JP5971152B2 - ガラスからなる成形体表面への酸化チタン膜形成方法 - Google Patents
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Description
酸化チタンは、結晶構造によりルチル型、アナタース型、ブルッカイト型に分類されるが、実際に産業上利用されているのはルチル型、アナタース型である。
特に、アナタース結晶構造を有する酸化チタン(以下、アナタース型酸化チタンという)は、ルチル型酸化チタンより強い還元力を有し、より高い光触媒活性を示すという特徴を有する。よって、通常、アナタース型酸化チタンが光触媒として利用されることが多い。
酸化チタンを表面にて保持させる基材の1つとして、ガラスが広く用いられている。
例えば、自動車や道路のミラーや自動車のフロントガラス等に酸化チタンコーティングを施しておけば、当該ミラー表面は親水性表面であるため、表面へ付着する水分は水滴とはならず、ミラー表面の汚れが洗い流されるので、雨天時の視認性が向上する。すなわち、ガラスへの酸化チタンコーティングにより、ガラスの曇り止め防止効果や汚れ付着防止効果が得られる。また、上記表面は光触媒機能が付与されているので、油分等の有機不純物が付着しても日中紫外線が照射されることにより上記有機物は分解される。更に、ガラス上の酸化チタン膜は紫外線カット効果も奏するので、自動車のフロントガラスに酸化チタンコーティングを施しておけば、車内への紫外線の透過を防止する紫外線カットフィルムを上記フロントガラスに貼り付ける必要が無くなる。
酸化チタンゾルの場合、まず基材の光触媒性機能を付与する表面に酸化チタンゾルが塗布される。次いで、高温で乾燥させ、基材表面に酸化チタン膜を得る。
チタン化合物を使用する場合、まず例えばチタニウムイソプロポシド等のチタンアルコキシドをアルコール溶剤に溶かして加水分解し、チタンの水酸化物の微粒子が溶解したチタニアゾルを形成する。このチタニアゾルを基材の光触媒性機能を付与する表面に塗布し、これを例えば600°C以下程度の温度で焼結することにより、基材表面に酸化チタン膜を得る。同様の例は特許文献1に記載されている。
なお、チタン化合物の使用例は様々である。例えば、特許文献2には、チタンのハロゲン化物を加水分解して得られるチタン水酸化物を有機強塩基水溶液に溶解させかつ水酸化ポリマーを添加したものを使用する例が開示されている。
なおDry processとしては、現在、蒸着、スパッタ、イオンビームミキシング、イオン注入及びCVD法など様々な手法が用いられている。また、大気中で成膜を行う溶射法による検討も行われている。
すなわち、上記したような酸化チタンの固定方法は、工程が複雑となる。
また、上記したように、焼成工程を必要とするので、酸化チタンを施す基材には耐熱性が要求される。
また、Wet Processは酸化チタンコーティング剤を基材表面に塗布するものであるが、一般に酸化チタンコーティング剤を均一に基材に塗布することは難しい。よって、ガラス基材表面に固定される酸化チタンの厚みも均一とはならず、酸化チタンが固定されたガラスに期待される紫外線カット効果、曇り止め防止効果や汚れ付着防止効果、光触媒効果が、ガラス表面領域において不均一となってしまう。
更に、不所望な範囲への成膜を防止するためにステンシルを用いる場合、成膜部分の周縁部の膜厚が厚くなるという不具合が発生する。
本発明の酸化チタン膜の形成方法は、特にガラスからなる成形体である基材に酸化チタンを簡便に、かつ、ほぼ均一に固定可能とする。
(工程0)酸素および水分を含む大気雰囲気下で酸化チタンを固定するガラスからなる成形体である基材Wの表面に、光源Lから紫外光を照射する。
これにより、図1の工程0に示すように、ガラス表面でのシロキサン結合部分が開裂して、シリコン(Si)と結合した酸素(O)がガラス表面に露出する。この露出した酸素は、雰囲気中に含まれる水分の水素(H)と結合しヒドロキシ基を形成する。すなわち、最終的にはガラス表面の末端はヒドロキシ基になるものと考えられる。
