JP5959479B2 - 3次元地図表示システム - Google Patents
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Description
近年では、3次元地図において、夜景を表現することも提案されている。夜景を表現する際、地物やその背景は、暗色で描画される。そして、例えば、フライトシミュレータ等では、より高いリアリティを感じさせるため、3次元モデルを用いて、建物の窓から漏れる明かりを表現したり、建物がライトアップされている状態を表現したり、街路灯の光を表現したりする等、高度な3次元コンピュータグラフィックスが用いられる。
また、下記特許文献1に記載された技術では、各建物の窓について、窓モデルを生成することにより、夜景モード時に、建物の種類(住宅用建物、オフィス用建物、高層建物等)に応じて、点灯している窓の比率、色合い、明るさ等を変える。
また、下記特許文献2に記載された技術では、ナビゲーション装置において、夜間用の地図を描画するときに、地図表示縮尺が小さい場合に、建物図形の重心または頂点を高輝度色(光点図形)で描画する。
一方、特許文献1に記載された技術のように、高精細な3次元モデルを利用すれば、上述の問題を解決し、リアリティの高い夜景を表現することは可能ではあるが、今度は、描画のための処理負荷が非常に高くなるという別の課題を招くことになる。
本発明の装置は、地物を3次元的に表現する3次元地図を表示する3次元地図表示システムであって、
前記地物の3次元モデルを含む描画データと、前記地物の外観的な属性を表す外観属性情報と、を対応付けて格納した地図データベースと、
前記描画データを投影した投影図を生成する投影図生成部と、
前記外観属性情報に基づいて、前記地物の形状に依存せずに該外観属性情報に応じた外観を表す画像である属性表現画像を、前記投影図上に重ねて表示させる属性表現画像重畳部と、
を備えることを特徴とする。
属性表現画像は、地物の形状に依存せずに外観属性情報に応じた外観を表す画像である。例えば、自動車の画像を道路上に配置することによって、道路幅や車線数という外観属性情報を直感的視覚的に表現する場合は、自動車の画像が属性表現画像に該当する。属性表現画像は、必ずしも実在する物の画像である必要はなく、例えば、夜景を表現する際の光源の画像なども含まれる。もっとも、地物を記号化した地図記号や、いわゆる交通アイコン、企業アイコンといった案内用の記号は、地物の外観を再現するものではないので、属性表現画像に含まれない。また、属性表現画像は、地物の形状に依存しない画像であり、テクスチャマッピングにおいて、地物の形状に合わせて貼り付けられるテクスチャとも異なる。
かかる属性表現画像は、外観属性情報と対応付けて、予め用意しておくようにしてもよいし、3次元地図を表示するときに生成するようにしてもよい。また、表現すべき外観属性情報に応じて両者を使い分けるようにしてもよい。
属性表現画像は、投影図上において、固定の位置に表示させてもよいし、移動させてもよい。また、サイズや色などを固定しておいてもよいし、動的に変化させてもよい。
投影図の生成は、平行投影、透視投影など種々の方法を用いることができる。本発明は、広域の投影図に対して特に有用性が高く、このため、投影図の生成は、上空視点からの透視投影によることが、より好ましい。
また、投影図は、必ずしも全ての地物を投影するものである必要はない。例えば、広域図において、属性表現画像によって地物が十分に判別できない程度に小さくなるような場合には、かかる地物は投影対象から除外し、属性表現画像で置換するようにしてもよい。
前記属性表現画像は、前記地物と物理的な結びつきなく外観を表す画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記属性表現画像を、前記地物の形状からはみ出すことを許容して表示するものとしてもよい。
属性表現画像には、道路上に表示する車両のように、地物と物理的に結びつけられた画像と、夜景における建物の光を表す画像や、海岸線の波しぶきを表す画像のように、必ずしも地物と物理的に結びついてはいないものとがある。上記態様では、このように物理的に結びつきなく外観を表す画像については、地物の形状内に画像を納めるという拘束なく表示する。こうすることによって、3次元モデルの輪郭形状にとらわれない表現が可能となり、リアリティを向上させることが可能となる。例えば、海を表すポリゴンに対し、波しぶきを表す白い点、線などを、海岸線付近に、ランダムかつポリゴンの境界からはみ出すことも許容して表示することにより、海のポリゴン形状が比較的単純なものであったとしても、波を模した複雑な海岸線を表現でき、そのリアリティを向上させることができる。
前記属性表現画像は、2次元の画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記投影図生成部によって生成された前記投影図の上に、前記属性表現画像を重ねて表示するものとしてもよい。
