JP5989164B2 - 減圧弁付き包装用袋 - Google Patents
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Description
<01> 袋表側と袋裏側に袋表用や袋裏用の各フィルムが存するものであって袋の形状と構造と機能とをもつ袋体が、複数の袋閉鎖部と袋口用の開口部と物品包装用の収容空間部とを有するものであり、そのうちの開口部が当該袋体の上端部側に位置していること、および、
開閉型の袋用閉鎖手段として上記袋体の開口部側の内部に設けられる開閉具が、開閉自在な一対の雌型開閉部材と雄型開閉部材とを備えていること、および、
上記開閉具の雌型開閉部材が、上記袋体内の左右両側部間にわたる横長テープ状のものであって単層と複層とのうちのいずれかからなるシール用基部と、そのシール用基部の片面に該当する接着面とその反対側の片面に該当する咬合面とのうちの咬合面側に一体形成されて当該咬合面の長さ方向に沿う雌型咬合部とを有するものであり、かつ、上記開閉具の雄型開閉部材が、上記袋体内の左右両側部間にわたる横長テープ状のものであって単層と複層とのうちのいずれかからなるシール用基部と、そのシール用基部の片面に該当する接着面とその反対側の片面に該当する咬合面とのうちの咬合面側に一体形成されて当該咬合面の長さ方向に沿う雄型咬合部とを有するものであること、および、
上記袋体の開口部側の内部における上記両フィルムの内面には、上記開閉具の雌型開閉部材や雄型開閉部材にそれぞれあるシール用基部の接着面が接着されて当該開閉具が上記袋体の開口部側の内部に設けられており、かつ、上記両開閉部材の各咬合面にそれぞれある雌型咬合部と雄型咬合部とが咬合自在に対面対応して上記開閉具が開閉自在になっていること
を前提とする包装用袋において、
開閉自在な上記開閉具を具備した接着積層構造の上記袋閉鎖部には、常閉型の減圧弁が一つ以上設けられていること、および、
上記減圧弁が、上記シール用基部と上記フィルムとの積層面間において上記シール用基部の下部側から上向きに入り込んだ形状の非接着空間部と、その非接着空間部の上部側に連なる接着常閉弁部とを具備するものであること、および、
上記減圧弁が上記袋体内の幅方向全長にわたり広域化されていて、上記非接着空間部や上記接着常閉弁部が上記袋体内の幅方向全長にわたるものであること、および、
上記減圧弁の上記非接着空間部には、上記シール用基部の下部側から上向きに最も入り込んだ非接着空間があり、その最も入り込んだ非接着空間から上記袋体内の両側部に向けて当該非接着空間部の非接着空間が漸減していること、および、
上記袋閉鎖部における上記減圧弁とその他部との相対関係について、上記減圧弁における接着常閉弁部の接着力が、当該袋閉鎖部におけるその他部の接着力を下回るものであること、および、
上記袋閉鎖部にある上記減圧弁について、上記袋体内の幅方向全長にわたる上記非接着空間部が、当該袋閉鎖部下にある収容空間部と通じているものであること
を特徴とする減圧弁付き包装用袋。
<02> 上記雌型開閉部材と上記一方のフィルム内面との接着面間および/または上記雄型開閉部材と上記他方のフィルム内面との接着面間に上記減圧弁が設けられている上記<01>に記載された減圧弁付き包装用袋。
<03> 上記シール用基部と上記フィルムとの積層面間には、上記シール用基部の上部側から上記減圧弁の接着常閉弁部に向けて入り込んだ形状の非接着補助空間部が設けられており、かつ、その非接着補助空間部が上記袋体内の幅方向全長にわたるものである上記<01>または<02>に記載された減圧弁付き包装用袋。
<04> すべての接着がヒートシールによるものであること上記<01>ないし<03>のいずれかに記載された減圧弁付き包装用袋。