なお、実際は、ガラスは図1に示すようにアモルファス構造でありシリコンと酸素は不規則に配列するが、ここでは理解を容易にするため、ガラスの表面構造をシリコンと酸素が直鎖状に並ぶシロキサン構造とした。なお、ガラスとしては二酸化ケイ素を骨格とするケイ酸塩ガラスを例にとったが、これに限るものではない。例えば、ホウ酸塩ガラスのような酸化物ガラスを用いてもよく、このようなガラスにおいても工程0の結果、ガラス表面の末端はヒドロキシ基になるものと考えられる。
(工程1)塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液(例えば、亜硝酸ナトリウム水溶液)の混合液中に上記基材を浸漬する(図1の工程1(a))。
浸漬の結果、図1の工程1(b)に示すように、ガラスからなる成形体のヒドロキシ基末端から水素が外れ、酸素と混合液中のチタンイオンとが結合する。
そして、環状オレフィン系成形体のオレフィン環の開裂した末端において、亜硝酸イオンによりチタンイオンの酸化、酸化したチタンイオンと酸素との結合、結合した酸素とチタンイオンとの結合が繰り返され、ガラスからなる成形体の紫外光照射面に酸化チタン膜が成長する(図1の工程1(c))。
(工程2)所定時間経過後、図1の工程2に示すように、上記混合液から基材を引き上げて洗浄する。すなわち、純水洗浄により反応をとめる。
浸漬時間の経過とともに、基材上での酸化チタン膜厚は厚くなるが、混合液から基材を引き上げて洗浄することにより、酸化チタン膜の形成反応は止まる。この浸漬時間を制御することで酸化チタン膜の膜厚を制御することができるものと考えられる。
(工程3)洗浄後の基材を常温で乾燥させる。
(1)ガラスからなる成形体表面への酸化チタン膜形成方法において、ガラスからなる成形体表面にヒドロキシ基を導入するとともに、当該表面に残留する酸化チタン膜形成を阻害する反応阻害物質を除去し、当該成形体を塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に浸漬する。
(2)上記(1)のヒドロキシ基の導入および反応阻害物質の除去工程として、酸素および水分を含む大気雰囲気下で、ガラスからなる成形体表面に波長が200nm以下の真空紫外光を含む光を照射し、当該成形体を塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に浸漬する。
(3)上記(1)(2)において、上記混合液に成形体を浸漬後、所定時間経過後、上記混合液から成形体を引き上げ、水で洗浄して成膜プロセスを停止させ、水洗浄後の成形体を常温で乾燥させる。
(1)ガラスからなる成形体表面に波長が200nm以下の紫外光を含む光を照射し、次いで、当該成形体を塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に基材を浸漬することによりガラスからなる成形体表面への酸化チタン膜を形成しているので、基材上で酸化チタンを結晶化させるための数百度に加熱する焼成工程を必要としない。したがつて、高熱への耐熱性が乏しい材料に対しても酸化チタンを固定することが可能となる。
また、バインダーを使用せずに基材表面に酸化チタンを形成することが可能であり、基材表面全体に酸化チタンの機能を付与することが可能となる。
(2)浸漬法による酸化チタン形成プロセスであるので、Dry Processで用いられるような真空手段を備えた大掛かりな成膜装置は必要としない。また、基材自体を加熱する必要もない。
(3)浸漬時間の経過とともに、基材上での酸化チタン膜厚は厚くなるので、浸漬時間を制御することで酸化チタン膜厚を容易に制御することが可能となる。また、基材表面の全域に渡って上記混合液中に浸漬されるので、膜厚の分布も比較的均一となる。
よって、酸化チタン膜が形成されたガラスに期待される紫外線カット効果、曇り止め防止効果や汚れ付着防止効果、光触媒効果もガラス表面領域において均一に奏される。
