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JP5950677B2 - ホームドア装置 - Google Patents

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JP5950677B2 JP2012102094A JP2012102094A JP5950677B2 JP 5950677 B2 JP5950677 B2 JP 5950677B2 JP 2012102094 A JP2012102094 A JP 2012102094A JP 2012102094 A JP2012102094 A JP 2012102094A JP 5950677 B2 JP5950677 B2 JP 5950677B2
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Description

この発明は、例えばプラットホームに設置されるホーム柵の乗降扉の開閉機構を有するホームドア装置に関するものである。
従来のホームドア装置としては例えば図59〜図62に示すものがある。図59および図60は客車100の客車ドア101が4ドアタイプを標準とした場合のホームドア装置を示している。このホームドア装置は、プラットホームに設置され、客車100のそれぞれの客車ドア101に対応して配置された一対の戸袋102と、戸袋102より開閉される1組の乗降扉103とで構成されている。これら戸袋102および乗降扉103をプラットホームの長手方向に複数設置している。
図59および図60は4ドアタイプの客車100がプラットホームに停車した状態を示し、この状態において、客車ドア101は乗降扉103の位置にて停車されており、図61および図62に示すように、乗降扉103を乗降扉駆動装置(図示せず)により開き、戸袋102内に収納することにより、戸袋102間に乗降エリアが形成され、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通ってプラットホーム側に降りることができる。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができる。
しかしながら、図63〜図66に示すように、3ドアタイプの客車100がプラットホームに停車した状態の場合には、図63および図64に示すように、客車ドア101の真ん中の部分は戸袋102の位置にて停車されており、図65および図66に示すように、乗降扉103を乗降扉駆動装置(図示せず)により開いても、客車100の真ん中の部分の乗客が真ん中の部分の客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通って降りることができない。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100の真ん中の客車ドア101に乗り込むことができない。
また、図67〜図70に示すように、客車100の前方側と後方側に客車ドア101が配置された2ドアタイプの場合においても、図67および図68に示すように、客車ドア101は戸袋102の位置にて停車されており、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通って降りることができない。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができない。
従来の他のホームドア装置としては例えば図71〜図73に示すものがある。図71は客車100の客車ドア101が3ドアタイプを標準とした場合のホームドア装置を示している。このホームドア装置は、プラットホームに設置され、客車100のそれぞれの客車ドア101に対応して配置された一対の戸袋102と、戸袋102より開閉される1組の乗降扉103とで構成されている。これら戸袋102および乗降扉103をプラットホームの長手方向に複数設置している。
図71は3ドアタイプの客車100がプラットホームに停車した状態を示し、この状態において、客車ドア101は乗降扉103の位置にて停車されており、乗降扉103を乗降扉駆動装置(図示せず)により開き、戸袋102内に収納することにより、戸袋102間に乗降エリアが形成され、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通ってプラットホーム側に降りることができる。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができる。
しかしながら、図72に示すように、2ドアタイプの客車100がプラットホームに停車した状態の場合には、客車ドア101は戸袋102の位置にて停車されており、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通って降りることができない。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができない。
また、図73に示すように、客車100の前方側と後方側に客車ドア101が配置された2ドアタイプの場合においても、客車ドア101は戸袋102の位置にて停車されており、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通って降りることができない。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができない。
また、従来のさらに他のホームドア装置としては図74〜図77に示すようなものがある。図74〜図77は戸袋に2組の乗降扉が配置された場合を示し、図74は平面図、図75は正面図、図76は左側面図、図77は右側面図である。
図74〜図77に示すように、戸袋104には例えば軌道側に第1の乗降扉105とプラットホーム側に第2の乗降扉106を配置している。第1の乗降扉105の例えば上部側に第1のレール体107が設けられ、第1のレール体107は基台108に固定された支柱109に取り付けられた第1のレール体案内手段110にスライド移動可能に係合されている。第2の乗降扉106の例えば上部側に第2のレール体111が設けられ、第2のレール体111は基台108に固定された支柱109に取り付けられた第2のレール体案内手段112にスライド移動可能に係合されている。
第1の乗降扉105は、第1のモータ113と、第1のベルト114と、第1のプーリ115,116とにより構成される第1の乗降扉駆動装置117によりスライド移動される。第2の乗降扉106は、第2のモータ118と、第2のベルト119と、第2のプーリ120,121とにより構成される第2の乗降扉駆動装置122によりスライド移動される。
このような従来のホームドア装置によれば、第1の乗降扉105の開放による乗降エリアの形成、あるいは第2の乗降扉106の開放による乗降エリアAの形成により、客車100の客車ドア101が第1の乗降扉105の位置に停車した場合、あるいは第2の乗降扉106の位置に停車した場合の両方に対応可能としている。
特開2010−254251号公報 特開2010−105547号公報 特開2005−112154号公報