本発明における常閉型の減圧弁について、その概要はつぎのようなものである。(1) 平時においては作動せずに、閉鎖状態を保持し続ける。(2) 袋破裂を引き起こすほど包装用袋の内圧が高くなったときは、当該内圧を受けて減圧弁が開放されるとともに、当該内圧力が開放された減圧弁から外部などへと放出される。かくて袋体の内部が減圧される。これが常閉型の減圧弁たる所以である。(3) この開放は、袋の破裂を回避するための緊急措置として行われるものである。よって原則として、開放後の減圧弁を元の閉鎖状態に戻すことはしない。
1.逃がし弁
2.リリーフバルブ(relief valve)
3.安全弁
4 セーフティバルブ(safety valve)
5.安全逃がし弁
6.セーフティリリーフバルブ(safety relief valve)
7.エスケープバルブ(escape valve)
本発明に係る減圧弁付き包装用袋において袋体の所定部に設けられた常閉型減圧弁は、上記のようなものである。したがってこの常閉型減圧弁の場合、密封された袋体の内圧が安全レベルにある平時においては常閉状態を保持する。他方、たとえば袋破裂を引き起こすほどの高内圧が袋体の内部に発生したときには、袋内部側から袋外部側に向けて入り込んだ形状の非接着空間部すなわち常閉型減圧弁の要部にも、その高内圧が行きわたる。そしてこの際の高内圧が接着常閉弁部の接着力を上回るときのみ、常閉型減圧弁の接着常閉弁部がその高内圧によって剥離開放される。これで常閉型減圧弁が弁開状態になるのである。かくて常閉型減圧弁が弁開状態になると、袋内の高い圧力が他所へと逸散していく。その結果、袋体の高内圧状態が解消されて袋破裂が回避される。
<21> この減圧弁付き包装用袋における常閉型の減圧弁は、袋内圧に起因したトラブルの発生を未然に防止するためのものである。しかもそれは、袋破裂などをきたすおそれのある高内圧が発生したときのみ弁を開放して袋内圧を減じ、かかる事態の発生を回避するというものである。そのように高い内圧が袋体内に発生したときの常閉型減圧弁の開放は、設定値に基づく所定の力で安定して行うことができる。それはつぎのような理由によるものである。1.常閉型減圧弁で常閉状態を保持しているのは接着常閉弁部であるが、接着積層構造においてこの接着常閉弁部は大きすぎることがなく、かつ、複雑な形状構造にすることも要しない。とくに簡潔とか小型とかの接着常閉弁部は、これを形成するのがきわめて簡単で、耐圧性も所定どおりに容易に設定することができる。また、耐圧性能テストによる接着常閉弁部の精度確認も簡単容易におこなうことができる。これらはいずれも接着常閉弁部の精度を高めることに通じる。よって接着常閉弁部は、所定どおりの耐圧性を有するものに仕上がる。これが袋内圧に対して正確かつ安定して応答(弁開放)するところの一要因になる。2.常閉型減圧弁における接着常閉弁部の接着力は、積層接着構造におけるその他部の接着力を下回るものである。それは積層接着構造における常閉型減圧弁の接着常閉弁部の場合、相対的に接着力が小さいのであるから、設定値に達した袋内圧によって的確に開放されるということである。とくに接着常閉弁部が小型で簡潔なものはこの効果が顕著である。これも袋内圧に対して正確で安定に応答(弁開放)するところの一要因になる。3.常閉型減圧弁においては接着常閉弁部と入り込み形状の非接着空間部とが互いに隣接しており、また、非接着空間部がその積層接着構造の内側にある袋体収容空間部と通じているものである。これは非接着空間部と袋体収容空間部とが互いに連通しているのであるから、袋内圧による負荷は常に接着常閉弁部にかかる態勢にある。それゆえ袋内圧が設定値に達したときには、接着常閉弁部が即時開放されることとなる。ちなみに接着常閉弁部に非接着空間部が存在せず、その領域までも接着常閉弁部の一部である場合は、既成のものと同様、接着状態にあるフィルム相互の剥離に大きな初期荷重(剥離力)を要することとなる。それに対し、接着常閉弁部と入り込み形状(たとえば凹形)の非接着空間部とが上記のように隣接しているものでは、非接着空間部をすでに開放された部分とみなすことができるから、既成のもののような初期荷重を要しない。すなわちこれも、接着力の小さい接着常閉弁部を単純開放するだけとなるから、袋内圧に対して正確かつ安定して応答(弁開放)するところの一要因になる。