かかる態様において、属性表現画像を表示する位置は、種々の方法で決定することができる。例えば、各地物について投影処理後の投影図内での2次元座標を取得し、この座標値を基準として属性表現画像の表示位置を決めるようにしてもよい。また、各地物の3次元モデルに基づいて、属性表示画像の表示位置を3次元空間内で求めた後、投影処理と同様の座標変換を施して2次元画像内の座標を求めるようにしてもよい。
また、投影図を上空視点からの透視投影で生成する場合には、表示位置が投影図内で上方に行くほど属性表現画像の大きさを小さくして表示するようにしてもよい。透視投影の場合、生成された画像の上方ほど視点から遠方が描画されることになるため、上方ほど属性表現画像の大きさを小さくすることにより、属性表現画像にも遠近感を付与することができる。
前記地物は、建物であり、
前記外観属性情報は、前記建物の夜間の発光態様を表す情報であり、
前記属性表現画像は、前記建物の夜間の発光を表す光源画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記発光態様に応じて前記属性表現画像を表示させるものとしてもよい。
上記態様によれば、こうした外観属性情報に応じて、光源画像を生成することにより、建物について夜景のリアリティを向上させることができる。例えば、建物の種別が、オフィスビルの場合は窓から漏れる蛍光灯の光を表す光源画像を用い、超高層ビルの場合には、航空障害灯の光を表す光源画像を用いるというように、光源画像を使い分けて表現することができる。
前記外観属性情報は、前記建物の高さまたは階数を表す情報を含み、
前記属性表現画像重畳部は、前記建物の高さまたは階数に応じた数または大きさで前記属性表現画像を表示させるものとしてもよい。
光源画像の数は、例えば、1階建てなら1つ、3階建てなら3つのように、建物の階数と一致させてもよいし、1〜5階建てなら1つ、6〜10階建てなら2つのように、段階的に変化させてもよい。種々の方法で、建物の高さまたは階数に応じて、単調増加または段階的に変化させることができる。さらに、光源画像の数に上限値または下限値を設定しておいてもよい。
複数の光源画像を表示する場合には、建物の高さ方向に並べてもよい。こうすれば、視覚上より効果的に建物の高さを表現することができる。光源画像同士は、離れていても良いし、接するまたは重なるようにしてもよい。
光源画像は、建物の高さまたは階数に応じて面積が変化するよう、拡大または形状変化させてもよい。この場合も、単調増加させてもよいし、段階的に変化させてもよい。
本発明において、さらに、建物の平面形状に応じて、光源画像を左右方向に並べて表示してもよい。
前記属性表現画像は、前記地物と物理的に結びついた物の外観を表す画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記属性表現画像を、前記地物の形状に基づく拘束条件下で表示させるものとしてもよい。
このような属性表現画像としては、例えば、道路の街路灯や道路上の車、海に浮かぶ船舶、田畑や山などに生えている植物などが挙げられる。このように地物と物理的に結びついている物の場合、地物形状を無視して表示すると、違和感を与える画像となってしまうことがある。上記態様では、このような属性表現画像については、地物の形状に基づく拘束条件の下で表示させるため、こうした違和感を回避することができる。
前記属性表現画像重畳部は、前記属性表現画像を表示させるためのモデルを、前記投影図の生成に先立って、前記3次元モデル上に配置するようにしてもよい。
このように、3次元モデル上に属性表現画像用のモデルを配置する方法によれば、3次元モデルとの位置関係を比較的容易に規定することができ、上述の拘束条件を維持しやすくなるという利点がある。また、属性表現画像用のモデルに対しても投影処理が施されるため、属性表示画像に対して、地物の3次元モデルと同様の遠近感を与えることができる利点もある。
逆に、先に説明した拘束条件が課されない属性表現画像も含めて、地物の3次元モデル上に配置した上で投影する方法をとることも可能である。
また、属性表現画像を表示するためのモデルは、3次元であってもよいし、2次元であってもよい。2次元の属性表現画像を用いる場合、3次元地図内に表示される全ての属性表現画像を対応する地物の位置座標に従って1つの平面上に配置することによって、属性表現画像からなるテクスチャを生成し、これを3次元モデル上に貼り付けた上で、投影する方法をとってもよい。
前記地物は道路であり、
前記属性表現画像は、該道路上に配置された街路灯の光を表す光源画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記光源画像を、前記道路に沿うという拘束条件下で表示させるものとしてもよい。
光源画像の配置は、道路の車線数等に応じて変化させてもよい。例えば、道路の車線数が少ない場合には1列に配置し、多い場合には複数列(例えば、2列)に配置するようにしてもよい。また、道路の交差点上に、信号機の点灯状態を表す光源画像を配置するようにしてもよい。