上述した従来のホームドア装置は、4ドアタイプの客車100の場合には客車ドア101は乗降扉103の位置にて停車されて、乗降扉103を開いて戸袋102内に収納することにより、戸袋102間に乗降エリアが形成され、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通ってプラットホーム側に降りることができる。そして、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができる。
また、3ドアタイプの客車100の場合には客車ドア101は乗降扉103の位置にて停車されて、乗降扉103を開いて戸袋102内に収納することにより、戸袋102間に乗降エリアが形成され、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通ってプラットホーム側に降りることができる。そして、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができる。
しかしながら、4ドアタイプの客車100を基本として乗降扉103を設置した場合において、3ドアタイプの客車100および客車100の前方側と後方側に客車ドア101が配置された2ドアタイプの場合においては、客車ドア101は戸袋102の位置にて停車され、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通って降りることができない。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができないという問題があった。
また、3ドアタイプの客車100を基本として乗降扉103を設置した場合において、2ドアタイプの客車100および客車100の前方側と後方側に客車ドア101が配置された2ドアタイプの場合においては、客車ドア101は戸袋102の位置にて停車され、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通って降りることができない。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができないという問題があった。
また、上述した従来のさらに他のホームドア装置は、戸袋104に例えば軌道側に第1の乗降扉105とプラットホーム側に第2の乗降扉106を配置している。第1の乗降扉105は第1の乗降扉駆動装置117によりスライド移動され、第2の乗降扉106は第2の乗降扉駆動装置122によりスライド移動される。第1の乗降扉105または第2の乗降扉106を開放して乗降エリアを形成し、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降エリアを通ってプラットホーム側に降りることができる。また、プラットホームで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降エリアを通って客車100に乗り込むことができる。
しかしながら、戸袋104内に第1の乗降扉105と第2の乗降扉106の2枚の乗降扉を配置する必要があるため、戸袋104の軌道側とプラットホーム側間の厚み寸法が大きくなるという問題があり、特に狭いプラットホームにおいては乗客の乗降や通行において不便があるという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、軌道側とプラットホーム側間の厚み寸法を大きくすることなく、乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を提供するものである。
この発明に係わるホームドア装置は、乗降扉と、前記乗降扉を収容する戸袋と、前記乗降扉を駆動する駆動装置とを有するホームドア装置において、前記乗降扉に設けられた第1のレール体と、前記戸袋内に配設された支柱と、前記戸袋に設けられた第2のレール体と、前記支柱に設けられ、前記第1のレール体と係合され前記乗降扉の開閉を案内する第1のレール体案内手段と、前記支柱に設けられ、前記第2のレール体と係合され前記戸袋
をスライド移動させる第2のレール体案内手段と、前記戸袋をスライド移動させて乗降エリアを形成する戸袋駆動装置とを設けたものである。
この発明に係わるホームドア装置によれば、軌道側とプラットホーム側間の厚み寸法を大きくすることなく、乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。
この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。
この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。
この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置を示す左側面断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置を示す右側面断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す斜視図である。
この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。
この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。
この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。
従来のホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来のホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来のホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来のホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来のホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来のホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。
従来の他のホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来の他のホームドア装置における2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来の他のホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。 従来のさらに他のホームドア装置を示す平面図である。 従来のさらに他のホームドア装置を示す正面図である。 従来のさらに他のホームドア装置を示す左側面断面図である。 従来のさらに他のホームドア装置を示す右側面断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図15に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置を示す断面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平