<22> 常閉型減圧弁の枢要部である接着常閉弁部は上記のとおり、構成面において接着力が小さくて所定の袋内圧で正確に弁開作動するから高精度のものである。かかる高精度ゆえ、当該減圧弁付き包装用袋は、袋内圧に起因した袋破裂などのトラブルが発生しがたいものになる。
<23> 常閉型減圧弁の非接着空間部も枢要なものであり、これも上記のとおり、接着常閉弁部の弁開作動を円滑迅速に行わせる上で有意に働くものである。すなわち非接着空間部は、袋内圧を瞬時に接着常閉弁部へ到達させるほか、接着常閉弁部が弁開作動する際の初期荷重を小さいものにし、これに依拠して当該接着常閉弁部を所定の袋内圧に応答させて即時稼働させるから、常閉型減圧弁を高感度のものにする。かかる高感度ゆえ、当該減圧弁付き包装用袋は、袋内圧に起因した袋破裂などのトラブル発生を速やかにして未然に回避できるようになる。
<24> 非接着空間部や接着常閉弁部を備えた常閉型減圧弁の場合、袋内圧が常に適切範囲にあるときには稼働の機会がない。このようなときに袋が廃棄されたりすると、稼働の機会がなかった常閉型減圧弁は無駄になるかのごとくである。しかしながら、常閉型減圧弁に存在する非接着空間部は、自明の非接着であるためにシールを剥がすときの要剥離部分が少ないものになり、シールそのものを剥がしやすいものにする。したがって、袋体内の開口部側にある積層接着構造(インナシール)に当該減圧弁が設けられる場合は、その非接着空間部に依存してシール解除時の易剥離性が高まることとなる。それゆえ、かかる多機能性により構成上の無駄が回避できて実用上の利便性もさらに増す。
<25> 液体や粘性体など流動性物を包装するための包装用袋については、袋開封側への内容物の漏れ防止対策として、閉鎖専用型の袋用閉鎖手段(積層接着構造の袋閉鎖部)が袋体の開口部側の内部に設けられることがある。この袋閉鎖部は、袋体の開口部側の内部において、その袋体の両側部にわたり横長テープ状のシール体があてがわれて積層接着形成されるものである。かかる袋閉鎖部を有する包装用袋の場合、内部の流動性物は袋閉鎖部下に留まるので、それよりも上側に至ることがない。ゆえに袋上端部のヒートシール部を切除する際、流動性の内容物に対する漏洩の配慮が不要になり、その分だけ袋開封時の取り扱いが容易になる。その後は、開口部内の袋閉鎖部を通常の剥離操作で無理なく開ければよいのである。このタイプの包装用袋の場合、袋上端部のヒートシール部は切除するものの、開口部側の内部の袋閉鎖部は未開封状態のままにして、湯煎加熱したり電子レンジ加熱したりすることがある。その際に袋内圧が高まり、その高内圧で袋体が破損破裂する虞もある。これに対し、閉鎖専用型の袋用閉鎖手段(積層接着構造の袋閉鎖部)が袋体の開口部側の内部に設けられていて、その袋閉鎖部が既述の常閉型減圧弁を備えている包装用袋の場合は、袋体内に破損破裂するほどの高内圧が発生したとしても、そのときに減圧弁が正確・迅速・安定に開放されて袋体内の内圧が外部に放出されるので、既述と同様に袋体の破損破裂が回避される。
<26> この種の包装用袋については、また、開閉自在な一対の雌型開閉部材と雄型開閉部材とを備えた開閉具が、開閉型の袋用閉鎖手段(袋閉鎖部)として袋体の開口部側の内部に設けられるものもある。この開閉型袋用閉鎖手段のうちで、開閉具の雌型開閉部材と雄型開閉部材とが袋体の開口部側の内部で互いに対面して接着積層構造をなすものでは、雌型開閉部材や雄型開閉部材のシール用基部(横長テープ状)が、袋表用フィルムや袋裏用フィルムの各内面に積層されて接着される。それが当該開閉型袋用閉鎖手段(袋閉鎖部)となるのである。開閉具付き包装用袋については周知のとおり、開閉具を介して袋体の開口部を開けたり閉じたりすることができるので、利便性が高い。