JP5991367B2 - スライドパッド用シート、突起部付きスライドパッド用シート、及びこれらを用いたスライドパッド - Google Patents
スライドパッド用シート、突起部付きスライドパッド用シート、及びこれらを用いたスライドパッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP5991367B2 JP5991367B2 JP2014233879A JP2014233879A JP5991367B2 JP 5991367 B2 JP5991367 B2 JP 5991367B2 JP 2014233879 A JP2014233879 A JP 2014233879A JP 2014233879 A JP2014233879 A JP 2014233879A JP 5991367 B2 JP5991367 B2 JP 5991367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide pad
- pad sheet
- sheet
- slide
- uneven surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
[1]プラスチックフィルムを有するスライドパッド用シートであって、該スライドパッド用シートの少なくとも一方の最表面は凹凸面であり、該凹凸面は、カットオフ値を2.5mmとした際のJIS B0601:1994の算術平均粗さ(Ra2.5)、十点平均粗さ(Rz2.5)、及び局部山頂平均間隔(S2.5)が以下の条件(1)〜(3)を満たすスライドパッド用シート。
0.10μm≦Ra2.5≦0.70μm (1)
5.7≦Rz2.5/Ra2.5 (2)
S2.5≦70μm (3)
Rz2.5−Rz0.8≦0.80μm (4)
[3]前記スライドパッド用シートの凹凸面の表面に、先端半径0.3mmのサファイア製の引掻針を接触させ、該引掻針に垂直荷重100gをかけながら10mm/秒の速度で片道10mmの長さを1往復した際の該引掻針にかかる走査方向の静摩擦係数をμs10、
前記スライドパッド用シートの凹凸面の表面に、先端半径0.3mmのサファイア製の引掻針を接触させ、該引掻針に垂直荷重100gをかけながら20mm/秒の速度で片道10mmの長さを1往復した際の該引掻針にかかる走査方向の静摩擦係数をμs20とした際に、
μs10及びμs20が以下の条件(5)を満たす上記[1]又は[2]に記載のスライドパッド用シート。
0.70≦μs20/μs10≦1.45 (5)
[5]前記凹凸面が防汚処理されてなる上記[1]〜[4]の何れかに記載のスライドパッド用シート。
[6]前記プラスチックフィルムの前記凹凸面とは反対側の面に意匠層を有してなる上記[1]〜[5]の何れかに記載のスライドパッド用シート。
[7]前記意匠層の全面積に占める単一色の割合が80%以上である上記[6]に記載のスライドパッド用シート。
[8]前記意匠層の前記プラスチックフィルムとは反対側の面に隠蔽層を有してなる上記[6]又は[7]に記載のスライドパッド用シート。
[9]上記[1]〜[8]の何れかに記載のスライドパッド用シートの前記凹凸面上の少なくとも一部に突起部を有してなる突起部付きスライドパッド用シート。
[11](1)第2プラスチックフィルムの少なくとも一部に突起部を形成する工程、(2b)前記第2プラスチックフィルムの前記突起部を有する側の面と、請求項1〜8の何れか1項に記載のスライドパッド用シートの前記凹凸面とは反対側の面とを対向させて積層する工程、(3b)前記積層後に真空ラミネートして、前記第2プラスチックフィルムと前記スライドパッド用シートとを一体化する工程、を有する突起部付きスライドパッド用シートの製造方法。
[12]静電容量式タッチパネル上に、上記[1]〜[8]の何れかに記載のスライドパッド用シート、又は上記[9]に記載の突起部付きスライドパッド用シートを配置してなるスライドパッド。
本発明のスライドパッド用シートは、プラスチックフィルムを有するスライドパッド用シートであって、該スライドパッド用シートの少なくとも一方の最表面は凹凸面であり、該凹凸面は、カットオフ値を2.5mmとした際のJIS B0601:1994の算術平均粗さ(Ra2.5)、十点平均粗さ(Rz2.5)、及び局部山頂平均間隔(S2.5)が以下の条件(1)〜(3)を満たすものである。
0.10μm≦Ra2.5≦0.70μm (1)
5.7≦Rz2.5/Ra2.5 (2)
S2.5≦70μm (3)
なお、本発明のスライドパッド用シートは、少なくとも一方の最表面が凹凸面であり、該凹凸面が上記(1)〜(3)の条件を満たすものであればよく、凹凸層、防汚層、意匠層及び隠蔽層は任意の構成要件である。
本発明のスライドパッド用シートは、少なくとも一方の最表面が凹凸面であり、該凹凸面が上記(1)〜(3)の条件を満たすものである。
条件(1)〜(3)においてはカットオフ値を2.5mmとしている。カットオフ値は、粗さ成分(高周波成分)と、うねり成分(低周波成分)とから構成される断面曲線から、うねり成分をカットする度合いを示す値である。言い換えると、カットオフ値は、断面曲線からうねり成分(低周波成分)をカットするフィルターの細かさを示す値である。カットオフ値が大きいと、フィルターが粗いため、うねり成分のうち大きなうねりはカットされるが、小さなうねりはカットされないこととなる。一方、カットオフ値が小さいと、フィルターが細かいため、うねり成分のほとんどがカットされることとなる。JIS B0601で参照するJIS B0633では、算術平均粗さRa0.1〜2μmの時は、カットオフ値(基準長さ)を0.8mmとしている。したがって、JIS B0633によれば、上記条件(1)のRa場合、カットオフ値(基準長さ)を0.8mmとすることが標準となっている。
