JP5962011B2 - 静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤の製造方法、トナーカートリッジの製造方法、プロセスカートリッジの製造方法、および画像形成方法 - Google Patents
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本発明の実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法は、結着樹脂と、離型剤と、C.I.ピグメントバイオレット19(以下、単に「PV19」と呼ぶ場合がある)とC.I.ピグメントレッド122(以下、単に「PR122」と呼ぶ場合がある)との固溶体またはC.I.ピグメントバイオレット19とC.I.ピグメントレッド202(以下、単に「PR202」と呼ぶ場合がある)との固溶体であるマゼンタ顔料とを有機溶媒中に溶解または分散させて混合液を調製する混合液調製工程と、前記混合液を水系媒体中に分散懸濁させて懸濁液を調製する懸濁液調製工程と、前記懸濁液から溶媒を除去する溶媒除去工程と、得られたトナー粒子を乾燥する乾燥工程と、を含む。一般に、このような方法は「溶解懸濁法」と呼ばれる。
まず、結着樹脂と、離型剤と、着色剤としてPV19とPR122との固溶体またはPV19とPR202との固溶体であるマゼンタ顔料とを有機溶媒中に溶解または分散させて混合液を調製する(混合液調製工程)。この混合液調製工程においては、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含むトナー材料を有機溶媒中に溶解もしくは分散させて、トナー材料の混合液を得るものである。
次に、混合液調製工程で得られた混合液を、水系媒体中に分散懸濁させて懸濁液を調製する(懸濁液調製工程)。
次に、懸濁液調製工程で得られた懸濁液から溶媒を除去する(溶媒除去工程)。この溶媒除去工程においては、懸濁液調製工程で得られた懸濁液中の有機溶媒、水等を除去するものである。また、この懸濁液の溶媒除去は懸濁液調製工程の直後に行ってもよいが、得られるトナー粒子の粒度分布をより均一にするには、粒度分布を安定させるため、懸濁液調製工程終了後、1分以上後に溶媒除去を行うことが好ましい。この溶媒除去工程では、懸濁液調製工程で得られた懸濁液を例えば0℃以上100℃以下の範囲に冷却または加熱することにより、懸濁液の液滴中に含まれる溶媒を除去することが好ましい。その溶媒除去の具体的な方法には、次のいずれかの方法を行うことが好ましい。
(1)懸濁液に気流を吹き付けて、懸濁液面上の気相を強制的に更新する。この場合には、懸濁液に気体を吹き込んでもよい。
(2)圧力を例えば10mmHg以上760mmHg未満に減圧する。この場合には、気体のパージにより懸濁液面上の気相を強制的に更新してもよいし、さらに懸濁液に気体を吹き込んでもよい。
次に、溶媒除去工程で得られたトナー粒子を乾燥する(乾燥工程)。この乾燥工程においては、溶媒除去工程で得られたトナー粒子の水分などを除去するものである。この乾燥工程においてトナー粒子の水分を3重量%以下まで除去する時間が10分未満とすることが好ましい。このように急速に乾燥することにより、内部汚染がトナー粒子表面に滲み出すのが防止される。また、乾燥機として気流乾燥機を用い、また30秒以内に乾燥することがより好ましい。
(トナーの構成成分)
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーにおけるトナー粒子は、結着樹脂、着色剤、離型剤等を含有し、着色剤として上記の通り、PV19とPR122、またはPV19とPR202の固溶体を含有する。トナー粒子は、その他の成分を必要に応じて含有する。
酸由来構成成分は、特に制限はなく、脂肪族ジカルボン酸、芳香族カルボン酸が好ましく用いられる。脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,11−ウンデカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,13−トリデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸など、あるいはその低級アルキルエステルや酸無水物が挙げられるが、これらに限定されない。また芳香族カルボン酸としては例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族カルボン酸類の低級アルキルエステルや酸無水物が挙げられる。また、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式カルボン酸類等が挙げられる。さらに良好な定着性を確保するため、架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジカルボン酸とともに3価以上のカルボン酸(トリメリット酸やその酸無水物等)を併用することが好ましい。また、前述のアルケニルコハク酸類の具体的なものとしては、ドデセニルコハク酸、ドデシルコハク酸、ステアリルコハク酸、オクチルコハク酸、オクセニルコハク酸等が挙げられる。
