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JP5939673B2 - トロイダル型変速機構の変速制御装置 - Google Patents

トロイダル型変速機構の変速制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、トロイダル型変速機構のトラニオンに接続された油圧アクチュエータに供給する油圧を制御して変速比を変更するための変速制御装置に関する。
入力ディスクおよび出力ディスク間に挟持したパワーローラを傾転させることで変速比を無段階に変化させるトロイダル型変速機構において、パワーローラを支持するトラニオンに接続した油圧アクチュエータのピストンの両側に一対の油室を形成し、それらの油室の一方の油圧を増加させて他方の油圧を減少させることでトラニオンを軸方向に駆動して変速比を変化させるとともに、パワーローラからトラニオンに加わる反力荷重を前記油室の油圧によって支持するものが、下記特許文献1により公知である。
この油圧アクチュエータに供給する油圧を制御する変速制御弁は、ステップモータに一端を接続されて駆動されるスプールを備え、このスプールの他端をプリセスカムを介してトラニオンに接続することで、トラニオンの変位をフィードバックしてスプールの位置を目標位置に制御するようになっている。
特開2001−200904号公報
ところで上記特許文献1に記載されたものは、変速制御弁がスプールバルブで構成されるため、ステップモータの回転出力を往復運動に変換するねじ機構や、トラニオンの変位をスプールに伝達するプリセスカム等が必要となり、部品点数が増加して重量やコストが増加する問題があり、しかもオイルに含まれる異物によってスプールバルブがロックする可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、トラニオンを駆動する油圧アクチュエータの作動を制御する変速制御装置の構造を簡素化するとともに、オイルに含まれる異物に対するタフネスを高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、インプットシャフトと共に回転する入力ディスクと、前記インプットシャフトに相対回転自在に支持された出力ディスクと、前記入力ディスクおよび前記出力ディスク間に挟持されたパワーローラと、前記パワーローラを支持するトラニオンと、増速用油室および減速用油室を有して前記トラニオンをトラニオン軸方向に駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータの前記増速用油室および前記減速用油室に供給する油圧を制御する変速制御弁とを備え、前記油圧アクチュエータで前記トラニオンをトラニオン軸方向に駆動し、前記パワーローラをトラニオン軸まわりに揺動させて前記入力ディスクおよび前記出力ディスクとの接触点の位置を変化させることで変速比を変更するトロイダル型変速機構の変速制御装置において、前記変速制御弁は、前記トラニオンに固定されたロータリバルブと、前記ロータリバルブの外周に嵌合するスリーブと、前記スリーブを前記ロータリバルブに対して所定角度回転させる電気アクチュエータとを備え、前記スリーブは、オイルが供給される入力ポートと、前記増速用油室に接続された第1出力ポートと、オイルが排出されるドレンポートと、前記減速用油室に接続された第2出力ポートとを円周方向に順番に備え、前記ロータリバルブは、その外周面の円周方向に離間した位置に凹設された第1制御ポートおよび第2制御ポートを備え、前記第1制御ポートは、前記入力ポートに常時連通するとともに前記第1、第2出力ポートの一方に連通可能であり、前記第2制御ポートは、前記ドレンポートに常時連通するとともに前記第1、第2出力ポートの他方に連通可能であり、前記ロータリバルブがトラニオン軸方向の一方側に移動したときに、前記第1制御ポートは前記第1出力ポートに連通するとともに前記第2制御ポートは前記第2出力ポートに連通し、前記ロータリバルブがトラニオン軸方向の他方側に移動したときに、前記第1制御ポートは前記第2出力ポートに連通するとともに前記第2制御ポートは前記第1出力ポートに連通し、前記第1、第2出力ポートの側辺はトラニオン軸方向に対して傾斜しており、前記第1、第2制御ポートの側辺は前記第1、第2出力ポートの側辺に対して平行であり、前記第1、第2制御ポートは、前記トラニオン軸方向に対して直交する上辺および下辺と、前記トラニオン軸方向に対して傾斜する一対の側辺とを備えて平行四辺形状に形成され、前記第1、第2出力ポートは、前記トラニオン軸方向に対して直交する上辺および下辺と、前記トラニオン軸方向に対して傾斜する一対の側辺とを備えて平行四辺形状に形成され、前記第1、第2制御ポートの上辺および下辺間の距離は、前記第1、第2出力ポートの上辺および下辺間の距離よりも小さく、前記ロータリバルブおよび前記スリーブが前記トラニオン軸方向に相対移動