JP5939844B2 - Ice tray, automatic ice maker, and refrigerator - Google Patents
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Description
本発明は、捻られることによって区画室内の氷が剥離する製氷皿、この製氷皿を備えた自動製氷機、及びこの自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫に関する。 The present invention relates to an ice tray in which ice in a compartment is peeled off by being twisted, an automatic ice maker provided with the ice tray, and a refrigerator-freezer provided with the automatic ice maker.
従来、給水装置から供給された水を製氷皿に貯留して製氷し、この製氷皿を駆動装置で反転させて製氷皿から氷を落下させる自動製氷機が知られている。この種の自動製氷機の製氷皿には、複数の氷粒を生成するために複数の区画室が形成されているが、製氷皿一枚に対して給水口は一箇所のみであるのが一般的である。このような製氷皿上に給水口から滴下した水は、まず、滴下点近傍の区画室に溜まり、その後、各区画室間をつなぐ水路を通って製氷皿に形成された区画室全体に行き渡る。そして、冷気によって製氷皿内の水が氷になると、製氷皿は回転機構によって回転させられ、水平状態から90度以上回転した状態からこの製氷皿の回転軌跡内に配置された製氷皿を抑える部材によって一端を押さえられ、なお回転させられ続けることによって捻られて、製氷皿内の氷粒を下側に配置された貯氷箱に落下させる(離氷させる)。このような氷の生成過程において、区画室をつなぐ水路内で凍った水が氷粒同士を連結するため、氷粒同士がつながった状態のまま貯氷箱に落ちてしまう場合があった。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known an automatic ice making machine in which water supplied from a water supply device is stored in an ice tray to make ice, and the ice tray is inverted by a driving device to drop ice from the ice tray. An ice tray of this type of automatic ice making machine has a plurality of compartments for generating a plurality of ice particles, but generally there is only one water inlet for one ice tray. Is. The water dripped from the water supply port onto such an ice tray first accumulates in a compartment near the dropping point, and then reaches the entire compartment formed in the ice tray through a water channel connecting the compartments. When the water in the ice tray becomes ice due to cold air, the ice tray is rotated by a rotating mechanism, and the member that suppresses the ice tray placed in the rotation trajectory of the ice tray from the state rotated 90 degrees or more from the horizontal state One end of the ice tray is held down and twisted by continuing to rotate, and the ice particles in the ice tray are dropped into the ice storage box arranged on the lower side (deiced). In such an ice generation process, water frozen in the water channel connecting the compartments connects the ice particles to each other, and sometimes falls into the ice storage box while the ice particles are connected.
そこで、区画室同士をつなぐ水路に突条部を形成し、製氷皿が捻られたときにこの突条部を基点として氷にクラックを生じさせ、そのクラックにより氷の分割を助長させるようにした製氷皿が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 Therefore, a ridge was formed in the water channel connecting the compartments, and when the ice tray was twisted, the ridge was used as a starting point to cause cracks in the ice, and the cracks helped break up the ice. An ice tray has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上記特許文献1に記載の構成では、氷を分割するための突条部によって水路の面積が減少するため、すべての区画室に水が確実に回るように設計することが非常に困難であった。すなわち、製氷皿の各区画室への水の回りを改善すべく水路を広げると、水路内に形成される氷が大型化してより強固に氷粒同士がつながってしまう。逆に、氷粒が分割されやすくするために水路を狭めたり突条部を追加したりすると、各区画室への水の流通が悪化してしまう。
However, in the configuration described in
また、基本的には、製氷皿の表面は離氷性をよくするために非常に滑らかに形成されている。このため、上記特許文献1に開示された水路構造では、特に捻りに伴う変形が小さい製氷皿の端部近傍では、氷が水路の突条部によって割られるよりも先に製氷皿の表面から落下しうる。その場合でも、貯氷箱まで距離があれば落下に伴う衝撃で氷粒同士が分離可能であるが、貯氷箱に氷が溜まってくると製氷皿からの落下距離が減少するため、落下時の衝撃でも水路に形成された氷にクラックが生じにくくなり、結果として氷粒がつながったまま貯氷箱に溜まってしまう問題が発生する。
Further, basically, the surface of the ice tray is formed very smoothly in order to improve the deicing property. For this reason, in the water channel structure disclosed in
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、製氷皿の各区画室への水の回りを損なうことなく、氷粒の分割性が改善された製氷皿、この製氷皿を備えた自動製氷機、及びこの自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫を提供するものである。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems. An ice making plate having improved ice particle division without impairing the surrounding water to each compartment of the ice making plate, and the ice making plate. An automatic ice maker provided and a refrigerator-freezer provided with the automatic ice maker are provided.
