JP5948039B2 - オープニングトリム - Google Patents
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Description
オープニングトリム10は、フランジFが開口側から挿入されるようにして嵌め込まれる、車外側側壁11a,車内側側壁11b及び両側壁11a,11bを連結する底壁11cからなる断面略U字形状の取付基部11と、取付基部10の車外側側壁11aの内方(車内側)に設けられ、取付基部11の開口側から挿入されたフランジ101の車外側側面に摺接する複数の突条部12と、車内側側壁12の内方(車外側)に設けられ、同じく取付基部11の開口側から挿入されたフランジ101の車内側側面に摺接する断面略舌状の保持リップ部13を備え、取付基部11には断面略U字形状の芯材14が埋設されている。また、車内側側壁11aと底壁11cとの連結位置には車内側に延びる断面略舌状の装飾リップ部15が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、車外側側壁11aに中空シール部を設けて、ドアの閉時にドアに対してオープニングトリム側に設けた中空シール部を弾接して車内側をシールするものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この場合、保持力が低下するのでフランジ101からオープニングトリム10が抜け易くなるといった問題がある。
さらに、特許文献2に記載の発明は、車内側保持リップの車外側面から断面略半円形の突起部を設けるとともに突起部に連続して凹状に湾曲形成した部位を設けることによってフランジの板厚の変化にも対応させたものであるが、フランジの板厚が大きく変化する場合、例えば、フランジが一枚から三枚重ねのものになる場合、あるいは、その逆に三枚から一枚になる場合にはフランジの板厚の変化に対応することが困難である。つまり、フランジが一枚から二枚,二枚から三枚あるいはその逆のようにフランジ一枚分の厚さの変化程度には対応できても、フランジ二枚分の厚さの変化といった大きな厚さの変化に対応することは困難でフランジが三枚から一枚になった場合にはフランジに対する保持力が不十分となる。
前記保持リップ部(33)を発泡材料で形成し、前記保持リップ部(33)の前記底壁(31c)側とは逆側になる表面側を、3つの直線とそれら直線間で前記車内側側壁(31b)寄りと車外側側壁(31a)寄りに設けられ、前記保持リップ部(33)を前記底壁(31c)側に二段階に折り曲げる第一折れ点(41)と第二折れ点(42)で形成し、かつ前記保持リップ部(33)の付け根となる車内側側壁(31b)の位置と前記第一折れ点(41)を連結する線よりも、前記第一折れ点(41)と前記第二折れ点(42)を連結する線が前記取付基部(31)の底壁(31c)側に傾くようにするとともに、前記第一折れ点(41)と前記第二折れ点(42)を連結する線よりも、前記第二折れ点(42)と前記保持リップ部(33)の先端の最も車外側の位置(P)を連結する線が前記取付基部(31)の底壁(31c)側に傾くようにし、
前記保持リップ部(33)の先端の前記底壁(31c)側を切り欠くか、又は前記保持リップ部(33)の先端の剛性を前記保持リップ部(33)の他の部位の剛性よりも低くして、
さらに、前記保持リップ部(33)の前記底壁(31c)側においては、前記保持リップ部(33)の付け根となる前記車内側側壁(31b)の位置から、前記保持リップ部(33)の先端の前記切り欠いた部位、又は前記剛性を低くした部位まで、前記取付基部(31)の開口側に膨出湾曲する曲率半径Rの単一の曲面が形成されるようにして、
前記フランジ(102,103)としてその板厚が厚肉Tから薄肉Sのものまでに、前記取付基部(31)を取付け可能にし、前記厚肉Tのフランジ(102)に対しては、前記保持リップ部(33)の前記第一折れ点(41)と第二折れ点(42)の間の部位を摺接させ、前記薄肉Sのフランジ(103)に対しては、前記保持リップ部(33)の先端と前記第二折れ点(42)との間の部位を摺接させてフランジ(102,103)に保持されるようにし、