ちなみにこの種の開閉具の多くは、袋体内に生じる不測の事態たとえば圧力変動などで袋体内部側から開放されるのを防止するために、内因開放防止型(または内因開放抑制型)のものを採用している。しかしながら内因開放防止型の開閉具を備えた包装用袋の場合、袋高内圧をしても開閉具が内部側から開かないことから、上記のような加熱処理時にはかえって袋体の破損破裂にまで発展する虞がある。これに対し、開閉型の袋用閉鎖手段(積層接着構造の袋閉鎖部)が袋体の開口部側の内部に設けられていて、その袋閉鎖部に既述の常閉型減圧弁が備えられている包装用袋の場合は、袋体内に発生する異常な高内圧にも十分に対処することができる。その理由は、袋を破損破裂させるほどの高内圧が袋体内に発生した場合に、減圧弁が正確・迅速・安定に開放されて袋体内の内圧が外部放出され、それによって、袋体の破損破裂に至るような事態が回避されるからである。
<27> 開閉型の袋用閉鎖手段(袋閉鎖部)として袋体の開口部側の内部に設けられる開閉具は、開閉自在な一対の雌型開閉部材と雄型開閉部材とを備えている。この両開閉部材についていうと、雌型開閉部材は横長テープ状のシール用基部と、そのシール用基部の咬合面側に一体形成された雌型咬合部とを有し、かつ、雄型開閉部材は横長テープ状のシール用基部と、そのシール用基部の咬合面側に一体形成された雄型咬合部とを有するものである。かかる両開閉部材では、シール用基部の他の一面(咬合面の反対面)は両フィルムの内面に対する接着面となる。このような構成の両開閉部材を袋体の開口部側の内部に設けるときは、ヒートシールなどの加熱加圧とか、接着剤使用による常温加圧とかで、シール用基部の接着面が両フィルムの内面に接着されたりする。その際に、熱および/または圧力で雌型咬合部や雄型咬合部に変形をきたすおそれがあったりすると、当該部位(雌型咬合部・雄型咬合部)への加圧または加熱加圧を避けるような態様で両開閉部材のシール用基部が両フィルム内面に接着される。それはシール用基部の特定部位(上縁部・下縁部)を加圧または加熱加圧することで、両開閉部材が両フィルム内面に接着されるというものである。もちろん雌型咬合部・雄型咬合部のうちのいずれか一方が変形しがたくて、その他方が変形しやすいものであるときには、変形しやすい咬合部をもつ開閉部材のみがこのような接着方法でフィルム内面に接着されることとなる。このように加圧接着される両開閉部材の一方または両方についていうと、シール用基部の接着面は、上縁部と下縁部とがフィルム内面に接着されるのであるから、当該接着面における上下両縁部間には、フィルム内面に対して横長の非接着状態をなす非接着帯状部が介在することになる。上述のとおり、両開閉部材を備えた開閉具は、開閉型の袋用閉鎖手段に該当し、かつ、袋体内の左右両側部間にわたる接着積層構造をもつ横長の袋閉鎖部として袋体の開口部側に位置するものである。この開閉自在な開閉具を具備した接着積層構造の袋閉鎖部に常閉型の減圧弁が一つ以上設けられた包装用袋の場合、その減圧弁の非接着空間部は上記非接着帯状部と連通する。減圧弁付き包装用袋の場合も、袋体内に発生する異常な高内圧にも十分に対処することができる。それは前記と同様、袋を破損破裂させるほどの高内圧が袋体内に発生した場合に、減圧弁が正確・迅速・安定に開放されて袋体内の内圧が外部放出され、それによって、袋体の破損破裂に至る事態が回避されるからである。
<28> 開閉自在な開閉具を具備した接着積層構造の袋閉鎖部に常閉型の減圧弁が設けられた包装用袋は上記のとおり、その袋閉鎖部に非接着帯状部があって減圧弁の非接着空間部が当該非接着帯状部としているものである。これは換言して、袋閉鎖部の非接着帯状部が減圧弁の非接着空間部を拡充することになるから、非接着空間部を不可欠要素とする減圧弁を有利に形成することができる。とくに減圧弁の高感度・高精度・高機能をはかるために、複数の非接着空間部や複数の接着常閉弁部を袋幅方向に分布させるタイプの減圧弁では、その複数の非接着空間部や複数の接着常閉弁部を横長の非接着帯状部によって一連に纏めることができるので、この点でも減圧弁の形成が有利に行える。