本発明に係る製氷皿は、捻られることによって区画室内の氷が剥離する製氷皿であって、複数の区画室を区画形成する区画壁と、前記区画壁に設けられ、前記区画室間を連通させる溝状の水路部とを備え、前記水路部の表面の全部または一部には、溝、シボ、又は小孔が設けられることによって前記区画室の内面よりも表面積が拡大された氷吸着面が形成されているものである。 An ice tray according to the present invention is an ice tray in which ice in a compartment chamber is peeled off when twisted, and is provided on a partition wall that partitions a plurality of compartment chambers, and communicates between the compartment chambers. An ice adsorbing surface having a surface area larger than the inner surface of the compartment by providing grooves, wrinkles, or small holes in all or part of the surface of the water channel portion. Is formed.
本発明に係る製氷皿は、区画室間を連通させる水路部表面の全部または一部に、凹凸を設けることによって区画室の内面よりも表面積が拡大された氷吸着面が形成されている。ここで、同一の材料表面における氷の吸着力の大小は、吸着面の表面積に依存し、表面積が拡大された氷吸着面における氷の吸着力は、相対的に表面積の小さい面における吸着力よりも大きい。このため、製氷皿の氷室内の氷が離れた後にも氷吸着面には氷が保持されやすく、製氷皿が捻られたときに発生する応力は水路部の氷吸着面に吸着した氷に集中してかかり、その応力によって当該氷が砕かれる。したがって、製氷皿において氷粒を個々に分割することが可能になる。また、本発明の氷吸着面は、水路部の表面に凹凸加工を施すことによって実現されているため、水路部の流路断面積を大きく減少させることもなく、水路部における水の流通を確保することができる。 In the ice tray according to the present invention, an ice adsorption surface having a surface area larger than that of the inner surface of the compartment is formed by providing irregularities on all or part of the surface of the water channel that communicates between the compartments. Here, the magnitude of the ice adsorption force on the same material surface depends on the surface area of the adsorption surface, and the ice adsorption force on the ice adsorption surface with the increased surface area is larger than the adsorption force on the surface with a relatively small surface area. Is also big. For this reason, even after the ice in the ice tray of the ice tray is separated, it is easy to hold the ice on the ice adsorption surface, and the stress generated when the ice tray is twisted is concentrated on the ice adsorbed on the ice adsorption surface of the channel. The ice is broken by the stress. Therefore, it is possible to divide the ice particles individually in the ice tray. In addition, since the ice adsorption surface of the present invention is realized by performing uneven processing on the surface of the water channel portion, water flow in the water channel portion is ensured without greatly reducing the cross-sectional area of the water channel portion. can do.
以下、本発明に係る製氷皿、この製氷皿を備えた自動製氷機、及びこの自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。 Hereinafter, an ice tray according to the present invention, an automatic ice maker equipped with the ice tray, and a refrigerator-freezer equipped with the automatic ice maker will be described with reference to the drawings. In addition, this invention is not limited by the form of drawing shown below.
