JP5968571B1 - インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 - Google Patents
インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5968571B1 JP5968571B1 JP2016094646A JP2016094646A JP5968571B1 JP 5968571 B1 JP5968571 B1 JP 5968571B1 JP 2016094646 A JP2016094646 A JP 2016094646A JP 2016094646 A JP2016094646 A JP 2016094646A JP 5968571 B1 JP5968571 B1 JP 5968571B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- receiving solution
- resin
- water
- meth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0011—Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
- B41M5/0017—Application of ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, on the substrate prior to printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
Description
色材を含有するインクジェット記録用インクと、
を含有するインクジェット記録用インクセット。
本発明のインクジェット記録用受理溶液(以下、単に「受理溶液」ともいうことがある)は、少なくとも多価金属塩と、水溶性溶媒と、樹脂と、を含有するものである。以下、受理溶液に含有される多価金属塩、水溶性溶媒及び樹脂についてそれぞれ説明する。
本発明の受理溶液中に含有される多価金属塩は、多価金属イオンと有機両性イオンとを含有する塩である。多価金属イオンとは、価数が少なくとも2価以上の金属のイオンをいう。有機両性イオンとは、有機化合物の分子イオンであって、同一の分子イオン内に塩基性基と酸性基の双方の官能基を含む分子イオンをいう。
本発明の受理溶液の多価金属塩に含有される有機両性イオンとは、有機化合物の分子イオンであって、同一の分子イオン内に塩基性基と酸性基の双方の官能基を含む分子イオンをいう。有機化合物の分子イオンとすることで、受理溶液に対する溶解性を向上させることができる。また、塩基性基と酸性基の双方の官能基を含む両性イオンが受理溶液に含有されることによって、受理溶液中(水溶性溶媒中)においても安定してイオンの状態を形成することができる。さらに、有機化合物の分子イオンは無機化合物よりも分子量が大きく、電荷密度を分子内で分散することができ、受理溶液中において溶解性が良好となる。そのため、多価金属塩が析出することによるインクジェットヘッドのノズル詰まり及びインクジェット記録装置における反応液の流路の閉塞を防止することができる。同一の分子イオン内に塩基性基と酸性基の双方の官能基を含む分子イオンとは、例えば、同一の分子イオン内に塩基性基であるアミノ基と酸性基であるカルボキシル基を有するアミノ酸のイオン等を挙げることができる。
本発明の受理溶液の多価金属塩に含有されるアミノ酸のイオンとは、同一分子内にアミノ基とカルボキシル基を有する分子イオンである。アミノ酸としては、例えば、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、パントテン酸、ピロリドンカルボン酸、ニコチン酸、2−ピリジンカルボン酸、ピロール−3−カルボン酸、3−ピリジンカルボン酸、ピロール−2−カルボン酸、オキサリシン、ピペコリン酸、モルホリンカルボン酸、N−アセチルグリシン、N−アセチル−DL−アラニン、グリシルグリシン、グリシル−DL−アラニン、N−グリシル−DL−2−アミノ酪酸、DL−ロイシルグリシン、N−アセチルーDL−ロイシン、ベンゾイルグリシン、N−(3−メチルベンゾイル)グリシン、L−アラニル−L−プロリン、グリシル−L−プロリン、N−アセチル−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボン酸、2−ピロリジノン−1−酢酸メチル、2−ヒドロキシキノリン−4−カルボン酸、1−ベンジル−4−カルボキシ−2−ピロリジノン、4−カルボキシ−2−ピロリジノン、1−メチル−4−カルボキシ−2−ピロリジノン、1−アセチルプロリン等が挙げられる。
