JP2010000671A - インクカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタからインクカートリッジを取り外す際に、プリンタ周辺、及びユーザの手を汚すことなく取り外せるようにする。
【解決手段】インクを貯留するインク貯留手段と、インク貯留手段に貯留するインクを排出する排出手段と、排出手段の外部との接触を保護する保護手段とを備え、保護手段は、軸にして90度回転するための支点を有し、一端を押されることによって90度回転して排出手段の外部との接触を可能にし、90度回転した状態でさらに保護手段を押し込むことによってカートリッジ内に水平に収容され、排出手段よりも外側に突出した状態で停止して排出手段から垂れるインクの受け皿となることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】インクを貯留するインク貯留手段と、インク貯留手段に貯留するインクを排出する排出手段と、排出手段の外部との接触を保護する保護手段とを備え、保護手段は、軸にして90度回転するための支点を有し、一端を押されることによって90度回転して排出手段の外部との接触を可能にし、90度回転した状態でさらに保護手段を押し込むことによってカートリッジ内に水平に収容され、排出手段よりも外側に突出した状態で停止して排出手段から垂れるインクの受け皿となることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、インクカートリッジ交換の際に、インクがこぼれたり、カートリッジに触れて手が汚れたりすることを防止するインクカートリッジ及び画像形成装置に関する。
図10は、従来のインクカートリッジを示す図である。ヘッドにインクカートリッジを装着しないインクジェットプリンタでは、サブタンクにチューブを介してインクを供給するために、図のようなインクカートリッジ101を装着する。
インクカートリッジ101は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローなどのインクが入った袋102と、プリンタにインクを供給するためのインク供給口103及び、カートリッジ情報をプリンタが認識するための記録チップ104から構成される。
インク供給口103は、プリンタに装着する際に、プリンタ側に備えられた受け針によって穴が空けられ、プリンタ側へインクを供給することが可能となる。記録チップ104には、インク色情報、残インク量などの情報が保持されており、インクが空になった場合にプリンタ側に備えられた電極などによってインクの空情報が読み書きされる。
プリンタに装着された従来インクカートリッジは、ユーザが交換する際などにインク供給針に付着したインクがインク供給口に移ることがあり、インク供給口からインクカートリッジの装着部に垂れてしまっていた。このようにインクが垂れてしまうと、新たに装着した別のインクカートリッジにもインクが付着してしまうという問題があった。
そこで、この問題を解決する方法として、カートリッジのインク供給口より下方に、インク滴受け板を設置する技術が知られている。
例えば、特許文献1では、インクカートリッジをプリンタより取り外される際に、プリンタ内にインク滴が垂れ落ちるのを低減するために、インクカートリッジのインク供給口の下部に、突起板を設け、インクが垂れたとしても該突起板にてインク垂れを受けるようにする技術が開示されている。
特開2007−268792号公報
しかしながら、特許文献1における発明においては、インク供給口下方に突出部を設けることによって、インクがプリンタ内に垂れることを防止しているが、インク交換時にユーザが突出部に触れてしまった場合などには、ユーザの手が汚れてしまうといった問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、プリンタからインクカートリッジを取り外す際に、プリンタ周辺、及びユーザの手を汚すことなく取り外せるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明におけるインクカートリッジは、インクを貯留するインク貯留手段と、インク貯留手段に貯留するインクを排出する排出手段と、排出手段の外部との接触を保護する保護手段とを備え、保護手段は、軸にして90度回転するための支点を有し、一端を押されることによって90度回転して排出手段の外部との接触を可能にし、90度回転した状態でさらに保護手段を押し込むことによってカートリッジ内に水平に収容され、排出手段よりも外側に突出した状態で停止して排出手段から垂れるインクの受け皿となることを特徴とする。
保護手段は、インク垂れを受ける面にインクを吸収するための吸収手段を有することを特徴とする。
インク貯留手段に貯留されているインクの色によって、支点の位置が異なることを特徴とする。
保護手段は、支点の側部にカートリッジ外側方向へ作用する弾性体を有し、保護手段がカートリッジ内側へ押し込まれない場合には、支点をカートリッジ外側方向へ押し出し、排出手段の外部との接触を保護することを特徴とする。
また、本発明における画像形成装置は、上記のインクカートリッジにおける保護手段の前記一端を押し、前記保護手段を90度回転させる押し当て手段を有することを特徴とする。
本発明により、プリンタ装着時にはインク垂れ用の受け皿の役割をするカバーが、プリンタに装着していないときには該カバーがインク供給口を覆うように保護するため、インク垂れ受け部にユーザの手が触れるのを防ぐことが可能である。
図1及び2は、インクジェット記録装置における全体構成を示す図である。これらを用いて、インクジェット記録装置の内部構成について詳細に説明する。
フレーム21は、左右の側板21A、21B、及び後板21Cとで構成されており、21A及び21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を保持している。また、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して主走査方向(矢印方向)に摺動自在に移動走査する。
キャリッジ33は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を有し、複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
インク吐出口は、全てを同時に駆動させる以外に、時間的に分割して駆動させてもよい。全インク吐出口を同時に駆動させると、各インク吐出口間のクロストークの影響による記録品位の低下や、一時的に大電流が必要になるため、電源の大容量化などの不利益が生じる場合があるが、時分割駆動することでこれらの不利益を避けることが可能である。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用可能である。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図示しない制御部との間でハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続される。
また、キャリッジ33は、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。サブタンク35は、各色に対して備えられ、インク供給チューブ36を介して、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニットが設けられており、また、インク供給チューブ36は、絡まることのないように這い回しの途中で後板21Cに備えられた係止部材25にて固定されている。
一方、給紙トレイ2は、圧板から成る用紙積載部41上に用紙42が積載される。用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離供給するために、半月状の給紙コロ43及びそれに対向して備えられた摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44が備えられる。
この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51とを備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、図示しない副走査モータによって搬送ローラ52が回転駆動され、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成される。この搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えば、ETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
搬送ベルト51の下部には、表面を帯電させるための帯電ローラ56を備えている。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52はアースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層と接触配置される。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応するガイド部材57を配置している。ガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ52とテンションローラ53)の接線よりも記録ヘッド34側に突出しており、これにより搬送ベルト51の平面性を高精度に維持している。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するため、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高く構成される。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着される。この両面ユニット71は、搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面には用紙を手差しで供給するための手差しトレイ72が備えられる。
さらに、キャリッジ33の主走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81が配置される。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャッピングするための各キャップ部材82a〜82dと、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出の液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
維持回復機構81による維持回復動作で生じる記録液の廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは、図示しない廃液タンクに排出されて収容される。
また、キャリッジ33の主走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出の液滴を受ける空吐出受け88を備える。空吐出受け88は、記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備える。
装置本体1の内部後方側には、ホストとの間でデータを送受信するためのUSBなどの通信回路部(インタフェース)と、インクジェット記録装置全体の制御を行う制御部を構成する制御回路基板が設けられる。
給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナスで交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号、又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動し、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保ち、インク乾燥による吐出不良を防止する。このとき、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という)、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作が行われる。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作が行われ、記録ヘッド34の安定した吐出性能が維持される。
図3は、本発明の実施形態におけるインクカートリッジを示す図である。本実施形態におけるインクカートリッジは、インク供給口103、記録チップ104、及びそれらを保護するためのカバー105、106とを有する。
図3は、カバー105及び106がインク供給口103及び記録チップ104を保護するために閉じられた状態を示している。カバー105及び106は、インク供給口103、及び記録チップ104を保護すると共に、インクカートリッジがプリンタに装着された際には、カバーの一端がインクカートリッジ内部に収容され、インク供給口より外部に突き出した他方がインク供給口付近から垂れたインクを受ける受け皿として機能する。そのため、カバーのサイド部が高くなるよう構成される。また、プリンタ側にはカバー105及び106を開くための押し当て部が備えられており、プリンタ装着時に該押し当て部にカバー105及び106の一端が押されることによって開き、インク供給口103、及び記録チップ104が外部と接触できるようになる。
本実施形態では、カバー105及び106を独立して設け、2つのカバーを備えてインク供給口103及び記録チップ104とをそれぞれの専用カバーによって保護しているが、1枚のカバーによってインク供給口103及び記録チップ104を共に保護しても良い。1枚のカバーでインク供給口103及び記録チップ104を両方保護する場合には、インク垂れの受け皿としてカバーが機能するように、カバーをインク供給口下部に収容可能なように備えつける必要がある。
図4は、本発明の実施形態におけるインクカートリッジのインク供給口103、及び記録チップ104を保護するカバー105、106が開いた状態を示す図である。カバー105は、記録チップ104よりプリンタセット時における上端を押すことにより90度回転して水平になり記録チップ104が外部と接触可能な状態となる。また、プリンタセット時における下方に備えられたカバー106は、インク供給口103より下端を押すことにより90度回転して水平になりインク供給口103が外部と接触可能な状態となる。また、カバー105及び106は、インクカートリッジ内部に収容可能に構成されており、90度回転した状態で押し込むことによって収容される。その際、下方に備えられるカバー106は、インク供給口103よりも突き出した状態で停止し、インクが垂れた場合の受け皿としての機能を果たす。また、カバー106上に垂れたインクを効果的に吸い込むために、インクが垂れ落ちる側には、綿などの吸収体117を備える。
図5は、プリンタのインクカートリッジ装着場所を示す図である。一般的に、サブタンクを持つプリンタでは、インクジェットヘッドに直接インクカートリッジ101を取り付けるのではなく、カートリッジ装着場所を別途設けている。多くの場合、図に示すようにプリンタの操作を行う操作パネル107の下などのスペース空間に、カートリッジ装着場所とカバー108とを備え、インクカートリッジが並べてセットされる。
図6は、本発明の実施形態に係るプリンタのインクカートリッジ装着部におけるインクカートリッジの受け部の構造を示す図である。本実施形態によるインクカートリッジ受け部は、針109、電極112、押し当て部材110、111が備えられる。該受け部にインクカートリッジが装着されると、押し当て部材にインクカートリッジに備えられたカバーの一端が押されてカバーが開くことによりインクを供給することが可能となる。
針109は、インクカートリッジがセットされた際にインク供給口が接することになり、装着と同時に供給口に穴を開け、カートリッジからプリンタへインクの供給が可能となる。
押し当て部材は、インクカートリッジのカバーに対応して備えられ、インク供給口と記録チップのカバーがそれぞれ独立して2個備えられる場合には、押し当て部材も2箇所必要となる。もし、インクカートリッジの記録チップとインク供給口をカバー1つで保護するよう構成されているならば、押し当て部材は一つ有ればよい。カバー1つで構成する場合には、インク垂れを防止するためにプリンタセット時にインク供給口下方にてカバーを受け皿とする必要があるため、押し当て部材も下方に備える必要が有る。
図7〜9は、本発明の実施形態におけるインクカートリッジ装着時の模式図を示す。それぞれ、図7は装着直前を、図8は装着中、図9は装着後のカバーの動きを示す図である。
プリンタのインクカートリッジ装着部には、インクカートリッジのカバーを開ける為の押し当て部材110、111と、記録チップの読み書きを行なうための電極112と、インクを吸引するための受け針109を有する。
一方、インクカートリッジ101は、インク供給口103と記録チップ104を有しており、それらを保護するカバー105、106を備える。カバー105は、軸にして回転するための支点115を有する。また、支点ガイド113が設けられ、カバーに固定された支点は、ガイドに沿ってプリンタセット時の水平方向へ動くよう構成され、水平に90度回転したカバーを押し付けることによってカートリッジ内部へ水平に収容可能となっている。支点115の側部には、支点115をカートリッジ外部へ押し出す方向に作用するバネ114が備えられ、力が加わっていないときにはカバーが閉じるように力が働く。カバー106も同様に構成されており、支点ガイド116、バネ117、支点118を有する。
図8は、押し当て部によってカバーが押された瞬間を示している。カバー105は、支点115の上方を押し当て部材111によって押されることにより、支点を中心にプリンタにセットしたときに水平になるように90度回転する。一方、カバー106は、支点118の下方を押し当て部材110に押されることにより90度回転する。押し当て部材によりカバーが水平にされた状態でそのままカートリッジを挿入していくと、カバーの先端は、カートリッジ装着部の壁に突き当たることになり、さらに押し込むことによってカバーはカートリッジ内部へ収容される。
図9は、さらにインクカートリッジを押し込みプリンタに装着した状態を示す図である。プリンタ装着部の壁に押されたカバーは、支点によってバネを縮めながらカートリッジ内に収容される。このとき、支点はガイドによって支持され、水平方向にしか動かず、ガイド内部から外れることは無いため、カバーも外れることはない。また、バネもガイド内部で動作するため、水平方向の動きのみ可能となり、バネが外れることはない。最後まで押し込んだ状態では、カートリッジ下部に備えられるカバー106はプリンタ側の壁と接触しておりインク供給口などから垂れるインクを受けることができる。
また、押し当て部材や支点、カバーの高さ位置を各色で換えることによって、インクカートリッジの種類を容易に判別することが可能となり、色違いの誤書き込みを防止することが可能である。
本実施形態では、カバーを2つ備え、それぞれが独立して記録チップとインク供給口を保護する場合について説明したが、一つのカバーで両方を保護する場合には、支点、支点の動くガイド、バネ、バネのガイド、押し当て部材はインク供給口から垂れたインクを受けられるようインク供給口より下方に一つずつ備えればよい。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
101 インクカートリッジ
102 インク貯留部
103 インク供給口
104 記録チップ
105 カバー
106 カバー
102 インク貯留部
103 インク供給口
104 記録チップ
105 カバー
106 カバー
Claims (5)
- インクを貯留するインク貯留手段と、
前記インク貯留手段に貯留するインクを排出する排出手段と、
前記排出手段の外部との接触を保護する保護手段とを備え、
前記保護手段は、軸にして90度回転するための支点を有し、一端を押されることによって90度回転して前記排出手段の外部との接触を可能にし、90度回転した状態でさらに前記保護手段を押し込むことによってカートリッジ内に水平に収容され、前記排出手段よりも外側に突出した状態で停止して前記排出手段から垂れるインクの受け皿となることを特徴とするインクカートリッジ。 - 前記保護手段は、インク垂れを受ける面にインクを吸収するための吸収手段を有することを特徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
- 前記インク貯留手段に貯留されているインクの色によって、前記支点の位置が異なることを特徴とする請求項1又は2記載のインクカートリッジ。
- 前記保護手段は、前記支点の側部にカートリッジ外側方向へ作用する弾性体を有し、
前記保護手段がカートリッジ内側へ押し込まれない場合には、前記支点をカートリッジ外側方向へ押し出し、前記排出手段の外部との接触を保護することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のインクカートリッジにおける保護手段の前記一端を押し、前記保護手段を90度回転させる押し当て手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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