図1は、実施例におけるナビゲーションシステムの概略構成を示す説明図である。ナビゲーションシステムは、サーバ100と、3次元地図表示装置としての機能を有する端末10とを、ネットワークNEを介して接続することによって構成されている。この他、本実施例のサーバ100が提供する機能を、端末10に組み込んで、スタンドアロンの装置として構成してもよいし、さらに多くのサーバ等を備える分散システムとして構成することもできる。
地図データ22は、経路案内時などに3次元地図を表示するためのデータであり、海、山、河川、道路、建物などの種々の地物を3次元的に描画するための描画データとしての3次元モデル(ポリゴン)等を含んでいる。
設定テーブル24Tは、地物の外観を装飾するために、どのような属性表現画像を用いるかを規定している。本実施例では、属性表現画像は、予め画像データの形で用意されているものと、地図の描画時にグラフィックスライブラリが備える機能に基づいて生成されるものとがある。属性表現画像データ24は、予め用意されるべき属性表現画像の画像データを格納している。
地図データ22および設定テーブル24T、属性表現画像データ24のデータ構造は、後で説明する。
文字データ26は、地図中に表示される文字を表すデータである。
ネットワークデータ28は、道路をリンクおよびノードの集合で表した経路探索用のデータである。
送受信部101は、ネットワークNEを介して、端末10と種々のコマンドやデータ等の授受を行う。本実施例においては、例えば、経路探索や地図表示に関するコマンド、地図データベース20に格納された各種データなどが授受されることになる。
データベース管理部102は、地図データベース20からのデータの読み出しを制御する。
経路探索部103は、地図データベース20を利用して、ユーザから指定された出発地から目的地までの経路探索を実行する。経路探索には、ダイクストラ法などの周知の方法を適用することができる。
送受信部12は、ネットワークNEを介して、サーバ100と種々のコマンドやデータ等の授受を行う。
データ保持部17は、サーバ100から取得されたデータを一時的に保持する。
位置情報取得部18は、GPS(Global
Positioning System)や電磁コンパスなどのセンサによって、端末10の現在位置および方位など、経路探索、経路案内に必要な情報を取得する。
投影図生成部14は、地図データ22を用いて、透視投影法によって地物を3次元的に描画した投影図を生成する。属性表現画像重畳部15は、属性表現画像データ24等を用いて、投影図上に属性表現画像を重ねて表示させる。文字表示制御部16は、文字データ26を用いて、地物に関する情報を表す文字の投影図上への表示を制御する。表示制御部13は、投影図生成部14、属性表現画像重畳部15および文字表示制御部16の動作を制御し、これらによって生成された3次元地図を、端末10の表示装置30に表示する。
なお、本実施例では、3次元地図の表示モードとして、昼間の風景を表示する表示モードである「昼景モード」と、夜間の風景を表示する表示モードである「夜景モード」とが用意されている。
図2は、地図データ22の内容を示す説明図である。図2(a)に示したように、地図データ22においては、各地物に対して固有の地物IDが付与され、地物ごとに図示した種々のデータが管理されている。
「種別」は、「建物」、「道路」、「鉄道」、「海」、「湖沼」、「河川」、「山林」「田畑、草原」等、地物の種類を表している。
「名称」は、地物の名称である。
「3次元モデル」は、各地物を3次元的に表示するためのポリゴンデータである。このデータは、本発明における描画データに相当する。
「テクスチャ」は、テクスチャマッピングにおいて、地物(3次元モデル)の形状に合わせて貼り付けられる画像である。
「属性」は、地物の種別に応じて、地物の種々の性質を表すデータである。図2(b)に示したように、例えば、地物の種別が建物であれば、高層ビル、オフィスビル、家屋など建物の詳細な種別(詳細種別)や、建物の高さまたは階数、建物の幅などが属性に含まれる。また、図2(c)に示したように、地物の種別が道路であれば、高速道路、国道、県道、一般道路、細街路などの道路の詳細な種別(詳細種別)や、道路の車線数、道路の幅などが属性に含まれる。
図3は、設定テーブル24Tおよび属性表現画像データ24の一例を示す説明図である。設定テーブル24Tは、地物の外観を修飾するために用いる属性表現画像を規定している。本実施例では、地図の表示モードとして昼景モード、夜景モードを有しているため、属性表現画像も表示モードごとに設定されている。属性表現画像データ24は、属性表現画像を表示するための2次元の画像データを識別情報IDと対応づけて記憶しているデータベースである。
設定テーブル24Tにおいて、図示する通り、属性表現画像は、地物の種別・詳細種別に対応づけられている。