しかし、光沢、操作時の触感及び色合いには、粗さ成分(高周波成分)のみならず、うねり成分(低周波成分)も影響を与えるため、カットオフ値(基準長さ)を0.8mmとした場合、粗さ曲線のうねり成分(低周波成分)がカットされる度合いが大きくなり、光沢、操作時の触感及び色合いの評価と相関が取れなくなる場合がある。このため、本発明では、条件(1)〜(3)のカットオフ値を2.5mmとしている。
条件(1)は、0.12μm≦Ra2.5≦0.50μmを満たすことが好ましく、0.13μm≦Ra2.5≦0.40μmを満たすことがより好ましく、0.14μm≦Ra2.5≦0.30μmを満たすことがさらに好ましい。
算術平均粗さRaとは、評価長さの粗さ曲線の山と谷の各標高の絶対値を積分して評価長さで割り均等な標高として求めた値である。一方、十点平均粗さRzとは、カットオフ値と等しいサンプリング長さのN倍の評価長さの粗さ曲線をN等分し、区間毎に第1位から第5位までの高さの山頂の平均標高と第1位から第5位までの深さの谷底の平均標高の間隔Rz’を求めたときのN個のRz’の算術平均値である。つまり、Raが粗さ曲線全体の標高の平均値であるのに対して、Rzは粗さ曲線の中で高い箇所の5点と、低い箇所の5点に着目した際の標高の平均である。このため、粗さ曲線がランダム性を有しない場合には、RaとRzとは略同一になるが、粗さ曲線がランダム性を有する場合には、Raに比べてRzは大きくなる。したがって、Rz/Raは、粗さ曲線のランダム性を表す指標となる。
条件(2)は、6.0≦Rz2.5/Ra2.5≦10.0を満たすことが好ましく、6.5≦Rz2.5/Ra2.5≦9.5を満たすことがより好ましく、7.0≦Rz2.5/Ra2.5≦9.0を満たすことがさらに好ましい。
条件(3)は、S2.5≦65μmを満たすことが好ましく、20μm≦S2.5≦60μmを満たすことがより好ましく、30μm≦S2.5≦55μmを満たすことがさらに好ましい。
Rz2.5−Rz0.8≦0.80μm (4)
上述したように、カットオフ値は、粗さ成分(高周波成分)と、うねり成分(低周波成分)とから構成される断面曲線から、うねり成分をカットする度合いを示す値である。したがって、Rz2.5−Rz0.8は、うねり成分がRzに与える影響の度合いの指標であると言える。
条件(4)を満たす場合、凹凸面を低速で触れた場合と、凹凸面を高速で触れた場合とで、静摩擦係数を同程度にしやすくできる。タッチパネルの操作は、主として、画面をスクロールさせる操作と、表示を拡大又は縮小させる操作とに大別できる。前者の操作と後者の操作とでは、前者の操作の方が指を動かすスピードが速い傾向にある。そして、指を動かすスピードが速い場合、指がうねり成分に引っかかりやすくなる。つまり、条件(4)を満たす場合、タッチパネルのいかなる操作においても、操作開始時の指の引っかかりの程度(静摩擦係数)を同程度にすることができる。
Rz2.5/Rz0.8≦1.35
Rz2.5/Rz0.8は1.30以下であることがより好ましく、1.15以上1.30以下であることがさらに好ましい。
Ry2.5≦5.0μm
Ry2.5が5.0μm以下であると、色合いの低下をより防止することができるとともに、操作時の指の引っかかりを防ぎ、触感をより良好にすることができる。Ry2.5は4.0μm以下であることがより好ましく、3.0μm以下であることがさらに好ましい。
Sm2.5≦160μm
Sm2.5が160μm以下であると、スライドパッド用シート表面への指の接触面積が低下して触感(滑り感)をより良好にすることができる。Sm2.5は、S2.5≦150μm以下であることがより好ましく、145μm以下であることがさらに好ましい。
0.5°≦θa≦5.0°
θaが0.5°以上であると、低光沢及び触感(滑り感)をより良好にすることができる。θaが5.0°以下であると、色合いの低下をより防止することができる。θaは、0.7°≦θa≦3.5°を満たすことがより好ましく、1.0°≦θa≦2.0°を満たすことがさらに好ましい。
θaは実施例に記載の方法で算出できる。
0.70≦μs20/μs10≦1.45 (5)
条件(5)は、0.80≦μs20/μs10≦1.30を満たすことがより好ましく、0.85≦μs20/μs10≦1.20を満たすことがさらに好ましい。
条件(5)は、上述した条件(1)〜(3)に加えて条件(4)を満たすことにより、より満たしやすくできる。
なお、60度鏡面光沢度は、以下の条件により測定したものとする。
(60度鏡面光沢度の測定方法)
スライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面に、透明粘着剤を介して黒色板を貼り合わせたサンプルを作製し、該サンプルの凹凸面側の60度鏡面光沢度を測定する。
該反対側の面を略平滑面とする場合、該反対側の面は、カットオフ値を2.5mmとした際のJIS B0601:1994の算術平均粗さ(Ra2.5)が0.03μm未満であることが好ましく、0.02μm未満であることがより好ましい。
該反対側の面を軽度な凹凸面とする場合、該反対側の面は、カットオフ値を2.5mmとした際のJIS B0601:1994の算術平均粗さ(Ra2.5)が0.03μm以上0.10μm未満であることが好ましく、0.05μm以上0.09μm以下であることがより好ましい。
型に流し込む材料として硬化性樹脂組成物(熱硬化性樹脂組成物又は電離放射線硬化性樹脂組成物)を用いる場合、型から取り出す前に硬化性樹脂組成物を硬化することが好ましい。
型による凹凸面の形成は、凹凸形状の再現性に優れる点で好ましい。
粒子の含有量は、凹凸層を形成する全固形分中の5〜25質量%であることが好ましく、8〜20質量%であることがより好ましく、10〜15質量%であることがさらに好ましい。
(1)粒子そのもの、または粒子の分散液を、ガラス又はプラスチックフィルムのような透明基材上に塗布乾燥させたものについて、SEMの表面像を撮像する。加速電圧は1〜10kV、倍率は1000〜7000倍とすることが好ましい。