したとき、前記第1、第2制御ポートの上辺および下辺は、前記第1、第2出力ポートの上辺および下辺間を移動することを特徴とするトロイダル型変速機構の変速制御装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、インプットシャフトと共に回転する入力ディスクと、前記インプットシャフトに相対回転自在に支持された出力ディスクと、前記入力ディスクおよび前記出力ディスク間に挟持されたパワーローラと、前記パワーローラを支持するトラニオンと、増速用油室および減速用油室を有して前記トラニオンをトラニオン軸方向に駆動する油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータの前記増速用油室および前記減速用油室に供給する油圧を制御する変速制御弁とを備え、前記油圧アクチュエータで前記トラニオンをトラニオン軸方向に駆動し、前記パワーローラをトラニオン軸まわりに揺動させて前記入力ディスクおよび前記出力ディスクとの接触点の位置を変化させることで変速比を変更するトロイダル型変速機構の変速制御装置において、前記変速制御弁は、前記トラニオンに固定されたロータリバルブと、前記ロータリバルブの外周に嵌合するスリーブと、前記スリーブを前記ロータリバルブに対して所定角度回転させる電気アクチュエータとを備え、前記スリーブは、オイルが供給される入力ポートと、前記増速用油室に接続された第1出力ポートと、オイルが排出されるドレンポートと、前記減速用油室に接続された第2出力ポートとを円周方向に順番に備え、前記ロータリバルブは、その外周面の円周方向に離間した位置に凹設された第1制御ポートおよび第2制御ポートを備え、前記第1制御ポートは、前記入力ポートに常時連通するとともに前記第1、第2出力ポートの一方に連通可能であり、前記第2制御ポートは、前記ドレンポートに常時連通するとともに前記第1、第2出力ポートの他方に連通可能であり、前記ロータリバルブがトラニオン軸方向の一方側に移動したときに、前記第1制御ポートは前記第1出力ポートに連通するとともに前記第2制御ポートは前記第2出力ポートに連通し、前記ロータリバルブがトラニオン軸方向の他方側に移動したときに、前記第1制御ポートは前記第2出力ポートに連通するとともに前記第2制御ポートは前記第1出力ポートに連通し、前記第1、第2出力ポートの側辺はトラニオン軸方向に対して傾斜しており、前記第1、第2制御ポートの側辺は前記第1、第2出力ポートの側辺に対して非平行であり、前記第1、第2制御ポートは、前記トラニオン軸方向に対して直交する上辺および下辺と、前記トラニオン軸方向に対して平行な一対の側辺とを備えて長方形状に形成され、前記第1、第2出力ポートは、前記トラニオン軸方向に対して直交する上辺および下辺と、前記トラニオン軸方向に対して傾斜する一対の側辺とを備えて平行四辺形状に形成され、前記第1、第2制御ポートの上辺および下辺間の距離は、前記第1、第2出力ポートの上辺および下辺間の距離よりも小さく、前記ロータリバルブおよび前記スリーブが前記トラニオン軸方向に相対移動したとき、前記第1、第2制御ポートの上辺および下辺は、前記第1、第2出力ポートの上辺および下辺間を移動することを特徴とするトロイダル型変速機構の変速制御装置が提案される。
請求項1あるいは請求項2の構成によれば、電気アクチュエータで変速制御弁のスリーブを一方向に回転させると、入力ポートから供給されたオイルが第1制御ポートおよび第1出力ポートを介して油圧アクチュエータの増速用油室に供給されるとともに、油圧アクチュエータの減速用油室のオイルが第2出力ポートおよび第2制御ポートを介してドレンポートに排出されることで、トラニオンが軸方向一方に移動して変速比が減少する。逆に電気アクチュエータで変速制御弁のスリーブを他方向に回転させると、入力ポートから供給されたオイルが第1制御ポートおよび第2出力ポートを介して減速用油室に供給されるとともに、増速用油室のオイルが第1出力ポートおよび第2制御ポートを介してドレンポートに排出されることで、トラニオンが軸方向他方に移動して変速比が増加する。このようにしてトラニオンがスリーブの回転位置に応じた新たな位置へと移動すると、トロイダル型変速機構の変速比はトラニオンの新たな位置に応じた変速比に変化する。
トラニオンの位置がスリーブの回転位置により定まる位置からずれると、スリーブおよびロータリバルブが相対移動して第1出力ポートおよび第2出力ポートが入力ポートあるいはドレンポートに連通し、油圧アクチュエータがトラニオンの位置をスリーブの回転位置に応じた本来の位置に戻そうとする荷重が発生することで、トラニオンの位置が目標位置にフィードバック制御される。