前記保持リップ部(33)の付け根となる車内側側壁(31b)の位置と前記保持リップ部(33)の先端の最も車外側の位置(P)を結ぶ距離を、前記取付基部(31)の車外側側壁(31a)と車内側側壁(31b)の開口間の距離よりも長くしたことを特徴とする。
前記保持リップ部(33)を発泡材料で形成し、前記保持リップ部(33)の前記底壁(31c)側とは逆側になる表面側を、3つの直線とそれら直線間で前記車内側側壁(31b)寄りと車外側側壁(31a)寄りに設けられ、前記保持リップ部(33)を前記底壁(31c)側に二段階に折り曲げる第一折れ点(41)と第二折れ点(42)で形成し、かつ前記保持リップ部(33)の付け根となる車内側側壁(31b)の位置と前記第一折れ点(41)を連結する線よりも、前記第一折れ点(41)と前記第二折れ点(42)を連結する線が前記取付基部(31)の底壁(31c)側に傾くようにするとともに、前記第一折れ点(41)と前記第二折れ点(42)を連結する線よりも、前記第二折れ点(42)と前記保持リップ部(33)の先端の最も車外側の位置(P)を連結する線が前記取付基部(31)の底壁(31c)側に傾くようにし、
前記保持リップ部(33)の先端の前記底壁(31c)側を切り欠くか、又は前記保持リップ部(33)の先端の剛性を前記保持リップ部(33)の他の部位の剛性よりも低くして、
さらに、前記保持リップ部(33)の前記底壁(31c)側においては、前記保持リップ部(33)の付け根となる前記車内側側壁(31b)の位置から、少なくとも前記第一折れ点(41)を通り前記車内側側壁(31b)に平行な直線が交わる位置よりも前記車外側側壁(31a)の方に越えた位置まで、前記取付基部(31)の開口側に膨出湾曲する曲率半径Rの単一の曲面が形成されるようにして、
前記フランジ(102,103)としてその板厚が厚肉Tから薄肉Sのものまでに、前記取付基部(31)を取付け可能にし、前記厚肉Tのフランジ(102)に対しては、前記保持リップ部(33)の前記第一折れ点(41)と第二折れ点(42)の間の部位を摺接させ、前記薄肉Sのフランジ(103)に対しては、前記保持リップ部(33)の先端と前記第二折れ点(42)との間の部位を摺接させてフランジ(102,103)に保持されるようにし、
前記保持リップ部(33)の付け根となる車内側側壁(31b)の位置と前記保持リップ部(33)の先端の最も車外側の位置(P)を結ぶ距離を、前記取付基部(31)の車外側側壁(31a)と車内側側壁(31b)の開口間の距離よりも長くしたことを特徴とする。
また、本発明のオープニングトリムは、前記保持リップ部(33)の第二折れ点(42)を前記取付基部(31)の開口側に設けるとともに、前記フランジ(102,103)に取付けられる前の前記保持リップ部(33)の第二折れ点(42)の位置を、前記薄肉Sのフランジ(103)の車外側側面が前記突条部(32)に摺接したときの、前記薄肉Sのフランジ(103)の車内側側面よりも車外側の位置にしたことを特徴とする。
よって、オープニングトリムが薄肉Sのフランジに取付けられた状態からオープニングトリムを引き抜く方向に力が作用しても、保持リップ部の先端と第二折れ点の間の部位に集中した反力がフランジにかかり突条部との間でフランジは強く挟持されるので、たとえ芯材として金属性であっても薄肉のもの又は樹脂性のものを使用したとしてもフランジからオープニングトリムが容易に離れることはない。
また、オープニングトリムの取付時には、保持リップ部は第一折れ点より先側が折れ曲がることに加え、第二折れ点より先端も折れ曲がるので、板厚の薄いフランジを取付基部の開口側から容易に挿入することができ、オープニングトリムを容易に嵌め込むことができる。
これにより、フランジにオープニングトリムを取付けるときに、保持リップ部の先端が突条部側に引っ掛かり挿入荷重を急激に増大させるといった事態の発生を防止することができる。
また、突条部32には、取付基部31の開口側から底壁31c側にかけて厚みをテーパー状に厚くした傾斜部32aを形成していて、これにより突条部32の断面形状は略直角三角形状になっている。
また、保持リップ部33の肉厚は、車外側側壁31a及び車内側側壁部31bの肉厚よりも厚くしている。