<29> 接着常閉弁部や非接着空間部を有する簡潔構成の常閉型減圧弁については、たとえば、設計や実験などで確認のとれた最適形状構造をパターン化すればよいだけであり、それによって高精度かつ高感度の接着常閉弁部を簡単かつ安定して形成することができるのである。しかも、積層接着構造に含まれる常閉型減圧弁の場合、新たな工程を追加することなく当該積層接着構造と同時形成することができるのである。ゆえに、この減圧弁付き包装用袋の場合、有用で有益な減圧弁を備えているとはいえ、シール工程を備えた通常の製造手段で歩留まりよく良品を量産することができる。
<30> この減圧弁付き包装用袋は上記のとおり、減圧弁が簡潔構成であるから、減圧弁付きといえども、通常の製造手段で製造することができるものである。これは有用で有益な減圧弁を備えた包装用袋が、格別の設備投資をせずとも製造できるということである。これに加え、歩留まりよく良品を量産することができる。ゆえに、この減圧弁付き包装用袋として、廉価なものを提供することができる。
<41> 減圧弁41X・41Yは、所定各部の寸法d1〜d3が上記のように任意設定される場合にすべて適用できるものである。ただし図16におけるそれぞれの減圧弁41X・41Yは、上記寸法d1〜d3が[d3]<[d1]=[d2]であるときの典型例で示されている。
<42> 図9に例示された各減圧弁41X・41Yは、袋開口部側の内面に開閉具51が設けられたことで袋内部に所要の積層接着構造が存するという袋体11において、フィルム12a(13a)の内面とシール用基部52a・52bの接着面55a・55bとの間に設けられるものである。この場合において、雌型開閉部材51aを利用して設けられる減圧弁41Xや雄型開閉部材51bを利用して設けられる減圧弁41Yは、その両方が設けられたり、そのうちのいずれか一方が省略されたりするものであるが、図9の各種態様は、このいずれの場合にも適用できるものである。
<43> 図9の図示における一方の減圧弁41Xと他方の減圧弁41Yとは、双方の構成内容に差異がないため図を兼用する形で示されている。それは「41X」と「41Y」など、二つの符号を「41X(41Y)」のように併記することで図を兼用させている。
12 袋用のフィルム
12a 袋表用のフィルム
12b 袋上胴用のフィルム
12c 袋上胴用のフィルム
12d 袋下胴用のフィルム
13a 袋裏用のフィルム
13c 袋側面用のフィルム
13d 袋側面用のフィルム
13e 襠用のフィルム
13f 襠用のフィルム
13h 襠用のフィルム
14SI インナシール(積層接着構造)
14SU アッパシール(積層接着構造)
14FSC 開閉具シール(積層接着構造)
14RSC 開閉具シール(積層接着構造)
15 開口部
16 上方空間部
17 収容空間部
31 シール体
32 低接着層
33 高接着層
34 中間層
41 常閉型の減圧弁
41X 常閉型の減圧弁
41Y 常閉型の減圧弁
42 非接着空間部(非接着遊離部)
42p 非接着空間部(非接着遊離部)
42q 非接着空間部(非接着遊離部)
42r 非接着空間部(非接着遊離部)
42s 非接着空間部(非接着遊離部)
42t 非接着空間部(非接着遊離部)
42u 非接着空間部(非接着遊離部)
42v 非接着空間部(非接着遊離部)
42x 非接着空間部(非接着遊離部)
42y 非接着空間部(非接着遊離部)
42z 非接着空間部(非接着遊離部)
43 接着常閉弁部
43p 接着常閉弁部
43q 接着常閉弁部
43r 接着常閉弁部
43s 接着常閉弁部
43t 接着常閉弁部
43u 接着常閉弁部
43v 接着常閉弁部
44 接着部
45 非接着部(遊離部)
46 非接着補助空間部(補助遊離部)
46p 非接着補助空間部(補助遊離部)
46q 非接着補助空間部(補助遊離部)
46r 非接着補助空間部(補助遊離部)
46s 非接着補助空間部(補助遊離部)
51 開閉具
51a 雌型開閉部材