このように、トラニオンの位置が変速制御弁のロータリバルブに直接フィードバックされるので、従来のプリセスカムが不要になって部品点数、重量、設置スペース、コスト等を削減できるだけでなく、部品間の精度のバラツキを補償する調整工程が簡素化されて生産性が向上し、しかも部品間の摩擦によるヒステリシスが減少するために制御精度が向上する。また変速制御弁のロータリバルブには入力ディスクおよび出力ディスクからパワーローラが受ける大きな反力がトラニオンを介して伝達されるため、ロータリバルブおよびスリーブ間のバルブロックの原因の一つである異物の噛み込みに対するタフネスが高くなり、その信頼性が向上する。
特に請求項1の構成によれば、第1、第2出力ポートの側辺はトラニオン軸方向に対して傾斜しており、第1、第2制御ポートの側辺は第1、第2出力ポートの側辺に対して平行であるので、ロータリバルブおよびスリーブがトラニオン軸方向あるいは円周方向に相対移動したときに、第1、第2出力ポートおよび第1、第2制御ポートが連通する開口面積を急激に増加させ、フィードバック制御の応答性を高めることができる。
また特に請求項2の構成によれば、第1、第2出力ポートの側辺はトラニオン軸方向に対して傾斜しており、第1、第2制御ポートの側辺は第1、第2出力ポートの側辺に対して非平行であるので、ロータリバルブおよびスリーブがトラニオン軸方向あるいは円周方向に相対移動したときに、第1、第2出力ポートおよび第1、第2制御ポートが連通する開口面積をゆっくりと増加させ、フィードバック制御の安定性を高めることができる。
トロイダル型変速機構のスケルトン図。(第1の実施の形態) 図1の要部拡大図。(第1の実施の形態) 図2の3−3線断面図。(第1の実施の形態) 図3の要部拡大図。(第1の実施の形態) 図4の5−5線断面図。(第1の実施の形態) 図5の6A方向および6B方向矢視図。(第1の実施の形態) 図5に対応する作用説明図。(第1の実施の形態) 変速制御弁のロータリバルブおよびスリーブの分解斜視図。(第1の実施の形態) 変速制御弁の作用説明図。(第1の実施の形態) 図6に対応する図。(第2の実施の形態) 図5に対応する図。(第3の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1〜図9に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、自動車用のトロイダル型変速機構Tは、エンジンEのクランクシャフト11にダンパー12を介して接続されたインプットシャフト13を備えており、インプットシャフト13上に実質的に同一構造の第1無段変速機構14Fおよび第2無段変速機構14Rが支持される。第1無段変速機構14Fは、インプットシャフト13に固定された概略コーン状の入力ディスク15と、インプットシャフト13に相対回転自在かつ軸方向摺動自在に支持された概略コーン状の出力ディスク16と、ローラ軸17まわりに回転自在に支持されるとともにトラニオン軸18,18まわりに傾転自在に支持されて前記入力ディスク15および出力ディスク16に当接可能な一対のパワーローラ19,19とを備える。入力ディスク15および出力ディスク16の対向面はトロイダル曲面から構成されており、パワーローラ19,19がトラニオン軸18,18まわりに傾転すると、入力ディスク15および出力ディスク16に対するパワーローラ19,19の接触点が変化する。
第2無段変速機構14Rは、ドライブギヤ20を挟んで前記第1無段変速機構14Fと実質的に面対称に配置されており、第1、第2無段変速機構14F,14Rの出力ディスク16,16およびドライブギヤ20は一体に形成される。但し、第1無段変速機構14Fの入力ディスク15がインプットシャフト13に固着されるのに対し、第2無段変速機構14Rの入力ディスク15はインプットシャフト13に対して相対回転不能かつ軸方向移動可能にスプライン結合され、インプットシャフト13の左端に形成されたシリンダ35に摺動自在に嵌合する。従って、シリンダ35の内部の油室36に油圧を供給すると、第2無段変速機構14Rの入力ディスク15と、第1、第2無段変速機構14F,14Rの出力ディスク16,16とが、第1無段変速機構14Fの入力ディスク15に向けて押圧され、入力ディスク15,15および出力ディスク16,16とパワーローラ19…との間のスリップを抑制する荷重を発生させることができる。
図2および図3から明らかなように、第1無段変速機構14F(あるいは第2無段変速機構14R)は、インプットシャフト13を挟むように配置された左右一対のトラニオン21,21を備えており、各トラニオン21の下部は下部支持板22にローラベアリング23を介して回転自在、かつ上下摺動自在に支持される。また各トラニオン21にクランク状に屈曲したピボットシャフト24の一端が回転自在に支持されるとともに、ピボットシャフト24の他端にパワーローラ19が回転自在に支持される。
油圧制御ブロック25,26に設けた一対の油圧アクチュエータ27,27のピストンロッド28,28がトラニオン21,21の下端にそれぞれ一体に形成される。各油圧アクチュエータ27は、油圧制御ブロック25に形成されたシリンダ29と、ピストンロッド28に一体に形成されてシリンダ29に摺動自在に嵌合するピストン30と、ピストン30の下側に区画された増速用油室31と、ピストン30の上側に区画された減速用油室32とから構成される。