面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開
状態を示す正面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置におけ
る戸袋の開状態を示す平面図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア
装置における戸袋の開状態を示す正面図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図9はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図10はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図11はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における4扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図12はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示
す平面図である。図13はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す正面図である。図14はこの発明の実施の形態1に
係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図15はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図16はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図17はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図18はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図19はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。
これら各図において、11は乗降口を閉鎖または開放するための乗降扉、12は乗降扉11を収容する戸袋、13は乗降扉11を駆動する乗降扉駆動装置である。この乗降扉駆動装置13は、モータ14と、ベルト15と、プーリ16,17とにより構成されている
。ベルト15の一方側15aは乗降扉11の前端11a近傍に固定され、ベルト15の他方側15bは乗降扉11の前端11b近傍に固定されている。
18は乗降扉11に設けられた第1のレール体であり、図は一例として、乗降扉11の上部側に設けられた場合を示している。19は戸袋12内に配設され基台20に支持された支柱である。21は戸袋12に設けられた第2のレール体であり、戸袋12の上部側と下部側に設けられた場合を示している。22は支柱19に設けられ、第1のレール体18と係合され乗降扉11の開閉を案内する第1のレール体案内手段であり、例えばローラ体で構成された場合を示している。23は支柱19に設けられ、第2のレール体21と係合され戸袋12をスライド移動させる第2のレール体案内手段であり、例えばローラ体で構成された場合を示している。
24は戸袋12を駆動する戸袋駆動装置である。この戸袋駆動装置24は、モータ25と、ベルト26と、プーリ27,28とにより構成されている。ベルト26の一方側26aは戸袋12の前端部近傍に固定され、ベルト26の他方側26bは戸袋12の後端部近傍に固定されている。
次に動作について説明する。乗降扉駆動装置13のモータ14を図2上において時計方向に回転させると、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11は乗降口を閉鎖する方向にスライト移動される。すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を閉鎖する方向にスライト移動され、図1および図2に示す状態となり、乗降扉11は乗降口を完全に閉鎖する。このように、乗降扉11により乗降口を完全に閉鎖することにより、プラットホーム側Pにいる乗客が軌道側Kに入れないように遮蔽される。
また、プラットホームに車両が到着して車両から下りてくる乗客を通用させる場合には、乗降扉駆動装置13のモータ14を反時計方向に回転させると、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11は乗降口を開放する方向にスライト移動される。すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライト移動され、図4および図5に示す状態となり、乗降扉11は乗降口Aを完全に開放する。このように、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
ところで、2扉型の客車が入線した場合においては、乗降扉11が閉鎖されたままの状態とし、戸袋駆動装置24のモータ25を時計方向に回転させると、ベルト26とモータ25、プーリ27,28との懸架により戸袋12は乗降口Bを開放する方向にスライト移動される。すなわち、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降扉11側にスライト移動され、図6および図7に示す状態となる。このように、戸袋12が乗降扉11側にスライト移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に乗降口Bを形成することができる。したがって、2扉型の客車が入線した場合においても、戸袋駆動装置24を駆動して戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の乗降口Bを通して乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を得ることができる。
このように、乗降扉11は1枚でよく、しかも、戸袋12をスライド移動させる構成としたことにより、軌道側とプラットホーム側間の厚み寸法を大きくすることなく、乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を得ることができる。
なお、図3に示すように、乗降扉11がプラットホーム側Pと軌道側Kとに振れないで安定して開閉動作するように、乗降扉11の下部側に凹部11cを設け、この乗降扉11の凹部11cに係合する振れ止め部材29を設けている。
また、上述した実施の形態1において、第2のレール体21と係合され戸袋12をスライド移動させる第2のレール体案内手段23とは4箇所に配設された場合について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、上方側2か所あるいは下方側2か所に配設するようにしてもよい。さらに、戸袋12を吊持構造によりスライド移動させるようにしてもよく、あるいは、戸袋12を車輪構造によりスライド移動させるようにしてもよい。要するに、戸袋12を乗降扉11側にスライド移動させることができる構造であればよい。