51b 雄型開閉部材
52a シール用基部
52b シール用基部
53a 咬合面
53b 咬合面
54a 雌型咬合具
54b 雄型咬合具
55a 接着面
55b 接着面
55Ua 上縁部
55Ub 上縁部
55Da 下縁部
55Db 下縁部
56a 非接着帯状部(非接着遊離部)
56b 非接着帯状部(非接着遊離部)
Claims (4)
- 袋表側と袋裏側に袋表用や袋裏用の各フィルムが存するものであって袋の形状と構造と機能とをもつ袋体が、複数の袋閉鎖部と袋口用の開口部と物品包装用の収容空間部とを有するものであり、そのうちの開口部が当該袋体の上端部側に位置していること、および、 開閉型の袋用閉鎖手段として上記袋体の開口部側の内部に設けられる開閉具が、開閉自在な一対の雌型開閉部材と雄型開閉部材とを備えていること、および、
上記開閉具の雌型開閉部材が、上記袋体内の左右両側部間にわたる横長テープ状のものであって単層と複層とのうちのいずれかからなるシール用基部と、そのシール用基部の片面に該当する接着面とその反対側の片面に該当する咬合面とのうちの咬合面側に一体形成されて当該咬合面の長さ方向に沿う雌型咬合部とを有するものであり、かつ、上記開閉具の雄型開閉部材が、上記袋体内の左右両側部間にわたる横長テープ状のものであって単層と複層とのうちのいずれかからなるシール用基部と、そのシール用基部の片面に該当する接着面とその反対側の片面に該当する咬合面とのうちの咬合面側に一体形成されて当該咬合面の長さ方向に沿う雄型咬合部とを有するものであること、および、
上記袋体の開口部側の内部における上記両フィルムの内面には、上記開閉具の雌型開閉部材や雄型開閉部材にそれぞれあるシール用基部の接着面が接着されて当該開閉具が上記袋体の開口部側の内部に設けられており、かつ、上記両開閉部材の各咬合面にそれぞれある雌型咬合部と雄型咬合部とが咬合自在に対面対応して上記開閉具が開閉自在になっていること
を前提とする包装用袋において、
開閉自在な上記開閉具を具備した接着積層構造の上記袋閉鎖部には、常閉型の減圧弁が一つ以上設けられていること、および、
上記減圧弁が、上記シール用基部と上記フィルムとの積層面間において上記シール用基部の下部側から上向きに入り込んだ形状の非接着空間部と、その非接着空間部の上部側に連なる接着常閉弁部とを具備するものであること、および、
上記減圧弁が上記袋体内の幅方向全長にわたり広域化されていて、上記非接着空間部や上記接着常閉弁部が上記袋体内の幅方向全長にわたるものであること、および、
上記減圧弁の上記非接着空間部には、上記シール用基部の下部側から上向きに最も入り込んだ非接着空間があり、その最も入り込んだ非接着空間から上記袋体内の両側部に向けて当該非接着空間部の非接着空間が漸減していること、および、
上記袋閉鎖部における上記減圧弁とその他部との相対関係について、上記減圧弁における接着常閉弁部の接着力が、当該袋閉鎖部におけるその他部の接着力を下回るものであること、および、
上記袋閉鎖部にある上記減圧弁について、上記袋体内の幅方向全長にわたる上記非接着空間部が、当該袋閉鎖部下にある収容空間部と通じているものであること
を特徴とする減圧弁付き包装用袋。 - 上記雌型開閉部材と上記一方のフィルム内面との接着面間および/または上記雄型開閉部材と上記他方のフィルム内面との接着面間に上記減圧弁が設けられている請求項1に記載された減圧弁付き包装用袋。
- 上記シール用基部と上記フィルムとの積層面間には、上記シール用基部の上部側から上記減圧弁の接着常閉弁部に向けて入り込んだ形状の非接着補助空間部が設けられており、かつ、その非接着補助空間部が上記袋体内の幅方向全長にわたるものである請求項1または2に記載された減圧弁付き包装用袋。
- すべての接着がヒートシールによるものであること請求項1ないし3のいずれかに記載された減圧弁付き包装用袋。
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