従って、増速用油室31に高圧のPH圧が供給されて減速用油室32に低圧のPL圧が供給されるとピストン30およびピストンロッド28が上昇し、逆に減速用油室32に高圧のPH圧が供給されて増速用油室31に低圧のPL圧が供給されるとピストン30およびピストンロッド28が下降する。
合計4本のトラニオン21…の上端が、各々球面継手33…を介して上部支持板34の四隅に枢支されており、2本のトラニオン21,21が上動して他の2本のトラニオン21,21が下動するときに、その動きが同期するようになっている。
次に、第1無段変速機構14Fの作用を説明する。一対のトラニオン21,21を油圧アクチュエータ27,27で相互に逆方向に駆動するとパワーローラ19,19が図1の矢印a方向に傾転し、入力ディスク15との接触点がインプットシャフト13に対して半径方向外側に移動するとともに、出力ディスク16との接触点がインプットシャフト13に対して半径方向内側に移動するため、入力ディスク15の回転が増速して出力ディスク16に伝達され、トロイダル型変速機構Tの変速比が連続的に減少する。一方、パワーローラ19,19が図1の矢印b方向に傾転すると、入力ディスク15との接触点がインプットシャフト13に対して半径方向内側に移動するとともに、出力ディスク16との接触点がインプットシャフト13に対して半径方向外側に移動するため、入力ディスク15の回転が減速して出力ディスク16に伝達され、トロイダル型変速機構Tの変速比が連続的に増加する。
第2無段変速機構14Rの作用は上述した第1無段変速機構14Fの作用と同一であり、第1、第2無段変速機構14F,14Rは同期して変速作用を行う。従って、エンジンEのクランクシャフト11からインプットシャフト13に入力された駆動力は、トロイダル型変速機構Tの変速比のレンジ内の任意の変速比で無段階に変速され、ドライブギヤ20から出力される。
次に、図4〜図8に基づいて変速制御弁Vの構造を説明する。
変速制御弁Vは、ピストンロッド28の下端に一体に固定されたロータリバルブ41と、ロータリバルブ41の外周に相対回転自在に嵌合するスリーブ42とを備えており、スリーブ42はステッピングモータよりなる電気アクチュエータ43に接続されて所定角度回転可能である。変速制御弁Vがロータリバルブ41を備えることで、電気アクチュエータ43の回転出力を往復動に変換してスプールを駆動する必要がなくなり、構造の簡素化および制御精度の向上が可能になる。
スリーブ42には、PH油圧源44に接続された入力ポートPiと、油圧アクチュエータ27の増速用油室31に接続された第1出力ポートPo1と、PL油圧源45に接続されたドレンポートPdと、油圧アクチュエータ27の減速用油室32に接続された第2出力ポートPo2とが、スリーブ42を径方向に貫通するように円周方向に順番に形成される。PH油圧源44およびPL油圧源45はオイルポンプにより発生した油圧を高圧のPH圧と低圧のPL圧に調圧するもので、PH圧およびPL圧を増速用油室31および減速用油室32に選択的に供給することで、その差圧で油圧アクチュエータ27を駆動するようになっている。
本実施の形態では、入力ポートPi、第1出力ポートPo、ドレンポートPdおよび第2出力ポートPo2は、スリーブ42の中心角180°毎に2セット設けられる。図6および図8から明らかなように、入力ポートPi、第1出力ポートPo、ドレンポートPdおよび第2出力ポートPo2の形状は、何れも上辺aおよび下辺bがトラニオン軸18に対して直交し、一対の側辺c,dがトラニオン軸18に対して傾斜することで、平行四辺形を構成している。
スリーブ42は電気アクチュエータ43によって回転するため、PH油圧源44および入力ポートPiを接続する油路46と、第1出力ポートPo1および増速用油室31を接続する油路47と、ドレンポートPdおよびPL油圧源45を接続する油路48と、第2出力ポートPo2および減速用油室32を接続する油路49とは、フレキシブルなパイプ等で構成される。
一方、ロータリバルブ41の外周面には第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2が、前記外表面から窪むように円周方向に離間して形成される。本実施の形態では、第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2は、ロータリバルブ41の中心角180°毎に2セット設けられる。図6および図8から明らかなように、第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2の形状は、何れも上辺eおよび下辺fがトラニオン軸18に対して直交し、一対の側辺g,hがトラニオン軸18に対して傾斜することで、平行四辺形を構成している。入力ポートPi、第1出力ポートPo、ドレンポートPdおよび第2出力ポートPo2の一対の側辺c,dと、第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2の一対の側辺g,hとは相互に平行である。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