さらに、保持リップ部33の断面形状における長さLを、取付基部31の車外側側壁31aと車内側側壁31bの開口間の距離Mよりも長くし、フランジ102,103に取付けられる前の状態で、保持リップ部33の先端の最も車外側の位置Pが、2つの突条部32の間でかつ突条部32の最も車内側の位置(フランジ102,103に取付けられた場合、突条部32は車外側側壁31aの向きに押し込まれるため、フランジ102,103の車外側側面の位置よりも少し車外側の位置)よりも車外側でしかも車外側側壁31aに接しない位置に納まるようにしている。つまり、保持リップ部33の先端の最も車外側の位置Pは、突条部32の最も車内側の位置と車外側側壁31aの内方の面(車内側側面)との間になるように設定している。
そして、保持リップ部33の底壁31c側の側面を車内側側壁31bに向けて近づくように、その保持リップ部33を折り曲げた状態(例えば、図3)において、保持リップ部33の先端は底壁31cに当接することはあっても、底壁31cにより先端が折れ曲がったりして変形することはない程度の長さに設定されている。なお、図3では、保持リップ部33の先端が底壁31cに当接しないものを示している。
また、第一折れ点41から第二折れ点42までを平担にしているが、取付基部31の開口側に膨出湾曲するように形成してもよい。また、第二折れ点42から保持リップ部33の先端までを平担にして、薄肉Sのフランジ103に取付けるときその平担面全域がフランジ103の車内側側面に密着するようにしている。
第二折れ点42の位置は、オープニングトリム30がフランジ103に取付けられる前では、薄肉Sのフランジ103の車外側側面が突条部32に摺接したときの、薄肉Sのフランジ103の車内側側面よりも車外側の位置に設定している。なお、取付けた後でも第二折れ点42の位置を、薄肉Sのフランジ103の車外側側面が突条部32に摺接したときの、薄肉Sのフランジ103の車内側側面と車外側側面の間の位置に設定することが好ましい。
また、保持リップ部33の断面形状において、保持リップ部33における取付基部31の底壁31c側(保持リップ部33の裏面側)は、保持リップ部30の付け根となる車内側側壁31bの位置から凹部36が形成された部位まで、取付基部30の開口側(保持リップ部33の表面側)に膨出湾曲する単一の曲面(曲率半径R)に形成されている。
オープニングトリム30を構成する取付基部31,突条部32,保持リップ部33及び装飾リップ部35は、発泡材料、例えば、比重0.4〜0.8のEPDMやTPEからなる発泡スポンジ材から形成されていて樹脂製の芯材34とともにオープニングトリム30全体の軽量化が図られている。
オープニングトリム30が、板厚が厚肉Tのフランジ102に取付けられるとき、図2に示すように、取付基部31の開口側からフランジ102が挿入されるように、フランジ102に対してオープニングトリム30を近づけて(図2では上側に向けて)嵌め込んでいくと、保持リップ部33は、第一折れ点41を中心に第一折れ点41より先の部分が取付基部31の底壁31c側に向けて折れ曲がり、フランジ102の車内側側面に、保持リップ部33の第一折れ点41と第二折れ点42の間の部位が摺接するとともに、フランジ102の車外側側面に、取付基部31に設けられた突条部32が摺接する。
そして、さらに、フランジ102に対してオープニングトリム30を嵌め込んでいくと、図3に示すように、フランジ102は、保持リップ部33の第一折れ点41と第二折れ点42の間の部位と、2つの突条部32との間で挟持された状態となり、フランジ102にオープニングトリム30が取付けられる。
また、保持リップ部33における取付基部31の底壁31c側(裏面側)の側面は、取付基部30の開口側(保持リップ部33の表面側)に膨出湾曲する単一の曲面に形成されているので、オープニントリム30の取付時に、保持リップ部33と取付基部31の車内側側壁31bとの間には隙間Qが生じる。これにより、保持リップ部33が、図3に示すように車内側側壁31b側に向けて大きく撓んでも、保持リップ部33と車内側側壁31bとの間には隙間Qがあるので、保持リップ部33からの力が車内側側壁31bに直接大きく伝わることはない。これにより、フランジ102に取付けられたオープニングトリム30の取付基部31の開口が広くなるといった、「口開き」の発生を防止することができる。