本発明の受理溶液の多価金属塩に含有される多価金属イオンとは、価数が少なくとも2価以上の金属のイオンをいう。多価金属イオンを用いることでインクのにじみを抑制することができる。多価金属イオンとしては、例えばカルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン、チタンイオン、鉄(II)イオン、鉄(III)イオン、コバルトイオン、ニッケルイオン、銅イオン、亜鉛イオン、バリウムイオン、ストロンチウムイオン等が挙げられる。なかでも、インク中の色材との相互作用が大きく、滲みやムラを抑制する効果が高くなることから、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ニッケルイオン、亜鉛イオン、アルミニウムイオンより選択される1種以上を含有することが好ましい。
本発明の受理溶液に用いる溶剤は、樹脂等を分散又は溶解することができるものである。このような溶剤として、水溶性を有する水溶性溶媒を用いる。
本発明の受理溶液には樹脂を含有する。受理溶液に樹脂を含有することで、受理溶液及びインクにより印字された印刷物の耐水性が向上する。また、本発明の受理溶液に含有する樹脂の少なくとも一部は、樹脂エマルジョンとして含有する。本発明において樹脂エマルジョンとは、連続相が水溶性溶媒であり、分散粒子が樹脂微粒子である水性分散液を意味する。樹脂エマルジョンを形成することによって、樹脂が静電反発力によって樹脂微粒子として受理溶液中に分散することができる。上記樹脂エマルジョンは、一般に連続相である水溶性溶媒が蒸発や浸透等により減少すると、増粘・凝集する性質を持ち、色材の被印刷基材への定着を促進する効果を有する。本発明の受理溶液に含有される樹脂は、所望の耐水性を示すことができるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン(シリコン)樹脂、アクリルアミド樹脂、エポキシ樹脂、あるいはこれらの共重合樹脂や混合物を用いることができる。これらのものは耐水性に加えて耐溶剤性も向上させることができる点で好ましい。中でも、吐出安定性、耐水性及び耐溶剤性に優れたものとすることができることから、アクリル樹脂を含むものであることが好ましい。
受理溶液は、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。添加剤としては、例えば、粘度調整剤、界面活性剤、pH調整剤、表面張力調整剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤等が挙げられる。
受理溶液の表面張力は、記録媒体表面への濡れ性や、インクとの混和性の観点から、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましく、30mN/m以下がさらに好ましく、特に非吸収性基材に塗布する場合には26mN/m以下がより好ましい。受理溶液をインクジェット法により吐出させる場合には、吐出ヘッドからの受理溶液の吐出安定性を良好にする点から、前記受理溶液の表面張力を20mN/m以上とすることが好ましい。受理溶液の表面張力は、上記の水溶性溶媒及び上記界面活性剤を適宜選択することにより調整することができる。なお、本発明における表面張力は、測定温度25℃にてWilhelmy法(協和界面科学製 型式:CBVP−Z)で測定された値である。
本発明のインクジェット記録方法においては、本発明の受理溶液とインクジェット記録用インクとを組み合わせたインクジェット記録用インクセットを用いることができる。
本発明においてインクジェット記録用インクは、色材と、樹脂と、溶剤と、必要に応じて界面活性剤と、を含有し、前記溶剤が少なくとも水溶性溶剤を含むインクジェットインクが用いられ、本発明の効果が損なわれない範囲で、必要に応じてさらに他の成分を含有してもよいものである。
本発明において、インクジェット記録用インクの色材は、特に限定されるものではなく、染料系であってもよいし、顔料系であってもよいが、印字物の耐水性や耐光性等の耐性が良好である顔料系インクを使用することが好ましい。本発明において、インクジェット記録用インクに用いることのできる顔料は特に限定されず、従来インクジェット用のインクに使用されている有機顔料又は無機顔料等が挙げられる。これらは1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。具体的な有機顔料としては、例えば、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、染料からの誘導体、フタロシアニン系有機顔料、キナクリドン系有機顔料、ペリレン系有機顔料、ジオキサジン系有機顔料、ニッケルアゾ系顔料、イソインドリノン系有機顔料、ピランスロン系有機顔料、チオインジゴ系有機顔料、縮合アゾ系有機顔料、ベンズイミダゾロン系有機顔料、キノフタロン系有機顔料、イソインドリン系有機顔料、キナクリドン系固溶体顔料、ペリレン系固溶体顔料等の有機固溶体顔料、その他の顔料として、カーボンブラック等が挙げられる。
本発明において、インクジェット記録用インクに用いられる樹脂は、当該記録媒体の表面への顔料の定着を促進するものである。当該樹脂としては、定着性に優れ、印刷物の耐水性に優れる点から樹脂エマルジョンが好ましく、前記受理溶液と同様のものとすることができる。