(4)チタンフッ化アンモニウムまたはチタン化水素酸といった取り扱いが難しく安全性に問題がある物質を用いず、また、フッ素イオンを補足する薬剤も別途添加する必要もない。
また、本発明に使用する塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液は、フッ素系溶剤のような腐食性のものではないので、基材上に金属などの構造体が併設されているような場合であっても、これらの金属などの構造体を腐食させることはない。
更に、加水分解反応を用いて酸化チタンを形成しているわけではないので、溶液温度を常温より高い温度に設定する必要がなく、対流の影響による酸化チタン膜厚の均一性が劣化するという不具合も発生しない。
(5)本発明により形成された酸化チタン膜は、アナタース型酸化チタン膜の光触媒機能とともに、ルチル型の高透明度という性質も具備しており、透明体の表面に本発明により酸化チタン膜を形成しても透明性を維持することができる。
(6)本発明により形成された酸化チタン膜は、ガラス表面の酸素とチタンイオンとの共有結合で成長するので、従来のWet Processを用いた物理吸着によりガラス表面に酸化チタンを固定する場合と異なり、当該酸化チタン膜の膜厚が比較的厚く形成されたとしても強固にガラス表面に固定される。
まず、本発明における各工程における処理について説明する。
本発明においては、前記したようにガラスからなる成形体である基材に対して以下の工程0〜工程3を施し、ガラスからなる成形体に酸化チタン膜を形成する。
(工程0)酸素および水分を含む大気雰囲気下で酸化チタンを固定するガラスからなる成形体表面に紫外光を照射する。
(工程1)塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液(例えば、亜硝酸ナトリウム水溶液)の混合液中に基材を浸漬する。
(工程2)所定時間経過後、上記混合液から基材を引き上げて洗浄する。純水洗浄(反応をとめる)
(工程3)洗浄後の基材を常温で乾燥させる。
(i)紫外光のガラス成形体表面への照射により、当該成形体表面が活性化する。具体的には当該成形体表面における金属原子等と酸素の結合部分の開裂が発生する。例えば、一般的なケイ酸塩ガラスの場合、シロキサン結合部分の開裂が発生する。
このようなシロキサン結合部分の開裂を発生させるような光としては、ガラスに吸収され、かつ、ガラスの活性化エネルギーを越える波長の光を照射する必要がある。具体的には、波長200nm以下の真空紫外光をガラス(ケイ酸塩ガラス)からなる成形体表面に照射すると、当該成形体表面において、シロキサン結合部分の開裂が発生する。
なお、発明者らの実験によりシロキサン結合部分を確実に開裂させるには、波長180nm以下の光を上記成形体表面に照射することが好ましいことが分かった。
(ii)そして、上記活性化した成形体表面と大気中の水素とが結合し、ガラス表面はヒドロキシ基末端となる。すなわち、上記開裂により酸素(O)がガラス表面に露出する。この露出した酸素は、雰囲気中に含まれる水分の水素(H)と結合しヒドロキシ基を形成する。すなわち、最終的にはガラス表面の末端はヒドロキシ基になるものと考えられる。
そして、以下に続く工程1、2、3を適用することにより、上記成形体表面において膜厚が均一な酸化チタン膜が形成されることが確認された。ここで、塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に基材を浸漬する工程1においては、加熱手続きは必要とされず、常温で実施される。
図2により工程0における金属原子等と酸素の結合部分の開裂、ヒドロキシ基末端化を説明する。例として、ガラスとしては二酸化ケイ素を骨格とするケイ酸塩ガラスを例にとったが、これに限るものではない。