道路・高速道路の昼景モードには識別情報ID1が格納されている。これは、属性表現画像データ24の識別情報ID1、即ち自動車の画像データを属性表現画像として用いることを表している。一方、夜景モードには、「光源(オレンジ)」が設定されている。これは、グラフィックスライブラリの機能を用いて地図描画時に、道路に設置される街路灯(ナトリウム灯)のオレンジ色の光を表す球形の光源画像を生成し、表示することを表している。同様に、国道に対しては、昼景モードでは高速道路と同じく識別情報ID1「自動車」を用いるが、夜景モードでは「光源(白)」のように色の異なる光源を用いるものとした。県道では、昼景モードでは、属性表現画像を用いない設定としている。このように道路の種別に応じて、設定を変えることにより、種別ごとの外観を表すことができる。
同様に、属性表現画像データ24に用意された画像データを用いるものとしては、それぞれ昼景モードにおいて、鉄道の識別情報ID2「列車」、海・港の識別情報ID3「船舶」、山林・針葉樹林の識別情報ID4「針葉樹」、山林・広葉樹林の識別情報ID5「広葉樹」などがある。
一方、描画時に生成するものとしては、夜景モードで使用されるものとして、建物の窓から漏れる蛍光灯の白色光を表す四角形および丸形の窓光源画像、高層ビルの屋上等に設置された航空障害灯の赤色光を表す丸形の航空障害灯画像、船舶に灯される船光源画像がある。また、昼景モードで使用されるものとして、海の波の輝きを表す波光源画像、波しぶきを表す白点画像などがある。属性表現画像は、その他、種々の地物に対して用意することができる。
以下、実施例のナビゲーションシステムで経路探索および経路案内を行う場合の処理を例にとって、実施例における3次元地図の表示制御について説明する。
図4は、経路案内処理の流れを示すフローチャートである。端末10とサーバ100の処理内容を区別して記載してはいないが、この処理は、両者が連携して実行する処理である。
処理を開始すると、ナビゲーションシステムは、出発地、目的地、および表示モードの指示を入力する(ステップS10)。出発地は、位置情報取得部18によって取得した現在位置をそのまま用いるものとしてもよい。表示モードとしては、昼間の風景を表示する表示モードである「昼景モード」と、夜間の風景を表示する表示モードである「夜景モード」とが用意されている。表示モードは、ナビゲーションシステムに、時刻を取得する機能を備えるようにし、経路案内処理を実行する時刻に応じて、自動的に切り換えるようにしてもよい。
まず、端末10は、GPS等のセンサから現在位置を入力し(ステップS14)、3次元地図を表示する際の視点位置、視線方向を決定する(ステップS16)。視線方向は、例えば、現在位置から目的地へ向かう経路上の将来位置を見た方向とすることができる。視点位置は、例えば、現在位置から所定距離だけ後ろとすることができ、視点の高さおよび角度(仰角、俯角)は、予め設定された値から、ユーザが任意に調整可能としている。
端末10は、ステップS14〜S18までの処理を、目的地に到達するまで(ステップS20:YES)、繰り返し実行する。
本実施例では、図3で説明した種々の属性表現画像を描くことによって、地物の外観を修飾して3次元地図を表示する。属性表現画像の表示は、種々の方法で行うことができるが、まず、3次元モデルを透視投影して得られる投影図上に、2次元で属性表現画像を描いた属性表現画像レイヤを重畳する方法を説明する。
属性表現画像レイヤは、属性表現画像が2次元で描画されたレイヤであり、投影図とは別に用意される。属性表現画像レイヤにおける各属性表現画像の表示位置は、例えば、各地物について投影図内での2次元座標を取得し、この座標値を基準として属性表現画像の表示位置を決めるようにすることができる。各地物の3次元モデルに基づいて、属性表示画像の表示位置を3次元空間内で求めた後、透視投影と同様の座標変換を施して2次元画像内の座標を求めるようにしてもよい。属性表現画像レイヤは、投影図の前面に重ね合わされる。
属性表現画像レイヤにおいては、投影図における地物と同様に、上方の領域ほど、属性表現画像が縮小されて描画される。こうすることによって、属性表現画像にも遠近感を付与することができる。
処理を開始すると、端末10は、視点位置、視線方向、表示モードを入力する(ステップS100)。次に、端末10は、地図データベース20から、視点位置および視線方向に基づいて定まる表示対象エリア内に存在する地物の3次元モデルと、各地物に対応する属性表現画像データ24とを読み込む(ステップS110)。
そして、端末10は、3次元地図の表示モードが昼景モードであるか夜景モードであるかを判断する(ステップS120)。表示モードが夜景モードである場合には、端末10は、3次元モデル、および、その背景の全体を暗色化する(ステップS130)。一方、表示モードが昼景モードである場合には、端末10は、ステップS130をスキップしてステップS140に処理を進める。
そして、端末10は、ステップS100で設定された視点位置、視線方向に基づいて、陰線消去を行いつつ、透視投影法によってレンダリングを行い、地物を3次元的に描画した投影図を生成する(ステップS140)。