(2)表面像から任意の10個の粒子を抽出し、個々の粒子の長径及び短径を測定し、長径及び短径の平均から個々の粒子の粒子径を算出する。
(3)同じサンプルの別画面の撮像において同様の作業を5回行って、合計50個分の粒子の粒子径の数平均から得られる値を平均粒子径とした。
超微粒子は、上述の凹凸形状を得やすくする観点から、平均一次粒子径が1〜25nmであることが好ましく、5〜20nmであることがより好ましい。超微粒子の平均一次粒子径は、以下の(1)〜(3)の作業により算出できる。
(1)粒子そのもの、または粒子の分散液を、ガラス又はプラスチックフィルムのような透明基材上に塗布乾燥させたものについて、TEMまたはSTEMの表面像を撮像する。加速電圧は10kv〜30kV、倍率は5万〜30万倍とすることが好ましい。
(2)表面像から任意の10個の粒子を抽出し、個々の粒子の長径及び短径を測定し、長径及び短径の平均から個々の粒子の粒子径を算出する。
(3)同じサンプルの別画面の撮像において同様の作業を5回行って、合計50個分の粒子の粒子径の数平均から得られる値を平均一次粒子径とした。
反応性基としては、重合性不飽和基が好適に用いられ、好ましくは光硬化性不飽和基であり、特に好ましくは電離放射線硬化性不飽和基である。その具体例としては、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基、ビニル基及びアリル基等のエチレン性不飽和結合並びにエポキシ基等が挙げられる。
このような反応性超微粒子は、シランカップリング剤で表面処理した無機超微粒子を挙げることができる。無機超微粒子の表面をシランカップリング剤で処理するには、無機超微粒子にシランカップリング剤をスプレーする乾式法や、無機超微粒子を溶剤に分散させてからシランカップリング剤を加えて反応させる湿式法等が挙げられる。
また、凹凸層中における粒子と超微粒子との含有量の比(粒子の含有量/超微粒子の含有量)は、上述の凹凸形状を得やすくする観点から、0.1〜0.4であることが好ましく、0.2〜0.3であることがより好ましい。
熱硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、尿素メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂組成物には、これら硬化性樹脂に、必要に応じて硬化剤が添加される。
なお、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線などの電磁波、α線、イオン線などの荷電粒子線も使用可能である。
3官能以上の(メタ)アクリレート系モノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記(メタ)アクリレート系モノマーは、分子骨格の一部を変性しているものでもよく、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、カプロラクトン、イソシアヌル酸、アルキル、環状アルキル、芳香族、ビスフェノール等による変性がなされたものも使用することができる。
ウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、多価アルコール及び有機ジイソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリレートとの反応によって得られる。
また、好ましいエポキシ(メタ)アクリレートは、3官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレート、2官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と多塩基酸と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレート、及び2官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等とフェノール類と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレートである。
上記電離放射線硬化性化合物は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
光重合開始剤としては、アセトフェノン、ベンゾフェノン、α−ヒドロキシアルキルフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンジルメチルケタール、ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステル、チオキサンソン類等から選ばれる1種以上が挙げられる。
これら光重合開始剤は、融点が100℃以上であることが好ましい。光重合開始剤の融点を100℃以上とすることにより、タッチパネルの透明導電膜形成時や結晶化工程の熱により残留した光重合開始剤が昇華し、透明導電膜の低抵抗化が損なわれることを防止することができる。
また、光重合促進剤は、硬化時の空気による重合阻害を軽減させ硬化速度を速めることができるものであり、例えば、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等から選ばれる1種以上が挙げられる。
防汚処理の手段としては、凹凸層にフッ素系離型剤、シリコーン系離型剤等の離型剤を含有させる手段、スライドパッド用シートの最表面に前記離型剤により離型層を形成する手段が挙げられる。凹凸層に離型剤を含有させる場合、離型剤の含有量は、凹凸層の全固形分の0.5〜5.0%とすることが好ましい。
プラスチックフィルムは、ポリエステル、トリアセチルセルロース(TAC)、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポリウレタン及び非晶質オレフィン(Cyclo−Olefin−Polymer:COP)等の樹脂から形成することができる。
