JP5984460B2 - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents
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Description
特許文献1では、電磁ソレノイドは上記のように制御されること以上の制御は、開示されていない。
なお、油圧と異なり押圧力が小さいため連結状態を確保し続けるために、さらに消費電力が増加していた。
同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動し、
前記連結ピン(56)が他方の前記穴部(52h)に嵌入して前記両ロッカアーム(51,52)が互いに独立に揺動可能とした連結解除状態で前記電磁ソレノイド(60)が消磁しているときから、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に、前記移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返し、前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して、前記連結ピン(56)を前記一方の穴部(51h)に押込み双方の穴部(51h,52h)に跨らせて両ロッカアーム(51,52)を連結することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構である。
請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記連結ピン(56)が互いのロッカアーム(51,52)の連結を完了するに十分な所定時間(T)を経過した後に、前記連結維持デューティ比(b)に固定して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構において、
内燃機関(10)の潤滑油の温度を検出する油温検出手段(27)を備え、
前記制御手段(70)は、
油温が概ね60℃から80℃までの間で所定油温範囲を予め設定しておき、
前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲外にあるときは、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する標準移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に前記標準移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返し、
前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲内にあるときは、前記標準移動開始デューティ比(a)より小さく前記連結維持デューティ比(b)より大きい特別移動開始デューティ比(a´)で前記連結ピン(56)を移動制御した後に前記連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことを特徴とする。
請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記標準移動開始デューティ比(a)および特別移動開始デューティ比(a´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする。
同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、
前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動し、
前記連結ピン(56)を双方の前記穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)から段階的にデューティ比を小さく制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする。
同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、
前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動し、
前記連結ピン(56)を双方の前記穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)からデューティ比を0とした後に所定タイミングで連結維持デューティ比(b)より小さく0より大きいブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする。
請求項6記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記ブレーキデューティ比(b´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする。
請求項6記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記可動鉄心部材(61,62)の位置を位置センサによって検出し、所定位置において前記ブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする。
また、可動鉄心部材(61,62)の停止前の移動速度を低く抑えて可動鉄心部材(61,62)がストッパ相当部に衝接して打音を発生するのを防止することができる。
また、仮に連結ピン(56)が1回目に入らず連結しなかったとしても、繰り返し標準移動開始デューティ比(a)または特別移動開始デューティ比(a´)でデューティ制御され連結ピン(56)を穴部(51h)に挿入しようとして確実に連結状態にすることができる。
本実施形態に係る内燃機関10を搭載した自動二輪車1の部分側面図を図1に示す。
自動二輪車1は、ヘッドパイプ2から後方に延出し途中で斜め下方に屈曲した左右一対のメインフレーム3,3と、ヘッドパイプ2から斜め後下方に延出したダウンフレーム4,4とに取付部材を介して内燃機関10が懸架されている。
吸気管15には燃料噴射弁20が付設されている(図2参照)。
シリンダヘッド13の前面から延出した排気管18は、下方に屈曲してクランクケース11の前面から下面に沿って後方に延びてマフラー19に接続されている。
燃焼室30の天井壁には点火プラグ26が先端を燃焼室30に臨ませて取り付けられる(図4参照)。
このチェーンスプロケット44とクランク軸25に嵌着されたチェーンスプロケット(図示せず)とにチェーン45が架渡され、クランク軸25の回転速度の2分の1の回転速度でカム軸41が回転する。