そして、保持リップ部33はスポンジ材であるため仮に保持リップ部33が車内側側壁31bと当接しても保持リップ部33自体の撓みにより、「口開き」を防止する。これは、車内側側壁31bもスポンジ材であれば、一層効果が大きい。
これにより、フランジ103は、保持リップ部33の先端と第二折れ点42の間の部位と、2つの突条部32との間で挟持された状態となり、フランジ103にオープニングトリム30が取付けられる。
よって、図5に示すように、オープニングトリム30が薄肉Sのフランジ103に取付けられた状態からオープニングトリム30を引き抜く方向(図5では下側)に力が作用しても、保持リップ部33の先端と第二折れ点42の間の部位に集中した反力がフランジ103にかかり突条部32との間でフランジ103は強く挟持されるので、たとえ芯材34として薄肉の金属製又は樹脂製のものを使用したとしてもフランジ103からオープニングトリム30が容易に離れることはない。
しかも、保持リップ部33の先端と第二折れ点42の間は平担にされているので、フランジ103の車内側側面に摺接する保持リップ部33の先端と第二折れ点42の間の部位はフランジ103に対する密着度は高く一層保持力は向上する。
また、オープニングトリム30の取付時には、保持リップ部33は第一折れ点41より先側が折れ曲がるとともに第二折れ点42より先端も折れ曲がるので、板厚の薄いフランジ103を取付基部31の開口側から容易に挿入することができ、オープニングトリム30を容易に嵌め込むことができる。
また、本実施形態では、オープニングトリム30において芯材34を除いたすべての部分を発泡スポンジ材で構成したが、保持リップ部33だけ、あるいは、フランジ102,103を直接挟持する突条部32と保持リップ部33だけを発泡スポンジ材で構成するようにしても十分な保持力が得られる。
また、本実施形態では、芯材34としては、例えば、厚さ0.3ミリといった薄肉のものを使用したが、厚肉のものを使用してもよいし、金属製のものに限らず樹脂製のものを使用することも可能である。
11 取付基部
11a 車外側側壁
11b 車内側側壁
11c 底壁
12 突条部
13 保持リップ部
14 芯材
15 装飾リップ部
30 オープニングトリム
31 取付基部
31a 車外側側壁
31b 車内側側壁
31c 底壁
32 突条部
32a 傾斜部
33 保持リップ部
34 芯材
35 装飾リップ部
36 凹部
37 ノッチ
41 第一折れ点
42 第二折れ点
101 フランジ
102 厚肉Tのフランジ
103 薄肉Sのフランジ
Claims (6)
- 自動車ボディのドア開口周縁部に沿って設けられたフランジに取付けられ、車外側側壁と車内側側壁とそれら両側壁を連結する底壁からなる断面略U字形状の取付基部と、
前記車外側側壁の内方に設けられ、前記フランジの車外側側面に摺接する突条部と、
前記車内側側壁の内方から前記底壁側に傾斜して前記車外側側壁に向かって延びるように設けられ、前記フランジの車内側側面に摺接する断面略舌状の保持リップ部と、
前記取付基部に埋設された芯材を備えるオープニングトリムであって、
前記保持リップ部を発泡材料で形成し、前記保持リップ部の前記底壁側とは逆側になる表面側を、3つの直線とそれら直線間で前記車内側側壁寄りと車外側側壁寄りに設けられ、前記保持リップ部を前記底壁側に二段階に折り曲げる第一折れ点と第二折れ点で形成し、かつ前記保持リップ部の付け根となる車内側側壁の位置と前記第一折れ点を連結する線よりも、前記第一折れ点と前記第二折れ点を連結する線が前記取付基部の底壁側に傾くようにするとともに、前記第一折れ点と前記第二折れ点を連結する線よりも、前記第二折れ点と前記保持リップ部の先端の最も車外側の位置を連結する線が前記取付基部の底壁側に傾くようにし、
前記保持リップ部の先端の前記底壁側を切り欠くか、又は前記保持リップ部の先端の剛性を前記保持リップ部の他の部位の剛性よりも低くして、
さらに、前記保持リップ部の前記底壁側においては、前記保持リップ部の付け根となる前記車内側側壁の位置から、前記保持リップ部の先端の前記切り欠いた部位、又は前記剛性を低くした部位まで、前記取付基部の開口側に膨出湾曲する曲率半径Rの単一の曲面が形成されるようにして、