これらプラスチックフィルムの中でも、機械的強度や寸法安定性の観点からは、延伸加工、特に二軸延伸加工されたポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)が好ましい。
意匠層は、スライドパッド用シートの意匠性を高めることを目的として、必要に応じてプラスチックフィルムの凹凸面とは反対側の面に設けられる。意匠層には隠蔽性を付与してもよいが、後述する隠蔽層によって隠蔽性を付与してもよい。
意匠層としては、金属箔、金属蒸着膜等の金属層、着色層及び絵柄層等が挙げられる。これらの層は、同一種または異種の層を積層するなどして、適宜組み合わせて用いてもよい。
意匠層は複数の色からなるものであっても、単一色からなるものであってもよい。意匠層中に単一色の割合が多い場合、意匠層の上方に表面凹凸が存在すると、単一色の色合いが損なわれて認識される場合がある。しかし、本発明のスライドパッド用シートは凹凸面を特定の形状としていることから、意匠層中に単一色の割合が多い場合(意匠層の全面積に占める単一色の割合が80%以上の場合、好適には90%以上の場合)でも、色合いが損なわれて認識されることを防止できる。
金属蒸着膜は、各種の金属系材料を物理的蒸着法又は化学的蒸着法により形成することができる。物理的蒸着法には、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等が挙げられ、化学的蒸着法には、プラズマを利用したプラズマCVD、加熱触媒体を用いて材料ガスを接触熱分解する触媒化学気相成長法(Cat−CVD)等が挙げられる。
蒸着に用いる金属系材料は、金、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、錫、ニッケル、チタン等;又はこれらの酸化物、炭化物、窒化物;あるいはこれらの混合物が挙げられる。
隠蔽層は、スライドパッド用シートの下方に設置される部材(例えば、タッチパネルの電極)の色を隠蔽して意匠性を良好にするために、必要に応じて意匠層のプラスチックフィルムとは反対側の面上に設けられる。
隠蔽層の形成に用いられるインキとしては、バインダーに顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては制限はなく、着色層のバインダーとして例示したものと同様のものを用いることができる。
隠蔽層の厚さは、0.5〜20μmが好ましく、1〜10μmがより好ましい。隠蔽層中には、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を含有しても良い。
本発明の突起部付きスライドパッド用シートは、上述した本発明のスライドパッド用シートの凹凸面上の少なくとも一部に突起部を有してなるものである。
突起部は、スライドパッドを操作する際のホームポジションの役割を有する。突起部の箇所や個数は任意であり、通常は、スライドパッド用シートの上部中央付近、あるいは下部中央部付近に、1〜5個程度形成される。
突起部の大きさは任意であるが、高さは凹凸面から0.05〜2mm突出することが好ましく、突起部断面の直径は0.5〜1.5mmであることが好ましく、突起部断面の形状は円形であることが好ましい。
(製造方法A)
本発明の突起部付きスライドパッド用シートは、(1)第2プラスチックフィルムの少なくとも一部に突起部を形成する工程、(2a)上述した本発明のスライドパッド用シートに貫通孔を形成する工程、及び(3a)前記第2プラスチックフィルムの前記突起部を有する側の面と、上述した本発明のスライドパッド用シートの前記凹凸面とは反対側の面とを対向させ、かつ前記貫通孔と前記突起部との位置が合うようにして、前記第2プラスチックフィルムと前記スライドパッド用シートとを積層して一体化する工程、を行うことにより製造することができる。
工程(3a)の前に、第2プラスチックフィルムの突起部を有する側の面、あるいはスライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面に、接着剤層を形成しておくことが好ましい。接着剤層を形成する箇所は、スライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面が好適である。接着剤層を形成するタイミングは、工程(3a)の前であれば、工程(1)及び工程(2a)の前であってもよいし、後であってもよい。接着剤層を構成する接着剤は、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤等の汎用の接着剤を用いることができる。接着剤層の厚みは5〜20μm程度である。
上記製造方法Aによれば、スライドパッド用シートの凹凸面が防汚処理されていても、突起部を形成することができる。
また、本発明の突起部付きスライドパッド用シートは、(1)第2プラスチックフィルムの少なくとも一部に突起部を形成する工程、(2b)前記第2プラスチックフィルムの前記突起部を有する側の面と、上述した本発明のスライドパッド用シートの前記凹凸面とは反対側の面とを対向させて積層する工程、(3b)前記積層後に真空ラミネートして、前記第2プラスチックフィルムと前記スライドパッド用シートとを一体化する工程、を行うことにより製造することができる。
工程(2b)の前に、第2プラスチックフィルムの突起部を有する側の面、あるいはスライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面に、接着剤層を形成しておくことが好ましい。接着剤層を形成する箇所は、スライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面が好適である。接着剤層を形成するタイミングは、工程(2b)の前であれば、工程(1)の前であってもよいし、後であってもよい。接着剤層を構成する接着剤は、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤等の汎用の接着剤を用いることができる。接着剤層の厚みは5〜20μm程度である。