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る製氷皿の平面図、図2は実施の形態1に係る製氷皿の斜視図である。また、図3は、実施の形態1に係る自動製氷機の構成を説明する側面図である。本実施の形態1に係る自動製氷機10は、例えば、冷蔵室、野菜室、チルド室、冷凍室等の設定温度帯の異なる複数の貯蔵室を備えた冷凍冷蔵庫において、冷凍室あるいは専用の製氷室に設けられるものである。本実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫としては、自動製氷機10を設置するための貯蔵室として冷凍温度に保たれる貯蔵室を有する、任意の構成のものを採用することができる。
1 is a plan view of an ice tray according to
図3に示すように、本実施の形態1に係る自動製氷機10は、製氷皿1と、製氷皿1の下側に配置され製氷皿1で生成された氷を貯める貯氷ケース11と、製氷皿1の端部に接続されて製氷皿1を回動させる駆動装置12とを備える。この自動製氷機10は、冷凍冷蔵庫の冷凍室や製氷室に設けられる。この自動製氷機10に水を供給する給水タンク20は、冷蔵温度に保たれる冷蔵室等の貯蔵室に設置されており、自動製氷機10は、給水タンク20から給水パイプ21を介して供給される水を凍らせて氷を生成する。
As shown in FIG. 3, the
図1、図2に示すように、製氷皿1は、ポリプロピレンなどの合成樹脂材質からなる成型品であり、上面を開口した平面視ほぼ長方形の外形を有している。製氷皿1の内部には、区画壁2によって、凹状に形成された複数の区画室3が区画形成されている。区画室3の内面、すなわち区画壁2の表面は、氷が剥がれやすいように非常に滑らかに形成されている。本実施の形態1では、製氷皿1の奥行き方向に6個並んだ2列の区画室3を例示しているが、区画室3の数や形状は図示のものに限定されない。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
区画壁2には、隣り合う区画室3を連通するための溝状の水路部4が形成されている。図3に示すように、一本の給水パイプ21から製氷皿1へ水が滴下される構成であるので、給水パイプ21からの水がすべての区画室3に行き渡るように、隣り合う区画室3を仕切る区画壁2に水路部4が設けられている。図1に示す例では、各区画室3を区切る区画壁2のすべてに水路部4が設けられている。このため、各区画室3は、幅方向(図1の紙面上下方向)及び奥行き方向(図1の紙面左右方向)に隣接する区画室3と連通している。なお、各区画室3に水が行き渡るように水路部4を設ければよいのであり、水路部4の数や配置は図示のものに限定されない。
The
製氷皿1の長手方向の一端側には、駆動装置12に嵌合される駆動部嵌合部5が設けられている。製氷皿1は、この駆動部嵌合部5を介して駆動装置12に回動可能に支持されている。駆動装置12は、図示しないモータやギヤ等を備え、駆動部嵌合部5を介して図1に示す回動軸Xを中心に製氷皿1を回動させる。また、製氷皿1の長手方向における駆動部嵌合部5の他端側には、ストッパー部6が突出している。本実施の形態1では、ストッパー部6は、製氷皿1の外周から略水平方向に突出した平板状の部材である。なお、ストッパー部6の作用については後述する。
On one end side in the longitudinal direction of the
次に、本実施の形態1に係る製氷皿1の水路部4についてさらに説明する。
図4は、実施の形態1に係る水路部の拡大図であり、図4A、Bは、それぞれ図1において符号A、Bで示す部分に対応している。
Next, the
FIG. 4 is an enlarged view of the water channel portion according to
水路部4は、底面4aと、対向する一対の側面4bにより構成されている。本実施の形態1では、水路部4は、水の流通方向に対して直交する断面で見ると、下底に対して上底が幅広に構成された略台形である(図2参照)。
The
水路部4の表面には凹凸が形成されており、この凹凸が形成された面を、氷吸着面7と称する。図4では、氷吸着面7を網掛け表示している。図4に示すように本実施の形態1では、水路部4の底面4a及び側面4bの全体に、凹凸が形成されている。すなわち、本実施の形態1では、水路部4の底面4a及び側面4bの全面が、氷吸着面7である。氷吸着面7は、製氷皿1の他の面(例えば、区画室3の内面)よりも表面積が大きくなるように構成された面である。氷吸着面7は、例えば、細かい溝(リブ)を形成する、シボを形成する、粒状の複数の凸部を形成する、複数の小孔を形成する、等の種々の凹凸加工方法により形成される。また、製氷皿1の成型に用いる金型の型磨きの粗細によって、氷吸着面7を形成してもよい。具体的には、例えば、製氷皿1の成型に用いる金型の型磨きにおいて、氷吸着面7に対応する部分を、区画室3に対応する部分よりも例えば倍以上粗く磨くことで、成型後の製氷皿1に氷吸着面7を形成することができる。
Concavities and convexities are formed on the surface of the
次に、本実施の形態1に係る製氷皿1の作用を説明する。
まず、製氷皿1はその開口面が上側になるようにして自動製氷機10内に設置され、また、給水タンク20には水が貯められた状態であるものとする。自動製氷機10が製氷動作を開始すると、給水タンク20に貯められた水は、図示しないポンプの動作によって給水パイプ21を通って製氷皿1へと供給される。給水パイプ21から滴下される水は、まず、給水パイプ21の真下に位置する区画室3に入り、さらにその区画室3を形成する区画壁2に設けられた水路部4を通って隣接する区画室3へと入り、同様にして製氷皿1に設けられたすべての区画室3に貯められる。水路部4に形成された氷吸着面7の凹凸は、水の流れをほとんど妨げることがない程度に細かいため、各区画室3に水を行き渡らせることができる。
Next, the operation of the
First, it is assumed that the
そして、製氷皿1の上面側には、図示しない冷却器から送られる冷気が供給され、その冷気を受けて製氷皿1の各区画室3内の水が氷となる。このとき、水路部4においても氷が生成され、各区画室3に形成された氷粒が水路部4内の氷で連なった状態となる。
And the cold air sent from the cooler which is not shown in figure is supplied to the upper surface side of the
製氷皿1内の温度を検出する図示しない温度センサにより、製氷皿1内に氷が生成されたことが検出されると、駆動装置12は、駆動部嵌合部5を介して製氷皿1を回転させる。
When it is detected by a temperature sensor (not shown) that detects the temperature in the
図5は、実施の形態1に係る製氷皿の回転動作を説明する図である。
製氷皿1が90度以上回転した状態において、製氷皿1に設けられたストッパー部6が、製氷皿1を保持する周辺部品30に当接するが、駆動装置12はさらに製氷皿1を回転させる。そうすると、製氷皿1は、回転する駆動部嵌合部5側の端部に対して、ストッパー部6側の端部は回転を停止するため、製氷皿1は捻られて変形する。これにより、製氷皿1上に作られた氷は、製氷皿1の表面の各方向から力を受け、製氷皿1の表面から剥がれようとする。
FIG. 5 is a diagram for explaining the rotation operation of the ice tray according to the first embodiment.