図5は変速制御弁Vが中立位置にある状態を示しており、PH油圧源44に入力ポートPiを介して接続された第1制御ポートPc1は、第1出力ポートPo1および第2出力ポートPo2の両方から遮断され、かつPL油圧源45にドレンポートPdを介して接続された第2制御ポートPc2は、第1出力ポートPo1および第2出力ポートPo2の両方から遮断される。これにより、油圧アクチュエータ27の増速用油室31および減速用油室32は共に閉塞され、トラニオン21が停止して変速比が一定に維持される。
この中立状態から、図7(A)に示すように、電気アクチュエータ43で変速制御弁Vのスリーブ42を時計方向に回動すると、図6(A)に示すように、ロータリバルブ41の第1制御ポートPc1がスリーブ42に対して矢印A方向に相対回転し、S1の領域で第1制御ポートPc1および第1出力ポートPo1が連通するとともに、図6(B)に示すように、ロータリバルブ41の第2制御ポートPc2がスリーブ42に対して矢印B方向に相対回転し、S2の領域で第2制御ポートPc2および第2出力ポートPo2が連通する。その結果、PH油圧源44が入力ポートPi→第1制御ポートPc1→第1出力ポートPo1の経路で増速用油室31に連通し、かつ減速用油室32が第2出力ポートPo2→第2制御ポートPc2→ドレンポートPdの経路でPL油圧源45に接続されるため、図4において増速用油室31が高圧になって減速用油室32が低圧になり、その差圧で油圧アクチュエータ27のピストン30がトラニオン21とともに上昇する。
このとき、パワーローラ19が入力ディスク15および出力ディスク16からの反力でトラニオン軸18まわりのトルクを受けるため、トラニオン21は上昇しながら一方向に回転し、パワーローラ19の入力ディスク15および出力ディスク16への接触点が変化することで変速比が増速方向(減少方向)に変化する。
逆に前記中立状態から、図7(B)に示すように、電気アクチュエータ43で変速制御弁Vのスリーブ42を反時計方向に回動すると、図6(A)に示すように、ロータリバルブ41の第1制御ポートPc1がスリーブ42に対して矢印B方向に相対回転し、S2の領域で第1制御ポートPc1および第2出力ポートPo2が連通するとともに、図6(B)に示すように、ロータリバルブ41の第2制御ポートPc2がスリーブ42に対して矢印A方向に相対回転し、S1の領域で第2制御ポートPc2および第1出力ポートPo1が連通する。その結果、PH油圧源44が入力ポートPi→第1制御ポートPc1→第2出力ポートPo2の経路で減速用油室32に連通し、かつ増速用油室31が第1出力ポートPo1→第2制御ポートPc2→ドレンポートPdの経路でPL油圧源45に接続されるため、図4において増速用油室31が低圧になって減速用油室32が高圧になり、その差圧で油圧アクチュエータ27のピストン30がトラニオン21とともに下降する。
このとき、パワーローラ19が入力ディスク15および出力ディスク16からの反力でトラニオン軸18まわりのトルクを受けるため、トラニオン21は下降しながら他方向に回転し、パワーローラ19の入力ディスク15および出力ディスク16への接触点が変化することで変速比が減速方向(増加方向)に変化する。
次に、上記作用を図9に基づいて更に具体的に説明する。
図9(A)は一定変速比でのクルーズ状態を示すもので、パワーローラ19が入力ディスク15および出力ディスク16から下向きの反力Frを受けることで、トラニオン21が回転しながら下向きに付勢される。変速比を一定に維持するには、油圧アクチュエータ27が前記下向きの反力Frに対抗してトラニオン21を上向きに付勢し、その位置を一定に維持する必要がある。しかしながら、トラニオン21が回転しながら下向きに付勢されると、トラニオン21に接続されたロータリバルブ41は、第1制御ポートPc1が第1出力ポートPo1に連通し、かつ第2制御ポートPc2が第2出力ポートPo2に連通するため(図6(A)、(B)のS4の領域参照)、油圧アクチュエータ27の下側の増速用油室31が高圧になって上側の減速用油室32が低圧になり、その差圧でトラニオン21が上向きに付勢されて前記反力Frと釣り合うことで、トラニオン21の位置が定まって変速比が一定に維持される。
図9(B)に示すように、例えば変速比を増加させるべく電気アクチュエータでスリーブ42を回転させると、第1制御ポートPc1が第1出力ポートPo1に連通し、かつ第2制御ポートPc2が第2出力ポートPo2に連通するため、図9(C)に示すように、油圧アクチュエータ27の増速用油室31が高圧になって減速用油室32が低圧になり、その差圧でトラニオン21が上向きに付勢されて上昇することで変速比が増加方向に変化する。