そして、端末10は、各地物について投影図内での2次元座標値を取得し、この座標値を基準として、属性表現画像レイヤにおける属性表現画像の表示位置を設定する(ステップS150)。このとき、端末10は、表示モードに応じて、各地物に対応し、地図データベース20に格納されていない属性表現画像(図3参照)を、グラフィックスライブラリの機能を用いて生成し、この属性表現画像の表示位置も設定する。
そして、端末10は、投影図内での各地物の表示位置に応じて、属性表現画像のサイズを拡縮する(ステップS160)。属性表現画像のサイズは、地図の縮尺に応じて、投影図内の上下方向の中央に表示される地物を基準とした基準サイズが設定されており、端末10は、地物の表示位置が下方ほど、属性表現画像のサイズを拡大し、地物の表示位置が上方ほど、2次元の光源画像のサイズを縮小する。
そして、端末10は、属性表現画像描画処理を実行する(ステップS170)。属性表現画像描画処理は、属性表現画像レイヤ上に、2次元で属性表現画像を描画する処理である。図3に示した通り、属性表現画像には、種々の種類が存在するが、その種別に応じて描画方法が異なるため、具体的な処理内容については、後から説明する。
属性表現画像描画処理が終了すると、端末10は、表示対象となる文字データを読む込み、地図上に、各文字を重ねて表示する(ステップS180)。
以上の処理によって、端末10は、3次元地図表示処理を終了する。
処理を開始すると、端末10は、処理対象の建物を選択する(ステップS200)。そして、端末10は、その建物の属性情報に基づいて、属性表現画像である窓光源画像の表示態様を設定する(ステップS210)。端末10は、N階建ての建物に対して、M個の窓光源画像を設定する。本実施例では、ステップS210の枠内に示したように、1〜5階建ての建物に対しては1個、6〜10階建ての建物に対しては2個、11〜15階建ての建物に対しては3個というように、窓光源画像の数は、段階的に設定され、また、窓光源画像の数には、上限値が設定されている。窓光源画像は、建物の階数と同数としてもよいが、このように段階的に設定することにより、地図内に表示される窓光源画像の数が過剰になることを抑制できる。また、上限値を設け、一定階数以上の建物については、階数に関わらず窓光源の画像数を上限値にとどめることにより、1つの地物について窓光源画像の数が過剰となることを抑制できる。
そして、端末10は、M個の窓光源画像を、属性表現画像レイヤ(図5参照)における建物の投影図に対応する位置(図6のステップS150参照)に描画する(ステップS220)。本実施例では、ステップS220の枠内に示したように、窓光源画像は、半径がrである円形の画像であり、窓光源画像が複数である場合には、端末10は、窓光源画像同士が接する状態で、建物の高さ方向に並べて描画する。窓光源画像の一部は、建物の形状からはみ出してもよい。光源[1]の位置は、先に図6のステップS150で得られている表示位置を用いる。M番目の窓光源画像である光源[M]は、1番目の窓光源画像である光源[1]の位置を基準として、上下方向にオフセットして描画される。このときのオフセット量は、下記式(1)によって算出される。
オフセット[M]=(−1)M×2r×ROUNDUP((M−1)/2,0)・・・(1)
ここで、「ROUNDUP(X,0)」は、数値Xの小数第1位を切り上げる関数である。
また、図示は省略しているが、端末10は、処理対象の建物に対して、航空障害灯の光源画像が設定されている場合には、航空障害灯の光源画像を、例えば、建物の屋上の角に対応する位置に描画する。
以上の処理によって、端末10は、建物用属性表現画像描画処理を終了する。
処理を開始すると、端末10は、処理対象の道路を選択する(ステップS300)。そして、端末10は、その道路の属性情報および表示モードに基づいて、描画すべき属性表現画像を設定する(ステップS310)。ステップS310の枠内に示したように、例えば、処理対象の道路が高速道路である場合において、表示モードが昼景モードである場合には、端末10は、属性表現画像として、自動車の画像を選択する。また、例えば、処理対象の道路が高速道路である場合において、表示モードが夜景モードである場合には、端末10は、属性表現画像として、街路灯を表すオレンジ色の光源画像を選択する。
そして、端末10は、選択した属性表現画像を、属性表現画像レイヤ(図5参照)における道路の形状内に描画する(ステップS320)。
ステップS320の枠内の左側に示したように、端末10は、表示モードが夜景モードである場合、街路灯の光を表す複数の光源画像を、道路に沿って等間隔に配置されているように描画する。本実施例では、道路はポリゴンではなくラインに線幅を持たせて描画するものとしている。そこで、端末10は、道路のレンダリングの際に、ラインデータの通過点P1、P2、P3の投影後の座標を表示位置として取得しておく(図6のステップS150参照)。そして、ステップS320の処理では、これらの通過点P1〜P3の座標に基づき、属性表現画像レイヤ上での道路のラインを求め、このラインに沿って所定の間隔dで光源画像を配置していくのである。間隔dは地図表示の縮尺等に基づき任意に設定可能である。透視投影された画像では、上方つまり遠景では距離の縮尺も詰まることを考慮し、間隔dを上方に行くほど順次、短くしてもよい。
このとき、端末10は、道路の種別や車線数に応じて、光源画像の配列を変化させる。端末10は、例えば、車線数が多い高速道路については、光源画像を2列に配列し、車線数が少ない細街路については、光源画像を1列に配列する。2列以上で光源画像を表示するときには、道路ラインから道路の幅方向にオフセットした位置に光源画像を配置すればよい。このときのオフセット量は、道路から大きくはずれないよう、道路の線幅に基づいて設定することが好ましいが、必ずしも道路内に収まるようにする必要はない。かかる態様で光源を表現することにより、道路ラインに沿うという拘束条件下で光源を描画することができる。
表示モードが昼景モードである場合は、端末10は、ステップS320の枠内の右側に示したように、道路上に自動車の画像がランダムに配置されるように描画する。道路ラインの特定方法は夜景モードの場合と同様である。自動車の画像の配置位置は、道路ライン上の位置を乱数によって決めてもよいし、自動車同士の間隔を乱数によって決めても良い。自動車の画像を表示する際も、道路の種別や車線数に応じて2列以上に変化させてもよい。ただし、自動車の画像の場合は、光源よりも拘束条件が厳しく、道路の線幅からはみ出さないようにオフセット量を決定する必要がある。
以上の処理によって、端末10は、道路用属性表現画像描画処理を終了する。
地物に物理的に結びついていない属性表現画像としては、例えば、海岸線の波しぶきを表す画像が挙げられる。この場合、端末10は、海を表すポリゴンに対し、波しぶきを表す白い点、線などを、海岸線付近に、ランダムかつポリゴンの境界からはみ出すことを許容する。また、地物に物理的に結びついている属性表現画像としては、例えば、海に浮かぶ船舶、田畑や山などに生えている植物などを表す画像が挙げられる。この場合、端末10は、例えば、地物を表すポリゴンからはみ出さないという条件、境界上または境界から所定の距離範囲内という条件で、属性表現画像の描画を行う。
このように、地物に応じて属性表現画像の描画位置についての条件を切り換えることによって、種々の地物について多様な属性表現画像を表示することが可能となり、3次元地図のリアリティを向上させることができる。
表示装置30の表示画面WDには、図示するように、破線で囲って示した領域A近傍に、建物の窓から漏れる光等を表す光源画像が集中して表示され、多数の建物が立ち並ぶ都会の夜景がリアルに表現されている。また、表示画面WDには、道路の街路灯の光等を表す光源画像が線状に表示され、道路RD等、複数の道路の夜景がリアルに表現されている。
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
上記実施例では、3次元地図の表示モードが夜景モードである場合に、建物の階数に応じた数の光源画像(窓光源画像)を配置するものとしたが、本発明は、これに限られない。
図10は、変形例の光源画像の表示態様を示す説明図である。図10(a)に示したように、建物の高さが高いほど、丸形の光源画像の大きさを大きくするようにしてもよい。また、図10(b)に示したように、建物の高さが高いほど、光源画像を縦長の楕円形に変形させるようにしてもよい。このような表示態様によっても、建物の高さを疑似的に表現することができる。
上記実施例では、道路用属性表現画像描画処理において、街路灯の光を表す光源画像を、属性表現画像レイヤにおける道路の形状内に描画するものとしたが、本発明は、これに限られない。
図11は、変形例の道路用属性表現画像描画処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、3次元地図の表示モードが夜景モードである場合に、図6のステップS130の直後に、表示対象内エリアに存在する道路について、順次、実行される。
処理を開始すると、端末10は、処理対象の道路を選択する(ステップS400)。そして、端末10は、その道路の属性情報に基づいて、街路灯の光を表す属性表現画像としての光源画像を表示させるための球体の光源モデルを設定する(ステップS410)。処理対象の道路が高速道路である場合には、端末10は、オレンジ色の球体モデルを設定する。また、処理対象の道路が国道や県道である場合には、端末10は、白色の球体モデルを設定する。球体モデルの直径は、例えば、道路幅以内で任意設定可能であり、例えば、道路幅の1/10とすることができる。
そして、端末10は、設定した光源モデルを、3次元空間上で、道路に沿って配置する(ステップS420)。本実施例では、ステップS420の枠内に示したように、道路に沿って等間隔dであって、道路から高さhの位置に、球体の光源モデルを配置するものとした。
そして、端末10は、図6のステップS100で設定された視点位置、視線方向に基づいて、透視投影法によって、光源モデルおよび地物の3次元モデルのレンダリングを行い、光源画像が重ねて表示された投影図を生成する(ステップS430)。