In a state in which the
ここで、区画室3の内面を構成する区画壁2の表面は滑らかに構成されている。このため、区画室3内の氷は、捻り角度が比較的小さいうちに区画室3の表面から浮き上がる。一方、本実施の形態1の水路部4には、区画室3の表面に対して相対的に表面積が大きく氷の保持力が強い氷吸着面7が形成されている。このため、区画室3内に生成された氷が区画室3から離れた後も、氷吸着面7には氷が保持され、製氷皿1の変形によるストレス(応力)は、水路部4に生成された氷に集中してかかる。言い替えると、水路部4に形成された氷吸着面7に対して区画室3の内面が滑らかに構成されていることにより、区画室3内の氷は相対的に早く区画室3の表面から離れ、氷吸着面7上の氷に製氷皿1の変形に伴う力を集中させる時間を設けることができるのである。
このようにして水路部4の氷吸着面7に保持された氷に対して製氷皿1の変形に伴う力が加えられると、水路部4に生成された氷が選択的に砕かれ、製氷皿1内の氷は、各区画室3に形成された氷粒毎に分割される。
Here, the surface of the
When a force accompanying deformation of the
以上のように、本実施の形態1の製氷皿1は、水路部4の底面4a及び側面4bに、凹凸を設けることによって区画室3の内面よりも表面積が拡大された氷吸着面7が形成されている。このため、製氷皿1が捻られて区画室3内の氷が離れても、氷吸着面7には氷が保持されやすく、製氷皿1が捻られたときに発生する応力は氷吸着面7に保持されている氷に集中してかかり、その応力によって氷吸着面7の氷が砕かれる。したがって、製氷皿1において、各区画室3に形成された氷粒を、個々に分割することが可能となる。
As described above, in the
また、本実施の形態1の氷吸着面7は、水路部4の表面に細かな凹凸を設けることによって形成されている。このため、特許文献1に記載の連通溝に設けられた突条部とは異なり、水路部4の流路断面積を大きく減少させることもないので、各区画室3への水の流通を確保することができる。したがって、製氷皿1に形成された複数の区画室3に対して一箇所から水を供給する構成であっても、各区画室3に対して水をまんべんなく供給することができる。また、水路部4の表面に凹凸を形成して表面積を拡大した氷吸着面7を設けることで、氷吸着面7における水のぬれ性が向上し、スムースな水の流れを形成することができる。
Further, the
なお、実施の形態1で示した駆動装置12の動作及びストッパー部6の配置は一例であり、製氷皿1に捻りを加えて離氷させることができるものであれば、これらの具体的構成は限定しない。
Note that the operation of the driving device 12 and the arrangement of the
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、水路部4の底面4a及び側面4bの全面、すなわち水路部4の表面全面に、氷吸着面7を形成する例を示した。本実施の形態2では、水路部4の一部にのみ、氷吸着面7を形成する例を示す。なお、本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一のまたは対応する構成には、同一の符号を付す。
In the first embodiment described above, an example in which the
図6は、実施の形態2に係る水路部の拡大図であり、図6A、Bは、それぞれ図1の符号A、Bで示す部分に対応している。
図6に示すように、実施の形態2では、水路部4の表面のうち区画室3から離れた領域にのみ、氷吸着面7が形成されている。より詳しくは、水路部4の表面のうち、水の流通方向(図6Aの紙面上下方向、図6Bの紙面左右方向)の端部側には氷吸着面7が形成されておらず、水の流通方向の中央部にのみ、網掛け表示で示す氷吸着面7が形成されている。
FIG. 6 is an enlarged view of the water channel portion according to
As shown in FIG. 6, in the second embodiment, the
このような構成において、内部に氷が生成された状態で製氷皿1が捻られると、水路部4の表面のうち区画室3から離れた領域に形成された氷吸着面7には、氷が保持されやすい。このため、氷吸着面7以外の部分に形成された氷が離れた後も氷吸着面7には氷が保持され、製氷皿1が捻られたときの応力が氷吸着面7に保持されている氷に集中してかかり、その応力によって氷吸着面7の氷が砕かれる。したがって、製氷皿1の各区画室3に形成された氷粒を、個々に分割することができる。
In such a configuration, when the
また、氷吸着面7の氷が砕かれる際には、砕かれる部分の近傍に亀裂が生じうるが、本実施の形態2の氷吸着面7は、水路部4のうち区画室3から離れた領域に形成されているので、そのような亀裂が区画室3に形成される氷粒に及びにくい。したがって、氷粒に亀裂が入る可能性を低減させ、外観のよい氷粒を生成することができる。