前記フランジとしてその板厚が厚肉Tから薄肉Sのものまでに、前記取付基部を取付け可能にし、前記厚肉Tのフランジに対しては、前記保持リップ部の前記第一折れ点と第二折れ点の間の部位を摺接させ、前記薄肉Sのフランジに対しては、前記保持リップ部の先端と前記第二折れ点との間の部位を摺接させてフランジに保持されるようにし、
前記保持リップ部の付け根となる車内側側壁の位置と前記保持リップ部の先端の最も車外側の位置を結ぶ距離を、前記取付基部の車外側側壁と車内側側壁の開口間の距離よりも長くしたことを特徴とするオープニングトリム。 - 自動車ボディのドア開口周縁部に沿って設けられたフランジに取付けられ、車外側側壁と車内側側壁とそれら両側壁を連結する底壁からなる断面略U字形状の取付基部と、
前記車外側側壁の内方に設けられ、前記フランジの車外側側面に摺接する突条部と、
前記車内側側壁の内方から前記底壁側に傾斜して前記車外側側壁に向かって延びるように設けられ、前記フランジの車内側側面に摺接する断面略舌状の保持リップ部と、
前記取付基部に埋設された芯材を備えるオープニングトリムであって、
前記保持リップ部を発泡材料で形成し、前記保持リップ部の前記底壁側とは逆側になる表面側を、3つの直線とそれら直線間で前記車内側側壁寄りと車外側側壁寄りに設けられ、前記保持リップ部を前記底壁側に二段階に折り曲げる第一折れ点と第二折れ点で形成し、かつ前記保持リップ部の付け根となる車内側側壁の位置と前記第一折れ点を連結する線よりも、前記第一折れ点と前記第二折れ点を連結する線が前記取付基部の底壁側に傾くようにするとともに、前記第一折れ点と前記第二折れ点を連結する線よりも、前記第二折れ点と前記保持リップ部の先端の最も車外側の位置を連結する線が前記取付基部の底壁側に傾くようにし、
前記保持リップ部の先端の前記底壁側を切り欠くか、又は前記保持リップ部の先端の剛性を前記保持リップ部の他の部位の剛性よりも低くして、
さらに、前記保持リップ部の前記底壁側においては、前記保持リップ部の付け根となる前記車内側側壁の位置から、少なくとも前記第一折れ点を通り前記車内側側壁に平行な直線が交わる位置よりも前記車外側側壁の方に越えた位置まで、前記取付基部の開口側に膨出湾曲する曲率半径Rの単一の曲面が形成されるようにして、
前記フランジとしてその板厚が厚肉Tから薄肉Sのものまでに、前記取付基部を取付け可能にし、前記厚肉Tのフランジに対しては、前記保持リップ部の前記第一折れ点と第二折れ点の間の部位を摺接させ、前記薄肉Sのフランジに対しては、前記保持リップ部の先端と前記第二折れ点との間の部位を摺接させてフランジに保持されるようにし、
前記保持リップ部の付け根となる車内側側壁の位置と前記保持リップ部の先端の最も車外側の位置を結ぶ距離を、前記取付基部の車外側側壁と車内側側壁の開口間の距離よりも長くしたことを特徴とするオープニングトリム。 - 前記保持リップ部の第二折れ点を前記取付基部の開口側に設けるとともに、前記フランジに取付けられる前の前記保持リップ部の第二折れ点の位置を、前記薄肉Sのフランジの車外側側面が前記突条部に摺接したときの、前記薄肉Sのフランジの車内側側面よりも車外側の位置にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオープニングトリム。
- 前記保持リップ部の断面形状において、前記取付基部の底壁側の側面を開口側に向けて膨出湾曲させて、前記板厚が厚肉Tのフランジに取付けられるときに前記保持リップ部と前記取付基部の車内側側壁との間に隙間を生じさせたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のオープニングトリム。
- 前記取付基部及び前記突条部を、前記保持リップ部とともに発泡材料で形成したことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のオープニングトリム。
- 前記突条部に、前記取付基部の開口側から底壁側にかけて厚みをテーパー状に厚くした傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載のオープニングトリム。
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