第2吸気ロッカアーム52は、カム軸41側の端部のローラ52rがカム軸41の第2吸気カムロブ41iiに接し、他端部52aはカム室底壁13bに形成された収容凹部13bdに収容されてコイルスプリング37により付勢されたリフタ38の上端に接している(図2参照)。
一方、排気ロッカアーム53は、カム軸41側の端部のローラ53rがカム軸41の排気カムロブ41eに接し、他端部の調整ねじ53sが排気弁34のバルブステムの上端に接している。
右側の第2吸気ロッカアーム52の凹部52hは、右側壁にあたる底壁に円孔が穿孔されていて、凹部52hに連結ピン56が嵌挿され、連結ピン56の右方に延出した延出ロッド部56bが凹部52hの底壁の円孔を貫通して突出している。
スプリング54に付勢されてプランジャ55も第2吸気ロッカアーム52の突出部52aの隣接面に接して隣接面と同一面に維持される。
電磁ソレノイド60の可動鉄心であるプッシュロッド61が外周壁13a,14aのうち右側壁の合せ面のところを左方に貫通してカム室に突出しており、プッシュロッド61の先端には金属製の押圧体62が取り付けられている。
以下、この電磁ソレノイド60の制御について、図5ないし図8に示す制御フローチャートおよび図9,図10に示す電磁ソレノイド60のデューティ制御電圧に基づき説明する。
一度でも、連結解除制御ルーチンに入れば、ステップ5で連結フラグFを「0」とする。
一度でも、連結制御ルーチンに入れば、ステップ9で連結フラグFを「1」とする。
スプリング54の付勢力に抗して連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がっている連結状態を維持するデューティ比Rdを連結維持デューティ比b%(例えば、70%)とする。
高負荷状態から低負荷状態に移行するときに、連結解除制御ルーチンに入るが、連結解除制御ルーチンに入る直前では、デューティ比Rdはb%で連結状態にある。
その後、計時時間tがt3時点に達すると、ステップ11からステップ15に進み、デューティ比Rdを0とし、電磁ソレノイド60を消磁した状態とする。
高負荷状態で連結維持デューティ比b%で電磁ソレノイド60がデューティ制御されて連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がって第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52とを一体に連結された状態にある時から内燃機関10が低負荷状態に移行するt1時点(計時を開始する時点t=0に相当)で、デューティ比Rdをc%に下げ、計時時間tがt2時点に達すると、デューティ比Rdをd%にさらに下げ、計時時間tがt3時点に達すると、デューティ比Rdを0%としているので、破線で示す実質電圧は連結維持電圧から段階的に低下して0となっている。
連結ピン56が凹部51hから完全に抜けるのは、t3時点の前後であるので、プッシュロッド61の停止直前の移動速度を低く抑えることが容易にでき、打音の発生を防止することができる。
連結状態にあって高負荷状態の内燃機関10が低負荷状態に移行すると、計時が開始され(ステップ3)、ステップ21で計時時間tがt3に達したか、ステップ22で計時時間tがt2(<t3)時点に達したかを判断し、当初計時時間tはt3時点はもとよりt2時点にも達していないので、ステップ23に進み、デューティ比Rdを0%として電磁ソレノイド60を消磁し、その後、計時時間tが連結ピン56が凹部51hから抜ける相当程度手前の時点t2に達すると、ステップ22からステップ24に進み、デューティ比Rdをブレーキデューティ比b´%(例えば60%)として励磁して連結ピン56とプッシュロッド61の移動にブレーキをかけ、その後、計時時間tがt3時点に達すると、ステップ11からステップ15に進み、デューティ比Rdを0とし、電磁ソレノイド60を消磁した状態とする。
高負荷状態で連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がって第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52とを一体に連結された状態にある時から内燃機関10が低負荷状態に移行するt1時点(計時を開始する時点t=0に相当)で、デューティ比Rdを0として電磁ソレノイド60を消磁するので、スプリング54の付勢力により連結ピン56およびプッシュロッド61が勢いよく移動するが、t2時点で電磁ソレノイド60がブレーキデューティ比b´%で励磁されるので、連結ピン56およびプッシュロッド61の移動にブレーキが掛かり、ブレーキ制御を終えるt3時点の前後で連結ピン56が凹部51hから抜けるように設定しておくことで、連結ピン56およびプッシュロッド61の停止直前には移動速度を低く抑えることが容易にでき、打音の発生を防止することができる。
低負荷状態から高負荷状態に移行するときに、連結制御ルーチンに入るが、連結制御ルーチンに入る直前では、デューティ比Rdは0%で連結解除状態にある。
この所定油温範囲は、シリンダヘッドに発生する振動が他の領域より大きくなる温度範囲である。
ステップ31で、油温Ytが所定油温範囲内(60℃<Yt<80℃)にあるか否かが判定され、所定油温範囲外(Yt≦60℃,80℃≦Yt)と判定されると、ステップ32に進み、計時時間tが連結完了するに十分な所定時間Tに達したか否かを判別し、当初所定時間Tに達していないので、ステップ33に進み、減算カウント値iが0か否かが判別され、0となっていなければ、ステップ34に進んでデューティ比Rdを連結ピン56の移動開始時の標準移動開始デューティ比a%(例えば90%)として連結維持デューティ比b%より大きいデューティ比a%で電磁ソレノイド60をデューティ制御を開始し励磁し、プッシュロッド61が連結解除位置にある連結ピン56を押圧する。
そして、ステップ35で減算カウント値iを1減算する。
減算カウント値jは、当初初期値Jに設定されており(ステップ39,41)、ステップ31,32,33,36,37,38が繰り返されて連結維持デューティ比b%でデューティ制御されているうちに減算カウント値jが0となると、ステップ36からステップ39に飛び、減算カウント値i,jをそれぞれ初期値I,Jに設定する。
低負荷状態でデューティ比0%で電磁ソレノイド60が消磁され、連結ピン56が凹部51hから抜けた連結解除状態にある時から内燃機関10が高負荷状態に移行するt1時点(計時を開始する時点t=0に相当)で、デューティ比Rdを標準移動開始デューティ比a%で