Further, when the ice on the
実施の形態3.
前述の実施の形態1では、製氷皿1に形成された水路部4のすべてに氷吸着面7を設けるものとして説明した。本実施の形態3では、製氷皿1に形成された水路部4のうちの一部に、氷吸着面7を設ける例を説明する。なお、本実施の形態3では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一のまたは対応する構成には同一の符号を付す。
In the first embodiment described above, it has been described that the
図7は、実施の形態3に係る製氷皿の平面図であり、図7A、Bは、それぞれ、実施の形態3に係る製氷皿の具体例を示している。図7では、各区画室3を区画する区画壁2に設けられた水路部4のうち、氷吸着面7が形成されているものを網掛け表示し、氷吸着面7が形成されていないもの(平坦部8と称する)については符号8を付している。
図7に示すように、実施の形態3に係る製氷皿1は、氷吸着面7が形成された水路部4と、氷吸着面7が形成されていない水路部4とが混在した構成である。より具体的には、各区画室3に連通する複数の水路部4のうちの少なくとも一つは、氷吸着面7が形成されていない平坦部8であり、残りの水路部4に氷吸着面7が形成されている。平坦部8は、例えば区画室3の内面と同様の表面状態であり、氷吸着面7よりも氷の保持力が低いものである。
FIG. 7 is a plan view of the ice tray according to
As shown in FIG. 7, the
なお、図7に示す氷吸着面7は、実施の形態1と同様に水路部4の表面全体に形成されていてもよいし、実施の形態2と同様に水路部4の表面の一部にのみ形成されていてもよい。
The
このような構成において、内部に氷が生成された状態で製氷皿1が捻られると、水路部4の氷吸着面7には氷が保持されやすく、捻られたときの応力が氷吸着面7に保持されている氷に集中してかかり、その応力によって氷吸着面7の氷が砕かれる。
In such a configuration, when the
ここで、氷吸着面7は表面積が相対的に大きく氷の保持力が高いため、氷の保持力の高さによっては、上記のような離氷動作の後に氷吸着面7に氷が残留する可能性がある。そして、氷の残留量が多いと、次に氷を生成する際に、氷吸着面7に残留した氷が給水タンク20から供給される水の流通を妨げ、場合によってはその氷吸着面7を有する水路部4が閉塞されてしまう可能性もある。
しかし、本実施の形態3では、各区画室3に連通する複数の水路部4のうちの少なくとも一つには氷吸着面7が形成されていないので、当該水路部4(平坦部8)においては離氷動作において氷が残留しにくい。このため、仮に氷吸着面7が形成された水路部4がすべて閉塞されたとしても、例えば図7に破線矢印で示すようにして平坦部8を有する水路部4を水が流れ、水が各区画室3に行き渡ることができる。したがって、各区画室3に連通する水路部4が閉塞されることによる水溢れを抑制することができる。
Here, since the
However, in the third embodiment, since the
なお、氷吸着面7に残留した氷は、次に氷を生成する際に氷吸着面7に生成される氷と一体化して、吸着力の高い氷として機能する。したがって、製氷皿1が捻られると、捻られたときの応力が氷吸着面7に保持されている氷に集中してかかり、その応力によって氷吸着面7の氷が砕かれる。このため、製氷皿1内の氷を分割することができる。
The ice remaining on the
また、このように氷吸着面7に氷が保持されることによって、氷吸着面7が形成されていない水路部4である平坦部8においても、氷吸着面が一切設けられていない従来の水路部と比較して、より長く氷が保持される。したがって、氷吸着面が一切設けられていない従来の水路部と比較して、氷吸着面7が形成されていない水路部4に生成された氷に対しても、製氷皿1が捻られたときに大きな力を加えることができる。このため、氷吸着面7が形成されていない平坦部8においても、氷の分割性能を向上させることができる。
In addition, since the ice is held on the
なお、本実施の形態3において、水路部4のうち氷吸着面7を設けないものには、水路部4の表面から突出するリブを設けてもよい。このようにすることで、製氷皿1が捻られたときに、リブが水路部4に形成された氷に亀裂を加えるので、氷吸着面7を有さない水路部4における氷の分割性能を向上させることができる。
In the third embodiment, ribs that protrude from the surface of the
また、図7A、Bに示した氷吸着面7及び平坦部8の配置は一例であり、給水パイプ21の配置、各区画室3への水の流通経路、及び製氷皿1が捻られたときに加えられる力の分布等を考慮して、氷吸着面7及び平坦部8を適宜配置することができる。
Moreover, arrangement | positioning of the ice adsorption |