このとき、トラニオン21は上昇しながら回転するため、変速制御弁Vのロータリバルブ41も上昇しながら回転し(図9(C)参照)、やがて第1制御ポートPc1と第1出力ポートPo1との連通が絶たれ、かつ第2制御ポートPc2と第2出力ポートPo2との連通が絶たれることで、トラニオン21が新たな変速比に対応する位置で停止して変速が完了する。
上昇するトラニオン21が慣性で更に上昇して本来の停止位置をオーバーシュートした場合には、図9(D)に示すように、第1制御ポートPc1が第2出力ポートPo2に連通し、かつ第2制御ポートPc2が第1出力ポートPo1に連通するため(図6(A)、(B)のS3の領域参照)、油圧アクチュエータ27の増速用油室31が低圧になって減速用油室32が高圧になる。その結果、図9(E)に示すように、その差圧でトラニオン21が下向きに付勢されて下降することで、オーバーシュートしたトラニオン21が本来の停止位置に押し戻され、新たな変速比に対応する位置に自動的に停止する。
このように、トラニオン21が回転しながら上昇/下降すると、それに応じて変速制御弁Vのロータリバルブ41が回転しながら上昇/下降してスリーブ42との位置関係が変化することで、トラニオン21の位置が変速制御弁Vにフィードバックされるため、変速制御弁Vによるトラニオン21の位置、即ちトロイダル型変速機構Tの変速比を精度良くフィードバック制御することができる。
しかもトラニオン21の位置が変速制御弁Vのロータリバルブ41に直接フィードバックされるので、従来のプリセスカムが不要になって部品点数、重量、設置スペース、コスト等を削減できるだけでなく、部品間の精度のバラツキを補償する調整工程が簡素化されて生産性が向上し、しかも部品間の摩擦によるヒステリシスが減少するために制御精度が向上する。
また変速制御弁Vのロータリバルブ41には入力ディスク15および出力ディスク16からパワーローラ19が受ける大きな反力がトラニオン21を介して伝達されるため、ロータリバルブ41およびスリーブ42間のバルブロックの原因の一つである異物の噛み込みに対するタフネスが高くなり、その信頼性が向上する。
第2の実施の形態
次に、図10に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
図6に示す第1実施の形態では、変速制御弁Vのロータリバルブ41の第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2が平行四辺形であって側辺g,hがトラニオン軸18に対して傾斜しているが、図10に示す第2の実施の形態では、第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2が長方形であって側辺g,hがトラニオン軸18に対して平行である。
第1の実施の形態では、ロータリバルブ41がスリーブ42に対してトラニオン軸18方向あるいは円周方向に移動したとき、第1制御ポートPc1あるいは第2制御ポートPc2が第1出力ポートPo1あるいは第2出力ポートPo2に連通する開口面積が急激に増加するのに対し、第2の実施の形態では、前記開口面積がゆっくりと増加する。従って、第1の実施の形態ではフィードバック制御の応答性が高くなって安定性が低くなるという特性がある一方、第2の実施の形態ではフィードバック制御の応答性が低くなって安定性が高くなるという特性がある。よって、要求される特性に応じて、第1、第2の実施の形態の第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2の形状を選択すれば良い。
第3の実施の形態
次に、図11に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
図5に示す第1実施の形態では、変速制御弁Vのロータリバルブ41の第1制御ポートPc1および第2制御ポートPc2と、スリーブ42の入力ポートPi、第1出力ポートPo1、第2出力ポートPo2およびドレンポートPdとが、それぞれ2個ずつ設けられているが、図11に示す第3の実施の形態のように、それらのポートは少なくとも1個ずつ設けられていれば良い。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態のトロイダル変速機構Tはダブルキャビティ型のものであるが、シングルキャビティ型のものであっても良い。
13 インプットシャフト
15 入力ディスク
16 出力ディスク
18 トラニオン軸
19 パワーローラ
21 トラニオン
27 油圧アクチュエータ
31 増速用油室
32 減速用油室
41 ロータリバルブ
42 スリーブ
43 電気アクチュエータ
Pc1 第1制御ポート
Pc2 第2制御ポート
Pd ドレンポート
Pi 入力ポート
Po1 第1出力ポート
Po2 第2出力ポート
V 変速制御弁
第1、第2出力ポートの上辺
第1、第2出力ポートの下辺