以上の処理によって、端末10は、道路用属性表現画像描画処理を終了する。
本変形例の道路用属性表現画像描画処理によれば、街路灯の光を表す光源モデルに対しても透視投影が行われるため、街路灯の光を表す光源画像に対して、地物の3次元モデルと同様の遠近感を与えることができる。
上記実施例では、3次元地図表示処理において、属性表現画像を属性表現画像レイヤに描画して、これを投影図に重ね合わせるものとしたが、本発明は、これに限られない。
図12は、変形例の属性表現画像描画処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、3次元地図の表示モードが夜景モードである場合に、図6のステップS130の直後に、実行される。
処理を開始すると、端末10は、処理対象の地物を選択する(ステップS500)。そして、端末10は、その地物の属性情報に基づいて、対応する属性表現画像(光源画像)を設定する(ステップS510)。そして、端末10は、地物の位置座標に従って、属性表現画像を1つの平面上に配置する(ステップS520)。ステップS520の枠内に、この様子を模式的に示した。図示した例では、端末10は、建物については、建物の位置座標と対応する位置に、建物の高さに応じた大きさの丸形の光源画像を配置する。また、端末10は、道路については、道路の位置座標と対応する位置に、街路灯の光を表す丸形の光源画像を道路に沿って等間隔に配置する。1つの平面上に複数の地物についての属性表現画像が配置されたものを、属性表現画像テクスチャと呼ぶ。
そして、端末10は、処理対象となるすべての地物について、すべての属性表現画像を配置したか否かを判断する(ステップS530)。すべての属性表現画像を配置していない場合には(ステップS530:NO)、端末10は、処理をステップS500に戻す。一方、すべての属性表現画像を配置した場合には(ステップS530:YES)、端末10は、属性表現画像テクスチャを3次元モデル上に貼り付ける(ステップS540)。
そして、端末10は、図6のステップS100で設定された視点位置、視線方向に基づいて、透視投影法によって3次元モデルのレンダリングを行い、光源画像が重ねて表示された投影図を生成する(ステップS550)。
以上の処理によって、端末10は、属性表現画像描画処理を終了する。
図13は、他の変形例の属性表現画像描画処理の流れを示すフローチャートである。本変形例の属性表現画像描画処理は、個々の建物を視認できない程度の広域図を表示する場合の処理である。本変形例の属性表現画像描画処理の流れは、図12に示した変形例の属性表現画像描画処理とほぼ同じである。この処理も、3次元地図の表示モードが夜景モードである場合に、図6のステップS130の直後に、実行される。
処理を開始すると、端末10は、処理対象の地物を選択する(ステップS600)。そして、端末10は、その地物の属性情報に基づいて、対応する属性表現画像(光源画像)を設定する(ステップS610)。そして、端末10は、地物の位置座標に従って、属性表現画像を1つの平面上に配置する(ステップS620)。ステップS620の枠内に、この様子を模式的に示した。図示した例では、端末10は、建物については、建物の位置座標と対応する位置に、建物の高さに応じた大きさの丸形の光源画像を配置する。また、端末10は、道路については、道路の位置座標と対応する位置に、街路灯の光を表す丸形の光源画像を道路に沿って等間隔に配置する。この図において、建物の3次元モデルが破線で描かれているのは、建物については、3次元モデルのレンダリングを行わないことを表している。
そして、端末10は、処理対象となるすべての地物について、すべての属性表現画像を配置したか否かを判断する(ステップS630)。すべての属性表現画像を配置していない場合には(ステップS630:NO)、端末10は、処理をステップS600に戻す。一方、すべての属性表現画像を配置した場合には(ステップS630:YES)、端末10は、属性表現画像テクスチャを3次元モデル上に貼り付ける(ステップS640)。このとき、端末10は、建物の3次元モデルを除去した上で、属性表現画像を貼り付ける。
そして、端末10は、図6のステップS100で設定された視点位置、視線方向に基づいて、透視投影法によって、建物以外の3次元モデルのレンダリングを行い、光源画像が重ねて表示された投影図を生成する(ステップS650)。この投影図では、建物の3次元モデルは投影されないが、建物に対応する光源画像は投影される。
以上の処理によって、端末10は、属性表現画像描画処理を終了する。
上記実施例および変形例で説明した種々の処理は、必ずしも全てを備えている必要はなく、一部を省略したり、他の処理と置換したりしても構わない。
上記実施例では、本発明の3次元地図表示システムをナビゲーションシステムに適用した例を示したが、経路探索・経路案内機能とは無関係に、3次元地図を表示するための装置として構成することも可能である。
上記実施例において、ソフトウェア的に実行されている処理は、ハードウェア的に実行してもよいし、その逆も可能である。
11…コマンド入力部
12…送受信部
13…表示制御部
14…投影図生成部
15…属性表現画像重畳部
16…文字表示制御部
17…データ保持部
18…位置情報取得部
20…地図データベース
22…地図データ
24…属性表現画像データ
24T…設定テーブル
26…文字データ
29…ネットワークデータ
30…表示装置
100…サーバ
101…送受信部
102…データベース管理部
103…経路探索部
NE…ネットワーク
Claims (10)
- 地物を3次元的に表現する3次元地図を表示する3次元地図表示システムであって、
前記地物の3次元モデルを含む描画データと、前記地物の外観的な属性を表す外観属性情報と、を対応付けて格納した地図データベースと、
前記描画データを投影した投影図を生成する投影図生成部と、
前記外観属性情報に基づいて、前記地物の形状に依存せずに該外観属性情報に応じた外観を表す画像である属性表現画像を、前記投影図上に重ねて表示させる属性表現画像重畳部と、
を備える3次元地図表示システム。 - 請求項1記載の3次元地図表示システムであって、
前記属性表現画像は、前記地物と物理的な結びつきなく外観を表す画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記属性表現画像を、前記地物の形状からはみ出すことを許容して表示する、
3次元地図表示システム。 - 請求項1または2記載の3次元地図表示システムであって、
前記属性表現画像は、2次元の画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記投影図生成部によって生成された前記投影図の上に、前記属性表現画像を重ねて表示する、
3次元地図表示システム。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の3次元地図表示システムであって、
前記地物は、建物であり、
前記外観属性情報は、前記建物の夜間の発光態様を表す情報であり、
前記属性表現画像は、前記建物の夜間の発光を表す光源画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記発光態様に応じて前記属性表現画像を表示させる
3次元地図表示システム。 - 請求項4記載の3次元地図表示システムであって、
前記外観属性情報は、前記建物の高さまたは階数を表す情報を含み、
前記属性表現画像重畳部は、前記建物の高さまたは階数に応じた数または大きさで前記属性表現画像を表示させる、
3次元地図表示システム。 - 請求項1記載の3次元地図表示システムであって、
前記属性表現画像は、前記地物と物理的に結びついた物の外観を表す画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記属性表現画像を、前記地物の形状に基づく拘束条件下で表示させる、
3次元地図表示システム。 - 請求項6記載の3次元地図表示システムであって、
前記属性表現画像重畳部は、前記属性表現画像を表示させるためのモデルを、前記投影図の生成に先立って、前記3次元モデル上に配置する、
3次元地図表示システム。 - 請求項6または7記載の3次元地図表示システムであって、
前記地物は道路であり、
前記属性表現画像は、該道路上に配置された街路灯の光を表す光源画像であり、
前記属性表現画像重畳部は、前記光源画像を、前記道路に沿うという拘束条件下で表示させる、
3次元地図表示システム。 - コンピュータによって、地物を3次元的に表現する3次元地図を表示する3次元地図表示方法であって、
前記コンピュータが、前記地物の3次元モデルを含む描画データと、前記地物の外観的な属性を表す外観属性情報と、を対応付けて格納した地図データベースを参照する地図データベース参照工程と、
前記コンピュータが、前記描画データを投影した投影図を生成する投影図生成工程と、
前記コンピュータが、前記外観属性情報に基づいて、前記地物の形状に依存せずに該外観属性情報に応じた外観を表す画像である属性表現画像を、前記投影図上に重ねて表示させる属性表現画像重畳工程と、
を備える3次元地図表示方法。 - コンピュータによって、地物を3次元的に表現する3次元地図を表示するためのコンピュータプログラムであって、
前記地物の3次元モデルを含む描画データと、前記地物の外観的な属性を表す外観属性情報と、を対応付けて格納した地図データベースを参照する地図データベース参照機能と、
前記描画データを投影した投影図を生成する投影図生成機能と、
前記外観属性情報に基づいて、前記地物の形状に依存せずに該外観属性情報に応じた外観を表す画像である属性表現画像を、前記投影図上に重ねて表示する属性表現画像重畳機能と、
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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