JP5963478B2 - 粒子線治療システムにおけるx線撮影制御方法 - Google Patents
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Description
この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、本発明の粒子線治療システム200の全体構成を説明する図である。粒子線として陽子線や重粒子線などの荷電粒子線を用いる。天板25に固定された患者22に粒子線照射装置60により粒子線ビーム62が照射される。粒子線照射装置60の照射ノズル61から粒子線ビーム62を照射する方向は、照射対象である患部の位置により、適切な方向が選択される。粒子線照射装置60の照射ノズル61は回転ガントリに設置され、患者22の周り360度のいずれの方向からも照射することができる。図1にはX線撮影システムの一部が表示されている。X線発生装置2は、制御部7によって管理され、X線を利用して患者の透過画像を得ることで、患者の患部の診断、粒子線照射時の患部の位置決め等に関与する。X線検出器8は患者22を透過したX線を検出する。データ収集部9は検出データをデジタルX線画像として収集する。
例えば、X線発生ユニット1を起動して、その日初めてX線撮影を実施する場合、X線発生ユニット1には撮影モードと撮影条件が設定されていない。実施の形態2では、制御部7は撮影モード・条件設定済みチェックを行い、X線発生ユニット1に撮影モードと撮影条件を設定する前に、ユーザによる設定が完了しているかを判断する。ユーザが撮影モードと撮影条件を確認せずにX線撮影を実施しようとした場合、注意を促す。図5は、この発明の実施の形態2に関わる粒子線治療システムのX線撮影の動作を示すフローチャートである。
粒子線医療では、治療患部に正確に粒子線を照射するため、患部の形状と位置を捉えるのに最適なX線の撮影モードと撮影条件を選択する必要がある。例えば、肺・心臓付近の臓器に患部がある場合、呼吸によって患部の位置が変動するため、複数枚のX線画像撮影(動画撮影)を実施して、時間的な臓器の移動を確認する。これに対して、前立腺、頭部といった肺・心臓から比較的遠い器官に患部がある場合は、時間的に患部の位置が安定しているため、単数枚のX線画像撮影(静止画撮影)を実施する。以上の例のように、患部の部位によって適切な撮影モードと撮影条件を絞ることができる。また患者の年齢、性別、身長、体重などの身体的特徴によっても、撮影モードと撮影条件を絞ることは可能である。実施の形態3ではこのことを利用して、撮影前に患者の情報を取得し、システムに設定することで、ユーザに誤爆を招きにくいシステムを提供する。
実施の形態3では、患者の治療情報をもとに粒子線治療システムが撮影モードと撮影条件を自動で設定し、その確認あるいは変更をユーザに促すことで誤爆の少ない撮影方法を提供した。実施の形態4では、これに加え、個々の患者の撮影情報を記録しておくことで、患者のX線撮影時に前回撮影時の撮影モードと撮影条件を自動で設定する。粒子線医療では、粒子線照射開始前に照射時の患者の位置決めを実施し、患者に対して複数回のX線撮影を実施する。その際に使用する撮影モードと撮影条件は前回使用したものと同じである可能性は高く、本機能は有用である。
実施の形態4では、該当患者について過去に実施した撮影記録を取得し、X線撮影システムに設定する方法について記述した。これまで、ユーザに対して確認を促す方法として挙げていたのは、入力モニタ上の警告画面表示であったが、実施の形態5ではこれに加えて制御部7にスピーカ17を接続する。スピーカ17から警告音を鳴らすことで、ユーザに注意を喚起する。
実施の形態5では、警告音を鳴らすことによってユーザの確認ミスによる誤爆の発生を防止した。実施の形態6では、ハンドスイッチ形式の撮影準備ボタンと撮影開始ボタンを
使用する場合、このハンドスイッチ形式のボタンにバイブレーション機能をもたせる。撮影モード・条件の確認要求時にバイブレーション付き撮影準備ボタン18とバイブレーション付き撮影開始ボタン19を振動させることで、警告音と同様、入力モニタ6に付きっ切りになることから開放される。周囲の騒音が大きい場合や、静かで確認音が出し難い環境にも対応する。
Claims (11)
- X線発生装置にX線撮影の準備を要求する第1のステップと、
現在表示されているX線撮影の設定内容と前回使用したX線撮影の設定内容を比較して両方の設定内容が同じであるか異なるかを判断する第2のステップと、
前記第2のステップで両方の設定内容が同じであると判断した場合、前記現在表示されているX線撮影の設定内容に対する確認要求を表示し、かつ前記X線発生装置に対する撮影の許可をロックする第3のステップと、
前記第3のステップで表示された確認要求に対して、ハンドスイッチ形式の確認ボタンの押下による確認入力を受け付けると前記撮影の許可のロックを解除する第4のステップと、