次に、この実施の形態1におけるホームドア装置の設置例について図8〜図19に基づいて説明する。この実施の形態1は4ドアタイプを標準とした場合のホームドア装置を示している。図8に示すように、Q1,Q7の位置に固定戸袋121が配置され、Q3,Q5の位置に可動戸袋122が配置され、Q2,Q4,Q6の位置に乗降扉11が配置されている。
図8および図9は4扉型の客車が入線した状態を示し、客車100の客車ドア101はQ2,Q3,Q5,Q6の位置に止まった状態を示し、図10および図11に示すように、Q2に位置する左側の乗降扉11を開いて乗降口Aを形成し、Q3の位置する可動戸袋122を左側にスライド移動させて乗降口Bを形成し、Q5の位置する可動戸袋122を右側にスライド移動させて乗降口Bを形成し、Q6に位置する右側の乗降扉11を開いて乗降口Aを形成することにより、客車100の乗客が客車ドア101から各乗降口を通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が各乗降口を通って客車100に乗り込むことができる。
図12および図13は3扉型の客車が入線した状態を示し、客車100の客車ドア101はQ2,Q4,Q6の位置に止まった状態を示し、図14および図15に示すように、Q2,Q4,Q6に位置する乗降扉11を開いて乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
図16および図17は前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示し、客車100の客車ドア101はQ1およびQ7の位置に止まった状態を示し、図18および図19に示すように、Q1およびQ7に位置する可動戸袋122を開いて乗降口Bを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Bを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Bを通って客車100に乗り込むことができる。
以上のように、この実施の形態1においては、客車の客車ドアが4ドアタイプを標準とした場合のホームドア装置であっても3ドアタイプの客車にも適用でき、また、2ドアタイプの客車にも適用できるものである。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図20ないし図27に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図20はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す正面図である。図21はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型
の客車が入線していない状態を示す平面図である。図22はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図23はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図24はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図25はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図26はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図27はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における前方側と後方側の2扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。
この実施の形態2におけるホームドア装置の設置例について説明する。この実施の形態2は3ドアタイプを標準とした場合のホームドア装置を示している。図21に示すように、P1,P3,P4,P6,P7,P9の位置に戸袋12が配置され、P2,P5,P8の位置に乗降扉11が配置されている。そして、図20および図21は客車が入線していない状態を示しており、乗降扉11は閉じられている。
図22および図23は3扉型の客車が入線した状態を示し、客車100の客車ドア101はP2,P5,P8の位置に止まり、P2,P5,P8に位置する乗降扉11を開いて乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
次に、図24および図25に示すように、2扉型の客車が入線した場合には、客車100の客車ドア101はP3とP4、およびP6とP7の位置に止まり、P3とP4、およびP6とP7に位置する戸袋12を戸袋駆動装置24を駆動してスライド移動させて乗降口Bを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降口Bを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降口Bを通って客車100に乗り込むことができる。
また、図26および図27に示すように、前方側と後方側の2扉型の客車が入線した場合には、客車100の客車ドア101はP1およびP9の位置に止まり、P1とP9に位置する戸袋12を戸袋駆動装置24を駆動してスライド移動させて乗降口Bを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から真っ直ぐに乗降口Bを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が真っ直ぐに乗降口Bを通って客車100に乗り込むことができる。
以上のように、この実施の形態2においては、客車の客車ドアが3ドアタイプを標準とした場合のホームドア装置であっても2ドアタイプの客車にも適用できるものである。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図28ないし図38に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図28はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図29はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図30はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置を示す左側面断面図である。図31はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置を示す右側面断面図である。図32はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す斜視図である。図33はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図34はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図35はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す斜視図である。図36はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。図37はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。図38はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す斜視図である。