上記製造方法Bの場合、第2プラスチックフィルムに形成する突起部の高さは、0.1〜2mmとすることが好ましい。
工程(3b)の真空ラミネートは、積層した状態の第2プラスチックフィルムとスライドパッド用シートとをヒーターで加熱した後、真空引きするステップで行われる。加熱はスライドパッド用シート側から行うことが好ましい。真空ラミネート時の加熱は、通常80〜130℃程度、好ましくは90〜120℃程度である。
また、上記製造方法A及びBともに、突起部は熱硬化性樹脂組成物又は電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物から形成することが好ましい。突起部を形成する熱硬化性樹脂組成物又は電離放射線硬化性樹脂組成物は、上述した凹凸層の熱硬化性樹脂組成物又は電離放射線硬化性樹脂組成物を用いることができる。なお、上記製造方法Aの場合、突起部にマット剤を含有させることにより、突起部の光沢を抑制することができる。
また、上記製造方法A及びBともに、突起部は、例えば、第2プラスチックフィルム上に、熱硬化性樹脂組成物又は電離放射線硬化性樹脂組成物、必要に応じて添加するマット剤等を含む突起部形成用インキを印刷することにより形成することができる。
本発明のスライドパッドは、静電容量式タッチパネル上に、上述した本発明のスライドパッド用シート、又は上述した本発明の突起部付きスライドパッド用シートを配置してなるものである。
実施例及び比較例で作製したスライドパッド用シート、並びに参考例のスライドパッド用シートについて、以下の測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
(1)表面粗さ測定(カットオフ値2.5mm)
表面粗さ測定器(型番:SE−3400/小坂研究所株式会社製)を用いて、下記の測定条件により、スライドパッド用シートの凹凸層側の最表面のJIS B0601:1994のRa、Rz、S、及びSmを測定した。θaの算出は、小坂研究所社製の表面粗さ測定器(SE−3400)の取り扱い説明書(1995.07.20改訂)に従うものとする。
[表面粗さ検出部の触針]
小坂研究所社製の商品名SE2555N(先端曲率半径:2μm、頂角:90度、材質:ダイヤモンド)
[表面粗さ測定器の測定条件]
・基準長さ(粗さ曲線のカットオフ値λc):2.5mm
・評価長さ(基準長さ(カットオフ値λc)×5):12.5mm
・触針の送り速さ:0.5mm/s
・予備長さ:(カットオフ値λc)×2
・縦倍率:2000倍
・横倍率:10倍
表面粗さ測定器(型番:SE−3400/小坂研究所株式会社製)を用いて、下記の測定条件により、実施例及び比較例で作製したスライドパッド用シートの凹凸層側の最表面のJIS B0601:1994のRzを測定した。
[表面粗さ検出部の触針]
小坂研究所社製の商品名SE2555N(先端曲率半径:2μm、頂角:90度、材質:ダイヤモンド)
[表面粗さ測定器の測定条件]
・基準長さ(粗さ曲線のカットオフ値λc):0.8mm
・評価長さ(基準長さ(カットオフ値λc)×5):4.0mm
・触針の送り速さ:0.5mm/s
・予備長さ:(カットオフ値λc)×2
・縦倍率:2000倍
・横倍率:10倍
新東科学社製のHEIDON NHS2000を用い、一定荷重往復摩擦測定モードで以下の手法により静摩擦係数を測定した。なお、測定時の温度は20℃とした。
スライドパッド用シートの凹凸面の表面に、先端半径0.3mmのサファイア製の引掻針を接触させ、引掻針に垂直荷重100gをかけながら10mm/秒の走査速度で片道10mmの長さを1往復した際の該引掻針にかかる走査方向の静摩擦係数(μs10)を測定した。また、走査速度を10mm/秒とした時の静摩擦係数(μs20)を測定した。
スライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面に、透明粘着剤を介して黒色板を貼り合わせたサンプルを作製し、該サンプルの凹凸面側の60度鏡面光沢度を測定した。なお、測定は、村上色彩技術研究所社製のGM−26PROを用いて、JIS Z8741:1997に準拠して行った。
スライドパッド用シートの凹凸面上で、タッチパネルの画面をスクロールさせる操作、及び表示を拡大又は縮小させる操作を行った。20人が当該操作を行い、滑り性が良く触感が良いものから順に、各自で1〜5位の順位をつけた。20人の平均順位を算出し、1位及び2位のものをAA、3位のものをA、4位のものをB、5位のものをCとした。
スライドパッド用シートについて、さらに、タッチパネルの画面をスクロールさせる操作、及び表示を拡大又は縮小させる操作を評価した。20人が当該操作を行い、スクロール操作の開始時の指の引っかかり度合いと、拡大又は縮小操作の開始時の指の引っかかり度合いとを対比した。その結果、15人以上が指の引っかかり度合いが同等と評価したものをA、15人以上が指の引っかかり度合いが異なると評価したものをBとした。
プラスチックフィルム上に、後述する意匠層(黒色)及び隠蔽層のみを形成したサンプルを作製した。該サンプルと、スライドパッド用シートとの色合いを比較し、色合いが同等であり黒と認識できるものをA、実際の色合いより僅かに白みがかっているが黒と認識できる範囲のものをB、白みが強く黒として認識できない(グレーとして認識される)ものをCとした。
[参考例1]
市販のノートPCを分解し、ガラス基材のスライドパッド用シートを取り出し、参考例1のスライドパッド用シートとした。
プラスチックフィルム(厚み80μmトリアセチルセルロース樹脂フィルム(TAC)、富士フイルム社製、TD80UL)上に、下記処方の凹凸層塗布液1を塗布し、70℃、風速5m/sで30秒間乾燥した後、紫外線を窒素雰囲気(酸素濃度200ppm以下)下にて積算光量が100mJ/cm2になるように照射して、凹凸層を形成した。凹凸層の膜厚は6μmであった。