前記第2のステップで両方の設定内容が異なると判断した場合、または前記第4のステップで撮影の許可のロックが解除された場合、X線撮影の許可信号が入力されると前記X線発生装置にX線撮影の実施を指令する第5のステップを備えている粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。 - 前記第1のステップが実行されると前記第2のステップに進むことを特徴とする請求項1に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。
- 前記X線発生装置にX線撮影の設定内容が設定済みであるか未設定であるかを判断する第6のステップと、
X線撮影の設定内容に対する設定要求を表示し、かつX線撮影に対する撮影の許可をロックする第7のステップと、
前記第7のステップで表示された設定要求に対して設定内容の確認入力を受け付けると前記撮影の許可のロックを解除する第8のステップと、
前記第8のステップで前記撮影の許可のロックが解除された場合、X線撮影の許可信号が入力されると前記X線発生装置にX線撮影の実施を指令する第9のステップを備え、
前記第1のステップが実行されると前記第6のステップに進み、
前記第6のステップで撮影条件が設定済みであると判断した場合は、前記第2のステップに進み、
前記第6のステップで撮影条件が未設定であると判断した場合は、前記第7のステップに進むことを特徴とする請求項1に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。 - 前記第3のステップで前記確認要求を表示する際、警告音を伴うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。
- 前記第3のステップで前記確認要求を表示する際、振動を伴うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。
- X線撮影の対象者に関する患者情報を取得する第1のステップと、
前記第1のステップで取得した患者情報をもとにX線撮影の設定内容を選択し表示する第2のステップと、
現在表示されているX線撮影の設定内容に対して確認要求を表示する第3のステップと、X線発生装置にX線撮影の準備を要求する第4のステップと、
前記第4のステップが実行されると現在表示されているX線撮影の設定内容は確認済みであるか未確認であるかを判断する第5のステップと、
前記第5のステップでX線撮影の設定内容は未確認であると判断した場合、前記X線撮影の設定内容に対する確認要求を表示し、かつX線撮影に対する撮影の許可をロックする第6のステップと、
前記第6のステップで表示された確認要求に対して、ハンドスイッチ形式の確認ボタンの押下による確認入力を受け付けると前記撮影の許可のロックを解除する第7のステップと、
前記第5のステップでX線撮影の設定内容は確認済みであると判断した場合、または前記第7のステップで撮影の許可のロックが解除された場合、X線撮影の許可信号が入力されると前記X線発生装置にX線撮影の実施を指令する第8のステップを備えている粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。 - 前記第2のステップが実行されると前記第3のステップに進み、前記第3のステップで表示された確認要求に対し確認入力を受け付けると前記第4のステップに進むことを特徴とする請求項6に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。
- 前記第1のステップで取得した患者情報をもとに前記対象者がX線撮影の経験者であるか未経験者であるかを判断する第9のステップと、
前記第1のステップで取得した患者情報をもとに前記対象者に対する最新のX線撮影の設定内容を前記X線発生装置に設定する第10のステップを備えていることを特徴とする請求項6に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。 - 前記第1のステップが実行されると前記第9のステップに進み、
前記第9のステップでX線撮影の未経験者であると判断した場合は、前記第2のステップに進み、
前記第9のステップでX線撮影の経験者であると判断した場合は、前記第10のステップに進み、前記第3のステップを実行することを特徴とする請求項8に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。 - 前記第3のステップで確認要求を表示する際、警告音を伴うことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。
- 前記第3のステップで確認要求を表示する際、振動を伴うことを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の粒子線治療システムにおけるX線撮影制御方法。
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