この実施の形態3においては、図28に示すように、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部30を設けた構成としたものである。図28および図29は乗降扉11により乗降口Aを閉鎖した状態を示し、図33〜図35は乗降扉駆動装置13のモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口Aを開放する方向にスライト移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口Aを開放する方向にスライト移動し、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
ところで、2扉型の客車が入線した場合においては、乗降扉11が閉鎖されたままの状態とし、戸袋駆動装置24のモータ25を時計方向に回転させると、ベルト26とモータ25、プーリ27,28との懸架により戸袋12は乗降口Bを開放する方向にスライト移動される。すなわち、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降扉11側にスライト移動され、図36〜図38に示す状態となる。このように、戸袋12が乗降扉11側にスライト移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に乗降口Bを形成することができる。したがって、2扉型の客車が入線した場合においても、戸袋駆動装置24を駆動して戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の乗降口Bを通して乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態3によれば、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部30を設けた構成としたことにより、戸袋12の軽量化およびコスト低減を図ることができるとともに、戸袋12のスライド移動を小さな力で行うことができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図39ないし図46に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図39はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図40はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図41はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図42はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図43はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。図44はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。図45はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。図46はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。
この実施の形態4においては、図39に示すように、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部30を設けた構成とするとともにその開口部30に伸縮可能なカバー体31を設けたものである。このカバー体31は例えばアコーディオン状のもので構成されて伸縮可能となっている。
図39および図40は乗降扉11により乗降口Aを閉鎖した状態を示し、図41および図42は乗降扉駆動装置13のモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口Aを開放する方向にスライト移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口Aを開放する方向にスライト移動し、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
ところで、2扉型の客車が入線した場合においては、乗降扉11が閉鎖されたままの状態とし、戸袋駆動装置24のモータ25を時計方向に回転させると、ベルト26とモータ25、プーリ27,28との懸架により戸袋12は乗降口Bを開放する方向にスライト移動される。すなわち、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降扉11側にスライト移動され、図43および図44に示すように、戸袋12の開口部30を設けたカバー体31が折りたたまれていき、図45および図46に示すような状態となる。このように、戸袋12が乗降扉11側にスライト移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に乗降口Bを形成することができる。したがって、2扉型の客車が入線した場合においても、戸袋駆動装置24を駆動して戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の乗降口Bを通して乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態4によれば、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部30を設けるとともにその開口部30にカバー体31を設けた構成としたことにより、戸袋12の軽量化およびコスト低減を図ることができるとともに、戸袋12のスライド移動を小さな力で行うことができる。