工程0において、ガラスからなる成形体(以下、ガラス成形体ともいう)に波長が200nm以下の紫外光(具体的には、波長が180nm以下の以下真空紫外光(Vacuum Ultra Violet:VUVとも言う)、)を含む光が照射される(図2(a)→(b))。これにより、図2(b)に示すように、金属原子等(図2の例ではシリコン:Si)と酸素(O)の結合部分の開裂が発生する。そして図2(c)に示すように、開裂した部分には大気中の水分から水素が導入され、最終的にはガラス表面の末端はヒドロキシ基になると考えられる。
工程1において、図3(a)に示すように、VUVが照射されたガラス成形体を、塩化チタン(III)水溶液(TiCl3水溶液)と亜硝酸ナトリウム水溶液(NaNO2水溶液)の混合液に浸漬する。上記混合液中には、チタンイオン(Ti3+)、亜硝酸イオン(NO2−)が含まれる。
ここで、理解を容易にするために、ガラス(ケイ酸塩ガラス)を形成する二酸化ケイ素が水晶のような結晶構造であると考える。
図3の(m−0)(m−1)に結晶構造において酸素とチタンイオンとが結合した模式図を示す。同図の斜線を付した円がチタン原子(イオン)である。
後で述べる実験結果により、工程0〜工程3の処理を施すことにより、ガラス表面に透明な(ルチル型の)酸化チタン膜が形成された。この実験結果から、図3の(m−1)の模式図に示すように、酸素と結合したチタン分子は4つ四角形状に配列するように分布していると考えられる。
すなわち、VUVの照射によりシリコン(Si)と酸素(O)の結合部分が開裂し、ガラス表面に露出するヒドロキシ基末端の分布は、混合液中ではガラス表面に露出する酸素原子の分布に相当する。チタンイオンはこの露出した酸素原子と結合するので、チタンイオンの配列は、上記した酸素原子の分布に依存する。
そして酸素と結合したチタンイオンの分布は、酸化チタンの結合距離に相当するような分布であり、チタンの配列はルチル型の正方晶系になるような分布である。
すなわち、本発明の酸化チタン膜の形成方法で形成される酸化チタン膜の分子構造は、ルチル型が支配的になる。
まず、図4(c−1)に示すように、ガラス成形体の酸素と結合したチタンイオンと混合液中にチタンイオンと共存している亜硝酸イオンによって酸化され、Ti3+→Ti4+となる(図4の模式図(m−2)参照)。
図5の(c−2)におけるチタンイオンと酸素原子との結合は1層目のチタンイオン2個に対して1つの酸素原子が結合したものである。1層目には4個のチタンイオンがあるので、結合する酸素原子の数は2個となる。2個の酸素原子の位置する領域を図5の(m−3)に示すように便宜上、2層目と呼ぶことにする。
この酸化されたチタンイオンは、図8(c−2)に示すように、混合液中の水分から供与された酸素と結合する。
具体的には、図8の模式図(m−6)に示すように、2層目の1個のチタンイオンに対し2個の酸素原子が結合する。この2個の酸素原子の位置する領域を便宜上、3層目と呼ぶことにする。
そして、図9(c−1)、図9の模式図(m−8)に示すように、亜硝酸イオンにより4個のチタンイオンは酸化される。
以下、上述した[(c−2)酸化したチタンイオンと酸素との結合]、[(c−3)結合した酸素とチタンイオンとの結合]、そして[(c−1)亜硝酸イオンによるチタンイオンの酸化]が繰り返して行われる。
このため、本発明により形成される酸化チタン膜は、高い透明性を示し、波長領域300〜700nmにおいて光の吸収は殆どなく、極めて高い透明性を示す。
3Ti+3+6H2O→3TiO2+12H++3e−
上記したように、ガラス成形体上に形成される酸化チタンの結晶構造は、ガラス成形体表面に存在する酸素の位置によって決定付けられると考えられる。そのため、ガラス(ケイ酸塩ガラス)を形成する二酸化ケイ素が水晶のような結晶構造のときには、表面に露出した酸素原子と結合するチタンイオンの分布は、成長する酸化チタン膜の結晶構造がルチル型の正方晶系になるような分布となるが、アモルファス構造のガラスにおいては、工程0によりガラス表面に露出する酸素原子の配置(すなわち、酸素と結合するチタンイオンの分布)は、必ずしも成長する酸化チタン膜の結晶構造がルチル型の正方晶系になるような分布とはならない。