c 第1、第2出力ポートの側辺
d 第1、第2出力ポートの側辺
第1、第2制御ポートの上辺
第1、第2制御ポートの下辺
g 第1、第2制御ポートの側辺
h 第1、第2制御ポートの側辺

Claims (2)

  1. インプットシャフト(13)と共に回転する入力ディスク(15)と、前記インプットシャフト(13)に相対回転自在に支持された出力ディスク(16)と、前記入力ディスク(15)および前記出力ディスク(16)間に挟持されたパワーローラ(19)と、前記パワーローラ(19)を支持するトラニオン(21)と、増速用油室(31)および減速用油室(32)を有して前記トラニオン(21)をトラニオン軸(18)方向に駆動する油圧アクチュエータ(27)と、前記油圧アクチュエータ(27)の前記増速用油室(31)および前記減速用油室(32)に供給する油圧を制御する変速制御弁(V)とを備え、前記油圧アクチュエータ(27)で前記トラニオン(21)をトラニオン軸(18)方向に駆動し、前記パワーローラ(19)をトラニオン軸(18)まわりに揺動させて前記入力ディスク(15)および前記出力ディスク(16)との接触点の位置を変化させることで変速比を変更するトロイダル型変速機構の変速制御装置において、
    前記変速制御弁(V)は、前記トラニオン(21)に固定されたロータリバルブ(41)と、前記ロータリバルブ(41)の外周に嵌合するスリーブ(42)と、前記スリーブ(42)を前記ロータリバルブ(41)に対して所定角度回転させる電気アクチュエータ(43)とを備え、
    前記スリーブ(42)は、オイルが供給される入力ポート(Pi)と、前記増速用油室(31)に接続された第1出力ポート(Po1)と、オイルが排出されるドレンポート(Pd)と、前記減速用油室(32)に接続された第2出力ポート(Po2)とを円周方向に順番に備え、
    前記ロータリバルブ(41)は、その外周面の円周方向に離間した位置に凹設された第1制御ポート(Pc1)および第2制御ポート(Pc2)を備え、
    前記第1制御ポート(Pc1)は、前記入力ポート(Pi)に常時連通するとともに前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の一方に連通可能であり、前記第2制御ポート(Pc2)は、前記ドレンポート(Pd)に常時連通するとともに前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の他方に連通可能であり、
    前記ロータリバルブ(41)がトラニオン軸(18)方向の一方側に移動したときに、前記第1制御ポート(Pc1)は前記第1出力ポート(Po1)に連通するとともに前記第2制御ポート(Pc2)は前記第2出力ポート(Po2)に連通し、前記ロータリバルブ(41)がトラニオン軸(18)方向の他方側に移動したときに、前記第1制御ポート(Pc1)は前記第2出力ポート(Po2)に連通するとともに前記第2制御ポート(Pc2)は前記第1出力ポート(Po1)に連通し、
    前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の側辺(c,d)はトラニオン軸(18)方向に対して傾斜しており、前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)の側辺(g,h)は前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の側辺(c,d)に対して平行であり、
    前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)は、前記トラニオン軸(18)方向に対して直交する上辺(e)および下辺(f)と、前記トラニオン軸(18)方向に対して傾斜する一対の側辺(g,h)とを備えて平行四辺形状に形成され、
    前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)は、前記トラニオン軸(18)方向に対して直交する上辺(a)および下辺(b)と、前記トラニオン軸(18)方向に対して傾斜する一対の側辺(c,d)とを備えて平行四辺形状に形成され、
    前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)の上辺(e)および下辺(f)間の距離は、前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の上辺(a)および下辺(b)間の距離よりも小さく、
    前記ロータリバルブ(41)および前記スリーブ(42)が前記トラニオン軸(18)方向に相対移動したとき、前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)の上辺(e)および下辺(f)は、前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の上辺(a)および下辺(b)間を移動することを特徴とするトロイダル型変速機構の変速制御装置。
  2. インプットシャフト(13)と共に回転する入力ディスク(15)と、前記インプットシャフト(13)に相対回転自在に支持された出力ディスク(16)と、前記入力ディスク(15)および前記出力ディスク(16)間に挟持されたパワーローラ(19)と、前記パワーローラ(19)を支持するトラニオン(21)と、増速用油室(31)および減速用油室(32)を有して前記トラニオン(21)をトラニオン軸(18)方向に駆動する油圧アクチュエータ(27)と、前記油圧アクチュエータ(27)の前記増速用油室(31)および前記減速用油室(32)に供給する油圧を制御する変速制御弁(V)とを備え、前記油圧アクチュエータ(27)で前記トラニオン(21)をトラニオン軸(18)方向に駆動し、前記パワーローラ(19)をトラニオン軸(18)まわりに揺動させて前記入力ディスク(15)および前記出力ディスク(16)との接触点の位置を変化させることで変速比を変更するトロイダル型変速機構の変速制御装置において、
    前記変速制御弁(V)は、前記トラニオン(21)に固定されたロータリバルブ(41)と、前記ロータリバルブ(41)の外周に嵌合するスリーブ(42)と、前記スリーブ(42)を前記ロータリバルブ(41)に対して所定角度回転させる電気アクチュエータ(43)とを備え、
    前記スリーブ(42)は、オイルが供給される入力ポート(Pi)と、前記増速用油室(31)に接続された第1出力ポート(Po1)と、オイルが排出されるドレンポート(Pd)と、前記減速用油室(32)に接続された第2出力ポート(Po2)とを円周方向に順番に備え、
    前記ロータリバルブ(41)は、その外周面の円周方向に離間した位置に凹設された第1制御ポート(Pc1)および第2制御ポート(Pc2)を備え、
    前記第1制御ポート(Pc1)は、前記入力ポート(Pi)に常時連通するとともに前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の一方に連通可能であり、前記第2制御ポート(Pc2)は、前記ドレンポート(Pd)に常時連通するとともに前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の他方に連通可能であり、
    前記ロータリバルブ(41)がトラニオン軸(18)方向の一方側に移動したときに、前記第1制御ポート(Pc1)は前記第1出力ポート(Po1)に連通するとともに前記第2制御ポート(Pc2)は前記第2出力ポート(Po2)に連通し、前記ロータリバルブ(41)がトラニオン軸(18)方向の他方側に移動したときに、前記第1制御ポート(Pc1)は前記第2出力ポート(Po2)に連通するとともに前記第2制御ポート(Pc2)は前記第1出力ポート(Po1)に連通し
    前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の側辺(c,d)はトラニオン軸(18)方向に対して傾斜しており、前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)の側辺(g,h)は前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の側辺(c,d)に対して非平行であり、
    前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)は、前記トラニオン軸(18)方向に対して直交する上辺(e)および下辺(f)と、前記トラニオン軸(18)方向に対して平行な一対の側辺(g,h)とを備えて長方形状に形成され、
    前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)は、前記トラニオン軸(18)方向に対して直交する上辺(a)および下辺(b)と、前記トラニオン軸(18)方向に対して傾斜する一対の側辺(c,d)とを備えて平行四辺形状に形成され、
    前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)の上辺(e)および下辺(f)間の距離は、前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の上辺(a)および下辺(b)間の距離よりも小さく、
    前記ロータリバルブ(41)および前記スリーブ(42)が前記トラニオン軸(18)方向に相対移動したとき、前記第1、第2制御ポート(Pc1,Pc2)の上辺(e)および下辺(f)は、前記第1、第2出力ポート(Po1,Po2)の上辺(a)および下辺(b)間を移動することを特徴とするトロイダル型変速機構の変速制御装置。
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