しかも、開口部30に設けたカバー体31は、戸袋12が通常の固定位置にある場合に開口部30の空間を閉じた状態であり、軌道側Kからの塵埃などの侵入を防止している。そして、カバー体31は戸袋12のスライド移動と連動して図44に示すように折りたためられていき、図45および図46に示すように、戸袋12がスライド移動した空間に乗降口Bを形成することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図47ないし図58に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図47はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図48はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図49はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図50はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図51はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す平面図である。図52はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における戸袋の開状態を示す正面図である。図53はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す平面図である。図54はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線していない状態を示す正面図である。図55はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図56はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。図57はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す平面図である。図58はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における3扉型の客車が入線した状態を示す正面図である。
この実施の形態5においては、上述した戸袋12を固定戸袋121と固定戸袋121より小さく構成され固定戸袋121内に図示しない戸袋駆動装置によりスライド移動可能に配設された可動戸袋122とにより構成され、可動戸袋122に第2のレール体21が設けられた構成としたものである。可動戸袋122に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に係合される。
図47および図48は乗降扉11により乗降口を閉鎖した状態を示し、図49および図50は乗降扉駆動装置13のモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口を開放する方向にスライト移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口Aを開放する方向にスライト移動し、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
ところで、2扉型の客車が入線した場合においては、乗降扉11が閉鎖されたままの状態とし、図示しない戸袋駆動装置の駆動により、可動戸袋122は乗降口Bを開放する方向にスライト移動される。すなわち、可動戸袋122に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより、可動戸袋122が固定戸袋121内を乗降口A側にスライト移動され、図51および図52に示す状態となる。このように、可動戸袋122が固定戸袋121内を乗降口A側にスライト移動されることにより、可動戸袋122がスライド移動した空間に乗降口Bを形成することができる。したがって、2扉型の客車が入線した場合においても、図示しない戸袋駆動装置を駆動して可動戸袋122をスライド移動させることにより形成した空間の乗降口Bを通して乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態5によれば、可動戸袋122が固定戸袋121内を乗降口A側にスライト移動させる構成としたことにより、上述した各実施の形態のように戸袋12全体をスライド移動させるのではなく、戸袋12の一部である可動戸袋122のみをスライド移動させるので、可動戸袋122のスライド移動を小さな力で行うことができる。
しかも、上述した各実施の形態のように乗降扉11に戸袋12が覆いかぶさらないため、外観上もスッキリした状態となり、美観に優れたホームドア装置を得ることができる。
また、可動戸袋122は固定戸袋121内を乗降口A側にスライト移動される場合について述べたが、可動戸袋122は固定戸袋121の外側を乗降口A側にスライト移動される構成としてもよく同様の効果を奏する。
次に、この実施の形態5におけるホームドア装置の設置例について図53〜図58に基づいて説明する。図53に示すように、Q1,Q7の位置に固定戸袋121が配置され、Q3,Q5の位置に可動戸袋122が配置され、Q2,Q4,Q6の位置に乗降扉11が配置されている。そして、図53および図54は客車が入線していない状態を示しており、乗降扉11は閉じられている。
図55および図56は3扉型の客車が入線した状態を示し、客車100の客車ドア10
1はQ2,Q4,Q6の位置に止まった状態を示し、図57および図58に示すように、Q2,Q4,Q6に位置する乗降扉11を開いて乗降口Aを完全に開放することにより、客車100の乗客が客車ドア101から乗降口Aを通ってプラットホーム側Pに降りることができる。また、プラットホーム側Pで待っていた乗客が乗降口Aを通って客車100に乗り込むことができる。
この発明は、軌道側とプラットホーム側間の厚み寸法を大きくすることなく、乗客を安全でかつ速やかに乗降させることができるホームドア装置の実現に好適である。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
11 乗降扉
12 戸袋
13 乗降扉駆動装置
18 第1のレール体
19 支柱
21 第2のレール体
22 第1のレール体案内手段
23 第2のレール体案内手段
24 戸袋駆動装置
30 開口部
31 カバー体
121 固定戸袋
122 可動戸袋

Claims (5)

  1. 乗降扉と、前記乗降扉を収容する戸袋と、前記乗降扉を駆動する乗降扉駆動装置とを有するホームドア装置において、前記乗降扉に設けられた第1のレール体と、前記戸袋内に配設された支柱と、前記戸袋に設けられた第2のレール体と、前記支柱に設けられ、前記第1のレール体と係合され前記乗降扉の開閉を案内する第1のレール体案内手段と、前記支柱に設けられ、前記第2のレール体と係合され前記戸袋をスライド移動させる第2のレール体案内手段と、前記戸袋をスライド移動させて乗降エリアを形成する戸袋駆動装置とを設けたことを特徴とするホームドア装置。
  2. 前記戸袋の軌道側の面部を開口としたことを特徴とする請求項1に記載のホームドア装置。
  3. 前記戸袋の軌道側の面部に形成した開口部に伸縮可能なカバー体を設けたことを特徴とする請求項2に記載のホームドア装置。
  4. 前記戸袋は、固定戸袋と可動戸袋とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のホームドア装置。
  5. 前記可動戸袋は、前記固定戸袋より小さく構成されたことを特徴とする請求項4に記載のホームドア装置。
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