次いで、プラスチックフィルムの凹凸層とは反対側の面に、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、黒色顔料及び希釈溶剤からなる印刷インキで厚さ2μmの着色層を形成し、さらに、2液硬化型のアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、着色剤及び希釈溶剤からなる印刷インキで厚さ5μmの隠蔽層を形成し、スライドパッド用シートを得た。なお、着色層及び隠蔽層からなる意匠層の全面積に占める単一色の割合は100%であった。
・ペンタエリスリトールトリアクリレート 10部
(日本化薬社製、KAYARAD−PET−30)
・ウレタンアクリレート
(日本合成化学社製、UV1700B) 45部
・光重合開始剤 3部
(BASF社製、イルガキュア184)
・シリコーン系レベリング剤 0.2部
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、TSF4460)
・透光性粒子 12部
(積水化成品社製、球状ポリアクリル−スチレン共重合体)
(平均粒子径6μm、屈折率1.535)
・無機超微粒子 160部
(日産化学社製、表面に反応性官能基が導入されたシリカ、溶剤MIBK、固形分30%)
(平均一次粒子径12nm)
・離型剤 2部
(ダイキン社製、オプツールDAC)
・溶剤1(MIBK) 110部
実施例1の凹凸層塗布液1を下記処方の凹凸層塗布液2に変更した以外は、実施例1と同様にして、スライドパッド用シートを得た。
<凹凸層塗布液2>
・ペンタエリスリトールトリアクリレート 38部
(日本化薬社製、KAYARAD−PET−30)
・イソシアヌル酸EO変性トリアクリレート
(東亜合成社製、M−313) 22部
・光重合開始剤 5部
(BASF社製、イルガキュア184)
・シリコーン系レベリング剤 0.1部
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、TSF4460)
・透光性粒子 20部
(積水化成品社製、球状ポリアクリル−スチレン共重合体)
(平均粒子径5μm、屈折率1.525)
・無機超微粒子 120部
(日産化学社製、表面に反応性官能基が導入されたシリカ、溶剤MIBK、固形分30%)
(平均一次粒子径12nm)
・離型剤 2部
(ダイキン社製、オプツールDAC)
・溶剤1(トルエン) 135部
実施例1の凹凸層塗布液1を下記処方の凹凸層塗布液3に変更し、凹凸層の膜厚を2μmとした以外は、実施例1と同様にして、スライドパッド用シートを得た。
<凹凸層塗布液3>
・ペンタエリスリトールトリアクリレート 100部
(日本化薬社製、KAYARAD−PET−30)
・無機微粒子 14部
(富士シリシア化学社製、ゲル法不定形シリカ)
(疎水処理、平均粒子径(レーザー回折散乱法)4.1μm)
・光重合開始剤 5部
(BASF社製、イルガキュア184)
・シリコーン系レベリング剤 0.2部
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製 TSF4460)
・離型剤 2部
(ダイキン社製、オプツールDAC)
・溶剤1(トルエン) 150部
・溶剤2(MIBK) 35部
実施例1の凹凸層塗布液1を下記処方の凹凸層塗布液4に変更した以外は、実施例1と同様にして、スライドパッド用シートを得た。
<凹凸層塗布液4>
・ペンタエリスリトールトリアクリレート 100部
(日本化薬社製、KAYARAD−PET−30)
・無機微粒子 14部
(富士シリシア化学社製、ゲル法不定形シリカ)
(疎水処理、平均粒子径(レーザー回折散乱法)4.1μm)
・光重合開始剤 5部
(BASF社製、イルガキュア184)
・シリコーン系レベリング剤 0.2部
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製 TSF4460)
・離型剤 2部
(ダイキン社製、オプツールDAC)
・溶剤1(トルエン) 150部
・溶剤2(MIBK) 35部
(製造方法A)
ポリカーボネート樹脂板(エスカーボシート社製、テクノロイC101、厚み0.4mm)の上部中央付近に、突起部形成用インキ(三菱化学社製、エポキシ樹脂(JER))を用いて、スクリーン印刷により、直径0.5mm、高さ1mmの突起部を10mm間隔で5個形成した。
次いで、実施例1のスライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面に、アクリル系接着剤からなる厚み10μmの接着剤層を形成した後、スライドパッド用シートの前記突起部に対応する箇所に貫通孔を形成した。
次いで、二軸延伸ポリエステルフィルムの突起部を有する側の面と、スライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面(接着剤層側の面)とを対向させ、かつ突起部と貫通孔との位置が合うようにして、二軸延伸ポリエステルフィルムとスライドパッド用シートとを積層して一体化し、突起部付きスライドパッド用シートを得た。
アクリル樹脂板(エスカーボシート社製、テクノロイS000、厚み0.5mm)の上部中央付近に、突起部形成用インキ(三菱化学社製、エポキシ樹脂(JER))を用いて、スクリーン印刷により、直径1mm、高さ1.5mmの突起部を10mm間隔で5個形成した。
次いで、実施例1のスライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面に、アクリル系接着剤からなる厚み10μmの接着剤層を形成した。次いで、二軸延伸ポリエステルフィルムの突起部を有する側の面と、スライドパッド用シートの凹凸面とは反対側の面(接着剤層側の面)とを対向させて積層した。
