の右側に位置する一つ以上の検知レバーが回転体の右側のロック部材
に連結されている。さらに好ましい態様では、回転体(回転ドラム)の少なくとも一側に
は、座板の長さ方向に間隔を存して複数の検知レバーが設けてあり、かつ、複数の検知レ
バーを連結部材(一つの態様ではワイヤ)で互いに連結することで、互いに連結された検
知レバーが同時に変位(好ましい態様では回動)するようになっており、当該連結部材は
ロック部材(好ましい態様では回動ロック部材)に連結されている。前記連結部材と回動
ロック部材とを緩衝スプリングを介して連結することで、回動ロック部材の係止爪が被係
止部に当接して係止する時の衝撃を緩和することができ、部品の劣化を防止し、安定して
回転体の回転規制をしてブレーキを復帰することができる。
一つの態様では、前記復帰ワイヤは、一端が前記作動手段に連結され、他端がワイヤ中
継器に接続された第1ワイヤと、一端が前記ワイヤ中継器に接続され、他端側が前記回転
体に巻回される第2ワイヤと、からなり、前記ワイヤ中継器は前記回転体を通る鉛直線上
に位置して開口部上方に設けられ、前記第2ワイヤはシャッターカーテンの自重降下時に
はシャッターカーテンの面部に沿って垂下するように延出する。
一つの態様では、前記ブレーキは、ブレーキ解放レバーの移動によって強制的に解放さ
れると共に、ブレーキ解放レバーによる強制力が解除されると付勢手段により復帰し、前
記作動手段は、第1方向及び第2方向に移動可能な第1作動体及び第2作動体と、前記第
1作動体と前記第2作動体との間に介装されたバネ部材と、からなり、前記第2作動体は
前記第1作動体に対して第2方向へ移動可能であり、前記バネ部材の第1方向側端部は前
記第2作動体に当接し、前記バネ部材の第2方向側端部は前記第1作動体に当接しており
、前記第1作動体には第1方向牽引部材(一つの態様では、ブレーキ解放ワイヤ)が連結
され、前記第1方向牽引部材による第1方向への牽引時には、前記第1作動体及び前記第
2作動体、前記バネ部材が一体で第1方向に移動し、前記第2作動体がブレーキ解放レバ
ーを強制的に移動させてブレーキを解放し、前記第2作動体には前記復帰ワイヤが連結さ
れ、ブレーキ解放状態からの前記復帰ワイヤによる第2方向への牽引時には、前記第2作
動体のみが前記バネ部材に抗して第2方向に移動し、前記ブレーキ解放レバーによる強制
力が解除され、前記付勢手段によりブレーキが復帰する。
本発明では、機械式で避難時停止を行うので、電気が不要であり、既設の手動シャッタ
ーに後付けが容易であり、また、電気代もかからない。さらには、電気部品を使用しない
ので、発火性の高いものを扱う倉庫や工場に設置されたシャッターについても本発明の避
難時停止装置を採用することができる。復帰ワイヤはシャッターカーテンの自重降下に伴
ってシャッターカーテン面部に沿って延出するので、復帰ワイヤに傷が付くことを可及的
に防止できる。一つの態様では、一つの回転体を用いるものでありながら、安定して障害
物を検知することができる。。一つの態様では、回動ロック部材が回動して回転体に係止
する時の衝撃および係止後に係止部位にかかる負荷を緩和することができる。一つの態様
では、復帰ワイヤを2つのワイヤから構成し、2つのワイヤを中継器で接続することで、
復帰ワイヤを良好に引き回すことができる。
一つの態様では、復帰ワイヤによりブレーキを復帰させる際には、第1作動体を移動さ
せる必要がない。したがって、第1作動体に連結された第1方向牽引部材の影響を受けず
に、ブレーキを復帰させることができる。具体的な例では、第1方向牽引部材が自動閉鎖
装置の強いバネで引かれている場合、あるいは、ブレーキ解放後には、第1方向牽引部材
が自動閉鎖装置に内蔵したラチェット機構や固定状態にあるモータ軸などに連結されてい
て不動の場合であっても、第2方向牽引部材により良好にブレーキを復帰させることがで
きる。復帰ワイヤによる牽引力は、バネ部材によって決定されるので、一定の力で復帰ワ
イヤを牽引すればよく、避難時停止装置を構成する復帰ワイヤの張力を一定にして、安定
した作動を行うことができる。
本発明は、自重降下式シャッターに用いることができる。
1 シャッターカーテン
2 巻取シャフト
3 ガイドレール
4 座板
4a 上座板
4b 下座板
4c 検知レバー
4d ワイヤ
5 開閉機
6 自動閉鎖装置
7 ブレーキ解放装置
72 第1作動体
73 第2作動体
8 ブレーキ解放レバー
9 ワイヤ中継器
10 回転ドラム
10a 非係止部
11 回動ロック部材
11a 係止爪
W1 ブレーキ解放ワイヤ
W2 ブレーキ復帰ワイヤ(第1ワイヤ)
W3 ブレーキ復帰ワイヤ(第2ワイヤ)
2 巻取シャフト
3 ガイドレール
4 座板
4a 上座板
4b 下座板
4c 検知レバー
4d ワイヤ
5 開閉機
6 自動閉鎖装置
7 ブレーキ解放装置
72 第1作動体
73 第2作動体
8 ブレーキ解放レバー
9 ワイヤ中継器
10 回転ドラム
10a 非係止部
11 回動ロック部材
11a 係止爪
W1 ブレーキ解放ワイヤ
W2 ブレーキ復帰ワイヤ(第1ワイヤ)
W3 ブレーキ復帰ワイヤ(第2ワイヤ)
Claims (5)
- ブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させるシャッター装置において、
第1の方向に移動してブレーキを解放し、第1の方向と反対の第2の方向に移動してブレーキを復帰させる作動手段と、
前記作動手段を第2の方向に移動するように当該作動手段に連結された復帰ワイヤと、
シャッターカーテン下端の座板の端部以外の開口部に露出する部分に設けられ、前記復帰ワイヤが巻回される回転体と、
前記座板に設けられ、前記回転体に係止して当該回転体の回転を規制する回動ロック部材と、
を備え、
前記復帰ワイヤの他端側は、シャッターカーテンの自重降下に伴って前記回転体が第1の方向に回転することで、ガイドレールに案内されるシャッターカーテン面部に沿って引き出し可能に収納されており、
前記座板は、上座板と、上座板に対して相対的に上動可能な下座板とからなり、
前記回動ロック部材は、下座板の上動に連動して、第1の方向に回転して前記回転体に係止してロック状態となり、第2の方向に回転して係止が解除されるように構成されており、
前記回転体の回転についての第1の方向と前記回動ロック部材の回転についての第1の方向は同方向であり、
自重降下するシャッターカーテン下端の下座板が障害物に当たると、当該下座板の上動に連動して前記回動ロック部材が第1の方向に回転して、同じく第1の方向に回転する回転体に係止して当該回転体の回転を規制して収納されている復帰ワイヤの引き出しを規制し、前記作動手段を第2の方向に移動させてブレーキを復帰させる、
シャッター装置。 - 前記回転体は、周縁に連続状に形成された多数の歯状の被係止部を備えており、
前記回動ロック部材は、第1の方向に回転して前記被係止部に係止する係止爪を備えている、
請求項1に記載のシャッター装置。 - 障害物が取り除かれた後には、下座板が下方に下動し、回転体に対する回動ロック部材の係止が解除されて復帰ワイヤの引き出しが可能となり、障害物を検知して復帰したブレーキを解放してシャッターカーテンを自重再降下するように構成されている、請求項1、2いずれか1項に記載のシャッター装置。
- 前記回動ロック部材は、第2の方向に付勢されている、請求項1〜3いずれか1項に記載のシャッター装置。
- 前記下座板は、前記回動ロック部材が前記回転体に係止した後も前記上座板に対して相対的に上動可能となっており、
前記引き出しが規制された復帰ワイヤは、シャッターカーテンの降下に伴い上座板が下座板に対して相対的に下動することで前記作動手段を第2の方向に移動させてブレーキを復帰させる、
請求項1〜4に記載のシャッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015151381A JP6006844B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | シャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015151381A JP6006844B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | シャッター装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014097226A Division JP5793602B2 (ja) | 2014-05-08 | 2014-05-08 | シャッター装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016166431A Division JP6219467B2 (ja) | 2016-08-29 | 2016-08-29 | シャッター装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016006289A JP2016006289A (ja) | 2016-01-14 |
JP2016006289A5 JP2016006289A5 (ja) | 2016-05-19 |
JP6006844B2 true JP6006844B2 (ja) | 2016-10-12 |
Family
ID=55224837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015151381A Active JP6006844B2 (ja) | 2015-07-31 | 2015-07-31 | シャッター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6006844B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367199U (ja) * | 1986-10-20 | 1988-05-06 | ||
JP2006225922A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Koichi Kawasaki | シャッターの障害物検知装置 |
-
2015
- 2015-07-31 JP JP2015151381A patent/JP6006844B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016006289A (ja) | 2016-01-14 |
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