表面に露出する酸素原子の配置が、当該酸素原子と結合するチタンイオンの配置(距離)がアナタース型の酸化チタンの格子定数とほぼ一致している領域にはアナタース型の酸化チタンが形成されるものと考えられる。
すなわち、アモルファス構造のガラス成形体表面に形成した酸化チタン膜において、ルチル型の酸化チタンとアナタース型の酸化チタンが混在するものと考えられる。
上記混合液への浸漬時間の経過とともに基材上での酸化チタン膜厚は厚くなるが、混合液から基材を引き上げて洗浄することにより、酸化チタン膜の形成反応は止まり、この浸漬時間を制御することで酸化チタン膜の膜厚を制御することができるものと考えられる。
工程3においては、上記洗浄後の基材を常温で乾燥させる。
(1)基材上で酸化チタンを結晶化させるための数百度に加熱する焼成工程を必要としないので、このような高熱への耐熱性が乏しい材料に対しても酸化チタンを固定することが可能となる。
(2)また、バインダーを使用せずとも基材表面に酸化チタンを形成することが可能であるので、基材表面全体に酸化チタンの機能を付与することが可能となる。
(3)浸漬法による酸化チタン形成プロセスであるので、Dry Processで用いられるような真空手段を備えた大掛かりな成膜装置は必要としない。また、基材自体を加熱する必要もない。
(4)図2乃至図10を用いて説明した通り、基材上での酸化チタン膜の形成は、チタンの酸化(c−1)、酸化したチタンと酸素との結合(c−2)、結合した酸素とチタンとの結合(c−3)が繰り返し行われることでなされるものと考えられる。すなわち、浸漬時間の経過とともに、基材上での酸化チタン膜厚は厚くなるので、浸漬時間を制御することで酸化チタン膜厚を容易に制御することが可能となる。すなわち、工程2にように水により表面を洗浄して酸化チタン膜の形成反応を止めることにより、酸化チタン膜の膜厚は制御される。また、基材表面の全域に渡って上記混合液中に浸漬されるので、膜厚の分布も比較的均一となる。よって、酸化チタン膜が形成されたガラスに期待される紫外線カット効果、曇り止め防止効果や汚れ付着防止効果、光触媒効果もガラス表面領域において均一に奏される。
(5)また、チタンフッ化アンモニウムまたはチタン化水素酸といった取り扱いが難しく安全性に問題がある物質を用いずともよく、フッ素イオンを補足する薬剤も別途添加する必要もない。更に、加水分解反応を用いて酸化チタンを形成しているわけではないので、溶液温度を常温より高い温度に設定する必要がなく、対流の影響による酸化チタン膜厚の均一性が劣化するという不具合も発生しない。
(6)上記したように、本発明に使用する塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液は、フッ素系溶剤のような腐食性のものではないので、基材上に金属などの構造体が併設されているような場合であっても、これらの金属などの構造体を腐食させることはない。
(7)本発明により形成された酸化チタン膜は、ガラス表面の酸素とチタンイオンとの共有結合で成長するので、従来のWet Processを用いた物理吸着によりガラス表面に酸化チタンを固定する場合と異なり、当該酸化チタン膜の膜厚が比較的厚く形成されたとしても強固にガラス表面に固定される。
(8)本発明により形成された酸化チタン膜は、後で示すように、アナタース型酸化チタン膜の光触媒機能とともに、ルチル型の高透明度という性質も具備しており、透明体の表面に酸化チタン膜を形成しても透明性を維持することができる。
(9)また化学的手法であるので、ガラス成形体の微細構造表面にも酸化チタン膜を形成することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の要旨を限定するものではない。
ガラスからなる成形体は、ガラスを、公知の方法により成形することにより製造される。公知の成形方法としては、例えば、型枠にガラスを流し込んで固める押型成形等の方法が挙げられる。
工程0はガラス成形体表面に紫外光を照射する工程である。当該表面への紫外光の照射により、当該表面は活性化される。