次いで、真空ラミネート装置を用いて、スライドパッド用シート側の面から80℃で加熱し、真空引きしてラミネートして、二軸延伸ポリエステルフィルムとスライドパッド用シートとを一体化し、突起部付きスライドパッド用シートを得た。
2:凹凸層
3:防汚層
4:意匠層
5:隠蔽層
10:スライドパッド用シート
20:静電容量式タッチパネル
100:スライドパッド
Claims (5)
- プラスチックフィルムを有するスライドパッド用シートであって、該スライドパッド用シートの少なくとも一方の最表面は凹凸面であり、該凹凸面は、カットオフ値を2.5mmとした際のJIS B0601:1994の算術平均粗さ(Ra2.5)、十点平均粗さ(Rz2.5)、及び局部山頂平均間隔(S2.5)が以下の条件(1)〜(3)を満たし、
前記スライドパッド用シートの凹凸面の表面に、先端半径0.3mmのサファイア製の引掻針を接触させ、該引掻針に垂直荷重100gをかけながら10mm/秒の速度で片道10mmの長さを1往復した際の該引掻針にかかる走査方向の静摩擦係数をμs 10 、
前記スライドパッド用シートの凹凸面の表面に、先端半径0.3mmのサファイア製の引掻針を接触させ、該引掻針に垂直荷重100gをかけながら20mm/秒の速度で片道10mmの長さを1往復した際の該引掻針にかかる走査方向の静摩擦係数をμs 20 とした際に、
μs 10 及びμs 20 が以下の条件(5)を満たすスライドパッド用シート。
0.10μm≦Ra2.5≦0.70μm (1)
5.7≦Rz2.5/Ra2.5 (2)
S2.5≦70μm (3)
0.70≦μs 20 /μs 10 ≦1.45 (5) - 前記凹凸面は、カットオフ値を0.8mmとした際のJIS B0601:1994の十点平均粗さ(Rz0.8)と、前記Rz2.5とが以下の条件(4)を満たす請求項1に記載のスライドパッド用シート。
Rz2.5−Rz0.8≦0.80μm (4) - 前記凹凸面のJIS Z8741:1997の60度鏡面光沢度が20〜60%である請求項1又は2に記載のスライドパッド用シート。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載のスライドパッド用シートの前記凹凸面上の少なくとも一部に突起部を有してなる突起部付きスライドパッド用シート。
- 静電容量式タッチパネル上に、請求項1〜3の何れか1項に記載のスライドパッド用シート、又は請求項4に記載の突起部付きスライドパッド用シートを配置してなるスライドパッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014233879A JP5991367B2 (ja) | 2014-11-18 | 2014-11-18 | スライドパッド用シート、突起部付きスライドパッド用シート、及びこれらを用いたスライドパッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014233879A JP5991367B2 (ja) | 2014-11-18 | 2014-11-18 | スライドパッド用シート、突起部付きスライドパッド用シート、及びこれらを用いたスライドパッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016099671A JP2016099671A (ja) | 2016-05-30 |
JP5991367B2 true JP5991367B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=56077855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014233879A Active JP5991367B2 (ja) | 2014-11-18 | 2014-11-18 | スライドパッド用シート、突起部付きスライドパッド用シート、及びこれらを用いたスライドパッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5991367B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6880829B2 (ja) * | 2016-03-04 | 2021-06-02 | 大日本印刷株式会社 | 加飾成形品、加飾成形品の製造方法及び転写シート |
CN111108464B (zh) * | 2017-09-25 | 2023-04-04 | 日本电气硝子株式会社 | 输入装置用盖构件以及输入装置 |
JP6991684B2 (ja) * | 2018-09-12 | 2022-01-12 | アルパイン株式会社 | 接触操作装置 |
EP4101640B1 (en) * | 2020-12-28 | 2025-01-29 | Toppan Inc. | Decorative sheet and method for manufacturing decorative sheet |
WO2022239270A1 (ja) * | 2021-05-12 | 2022-11-17 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート、及び化粧シートの製造方法 |
KR20240104114A (ko) * | 2021-11-26 | 2024-07-04 | 도판 홀딩스 가부시키가이샤 | 화장 시트 및 화장 시트의 제조 방법 |
WO2023106340A1 (ja) * | 2021-12-07 | 2023-06-15 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート、及び化粧シートの製造方法 |
WO2023136304A1 (ja) * | 2022-01-13 | 2023-07-20 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート、及び化粧シートの製造方法 |