なお、上記実施の形態1〜3では、製氷皿を回転させる駆動装置を備え自動で氷を離氷させる自動製氷機及びこれに用いられる製氷皿を例に説明したが、本発明に係る水路部及び氷吸着面は、使用者が手動で氷を離氷させる製氷皿に適用することもできる。この場合においても、使用者が製氷皿の長手方向の両端部を把持して捻りを加えたときの力が、水路部に設けられた氷吸着面に保持された氷に集中してかかるので、氷吸着面の氷を分割することができる。
また、上記実施の形態1〜3では、給水タンク20の水を一本の給水パイプ21により製氷皿1に供給するものとして説明したが、給水パイプ21の数(給水箇所の数)は、これに限定されない。また、このような給水タンク20を有さず使用者が直接的に製氷皿1に水を供給する構成であっても、上述のように水路部4における水の流通性が確保されるため、使用者が給水する際に製氷皿1の各区画室3に水を行き渡らせやすい。
In
In the first to third embodiments, the water in the
1 製氷皿、2 区画壁、3 区画室、4 水路部、4a 底面、4b 側面、5 駆動部嵌合部、6 ストッパー部、7 氷吸着面、8 平坦部、10 自動製氷機、11 貯氷ケース、12 駆動装置、20 給水タンク、21 給水パイプ、30 周辺部品。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
複数の区画室を区画形成する区画壁と、
前記区画壁に設けられ、前記区画室間を連通させる溝状の水路部とを備え、
前記水路部の表面の全部または一部には、溝、シボ、又は小孔が設けられることによって前記区画室の内面よりも表面積が拡大された氷吸着面が形成されている
ことを特徴とする製氷皿。 An ice tray in which the ice in the compartment is peeled off when twisted,
A partition wall defining a plurality of compartments;
A groove-shaped water channel portion provided on the partition wall and communicating between the partition chambers;
An ice adsorption surface having a surface area larger than the inner surface of the compartment is formed on all or a part of the surface of the water channel portion by providing grooves, wrinkles, or small holes. Ice tray.
ことを特徴とする請求項1に記載の製氷皿。 The ice making tray according to claim 1, wherein the ice adsorption surface is formed in a region away from the inner surface of the compartment in the surface of the water channel portion.
それぞれの前記区画室に対して他の前記区画室と通じるように設けられた前記水路部のうちの少なくとも一つ以上に、前記氷吸着面が形成されていない
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製氷皿。 The water channel portion in which the ice adsorption surface is formed and the water channel portion in which the ice adsorption surface is not formed are mixed,
At least one or more of the water channel section provided so as to communicate with other of said compartments for each of said compartments, claim, characterized in that it is not the ice suction surface forms the first or The ice tray according to claim 2 .
前記製氷皿を回動させる駆動装置とを備えた
ことを特徴とする自動製氷機。 The ice tray according to any one of claims 1 to 3 ,
An automatic ice making machine comprising: a driving device that rotates the ice tray.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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