光源としては、例えば中心波長が172nmの真空紫外光を放出するエキシマランプを使用する。
試料はケイ酸塩ガラスを用いて成形した成形体であり、その形状は厚み10mm、縦100mm、横100mmの正方形の基板である。
同図に示すように、ガラスに紫外線を照射することでガラスに対する水の接触角(°)が小さくなり、濡れ性が向上している。濡れ性が向上する理由は、ガラスに紫外線を照射することにより、ガラス表面が活性化され活性化表面の末端がヒドロキシ基(OH基)になっているものと考えられる。
次に工程1,2,3について説明する。
工程1は、工程0において紫外光(真空紫外光)を照射した表面を有するガラス成形体である基材を塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に浸漬する工程であり、工程2は所定時間経過後、上記混合液から基材を引き上げて洗浄するものであり、工程3は洗浄後の基材を常温で乾燥させるものである。
この基材に、中心波長172nmの真空紫外光を放出するエキシマランプからの真空紫外光を1〜2分間照射した。基材照射面における放射照度は4〜5mW/cm2以下であった。
工程1、工程2、工程3を経た試料の表面状態を調査するため、リガク社製XPS−7000型X線電子分光(XPS)装置を用いて当該表面のXPS測定を行った。
すなわち、工程1、工程2、工程3の処理を行うことにより、工程0の処理が実行されたケイ酸塩ガラスからなる成形体表面に酸化チタン膜が形成された。
ガラス(ケイ酸塩ガラス)はアモルファス構造でありシリコンと酸素は不規則に配列する。上記したように、ガラス成形体上に形成される酸化チタンの結晶構造は、ガラス成形体表面に存在する酸素の位置によって決定付けられると考えられる。そのため、工程0によりガラス表面に露出する酸素原子の配置(すなわち、酸素と結合するチタンイオンの分布)は、成長する酸化チタン膜の結晶構造がルチル型となるように分布しているところもあれば、アナタース型の酸化チタン膜が形成されるように分布しているところもあると考えられる。
すなわち、アモルファス構造のガラス成形体表面に形成した酸化チタン膜において、ルチル型の酸化チタンとアナタース型の酸化チタンが混在するものと考えられる。
次に、上記三種類の混合液を用いて工程0〜工程3の処理を施して、ガラス成形体表面に酸化チタン膜を施した三種類のガラス成形体について、各成形体の酸化チタン膜形成表面における接触角を測定した。比較例として、酸化チタン膜を表面に形成する前のガラス成形体表面における接触角を測定した。接触角の測定に用いた液体としては、水を採用した。
酸化チタンを表面に形成する前のガラス成形体表面における接触角は、約60度であった。一方、上記三種類のガラス成形体の酸化チタン形成表面における接触角は、いずれも10度未満であった。すなわち、本発明の酸化チタン膜形成方法を用いてガラス成形体表面に酸化チタンを形成すると、酸化チタン形成表面は親水性表面となる。
上記三種類の混合液を用いて工程0〜工程3の処理を施して、ガラス成形体表面に酸化チタン膜を施した三種類のガラス成形体について、吸光度の波長特性を調査した。比較例として、酸化チタン膜を表面に形成する前のガラス成形体における吸光度の波長特性を調査した。
測定は、日立ハイテクノロジーズ社製分光光度計(absorption spectrophotometer)(型式U−3310)を使用した。
結果として、波長領域300〜700nmにおいて、酸化チタン膜を形成する前のガラス成形体の吸光度特性も、酸化チタン膜を形成後のガラス成形体の吸光度特性も変化はなかった。すなわち、形成した酸化チタン膜において波長領域300〜700nmにおいて光の吸収は殆どないことが分かった。
なお、塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に浸漬する時間が長くなると、それに依存してガラス成形体表面に形成される酸化チタン膜の膜厚も厚くなる。我々の実験では、波長領域300〜700nmにおける透明性を維持する場合には、浸漬時間は30分以内が望ましいことが分かった。