WO2023249081A1 (ja) * | 2022-06-24 | 2023-12-28 | Toppanホールディングス株式会社 | 化粧シート |
WO2024010066A1 (ja) * | 2022-07-06 | 2024-01-11 | Toppanホールディングス株式会社 | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096781A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Nof Corp | 高精細ディスプレイ用表面材並びにそれを備えた高精細ディスプレイ及び高精細タッチパネル |
JP2011093258A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 艶消し樹脂フィルム |
JP5667002B2 (ja) * | 2011-07-16 | 2015-02-12 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | コンピュータの入力装置および携帯式コンピュータ |
JP6198106B2 (ja) * | 2013-04-05 | 2017-09-20 | 大日本印刷株式会社 | 防眩フィルム、偏光板、液晶パネルおよび画像表示装置 |
-
2014
- 2014-11-18 JP JP2014233879A patent/JP5991367B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016099671A (ja) | 2016-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5991367B2 (ja) | スライドパッド用シート、突起部付きスライドパッド用シート、及びこれらを用いたスライドパッド | |
JP5907241B1 (ja) | 化粧シート | |
JP6115650B2 (ja) | 光学用シートおよび導電性シート、並びに前記光学用シートを備える表示装置 | |
KR101076968B1 (ko) | 눈부심 방지 필름 | |
TWI460742B (zh) | 透明導電膜 | |
JP6213241B2 (ja) | 防眩性フィルム、偏光板及び画像表示装置 | |
US9874987B2 (en) | Double-sided transparent conductive film and touch panel | |
WO2017099036A1 (ja) | タッチパネルペン用筆記シート、タッチパネル、タッチパネルシステム、表示装置、及びタッチパネルペン用筆記シートの選別方法 | |
KR20090047529A (ko) | 광학 적층체, 편광판 및 화상 표시 장치 | |
KR20110098750A (ko) | 투명 도전성 적층체 및 그것을 사용한 투명 터치 패널 | |
JP2010241937A (ja) | ハードコート層用硬化性樹脂組成物、ハードコートフィルム、及び透過型光学表示装置 | |
WO2013183487A1 (ja) | 積層体、導電性積層体およびタッチパネル、ならびに、塗料組成物および当該塗料組成物を用いる積層体の製造方法 | |
JP7095761B2 (ja) | タッチパネルペン用筆記シート、タッチパネル、タッチパネルシステム及び表示装置、並びにタッチパネルペン用筆記シートの選別方法 | |
JP6790524B2 (ja) | タッチパネルペン用筆記シート、タッチパネル、表示装置、及びタッチパネルペン用筆記シートの選別方法 | |
JP6540483B2 (ja) | タッチパネルペン用筆記シート、タッチパネル及び表示装置、並びにタッチパネルペン用筆記シートの選別方法 | |
WO2021020222A1 (ja) | 表面保護板、並びにそれを用いた積層部材及び画像表示装置、並びに表面保護板の製造方法 | |
JP2018185769A (ja) | タッチパネル用表面部材、タッチパネル、表示装置、及びタッチパネル用表面部材の選別方法 | |
JP6544286B2 (ja) | 印刷物 | |
TW202313333A (zh) | 光學積層體、偏光板、圖像顯示裝置、及光學積層體之製造方法 | |
JP2018129045A (ja) | タッチパネルペン用筆記性部材の選別方法、タッチパネルシステム、タッチパネルペン用筆記性部材、タッチパネル及び表示装置 | |
JP2014102962A (ja) | 導電積層体、パターン化導電積層体、その製造方法、および、それらを用いてなるタッチパネル | |
JPWO2016051247A1 (ja) | アンチニュートンリング積層体およびそのアンチニュートンリング積層体を用いた静電容量式タッチパネル | |
JP7187990B2 (ja) | 樹脂成形体の製造方法 | |
EP4003751A1 (en) | Decorative film and method for producing the same | |
JP2020098239A (ja) | 樹脂シート及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160613 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20160621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160801 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5991367 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |