JP5938938B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
この装置は、図2から明らかなように、左右の側板8,8に横架したガイド部材であるガイドロッド9でキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ4で駆動プーリ6Aと従動プーリ6B間に架け渡したタイミングベルト5を介して図2の矢示方向(主走査方向)に移動走査する。なお、キャリッジ3とガイドロッド9との間には、ガイドブッシュ(軸受け)3a,3aをそれぞれ介在させている。
図示のように、搬送ローラ27の軸には、光を透過する透過部と透過しない非透過部とが交互に側面に形成された円板型エンコーダシート34と、この円板型エンコーダシート34の透過部と非透過部を検知するエンコーダセンサ35が設けられ、これらの円板型エンコーダシート34及びエンコーダセンサ35によってエンコーダ36を構成している。
ヘッド7は上下方向(略垂直)に配置され、ヘッド7には破線で示すノズル16が配設されている。また、吸収部材としての吸収体73を内部に上下方向(略垂直)に備えた吸引キャップ71がヘッド7に対して可動に配置され、ヘッド7のキャッピング、デキャップ(アンキャップ)を行うことができる。ノズル16からは横方向(図中左方向)にインク滴が吐出される。吸収体73は、吸引口77と大気開放口79が連通するように吸引キャップ71内に備えられている。なお、一般的なインクジェットプリンタではインクは鉛直下方向に吐出されるが、本発明における「横方向」には、吸引キャップ内のインクへの重力の影響が無視できない程度まで含まれ、具体的には45度程度の仰角から45度程度の俯角の範囲まで含まれる。
1つは、前述のクリーニング動作時のヘッド吸引でキャップ内に排出されたインクを吸収体73により保持することである。吸収体73がない場合、キャップ内にインクが自由に存在するため、他のクリーニング動作にてインクがキャップ外に漏れ出す恐れがある。吸収体73はこれを防止するために必要である。
ヘッド7及び吸引キャップ71は上下方向に配置されているため、キャップ内に排出されて吸収体73で保持されたインクは重力の影響で下側に溜まり易く、上側では比較的少なくなる。より詳細に重力の影響を考察すると、吸引動作等によりヘッド7のノズル16から吸収体73に向かってインクが排出されたとき、吸収体73が保持しきれない分は下に流れ落ちる。また、吸収体73に保持されたインクは、重力により吸収体の表面に沿って徐々に下に落ちていく。従って、上側は下側に比べて保持されているインク量が少ないため、水分蒸発による影響を受け易く、上側のノズル16のインク吐出性能が悪化し易い。
具体的には、図5に示すように、上側においても十分なインク量が吸収体73で保持されるように、上側に空隙率の低い吸収体を配置し、下側に空隙率の高い吸収体を配置する。このようにインク浸透性の異なる少なくとも2種の吸収体を用いることにより、上側の吸収体での毛管現象によるインクの保持力が下側よりも高まり、上側の吸収体で保持されるインク量も増える。従って、簡単な構成で、上側のノズル16を十分に保湿することができ、ノズル全体にわたって良好なインク吐出性能が得られる。
キャップ内には、大気開放口79と吸引口77を塞がないように吸収体73が配置されている。また、吸収体73は吸引キャップ71の側面部に両面テープ75を用いて接着されている。ここで、接着部は1箇所でも複数箇所でもよい。吸引キャップ71の縁部分は、ヘッドのノズル面と接触してこれを密閉するためのニップ部81である。
図示のように、吸収体73の紙面垂直方向の奥行き(厚み)は一定としたまま、左右方向の幅を変化させている。上側の吸収体の幅を下側よりも広くすることにより、1種類の部材だけで上側の吸収体のインク保持力を増やすことができる。この幅の変化は前述の吸収体73の例に組み合わせることもできる。
印刷が開始されると(S1)、吸引キャップ内の乾燥度を示すカウンターによって、印刷時等のキャップ開放動作に伴いカウントを開始する(S2)。吸引キャップ内の乾燥度の判定のために、例えばキャップ開放時間を累積計測するカウンターが利用できる。印刷終了後(S3)、キャップ内の乾燥度の判定を行い(S4)、カウンターの閾値を越えたらキャップ内を湿らせる動作を実行し(S5)、常に所定レベルまでキャップ内を湿らせた状態に保持する。そして、キャップ内の乾燥度のカウンターをリセットし(S6)、ヘッドをキャッピングする(S7)。カウンターが閾値未満の場合、そのままヘッドをキャッピングし(S7)、キャップ内を湿らせるメンテナンス動作は実行しない。
先ず、キャップ71でヘッド7をキャッピングし(S1)、キャップ内空吐出を行って(S2)、キャップ内を湿らせる。次いで、キャップ内大気開放を行い(S3)、キャップ内上部に空気の入り口を形成する。そして、キャップ内吸引し(S4)、キャップ内の余分なインクを吸引・排出し、デキャップする(S5)。キャップ内空吐出されたインクがキャップ内から流出しないように、キャッピングした状態での空吐出が好ましい。また、キャップ内空吐出後、吸収体に吸収されなかったインクを排出するために、大気開放後にキャップ内吸引を実施することが好ましい。また、キャップ内空吐出したインクがノズル面に付着する場合には、空吐出後にワイピングを実施することもできる。
先ず、キャップ71でヘッド7をキャッピングし(S1)、少量のインクでキャップ内空吐出を行って(S2)、キャップ内を湿らせる。次いで、少量のインク吐出後に待ち時間を設けながら(S3)、吐出されたインクが所定滴数に到達するまで(S4)、キャップ内空吐出と待ち時間を繰り返す。インクの所定滴数到達後は、キャップ内大気開放(S5)、キャップ内吸引(S6)、デキャップ(S7)を行う。このように吸収部材への浸透時間である待ち時間を設けることで、一度に多くの量のインクを吐出して吸収体が吸収しきれずにインクが下に流れてしまうことを防止し、よりいっそうメンテナンスインクの消費量を低減することができる。このとき、キャップ内空吐出(S2)において、乾燥し易い上側ほどインク保持量を多くするために、空吐出滴数を上側ほど増やしてもよい。また、待ち時間を設けることは別の効果も有する。すなわち、キャップ内で空吐出を連続的に実施すると内部で気流が発生し、それがノズル面にインクを付着させるが、待ち時間を設け、定常流を発生させなければ、ノズル面へのインク付着量も低減できる。
16 ノズル
71 キャップ
73 吸収体(吸収部材)
74 閉鎖手段
77 吸引口
79 大気開放口
Claims (6)
- インク滴を横方向に吐出する複数のノズルが上下方向に配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、前記ノズル列のノズル面をキャッピングするキャップと、前記キャップ内に設けられてインク滴を吸収し、前記キャップ内を保湿する吸収部材と、を備えた画像形成装置において、
前記吸収部材の上側の厚み及び/又は幅は下側よりも大きく、前記吸収部材の上側におけるインク保持力が下側よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。 - インク滴を横方向に吐出する複数のノズルが上下方向に配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、前記ノズル列のノズル面をキャッピングするキャップと、前記キャップ内に設けられてインク滴を吸収し、前記キャップ内を保湿する吸収部材と、を備え、
前記吸収部材は、インク保持力の異なる少なくとも2種の前記吸収部材を有し、
前記キャップ内の上側に配置された第1の前記吸収部材の空隙率を前記キャップ部材の下側に配置された第2の前記吸収部材の空隙率よりも低くすることによって、前記吸収部材の上側におけるインク保持力が下側よりも大きくされ、
前記吸収部材を湿らせるために前記ノズルから前記キャップに向かってインクを吐出し、この際前記ノズルの上側からのインク吐出量を下側よりも多くすることを特徴とする画像形成装置。 - インク滴を横方向に吐出する複数のノズルが上下方向に配列されたノズル列を有する記録ヘッドと、前記ノズル列のノズル面をキャッピングするキャップと、前記キャップ内に設けられてインク滴を吸収し、前記キャップ内を保湿する吸収部材と、を備え、
前記吸収部材の上側におけるインク保持力が下側よりも大きく、
前記吸収部材を湿らせるために前記ノズルから前記キャップに向かってインクを吐出し、この際前記ノズルの上側からのインク吐出量を下側よりも多くすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記吸収部材を湿らせる際、少量のインク吐出後に待ち時間を設け、吐出されたインクが所定滴数に到達するまでインク吐出と待ち時間を繰り返すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記ノズル及び前記キャップ内のインク滴を吸引する吸引手段をさらに備え、
前記キャップは、前記吸引手段に接続された吸引口と、大気に通じる大気開放口とを有し、
前記吸引口は前記キャップの下側に設けられ、前記大気開放口は前記キャップの上側に設けられ、
キャッピング時に、前記キャップと前記ヘッドのノズル面とで構成する空間内において、前記吸引口と前記大気開放口が連通するように、且つ、前記吸収部材は前記大気開放口及び前記吸引口を塞がないように、前記吸収部材は前記キャップ内に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記吸収部材を湿らせるために、前記吸引手段によって前記ノズルからインク滴を吸引することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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