本発明による酸化チタン膜は、ルチル型、アナタース型が混在しているので、アナタース型酸化チタン膜の光触媒機能とともに、ルチル型の高透明度という性質も具備しており、例えば、自動車へのフロントガラスへの応用など応用性が高いと考えられる。
図16に希ガス蛍光ランプのその他の構成例を示す。同図(a)は管軸を含む平面で切った断面図を示し、(b)は(a)のA−A線断面図を示す。図16において、ランプ20は一対の電極22、23を有し、電極22、23は容器(発光管)21の外周面に配設され、電極22,23の外側には保護膜24が設けられる。容器21の内周面の光出射方向側に対して反対側の内面に紫外線反射膜25が設けられ(図16(b)参照)、その内周に低軟化点ガラス層26が設けられ、この低軟化点ガラス層26の内周面に、蛍光体層27が設けられる。その他の構成は図11に示したものと同様であり、容器21内の放電空間Sに封入されるガス、蛍光体層25に用いられる蛍光体も同様である。
電極22,23に高周波電圧が印加されると、電極22,23間に誘電体バリア放電が形成され、前記したように紫外光が発生する。これにより蛍光体が励起され蛍光体層から光が発生する。蛍光体を適切に選択すると、蛍光体層からは例えば中心波長が190nm近辺の紫外光が発生する。この光は紫外線反射膜25で反射され、紫外線反射膜25が設けられていない開口部分から外部に放射される。
例えば、ガラスをフッ酸(HF)や過酸化水素水や混酸(例えば、硫酸と硝酸を3:1の体積比で混合した液体)等の酸性溶液や水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリ性溶液に浸漬した場合も同様の効果を得られる。
また、ガラス表面を大気圧雰囲気でプラズマ放電処理(例えば、大気圧プラズマ処理)を施すことによっても同様の効果を得られる。
しかしながら、酸性溶液やアルカリ性溶液への浸漬工程や大気圧プラズマ処理工程を採用する場合、ガラス表面へのOH基導入作用や反応阻害物質の除去作用とともに、ガラス表面の破壊作用が発生し、当該ガラス表面にダメージが加わり、表面状態が荒れることになる。従って、工程0に採用する工程としては、酸素および水分を含む大気雰囲気下で、ガラス表面に波長が200nm以下の真空紫外光を含む光を照射する工程を採用することが好ましい。
11 容器(発光管)
12 内部電極
13 外部電極
16 電源
21 容器(発光管)
22,23 電極
24 保護膜
25 紫外線反射膜
26 ガラス層
27 蛍光体層
W 基材
WS ワークステージ
Claims (3)
- ガラスからなる成形体表面にヒドロキシ基を導入するとともに、当該表面に残留する酸化チタン膜形成を阻害する反応阻害物質を除去し、
当該成形体を塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に浸漬する
ことを特徴とするガラスからなる成形体表面への酸化チタン膜形成方法。 - 上記したヒドロキシ基の導入および反応阻害物質の除去工程として
酸素および水分を含む大気雰囲気下で、
ガラスからなる成形体表面に波長が200nm以下の真空紫外光を含む光を照射し、
当該成形体を塩化チタン水溶液と亜硝酸イオン含有水溶液の混合液中に浸漬する
ことを特徴とする請求項1記載のガラスからなる成形体表面への酸化チタン膜形成方法。 - 上記混合液に成形体を浸漬後、所定時間経過後、上記混合液から成形体を引き上げ、水で洗浄して成膜プロセスを停止させ、水洗浄後の成形体を常温で乾燥させる
ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれか一項に記載のガラスからなる成形体表面への酸化チタン膜形成方法。
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