本発明において、インクジェット記録用インクに用いられる水溶性溶媒としては、水及び水溶性有機溶剤が挙げられる。水溶性有機溶剤は、前記受理溶液において例示された水溶性有機溶剤と同様のものとすることができる。水及び水溶性有機溶剤は、単独でも混合物としても使用することができる。
本発明において、インクジェット記録用インクに用いられる界面活性剤としては、前記受理溶液において例示された界面活性剤と同様のものとすることができる。界面活性剤は、単独でも混合物としても使用することができる。
本発明において、インクジェット記録用インクには、必要に応じて顔料の含有量以下のワックスエマルジョンを含有してもよい。顔料の含有量以下のワックスエマルジョンを含有することにより、保存安定性及び吐出安定性に優れたインク組成物とすることができ、また、耐擦性に優れ、光沢のある印刷物を製造可能なインク組成物とすることができる。なお、ポリオレフィンワックスとは、一般的には、分子量10000未満の比較的低分子量の軟質のポリオレフィンを示し、フィルム形成材料等に使用される分子量10000以上の硬質のポリオレフィン樹脂とは異なるものである。例えば、加熱して溶融した常温固体のワックスと熱水と乳化剤とを混合してワックスエマルジョンにすることができる。本発明に用いることができるワックスエマルジョンは、融点が85℃以上140℃以下のポリオレフィン系ワックスを含むことが好ましく、ワックスエマルジョンの平均粒径が140nm以下であることが好ましい。
本発明において、インクジェット記録用インクには、前記受理溶液と同様に、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。添加剤としては、例えば、粘度調整剤、pH調整剤、表面張力調整剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤等が挙げられる。
本発明のインクセットに用いることのできるインクの調製方法は、特に限定されない。例えば、水溶性溶媒に自己分散型の顔料、樹脂、界面活性剤及び必要に応じてその他の成分を添加して調製する方法、水溶性溶媒に、顔料と分散剤を加えて分散した後、樹脂、界面活性剤及び必要に応じてその他の成分を添加して調製する方法、水溶性溶媒に顔料と樹脂と界面活性剤と必要に応じてその他の成分を添加した後、顔料を分散して調製する方法等が挙げられる。
本発明の受理溶液又はインクセットを用いたインクジェット記録方法(以下、単にインクジェット記録方法と表記することがある。)は、特に限定されるものではないが、例えば、記録媒体上にインクを塗布する前又は後に本発明の受理溶液を塗布する工程を含むインクジェット記録方法を挙げることができる。吸収性基材の場合はインクが紙繊維に吸収されることによるフェザリングや裏抜けを抑制しやすいことから、低吸収性基材及び非吸収性基材を用いた場合には、インクの濡れ広がり性を良好なものにすることができ、かつ、滲みを抑制する効果がより発揮されやすいことから、受理溶液を記録媒体の表面に塗布した後に、インクを塗布することが好ましく、上記インクセットの受理溶液を記録媒体の表面にインクジェット方式で塗布した後、上記インクセットのインクをインクジェット方式で塗布することがより好ましい。
インクジェット記録方法において、記録媒体は特に制限されず、吸収性基材、低吸収性基材、及び非吸収性基材のいずれも好適に用いることができる。吸収性基材としては、例えば、更紙、中質紙、上質紙、コピー用紙(PCC)等の非塗工紙;綿、化繊織物、絹、麻、不織布等の布帛等が挙げられる。インクジェット記録方法は、なかでも、フェザリングや裏抜けを抑制しやすい点から、非塗工紙に対して好適に適用される。なお、記録媒体の吸収性は、例えば、JAPAN TAPPI 紙パルプ試験法No.51−87等で試験を行うことができる。非塗工紙は、インクの浸透、吸収を低下させる塗工剤が塗工されていないため、吸収性が高い。
本発明の受理溶液の記録媒体への塗布方法は、印刷する部分のみ、又は印刷面全面に受理溶液を塗布できる方法であれば、特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。例えば、スプレー方式、コーター方式、インクジェット方式、グラビア方式又はフレキソ方式により受理溶液を塗布する方法を用いることができ、なかでも、コーター方式又はインクジェット方式により塗布することが好ましい。コーター方式によれば、受理溶液を短時間に均一に塗布することができる。また、インクジェット方式によれば、任意の場所へ塗布することも、印刷面全面に塗布することも容易である。受理溶液が塗布された記録媒体にインクを塗布することによって、色ムラや白抜けがなく、フェザリングやカラーブリードを抑制することができる。
上記インクジェット記録方法を用いて印刷物を製造することもできる。例えば、記録媒体上又は色材を含有するインク上に、本発明の受理溶液を塗布する工程を含む印刷物の製造方法を挙げることができる。本発明の受理溶液を塗布する工程を含むことで、印刷物の滲みや白抜けが抑制されて鮮明な画像を得ることができる。なお、記録媒体上又は色材を含有するインク上に本発明の受理溶液を塗布するとは、記録媒体上に本発明の受理溶液を塗布すること及び記録媒体上に色材を含有するインクを塗布した後に本発明の受理溶液を塗布することの双方を含む概念である。特に、受理溶液を記録媒体の表面に塗布した後に、インクを記録媒体の表面に塗布することが好ましい。インクジェット方式により吐出すれば、受理溶液又はインクを任意の場所へ塗布させることも、記録媒体の全面に塗布させることも容易であることから、本発明の受理溶液及びインクをインクジェット方式で吐出し、本発明の受理溶液及びインクを記録媒体の表面に塗布することが好ましい。