アルコール由来構成成分としては特に制限はないが、脂肪族ジオールとして、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,20−エイコサンジオール等が挙げられる。また、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリンなどや、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールAなどの脂環式ジオール類、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物などの芳香族ジオール類が用いられる。また、良好な定着性を確保するため、架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジオールとともに3価以上の多価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール)を併用してもよい。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの体積平均粒径としては、3μm以上10μm以下の範囲が好ましく、4μm以上8μm以下の範囲がより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
〔ただし、上記式において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。〕
トナーの形状係数SF1が110より小さい、または140を超えると、長期にわたって、優れた帯電性、クリーニング性、転写性が得られないことがある。
本実施形態において、静電荷像現像用現像剤は、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含有する以外は特に制限はなく、目的に応じて適宜の成分組成をとればよい。本実施形態における静電荷像現像用現像剤は、静電荷像現像用トナーを、単独で用いると一成分系の静電荷像現像用現像剤となり、また、キャリアと組み合わせて用いると二成分系の静電荷像現像用現像剤となる。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含有するものであればよく、特に制限はない。トナーカートリッジは、例えば、現像手段を備えた画像形成装置に着脱され、この現像手段に供給されるためのトナーとして、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られるトナーが収納されているものである。
本実施形態に係る現像剤カートリッジは、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤を含有するものであればよく、特に制限はない。現像剤カートリッジは、例えば、現像手段を備えた画像形成装置に着脱され、この現像手段に供給されるための現像剤として、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られるトナーを含む静電荷像現像用現像剤が収納されているものである。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤を含有するものであればよく、特に制限はない。プロセスカートリッジは、例えば、像保持体と、像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手段とを備える。本実施形態のプロセスカートリッジは、必要に応じて、像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、像保持体の表面に形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、転写後の像保持体の表面に残留した残留トナー等を除去して清掃する像保持体清掃手段と、被転写体に転写されたトナー像を定着するための定着手段とからなる群より選択される少なくとも1つを備えていてもよい。
本実施形態に係る画像形成装置は、前記本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤を含有するものであればよく、特に制限はない。画像形成装置は、例えば、像保持体と、像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー像を形成する現像手段と、現像されたトナー像を被転写体に転写する転写手段とを備える。本実施形態の画像形成装置は、必要に応じて、被転写体に転写されたトナー像を定着するための定着手段と、転写後の像保持体の表面に残留した残留トナー等を除去して清掃する像保持体清掃手段と、からなる群より選択される少なくとも1つを備えていてもよい。また、本実施形態に係る画像形成装置は、上記プロセスカートリッジを使用するものであってもよい。
2,5−ジ−(4−メチルフェニルアミノ)テレフタル酸をリン酸中で環化して、2,9−ジメチルキナクリドン(C.I.ピグメントレッド122)を合成した。得られた2,9−ジメチルキナクリドンのリン酸分散液に水を添加してフィルターで濾別した後、さらに水で洗浄した。洗浄した2,9−ジメチルキナクリドンに再び水を添加して、固形分20質量%の水分散液とした。同様に2,5−ジ−フェニルアミノテレフタル酸を用いて、固形分20質量%のキナクリドン(C.I.ピグメントバイオレット19)の水分散液を作製した。上記固形分20質量%のジメチルキナクリドン(C.I.ピグメントレッド122)の水分散液250質量部と固形分20質量%のキナクリドン(C.I.ピグメントバイオレット19)の水分散液250質量部にエタノール250質量部を添加して顔料の混合液とした。この混合液を、冷却管を装備した容器に移し、顔料を磨砕しながら、125℃の加熱還流下で4時間反応させた。反応終了後、反応液から顔料を濾別、洗浄、乾燥した後、粉砕して、PV19とPR122との固溶体を調製した。
2,5−ジ−(4−メチルフェニルアミノ)テレフタル酸を2,5−ジ−(3−クロロフェニルアミノ)テレフタル酸に変えた以外はマゼンタ顔料固溶体1の調製と同様の方法で、PV19とPR202との固溶体を調製した。
(油相A−1の調製)
離型剤としてカルナバワックス(東亜化成製、RC160)30質量部を酢酸エチル250質量部に加熱溶解させた後、液体窒素で急激に冷却析出させて離型剤の酢酸エチル分散液を得た。離型剤の体積平均粒子径は、レーザ回折/散乱粒度分布測定装置LA−700(堀場製作所(株)製)で測定したところ、0.1μmであった。ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物、およびテレフタル酸誘導体から構成されるポリエステル樹脂(重量平均分子量Mw:20,000、ガラス転移温度Tg:66℃、融解温度Tm:106℃)100質量部、マゼンタ顔料固溶体1を6質量部、酢酸エチル80質量部をボールミルで10時間混合分散後、離型剤の酢酸エチル分散液36質量部を加え、できるだけ均一になるまでよく撹拌した。この液をA−1液とする。
一方、炭酸カルシウム60質量部、水40質量部をボールミルで10時間混合分散して炭酸カルシウム分散液を得た。この炭酸カルシウム分散液7質量部と高分子分散剤セロゲンBS−H(第一工業製薬(株)製)の2%水溶液100質量部とをクッキングミキサーMX−915C(松下電器(株)製)に入れて、5分間撹拌した。この液をB−1液とする。
撹拌機を用いて前記B−1液50質量部と前記A−1液50質量部を撹拌混合し、懸濁液とした。その後、減圧下、35℃で溶媒を除去した。次に6N塩酸を100質量部加えて、炭酸カルシウムを溶解除去した後、5,000質量部の水で水洗、45℃で乾燥、エルボージェット分級機(松坂貿易社製)を用いて分級して、体積平均粒子径6.8μmのトナー粒子を得た。
上記作製したトナー粒子100質量部に対し、体積平均粒子径100nmのヘキサメチルジシラザン処理したシリカ1.2質量部を添加し、5Lヘンシェルミキサ撹拌混合機(三井三池加工機(株)製)にて外添し、さらに風力篩分機ハイボルターNR300(東京機械製)にて篩分(網目目開き45μm)して、トナーを得た。トナーがPV19とPR122との固溶体またはPV19とPR202との固溶体を含むことは、粉末X線回折の方法により確認した。
トナー4質量部と下記キャリアA 96質量部とを、V型ブレンダーで5分間撹拌して、現像剤を作製した。なお、キャリアAは次のように作製されたものを用いた。ニーダにMn−Mgフェライト(体積平均粒径:50μm、パウダーテック社製、形状係数SF1:120)を1,000質量部投入し、パーフルオロオクチルメチルアクリレート−メチルメタクリレート共重合体(重合比率:20/80、Tg:72℃、重量平均分子量:72,000、綜研化学(株)製)150質量部をトルエン700質量部に溶かした溶液を加え、常温で20分混合した後、70℃に加熱して減圧乾燥した後、取り出し、コートキャリアを得た。さらに得たコートキャリアを75μm目開きのメッシュでふるい、粗粉を除去してキャリアを得た。
(水相B−2の調製)
炭酸カルシウムをドデシルフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム 0.4質量部に変更した以外は実施例1と同様にして水相B−2を作製した。
撹拌機を用いて前記B−2液50質量部と前記A−1液50質量部を撹拌混合し、懸濁液とした。その後、減圧下、35℃で溶媒を除去した。5,000質量部の水で水洗、10質量部の1N塩酸で洗浄(pH4.0)、45℃で乾燥、エルボージェット分級機(松坂貿易社製)を用いて分級して、体積平均粒子径6.8μmのトナー粒子2を得た。
マゼンタ顔料固溶体1の代わりにマゼンタ顔料固溶体2を用いた以外は実施例1と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
マゼンタ顔料固溶体1の代わりにマゼンタ顔料固溶体2を用いた以外は実施例2と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
ポリエステル樹脂の代わりにスチレン−アクリル酸ブチル共重合体樹脂(スチレン−アクリル比71:29、重量平均分子量Mw:22,000、ガラス転移温度Tg:60℃)を用いた以外は実施例1と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
ポリエステル樹脂の代わりにスチレン−アクリル酸ブチル共重合体樹脂(スチレン−アクリル比71:29、重量平均分子量Mw:25,000、ガラス転移温度Tg:62℃)を用いた以外は実施例2と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
マゼンタ顔料固溶体1の代わりに顔料としてPV19 3質量部、PR122 3質量部をそれぞれ単独の顔料として用いた以外は実施例1と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
マゼンタ顔料固溶体1の代わりに顔料としてPV19 3質量部、PR202 3質量部をそれぞれ単独の顔料として用いた以外は実施例1と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
マゼンタ顔料固溶体1の代わりに顔料としてPV19 3質量部、PR122 3質量部をそれぞれ単独の顔料として用いた以外は実施例2と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
マゼンタ顔料固溶体1の代わりに顔料としてPV19 3質量部、PR202 3質量部をそれぞれ単独の顔料として用いた以外は実施例2と同様にしてトナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
実施例1にて用いた樹脂、離型剤、マゼンタ顔料固溶体1を、バンバリーミキサ(神戸製鋼社製)に入れ、内部の温度が110±5℃になるように圧力を加え、80rpmで混練を10分間行った。得られた混練物を冷却後、ハンマーミルにて粗粉砕し、これをジェットミルにて7.5μmに微粉砕した後、エルボージェット分級機(松坂貿易社製)にて分級し、トナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
実施例2にて用いた樹脂、離型剤、マゼンタ顔料固溶体2を、バンバリーミキサ(神戸製鋼社製)に入れ、内部の温度が110±5℃になるように圧力を加え、80rpmで混練を10分間行った。得られた混練物を冷却後、ハンマーミルにて粗粉砕し、これをジェットミルにて7.5μmに微粉砕した後、エルボージェット分級機(松坂貿易社製)にて分級し、トナー粒子、トナー、現像剤を調製した。
(離型剤露出量の測定)
XPS(日本電子(株)製)にて、トナー表面(トナー粒子表面)の離型剤露出量の測定を行った。XPS条件は光電子励起:MgKα線(10kv,30mA)、光電子エネルギーアナライザのパスエネルギ:30Vとした。結果を表1に示す。
得られた現像剤を、富士ゼロックス社製DocuCentreColor500の現像装置に、補給用トナーを各トナーカートリッジにセットし、用紙上の各単色ベタ画像の現像トナー量を4.0g/m2に調整した後、3次色に相当する量のベタ画像を、5cm×5cmの大きさのベタ画像として出力した。用紙は、富士ゼロックスオフィスサプライ社製の商品名「C2r紙」を用いた。トナー流動性の評価を以下の基準で行った。富士ゼロックス社製DocuCentreColor500の現像カートリッジ部を取り出し、カートリッジモータを外部電源により動作できるようにした。駆動時間に対するトナー切り出し重量を測定した。1分間に切り出されたトナー重量により◎〜×とした。結果を表1に示す。
◎:200g以上
○:150g以上200g未満
△:100g以上150g未満
×:100g未満
Claims (5)
- 結着樹脂と、離型剤と、C.I.ピグメントバイオレット19とC.I.ピグメントレッド122との固溶体またはC.I.ピグメントバイオレット19とC.I.ピグメントレッド202との固溶体であるマゼンタ顔料とを有機溶媒中に溶解または分散させて混合液を調製する混合液調製工程と、
前記混合液を水系媒体中に分散懸濁させて懸濁液を調製する懸濁液調製工程と、
前記懸濁液から溶媒を除去する溶媒除去工程と、
得られたトナー粒子を乾燥する乾燥工程と、
を含み、
前記結着樹脂が、少なくともビスフェノール骨格を有するポリエステル樹脂であることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。 - 静電荷像現像用現像剤の製造方法であって、
前記静電荷像現像用現像剤が、請求項1に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤の製造方法。 - トナーカートリッジの製造方法であって、
前記トナーカートリッジが、請求項1に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法により得られる静電荷像現像用トナーを含有することを特徴とするトナーカートリッジの製造方法。 - 像保持体と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、を備えるプロセスカートリッジの製造方法であって、
前記現像剤は、請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤の製造方法により得られる静電荷像現像用現像剤であることを特徴とするプロセスカートリッジの製造方法。 - 像保持体の表面を帯電させる帯電工程と、
前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、
前記像保持体の表面に形成された静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像工程と、
前記現像されたトナー画像を被転写体に転写する転写工程と、
を備え、
前記現像剤は、請求項2に記載の静電荷像現像用現像剤の製造方法により得られる静電荷像現像用現像剤であることを特徴とする画像形成方法。
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