電磁ソレノイド60を電圧デューティ制御して励磁を開始し、プッシュロッド61が連結ピン56に大きい押圧力を作用し、減算カウント値iが0となるt2時点でデューティ比Rdを連結維持デューティ比b%に下げ、減算カウント値jが0となるt3時点でデューティ比Rdを再び標準移動開始デューティ比a%に上げ、この標準移動開始デューティ比a%と連結維持デューティ比b%のデューティ制御を所定時間Tまで繰り返すので、実質電圧は図10(1)に破線で示すように、標準移動開始電圧と連結維持電圧とを繰り返し、所定時間Tで連結維持電圧に固定される。
また、標準移動開始デューティ比a%でデューティ制御して連結ピン56を凹部51hに挿入して連結し、連結維持デューティ比b%でデューティ制御して連結を維持するので、電磁ソレノイド60の消費電力を低減することができる。
ステップ42からステップ51までの各ステップは、前述のステップ32からステップ41までの各ステップとそれぞれ対応しており、ステップ44で設定するデューティ比Rdを標準移動開始デューティ比aより小さく連結維持デューティ比bより大きい特別移動開始デューティ比a´(例えば80%)とする点が異なるだけで、他のステップは同じである。
また、特別移動開始デューティ比a´%でデューティ制御して連結ピン56を凹部51hに挿入して連結し、連結維持デューティ比b%でデューティ制御して連結を維持するので、電磁ソレノイド60の消費電力を低減することができる。
10…内燃機関、11…クランクケース、12…シリンダブロック、13…シリンダヘッド、14…シリンダヘッドカバー、15…吸気管、16…スロットルボディ、17…エアクリーナ、18…排気管、19…マフラー、
20…燃料噴射弁、21…ピストン、22…コンロッド、25…クランク軸、26…点火プラグ、27…油温センサ、
30…燃焼室、31…吸気ポート、32…排気ポート、33…吸気弁、34…排気弁、35…吸気バルブスプリング、36…排気バルブスプリング、37…コイルスプリング、38…リフタ、
40…可変動弁機構、41…カム軸、42,43…ベアリング、44…チェーンスプロケット、45…、46…、47…吸気ロッカアームシャフト、48…排気ロッカアームシャフト、49…、
50…、51…第1吸気ロッカアーム、52…第2吸気ロッカアーム、53…排気ロッカアーム、54…スプリング、55…プランジャ、56…連結ピン、
60…電磁ソレノイド、61…プッシュロッド、62…押圧体、
70…ECU。
Claims (8)
- 同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動し、
前記連結ピン(56)が他方の前記穴部(52h)に嵌入して前記両ロッカアーム(51,52)が互いに独立に揺動可能とした連結解除状態で前記電磁ソレノイド(60)が消磁しているときから、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に、前記移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返し、前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して、前記連結ピン(56)を前記一方の穴部(51h)に押込み双方の穴部(51h,52h)に跨らせて両ロッカアーム(51,52)を連結することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 前記連結ピン(56)が互いのロッカアーム(51,52)の連結を完了するに十分な所定時間(T)を経過した後に、前記連結維持デューティ比(b)に固定して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 内燃機関(10)の潤滑油の温度を検出する油温検出手段(27)を備え、
前記制御手段(70)は、
油温が概ね60℃から80℃までの間で所定油温範囲を予め設定しておき、
前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲外にあるときは、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する標準移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に前記標準移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返し、
前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲内にあるときは、前記標準移動開始デューティ比(a)より小さく前記連結維持デューティ比(b)より大きい特別移動開始デューティ比(a´)で前記連結ピン(56)を移動制御した後に前記連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 前記標準移動開始デューティ比(a)および特別移動開始デューティ比(a´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、
前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動し、
前記連結ピン(56)を双方の前記穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)から段階的にデューティ比を小さく制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、
前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動し、
前記連結ピン(56)を双方の前記穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)からデューティ比を0とした後に、所定タイミングで連結維持デューティ比(b)より小さく0より大きいブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 前記ブレーキデューティ比(b´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする請求項6記載の内燃機関の可変動弁機構。
- 前記可動鉄心部材(61,62)の位置を位置センサによって検出し、所定位置において前記ブレーキデューティ比(b´)で制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする請求項6記載の内燃機関の可変動弁機構。
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