多価金属塩、樹脂(樹脂エマルジョン)、水溶性溶媒(水溶性有機溶剤、水(イオン交換水))、界面活性剤、を用いて下記表1〜表3のように実施例及び比較例の受理溶液を調整した。表中、A−1〜D−3及びR−1〜R−4の数値は、固形分としての値を表す。また、実施例及び比較例のインクジェット記録用受理溶液中の金属塩の質量モル濃度を表4に示す。
A−1:ピロリドンカルボン酸カルシウム(分子量296)
A−2:ピロリドンカルボン酸マグネシウム(分子量281)
A−3:ピロリドンカルボン酸亜鉛(分子量322)
A−4:パントテン酸カルシウム(分子量477)
A−5:グルタミン酸カルシウム(分子量332)
A−6:ピペコリン酸カルシウム(分子量296)
A−7:プロリンマグネシウム(分子量252)
A−8:ヒドロキシプロリンカルシウム(分子量328)
B−1:硝酸マグネシウム(分子量148)
B−2:酢酸亜鉛(分子量182)
C−1:ピロリドンカルボン酸ナトリウム(分子量151)
D−1:ピロリドンカルボン酸(分子量129)
D−2:プロリン(分子量115)
D−3:パントテン酸(分子量219)
S−1:プロピレングリコール(沸点188℃)
S−2:1,3−プロパンジオール(沸点224℃)
S−3:1,2−ペンタンジオール(沸点210℃)
S−4:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(沸点187℃)
S−5:ジエチレングリコールジエチルエーテル(沸点255℃)
S−6:グリセリン(沸点290℃)
R−1:モビニール7720(日本合成化学製アクリル系樹脂)
R−2:アクリットUW−550CS(大成ファインケミカル社製アクリル系樹脂)
R−3:ビニブラン701FE65(日信化学工業株式会社製塩化ビニル系樹脂)
R−4:PRINTRITE DP676(ルーブリゾール社製ウレタン系樹脂)
P−1:BYK−349(ビックケミー社製ポリシロキサン系界面活性剤)
P−2:TEGO Twin 4000(エボニック社製ポリシロキサン系界面活性剤)
W−1:イオン交換水
表中の数値の単位は質量部である。
顔料分散体、樹脂(樹脂エマルジョン)、水溶性溶媒(水溶性有機溶剤、水(イオン交換水))、界面活性剤、ワックスエマルジョンを用いて下記のように実施例及び比較例のインクを調整した。顔料分散体、樹脂(樹脂エマルジョン)、の調整方法を下記に示す。
下記方法により、顔料分散剤を調製した。
イオン交換水80gに、上記で得られた顔料分散剤2.5gと、N,N−ジメチルアミノエタノール0.6gを溶解させ、C.I.ピグメントレッド122を15gと消泡剤(エアープロダクツ社製「サーフィノール104PG」)を0.05g加え、ジルコニアビーズを用いてペイントシェーカーにて分散して、顔料分散体PD−1(赤)を得た。
C.I.ピグメントレッド122の代わりに、C.I.ピグメントブルー15:4(PB15:4)、C.I.ピグメントイエロー155(PY155)、カーボンブラック、をそれぞれ用いた以外は、顔料分散体PD−1(赤)と同様にして、顔料分散体PD−2(青)、顔料分散体PD−3(黄)、顔料分散体PD−4(黒)を得た。
イオン交換水80gに、カーボンブラックを15gと顔料分散剤SOLSPERSE47000(固形分酸価20mgKOH/g、高分子分散剤)を固形分として2g、消泡剤(エアープロダクツ社製「サーフィノール104PG」)を0.05g加え、ジルコニアビーズを用いてペイントシェーカーにて分散し、顔料分散体PD−5(黒)を得た。
カーボンブラックの代わりに、C.I.ピグメントレッド122(PR122)、C.I.ピグメントブルー15:4(PB15:4)、C.I.ピグメントイエロー74(PY74)、をそれぞれ用いた以外は、顔料分散体PD−5(黒)と同様にして、顔料分散体PD−6(赤)、顔料分散体PD−7(青)、顔料分散体PD−8(黄)を得た。
下記方法により、樹脂エマルジョンを調製した。尚、得られた樹脂エマルジョンの平均粒子径は25℃にて濃厚系粒径アナライザー(大塚電子(株)製、型式:FPAR−1000)を用いて測定した。
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えたフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、反応性界面活性剤(花王(株)製、商品名:ラテムルPD−104)0.75g、過硫酸カリウム0.04g、メタクリル酸0.3gと純水150gを仕込み、25℃にて攪拌し混合した。これに、メタクリル酸メチル112g、アクリル酸2−エチルヘキシル22.5g、アクリル酸ブチル15gの混合物を滴下してプレエマルジョンを調製した。また、機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えたフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、反応性界面活性剤(花王(株)製、商品名:ラテムルPD−104)3g、過硫酸カリウム0.01gと純水200gを70℃にて攪拌し混合した。その後、調製した前記プレエマルジョンを3時間かけてフラスコ内に滴下した。70℃でさらに3時間加熱熟成した後冷却し、N,N−ジメチルエタノールアミンでpHを8となるよう調整し、#150メッシュ(日本織物製)にて濾過し、500gの樹脂エマルジョンRE−1(固形分30質量%、ガラス転移温度36℃、酸価1mgKOH/g、水酸基価0mgKOH/g、平均粒子径90nm、導電率80μS/cm)を得た。
樹脂エマルジョンRE−1と同様な合成方法で、モノマー組成を調節して、合成を行った。メタクリル酸1.5g、メタクリル酸メチル115.5g、アクリル酸2−エチルヘキシル18g、アクリル酸ブチル15gを使用して、ガラス転移温度64℃、酸価7mgKOH/g、水酸基価0mgKOH/g、平均粒子径90nm、導電率110μS/cmの樹脂エマルジョンRE−2を得た。
顔料分散体、樹脂エマルジョン、水溶性溶媒、界面活性剤、イオン交換水を用いて下記のインクを調整した。
顔料分散体PD−1(赤) 20質量部
樹脂エマルジョンRE−1 20質量部
プロピレングリコール 40質量部
ノプコートPEM−17 1質量部
TegoTwin4200 1質量部
イオン交換水 18質量部
顔料分散体PD−5(黒) 20質量部
樹脂エマルジョンRE−2 20質量部
1,3−プロパンジオール 10質量部
プロピレングリコール 35質量部
AQUACER515 1質量部
シルフェイスSAG503A 1質量部
ダイノール604 0.5質量部
イオン交換水 12.5質量部
CAB−O−JET 400 30質量部
樹脂エマルジョンRE−1 20質量部
プロピレングリコール 30質量部
PEM−17 1質量部
シルフェイスSAG503A 1質量部
イオン交換水 18質量部
(評価1〜3)
評価1:受理溶液の保存安定性
保存安定性の促進試験として、受理溶液をガラス容器に密封し、60℃で2週間保管した後、析出物の有無を目視で観察して、以下の基準で評価した。結果を表1、2に示す。A、Bが実使用範囲である。
B:わずかに析出物を生じる。
C:析出物を多く生じる。
600dpiのインクジェットヘッドに受理溶液を充填し、3時間連続印字を行い、曲がりや不吐出のノズル数を確認した。結果を表1、2に示す。A、Bが実使用範囲である。
A:曲がりや不吐出のノズル数が全ノズル中1%未満である。
B:曲がりや不吐出のノズル数が全ノズル中1%以上3%未満である。
C:曲がりや不吐出のノズル数が全ノズル中3%以上である。
600dpiのインクジェットヘッドに受理溶液を充填し、該受理溶液を全てのノズルから10m/secの吐出速度で吐出した後、1時間放置した。その後、全てのノズルから受理溶液を同じ吐出速度で再び吐出した。その後、不吐出ノズルの有無を目視で観察して、以下の基準で評価した。結果を表1、2に示す。A、Bが実使用範囲である。
B:不吐出ノズルが有るが、クリーニングによって直ちに全ノズルから吐出する。
C:不吐出ノズルがあり、クリーニングしても復旧しないノズルがある。
受理溶液の画質向上性能評価のため、解像度720×720dpiで受理溶液とインクとのインクセットで印字を行い、評価4〜8を実施した。受理溶液は実施例及び比較例の受理溶液を用いた。インクはインクA及びインクCを用いた(以後、実施例の受理溶液とインクとを含むインクセットを実施例に係るインクセット、比較例の受理溶液とインクとを含むインクセットを比較例に係るインクセットと表記することがある。)。印字は低吸収性基材である記録媒体(OKトップコート+(王子製紙製コート紙)に当該受理溶液を吐出し、その後当該インクを吐出して、高精細カラーディジタル標準画像データ(ISO/JIS−SCID)の画像及び各色のベタを印字して評価を行った。結果を表1〜3に示す。
A:滲みが認められず、鮮明な画像であった。
B:わずかに滲みが認められるが、鮮明な画像であった。
C:滲みが認められ、画像が不鮮明な部分があった。
A、Bが実使用範囲である。
A:滲みが認められず、鮮明な画像であった。
B:わずかに滲みが認められるが、鮮明な画像であった。
C:滲みが認められ、色境界が不鮮明な部分があった。
A、Bが実使用範囲である。
A:印刷ムラ、白抜けが観察されず、ベタ部が十分にインクで埋まっていた(ドット径が十分に広がっていた)。
B:わずかにムラがあるが、ベタ部は埋まっていた。
C:ベタ部の埋まりが不十分で、ムラがみられた。
A、Bが実使用範囲である。
実施例及び比較例に係るインクセットにより印刷された印刷物について、乾燥性試験を行った。具体的には、上記同様に、受理溶液とインクとのインクセットでインクジェットにてベタ印字を行い、ベタ印字部分を80℃で乾燥するまでの時間を確認した。結果を表1、2に示す。
A:3分未満で乾燥した。
B:3分以上10分未満で乾燥した。
C:10分以上で乾燥した。
A、Bが実使用範囲である。
実施例及び比較例に係るインクセットにより印刷された印刷物について、耐水性評価を行った。具体的には、上記同様に、受理溶液とインクとのインクセットでベタ印字を行い、ベタ印字部分を100℃3分間乾燥した試験片を、イオン交換水で拭き、目視で印刷物を確認した。結果を表1、2に示す。
A:印刷物に変化は見られなかった。
B:印刷物の色がわずかに薄くなっていた。
C:印刷物の色が明らかに薄くなっていた。
A、Bが実使用範囲である。
表1、表2より、多価金属塩と、水溶性溶媒と、樹脂と、を含有した受理溶液であって、多価金属イオンであるカルシウムイオン、マグネシウムイオン、亜鉛イオンと有機両性イオンであるアミノ酸のイオンを含有する多価金属塩を含有した実施例の受理溶液は、評価1〜3において優れた評価結果となっていることから、保存安定性、連続吐出性、間欠吐出性に優れた受理溶液であることが分かる。
Claims (8)
- 多価金属塩と、水溶性溶媒と、樹脂と、を含有したインクジェット記録用受理溶液であって、
前記樹脂として樹脂エマルジョンを含有し、
前記多価金属塩は、多価金属イオンと、塩基性基と酸性基の双方の官能基を含む分子イオンと、からなる塩である、インクジェット方式により吐出されるインクジェット記録用受理溶液。 - 前記樹脂がアクリル樹脂を含む樹脂である請求項1に記載のインクジェット記録用受理溶液。
- 前記塩基性基がNH基又はNH2基である請求項1又は2に記載のインクジェット記録用受理溶液。
- 前記多価金属塩が無機塩を実質的に含有しない塩である請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録用受理溶液。
- 前記多価金属塩の前記インクジェット記録用受理溶液中の質量モル濃度が0.001mol/kg以上1.0mol/kg以下である請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録用受理溶液。
- 前記多価金属イオンは、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ニッケルイオン、亜鉛イオン、アルミニウムイオンからなる群より選択された1種以上の多価金属イオンである請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録用受理溶液。
- 請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録用受理溶液と、
色材を含有するインクジェット記録用インクと、
を含有するインクジェット記録用インクセット。 - 記録媒体上又は色材を含有するインク上に請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録用受理溶液を塗布する工程を含む印刷物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016094646A JP5968571B1 (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016094646A JP5968571B1 (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015141121A Division JP5957582B1 (ja) | 2015-07-15 | 2015-07-15 | インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5968571B1 true JP5968571B1 (ja) | 2016-08-10 |
JP2017024397A JP2017024397A (ja) | 2017-02-02 |
Family
ID=56689557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016094646A Active JP5968571B1 (ja) | 2016-05-10 | 2016-05-10 | インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5968571B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110461616A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-15 | Dnp精细化工股份有限公司 | 接受溶液、含有该接受溶液的油墨组及使用该油墨组的印刷品的制造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6798697B2 (ja) | 2017-02-13 | 2020-12-09 | 国立大学法人京都大学 | Hla遺伝子のpcrプライマーセット及びそれを用いたシークエンス法 |
EP3584085B1 (en) * | 2017-03-31 | 2021-05-19 | DNP Fine Chemicals Co., Ltd. | Receptive solution, ink set containing said receptive solution and method for producing printed material using ink set |
JP7073838B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2022-05-24 | セイコーエプソン株式会社 | インク組成物、インクセット、記録方法およびインクジェット記録装置 |
JP6496436B1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-04-03 | 株式会社Dnpファインケミカル | 受理溶液、この受理溶液を含有するインクセット及びインクセットを用いた印刷物の製造方法 |
LU101319B1 (en) * | 2019-07-18 | 2021-01-20 | Michelman Inc | Amine-based primer coatings for electrophotographic printing |
JP2022089272A (ja) * | 2020-12-04 | 2022-06-16 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 有彩色プロセスカラーインクジェットインキ |
EP4410564A1 (en) * | 2021-09-27 | 2024-08-07 | Artience Co., Ltd. | Pretreatment liquid, ink set, and printed matter |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003326829A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法 |
JP2004107454A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Canon Inc | インク組成物と反応液とのセット、インクジェット記録方法及び記録物 |
JP2011011390A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Brother Industries Ltd | 前処理液、インクセットおよびインクジェット記録方法 |
WO2012132403A1 (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | 大日本印刷株式会社 | インクジェット記録方法、およびインクジェット記録用インクセット |
JP2013159647A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Riso Kagaku Corp | 捺染インクジェット用前処理剤およびインクセット |
JP2014034167A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
-
2016
- 2016-05-10 JP JP2016094646A patent/JP5968571B1/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003326829A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法 |
JP2004107454A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Canon Inc | インク組成物と反応液とのセット、インクジェット記録方法及び記録物 |
JP2011011390A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Brother Industries Ltd | 前処理液、インクセットおよびインクジェット記録方法 |
WO2012132403A1 (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-04 | 大日本印刷株式会社 | インクジェット記録方法、およびインクジェット記録用インクセット |
JP2013159647A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Riso Kagaku Corp | 捺染インクジェット用前処理剤およびインクセット |
JP2014034167A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110461616A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-11-15 | Dnp精细化工股份有限公司 | 接受溶液、含有该接受溶液的油墨组及使用该油墨组的印刷品的制造方法 |
CN110461616B (zh) * | 2017-03-31 | 2021-08-13 | Dnp精细化工股份有限公司 | 接受溶液、含有该接受溶液的油墨组及使用该油墨组的印刷品的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017024397A (ja) | 2017-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5957582B1 (ja) | インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 | |
JP5862913B1 (ja) | インク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法 | |
JP5968571B1 (ja) | インクジェット記録用受理溶液、この受理溶液を含むインクジェット記録用インクセット及びこのインクセットを用いた印刷物の製造方法 | |
JP7442570B2 (ja) | インク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法 | |
US9745482B2 (en) | Inkjet recording ink composition, inkjet recording method, and method for producing printed material | |
JP7156430B2 (ja) | 反応液、インクジェット記録方法、及びインクと反応液のセット | |
JP5834110B1 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP5722860B2 (ja) | 水性インクジェット受理溶液、この受理溶液を含むインクセット及びこのインクセットを用いたインクジェット記録方法 | |
JP7091739B2 (ja) | 記録方法、インクセットおよび記録装置 | |
JP7272000B2 (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
US10696860B2 (en) | Reaction liquid and recording method | |
CN108454252A (zh) | 喷墨记录方法及喷墨记录装置的控制方法 | |
JP2018154014A (ja) | インクジェット記録方法及びインクセット | |
JP6010714B1 (ja) | インク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法 | |
JP2019064079A (ja) | 記録方法 | |
JP2023009389A (ja) | インクセット及び記録方法 | |
JP7061562B2 (ja) | 受理溶液、この受理溶液を含有するインクセット及びインクセットを用いた印刷物の製造方法 | |
JP6885144B2 (ja) | インクジェット記録装置の制御方法 | |
JP2019042997A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP2019199621A (ja) | インク組成物、それを用いたインクジェット記録方法、及び印刷物の製造方法 | |
JP2019108559A (ja) | インク組成物、それを用いたインクジェット記録方法、及び印刷物の製造方法 | |
JP5755207B2 (ja) | インクジェット受理溶液、この受理溶液を含むインクセット及びこのインクセットを用いたインクジェット記録方法 | |
JP2015051639A (ja) | 水性インクジェット受理溶液、この受理溶液を含むインクセット及びこのインクセットを用いたインクジェット記録方法 | |
JP2021006390A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
CN116323224A (zh) | 记录方法和用于该记录方法的油墨组合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160510 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20160510 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20160613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160621 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160705 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5968571 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |